JPH11115366A - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
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- JPH11115366A JPH11115366A JP9299383A JP29938397A JPH11115366A JP H11115366 A JPH11115366 A JP H11115366A JP 9299383 A JP9299383 A JP 9299383A JP 29938397 A JP29938397 A JP 29938397A JP H11115366 A JPH11115366 A JP H11115366A
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- Japan
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43K—IMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
- B43K7/00—Ball-point pens
- B43K7/02—Ink reservoirs; Ink cartridges
- B43K7/08—Preventing leakage
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】前端にペン先2を備えた軸筒3の内部に、
直にインキ11と該インキ11の消費に伴って前進する
追従体12を収容する。有底筒体よりなる外尾栓4を、
軸筒3後部外面に挿着する。軸筒3後部外面と外尾栓4
内面との間に、軸筒3の後端開口部を通して軸筒3内部
と連通する通気路6を形成する。通気路6と外気とを連
通させる通気口61を、軸筒3の後端開口部より前方に
設ける。
Description
らに詳細には、前端にペン先を備えた軸筒の内部に直に
インキ及び該インキの消費に伴って前進する追従体を収
容した筆記具に関する。
ば、特開平6−115291号公報には、軸筒内に直に
インキ及び追従体を収容し、前記軸筒の後端開口部内面
に、通気手段を備えた尾栓(本発明の内尾栓に相当)を
嵌着してなる構成が開示されている。
容するものにあっては、大容量のインキが収容できると
しても、ペン先を上向き状態にさせると大容量インキの
自重によりインキが逆流(即ちインキが下降)し易い。
そのため、前記従来の筆記具では、ペン先上向き状態に
おけるインキの逆流を防止する目的で、前記尾栓内に、
自重により作動するボール弁からなる逆流防止弁装置が
設けられている。
に通気孔が開口されているため、前記尾栓の通気孔内に
外部から塵や埃が入り易く、逆流防止弁装置の弁機能を
阻害するおそれがある。もし、前記逆流防止弁装置が正
常に作動しなかった場合、前記通気孔から外部にインキ
が直に漏出するおそれがあり、さらに、このとき筆記具
を衣服のポケットに差していると、漏出インキにより衣
服を汚すことになる。すなわち、従来、この種の筆記具
において、逆流防止弁装置が作動不良の場合の安全対策
が何ら取られておらず、筆記具後端からのインキ漏出事
故が発生するおそれがあった。
題点を解決するものであって、大容量のインキが収容可
能であることは勿論、筆記具後端からのインキ漏出を確
実に防止し、インキ漏出事故に対する安全性が著しく向
上する筆記具を提供しようとするものである。尚、本発
明において、「前」とはペン先側を示し、「後」とは尾
栓側を示す。
部に直にインキ11と該インキ11の消費に伴って前進
する追従体12を収容した筆記具1であって、有底筒体
よりなる外尾栓4を、軸筒3後部外面に挿着し、前記軸
筒3後部外面と前記外尾栓4内面との間に、軸筒3の後
端開口部を通して軸筒3内部と連通する通気路6を形成
し、前記通気路6と外気とを連通させる通気口61を、
前記軸筒3の後端開口部より前方に設けたこと(請求項
1)を要件とする。(図1、図7、図8、及び図9に対
応)
栓4の軸筒3後部外面への挿着によって軸筒3の後端開
口部の外周面が覆われ、通気口61が軸筒3の後端開口
部より前方に位置している。それにより、通気路6が軸
筒3の後端開口部から前方へ迂回されるため、もし、イ
ンキ11が軸筒3の後端開口部より漏出したとしても、
外尾栓4の底部(閉塞壁部42)により筆記具1の後端
に孔が存在しないため、少なくとも筆記具1後端から外
部へのインキ11の漏出が防止され、インキ漏出に対す
る安全性が向上する。
て外気と連通すると共に、軸筒3の後端開口部を介して
軸筒3内部(即ち軸筒3内部の追従体12後方の空間)
と連通しているため、軸筒3内部が常に大気圧となり、
筆記時のインキ11消費に伴うインキ11及び追従体1
2の前進移動を可能にする。尚、前記外尾栓4は、一方
に開口端部41を備え、他方に閉塞壁部42を備える有
底筒体が好ましい。
おいて、外尾栓4の前方の軸筒3外面にグリップ部32
を設け、前記グリップ部32の後方に通気口61を設け
た構成(請求項2)が好ましい。(図1、図7、図8、
及び図9に対応)
軸筒3前部にグリップ部32を残して挿着されるため、
グリップ部32の外径を、外尾栓4の外径に影響されず
手で持ちやすい太さのものに自由に設定できると共に、
軸筒3の全てを外尾栓4で覆わないため、軸筒3を太径
にして、インキ収容量を大きくすることができる。仮
に、外尾栓4外周面にグリップ部32を構成した場合、
外尾栓4によって軸筒3前部が覆われ、軸筒3は小径と
なってしまい、インキ収容量を少量にしてしまう。
方に配設してなることによって、筆記時、指で通気口6
1を塞ぐことを防止でき、通気路6の通気性能を阻害す
ることがない。
常、ユーザーが人指し指と親指で挟持する箇所であり、
具体的には軸筒3の前部に、凹凸部(例えば、環状突
起、環状溝、螺旋状突起、螺旋状溝、点状凸部、点状凹
部等)や弾性材料よりなる滑り止め部を軸筒3と一体ま
たは別体に設けることが好ましいが、グリップ部として
機能するものなら平滑面でもよい。
挟持されると同時に、外尾栓4の外面は、通常、人指し
指と親指の指間に支持される。前記外尾栓4の指間によ
る支持機能を適正に満足させるために、前記外尾栓4
は、非可撓性の筒体が好ましく、例えば、金属や合成樹
脂等の材料により形成される。
筆記具1において、軸筒3外面と外尾栓4内面との接続
部5に、軸筒3の後端開口部を通して外気と軸筒3内部
とを連通させる通気路6を貫通させた構成(請求項3)
が好ましい。(図1、図7、図8、及び図9に対応)
軸筒3に挿着する際の外尾栓4内部(即ち、軸筒3内部
の追従体12後方の空間)の圧力上昇を回避し、ペン先
2からのインキ漏出を防止する。
に挿着されるが、外尾栓4内面と軸筒3外面とを接続さ
せる接続部5の具体的な構造は、例えば、嵌着、螺着、
接着、溶着等が挙げられ、その中でも嵌着が、製造組立
が容易な点で好ましい。前記嵌着とは、例えば乗り越え
嵌合または圧入嵌合等である。
るとき、前記接続部5に通気路6を設ける手段として
は、軸筒3外面にまたは外尾栓4内面に嵌合用突起を設
け、そこに通気溝を設ける構成が好ましい。
記具1において、前記通気口61として、外尾栓4の外
側面に横孔を穿設してもよいが、通気口61を外尾栓4
の開口端部41に位置させる構成(請求項4)が好まし
い。(図1、図7、図8、及び図9に対応)
を出来るかぎり筆記具1後端から離れた前方に位置さ
せ、それにより、通気路6の長さ(即ち軸筒3後端から
通気口61までの長手寸法)を長く形成でき、より一層
のインキ漏出防止がなされると共に、通気口61を設け
るために外尾栓4の外側面に横孔を開口させる必要がな
く、簡易な構造により製造が容易となる。
記具1において、通気口61を複数個(即ち2個以上)
にすること(請求項5)が好ましい。(図1、図7、図
8、及び図9に対応)
指で挟持し、2個以上の通気口61を同時に指で塞ぐこ
とは困難であり、特に、グリップ部32の後方に通気口
61を設けた場合(請求項2)は、2個以上の通気口6
1を同時に指で塞ぐことは殆どあり得ない。即ち、指で
1つの通気口61を塞いだとしても、他方の通気口61
が開口しているため、全ての通気口61を指で塞ぐおそ
れがなく、筆記時の通気路6の通気性能を維持できる。
端に接触・配置され、筆記時のインキ11の消費に伴っ
て前進し、且つ、ペン先上向き時のインキ11の逆流を
防ぐものであり、具体的には、グリス状物質(難揮発性
又は不揮発性溶剤にゲル化剤を配合したもの等の粘性又
は粘弾性状を呈するものを含む)、弾性材料よりなるピ
ストン、前記グリス状物質と併用されるピストン、また
は前記グリス状物質と併用される棒状又は筒状の合成樹
脂成形体等、例示できる。
体12がグリス状であること(請求項6)が好ましい。
(図1、図7、図8、及び図9に対応)
べ軸筒3の後端開口部から外部に漏出し易いが、請求項
1の構成(即ち、有底筒体よりなる外尾栓4内周面を軸
筒3後部外周面に挿着する構成)と相まって、筆記具1
後端からのインキ漏出は回避できる。
る場合、製造工程で軸筒3後端の外周面に、グリス状物
質が付着しやすく、従来ではそれを拭き取る作業が必要
であったが、前記請求項1の構成により、外尾栓4によ
って軸筒3後端外周面が覆われるため、グリス状物質を
拭き取る作業が不要となり、その結果、製造工程が簡素
化するばかりか、軸筒3外周面に加飾印刷を有する場
合、払拭作業時にその加飾印刷を損傷させることがな
い。
1において、軸筒3の内部と外部とを連通させる通気孔
74を備えた内尾栓7を、軸筒3の後端開口部内面に挿
着したこと(請求項7)が好ましい。(図1、図8、図
9に対応)
とグリス状追従体12が逆流した際、まず始めに、内尾
栓7によって、軸筒3後端開口部からのインキ漏出を抑
止でき、外尾栓4のインキ漏出防止作用と相まって、よ
り一層、インキ漏出に対する安全性が向上する。
又は7の筆記具において、筆記時に開口し非筆記時に閉
鎖する逆流防止弁装置9を、ペン先2内部、軸筒3内部
のペン先2近傍、又は軸筒3内部の追従体12後方に設
けた構成(請求項8)が好ましい。(図8及び図9に対
応)
により、軸筒3内においてインキの逆流が抑止されるた
め、外尾栓4の筆記具後端からのインキ漏出防止作用と
相まって、インキ漏出に対する安全性がより一層向上す
る。
ン先2やホルダー8のインキ流通孔82a内、あるいは
内尾栓7の通気孔74内に、ペン先上向き状態で閉鎖
し、ペン先下向き状態で開口する弁装置や、あるいはボ
ールペンペン先の場合にペン先のボール(即ちボール
弁)をバネ等で前方に付勢し、筆記時の筆圧により前記
ボール弁を開口させる弁装置等、例示できる。
を、ホルダー8内に設けた構成を示し、図9には、前記
逆流防止弁装置9を、内尾栓7内に設けた構成を示す。
また、図示はしないが、前記逆流防止弁装置9を、ホル
ダー9内及び内尾栓7内の両方に配設することもでき
る。
は、水性インキ又は油性インキ、剪断減粘性を備えた水
性インキ又は油性インキ等、適宜である。
ボールペンペン先、繊維束の樹脂加工体、繊維束の熱融
着加工体、フェルト加工体、合成樹脂製連続気孔体、軸
方向のインキ導出路を有する合成樹脂の押出成形体また
は射出成形体、万年筆型板状ペン体、小管状ペン体、毛
筆状ペン体等、挙げることができる。前記ペン先は、軸
筒3の前端に直接、固着されてもよいし、ホルダー8等
の別部材を介して間接的に固着されてもよい。
て説明する。
先2と、該ボールペンペン先2を前端に備えたホルダー
8と、該ホルダー8を前端に固着させ且つ内部にインキ
11及び追従体12を収容した軸筒3と、該軸筒3の後
端開口部の内面に挿着される内尾栓7と、該軸筒3の後
端開口部外面を含む後部外面に挿着される外尾栓4とか
らなるボールペンである。
ポリプロピレン等)の射出成形により得られる円筒体で
あり、ペン先2が固着される先細部31と、該先細部3
1の後方の前部外周面に設けられたグリップ部32と、
該グリップ部32より小径の挿入部33とが一体に形成
されてなる。
面に複数の凹凸条が周状に一体に形成されてなり、滑り
止め機能を有する。
る水性インキ11、及び該インキの後端にグリス状の追
従体12が充填されている。
(即ち挿入部33の基端)には、外尾栓4の開口端部4
1が当接する段部34が形成される。そして、前記段部
34には等間隔で2か所に、径方向外方及び軸方向後方
に開口する凹部34aが形成されている(図2及び図5
参照)。それにより、外尾栓4を軸筒3後部に外嵌する
と、外尾栓4の開口端部41が段部34に当接すると同
時に、外尾栓4の開口端部41と段部34との間に2個
の通気口61が形成される。
外周面には、接続部5を構成するための、周状に間隔を
おいた複数(こでは4個)の嵌合用突起51が、2列に
一体に形成されている(図3及び図5参照)。
部41を備え、他方に閉塞壁部42を備えた有底状円筒
体であり、合成樹脂(例えばポリプロピレン等)の射出
成形により得られる。前記外尾栓4の開口端部41から
外尾栓4内部に軸筒3の挿入部33が挿入される。ま
た、前記外尾栓4の外周面には、転写印刷によって加飾
が施されている。
内周面には、接続部5を構成する環状の嵌合用突起52
が一体に形成されている(図6参照)。
続部5は、軸筒3の後端開口部と通気口61の間に配設
され、外尾栓4の軸筒3からの抜け止め機能を有するも
のであり、前記軸筒3の外周面に設けた複数の嵌合用突
起51と、前記外尾栓4の内周面に設けた環状の嵌合用
突起52とからなる。前記軸筒3の挿入部33外面に前
記外尾栓4を嵌着した際、前記複数の嵌合用突起51が
外尾栓4の内周面と圧接すると共に、前記環状の嵌合用
突起52が前記複数の嵌合用突起51の後側のものと乗
り越え嵌合している。それにより、筆記時、軸筒3から
外尾栓4が容易に外れることのない強固な連結構造を可
能にする。
3を除く内径は、軸筒3の挿入部33の接続部5を除く
外径より大きく設定され、接続部5及び支持部43を除
いた外尾栓4内面と軸筒3外面の間に、筒状の通気路6
が形成される。
4内面を嵌着した際、前記外尾栓4内面の環状の嵌合用
突起52は、軸筒3外周面と非接触であり、さらに、複
数の嵌合用突起51の相互間の間隙によって、外尾栓4
内面と軸筒3外面の間に通気路6が形成される(図3参
照)。即ち、接続部5に、軸筒3の後端開口部から通気
口61に至る通気路6が貫設される。
内面には、複数(ここでは6本)の軸方向に延びるリブ
よりなる支持部43が径方向内方へ一体に突設されてい
る(図4及び図6参照)。前記支持部43は、軸筒3後
端(即ち挿入部33後端)外周面と嵌合して軸筒3後端
外周面を径方向に支持し、外尾栓4と軸筒3の筆記時の
がたつきを防止すると共に、前記リブの相互間に通気路
6を形成している。また、前記支持部43の軸筒3後端
より後方部は、径方向内方にさらに突出され、軸筒3の
後端開口部に取り付けられる内尾栓7の後端近傍(即ち
鍔部73後端面近傍)に位置し、それにより、軸筒3の
後端開口部からの内尾栓7の脱落を防止している。
内尾栓7が嵌着される。前記内尾栓7は、合成樹脂(例
えばポリプロピレン等)の射出成形により得られ、前端
の小径部71と、該小径部71の後端に連設の大径部7
2と、該大径部72の後端に連設の鍔部73とからな
る。前記大径部72には、その外周面に環状突起72a
が一体に設けられ、それが軸筒3の後端開口部内周面に
圧接している。また、前記鍔部73は、その前面が軸筒
3後端面と当接している。
間には、環状空間75が形成される。前記環状空間75
は、インキ11及びグリス状追従体12が下降したと
き、インキ11及びグリス状追従体12を一時的に保持
し、インキ11及びグリス状追従体12の漏出を抑制し
ている。さらに、前記内尾栓7には軸心に通気孔74が
貫設され、特に、前端の小径部71の通気孔74は内径
1.4mmと比較的小径であるため、グリス状追従体1
2の流出を抑止している。
先2は、金属製(具体的にはステンレス鋼製)のパイプ
を外方から押圧変形し、複数の内方突出部を形成し、前
記内方突出部をボール受け座としたパイプ方式のボール
ペンペン先である。そして、前記ボール受け座の前面に
は超硬合金製のボール(超硬合金製・外径0.5mm)
が回転可能に抱持されている。この他にも、前記ボール
ペンペン先2は、金属材料の切削加工及びブローチ加工
によってボール受け座を形成するタイプのボールペンペ
ン先にすることもできる。
(例えばポリプロピレン等)の射出成形体であり、ボー
ルペンペン先2が圧入固着される取付孔81aを備えた
円錐状部81と、軸筒3の先細部31の先端孔内面と液
密嵌合し内部にインキ流通孔82aを備えた筒状部82
とが一体に形成されてなる。
施例(図1〜図6)の筆記具1の構成から、内尾栓7を
除いた構成であり、それにより、第1実施例の筆記具1
よりも部品点数を減少させた簡易な構成にでき、筆記具
後端からのインキ11及びグリス状追従体12の漏出を
防止した筆記具を、安価に提供することが可能である。
尚、他の構成は第1実施例と同様である。
(図1〜図6)の筆記具1の構成において、ホルダー8
のインキ流通孔82a内に、逆流防止弁装置9を配設し
てなる構成であり、他の構成は第1実施例と同様であ
る。
2a内を前後方向に遊動可能なボール弁91と、ペン先
下向き時、前記ボール弁91をインキ流通可能に支持す
る当接部92と、ペン先上向き時、前記ボール弁91の
密接によって閉鎖する弁座93とからなる。
き時のインキ11の逆流が抑制されると共に、さらに、
落下等の強い衝撃によってインキ11が逆流したとして
も、前記外尾栓4によって、第1実施例同様、筆記具1
後端からのインキ漏出は確実に防止される。
(図1〜図6)の筆記具1において、内尾栓7の通気孔
74内に逆流防止弁装置9を配設した構成である。
8)同様、通気孔74内を前後方向に遊動可能なボール
弁91と、ペン先下向き時、前記ボール弁91をインキ
流通可能に支持する当接部92と、ペン先上向き時、前
記ボール弁91の密接によって閉鎖する弁座93とから
なる。
向き時のインキの逆流、及び落下等の強い衝撃によるイ
ンキの逆流が発生したとしても、軸筒3の後端開口部か
らのインキ11やグリス状追従体12の漏出を抑制でき
る。さらに、外尾栓4の被着によって、内尾栓7の通気
孔74内に塵や埃を入れず、適正な弁機能が維持できる
と共に、前記逆流防止弁装置9が作動不良の場合でも、
軸筒3後端からのインキ漏出は確実に防止される。
筒体よりなる外尾栓を、軸筒後部外面に挿着し、前記軸
筒後部外面と前記外尾栓内面との間に、軸筒の後端開口
部を通して軸筒内部と連通する通気路を形成し、前記通
気路と外気とを連通させる通気口を、前記軸筒の後端開
口部より前方に設けた構成)により、大容量のインキが
収容可能であることは勿論、筆記具後端からのインキ漏
出を確実に防止でき、インキ漏出事故に対する安全性が
著しく向上する。
の前方の軸筒外面にグリップ部を設け、前記グリップ部
の後方に通気口を設けた構成)により、グリップ部の外
径を、外尾栓の外径に影響されず手で持ちやすい太さの
ものに自由に設定できると共に、軸筒の全てを外尾栓で
覆わないため、軸筒を太径にして、インキ収容量を大き
くすることができる。また、通気口を、グリップ部の後
方に配設してなることによって、筆記時、指で通気口を
塞ぐことを防止でき、通気路の通気性能を阻害すること
がない。
面と外尾栓内面との接続部に通気路を設けた構成)によ
り、外尾栓を軸筒に挿着する際の外尾栓内部の圧力上昇
を回避し、ペン先からのインキ漏出を防止する。
の開口端部に通気口を設けた構成)により、通気口を出
来るかぎり筆記具後端から離れた前方に位置させ、それ
により、通気路の長さを長く形成でき、より一層のイン
キ漏出防止がなされると共に、簡易な構造のため製造が
容易である。
が複数である構成)により、全ての通気口を指で塞ぐお
それがなく、筆記時の通気路の通気性能を維持できる。
がグリス状である構成)は、請求項1の構成と相まっ
て、グリス状追従体が筆記具後端から漏出することが抑
止されると共に、軸筒後部外周面に付着したグリス状物
質を拭き取る作業が不要となり、製造工程が簡素化す
る。
内部と外部を連通させる通気孔を備えた内尾栓を、軸筒
の後端開口部内面に挿着した構成)により、内尾栓によ
って軸筒の後端開口部からのインキ漏出を抑止でき、外
尾栓のインキ漏出防止作用と相まって、より一層、イン
キ漏出事故に対する安全性が向上する。
止弁装置を、ペン先内部、軸筒内部のペン先近傍、又は
軸筒内部の追従体後方に設けた構成)により、軸筒内に
おいてインキの逆流が抑制されるため、外尾栓のインキ
漏出防止作用と相まって、より一層、インキ漏出事故に
対する安全性が向上する。
Claims (8)
- 【請求項1】前端にペン先(2)を備えた軸筒(3)の
内部に直にインキ(11)と該インキ(11)の消費に
伴って前進する追従体(12)を収容した筆記具であっ
て、有底筒体よりなる外尾栓(4)を、軸筒(3)後部
外面に挿着し、前記軸筒(3)後部外面と前記外尾栓
(4)内面との間に、軸筒(3)の後端開口部を通して
軸筒(3)内部と連通する通気路(6)を形成し、前記
通気路(6)と外気とを連通させる通気口(61)を、
前記軸筒(3)の後端開口部より前方に設けたことを特
徴とする筆記具(1)。 - 【請求項2】外尾栓(4)の前方の軸筒(3)外面にグ
リップ部(32)を設け、前記グリップ部(32)の後
方に通気口(61)を設けた請求項1記載の筆記具
(1)。 - 【請求項3】軸筒(3)外面と外尾栓(4)内面との接
続部(5)に通気路(6)を設けた請求項1または2記
載の筆記具(1)。 - 【請求項4】外尾栓(4)の開口端部(41)に通気口
(61)を設けた請求項1、2または3記載の筆記具
(1)。 - 【請求項5】通気口(61)は複数である請求項1、
2、3又は4記載の筆記具(1)。 - 【請求項6】追従体(12)がグリス状である請求項1
記載の筆記具(1)。 - 【請求項7】軸筒(3)の内部と外部を連通させる通気
孔(74)を備えた内尾栓(7)を、軸筒(3)の後端
開口部内面に挿着した請求項1又は6記載の筆記具
(1)。 - 【請求項8】逆流防止弁装置(9)を、ペン先(2)内
部、軸筒(3)内部のペン先(2)近傍、又は軸筒
(3)内部の追従体(12)後方に設けた請求項1、
6、又は7記載の筆記具(1)。
Priority Applications (9)
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