JP4390353B2 - クロック生成方法およびクロック生成回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、クロック生成方法およびクロック生成回路に関するものであり、特に、クロック周波数を切り替えることのできるクロック生成方法およびクロック生成回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
PLL(Phase Locked Loop)は入力クロックに同期しており入力クロックと同一の周波数のクロックまたは周波数が逓倍された逓倍クロックを出力する回路である。最近のマイクロプロセッサは数十から数百MHzの非常に高速なクロックで動作しており、PLLの内蔵は必須となっている。また、近年LSIの低消費電力化が進んでおり、その一手法としてシステムの動作状況に応じてクロック周波数を下げることで低消費電力を図る手法がある。
【0003】
図7は従来の周波数変更可能なクロック生成回路の構成を示すブロック図である。図において、1は入力クロックに同期しており入力クロックと同一の周波数のクロックまたは周波数が逓倍された逓倍クロックを出力するPLL、2は印加される分周比制御信号に応じた分周比でPLL1の出力を分周して分周クロックを生成する分周回路、3は分周回路2からの分周クロックを外部システムクロックとして出力する出力バッファ、4は分周回路2により得られた分周クロックにコンパレータ5の出力に応じた遅延を与えて内部クロックを生成し、外部システムクロックと内部クロックの位相を調節するDLL(De1ay LockedLoop)、6は内部クロックで動作する内部回路である。コンパレータ5は、内部回路6から入力されるフィードバッククロックと外部システムクロックの位相を比較し、外部システムクロックと内部クロックの位相を調節すべく制御信号をDLL4へ出力する。
【0004】
次に動作について説明する。
分周回路2は、印加される分周比制御信号に応じて、PLL1の出力を分周して分周クロックを生成する。クロック生成回路は、その分周比を制御することで分周クロックの周波数を変更する。分周比制御信号は外部端子から直接与えられる場合もあるし、内部クロックで制御される内部回路6から出力される場合もある。また、これに代わって、内部クロックとは別のクロックで動く同一基板上の回路から出力される場合もある。クロック生成回路は、分周回路2から出力された分周クロックから、内部回路6に供給する内部クロックと、チップ外部に出力する外部システムクロックとを生成する。DLL4は、分周クロックにコンパレータ5からの制御信号に応じた遅延を与えて内部クロックを生成し、外部システムクロックと内部クロックの位相を合わせるように内部クロックの位相を調節する。
【0005】
図8は従来のクロック生成回路に設けられた分周回路2の一例の構成を示すブロック図である。図において、21aはPLL1の出力を1/1分周する1/1分周器、21bはPLL1の出力を1/2分周する1/2分周器、21cはPLL1の出力を1/4分周する1/4分周器、21gはPLL1の出力を1/64分周する1/64分周器、21hはPLL1の出力を1/128分周する1/128分周器である。なお、図では省略しているが、分周回路2はさらに1/8分周器、1/16分周器、1/32分周器を有している。また、22は外部から印加される分周比制御信号に応じて上記複数の分周器21a〜21hから出力された複数の分周クロックの既に選択されているものから所望の分周クロックへ切り替えるための選択信号を送出するエッジトリガDラッチ、23はエッジトリガDラッチ22からの選択信号に応じて複数の分周器21a〜21hから出力された複数の分周クロックの既に選択されているものから所望の分周クロックへ切り替え出力するマルチプレクサである。
【0006】
分周回路2は、印加される分周比制御信号に応じて1/1分周器21a〜1/128分周器21hのいずれかの出力すなわち1/1分周クロック〜1/128分周クロックのいずれかを選択して出力でき、自由に1/m分周クロックから1/n分周クロックへまたはこの逆へ切り替えることができる(ただしm>nであり、m=2,4,…,128,n=1,2,…,64)。通常、分周回路2に設けられた複数の分周器21a〜21hは、入力されたPLL1の出力から同一の時間経過後に分周クロックを出力するように、すなわち、同一の位相の分周クロックを生成するように形成されている。したがって、複数の分周器21a〜21hは、1/128分周器21hから出力された分周クロックが立ち上がるのと同時に、他の全ての分周器21a〜21gから出力される分周クロックが立ち上がるように、複数の分周クロックを生成するように構成されている。また、エッジトリガDラッチ22は1/128分周器21hの出力の立ち上がりエッジで分周比の変化を反映した選択信号をマルチプレクサ23へ出力して分周クロックを切り替える。従って、分周回路2は、スパイクやグリッジを出さずにスムーズに周波数変更ができる。
【0007】
しかしながら、分周回路2の製造ばらつきや温度、電圧などの使用条件の変化等の原因により、1/1分周クロック〜1/128分周クロックの全てが同一のタイミングでマルチプレクサ23に到達するようにすることはできないので、周波数切り替え時に以下のようなことが起こり得る。図9は1/2分周クロックから1/1分周クロックへ切り替える場合の分周回路2の不都合な動作を示すタイミングチャートである。以下ではPLL1の出力が各分周器に入力されてから1/1分周クロックおよび1/2分周クロックがマルチプレクサ23に到達するまでに経過する時間をそれぞれTd1,Td2とする。1/2分周クロックから1/1分周クロックへ切り替える場合、分周回路2は1/2分周クロックの立ち上がりエッジと1/1分周クロックの立ち下がりエッジとから切り替え時の最初のクロックパルスを生成する。このため、分周回路2の製造のばらつき等の原因により1/2分周クロックのほうが遅れてマルチプレクサ23に到達すると、すなわち、Td1<Td2であると、切り替わり時の最初のクロックパルスのパルス幅が(Td2−Td1)だけ1/1分周クロックのパルス幅より小さくなってしまう。同様に、1/n分周クロック(n=4,8,16,32,64,128)から1/1分周クロックへ切り替える場合も、Td1<Tdnであると(Tdn−Td1)だけパルス幅が小さくなってしまう。このことは、切り替わり時の最初のクロックパルスのパルス幅がデバイスの最大動作スピードに相当する1/1分周クロックのパルス幅より小さくなることを意味しており、分周クロックの切り替わり時にデバイス動作が厳しくなることを表わしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクロック生成回路は以上のように構成されているので、周波数を変更する時に最初に生成するクロックパルスのパルス幅が所定のものより小さくなる場合があり、最大周波数へ変更する時にはデバイスの最大動作スピードに相当する1/1分周クロックのパルス幅より小さくなってしまうことがあるという課題があった。
【0009】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、いかなる周波数変更の場合であっても、最初に生成されるクロックパルスがデバイスの最大動作スピードに相当する1/1分周クロックのパルス幅より大きいパルス幅をもつように周波数変更することができるクロック生成方法びクロック生成回路を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るクロック生成方法は、最も小さい分周比で入力クロックから分周した分周クロックすなわち最も高い周波数の分周クロックが他のいかなる分周クロックよりもわずかに遅れるように複数の分周クロックを生成し、出力するクロックの周波数を変更する際には、生成した上記複数の分周クロックの既に選択されているものから所望の1つへ切り替えて出力するものである。
【0011】
この発明に係るクロック生成方法は、いかなる状態においても、最も高い周波数の分周クロックが他のいかなる分周クロックよりも遅れるように複数の分周クロックを生成するものである。
【0012】
この発明に係るクロック生成方法は、最も高い周波数の分周クロック以外の他の分周クロックを位相を合わせて生成し、最も高い周波数の分周クロックのみを遅延するものである。
【0013】
この発明に係るクロック生成方法は、最も高い周波数の分周クロックと他の分周クロックの時間差が上記最も高い周波数の分周クロックのパルス幅より小さくなるように、上記最も高い周波数の分周クロックのみを遅延するものである。
【0014】
この発明に係るクロック生成方法は、分周比が小さくなるに従いすなわち周波数が高くなるに従い複数の分周クロックを順番に少しずつ時間をずらして生成するものである。
【0015】
この発明に係るクロック生成方法は、分周比が小さくなる順により大きい遅延を複数の分周クロックにそれぞれ与えるものである。
【0016】
この発明に係るクロック生成方法は、1/m分周クロックと1/n分周クロック(ただし、m,nは異なる自然数である)とが生成される時間差が上記1/m分周クロックおよび上記1/n分周クロックのパルス幅の差の絶対値より小さくなるように、複数の分周クロックを遅延するものである。
【0017】
この発明に係る周波数変更可能なクロック生成装置は、出力するクロックの周波数を変更する際には、印加される制御信号に応じて分周手段からの複数の分周クロックの既に選択されているものから所望の1つへ切り替えて出力する選択手段を備えており、上記分周手段は、最も小さい分周比で入力クロックから分周した分周クロックすなわち最も高い周波数の分周クロックが他のいかなる分周クロックよりもわずかに遅れるように、上記入力クロックから上記複数の分周クロックを生成して出力するものである。
【0018】
この発明に係る周波数変更可能なクロック生成装置は、分周手段が、いかなる状態においても、最も高い周波数の分周クロックが他のいかなる分周クロックよりも遅れるように、入力クロックから複数の分周クロックを生成して出力するものである。
【0019】
この発明に係る周波数変更可能なクロック生成装置は、分周手段が最も高い周波数の分周クロック以外の他の分周クロックを位相を合わせて生成し出力するものであり、最も高い周波数の分周クロックのみを遅延して出力する遅延手段を備えているものである。
【0020】
この発明に係る周波数変更可能なクロック生成装置は、遅延手段が、選択手段に入力される最も高い周波数の分周クロックと他の分周クロックの時間差が上記最も高い周波数の分周クロックのパルス幅より小さくなるように、上記最も高い周波数の分周クロックのみを遅延するものである。
【0021】
この発明に係る周波数変更可能なクロック生成装置は、分周手段が、分周比が小さくなるに従いすなわち周波数が高くなるに従い複数の分周クロックを順番に少しずつ時間をずらして生成し出力するものである。
【0022】
この発明に係る周波数変更可能なクロック生成装置は、分周手段が、分周比が小さくなる順により大きい遅延を複数の分周クロックにそれぞれ与えて出力する遅延手段を備えているものである。
【0023】
この発明に係る周波数変更可能なクロック生成装置は、遅延手段が、選択手段に入力される1/m分周クロックと1/n分周クロック(ただし、m,nは異なる自然数である)の時間のずれが上記1/m分周クロックと上記1/n分周クロックのパルス幅の差の絶対値より小さくなるように、複数の分周クロックを遅延するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるクロック生成方法を実現する周波数変更可能なクロック生成回路に設けられた分周回路の構成を示すブロック図である。図において、21aはPLLの出力を1/1分周する1/1分周器、21bはPLLの出力を1/2分周する1/2分周器、21cはPLLの出力を1/4分周する1/4分周器、21gはPLLの出力を1/64分周する1/64分周器、21hはPLLの出力を1/128分周する1/128分周器である。なお、図では省略しているが、分周回路2はさらに1/8分周器、1/16分周器、1/32分周器を有している。また、22は外部から印加される分周比制御信号に応じて上記複数の分周器21a〜21hから出力された複数の分周クロックの既に選択されているものから所望の分周クロックへ切り替えるための選択信号を送出するエッジトリガDラッチ(選択手段)、23はエッジトリガDラッチ22からの選択信号に応じて複数の分周器21a〜21hから出力された複数の分周クロックの既に選択されているものから所望の分周クロックへ切り替え出力するマルチプレクサ(選択手段)、24は1/1分周器21aから出力された分周クロックに所定の遅延を与える遅延素子(遅延手段)である。なお、この発明の実施の形態1においては、分周手段は、複数の分周器21a〜21hと遅延素子24とを含む。
【0025】
分周回路2に設けられた複数の分周器21a〜21hのそれぞれは、入力されたPLLの出力から同一の時間経過後に分周クロックを出力するように、すなわち、同一の位相をもつ分周クロックを生成するように形成されている。言い換えると、1/128分周器21hから出力された分周クロックが立ち上がるのと同時に、他の全ての分周器21a〜21gから出力される分周クロックが立ち上がる。他方、1/1分周器21aに接続された遅延素子24は、分周回路2がどのような状態にあっても、すなわち、分周回路2の製造ばらつきや温度、電圧などの使用条件の変化等によって複数の分周器21a〜21hから出力される複数の分周クロックの位相がたとえ一致しないような場合であっても、1/1分周器21aの出力される分周クロックが他の分周クロックよりもわずかに遅れてマルチプレクサ23に到達するように、1/1分周器21aの出力である1/1分周クロックに所定の遅延を与えるように構成されている。
【0026】
なお、この実施の形態1による周波数変更可能なクロック生成回路は、図7に示すような構成を有しており、以下ではその説明を省略する。
【0027】
次に動作について説明する。
分周回路2に設けられた複数の分周器21a〜21hのそれぞれは、入力されたPLLの出力から同一の時間経過後に出力するように各分周クロックを生成する。すなわち、1/128分周器21hの出力が立ち上がるのと同時に他の全ての分周器の出力が立ち上がるように、複数の分周器21a〜21hは1/1分周クロック,1/2分周クロック,...,1/128分周クロックを出力する。出力するクロックの周波数を変更する際には、分周回路2は、印加される分周比制御信号に従い1/1分周クロック,1/2分周クロック,...,1/128分周クロックのうちの既に選択されているものから所望の1つの分周クロックへ切り替えて出力する。エッジトリガDラッチ22は、D端子に印加される分周比制御信号を1/128分周器21hの出力の立ち上がりエッジでQ端子を介して出力し、選択信号としてマルチプレクサ23へ送出する。その結果、分周回路2は、スパイクやグリッジを出さずにスムーズに所望の分周クロックへと切り替えて周波数変更を行う。
【0028】
図2はこの実施の形態1による分周回路2の動作の一例を示すタイミングチャートである。以下では、PLLの出力が分周回路2に入力してから1/1分周クロックおよび1/2分周クロックがそれぞれTd1,Td2後にマルチプレクサ23に到達するとする。1/2分周クロックから1/1分周クロックへ切り替える場合、分周回路2は1/2分周クロックパルスの立ち上がりエッジと1/1分周クロックパルスの立ち下がりエッジとから切り替え時の最初のクロックパルスを生成する。上記したように、1/1分周クロックは他のいかなる分周クロックよりも遅れてマルチプレクサ23に到達するので、すなわち、Td1>Td2であるので、図2に示すように、切り替わる時の最初のクロックパルスは(Td1−Td2)だけ1/1分周クロックパルスよりもパルス幅が大きくなる。したがって、切り替え時の最初のクロックパルスのパルス幅が1/1分周クロックパルスのものより小さくなることはない。
【0029】
同様に、分周回路2が1/m分周クロック(ここで、m=4,8,16,32,64,128)から1/1分周クロックへ切り替える場合も、切り替わる時の最初のクロックパルスは(Td1−Tdm)だけ(ただし、TdmはPLLの出力が分周回路2に入力してから1/m分周クロックがマルチプレクサ23に到達するまでに経過する時間であり、実質的には、Tdm=Td2である。すなわち、1/1分周クロックを除いた全ての分周クロックの位相は全て等しい)、1/1分周クロックパルスよりパルス幅が大きくなる。
【0030】
図3は分周回路2が逆に1/1分周クロックから1/2分周クロックへの切り替える時の動作を示すタイミングチャートである。1/1分周クロックから1/2分周クロックへ切り替える場合、分周回路2は1/1分周クロックの立ち上がりエッジと1/2分周クロックの立ち下がりエッジとから切り替え時の最初のクロックパルスを生成する。したがって、切り替わり時の最初のクロックパルスは(Td1−Td2)だけ1/2分周クロックパルスよりパルス幅が小さくなる。この場合、切り替わり時の最初のクロックパルスのパルス幅が1/1分周クロックパルスのものより大きくなるためには、図3からわかるように、(Td1−Td2)が1/1分周クロックパルスのパルス幅より小さくなければならない。このような条件が成り立つように遅延素子24の遅延が設定された場合、切り替え時の最初のクロックパルスのパルス幅が1/1分周クロックパルスのものより小さくなることはない。
【0031】
同様に、分周回路2が1/1分周クロックから1/m分周クロック(ここで、m=4、8、16、32、64、128)へ切り替える場合も、切り替わる時の最初のクロックパルスは(Td1−Tdm)だけ1/m分周クロックパルスよりパルス幅が小さくなる。この場合、切り替わり時の最初のクロックパルスのパルス幅が1/1分周クロックパルスのものより大きくなるためには、上記の場合と同様に、(Td1−Tdm)が1/1分周クロックパルスのパルス幅より小さくなければならない。このような条件が成り立つようにTd1,Tdmが設定されているならば、切り替え時の最初のクロックパルスのパルス幅が1/1分周クロックパルスのものより小さくなることはない。ところで、分周回路2の製造ばらつきや温度、電圧などの使用条件の変化等によって複数の分周クロックが生成されるタイミングが大きく狂わない限り、実質的にはTdm=Td2である。従って、(Td1−Td2)が1/1分周クロックパルスのパルス幅より小さくなるように遅延素子24の遅延が設定されているならば、1/1分周クロックから1/m分周クロックへ切り替える場合も切り替え時の最初のクロックパルスのパルス幅が1/1分周クロックパルスのものより小さくなることはない。
【0032】
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、分周回路2の製造ばらつきや温度、電圧などの使用条件の変化等によって複数の分周器21a〜21hから出力される複数の分周クロックの位相がたとえ一致しないような場合であっても、1/1分周器21aの出力される分周クロックが他の分周クロックよりもわずかに遅れてマルチプレクサ23に到達するように、遅延素子24の付与する遅延は設定されているので、周波数切り替え時に生成される最初のクロックパルスのパルス幅は、かならず、(1/1分周クロックパルスのパルス幅<切り替え時の最初のクロックパルスのパルス幅<1/128分周クロックパルスのパルス幅)の関係を満たし、1/1分周クロックパルスよりパルス幅の小さいクロックパルスを発生することはない。したがって、この実施の形態1によれば、デバイスの動作上問題を生じるようなクロックパルスを生成することはない周波数変更可能なクロック生成回路を提供することができる効果を奏する。
【0033】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2によるクロック生成方法を実現する周波数変更可能なクロック生成回路に設けられた分周回路2の構成を示すブロック図である。図において、上記実施の形態1による分周回路2と同一の構成要素には図1と同一の符号が付してあり、以下ではその説明を省略する。図4において、24a〜24hは1/1分周器21a〜1/128分周器21hから出力された複数の分周クロックにそれぞれ所定の遅延を与える遅延素子(遅延手段)である。なお、この発明の実施の形態2においては、分周手段は、複数の分周器21a〜21hと複数の遅延素子24a〜24hとを含む。
【0034】
上記実施の形態1と同様に、分周回路2に設けられた複数の分周器21a〜21hのそれぞれは、入力されたPLLの出力から同一の時間経過後に分周クロックを出力するように、すなわち、同一の位相の分周クロックを生成するように形成されている。言い換えると、1/128分周器21hから出力された分周クロックが立ち上がるのと同時に、他の全ての分周器21a〜21gから出力される分周クロックが立ち上がる。他方、1/1分周器21a〜1/128分周器21hに接続された複数の遅延素子24a〜24hは、分周回路2の製造ばらつきや温度、電圧などの使用条件の変化等によって複数の分周器21a〜21hから出力される複数の分周クロックの位相がたとえ一致しないような場合であっても、1/128分周器21h,1/64分周器21g,...,1/2分周器21b,1/1分周器21aから出力される複数の分周クロックがこの順番で時間がずれてマルチプレクサ23に到達するように、複数の分周クロックにそれぞれ所定の遅延を与えるように形成されている。
【0035】
すなわち、PLLの出力が各分周器に入力してから生成された1/1分周クロック〜1/128分周クロックがマルチプレクサ23に到達するまでの経過時間がそれぞれTd1,Td2,…,Td128であるとすると、分周回路2がどのような状態にあっても、例えば、分周回路2の製造ばらつきや温度、電圧などの使用条件の変化等によって複数の分周器21a〜21hから出力される複数の分周クロックの位相がたとえ一致しないような場合であっても、Td1>Td2>…>Td128が成り立つように複数の遅延素子24a〜24hのそれぞれが与える遅延は設定されている。このように、この実施の形態2の分周回路2は、複数の遅延素子24a〜24hにより、分周比が小さくなるに従いすなわち周波数が高くなるに従い複数の分周クロックを順番に少しずつ時間をずらして生成しマルチプレクサ23へと出力するように構成されている。
【0036】
なお、この実施の形態2による周波数変更可能なクロック生成回路は、図7に示すような構成を有しており、以下ではその説明を省略する。
【0037】
次に動作について説明する。
分周回路2に設けられた複数の分周器21a〜21hのそれぞれは、入力されたPLLの出力から同一の時間経過後に出力するように各分周クロックを生成する。すなわち、1/128分周器21hの出力が立ち上がるのと同時に他の全ての分周器の出力が立ち上がるように、複数の分周器21a〜21hは1/1分周クロック,1/2分周クロック,...,1/128分周クロックを出力する。生成された1/1分周クロック,1/2分周クロック,...,1/128分周クロックは、複数の遅延素子24a〜24hによりそれぞれ所定の遅延が付与された後、マルチプレクサ23に入力される。この時、1/128分周器21h,1/64分周器21g,...,1/2分周器21b,1/1分周器21aから出力される複数の分周クロックがこの順番で時間がずれてマルチプレクサ23に到達する。出力するクロックの周波数を変更する際には、分周回路2は、印加される分周比制御信号に従い1/1分周クロック,1/2分周クロック,...,1/128分周クロックのうちの既に選択されているものから所望の1つの分周クロックへ切り替えて出力する。エッジトリガDラッチ22は、D端子に印加される分周比制御信号を1/128分周器21hの出力の立ち上がりエッジでQ端子を介して出力し、選択信号としてマルチプレクサ23へ送出する。その結果、分周回路2は、スパイクやグリッジを出さずにスムーズに所望の分周クロックへと切り替えて周波数変更を行う。
【0038】
図5は、この実施の形態2による分周回路2の動作の一例を示すタイミングチャートである。分周回路2が1/2分周クロックから1/1分周クロックへ切り替える場合、1/2分周クロックパルスの立ち上がりエッジと1/1分周クロックパルスの立ち下がりエッジとから切り替え時の最初のクロックパルスを生成する。上記したように、1/1分周クロックは他のいかなる分周クロックよりも遅れてマルチプレクサ23に到達するので、すなわち、Td1>Td2であるので、図5に示すように、切り替わる時の最初のクロックパルスは(Td1−Td2)だけ1/1分周クロックパルスよりもパルス幅が大きくなる。したがって、切り替え時のパルスのパルス幅が1/1分周クロックパルスのものより小さくなることはない。
【0039】
同様に、分周回路2が1/m分周クロックから1/n分周クロックへ切り替える場合(ここで、m>nであり、m=2,4,…,128,n=1,2,…,64)も、切り替わる時の最初のクロックパルスは(Tdn−Tdm)だけ、1/n分周クロックパルスよりパルス幅が大きくなる。
【0040】
図6は分周回路2が逆に1/1分周クロックから1/2分周クロックへの切り替える時の動作を示すタイミングチャートである。1/1分周クロックから1/2分周クロックへ切り替える場合、分周回路2は1/1分周クロックの立ち上がりエッジと1/2分周クロックの立ち下がりエッジとから切り替え時の最初のクロックパルスを生成する。したがって、切り替わり時の最初のクロックパルスは(Td1−Td2)だけ1/2分周クロックパルスよりパルス幅が小さくなる。この場合、切り替わり時の最初のクロックパルスのパルス幅が1/1分周クロックパルスのものより大きくなるためには、図6からわかるように、(Td1−Td2)が1/1分周クロックパルスのパルス幅より小さくなければならない。このような条件が成り立つように遅延素子24a,24bの遅延が設定された場合、切り替え時の最初のクロックパルスのパルス幅が1/1分周クロックパルスのものより小さくなることはない。
【0041】
同様に、分周回路2が1/n分周クロックから1/m分周クロックへ切り替える場合(ここで、m>nであり、m=2,4,…,128,n=1,2,…,64)も、切り替わる時の最初のクロックパルスは(Tdn−Tdm)だけ、1/m分周クロックパルスよりパルス幅が小さくなる。この場合、切り替わり時の最初のクロックパルスのパルス幅が1/n分周クロックパルスのものより大きくなるためには、図6の場合と同様に、(Tdn−Tdm)が1/m分周クロックと1/n分周クロックのパルス幅の差の絶対値より小さくなければならない。このような条件が成り立つようにTdn,Tdmが設定された場合、切り替え時の最初のクロックパルスのパルス幅が1/n分周クロックパルスのものより小さくなることはない。
【0042】
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、分周回路2の製造ばらつきや温度、電圧などの使用条件の変化等によって複数の分周器21a〜21hから出力される複数の分周クロックの位相がたとえ一致しないような場合であっても、1/128分周器21h,1/64分周器21g,...,1/2分周器21b,1/1分周器21aから出力される複数の分周クロックがこの順番で時間がずれてマルチプレクサ23に到達するように、複数の遅延素子24a〜24hの付与する遅延はそれぞれ設定されているので、1/m分周クロックから1/n分周クロックへまたはその逆に切り替える時(ここで、m>nであり、m=2,4,…,128,n=1,2,…,64)に生成される最初のクロックパルスのパルス幅は、かならず、(1/n分周クロックパルスのパルス幅<切り替え時の最初のクロックパルスのパルス幅<1/m分周クロックパルスのパルス幅)の関係を満たし、分周回路2は1/n分周クロックパルスよりパルス幅の小さいパルスを発生することはない。したがって、この実施の形態2によれば、デバイスの動作上問題を生じるようなクロックパルスを生成することをより確実に防止する周波数変更可能なクロック生成回路を提供することができる効果を奏する。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、最も小さい分周比で入力クロックから分周した分周クロックすなわち最も高い周波数の分周クロックが他のいかなる分周クロックよりもわずかに遅れるように複数の分周クロックを生成し、出力するクロックの周波数を変更する際には、生成した上記複数の分周クロックの既に選択されているものから所望の1つへ切り替えて出力するようにしたので、デバイスの動作上問題を生じるようなクロックパルスの生成を防止できる効果がある。
【0044】
この発明によれば、いかなる状態においても、最も高い周波数の分周クロックが他のいかなる分周クロックよりも遅れるように複数の分周クロックを生成するようにしたので、分周回路の製造ばらつきや温度、電圧などの使用条件の変化等によって生成する複数の分周クロックの位相がたとえ一致しないような場合であっても、周波数変更時に1/1分周クロックパルスよりパルス幅の小さいクロックパルスの発生を防止できる効果がある。
【0045】
この発明によれば、分周比が小さくなるに従いすなわち周波数が高くなるに従い複数の分周クロックを順番に少しずつ時間をずらして生成するようにしたので、1/m分周クロックから1/n分周クロックへまたはその逆の切り替え時に(ただしm>n)、1/n分周クロックパルスよりパルス幅の小さいクロックパルスの発生を防止できる効果がある。
【0046】
この発明によれば、出力するクロックの周波数を変更する際には、印加される制御信号に応じて分周手段からの複数の分周クロックの既に選択されているものから所望の1つへ切り替えて出力する選択手段を備えており、上記分周手段が、最も小さい分周比で入力クロックから分周した分周クロックすなわち最も高い周波数の分周クロックが他のいかなる分周クロックよりもわずかに遅れるように、上記入力クロックから上記複数の分周クロックを生成して出力するように構成したので、デバイスの動作上問題を生じるようなクロックパルスを生成することはない周波数変更可能なクロック生成回路を提供することができる効果がある。
【0047】
この発明によれば、分周手段が、いかなる状態においても、最も高い周波数の分周クロックが他のいかなる分周クロックよりも遅れるように、入力クロックから複数の分周クロックを生成して出力するように構成したので、分周回路の製造ばらつきや温度、電圧などの使用条件の変化等によって生成する複数の分周クロックの位相がたとえ一致しないような場合であっても、周波数変更時に1/1分周クロックパルスよりパルス幅の小さいクロックパルスの発生を防止できる効果がある。
【0048】
この発明によれば、分周手段が、分周比が小さくなるに従いすなわち周波数が高くなるに従い複数の分周クロックを順番に少しずつ時間をずらして生成し出力するように構成したので、1/m分周クロックから1/n分周クロックへまたはその逆の切り替え時に(ただしm>n)、1/n分周クロックパルスよりパルス幅の小さいパルスの発生を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による周波数変更可能なクロック生成回路に含まれる分周回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による分周回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1による分周回路の動作の他の例を示すタイミングチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による周波数変更可能なクロック生成回路に含まれる分周回路の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による分周回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2による分周回路の動作の他の例を示すタイミングチャートである。
【図7】 従来の周波数変更可能なクロック生成回路の一例の構成を示すブロック図である。
【図8】 図7に示す従来のクロック生成回路に設けられた分周回路の一例の構成を示すブロック図である。
【図9】 図8に示す従来の分周回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 分周回路、21a〜21h 分周器(分周手段)、 22 エッジトリガDラッチ(選択手段)、23 マルチプレクサ(選択手段)、24,24a〜24h 遅延素子(遅延手段、分周手段)。
Claims (4)
- 入力クロックを予め設定された複数の異なる分周比で分周して複数の分周クロックを生成する際に、相対的に高い周波数の分周クロックの立ち上がりエッジが相対的に低い周波数の分周クロックの立ち上がりエッジよりも遅くなるように上記複数の分周クロックを生成し、出力するクロックの周波数を変更する際には、切り替え前の分周クロックの立ち上がりエッジを出力した後、切り替え後の分周クロックの立ち下がりエッジを出力するクロック生成方法。
- 1/m分周クロックと1/n分周クロック(ただし、m,nは異なる自然数である)とが生成される時間差が上記1/m分周クロックおよび上記1/n分周クロックのパルス幅の差の絶対値より小さくなるように、複数の分周クロックを遅延することを特徴とする請求項1記載のクロック生成方法。
- 入力クロックを予め設定された複数の異なる分周比で分周して複数の分周クロックを生成して出力する分周手段と、
出力するクロックの周波数を変更する際には、印加される制御信号に応じて切り替え前の分周クロックの立ち上がりエッジを出力した後、切り替え後の分周クロックの立ち下がりエッジを出力する選択手段とを備えており、
上記分周手段は、相対的に高い周波数の分周クロックの立ち上がりエッジが相対的に低い周波数の分周クロックの立ち上がりエッジよりも遅くなるように、上記入力クロックから上記複数の分周クロックを生成することを特徴とするクロック生成回路。 - 上記分周手段は、分周比が小さくなる順すなわち周波数が高くなる順により大きい遅延を複数の分周クロックにそれぞれ与えて出力する遅延手段を備え、
上記遅延手段は、上記選択手段に入力される1/m分周クロックと1/n分周クロック(ただし、m,nは異なる自然数である)の時間のずれが上記1/m分周クロックと上記1/n分周クロックのパルス幅の差の絶対値より小さくなるように、複数の分周クロックを遅延することを特徴とする請求項3記載のクロック生成回路。
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