JP4393108B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排尿の前後での視覚的変化が観察者に分かり易く、取り替え時期を確実に知らせる機能を有する吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
これまで、排尿等によって濡れた場合に取り替え時期を知らせる機能を有する使い捨ておむつが種々提案されている。例えば、吸収性コアにおける着用者当接面と反対側の面に尿が到達すると変色するpH指示薬を含むおむつが知られている(特許文献1〜3参照)。また、水に濡れると変色する剤を含むおむつ(特許文献4)等も知られている。
【0003】
しかしいずれの技術においても、変色の程度が外部から明確に認識し難いという問題がある。この理由は、変色する剤は親水性であるので、尿を感知したときには剤が尿に溶解してにじみが生じ色がぼやけてしまうからである。しかも、尿を感知するには吸収性コアとなるべく近い位置に変色する剤を配することが好ましいため、吸収性コアに該剤が吸収・拡散されると、外部から色が一層認識されにくくなる。また、通常おむつには種々の絵柄等が配されていることから、変色部分はおむつ全体の外観を損ねないように小さく配されることが多く、そのような場合に前記のような現象が生じると、外部から変色が一層認識されにくくなる。
【0004】
【特許文献1】
特開昭55−36326号公報
【特許文献2】
特開昭56−43402号公報
【特許文献3】
特開平11−4852号公報
【特許文献4】
特開昭58−174601号公報
【0005】
従って本発明の目的は、排尿によって生じた変色を初めとする視覚的変化が外部から認識され易い吸収性物品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、吸収体と、該吸収体の着用者肌当接面側と反対側に液不透過性の裏面シートとを備え、股下部並びに該股下部から前後に延びる腹側部及び背側部をそれぞれ有する吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、前記吸収体と前記裏面シートとの間の所定部位に、水分と接触すると視覚的に変化する親水性の剤を含んでおり、
前記裏面シートに水分と接触しても視覚的に変化しない模様が施されており、
前記吸収性物品の前記股下部においては、前記裏面シートは、該吸収性物品の厚み方向に関して、前記親水性の剤が含まれている部位と重ならない部分にのみ前記模様を有しており
前記親水性の剤が視覚的に変化する前後何れかの色と、前記模様の色とが類似色である吸収性物品を提供することにより、前記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本発明の一実施形態としての使い捨ておむつを裏面シート側からみた一部破断平面図が示されている。図2は図1におけるII−II線断面図である。図2においては表面シート2の側が上側に描かれている。おむつ1は、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及びこれら両シート2,3間に介在される吸収体4を有し、実質的に縦長に形成されている。吸収体4は、吸収性コア41の周囲が、親水性のティッシュペーパー等の薄手の紙からなる台紙42によって覆われて構成されている。台紙42は、吸収性コア41の表面シート2側の面を覆う第1の台紙42aと、吸収性コア41の裏面シート3側の面を覆い且つ表面シート2側の側縁まで巻き上げられている第2の台紙42bとからなっている。台紙42は、吸収性コア41の保形性を維持する目的で用いられている。
【0008】
裏面シート3の外側(吸収体側とは反対側)の面には、不織布からなる外装カバーシート7が配されている。外装カバーシート7はおむつ1の外縁をなしている。おむつ1は、股下部B並びに股下部Bから前後に延びる腹側部C及び背側部Aを備えている。背側部Aは、おむつ使用時に着用者の背中側に位置する部位である。腹側部Cは、おむつ使用時に着用者の腹側に位置する部位である。背側部Aの左右両側縁にはファスニングテープ8,8が設けられている。ファスニングテープ8は、おむつ着用時に腹側部Cの外装カバーシート7上に設けられたランディングテープ9に止着される。
【0009】
吸収体4は、表面シート2及び裏面シート3によって挟持・固定されている。吸収体4の前後端縁から前後方向に延出するウエスト部5,5及び左右側縁から横方向に延出するレッグ部6,6には、おむつ着用者に各部を着用者にフィットさせるためのウエスト部弾性部材51及びレッグ弾性部材61がそれぞれ設けられている。また、おむつ1の表面シート側における長手方向左右両側には、それぞれ立体ガード11が形成されている。立体ガード11の自由端には立体ガード弾性部材111が配されて、ギャザーが形成されている。
【0010】
おむつ1を構成する以上の各部材としては当該技術分野において従来公知のものを特に制限なく用いることができる。例えば表面シート2としては親水性の不織布や開孔フィルムなどを用いることができる。裏面シート3としては液不透過性のフィルムなどを用いることができる。吸収性コア41としては、フラッフパルプと高吸水性ポリマーの粒子との積繊体を用いることができる。弾性伸縮部材61,71としては各種エラストマー材料を用いることができる。
【0011】
而して本実施形態の使い捨ておむつ1は、図1及び図2に示すように、裏面シート3と第2の台紙42bとの間に、水分と接触すると視覚的に変化する親水性の剤(以下、変化剤という)10を含んでいる。本実施形態においては、裏面シート3側に配されている第2の台紙42bの表面上に接するように変化剤10を設け、該変化剤10が裏面シート3に臨むようになっている。より具体的には、後述する方法で粘着成分にpH指示薬(例えばブロモフェノールブルー)等を混合したホットメルト組成物からなる変化剤10を裏面シート3における吸収体対向面に塗布し、該吸収体対向面上に、吸収性コア41が台紙42a,42bに覆われてなる吸収体4を載置している。本発明において「視覚的に変化する」とは、水分との接触の前後で色が変化する場合、水分との接触で色が消失する場合、及び水分との接触で色が現れる場合を含む概念である。本実施形態の変化剤10は、水分との接触の前後で色が変化する場合に該当する。
【0012】
本実施形態において、変化剤10はおむつ幅方向の中央部分において、おむつの背側部A、股下部B及び腹側部Cにわたって直線状に設けられている。より具体的には、おむつ幅方向に3本の細長い線が並列するように設けられている。この構成によって、股下部Bでの変化剤10の視覚的変化を、視覚的変化の比較的起きにくい背側部Aや腹側部Cとの比較によって明確に認識できるようにしている。しかも、変化剤10を細幅帯状の形態にしておむつ幅方向に複数本(本実施形態では3本)並列させているので、視覚的変化が一層認識し易い。
【0013】
本発明の使い捨ておむつでは、裏面シート3に水分と接触しても視覚的に変化しない模様12が施されており;裏面シート3は、おむつ1の股下部Bにおいては、おむつ1の厚み方向に関して、変化剤10が含まれている部位と重ならない部分にのみ模様12を有しており;変化剤10が視覚的に変化する前後何れかの色と、模様12の色とが類似色である点に大きな特徴がある。本実施形態の使い捨ておむつ1においては、3本の変化剤10の線よりもおむつ幅方向外側に、うさぎの模様12の模様列がおむつ長手方向に延びるように2列施されている。模様12は、裏面シート3における外装カバーシート7との対向面に施されている。各模様列においては、青緑色の模様のうさぎと桃色のうさぎとが交互に配されている。一方、変化剤10の各線は、変化前は黄色であり変化後には青緑色となる。具体的には、変化剤10としてブロモフェノールブルーを含むものを用いている。
【0014】
本実施形態のおむつ1を例にとって視覚的変化の視認性が高まるメカニズムを説明する。排尿前には、模様12は青緑色で、変化剤10の線は黄色である。このため、両者は異なった色として観察者(おむつ着用者が幼児の場合には、母親等)に認識される。しかし、排尿後尿が変化剤10まで到達すると、変化剤10は青緑色に変化する。このため、観察者は第一次的に模様12と変化剤10の線の色とが類似したものになることにより違和感を覚えることとなる。次いで第二次的に、模様12の色と変化剤10の線の色とが同じことになったことに気付き、おむつ1の取り替え時期が来たことを知る。このとき重要なのは、股下部Bにおいて変化剤10の線と模様12とがおむつ幅方向に関して離間していることである。つまり、おむつ1の股下部Bにおいては、裏面シート3は、おむつ1の厚み方向に関して、変化剤10が含まれている部位と重ならない部分にのみ模様12を有している。変化剤10の線と模様12とが両者が重なっていると、変化剤10の線の色の変化が見づらくなり、観察者はおむつ1の取り替え時期を逃してしまうおそれが高くなる。
【0015】
変化剤10の線と模様12との離間距離は、近すぎると変化剤10の色の変化が見づらく、離れ過ぎると変化剤10の色の変化に対する違和感を感じにくくなる。この見地から、両者の離間距離は、5〜30mm、特に7〜25mmが好ましい。
【0016】
本実施形態のおむつ1においては、おむつ1の長手方向全域にわたって、変化剤10の線と模様12とが、おむつ幅方向に関して離間しているが、股下部B以外の部分では両者は重なっていても構わない。この理由は、排尿を最も多く受ける可能性があるのは股下部Bであるから、股下部Bにおいてのみ変化剤10の線と模様12とが離間していれば、観察者は色の変化を十分に認識し得るからである。そうは言っても、着用者が寝ている時等には尿が予期せぬ方向へ放出されることもあり得るので、背側部A及び腹側部Cにおいても、変化剤10の線と模様12とが、おむつ幅方向に関して離間していることが好ましい。
【0017】
変化剤10の線の色と模様12の色との類似性については、通常の注意力を有する観察者が見て類似していると認識し得る程度であればよい。認識性をより高くするためには、オスワルド(Ostwald)色相環によって分類された24色の色票で、同じ色票であるか色相番号が1つだけずれた範囲のものであることが好ましい。
【0018】
次に、本発明において用いられる変化剤10について説明する。変化剤は水分と接触することによって視覚的に変化する物質(以下、変色物質という)を含む親水性の組成物である。変色物質としてはpH指示薬等が挙げられる。例えば公知のインク又は指示薬を使用することができる。pH指示薬としては、吸収性物品が本実施形態のように使い捨ておむつの場合には、尿との接触の前後で色が変化するものを用いることが好ましい。例えばブロモフェノールブルー、メチルオレンジ、アリザンS、ブロモクレゾールグリーン、メチルレッド、ブロモクレゾールパープル、レザズリン等、pHが3〜7で変色するものが好ましい。
【0019】
変化剤10は、水分と接触するまでは、裏面シート3及び/又は第2の台紙42bの表面に安定して固定化されている必要がある。そのような固定化を実現する方法としては、変化剤10を、変色物質と粘着性物質とを混合した親水性の組成物として裏面シート3又は第2の台紙42bの表面に塗布する方法が簡便かつ確実である。粘着性物質としては、変色物質との相溶性の点から親水性を有するものが好ましい。そのような物質としては例えば、水分と接触する前には第2の台紙42bと裏面シート3との接着剤として機能する親水性のポリマーが挙げられる。親水性のポリマーとしては例えば、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアミド、ビニルピロリドンホモポリマー等が挙げられる。これら親水性のポリマーはその数平均分子量が、1000〜50000、特に2000〜20000であることが、確実な固定化を与える点から好ましい。
【0020】
模様12は、水分と接触しても視覚的に変化しないものである。具体的には、水分と接触しても色が変化しないか、色が消失しないものである。このような模様は、水不溶性のインクによって施されたものであることが好ましい。このようなインクとしては例えば、ニトロセルロース系インク、ポリアミド系インク、アクリル系インク、染料型インク等が挙げられる。
【0021】
模様12は、裏面シート3における第2の台紙42bとの対向面又は外装カバーシート7との対向面の何れに設けてもよい。本実施形態では外装カバーシート7との対向面に模様12を設けているので、外装カバーシート7を通しても模様12をくっきりと見ることができる。
【0022】
本実施形態のように、変化剤10の視覚的変化が変色によるものである場合には、変化剤10が視覚的に変化する前における、裏面シート3のおむつ外面側から測定した明度L*が15〜80、特に20〜70であることが好ましく、視覚的に変化した後の明度L*が20〜80、特に30〜80であることが好ましい。また、裏面シート3のおむつ外面側から測定した模様12の明度L*が30〜90、特に35〜90、とりわけ40〜90であることが、裏面シート3又は外装カバーシート7越しにみた模様12が鮮明となることから好ましい。
【0023】
変化剤10が視覚的に変化する前の色と模様12の色とが類似色でない場合には、変化剤10が視覚的に変化する前の明度L*は、模様12の明度L*よりも1〜15小さいことが好ましい。逆に変化剤10が視覚的に変化した後の色と模様12の色とが類似色でない場合には、変化剤10が視覚的に変化した後の明度L*が、模様12の明度L*よりも1〜15小さいことが好ましい。そして何れの場合においても、変化剤10が視覚的に変化した後の明度L*と、変化前の明度L*との差が−10〜5程度であることが好ましい。こうすることによって、排尿前では変化剤10の線は観察者に認識されるものの模様12に対しては相対的に目立たないのでおむつ1の意匠性の向上に有利である。一方、排尿後に変化剤10の線が模様12と類似した色となる場合には、観察者に一見模様12の面積が広がったように認識させるので違和感を与え、逆に模様12と異なった色になる場合にはあたかも線が浮き出てきたかのような印象を観察者に与える。したがって、観察者がおむつ替えの時期を確実に知る上で有利である。
【0024】
本実施形態のおむつ1において視覚的変化の認識性を一層高めるためには、台紙42a,42bは親水性であることが好ましい。また台紙1枚当たりの坪量が5〜30g/m2であることが好ましい。特に、第2の台紙42bへの変化剤10の定着を確実なものとし、吸収性コア41へ変化剤10が移行しないようにするため、及び尿の裏面シート3への到達速度を適当なものとするためには、台紙1枚当たりの坪量は5〜30g/m2、特に10〜20g/m2であることが一層好ましい。本実施形態においては、第1の台紙42aと第2の台紙42bとは同種の薄葉紙からなるので、両台紙42a,42bは同じ坪量であり、同じ厚みを有している。
【0025】
変化剤10の視覚的変化がおむつ外部からはっきりと認識できるようにするために、台紙42a,42bは透明度が低く且つ白色度の高いものであることが好ましい。透明度は20%以下であることが好ましい。白色度は、L*a*b*表色系(CIE1976)の色座標指数のb*値を3〜マイナス値、特に1〜−5、とりわけ0〜−5とすることが好ましい。このような透明度及び白色度を有する台紙42は例えば、漂白処理したパルプを使用したり、台紙にフィラーを含有させること等によって得られる。なお、吸収性コア41としても白色度が高いものが好ましい。
【0026】
L*値、b*値は、色差計によって測定される。本発明においては、日本電色工業(株)のハンディ型分光色差計NF777(商品名)を用い、照明条件C、視野角条件2°、正面受光条件=0/45°、光束径φ10mmの測定条件で、測定サンプルの裏側に台紙を5mm以上の厚さとなるように複数枚重ねた状態で反射光を測定して求められる。
【0027】
変化剤10は、裏面シート3を通じておむつ外部から認識される。従って裏面シート3としては、視認性を良くするため透明度が高いものを用いることが好ましい。しかし余りに透明度が高いと、おむつ外部から排泄物が透けて見えてしまう場合がある。このような見地から、裏面シート3の光透過率は30〜80%、特に35〜80%であることが好ましい。
【0028】
裏面シート3の光透過率は以下のようにして測定される。
<光透過率の測定方法>
(株)村上色彩研究所製、商品名「HR−100」で、測定光源A光源を使用して全光透過率Ttの値を測定する。裏面シート上の任意の10点を測定し、その平均値をもって光透過率の値とする。
【0029】
前記の光透過率を有することに加えて裏面シート3は液不透過性でかつ透湿性を有するものであることが好ましい。裏面シート3の透湿度は、JIS Z0208に準じ、32℃で1時間保存後の試料についての値で、0.5〜4.0g/(100cm2・hr)であることが、おむつ内部の適度な湿度調整によって快適な履き心地が得られる点、及び体液の漏れを防止する点から好ましい。
【0030】
このような液不透過性及び透湿性を有する裏面シート3に用いられる素材としては例えば多孔性フィルムが挙げられる。多孔性フィルムは例えば、疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微細な無機フィラー又は該樹脂と相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸又はニ軸延伸して得られる。熱可塑性樹脂としては例えばポリオレフィンが挙げられる。ポリオレフィンとしては高〜低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等が挙げられ、これらを単独又は混合して使用することができる。
【0031】
裏面シート3の素材として坪量10〜40g/m2の多孔性フィルムを使用すると、変化剤10の視覚的変化がおむつ外部から認識し易くなると共に、柔軟な感触が得られるので好ましい。
【0032】
外装カバーシート7は、変化剤の視覚的変化が認識し易いように、所定の光透過率を有するものが好ましい。外装カバーシート7の光透過率は50%以上であることが好ましく、55%以上、特に60%以上であることが好ましい。
【0033】
変化剤10がおむつ外部から透けて見えるように、外装カバーシート7としては前記光透過率が得られる坪量及び/又は厚さの不織布を用いることが好ましい。該不織布はその坪量が5〜45g/m2、特に10〜40g/m2であることが、変化剤10の視覚的変化の認識性と風合いや手触りなどの官能的な性能とを両立する点から好ましい。
【0034】
外装カバーシート7に用いられる不織布としては、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルからなる熱可塑性樹脂単独の繊維や、これらの樹脂の2種以上を用いてなる芯鞘型やサイドバイサイド型の構造を有する複合繊維から構成される不織布等が挙げられる。
【0035】
外装カバーシート7に用いられる不織布としては、その地色の透明度が高く且つ白色度が高いものを用いることが、変化剤10の視覚的変化の認識性が高まるので好ましい。但し外装カバーシート7は、おむつ厚み方向に関して、変化剤10を配した領域との重なり部分において、当該重なり部分の大部分が白色であれば良く、当該重なり部分以外の領域に、変化剤10の視覚的変化の認識性を妨げない範囲で印刷を施しても構わない。
【0036】
吸収性コア41を被覆する台紙としては、図1及び図2に示すものに代えて図3に示すものを用いることもできる。図3においては、一枚の台紙42によって吸収性コア41が被覆されており、台紙42はその左右両側部42c,42dが、吸収性コア41におけるバックシート3との対向面側において所定幅で重なり合って二重になっている。そして二重に重なっている台紙42上に変化剤10が設けられている。このような構成を採用することによって、おむつ1の取り替え時期を知らせる視覚的な変化の認識性を高めることができる。
【0037】
図3に示す実施形態における、視覚的な変化の認識性を高めるメカニズムは以下の(1)〜(3)ように推測される。
(1)尿が変化剤10の存在する場所に到達して変化剤10が変色する。これと共に変化剤10が尿中に溶出又は分散して、裏面シート3に接している第1層目の台紙42a内に移行する。変化剤10は、第1層目の台紙42aよりも吸収性コア41側に存在する第2層目の台紙42bにも若干量移行しようとするが、下記(2)及び(3)により大部分は第1層目の台紙42aに定着するので、第2層目の台紙42bには殆ど移行しない。
(2)第2層目の台紙42dは、尿が裏面シート3まで移行して来る段階で既に濡れている。従ってそれ以上積極的に液を吸収しづらい状態になっている。このことも、変化剤10が第2層目の台紙42dに殆ど移行しない一因と考えられる。
(3)第2層目の台紙42dが存在することで、変化剤10と接している第1層目の台紙42cが直接吸収性コア41と接することが妨げられている。これにより、変化剤10が吸収性コア41によって平面方向へ拡散されて変色剤10の色が薄くなることが防がれる。
【0038】
図3において互いに重なり合っている第1層目の台紙42cと第2層目の台紙42dとは、おむつ1の厚み方向に関して、変化剤10が存在する領域との重なり部分の少なくとも一部において、疎水性の粘着剤(例えばホットメルト粘着剤)で互いに接着されていることが好ましい。これによって、第1層目の台紙42aにおいて尿がおむつ幅方向へ拡散することが防止され、それによって変化剤10の拡散に起因する色のにじみが抑制される。
【0039】
本発明の吸収性物品は、前述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、吸収性コア41の周囲を被覆するシート材としては、前述したティッシュペーパー等からなる台紙に代えて親水性の不織布を用いることも可能である。また、前述した実施形態では、背側部Aの左右両側縁にファスニングテープ8,8を設けたが、これに代えて背側部Aの左右両側縁に、側方に延出する一対のウエストバンドをそれぞれ設けてもよい。そして、一方のウエストバンドの先端部にバンド止着部を設け、この止着部によって左右のウエストバンドを、着用者の腹側又は背側において止着するようにしてもよい。
【0040】
また前記実施形態は展開型の使い捨ておむつに係るものであったが、本発明は他の吸収性物品、例えばパンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、生理用ショーツ等にも同様に適用可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品は、排尿による交換時期を知らせる視覚的変化がおむつ外部から非常に認識し易いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての使い捨ておむつを裏面シート側からみた一部破断平面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】吸収体の別の構成を示す断面図(図2相当図)である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収性コア
42 台紙
42a 第1層目の台紙
42b 第2層目の台紙
5 ウエスト部
6 レッグ部
7 外装カバーシート
8 ファスニングテープ
9 ランディングテープ
10 親水性の組成物(変化剤)
12 模様

Claims (6)

  1. 吸収体と、該吸収体の着用者肌当接面側と反対側に液不透過性の裏面シートとを備え、該裏面シートの外側の面に外装カバーシートが配されており、股下部並びに該股下部から前後に延びる腹側部及び背側部をそれぞれ有する吸収性物品であって、
    前記吸収性物品は、前記吸収体と前記裏面シートとの間の所定部位に、水分と接触すると視覚的に変化する親水性の剤を含んでおり、該親水性の剤は、変化前は黄色であり変化後には青緑色となるものであり、
    前記親水性の剤は、背側部、股下部及び腹側部にわたって直線状に設けられており、
    前記裏面シートに水分と接触しても視覚的に変化しない模様が施されており、
    前記吸収性物品の前記股下部においては、前記裏面シートは、該吸収性物品の厚み方向に関して、前記親水性の剤が含まれている部位と重ならない部分にのみ前記模様を有しており、かつ前記股下部において前記親水性の剤の線と前記模様とが吸収性物品の幅方向に関して離間しており、
    前記親水性の剤が視覚的に変化する前後何れかの色と、前記模様の色とが類似色であり、該類似色の程度が、オスワルド(Ostwald)色相環によって分類された24色の色票で、同じ色票であるか色相番号が1つだけずれた範囲のものであり、
    前記吸収体が、前記吸収性コアと該吸収性コアの周囲を被覆するシート材とを含み、前記裏面シートと前記吸収性コアとの間に前記シート材が介在しており、
    前記親水性の剤が、前記シート材と前記裏面シートの間に含まれており、
    前記裏面シートの光透過率が30〜80%であり、かつ前記外装カバーシートの光透過率が50%以上である吸収性物品。
  2. 前記シート材の坪量が5〜30g/m2である請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記親水性の剤が、水分と接触する前には前記吸収体と前記裏面シートとの接着剤として機能する成分を含んでいる請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収性物品の厚み方向に関して、前記所定部位では前記シート材が複数枚重なっており、
    前記重なり合っているそれぞれのシート材は、前記吸収性物品の厚み方向に関して、前記親水性の剤が存在する領域との重なり部分の一部において、疎水性の粘着剤で互いに接着されている請求項2記載の吸収性物品。
  5. 変化前の前記親水性の剤と前記模様は類似色でない異なる色であり、変化後の前記親水性の剤と前記模様は類似色である請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
  6. 前記シート材はその左右両側部が、前記吸収性コアにおける前記裏面シートとの対向面側において所定幅で重なり合っており、重なり合った該シート材上に前記親水性の剤が設けられている請求項2又は4記載の吸収性物品。
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