JP6503214B2 - 電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特にクロック生成回路を有する半導体装置およびその半導体装置を備える電子装置に関する。
クロック生成回路を有する半導体装置として、例えばマイクロコンピュータ(以下、マイコンとも称する)等がある。このような半導体装置は、ますます高性能化、高機能化が要求されている。また、これらの要求に応えながら、低価格化を図るために、半導体装置を製造する製造プロセスの微細化が進められている。高性能化および/または高機能化を図るに従って、半導体装置が動作しているときに発生する動作電流が増加している。また、半導体製造プロセスの微細化が進むにつれて、半導体装置におけるリーク電流も増加している。
特許文献1から3には、クロック信号により動作する回路に関する技術が記載されている。
特開2012−108729号公報 特開平5−143753号公報 特許4373370号公報
高性能化、高機能化および製造プロセスの微細化が進むことにより、動作電流およびリーク電流が増加する。すなわち、動作電流とリーク電流とを含む消費電流が増加する。また、マイコン等の半導体装置は、クロック生成回路によって生成されたクロック信号に従って動作する。そのため、当該クロック信号の周波数を高くすることにより、半導体装置での処理の高速化を図ることが可能となるが、クロック信号の周波数を高くすると、動作電流の増加に繋がる。そのため、クロック信号の周波数を高くするのに従って、半導体装置の最大消費電流も増加する傾向にある。
半導体装置は、その外部に設けられた電源回路から、電源電圧が供給され、供給された電源電圧によって動作する。半導体装置を安定して動作させるためには、半導体装置の消費電流が最大消費電流に到達したときでも、電源回路が、半導体装置の要求する電源電圧を給電できるようにすることが必要である。例えば、半導体装置の消費電流が、最大消費電流に到達したとき、電源回路から半導体装置へ給電される電源電圧が低下すると、半導体装置の動作が不安定となり、誤動作を発生することが危惧される。
一方、半導体装置の消費電流は、その半導体装置が置かれている周囲の環境や半導体装置の製造ばらつきによっても変化する。例えば、周囲の温度が変化すれば、リーク電流が変化し、半導体装置の消費電流が変化する。そのため、半導体装置の最大消費電流を、予め見積もるのは容易ではない。また、最大消費電流の値を制御するのも容易ではない。
所定の機能を提供する電子装置は、複数の電子部品と電源回路により構成される。電子部品としては、半導体装置、抵抗素子、容量素子、トランジスタ等が用いられ、電源回路は、これらに電子部品に対して電源電圧を供給することになる。例えば、より高速に、所定の機能を提供しようとする場合、電子装置は、その消費電流が最大(最大許容電流)となる状態に近い状態で動作することになる。この場合、単独の半導体装置の消費電流を制御するだけでは、安定して、より高速に動作する電子装置を提供するのは不十分である。
特許文献1には、磁界から電力が供給されるシステムに関する技術が記載されている。特許文献2には、電源電圧と基準電圧とを比較し、クロック周波数を制御する技術が記載されている。また、特許文献3には、内部電源電圧を安定的に維持しながら、クロック信号の周波数を調整する技術が記載されている。
しかしながら、これらの特許文献1から3には、半導体装置の外部から、半導体装置に含まれているクロック生成回路を制御することは認識されていない。
そのほかの課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態において、半導体装置は、クロック信号生成回路と、クロック信号生成回路により生成されたクロック信号に従って動作する処理回路と、外部端子と、電源端子とを備えている。ここで、クロック信号生成回路の生成するクロック信号の周波数は、外部端子に供給されるアナログ信号によって制御される。
処理回路を動作させるクロック信号の周波数を、外部端子に供給するアナログ信号によって制御するため、半導体装置の消費電流を、半導体装置の外部から制御することが可能となる。
また、他の実施の形態においては、複数の電子部品と電源回路とを備える電子装置が提供される。ここで、電源回路は、複数の電子部品に流れる電流に従ったアナログ信号を出力する消費電流信号生成回路を備える。また、複数の電子部品のうちの一の電子部品が半導体装置とされる。この半導体装置は、クロック信号生成回路と、クロック信号生成回路により生成されたクロック信号に従って動作する処理回路とを備えており、クロック信号生成回路により生成されるクロック信号の周波数が、電源回路から出力されるアナログ信号によって制御される。
複数の電子部品に流れる電流に従って、クロック信号の周波数が、制御されるため、例えば電子装置の消費電流が増加するとき、半導体装置の消費電流を低減するように制御することが可能となる。
一実施の形態によれば、安定して動作することが可能な半導体装置を提供することができる。
実施の形態1に係わる電子装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係わる電源回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係わるクロック信号生成回路の構成を示すブロック図である。 (A)および(B)は、実施の形態1に係わる電子装置100の動作を示す波形図である。 実施の形態1の変形例に係わる消費電流信号生成回路の構成を示す回路図である。 実施の形態2に係わる電子装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係わる電流分配制御回路の構成を示すブロック図である。 (A)〜(E)は、実施の形態2に係わる電子装置の動作を示す波形図である。 実施の形態3に係わる半導体装置の構成を示すブロック図である。 (A)および(B)は、実施の形態3に係わる半導体装置の動作を示す波形図である。 実施の形態4に係わる半導体装置の構成を示すブロック図である。 (A)および(B)は、実施の形態4に係わる半導体装置の動作を示す波形図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部分には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は、原則として省略する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係わる電子装置の構成を示すブロック図である。同図を参照にして、実施の形態1に係わる電子装置の構成と、この電子装置を構成する電源回路および電子部品としての半導体装置の構成を説明する。
<電子装置の構成と、電源回路および半導体装置の概要>
先ず、電子装置の構成を説明する。図1において、100は、電子装置を示しており、101、108は、電子部品を示しており、109は、電源回路を示している。電子装置100は、所定の機能あるいは処理を実行することができるように、電子部品101と108とが組み合わされている。また、電子部品101および108が動作するように、それぞれの電子部品101および108へ電源電圧Vccと接地電圧Vssを供給する電源回路109が、電子装置100に設けられている。勿論、電子部品は、2個に限定されず、3個以上であってもよい。また、電源電圧Vccは、互いに電圧値が異なる複数の電源電圧が、電源回路109から電子部品101および108へ給電されるようにしてもよい。
この実施の形態1において、電子部品101は、半導体装置であり、電子部品108は、半導体装置であってもよいし、抵抗素子、容量素子、トランジスタあるいはこれらを組み合わせた回路であってもよい。電子部品101である半導体装置(以下、この半導体装置の符号も101とする)は、マイコンである場合を例として説明する。
半導体装置101は、特に制限されないが、1個の半導体チップと、当該半導体チップを封止したパッケージと、パッケージに設けられた複数の外部端子とを備えている。半導体チップには、あとで説明する複数の回路ブロックが、周知の半導体製造プロセスによって、形成されている。回路ブロックの入力または出力は、パッケージに設けられた外部端子に接続されている。また、回路ブロックのそれぞれは、パッケージに設けられた外部端子のうち、電源電圧Vccが給電される外部端子(電源端子)と、接地電圧Vssが給電される外部端子(接地端子)とに接続されている。
図1においては、電源電圧Vccが給電される外部端子が、PC1として示されており、接地電圧Vssが給電される外部端子が、PS1として示されている。回路ブロックのそれぞれは、外部端子PC1、PS1に給電される電源電圧Vcc、接地電圧Vssを動作電圧として、動作する。また、図1において、PA1は、パッケージに設けられた複数の外部端子のうちの1個の外部端子を示しており、この外部端子PA1には、電源回路109から消費電流信号CISが供給される。なお、半導体装置は、上記した外部端子以外に複数の外部端子を有しているが、図1においては省略されている。
図1において、PC2、PS2は、電子部品108に設けられた電源端子、接地端子を示しており、電源端子PC2には、電源電圧Vccが給電され、接地端子PS2には、接地電圧Vssが給電される。電子部品108も、これらの電圧端子PC2および接地端子PS2に給電される電源電圧Vcc、Vssを動作電圧として、動作する。なお、電子部品108と半導体装置101との間は、信号配線により結合され、相互に信号の送受信が行われるが、図1では、この信号配線は省略されている。
電源回路109は、電源供給端子PC3、接地供給端子PS3および消費電流信号CISを出力する端子PA2を備えている。電源回路109は、電源供給端子PC3から電源電圧Vccを出力し、接地供給端子PS3から接地電圧Vssを出力する。電源回路109の電源供給端子PC3と、半導体装置101の電源端子PC1と、電子部品108の電源端子PC2との間は、電源配線L1によって電気的に接続されている。同様に、電源回路109の接地供給端子PS3と、半導体装置101の接地端子PS1と、電子部品108の接地端子PS2との間も、電源配線L2によって電気的に接続されている。すなわち、電源配線L1を介して、電源回路109から、半導体装置101および電子部品108へ、電源電圧Vccの給電が行われ、電源配線L2を介して、電源回路109から、半導体装置101および電子部品108へ、接地電圧Vssの給電が行われる。
この実施の形態1において、電源回路109は、電源電圧Vccおよび接地電圧Vssを形成する電源電圧供給回路110と、消費電流信号生成回路111とを備えている。電源電圧供給回路110は、電池によって構成してもよいし、商用電源を降圧する降圧回路によって構成してもよい。この電源電圧供給回路110は、接地電圧Vssに対して、例えば3.3Vあるいは5Vの電圧を電源電圧Vccとして出力する。
消費電流信号生成回路111は、電源電圧供給回路110と、電源供給端子PC3および接地供給端子PS3との間に結合されている。消費電流信号生成回路111は、あとで図2を用いて一例を説明するが、電源供給端子PC3を流れる電流の値に従って変化するアナログ信号を、消費電流信号CISとして形成し、端子PA2から出力する。電源配線L1を介して、電源供給端子PC3は、半導体装置(電子部品)101の電源端子PC1および電子部品108の電源端子PC2に接続されている。消費電流信号生成回路111は、半導体装置(電子部品)101を流れる消費電流と、電子部品108を流れる消費電流の和に相当する総消費電流に従って変化するアナログ信号を形成し、消費電流信号CISとして出力する。ここで、半導体装置101および電子部品108を流れる総消費電流は、半導体装置101の動作状況および/または電子部品108の動作状況により変化する。また、総消費電流は、電子装置100が置かれている周囲環境によって変化する。従って、消費電流信号生成回路111が出力する消費電流信号CISは、そのときの半導体装置101および電子部品108の動作状況および/または周囲環境に従って変化することになる。
<電源回路の構成>
半導体装置101の構成を説明するまえに、電源回路109の構成を説明する。図2には、実施の形態1に係わる電源回路109の構成を示すブロック図である。図2において、PC4は、電源電圧供給回路110の電源端子を示しており、PS4は、電源電圧供給回路110の接地端子を示している。電源電圧供給回路110は、電源供給端子PC4から電源電圧Vccを出力し、接地端子PS4から接地電圧Vssを出力する。
消費電流信号生成回路111は、電流を計測し、計測結果を電圧として出力する電流計200を備えている。電流計200は、電源端子PC4と電源供給端子PC3との間に、直列的に接続され、電源端子P4と電源供給端子PC3との間を流れる総消費電流Iccを計測し、計測結果を、消費電流信号CISとして端子PA2へ供給する。電源供給端子PC3を流れる電流、すなわち総消費電流Iccが、時間経過に伴って変化することにより、消費電流信号CISの電圧値も時間経過に伴って変化する。すなわち、消費電流信号CISは、時間経過に伴って、その電圧値が変化するアナログ信号である。
電源電圧供給回路110の接地端子PS4は、接地供給端子PS3に電気的に接続されている。図1および図2においては、接地端子PS4は、消費電流信号生成回路111を介して、接地供給端子PS3に接続されているように描かれているが、これに限定されるものではない。
なお、電流を電圧へ変換すると言う観点で見た場合、電流計200は、電流電圧変換回路と見なすことができる。
<半導体装置の構成>
次に、半導体装置101の構成を、図1を用いて説明する。この実施の形態1において、半導体装置101は、マイコンである。マイコンは、複数の回路ブロックを有しているが、図面が複雑になるのを避けるために、図1には、その一部の回路ブロックのみが示されている。図1において、103は、マイクロプロセッサ(以下、プロセッサとも称する)103を示しており、104は、周辺回路を示しており、105は、クロック信号生成回路を示している。また、図1において、106は、アナログ信号をデジタル信号へ変換するアナログ/デジタル変換回路(以下、A/D変換回路とも称する)を示しており、107は、プログラム等を格納するメモリを示しており、102は、内部電源回路を示している。
内部電源回路102は、電源端子PC1および接地端子PS1に接続されており、電源端子PC1から電源電圧Vccが供給され、接地端子PS1から接地電圧Vssが供給される。内部電源回路102は、電源電圧Vccから、プロセッサ103、周辺回路104、クロック信号生成回路105、A/D変換回路106およびメモリ107等に対して適切な電圧値を有する動作電圧を形成し、供給する。例えば、電源電圧Vccを降圧して、プロセッサ103の動作電圧を形成し、供給する。図1では、図面が複雑になるのを避けるために、内部電源回路102からプロセッサ103および周辺回路104へ、動作電圧を供給する電源配線のみが、破線で示されており、他の回路ブロックへ動作電圧を供給する電源配線は省略されている。
プロセッサ103、周辺回路104およびメモリ107は、クロック信号生成回路105によって生成されたクロック信号に同期して動作する。すなわち、プロセッサ103は、クロック信号生成回路105によって生成されたクロック信号に同期して、メモリ107に格納されているプログラムを読み出し、実行する。プロセッサ103が、プログラムを実行する過程において、プロセッサ103は、必要に応じて周辺回路104を動作させる。周辺回路104も、クロック信号生成回路105により生成されたクロック信号に同期して動作する。プロセッサ103がメモリ107に格納されているプログラムを実行することにより、半導体装置101の機能が実現される。
クロック信号生成回路105により生成されたクロック信号に従って、プロセッサ103、周辺回路104およびメモリ107等が動作するため、クロック信号生成回路105によって生成されるクロック信号の周波数を変更することにより、これらの回路ブロックの動作速度を変更することが可能となる。特に制限されないが、クロック信号に従って動作するプロセッサ103、周辺回路104およびメモリ107が、処理回路と見なされる。
図1では、図面が複雑になるのを避けるために、クロック信号生成回路105によって生成されたクロック信号を、プロセッサ103および周辺回路104へ供給する信号配線のみが示されているが、上記したようにメモリ107へも供給されている。また、クロック信号生成回路105によって、生成したクロック信号は、他の回路ブロック、例えば内部電源回路102へ供給してもよい。この場合には、内部電源回路102において、供給されたクロック信号に同期して、例えば、降圧動作が行われる。
A/D変換回路106は、外部端子PA1とクロック信号生成回路105とに結合されている。すなわち、外部端子PA1を介して、上記したアナログ信号である消費電流信号CISが、A/D変換回路106に供給される。A/D変換回路106は、この消費電流信号CISを、デジタル信号へ変換し、クロック選択信号FSDを形成して、クロック信号生成回路105へ供給する。クロック信号生成回路105は、A/D変換回路106からの選択信号FSD(デジタル信号)に従って、生成するクロック信号の周波数を変更する。
図3は、実施の形態1に係わるクロック信号生成回路105の構成を示すブロック図である。クロック信号生成回路105は、発振回路400と、複数の分周回路と、クロック選択信号FSDによって制御される選択回路404とを備えている。クロック信号生成回路105は、複数の分周回路を備えているが、図3には、3個の分周回路401〜403が、例示されている。発振回路400は、周波数f1のクロック信号を発生する。分周回路401は、例えば2分周回路であり、発振回路400からのクロック信号を、2分周して、周波数f1よりも低い周波数f2のクロック信号を形成する。また、例えば、分周回路402は、3分周回路であり、分周回路403は、4分周回路である。分周回路402は、発振回路400からのクロック信号を、3分周して、周波数f2よりも低い周波数f3のクロック信号を形成する。同様に、分周回路403は、発振回路400からのクロック信号を、4分周して、周波数f3よりも低い周波数f4のクロック信号を形成する。
選択回路404は、発振回路400からのクロック信号(周波数f1)と、それぞれの分周回路401〜403のクロック信号(周波数f2)〜クロック信号(周波数f4)を受け、クロック選択信号FSDによって指定された、周波数を有するクロック信号を選択し、プロセッサ103(周辺回路104)へ供給する。すなわち、この実施の形態1においては、デジタル信号であるクロック選択信号FSDによって、選択回路404が、指定されている周波数のクロック信号を、選択することにより、クロック信号生成回路105によって生成されるクロック信号の周波数が変更されることになる。選択回路404には、予め、周波数f1〜f4のように互いに異なる周波数のクロック信号が供給されているため、クロック信号の周波数を変更するとき、プロセッサ103、周辺回路104等の処理回路に供給されるクロック信号の周波数が安定になるのを待つ時間を短縮することが可能となる。
例えば、電圧制御型発振回路を、クロック信号生成回路105として用いることが考えられるが、この場合には、クロック信号の周波数を変更する際に、位相の引き込み等が要求され、処理回路へ供給されるクロック信号の周波数が安定するまでに時間を要することになる。
プロセッサ103と周辺回路104とを動作させるクロック信号の周波数が、異なる場合、選択回路404は、それぞれに適した周波数のクロック信号を選択して、供給する。
この実施の形態1において、A/D変換回路106は、アナログ/デジタル変換を行う変換回路106−Aと、変換回路106−Aからのデジタル信号に基づいてクロック選択信号FSDを形成する制御回路106−Cを備えている。
制御回路106−Cは、変換回路106−Aからのデジタル信号と、所定のしきい値(閾値H)に対応したデジタル信号(閾値H)とを比較し、変換回路106−Aからのデジタル信号が、デジタル信号(閾値H)よりも大きい場合、現在の周波数よりも低い周波数のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを形成して出力する。また、制御回路106−Cは、変換回路106−Aからのデジタル信号と、所定のしきい値(閾値L)に対応したデジタル信号(閾値L)とを比較し、変換回路106−Aからのデジタル信号が、デジタル信号(閾値L)よりも小さいとき、現在の周波数よりも高い周波数のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを形成して出力する。また、変換回路106−Aからのデジタル信号が、デジタル信号(閾値H)とデジタル信号(閾値L)との間にある場合、制御回路106−Cは、現在の周波数のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを継続して出力する。
なお、制御回路106−Cは、最も高い周波数のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを出力しているときに、変換回路106−Aからのデジタル信号が、デジタル信号(閾値L)よりも小さいときには、最も高い周波数のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを継続して出力する。同様に、最も低い周波数のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを出力しているときに、変換回路106−Aからのデジタル信号が、デジタル信号(閾値H)よりも大きいときには、最も低い周波数のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを継続して出力する。
初期状態のとき、例えば電源投入のとき、制御回路106−Cは、例えば、最も高い周波数(f1)のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを出力する。これにより、初期状態のときには、選択回路404は、発振回路400により形成されているクロック信号を選択し、プロセッサ103等へ供給する。その後、消費電流信号CISの値が高くなり、変換回路106−Aからのデジタル信号が、デジタル信号(閾値H)よりも大きくなると、制御回路106−Cから、現在の周波数(f1)よりも低い周波数(例えばf3)のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDが出力される。これにより、選択回路404は、分周回路402によって形成されている周波数(f3)のクロック信号を選択し、プロセッサ103等へ供給する。
その後、変換回路106−Aから、デジタル信号(閾値H)よりも大きい、またはデジタル信号(閾値L)よりも小さいデジタル信号が出力されるまで、制御回路106−Cからは、周波数(f3)のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDが、継続して出力される。その後、変換回路106−Aから、例えばデジタル信号(閾値L)よりも小さいデジタル信号が出力されると、制御回路106−Cは、現在の周波数(f3)よりも高い周波数(例えば、f1)のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを出力する。これにより、選択回路404は、周波数(f1)のクロック信号を選択し、出力する。反対に、変換回路106−Aから、例えばデジタル信号(閾値H)よりも大きなデジタル信号が出力されると、制御回路106−Cは、現在の周波数(f3)よりも低い周波数(例えば、f4)のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを出力する。これにより、選択回路404は、周波数(f4)のクロック信号を選択し、出力する。
これにより、クロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数の変更は、消費電流信号CISを2個のしきい値(閾値H、閾値L)を基準にして行われることになる。すなわち、消費電流信号CISが、しきい値(閾値H)を超えたとき、クロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数が低くされ、しきい値(閾値L)よりも低くなったとき、クロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数が高くされる。言い換えるならば、消費電流信号CISは、ヒステリシスを有する比較回路によって判定され、比較回路の結果によって、クロック信号生成回路105からのクロック信号の周波数が変更される。
<半導体装置の動作>
図4は、実施の形態1に係わる電子装置100、消費電流信号生成回路111および半導体装置101の動作を示す波形図である。図1〜図4を用いて、これらの動作を説明する。図4において、横軸は時間を示しており、図4(A)の縦軸は、消費電流信号生成回路111から出力される消費電流信号CISの電圧を示し、図4(B)の縦軸は、クロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数を示している。なお、図4(B)に示したクロック信号は、プロセッサ103へ供給されるクロック信号を例として示している。周辺回路104、メモリ107へ供給されるクロック信号については、それぞれに適した周波数のクロック信号が供給されるが、時間経過に伴って、周波数は図4(B)に示しているのと同様に変化する。
図1に示したように、半導体装置101および電子部品108の電源端子PC1およびPC2は、電源配線L1を介して電源回路109の電源供給端子PC3に接続されている。半導体装置101および/または電子部品108の負荷が、時間経過に伴って、変化することにより、半導体装置101および/または電子部品108を流れる消費電流が増減する。また、半導体装置101および/または電子部品108を流れる消費電流は、周囲環境の変化によっても変化する。半導体装置101を例にして述べれば、周囲の温度が変化することにより、リーク電流が増減するため、半導体装置101を流れる消費電流が増減(変化)する。
電源回路109の電源供給端子PC3を流れる消費電流の値は、半導体装置101および電子部品108の消費電流の和(総消費電流の値)となるため、半導体装置101および電子部品108の少なくとも一方の消費電流が変化すれば、その変化に従って、変化する。消費電流信号CISは、図2で述べたように、電源供給端子PC3を流れる総消費電流Iccの値に従った電圧値を有する。そのため、時間経過に伴って、電源供給端子PC3を流れる消費電流(総消費電流)の変化に従って、消費電流信号CISの電圧値は変化する。
図4(A)は、時間経過に伴う消費電流信号CISの電圧変化を示しているが、総消費電流の電流値の変化を示していると見なすことができる。このように見なした場合、総消費電流は、図4(A)の例では、時刻t0から時刻t1においては、一旦低下し、その後増加し、半導体装置101においてクロック信号の周波数を変更しなければ、破線で示すように、時刻t2近辺まで増加し続け、その後、減少する。
実施の形態1においては、消費電流信号CISの値が、図3で説明した所定のしきい値(閾値H)を超えたか否かの判定と、消費電流信号CISの値が、所定のしきい値(閾値L)よりも低下したか否かの判定を行う。消費電流信号CISの値が、所定のしきい値(閾値H)を超えた場合、図3で説明したように、A/D変換回路106は、クロック信号生成回路105に対して、そのとき出力しているクロック信号よりも低い周波数を有するクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを供給する。一方、消費電流信号CISの値が、所定のしきい値(閾値L)よりも低下した場合、図3で説明したように、A/D変換回路106は、クロック信号生成回路105に対して、そのとき出力しているクロック信号よりも高い周波数を有するクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを出力する。
図4の例で説明すると、時間経過に伴ってアナログ的に変化する消費電流信号CISの電圧値は、時刻t1において、しきい値(閾値H)を超える。これにより、A/D変換回路106は、時刻t1まで出力していたクロック信号(周波数f1)よりも低い周波数(f3)のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを出力する。これにより、クロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数が、高い周波数(f1)から低い周波数(f3)へ変更される。プロセッサ103に供給されるクロック信号の周波数が、周波数(f3)へ低くなるため、プロセッサ103の動作速度が低くなり、プロセッサ103での消費電流が低減される。このとき、半導体装置101において、周辺回路103およびメモリ107等の回路ブロックに供給されているクロック信号の周波数も低くされるため、これらの回路ブロックの動作速度も遅くなる。その結果として、時刻t1において、半導体装置101の消費電流が低減され、総消費電流の値も低減され、消費電流信号CISの電圧値は低下する。
時刻t1から時刻t2の間、総消費電流は増加しているため、時刻t1から再び、消費電流信号CISの電圧値は上昇し、時刻t2において、しきい値(閾値H)を再び超える。これにより、A/D変換回路106は、時刻t2において、そのときまで指定していた周波数(f3)のクロック信号の代わりに、周波数のより低いクロック信号(周波数f4)を指定するクロック選択信号FSDを出力する。その結果、クロック信号生成回路105から出力されているクロック信号の周波数は、周波数(f3)から、より低い周波数(f4)へ変更される。時刻t1のときと同様に、時刻t2において、総消費電流が低減され、消費電流信号CISの電圧値が低下する。
時刻t2の近辺において、総消費電流の値は、ピークとなり、その後低下する。これに伴い、消費電流信号CISの値も、一旦上昇したあと、低下する。時刻t4において、消費電流信号CISの値が、しきい値(閾値L)よりも低下すると、A/D変換回路106は、時刻t2から時刻t3の間に出力していたクロック選択信号FSD、すなわち周波数(f4)を指定するクロック選択信号FSDの代わりに、周波数(f4)よりも高い周波数のクロック信号(周波数f3)を指定するクロック選択信号FSDを出力する。これにより、クロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数は、時刻t2から時刻t3の間に出力されていた周波数(f4)に対して、高い周波数(f3)へ変更される。半導体装置101内の回路ブロック(プロセッサ103、周辺回路104、メモリ107等)へ供給されているクロック信号の周波数が、高くなり、動作速度が速くなる。回路ブロックの動作速度が早くなることにより、総消費電流が増加し、消費電流信号CISの電圧値が、時刻t3において一旦上昇する。
図4の例では、時刻t3以降では、総消費電流が徐々に低下している。そのため、時刻t4において、再び、消費電流信号CISの電圧値は、しきい値(閾値L)よりも低くなる。その結果、時刻t3のときと同様に、クロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数は、時刻t3から時刻t4の間の周波数(f3)よりも高い周波数(f1)へ変更される。その結果、時刻t4以降においては、周波数(f1)のクロック信号に従って、回路ブロックが動作することになる。
上記したように、半導体装置101および/または電子部品108の負荷および/または周囲環境が変化し、総消費電流が増加すると、この実施の形態1においては、半導体装置101内のクロック信号の周波数が低い周波数へと変更される。これにより、総消費電流の増加を抑制することが可能となる。総消費電流の増加を抑制することにより、半導体装置101および電子部品108に供給される電源電圧が低下するのを抑制することが可能となり、負荷の変化および/または周囲環境の変化に対して、半導体装置101および電子部品108が安定して動作を継続することが可能となる。ひいては、電子装置100を安定して動作させることが可能となる。
また、総消費電流が低下したときには、半導体装置101内のクロック信号の周波数が、高い周波数へと再び変更される。これにより、総消費電流が低下したときには、半導体装置101の動作速度を速くすることが可能となる。その結果、電子装置100の動作速度の向上を図ることが可能となる。
この実施の形態1においては、クロック信号の周波数を、高い周波数から低い周波数へ変更する際の判定となるしきい値と、低い周波数から高い周波数へ変更する際の判定となるしきい値とが異なるようにされている。すなわち、しきい値として、閾値Hと閾値Lとを用いている。実施の形態1では、消費電流信号CISに対応するデジタル信号と、しきい値(閾値H、閾値L)との比較を、A/D変換回路106内の制御回路106−Cにおいて行う例を示したが、これに限定されない。例えば、制御回路106−Cの機能を、クロック信号生成回路105に持たせてもよい。また、しきい値として、2個のしきい値(閾値H、閾値L)を例にしたが、3個以上であってもよい。
また、しきい値を用いなくてもよい。例えば、A/D変換回路106(変換回路106−A)から出力されるデジタル信号の値と、分周回路401〜403、発振回路400とを1対1に対応させるようにしてもよい。この場合、大きな値のデジタル信号(消費電流信号CISが高い)に、周波数の低いクロック信号を形成する分周回路(例えば、403)を対応させ、小さな値のデジタル信号(消費電流信号CISが低い)に、周波数の高い分周回路(例えば401)または発振回路400を対応させる。これにより、総消費電流が大きいときには、クロック信号生成回路から出力されるクロック信号の周波数が低くなるように変更され、総消費電流が小さいときには、周波数が高くなるように変更される。このような構成にした場合、クロック信号の周波数の変更が頻繁に発生することになってしまう。これを避けるために、周波数を変更する間隔を設けるようにすることが望ましい。例えば、選択回路404が、A/D変換回路106からのクロック選択信号FSDに基づいて、一定間隔で、クロック信号を選択するようにすればよい。
なお、周波数の変更として、図4では、周波数f1よりも低い周波数として周波数f3へ、周波数f1から変更する例を示したが、勿論、周波数f3の代わりに周波数f2へ変更するようにしてもよいことは言うまでもない。
<変形例>
図5は、消費電流信号生成回路111の変形例の構成を示す回路図である。この変形例においては、電流計200(図2)の代わりに、抵抗素子300が用いられている。すなわち、消費電流信号生成回路111は、抵抗素子300を有しており、抵抗素子300の一方の端子は、電源電圧供給回路110の電源端子PC4に接続され、他方の端子は、電源回路109の電源供給端子PC3に接続されている。また、抵抗素子300の一方の端子は、電源回路109の基準端子PA2−Rに接続され、他方の端子は、電源回路109の電流信号端子PA2−Iに接続されている。
抵抗素子300を総消費電流が流れることにより、そのときの総消費電流の大きさに従った電圧降下が、抵抗素子300の端子間に発生する。この端子間の電圧差が、基準端子PA2−Rと電流信号端子PA2−Iとを介して取り出される。この場合、消費電流信号CISは、基準端子PA2−Rと電流信号端子PA2−Iとの間の電圧差として表され、電圧差の大小が、消費電流信号CISの電圧の大小となる。図1と対応させるならば、基準端子PA2−Rと電流信号端子PA2−Iによって、図1の端子PA2が構成されると見なすことができる。
この変形例においては、半導体装置101および電子部品108に給電される電源電圧Vccの電圧が、所望の値となるように、抵抗素子300の抵抗値を定める。また、抵抗素子300での電圧降下の低減をはかるためには、抵抗素子300は、低抵抗であることが望ましい。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2に係わる電子装置の構成を示すブロック図である。同図において、600は、電子装置を示している。電子装置600は、電子装置600の機能を達成するために、複数の電子部品を備えている。この実施の形態2において、電子装置は、複数の電子部品として、少なくとも2個の半導体装置101A、101Bを備えている。また、電子装置600は、半導体装置101A、101Bを含む電子装置に電源電圧Vccと接地電圧Vssを供給するための電源回路109を備えている。さらに、この実施の形態2において、電子装置600は、電流分配制御回路601を備えている。
半導体装置101Aおよび101Bは、特に制限されないが、互いに同じ構成を有しているため、図6には、半導体装置101Aについてのみ、その構成が示されている。半導体装置101Aの構成は、図1に示した半導体装置101と同じであるため、説明の都合上で必要がない限り説明は省略する。半導体装置101Bは、半導体装置101Aと同じ構成を有しているため、図6においては、詳しい構成が省略されている。
図1においては、半導体装置101の電源端子をPC1として示したが、半導体装置101Aの電源端子と、半導体装置101Bの電源端子とを区別するために、図6においては、半導体装置101Aの電源端子をPC1Aとして示してあり、半導体装置101Bの電源端子をPC1Bとして示してある。同様に、図1においては、半導体装置101の外部端子をPA1として示したが、半導体装置101Aの外部端子と、半導体装置101Bの外部端子とを区別するために、図6においては、半導体装置101Aの外部端子をPA1Aとして示してあり、半導体装置101Bの電源端子をPA1Bとして示してある。
なお、半導体装置101Aと101Bの構成は、同じであるが、メモリ107に格納されているプログラムは、互いに異なっている。プログラムが異なることにより、半導体装置101Aと半導体装置101Bは、互いに異なった機能を提供している。
電源回路109の構成は、図1に示した電源回路109と同じ構成を有しているので、説明は省略する。電源回路109の電源供給端子PC3は、電源配線L1を介して、半導体装置101Aの電源端子PC1Aおよび半導体装置101Bの電源端子PC1Bに接続されている。半導体装置101Aが、プログラムに従って動作することにより、電源端子PC1Aを消費電流IccAが流れ、半導体装置101Bは、プログラムに従って動作することにより、電源端子PC1Bを消費電流IccBが流れる。電子装置600を動作させたときには、これらの消費電流IccA、IccBの和である総消費電流Iccが、電源回路の電源供給端子PC3を流れることになる。なお、接地電圧Vssに関する接地端子、接地供給端子および電源配線については、図6では省略されている。
実施の形態1においては、電源回路109から出力された消費電流信号CISは、半導体装置101の外部端子PA1に供給されていた。これに対して、実施の形態2においては、消費電流信号CISは、電流分配制御回路600に供給される。また、半導体装置101の外部端子PA1に相当する半導体装置101Aの外部端子PA1Aには、電流分配制御回路601からの消費電流制御信号ICTAが供給されている。同様に、半導体装置101の外部端子PA1に相当する半導体装置101Bの外部端子PA1Bには、電流分配制御回路601からの消費電流制御信号ICTBが供給されている。
電流分配制御回路601は、消費電流信号CISを受ける端子PA3と、消費電流制御信号ICTAを出力する端子PA4と、消費電流制御信号ICTBを出力する端子PA5とを備えている。電流分配制御回路601は、消費電流制御信号ICTAおよびICTBによって、半導体装置101Aにおけるクロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数と、半導体装置101Bにおけるクロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数とを別々に制御する。この制御に際して、電流分配制御回路601は、消費電流信号CISにより、総消費電流Iccを把握し、総消費電流Iccが所定の値(例えば、最大許容電流)を超えないように、消費電流制御信号ICTA、ICTBを形成する。
<電流分配制御回路の構成>
図7は、電流分配制御回路の構成を示すブロック図である。同図において、700は、A/D変換回路であり、701は、プロセッサであり、702および703は、デジタル/アナログ変換回路(以下、D/A変換回路と称する)である。A/D変換回路700は、アナログ信号である消費電流信号CISをデジタル信号である消費電流信号CIS−Dへ変換する。プロセッサ701は、A/D変換回路701から出力されているデジタル信号CIS−Dを受け、半導体装置101Aを制御するための消費電流制御信号ICTA−Dと、半導体装置101Bを制御するための消費電流制御信号ICTB−Dを形成する。D/A変換回路702は、デジタル信号である消費電流制御信号ICTA−Dを受け、アナログ信号の消費電流制御信号ICTAを形成する。同様に、D/A変換回路703は、デジタル信号である消費電流制御信号ICTB−Dを受け、アナログ信号の消費電流制御信号ICTBを形成する。
プロセッサ701は、図示していないメモリに格納されたプログラムに従って動作する。プログラムに従って、プロセッサ701は、時間経過に伴って、消費電流制御信号ICTA−Dおよび消費電流制御信号ICTB−Dの値を、別々に変更する。例えば、プロセッサ701は、電源投入時に、消費電流制御信号ICTAの電圧が低くなるようなデジタルの消費電流制御信号ICTA−Dを出力する。一方、このとき、消費電流制御信号ICTBの電圧が高くなるようなデジタルの消費電流制御信号ICTB−Dを出力する。また、電源投入から時間が経過したとき、プロセッサ701は、消費電流制御信号ICTAの電圧が高くなるようなデジタルの消費電流制御信号ICTA−Dを出力する。一方、このとき、消費電流制御信号ICTBの電圧が低くなるようなデジタルの消費電流制御信号ICTB−Dを出力する。
これにより、電源投入時においては、半導体装置101Aの外部端子PA1Aには、低い電圧の消費電流制御信号ICTAが供給されるため、半導体装置101Aにおけるクロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数は高くなる。これに対して、半導体装置101Bの外部端子PA1Bには、高い電圧の消費電流制御信号ICTBが供給されるため、半導体装置101Bにおけるクロック信号生成回路106から出力されるクロック信号の周波数は低くなる。その結果、電源投入時においては、半導体装置101Aの動作速度が速くなり、半導体装置101Bの動作速度は遅くなる。半導体装置101Aの動作速度が速くなることにより、半導体装置101Aの消費電流IccAは大きくなるが、半導体装置101Bの動作速度が遅くなるため、半導体装置101Bの消費電流IccBは、小さくなる。これにより、総消費電流Iccが大きくなるのを抑制しながら、半導体装置101Aの動作速度の向上を図ることが可能となる。
同様に、電源投入から時間が経過したときには、半導体装置101Aの外部端子PA1Aには、高い電圧の消費電流制御信号ICTAが供給されるため、半導体装置101Aにおけるクロック信号生成回路106から出力されるクロック信号の周波数は低くなる。これに対して、半導体装置101Bの外部端子PA1Bには、低い電圧の消費電流制御信号ICTBが供給されるため、半導体装置101Bにおけるクロック信号生成回路106から出力されるクロック信号の周波数は高くなる。その結果、電源投入から時間が経過したときにおいては、半導体装置101Aの動作速度が遅くなり、半導体装置101Bの動作速度は速くなる。半導体装置101Bの動作速度が速くなることにより、半導体装置101Bの消費電流IccBは大きくなるが、半導体装置101Aの動作速度が遅くなるため、半導体装置101Aの消費電流IccAは、小さくなる。これにより、総消費電流Iccが大きくなるのを抑制しながら、半導体装置101Bの動作速度の向上を図ることが可能となる。
また、プロセッサ701は、消費電流信号CIS−Dの値を監視しながら、消費電流制御信号ICTA−DおよびICTB−Dの値を変化させる。すなわち、総消費電流Iccが、最大消費電流に到達したときの消費電流信号CIS−Dの値を、所定のしきい値とし、消費電流信号CIS−Dが、この所定のしきい値に到達しないように、消費電流制御信号ICTA−D、ICTB−Dの値を変化させる。
これにより、総消費電流Iccが、最大許容電流に到達しないようにしながら、選択的に半導体装置の動作速度を向上させることが可能となる。
<電子装置の動作>
次に、実施の形態2に係わる電子装置600の動作を説明する。図8は、電子装置600の波形を示す波形図である。図8において、横軸は時間を示している。図8(A)は、時間経過に伴う総消費電流Iccの波形を示しており、図8(B)は、半導体装置101Aの消費電流IccAの波形を示しており、図8(D)は、半導体装置101Bの消費電流IccBの波形を示している。図8(A)、図8(B)および図8(D)のそれぞれにおいて、縦軸は電流を示しており、一点破線は、最大許容電流を示している。最大許容電流の値は、電源回路109の電流供給能力、電源配線の許容電流能力等により定まる。例えば、最大許容電流を超えると、電源回路109から出力されている電源電圧Vccの電圧値は降下し、電子装置、半導体装置の動作不安定あるいは誤動作に繋がる。また、電源配線の発火等が発生することが危惧される。
図8(C)は、消費電流制御信号ICTAの波形を示しており、図8(E)は、消費電流制御信号ICTBの波形を示している。図8(C)および図8(E)の縦軸は、電圧を示している。図8(C)および図8(E)においては、消費電流制御信号ICTAおよびICTBの基準が、電源電圧Vccの場合が示されている。すなわち、消費電流制御信号ICTA、ICTBの電圧が高いおよび低いとは、電源電圧Vccを基準にしている。
ここでは、電子装置600が、カメラに内蔵されているモータを制御する電子装置である場合を例にして説明する。この場合、半導体装置101Aは、カメラの電源制御およびカメラに設けられている電子装置のセルフチェックを実施する。セルフチェックは、例えばカメラの電源が投入されたときに、実行される。そのため、半導体装置101Aは、電源を投入したとき、負荷が大きくなる。一方、半導体装置101Bは、カメラの通常動作、例えば撮影動作の制御を実施する。そのため、電源投入後に、半導体装置101Bの負荷が大きくなる。この実施の形態2では、カメラの電源を投入したときに、半導体装置101Aの処理能力を優先させ、通常動作のときには、半導体装置101Bの処理能力を優先させる。
図8において、時刻t1のときにカメラの電源が投入されたとする。プロセッサ701は、プログラムに従って、消費電流制御信号ICTAの電圧が徐々に低くなるように、デジタルの消費電流制御信号ICTA−Dを変化させる(図8(C)、接地電圧Vssの方向へ変化)。このとき、プロセッサ701は、消費電流制御信号ICTBの電圧が、高い状態で維持されるように、デジタルの消費電流制御信号ICTB−Dを形成する(図8(E))。
消費電流制御信号ICTAの電圧を徐々に低くすることにより、時刻t1から時刻t3の間において、半導体装置101Aにおけるクロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数は、低い周波数から徐々に高い周波数へと変更される。これにより、半導体装置101Aにおける処理回路の動作速度が速くなり、半導体装置101Aによる電源制御およびセルフチェックが敏速に行われるようになる(処理能力増大)。クロック信号の周波数が高くなるのに従って、半導体装置101Aの消費電流IccAは、図8(B)に示すように、時刻t1から増加する。一方、消費電流制御信号ICTBは、図8(E)に示すように、時刻t1から時刻t3の間においては、高い電圧に維持しているため、半導体装置101Bにおけるクロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数は低くなっている。そのため、半導体装置101Bの消費電流IccBは、低い値に維持されている。
電源投入のときには、半導体装置101Aが優先的に処理を行う。そのため、総消費電流Iccは、主に半導体装置101Aの消費電流IccAの増加に伴って、時刻t1から増加を開始する。総消費電流Iccが増加すると、消費電流信号CISの値が上昇する。プロセッサ701は、消費電流信号CISの値が、所定の値に近づくと、時刻t2近辺で示すように、消費電流制御信号ICTAの電圧が高くなるように(電源電圧Vccの方向へ変化)、デジタルの消費電流制御信号ICTA−Dを変化させる。これにより、総消費電流Iccが最大許容電流に到達する前に、総消費電流Iccが減少する。
カメラの電源が投入されて、例えば半導体装置101Aによるセルフチェックが完了すると、プロセッサ701は、消費電流制御信号ICTAの電圧が高くなるように、デジタルの消費電流制御信号ICTA−Dを変化させる。
図8では、時刻t3において、カメラの撮影が開始される。カメラの撮影が開始されると、プロセッサ701は、プログラムに従って、電流制御信号ICTBの電圧が徐々に低くなるように、デジタルの電流制御信号ICTB−Dを変化させる(図8(E))。このとき、プロセッサ701は、電流制御信号ICTAの電圧が高くなるように、デジタルの電流制御信号ICTA−Dを変化させる(図8(C))。
電流制御信号ICTBの電圧を徐々に低くすることにより、時刻t3から時刻t5の間において、半導体装置101Bにおけるクロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数は、低い周波数から徐々に高い周波数へと変更される。これにより、半導体装置101Bにおける処理回路の動作速度が速くなり、半導体装置101Bによる撮影動作の制御が敏速に行われるようになる(処理能力増大)。クロック信号の周波数が高くなるのに従って、半導体装置101Bの消費電流IccBは、図8(D)に示すように、時刻t3から増加する。一方、消費電流制御信号ICTAは、図8(C)に示すように、徐々に、高い電圧へ変化している。そのため、半導体装置101Aにおけるクロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数は、徐々に低くなる。その結果、総消費電流Iccが、高くなるのを抑制することが可能となる。
このようにして、半導体装置101Aと101Bを、シーケンシャルに制御することにより、総消費電流が大きくなるのを抑制しながら、特定の半導体装置の処理能力を増大させることが可能となる。
図7では、プロセッサ701を用いて、消費電流制御信号ICTA−D、ICTB−Dを形成する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、プロセッサ701の代わりにタイミング信号を生成するタイマー回路を用いるようにしてもよい。この場合、タイマー回路によって、半導体装置101Aの処理能力を増大させるタイミングと、半導体装置101Bの処理能力を増大させるタイミングとが、シーケンシャルになるように制御する。このとき、A/D変換回路700から出力される消費電流信号CIS−Dを、処理能力を増大させる半導体装置に供給される消費電流制御信号に対応するデジタルの消費電流制御信号として供給する。これにより、半導体装置101Aおよび101Bの処理能力を、シーケンシャルに増大させることが可能になるとともに、処理能力を増大させる半導体装置の消費電流が、総消費電流Iccの値に従って変更されるようになる。
また、2個の半導体装置101Aと101Bを例にして説明したが、勿論、3個以上の半導体装置に対しても適用することができる。この場合にも、総消費電流の増加を抑制しながら、3個以上の半導体装置の処理能力の増大をシーケンシャルに制御することが可能となる。
<変形例>
図7において、プロセッサ701は、消費電流信号CIS−Dに従って消費電流制御信号ICTA−DおよびICTB−Dを形成する。この場合、プロセッサ701は、総消費電流Iccが、最大許容電流を超えないように、消費電流制御信号ICTA−Dおよび/またはICTB−Dを変化させる。すなわち、プロセッサ701は、消費電流信号CIS−Dを監視し、消費電流信号CIS−Dが、最大許容電流に対応する値に到達する前に、消費電流制御信号ICTA、ICTBの両方またはいずれか一方の電圧を、高くするようなデジタルの消費電流制御信号ICTA−D、ICTB−Dを形成する。これにより、半導体装置101A、101Bのそれぞれにおいて、またはいずれか一方において、クロック信号の周波数が低い周波数へ変更される。その結果として、総消費電流Iccが低減され、最大許容電流を超えるのを防ぐことが可能となる。
また、消費電流信号CIS−Dの監視において、消費電流信号CIS−Dの値が、所定の値まで低下したとき、プロセッサ701は、消費電流制御信号ICTA、ICTBの両方またはいずれか一方の電圧を、低くするようなデジタルの消費電流制御信号ICTA−D、ICTB−Dを形成する。これにより、半導体装置101A、101Bの処理抗力の向上を図ることが可能となる。上記した動作を、プロセッサ701は繰り返して実行する。
上記した動作において、消費電流制御信号ICTAおよびICTBのいずれか一方の電圧を高く(低く)する場合、どちらの消費電流制御信号を高く(低く)にするかは、例えば、プロセッサ701によって実行されるプログラムにおいて、予め定めるようにすればよい。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3に係わる半導体装置の構成を示すブロック図である。同図には、電子装置に含まれる電源回路と複数の電子部品のうち、電子部品として用いられる半導体装置101Cと抵抗素子900のみが示されている。
実施の形態1で述べたように、半導体装置は、半導体チップと、半導体チップを封止したパッケージとを備えており、パッケージには、外部端子が設けられている。図9には、パッケージに封止された状態の半導体装置が示されている。
半導体チップに形成された回路ブロックの構成は、図1に示した構成と類似しているため、図9では省略している。図1に示した半導体装置101における回路ブロックの構成と相違する部分を説明すると、半導体装置101Cが備えているA/D変換回路106は、基準電圧Vrに対する制御電圧Vinの電圧値を、アナログ/デジタル変換する。変換されたデジタル信号は、実施の形態1と同様に、クロック信号生成回路105へ供給される。
図9において、PS1は、半導体装置101Cの接地端子を示しており、PC1は、半導体装置101Cの電源端子を示している。また、PA1−Rは、基準電圧Vrが供給される半導体装置101Cの外部端子を示しており、PA1−Iは、制御電圧Vinが供給される半導体装置101Cの外部端子を示している。図9において、Pは、上記した外部端子を除いた半導体装置101Cの外部端子を示している。
図9には示されていないが、電子装置に含まれる電源回路としては、図1に示した電源電圧供給回路110が用いられている。電源回路(電源電圧供給回路110)から出力された電源電圧は、抵抗素子900を介して、半導体装置101Cの電源端子PC1に給電される。抵抗素子900の抵抗値は、小さくされているが、抵抗素子900を、半導体装置101Cの消費電流Iccが流れることにより、電圧降下を発生する。図9では、半導体装置101Cの電源端子PC1に給電される電源電圧をVccとし、電源回路から出力する電源電圧をVcc−0として示している。抵抗素子900の一方の端子は、半導体装置101Cの外部端子PA1−Rに接続され、他方の端子は、半導体装置101Cの外部端子PA1−Iに接続されている。また、電源回路から出力された接地電圧Vssが、半導体装置101Cの接地端子PS1に供給される。
実施の形態1で述べたように、半導体装置101Cは、クロック信号生成回路105から出力されたクロック信号に従って動作する。動作することにより、半導体装置101Cの電源端子PC1を消費電流Iccが流れる。消費電流Iccが流れることにより、抵抗素子900において、電圧降下が発生する。この実施の形態3においては、抵抗素子900の一方の端子に発生する電圧が基準電圧Vrとされ、半導体装置101Cの外部端子PA1−Rに供給される。また、抵抗素子900の他方の端子に発生する電圧が、制御電圧Vinとして、半導体装置101Cの外部端子PA1−Iに供給される。これにより、基準電圧Vrを基準として制御電圧Vinの電圧値は、半導体装置101Cの消費電流の値に従って変化することになる。言い換えるならば、基準電圧Vrと制御電圧Vinとの間の電圧差が、半導体装置101Cの消費電流の値に従って変化する。
半導体装置101CにおけるA/D変換回路106(図1参照)は、基準電圧Vrに対する制御電圧Vinの電圧差を、デジタル信号へ変換する。基準電圧Vrに対する制御電圧Vinの電圧差が大きくなると、実施の形態1と同様に、クロック信号生成回路105(図1および図3参照)から出力されるクロック信号の周波数が、低くなる。反対に、基準電圧Vrに対する制御電圧Vinの電圧差が小さくなると、クロック信号生成回路105から出力されるクロック信号の周波数が高くなる。
図10は、半導体装置101Cの動作を示す波形図である。図10において、横軸は時間を示している。図10(A)の縦軸は、電圧を示しており、時間経過に伴う制御電圧Vinの電圧変化を示している。また、図10(B)の縦軸は、周波数を示しており、時間の経過に伴うクロック信号の周波数変化を示している。ここでは、特に制限されないが、図10(B)に示されているクロック信号は、半導体装置101C内のプロセッサ103(図1参照)に供給されるクロック信号、すなわちプロセッサ103の動作周波数を示している。
次に、図1および図10を参照にして、図9に示した半導体装置101Cの動作を説明する。クロック信号生成回路105から出力されているクロック信号に従って、プロセッサ103等の処理回路が動作を開始すると、半導体装置101Cの電源端子PC1を流れる消費電流Iccが、次第に高くなる。これにより、抵抗素子300において発生する電圧降下の電圧も、次第に大きくなる。その結果、基準電圧Vrに対する制御電圧Vinの電圧差が、次第に大きくなる(図10(A)では、制御電圧Vinが、基準電圧Vrに対して下側へ向かう)。
制御電圧Vinが、時刻t1において、所定のしきい値電圧Vrdに到達すると、A/D変換回路106内の制御回路106−Cが、選択回路404に対して、低い周波数のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを出力する。これにより、半導体装置101C内の処理回路へ供給されるクロック信号の周波数が、低い周波数へ変更される。その結果、半導体装置101Cの消費電流が小さくなり、基準電圧Vrに対する制御電圧Vinの電圧差が、次第に小さくなる(図10(A)では、制御電圧Vinが、基準電圧Vr側へ向かう)。
時刻t2において、もし、制御電圧Vinが、所定のしきい値電圧Vrに到達すると、A/D変換回路106内の制御回路106−Cが、選択回路404に対して、高い周波数のクロック信号を指定するクロック選択信号FSDを出力する。これにより、半導体装置101C内の処理回路へ供給されるクロック信号の周波数が、高い周波数へ変更される。その結果、半導体装置101Cの消費電流が、再び大きくなり、制御電圧Vinの電圧値が、次第に低くなる。
上記した動作を繰り返すことにより、半導体装置101Cの消費電流は、所定の値を超えないように、自動的に周波数の変更が行われるようになる。また、少ない素子数で、消費電流を、所定の値を超えないように調整することが可能である。
所定のしきい値電圧として、基準電圧Vrを用いることを説明したが、これに限定されるものでなく、基準電圧Vrと電源電圧Vccとの間の電圧であればよい。
クロック信号の周波数を変更する際のヒステリシスとして、2個のしきい値電圧を用いる例を説明したが、これに限定されない。実施の形態1と同様に、所定の期間、クロック信号の変更を行わないようにしてもよい。
(実施の形態4)
半導体装置を電子部品として用いて、電子装置を開発する際、半導体装置の処理能力と消費電流とを把握することが行われる。実施の形態4では、半導体装置の処理能力と消費電流を把握するのに有効な半導体装置が提供される。
図11は、実施の形態4に係わる半導体装置の処理能力を把握する構成を示すブロック図である。同図において、101Dは、電子装置に電子部品として組み込まれる半導体装置を示している。半導体装置101Dは、実施の形態3と同じ構成を有している。そのため、説明の都合上必要な場合を除き、半導体装置101Dの構成についての説明は省略する。
この実施の形態4において、半導体装置101Dの電源端子PC1には、電源電圧Vccが供給され、接地端子PS1には、接地電圧Vssが供給され、半導体装置101Dの外部端子PA1−Rには、基準電圧Vrが供給される。半導体装置101Dの外部端子PA1−Iには、制御電圧Vinが供給される。
実施の形態3と異なり、制御電圧Vinは、抵抗分圧回路によって形成される。すなわち、電源電圧Vccと接地電圧Vssとの間に直列接続された抵抗素子R110、R111によって、抵抗分圧回路が構成されており、抵抗素子R110とR111との接続点から制御電圧Vinが出力される。また、抵抗素子R110は、可変抵抗素子(以下、この可変抵抗素子も符号はR110とする)によって構成されている。半導体装置101Dの処理能力、消費電流を把握する際には、この可変抵抗素子R110の抵抗値を変更する。
可変抵抗素子R110の抵抗値を変更することにより、制御電圧Vinの電圧値が変化する。半導体装置101DにおけるA/D変換回路106は、実施の形態3の場合と同様に、基準電圧Vrに対する制御電圧Vinの電圧値を、デジタル信号に変換して、クロック信号生成回路105へ供給する。従って、開発に際して、可変抵抗素子R110の抵抗値を変更することにより、半導体装置101D内のクロック信号の周波数を変更することが可能となる。
図12は、図11に示した半導体装置101Cの動作を示す波形図である。図12において、横軸は時間を示している。また、図12(A)の縦軸は、電圧を示しており、図12(A)は、時間の経過に伴って、可変抵抗素子R110の抵抗値を変化させたときの、制御電圧Vinの波形を示している。図12(B)の縦軸は、周波数を示しており、図12(B)は、制御電圧Vinに対する半導体装置101D内でのクロック信号の周波数の変化を示している。
可変抵抗R110の抵抗値を変化させることにより、制御電圧Vinの電圧が変化する。半導体装置101Dは、供給されている制御電圧Vinに従った周波数のクロック信号が、クロック信号生成回路105から、処理回路へ供給される。これにより、処理回路は、供給されている周波数のクロック信号に従って動作することになる。このとき、半導体装置101Dにおける処理能力を把握する。また、半導体装置101Cの電源端子PC1を流れる消費電流を測定する。
可変抵抗素子R110の抵抗値を、変更することにより、制御電圧Vinは、図12(A)に示すように変化する。制御電圧Vinの値を変更することにより、時刻t1〜t7のそれぞれにおいて、半導体装置101D内のクロック信号の周波数が変化する。クロック信号の周波数変化したときに、半導体装置101Dの処理能力と消費電流を把握する。これにより、半導体装置101Dの外部からの制御により、クロック信号の周波数を変更しながら、半導体装置101Dの処理能力と消費電流を把握することが可能となる。
プロセッサ102および周辺回路103の処理能力および消費電流は、プログラムによって変更することが可能である。そのため、プログラムを変更することにより、半導体装置101Dの処理能力と消費電流を変更することは可能であるが、プログラム変更のために負担が発生する。
実施の形態4によれば、例えば、最も高い処理能力を実現できるようなプログラムを作成し、半導体装置101Dに格納する。そのあとで、制御電圧Vinを変更しながら、それぞれの制御電圧Vinに対する処理能力と消費電流を把握する。把握した処理能力と消費電流から、所望の処理能力と消費電流に対応する制御電圧Vinを選択し、半導体装置101Dに供給するようにする。このようにすれば、プログラムの変更をしなくても、所望の処理能力と消費電流の半導体装置を提供することが可能となる。
図11は、制御電圧Vinを抵抗分圧回路により構成する例をしめしたが、これに限定されるものではなく、制御電圧Vinとして可変電圧を形成することが可能な回路であればよい。
実施の形態1〜4のいずれにおいても、半導体装置が動作するクロック信号の周波数を、半導体装置の外部から制御することが可能であり、半導体装置の外部から半導体装置の消費電流を制御することが可能である。また、半導体装置によって実行される処理を、半導体装置内のプロセッサにより実行されるプログラムを変更することによって変えた場合、半導体装置の消費電流が変わるが、この場合にも、消費電流が増加するのを抑制することが可能である。
さらに、動作電圧および/または周囲環境が変化しても、消費電流が、最大許容電流を超えないように制限することが可能である。また、半導体装置および/または電子部品が製造ばらつきによって、消費電流がばらつく場合であっても、半導体装置および/または電子装置の最大許容電流を超えないように制限することが可能である。
電子装置の観点で見た場合、複数の電子部品のうちのいずれかが、故障等によって消費電流が増加したとき、実施の形態に係わる半導体装置は、自身の消費電流を低減する方向に動作するため、安全性の向上を図ることが可能となる。
実施の形態2においては、複数の半導体装置で、消費電流を制御するようにしているため、より細かく消費電流の制御がすることが可能となり、電子装置を最大許容電流の近辺で動作させることが可能となる。
また、動作の状態および周囲環境を、常に監視しながら、半導体装置のクロック信号の周波数を変更しているため、動作状態の変化および周囲環境の変化に対して、消費電流の増加を抑制することが可能となる。そのため、動作状況および周囲環境の変化を考慮して、予め電子装置の消費電流を見積もらなくても、最大許容電流を超えないようにすることが可能である。半導体装置がプロセッサを有している場合、例えば周辺回路を動作させるタイミングおよびクロック信号の周波数は、プロセッサにより実行されるプログラムにより定めらことが可能である。そのため、プログラムによって、周辺回路を動作させるタイミングあるいはクロック信号を変更するタイミングを調整することによって、消費電流が増減するタイミングを定めることが可能である。そのため、電子装置を開発する際には、最大許容電流を超えないように、プログラムによって、消費電流の分散を図ることは可能である。しかしながら、周囲環境の変化によっても消費電流は変わるため、最大許容電流を超えないようにしながら、最大限の処理能力を発揮させるプログラムを、予め作成するには、相当の時間等を要する。実施の形態によれば、動作状況および周囲環境に応じて、消費電流が制御されるため、プログラムの作成を容易化することが可能である。
上記した実施の形態においては、消費電流信号CISの値が大きくなったとき、クロック信号の周波数を低くし、消費電流信号CISの値が小さくなったとき、クロック信号の周波数を高くするように説明したが、これに限定されるものではなく、逆であってもよいことは言うまでもない。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
100 電子装置
101 半導体装置
102 内部電源回路
103 マイクロプロセッサ
104 周辺回路
105 クロック信号生成回路
106 アナログ/デジタル変換回路
107 メモリ
108 電子部品
109 電源回路
110 電源電圧供給回路
111 消費電流信号生成回路
PC1、PC2 電源端子
PS1、PS2 接地端子
PA1 外部端子
L1、L2 電源配線
CIS 消費電流信号

Claims (6)

  1. それぞれ電源端子を有する複数の電子部品と、電源配線を介して、前記複数の電子部品の電源端子に結合された電源回路とを備える電子装置であって、
    前記電源回路は、前記複数の電子部品に流れる電流に従ったアナログ信号を出力する消費電流信号生成回路を備え、
    前記複数の電子部品のうちの一の電子部品は、
    前記アナログ信号が供給される外部端子と、
    クロック信号を生成するクロック信号生成回路と、
    前記クロック信号に従って動作する処理回路と、
    を備え、前記クロック信号生成回路によって生成されるクロック信号の周波数が、前記アナログ信号の値によって変化する、半導体装置である、電子装置。
  2. 請求項に記載の電子装置において、
    前記電源回路は、
    前記電源配線を介して、前記複数の電子部品の電源端子に結合される電源供給端子と、
    電源電圧を供給する電源電圧供給回路と、
    を備え、
    前記消費電流信号生成回路は、前記電源供給端子と前記電源電圧供給回路との間に結合され、前記電源供給端子を流れる電流に従って、前記アナログ信号を形成する、電子装置。
  3. 請求項に記載の電子装置において、
    前記半導体装置は、前記アナログ信号をデジタル信号へ変換するアナログ/デジタル変換回路を備え、
    前記クロック信号生成回路は、互いに異なる周波数のクロック信号から、前記デジタル信号に従って、クロック信号を選択し、選択したクロック信号を前記処理回路へ供給する選択回路を備える、電子装置。
  4. それぞれ電源端子を有する複数の電子部品と、電源配線を介して、前記複数の電子部品の電源端子に結合された電源回路とを備える電子装置であって、
    前記複数の電子部品のうちの第1電子部品および第2電子部品のそれぞれは、
    電流制御信号が供給される外部端子と、
    クロック信号を生成するクロック信号生成回路と、
    前記クロック信号に従って動作する処理回路と、
    を備え、前記クロック信号生成回路によって生成される前記クロック信号の周波数が、前記電流制御信号によって変化する半導体装置であり、
    前記電源回路は、前記第1電子部品である第1半導体装置の外部端子に供給される第1電流制御信号と、前記第2電子部品である第2半導体装置の外部端子に供給される第2電流制御信号を形成する電流分配制御回路を備え、前記電流分配制御回路は、前記第1電流制御信号と前記第2電流制御信号とによって、前記第1半導体装置または前記第2半導体装置における前記クロック信号の周波数が、高くなるように制御する、電子装置。
  5. 請求項に記載の電子装置において、
    前記電源回路は、前記複数の電子部品に流れる電流に従った消費電流信号を生成する消費電流信号生成回路を備え、
    前記電流分配制御回路は、前記消費電流信号を受け、前記第1電流制御信号と前記第2電流制御信号を形成する、電子装置。
  6. 請求項に記載の電子装置において、
    前記第1電流制御信号および前記第2電流制御信号のそれぞれは、アナログ信号であり、
    前記第1半導体装置および前記第2半導体装置のそれぞれは、前記外部端子に結合されたアナログ/デジタル変換回路を備え、
    前記クロック信号生成回路は、前記アナログ/デジタル変換回路からのデジタル信号に従って、互いに異なる周波数のクロック信号から、クロック信号を選択し、選択したクロック信号を前記処理回路へ供給する選択回路を備える、電子装置。
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