JP2590455Y2 - ボールペン - Google Patents

ボールペン

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JP2590455Y2
JP2590455Y2 JP1993071099U JP7109993U JP2590455Y2 JP 2590455 Y2 JP2590455 Y2 JP 2590455Y2 JP 1993071099 U JP1993071099 U JP 1993071099U JP 7109993 U JP7109993 U JP 7109993U JP 2590455 Y2 JP2590455 Y2 JP 2590455Y2
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ball
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barrel
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小林  清一
和彦 古川
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Priority to CA002153589A priority patent/CA2153589C/en
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ボールペンのキャップ
嵌合の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールペンのインクの逆流防止機
構は実公平4ー52067号公報で開示されている。
又、通常ボールペンリフィールはボールペンのチップを
チューブ状のインク収容管の先端に止着して構成され、
軸筒先方の口先部の内孔に複数箇所で段部を有したリブ
を設けて、軸筒にボールペンリフィールを装着してチッ
プを突出状態にした時に、インク収容管の先端が段部に
当接するように成されてチップのガタ止めを行うものが
知られている。又、軸筒を透明な樹脂で形成することは
周知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、一般に広く
普及した机上用のボールペンを対象とする。この種のボ
ールペンは事務用として多量に消費され、経済性、品質
等に対する要求が高い。要求として、1.インクの消費
が判ること。2.インクの色表示が容易に判ること。
3.使い切るまでインクが逆流して汚損や筆記不能とな
らないこと。4.筆記に際してチップがガタ付かないこ
と。等々である。本考案は特に、前記2.と3.と4.
の改良を課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
案出された本考案のボールペンは、継ぎ手の先端にボー
ルペンのチップを圧着し、後端にインク収容管を止着し
て、継ぎ手の内孔にボール弁を遊嵌するインクの逆流防
止機構を備えたボールペンリフィールを軸筒内に装着し
てチップ先端が突出するように位置決めされるボールペ
ンに於いて、軸筒先方に一体に設けた口先部の内孔に段
部を設け、前記継ぎ手の先方外周部に傾斜状のリブを所
要箇所に設けて、リブを内孔の段部に食いつき状に係合
させるように成してチップのガタ止めを行うと共に、継
ぎ手をインク色と同色の樹脂で、軸筒を透明な樹脂で形
成したことを特徴とする。
【0005】
【実施例】図1乃至図3は本考案の実施例を示してい
る。先ず、図に示すように軸筒1は透明な樹脂成形品
で、その先方に口先部3を一体に有し、その外周に突部
と溝部とより成る係合部と、内孔に段部3`が形成され
ている。又、係合部の後端に後述するキャップ24の端
部が当接する段部が形成されている。又、軸筒1の後方
に尾栓21が着脱可能に止着され、尾栓21の外周には
上記と同様に突部と溝部とより成る係合部と、係合部の
前端にキャップ24の端部が当接する段部が形成されて
いる。
【0006】又、継ぎ手4は、前半に傾斜状のリブ12
が所要箇所に形成された前軸部5が設けられ、リブの後
端にはリング状の鍔部6が形成されて、リブ12の後端
は鍔部6の外径と略同一に接続されている。又、後半に
後軸部7を有し、後軸部7にはインク収容管18が固着
されている。又、前軸部5の先端孔には先端ボール15
を抱持したチップ14が後端側から圧入されている。
【0007】又、継ぎ手4はインク色と同色で弾性変形
可能な合成樹脂により一体成形されており、前記前軸部
5の先端孔に連通して後方に弁室8が設けられている。
弁室8の後部には円錐状のボール受け座10が設けられ
ている。又、弁室8は、先端孔の内周に収まる状態で、
弁室8の孔の軸心を先端孔、即ちチップの圧入軸部の軸
心に対し適宜偏心させると共に弁室孔の一側に溝部9が
設けられ、弁室内にはボール弁13が遊嵌される。又、
弁室8の後方にはボール受け座10と連通する導孔11
が形成されている。
【0008】又、後軸部7の外周には筒状のインク収容
管18がその先端を鍔部6の後端に当接して圧入固着さ
れ、インク収容管18の内径部が継ぎ手4の導孔11に
連通している。インク収容管18内には静的には高い粘
性を有し、筆記時の先端ボールの回転で粘性が低下して
インクが流出可能となる剪断減粘性を有したインク19
が充填され、更に、インク19の後端にインクの蒸発を
防止すると共に、インクの消耗と共にインク面に接触し
て追随して移動可能な透明又は半透明のグリース状のフ
ォロア20が充填されている。又、上記フォロア20内
にはフォロアと略同等の比重を有したパイプ材20`が
浸漬されている。又、軸筒1の後端には尾栓21が着脱
可能に止着されている。
【0009】次に、軸筒1の先端から継ぎ手4にチップ
14とインク19と前記フォロア20を充填したインク
収容管18を固着したボールペンリフィール2を挿入し
て、軸筒の口先部3の段部3`に継ぎ手の前記前軸部5
の所要箇所に設けた傾斜状のリブ12の外周を食い付き
状に衝合せしめた状態でインク収容管18の後端を尾栓
21の内孔に所要箇所で設けたリブ22の段部23に当
接するように成して軸筒1の後端に尾栓21が止着され
る。
【0010】ところで、軸先に被嵌されるキャップ24
は弾性に優れた透明な樹脂成形品でその外周側面にクリ
ップを位置させて後端の筒部を後端孔に圧着している。
又、筒部の後端には通気孔が貫通している。又、キャッ
プ24の内孔後方に小室を有した筒状のインナーキャッ
プ25が設けられ、インナーキャップ25は内孔部との
間に所要数設けたリブで一体に形成されている。以上に
より、リブとリブとの間を通じてキャップ挿入口から通
気孔に連通した通気路が形成される。又、キャップ24
は挿入側の内孔部に突条の係合部が夫々別個の独立した
位置に二箇所で形成されている。又、インナーキャップ
25の小室の先端には非吸液性で非連続気泡の弾性体よ
りなるシール栓体26が固定され、チップ14と口先部
3の先方が小室で略密嵌されると共に、先端ボール15
がシール栓体26に適宜圧接される。
【0011】
【作用】以上の構成により、上向き筆記や衝撃に対して
インクの逆流が防止される。又継ぎ手のリブ12が口先
部3の段部3`に食いつき状に係合されるのでチップ1
4のガタが防止される。又、口先部3が透明なので継ぎ
手4が透視できる。
【0012】
【考案の効果】本考案のボールペンの構成及び作用は以
上の如くであり、インクの逆流が防止できるので筆記不
能や汚損が防止される。継ぎ手がインク色と同色なので
インクの種別が一目瞭然となる。又、チップのガタがな
いの筆感がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例であるボールペンの前半部を拡
大した断面図で、キャップを軸筒の先方に嵌着した状態
を示している。
【図2】本考案の実施例であるボールペンの後半部を拡
大した断面図である。
【図3】本考案の実施例であるボールペンの半断面図
で、キャップを軸筒の後方に嵌着した状態を示してい
る。
【符号の説明】
1 軸筒 2 ボールペンリフィール 3 口先部 3` 段部 4 継ぎ手 5 前軸部 6 鍔部 7 後軸部 8 弁室 9 溝部 10 ボール受け座 11 導孔 12 リブ 13 ボール弁 14 チップ 15 先端ボール 16 圧入軸部 17 後端部 18 インク収容管 19 インク 20 フォロア 20` パイプ材 21 尾栓 22 リブ 23 段部 24 キャップ 25 インナーキャップ 26 シール栓体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B43K 7/00 B43K 7/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継ぎ手の先端にボールペンのチップを圧
    着し、後端にインク収容管を止着して、継ぎ手の内孔に
    ボール弁を遊嵌するインクの逆流防止機構を備えたボー
    ルペンリフィールを軸筒内に装着してチップ先端が突出
    するように位置決めされるボールペンに於いて、軸筒先
    方に一体に設けた口先部の内孔に段部を設け、前記継ぎ
    手の先方外周部に傾斜状のリブを所要箇所に設けて、該
    リブを内孔の段部に食いつき状に係合させるように成し
    てチップのガタ止めを行うと共に、継ぎ手をインク色と
    同色の樹脂で、軸筒を透明な樹脂で形成したことを特徴
    とするボールペン。
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