JP4668591B2 - 高周波数カウンタ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、高いクロック周波数で動作するカウンタ回路に関する。
従来から情報処理装置等を構成する内部の信号をカウントするなど、様々な用途にカウンタ回路が使用されている。
一般に、カウンタ回路には、非同期型カウンタ回路と同期型カウンタ回路があり必要に応じて使い分けられているが、いずれの回路も複数のフリップフロップ(例えば、RSフリップフロップ、Dフリップフロップ等)によって構成されている。
図16は、Dフリップフロップによって構成された非同期型の8ビットカウンタ回路の従来例を示している。
同図に示すカウンタ回路は、図2に示すDフリップフロップとインバータとから成るマクロ(X00からX07)が直列に接続されており、クロック信号がクロック入力端子CKに入力されると、入力信号の立ち上がり変化に応じてマクロX00は、入力信号の2倍の周期の信号を出力端子DAに出力する(ラッチされる)。同様にして、1のマクロの出力信号を入力とする他のマクロは、入力信号の2倍の周期の信号を出力端子DAに出力する(ラッチする)。
以上の処理において、各マクロの出力端子DAにラッチされた信号をカウンタ出力端子D0〜D7より取り出すことによってクロック信号のカウント値を取得することができる。この場合、出力端子D0はLSBとなり出力端子X07はMSBとなる。
図17は、Dフリップフロップによって構成された同期型の12ビットカウンタ回路の従来例を示している。
同図に示すカウンタ回路は、図12に示すDフリップフロップとAND回路とEOR回路とから成るマクロ(X00からX07)が直列に接続されており、クロック信号がクロック入力端子CKに入力されると、入力信号の立ち上がり変化に応じてマクロX00は、入力信号の2倍の周期の信号を出力する(ラッチする)、同時に、1のマクロの前段のマクロからの出力COと1のマクロ内部のDフリップフロップの出力とをANDした信号を出力端子COから出力し、1のマクロの後段のマクロの入力となる。これによりキャリーアップを行なう。
以上の処理において、各マクロの出力端子DAにラッチされた信号を取り出すことによってクロック信号のカウント値を取得することができる。この場合、DフリップフロップX00はLSBとなりDフリップフロップX07はMSBとなる。
特許文献1には、デコード回路を利用した組み込みテストにおいてテストデータ量を増やさずにテスト実行時間を短縮するために使用するカウンタ回路について開示されている。
特開2003−121499号公報
しかしながら、以上に説明したカウンタ回路は、カウンタのクロック周波数を高くしようとすると、図16及び図17に示したように、1のマクロの出力をその後段のマクロに伝搬する時にキャリー遅延時間(伝搬遅延時間)が生じ、誤作動の要因となってしまうという問題があった。
また、カウンタのビット数を増加する場合にも、ビット数の増加に応じてキャリー遅延時間が大きくなるため誤作動の原因となってしまうということも問題であった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする問題は、より高いクロック周波数で動作可能なカウンタ回路を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、入力信号をカウントし、該カウント結果を出力する複数のカウント手段と、前記複数のカウント手段が互いに所定の位相差を備えるように制御する位相制御手段と、該位相制御手段によって所定の位相差に制御された1の前記カウント手段の出力から、該1の前記カウント手段に対して進み位相を備える他の前記カウント手段の出力に切替えるカウンタ出力切替手段と、を少なくとも備える。
本発明によると、カウンタ出力切替手段が、1の前記カウント手段の出力から該1の前記カウント手段に対して進み位相を備える他の前記カウント手段の出力に切替えることによって、前記カウント手段が入力信号をカウントする時に生じる遅延時間の影響を低減することが可能となる。
また、本発明は、入力信号に応じて、前記複数のカウント手段から順次進み位相を備える前記カウント手段を選択するタイミングを生成して通知する出力選択手段を更に備え、前記カウンタ出力切替手段は、前記出力選択手段による通知に応じて1の前記カウント手段の出力から前記通知された前記カウント手段の出力に切替えてもよい。
この場合も、入力信号に応じて前記複数のカウント手段から順次進み位相を備える前記カウント手段を選択するように生成されたタイミングに従って、カウンタ出力切替手段が、1の前記カウント手段の出力から該1の前記カウント手段に対して進み位相を備える他の前記カウント手段の出力に切替えるので、前記カウント手段が入力信号をカウントする時に生じる遅延時間の影響を低減することが可能となる。
また、前記カウント手段は、複数のフリップフロップによって構成されたカウンタ回路であってもよい。例えば、フリップフロップについては、Dフリップフロップ、RSフリップフロップ、又はJKフリップフロップ等のカウンタ回路を構成可能なものであれば種類は問わない。
さらに、前記複数のフリップフロップによって構成されたカウンタ回路は、非同期型のカウンタ回路であってもよく、同期型のカウンタ回路であってもよい。
以上のように、本発明によると、より高いクロック周波数で動作可能なカウンタ回路や多ビットカウンタ回路を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図1から図15に基づいて説明する。
まず、本発明に係る第1の実施例について図1から図9Aから9Cに基づいて説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施例の構成例を示している。
同図に示すカウンタ回路は、入力端子CKからの入力信号であるクロック信号をカウントする第1のカウンタ回路1と、同じく入力端子CKからの入力信号であるクロック信号をカウントする第2のカウンタ回路2と、第1のカウンタ回路1の出力信号と第2のカウンタ回路2の出力信号とを切替えるためのカウンタ出力切替回路3と、を備える非同期型カウンタ回路である。
第1のカウンタ回路1は、図2に示すHAマクロ4と図3に示すFAマクロ5a〜5gとによって構成される。
入力端子CKから入力される周期T[s]のクロック信号は、HAマクロ4の入力端CIに入力され、周期2T[s]のクロック信号が出力端子DAから出力される。HAマクロ4からの出力は、FAマクロ5aの入力端であるCIに入力され、周期4T[s]のクロック信号が出力端子DAから出力され、FAマクロ5bの入力端CIに入力される。同様にして、1のFAマクロ5からの出力信号を入力とする他のFAマクロ5は、入力信号の2倍の周期の信号を出力していくこととなる。
この場合、HAマクロ4の出力信号(出力端子O0からの出力信号)がLSB(Least Significant bit)となり、FAマクロ5gの出力信号(出力端子D7からの出力信号)がMSB(Most Significant bit)となる。
第2のカウンタ回路2は、図3に示すFAマクロ5hから5nによって構成される。
なお、図1では、図示を簡略化するために、第2のカウンタ回路2にHAマクロ4が含まれないように示されているが、実質上は、1つのHAマクロ4を2つのカウンタ回路1、2で共用している。
また、本実施例においては、部品の共通化(回路規模を小型化)のために第1のカウンタ回路1におけるHAマクロ4(カウンタ回路におけるLSB)は、第2のカウンタ回路2のLSBと共通化した構成となっているが、この構成に限定されない。
すなわち、第1のカウンタ回路1及び第2のカウンタ回路2においてそれぞれ独立にLSBからMSBまでをHAマクロ及びFAマクロによって構成してもよい。この場合には、別途各カウンタ回路1、2の位相を制御するための位相制御回路と、第1のカウンタ回路1、2の出力信号を選択するためのカウンタ出力切替回路とを設ければよい。
入力端子CKから入力される周期T[s]のクロック信号は、HAマクロ4の入力端CIに入力され、周期2T[s]で位相がπ[rad]だけずれたクロック信号が出力端子DXから出力される。HAマクロ4のDXからの出力は、FAマクロ5hの入力端であるCIに入力され、周期4T[s]のクロック信号が出力端子DAから出力され、FAマクロ5iの入力端CIに入力される。同様にして、1のFAマクロ5からの出力信号を入力とする他のFAマクロ5は、入力信号の2倍の周期の信号を出力していくこととなる。
この場合、HAマクロ4は、第2のカウンタ回路2の位相を制御する機能を備えると共に、第2のカウンタ回路2のLSB信号(出力端子E0からの出力信号)を出力することとなる。また、FAマクロ5nの出力信号(出力端子E7からの出力信号)がMSBとなる。
カウンタ出力信号切替回路3は、インバータ7及びDフリップフロップ8で構成される出力選択回路9と、出力選択回路9からの出力信号に応じて第1のカウンタ回路1からの出力信号と第2のカウンタ回路2からの出力信号とを切替えて出力端子D0からD7に出力するSWマクロ6aから6hとによって構成される。
出力選択回路9は、インバータ7及びDフリップフロップ8によって構成され、入力端子CKからのクロック信号が、インバータ7を介してDフリップフロップ8に入力される。そして、出力端子qからの出力信号を第1のカウンタセレクト信号(出力端子OSの出力信号)として使用し、出力端子qの反転信号を第2のカウンタセレクト信号(出力端子ESの出力信号)として使用する。
SWマクロ6aから6hは、第1のカウンタセレクト信号及び第2のカウンタセレクト信号に応じて、第1のカウンタ回路1の出力信号と第2のカウンタ回路2の出力信号とを切替えてそれぞれ出力端子D0からD7に出力する。例えば、SWマクロ6bは、第1のカウンタセレクト信号がHighの時に第1のカウンタ回路1の出力信号を出力端子D1に出力し、第2のカウンタセレクト信号がHighの時に第2のカウンタ回路2の出力信号を出力端子D1に出力する。
なお、本実施例に係るSWマクロ6aは、回路構成の容易のために常に第1のカウンタ回路1の出力信号を選択することとしている。
入力端子CLからは、リセット信号が入力され、入力信号がLowになると第1のカウンタ回路1、第2のカウンタ回路2、及びカウンタ出力切替回路3に備わるDフリップフロップの状態がクリアされる。
図2は、図1で示したカウンタ回路で使用するHAマクロ4の構成例を示している。
同図に示すHAマクロは、インバータ10とDフリップフロップ11とによって構成され、入力端子CIに入力される信号がインバータ10を介してDフリップフロップ11に入力される。Dフリップフロップ11は、一般的に使用されるDフリップフロップである。
したがって、入力信号の2倍の周期の信号が出力端子DAから出力され、出力端子DAの出力信号の反転信号(位相差がπ[rad]である信号)が出力端子DXから出力される。
また、入力端子CLからのリセット信号によって、Dフリップフロップの状態がクリアされる。すなわち、リセット信号をLowにするとDフリップフロップの状態がクリアされる。
図3は、図1で示したカウンタ回路で使用するFAマクロ5aから5nの構成例を示している。
同図に示すFAマクロは、インバータ12とDフリップフロップ13とによって構成され、入力端子CIに入力される信号がインバータ12を介してDフリップフロップ12に入力される。同図に示すDフリップフロップ13も、一般的に使用されるフリップフロップを使用している。
したがって、入力信号の2倍の周期の信号が出力端子DAから出力され、入力端子CLからのリセット信号によって、Dフリップフロップの状態がクリアされる。
図4は、図1で示したカウンタ回路で使用するSWマクロ6aから6hの構成例を示している。
同図に示すSWマクロは、NAND回路14から16とインバータ17から19とDフリップフロップ20とによって構成される回路である。NAND回路14において、第1のカウンタ回路1の出力信号が入力端子ODに入力され、出力選択回路9の第1のカウンタセレクト信号が入力端子OSに入力される。また、NAND回路15においては、第2のカウンタ回路2の出力信号が入力端子EDに入力され、出力選択回路9の第2のカウンタセレクト信号が入力端子ESに入力される。
したがって、NAND回路14から16は、出力選択回路9の第1のカウンタセレクト信号及び第2のカウンタセレクト信号に応じて、第1のカウンタ回路1の出力信号と第2のカウンタ回路2の出力信号とを切替え、Dフリップフロップ20に出力する。例えば、出力選択回路9の第1のカウンタセレクト信号がHighで、第1のカウンタ回路1の出力信号がHighの場合には、Dフリップフロップ20の入力端子dには、ハイレベル信号が入力され、出力選択回路9の第2のカウンタセレクト信号がHighで、第2のカウンタ回路2の出力信号がHighの場合には、Dフリップフロップ20の入力端子Dには、ハイレベル信号が入力されることとなる。
インバータ17から18は、NAND回路14から16による遅延時間と調整を図るために挿入している。
以上の動作によって、SWマクロは、入力端子OSに入力される出力選択回路9からの第1のカウンタセレクト信号がHighの場合には、入力端子ODに入力される第1のカウンタ回路1からの出力信号を選択し、入力端子CKに入力されるクロック信号に合わせてラッチと出力を行ない、入力端子ESに入力される出力選択回路9からの第2のカウンタセレクト信号がHighの場合には、入力端子EDに入力される第2のカウンタ回路2からの出力信号を選択し、入力端子CKに入力されるクロック信号に合わせてラッチと出力を行なう。
以上の説明において、本実施例に係る第1のカウンタ回路1、第2のカウンタ回路2、及びカウンタ出力切替回路3は、Dフリップフロップによって構成されているが、これに限定するものではない。すなわち、例えばRSフリップフロップやJKフリップフロップ等と論理回路との組み合わせによって、本実施例に示したDフリップフロップと同等の機能を備える回路を使用すればよい。また、Dフリップフロップと同等の機能を有する論理回路のみの組み合わせからなる回路を使用してもよい。
また、本実施例に係るカウンタ回路は、8ビットカウント回路の例を示しているが、これに限定されない。すなわち、任意のビットでカウントするカウンタ回路に対して適用が可能である。
図5は、第1の実施例に係るカウンタ回路における主要な信号の一部のタイミングチャートである。
同図には、図1に示したカウンタ回路の入力端子CLへのクリア信号及び入力端子CKへのクロック信号と、第1のカウンタ回路1におけるHAマクロ4の出力端子O0及びFAマクロ5aから5dに対応する出力端子O1からO4の出力信号と、第2のカウンタ回路2における出力端子E0及びFAマクロ5hから5kに対応する出力端子E1からE4の出力信号と、カウンタ出力切替回路3における出力選択回路9の出力端子OS及びESの第1のカウンタセレクト信号及び第2のカウンタセレクト信号と、カウンタ出力切替回路3におけるSWマクロ6aから6eに対応する出力端子D0からD4の出力信号(本実施例に係るカウンタ回路の出力信号)と、の関係を示すタイミングチャートを示している。
ここで、以下の説明において、同図に示す出力端子の記号は、その出力端子から出力される信号を表わす。例えば、「信号CK」とは、出力端子CKからの出力信号を表わすものとする。
信号O0は、第1のカウンタ回路1におけるHAマクロ4の出力信号である。したがって、信号CKがLowとなるタイミングで信号O0がHighからLowに又はLowからHighに切り替わる。また、信号の周期は、信号CKの2倍となる。
また、信号CKがLowとなるタイミングでHAマクロ4の出力信号(出力端子DAからの信号)が切り替わるが、瞬時には切り替わらずキャリー遅延時間が生じる(例えば、同図に示す期間(1))。
信号O1は、第1のカウンタ回路1におけるFAマクロ5aの出力信号である。したがって、信号O0がLowとなるタイミングで信号O1がHighからLowに又はLowからHighに切り替わる。また、信号の周期は、信号O0の2倍となる。
また、信号O0がLowとなるタイミングでFAマクロ5aの出力信号が切り替わるが、瞬時には切り替わらずキャリー遅延時間が生じる(例えば、同図に示す期間(2))。
同様に、信号O2は、第1のカウンタ回路1におけるFAマクロ5bの出力信号である。したがって、信号O1がLowとなるタイミングで信号O2がHighからLowに又はLowからHighに切り替わる。また、信号の周期は、信号O1の2倍となる。
また、信号O1がLowとなるタイミングでFAマクロ5bの出力信号が切り替わるが、瞬時には切り替わらずキャリー遅延時間が生じる(例えば、同図に示す期間(3))。
以上に説明した動作と同様の動作によって、図1に示した第1のカウンタ回路1における信号O3からO7が出力されることとなる。
信号E0は、第1のカウンタ回路1におけるHAマクロ4の出力端子DXからの出力信号であり、信号O0とπ[rad]の位相差を有する信号である。したがって、信号O0とはπ[rad]の位相差を持ちながら、信号CKがLowとなるタイミングで信号E0がHighからLowに又はLowからHighに切り替わる。また、信号の周期は、信号CKの2倍となる。
また、CKがLowとなるタイミングでHAマクロ4の出力信号(出力端子DXからの信号)が切り替わるが、瞬時には切り替わらずキャリー遅延時間が生じる(例えば、同図に示す期間(4))。
信号E1は、第2のカウンタ回路2におけるFAマクロ5hの出力信号である。したがって、信号E0がLowとなるタイミングで信号E1がHighからLowに又はLowからHighに切り替わる。また、信号周期は、信号E0の2倍となる。
また、信号E1がLowとなるタイミングでFAマクロ5hの出力信号が切り替わるが、瞬時には切り替わらずキャリー遅延時間が生じる(例えば、同図に示す期間(5))。
同様に、信号E2は、第2のカウンタ回路2におけるFAマクロ5iの出力信号である。したがって、信号E1がLowとなるタイミングで信号E2がHighからLowに又はLowからHighに切り替わる。また、信号の周期は、信号E1の2倍となる。
また、信号E1がLowとなるタイミングでFAマクロ5iの出力信号が切り替わるが、瞬時には切り替わらずキャリー遅延時間が生じる(例えば、同図に示す期間(6))。
以上に説明した動作と同様の動作によって、図1に示した第2のカウンタ回路2における信号E3からE7が出力されることとなる。
信号OSは、カウンタ出力切替回路3における出力選択回路9の出力信号(Dフリップフロップ8の出力端子qからの出力信号)である。したがって、信号CKがLowとなるタイミングで信号OSがHighからLowに又はLowからHighに切り替わる。また、信号の周期は、信号CKの2倍となる。
同様に、信号ESは、カウンタ出力切替回路3における出力選択回路9の出力信号(Dフリップフロップ8の出力端子dからの出力信号)である。したがって、信号OSと位相差π[rad]を有する信号であり、信号の周期は信号CKの2倍となる。
また、信号OS及び信号ESにおいても、信号CKがLowとなるタイミングでDフリップフロップ8の出力信号(出力端子d及びqからの出力信号)が切り替わるが、瞬時には切り替わらずキャリー遅延時間が生じる(例えば、同図に示す期間(7)及び(8))。
信号D0は、入力端子OD及びEDにおける入力信号を信号O0としたSWマクロ6aの出力信号である。したがって、信号O0に対してπ[rad]の位相差を持つ信号であり、信号CKがLowとなるタイミングで信号D0がHighからLowに又はLowからHighに切り替わる。また、信号CKがLowとなるタイミングでSWマクロ6aの出力信号(出力端子Qからの信号)が切り替わるが、瞬時には切り替わらずキャリー遅延時間が生じる(例えば、同図に示す期間(9))。
信号D1は、SWマクロ6bが、第1のカウンタセレクト信号OS及び第2のカウンタセレクト信号ESに応じて、信号O1又は信号E1を選択的に出力した信号である。例えば、タイミング(10)(同図の実線部で示す信号CKがLowとなるタイミング)では、SWマクロ6bへの信号ESがHighであり、その時の信号E1もHighであるので、SWマクロ6bの信号D1は、LowからHighに切り替わる。
また、タイミング(11)(同図の破線部で示す信号CKがLowとなるタイミング)では、SWマクロ6bへの信号OSがHighであり、その時の信号O1もHighであるので、結局、SWマクロ6bの信号D1は、Highのままとなる。
さらに、タイミング(12)(同図の実線部で示す信号CKがLowとなるタイミング)では、SWマクロ6bへの信号ESがHighで、その時の信号E1はLowなので、SWマクロ6bの信号D1は、HighからLowに切り替わる。
ここで、上述のタイミング(10)及び(12)において、信号D1は、信号CKがLowとなるタイミングでLowからHighに又はHighからLowに切り替わるが、この場合にもキャリー遅延時間が生じる。
しかし、SWマクロ6bは、第1のカウンタセレクト信号OS及び第2のカウンタセレクト信号ESに基づいて、信号CKがLowとなるタイミングで信号D1を切替えるので、信号D0の信号CKに対するキャリー遅延時間と信号D1の信号CKに対するキャリー遅延時間とは同程度となる。したがって、信号D0に対する信号D1のキャリー遅延時間が無視することができる。すなわち、信号D0がLowとなるタイミングで、信号D1は、キャリー遅延時間なくLowからHighに又はHighからLowに切り替えることが可能となる。
同様に、信号D2は、SWマクロ6cが、第1のカウンタセレクト信号OS及び第2のカウンタセレクト信号ESに応じて、信号O2又は信号E2を選択的に出力した信号である。例えば、タイミング(12)(同図の実線部で示す信号CKがLowとなるタイミング)では、SWマクロ6cへの信号ESがHighであり、その時の信号E2もHighであるので、SWマクロ6bの信号D2は、LowからHighに切り替わる。
また、タイミング(13)(同図の破線部で示す信号CKがLowとなるタイミング)では、SWマクロ6cへの信号OSがHighであり、その時の信号O2もHighであるので、結局、SWマクロ6cの信号D1は、Highのままとなる。
さらに、タイミング(14)(同図の実線部で示す信号CKがLowとなるタイミング)では、SWマクロ6cへの信号ESがHighで、その時の信号E2はLowなので、SWマクロ6cの信号D2は、HighからLowに切り替わる。
ここで、上述のタイミング(12)及び(14)において、信号D2は、信号D1と同様に、信号CKがLowとなるタイミングでLowからHighに又はHighからLowに切り替わるが、この場合にもキャリー遅延時間が生じる。
しかし、SWマクロ6cは、第1のカウンタセレクト信号OS及び第2のカウンタセレクト信号ESに基づいて、信号CKがLowとなるタイミングで信号D2を切替えるので、信号D1の信号CKに対するキャリー遅延時間と信号D2の信号CKに対するキャリー遅延時間とは同程度となる。したがって、信号D0及び信号D1に対する信号D2のキャリー遅延時間は無視することができる。すなわち、信号D1がLowとなるタイミングで、信号D2は、キャリー遅延時間なくLowからHighに又はHighからLowに切り替えることが可能となる。
以上に説明した動作と同様の動作によって、図1に示したカウンタ出力切替回路3における信号D3からD7が出力されることとなる。
以上に説明したカウンタ回路を用いることによって、第1のカウンタ回路1におけるHAマクロ4からFAマクロ5gまでのキャリー遅延時間、又は、第1のカウンタ回路1におけるHAマクロ4及び第2のカウンタ回路2におけるFAマクロ5hから5nまでのキャリー遅延時間は、信号CKの1周期内に収まればよいことになる。
したがって、外部からの入力信号であるクロック信号(図1の入力端子CKへの入力信号)の周期は、式(1)で求められる周期Tまで高速化が可能となる。
T = T0+τ/N ・・・ (1)
ここで、T0は、第1のカウンタ回路1のLSBが対応できる周期であり、τは、全ビットのキャリー遅延時間(例えば、図1に示すLSBであるHAマクロ4、及びFAマクロ5aから5gのキャリー遅延時間又はFAマクロ5hから5nのキャリー遅延時間)である。また、Nは、カウンタの本数(図1の場合は第1のカウンタ回路1及び第2のカウンタ回路2を使用しているので本数は2)である。
図6は、第1の実施例に係るカウンタ回路の変形例を示す図である。
同図に示すカウンタ回路は、図1に示したカウンタ回路における出力選択回路9の機能を、第1のカウンタ回路1におけるHAマクロ4によって実現する場合の構成例であり、入力端子CKからの入力信号であるクロック信号をカウントする第1のカウンタ回路1と、同じく入力端子CKからの入力信号であるクロック信号をカウントする第2のカウンタ回路2と、第1のカウンタ回路1の出力信号と第2のカウンタ回路2の出力信号とを切替えるためのカウンタ出力切替回路21と、を備えるカウンタ回路である。
したがって、図6に示すカウンタ出力切替回路21における第1のカウンタセレクト信号OS及び第2のカウンタセレクト信号ESは、それぞれ、第1のカウンタ回路1におけるHAマクロ4の出力端子DA、DXからの出力信号である。
図6における第1のカウンタセレクト信号OSは、図1に示したHAマクロ4の出力端子DAからの出力信号、すなわち、出力端子O0の出力信号であり、図6における第2のカウンタセレクト信号ESは、図1に示したHAマクロ4の出力端子DXからの出力信号、すなわち、出力端子E0の出力信号である。
図5によると、信号O0と信号OS、信号E0と信号ESは同じ信号であることがわかる。したがって、第1のカウンタセレクト信号OS及び第2のカウンタセレクト信号ESがHAマクロ4によって生成されること以外は、図1に示したカウンタ回路と同じ構成となり、動作も同じであるので説明は省略する。
以上に説明した構成によって、図1に示した出力選択回路9がHAマクロ4と共通化できるので、図1に示したカウンタ回路に比べて回路規模を小さくできる。
図7A及び図7Bは、第1の実施例に係るカウンタ回路の変形例を示す図である。
同図に示すカウンタ回路は、図1に示したカウンタ回路におけるカウンタ回路(第1のカウンタ回路1及び第2のカウンタ回路2)の段数を4段(第1のカウンタ回路28、第2のカウンタ回路29、第3のカウンタ回路30及び第4のカウンタ回路31)とした場合の構成例であり、入力端子CKからの入力信号であるクロック信号をカウントする第1のカウンタ回路28と、第2のカウンタ回路29と、第3のカウンタ回路30と、第4のカウンタ回路31と、第1のカウンタ回路28の出力信号と第2のカウンタ回路29の出力信号と第3のカウンタ回路30の出力信号と第4のカウンタ回路31の出力信号とを切替えるためのカウンタ出力切替回路38と、を備えるカウンタ回路である。
なお、位相制御回路36は、図1に示した出力選択回路9としての機能も備えている。従って、位相制御回路36の出力信号である信号A01、信号B01、信号C01、及び信号D01が、それぞれ第1のカウンタセレクト信号、第2のカウンタセレクト信号、第3のカウンタセレクト信号、及び第4のカウンタセレクト信号となる。
第1のカウンタ回路28は、図2に示したHAマクロ22aから22b及び図3に示したFAマクロ23aから23jによって構成される。
入力端子CKから入力される周期T[s]のクロック信号は、HAマクロ22aの入力端子CIに入力され、周期2T[s]のクロック信号が出力端子DAから出力される。HAマクロ22aからの出力は、HAマクロ22bの入力端であるCIに入力され、周期4T[s]のクロック信号が出力端子DAから出力され、FAマクロ23aの入力端CIに入力される。同様にして、1のFAマクロからの出力信号を入力とする他のFAマクロは、入力信号の2倍の周期の信号を出力していくこととなる。
この場合、HAマクロ22aの出力信号(出力端子A00からの出力信号)がLSBとなり、FAマクロ23jの出力信号(出力端子A11からの出力信号)がMSBとなる。
第2のカウンタ回路29は、図2に示したHAマクロ24及び図3に示したFAマクロ25aから25jによって構成される。
入力端子CKから入力される周期T[s]のクロック信号は、HAマクロ22aの入力端子CIに入力され、周期2T[s]で位相がπ[rad]だけずれたクロック信号が出力端子DXから出力される。HAマクロ22aからの出力は、HAマクロ24の入力端子であるCIに入力され、周期4T[s]のクロック信号が出力端子DAから出力され、FAマクロ25aの入力端CIに入力される。同様にして、1のFAマクロからの出力信号を入力とする他のFAマクロは、入力信号の2倍の周期の信号を出力していくこととなる。
この場合、HAマクロ22aの出力信号(出力端子A00からの出力信号)がLSBとなり、FAマクロ25jの出力信号(出力端子B11からの出力信号)がMSBとなる。
第3のカウンタ回路30は、図3に示したFAマクロ26aから26jによって構成される。 入力端子CKから入力される周期T[s]のクロック信号は、HAマクロ22aの入力端子CIに入力され、周期2T[s]のクロック信号が出力端子DAから出力される。HAマクロ22aからの出力は、HAマクロ22bの入力端であるCIに入力され、周期4T[s]で位相がπ[rad]だけずれたクロック信号が出力端子DXから出力され、FAマクロ26aの入力端CIに入力される。同様にして、1のFAマクロからの出力信号を入力とする他のFAマクロは、入力信号の2倍の周期の信号を出力していくこととなる。
この場合、HAマクロ22aの出力信号(出力端子A00からの出力信号)がLSBとなり、FAマクロ26jの出力信号(出力端子C11からの出力信号)がMSBとなる。
第4のカウンタ回路31は、図3に示したFAマクロ27aから27jによって構成される。
入力端子CKから入力される周期T[s]のクロック信号は、HAマクロ22aの入力端子CIに入力され、周期2T[s]で位相がπ[rad]だけずれたクロック信号が出力端子DXから出力される。HAマクロ22aからの出力は、HAマクロ24の入力端子であるCIに入力され、周期4T[s]で位相がπ[rad]だけずれたクロック信号が出力端子DXから出力され、FAマクロ27aの入力端CIに入力される。同様にして、1のFAマクロからの出力信号を入力とする他のFAマクロは、入力信号の2倍の周期の信号を出力していくこととなる。
この場合、HAマクロ22aの出力信号(出力端子A00からの出力信号)がLSBとなり、FAマクロ27jの出力信号(出力端子B11からの出力信号)がMSBとなる。
カウンタ出力切替回路38は、HAマクロ22aから22bとHAマクロ24によって構成される位相制御回路36とAND回路32から35とSWマクロ37aから37lとによって構成される。
位相制御回路36において、上述のように、信号D00(例えば、図9C波線(2))は信号A00(例えば、図9A波線(1))に対してπ[rad]の位相差を持つ信号となり、信号C01(例えば、図9B波線(5))は信号A01(例えば、図9A波線(3))に対してπ[rad]、信号D01(例えば、図9C波線(6))は信号B01(例えば、図9B波線(4))に対してπ[rad]の位相差を持つ信号となる。
したがって、信号B01、信号C01、及び信号D01は、それぞれ信号A01に対して0.5π[rad]、1.0π[rad]、1.5π[rad]の位相差を持つ信号となる。
また、AND回路32から35において、それぞれ信号D01と信号A01(例えば、図9C波線(7)と図9A波線(3))、信号A01と信号B01(例えば、図9A波線(3)と図9B波線(4))、信号B01と信号C01(例えば、図9B波線(4)と波線(5))、信号C01と信号D01(例えば、図9B波線(5)と図9C波線(6))の論理積をとることによって、それぞれ、第1のカウンタセレクト信号(例えば、図9A波線(8))、第2のカウンタセレクト信号(例えば、図9B波線(9))、第3のカウンタセレクト信号(例えば、図9B波線(10))、及び第4のカウンタセレクト信号(例えば、図9C波線(11))を生成する。
SWマクロ37aから37kは、第1のカウンタセレクト信号、第2のカウンタセレクト信号、第3のカウンタセレクト信号、及び第4のカウンタセレクト信号に応じて、第1のカウンタ回路28から第4のカウンタ回路31の出力信号を切替えてそれぞれ出力端子O00からO11に出力する。
なお、本実施例においては、部品の共通化(回路規模を小型化)のために第1のカウンタ回路28におけるHAマクロ22a(カウンタ回路におけるLSB)は、第2のカウンタ回路29、第3のカウンタ回路30、及び第4のカウンタ回路31のLSBと共通化し、第1のカウンタ回路28におけるHAマクロ22b及び第2のカウンタ回路29におけるHAマクロ24は、第3のカウンタ回路30及び第4のカウンタ回路31と共通化した構成となっているが、この構成に限定されない。
すなわち、第1のカウンタ回路28から第4のカウンタ回路31においてそれぞれ独立にLSBからMSBまでをHAマクロ及びFAマクロによって構成してもよい。この場合には、別途各カウンタ回路の位相を制御するための位相制御回路と、第1のカウンタ回路28から第4のカウンタ回路31の出力信号を選択するためのカウンタ出力切替回路とを設ければよい。
図8は、図7A及び図7Bで示したカウンタ回路で使用するSWマクロ37aから37lの構成例を示している。
同図に示すSWマクロは、NAND回路39から43とインバータ44から46とDフリップフロップ47とによって構成される回路である。
NAND回路39は、第1のカウンタ回路28の出力信号と第1のカウンタセレクト信号A01とを入力とし、NAND回路40は、第2のカウンタ回路29の出力信号と第2のカウンタセレクト信号B01とを入力とする。また、NAND回路41は、第3のカウンタ回路30の出力信号と第3のカウンタセレクト信号C01とを入力とし、NAND回路42は、第4のカウンタ回路31の出力信号と第4のカウンタセレクト信号とを入力とする。
したがって、NAND回路39から43は、第1のカウンタセレクト信号、第2のカウンタセレクト信号、第3のカウンタセレクト信号、及び第4のカウンタセレクト信号に応じて、第1のカウンタ回路28の出力信号と第2のカウンタ回路29の出力信号と第3のカウンタ回路30と第4のカウンタ回路31とを切替え、Dフリップフロップ47に出力する。
例えば、第1のカウンタセレクト信号がHighで、第1のカウンタ回路28の出力信号がHighの場合には、Dフリップフロップ47の入力端子dには、ハイレベル信号が入力され、第2のカウンタセレクト信号がHighで、第2のカウンタ回路29の出力信号がHighの場合には、Dフリップフロップ47の入力端子dには、ハイレベル信号が入力されることとなる。
同様に、第3のカウンタセレクト信号がHighで、第3のカウンタ回路30の出力信号がHighの場合には、Dフリップフロップ47の入力端子dには、ハイレベル信号が入力され、第4のカウンタセレクト信号がHighで、第4のカウンタ回路31の出力信号がHighの場合には、Dフリップフロップ47の入力端子dには、ハイレベル信号が入力されることとなる。
インバータ44から46は、NAND回路39から43による遅延時間と調整を図るために挿入している。
以上の動作によって、SWマクロは、第1のカウンタセレクト信号がHighの場合には、第1のカウンタ回路28からの出力信号を選択し、入力端子CKに入力されるクロック信号に合わせてラッチと出力を行ない、第2のカウンタセレクト信号がHighの場合には、第2のカウンタ回路29からの出力信号を選択し、入力端子CKに入力されるクロック信号に合わせてラッチと出力を行なう。
同様に、第3のカウンタセレクト信号がHighの場合には、第3のカウンタ回路30からの出力信号を選択し、入力端子CKに入力されるクロック信号に合わせてラッチと出力を行ない、第4のカウンタセレクト信号がHighの場合には、第4のカウンタ回路31からの出力信号を選択し、入力端子CKに入力されるクロック信号に合わせてラッチと出力を行なう。
図9Aから9Cは、図7A及び図7Bに示した第1の実施例に係るカウンタ回路の変形例における主要な信号の一部のタイミングチャートである。
同図には、図7A及び図7Bに示したカウンタ回路の入力端子CLへのクリア信号及び入力端子CKへのクロック信号と、カウンタ回路の出力信号O00からO11と、第1のカウンタセレクト信号A及び第1のカウンタ回路28における信号A00からA11と、第2のカウンタセレクト信号B及び第2のカウンタ回路29における信号B01からB11と、第3のカウンタセレクト信号C及び第3のカウンタ回路30における信号C01からC11と、第4のカウンタセレクト信号D及び第4のカウンタ回路31における信号D00からD11と、の関係を示すタイミングチャートを示している。
信号A00は、第1のカウンタ回路28におけるHAマクロ22aの出力信号である。したがって、信号CKがLowとなるタイミングで信号A00がHighからLowに又はLowからHighに切り替わる。また、信号の周期は、信号CKの2倍となる。
また、信号CKがLowとなるタイミングで信号A00が切り替わるが、瞬時には切り替わらずキャリー遅延時間が生じる(例えば、同図に示す破線(1)の区間におけるA00)。
信号A01から信号A11についても同様の動作によって、キャリー遅延時間が生じることとなる(例えば、同図に示す波線(12)の区間における信号A01からA11)。
同様に、第2のカウンタ回路29における信号B01からB11、第3のカウンタ回路30における信号C01からC11、第4のカウンタ回路31における信号D01からD11についても、キャリー遅延時間が生じることとなる(例えば、同図に示す波線(13)、(14)、及び(15)の区間における信号B01からB11、信号C01からC11、及び信号D01からD11)。
カウンタ回路の出力信号O00は、常に信号A00が使用され、信号O01は、位相制御回路36からの出力信号における信号A01が常に使用される。
また、カウンタ回路の出力信号O02からO11は、第1のカウンタセレクト信号から第4のカウンタセレクト信号に応じて、第1のカウンタ回路28、第2のカウンタ回路29、第3のカウンタ回路30、及び第4のカウンタ回路31からの出力信号を切替えて出力される。
例えば、信号A02において、同図に示すタイミング(16)では、第4のカウンタセレクト信号がHighであり、その時の信号D02がLowなので、カウンタ回路の出力信号O02は、HighからLowに切り替わる。
また、タイミング(17)では、第3のカウンタセレクト信号がHighであり、その時の信号C02はLowなので、結局、カウンタ回路の出力信号O02はLowのままである。
タイミング(18)では、第4のカウンタセレクト信号がHighであり、その時の信号D02もHighなので、カウンタ回路の出力信号O02は、LowからHighに切り替わる。
また、SWマクロ37cから37lは、第1のカウンタセレクト信号から第4のカウンタセレクト信号に基づいて、信号CKがLowとなるタイミングで信号を切替えるので、出力信号O02からO11は、信号CKに対するキャリー遅延時間しか生じないこととなる。
次に、本発明に係る第2の実施例について図10から図15に基づいて説明する。
図10は、本実施例に係る第2の実施例の構成例を示している。
同図に示すカウンタ回路は、入力端子CKからの入力信号であるクロック信号をカウントする第1のカウンタ回路48と、同じく入力端子CKからの入力信号であるクロック信号をカウントする第2のカウンタ回路49と、第1のカウンタ回路48の出力信号と第2のカウンタ回路49の出力信号とを切替えるためのカウンタ出力切替回路50と、を備える同期型カウンタ回路である。
第1のカウンタ回路48は、図12に示すFAマクロ51aから51jと図13に示すHAマクロ52とDフリップフロップ53によって構成される。
入力端子CKから入力される周期T[s]のクロック信号は、Dフリップフロップ53に入力され、周期2T[s]のクロック信号が出力端子qから出力される。また、入力端子CKからのクロック信号は、Dフリップフロップ56にも入力され2分周される(以下、2分周クロック信号という)。そして、FAマクロ51aから51j及びHAマクロ52は、この2分周クロック信号に同期してカウント処理が行なわれる。同様に、FAマクロ54aからj及びHAマクロ55は、2分周クロック信号の反転信号(進み位相差πの信号)に同期してカウント処理が行なわれる。
Dフリップフロップ53の出力信号は、FAマクロ51aの入力端CIに入力され、2分周クロック信号に同期して、周期4T[s]のクロック信号が出力端COから出力されてFAマクロ51bの入力端CIに入力される。同様にして、1のFAマクロ51からの出力信号を入力とする他のFAマクロ51は、入力信号の2倍の周期の信号を出力していくこととなり、最後は、FAマクロ51jの出力信号が、HAマクロ52の入力端CIに入力され、出力端DAから出力されることとなる。
この場合、Dフリップフロップ53の出力信号(出力端子O0からの出力信号)がLSBとなり、HAマクロ52の出力信号(出力端子OBからの出力信号)がMSBとなる。
そして、第1のカウンタ回路48は同期型のカウンタ回路であるので、Dフリップフロップ53はクロック信号CKに、FAマクロ51aから51j及びHAマクロ52は2分周クロック信号にに同期して出力信号O0からOBを出力することとなる。 第2のカウンタ回路49は、図12に示すFAマクロ54aから54jと図13に示すHAマクロ55とDフリップフロップ56によって構成される。
入力端子CKから入力される周期T[s]のクロック信号は、Dフリップフロップ53に入力され、周期2T[s]で出力端子qからの出力信号(2分周クロック信号)に対してπ[rad]の位相差(進み位相差)を持つ信号(以下、2分周位相進クロック信号という)が、FAマクロ54aの入力端CIに入力される。FAマクロ54aは、2分周位相進クロック信号に同期して、周期4T[s]のクロック信号を出力端COから出力し、FAマクロ54bの入力端CIに入力される。同様にして、1のFAマクロ54からの出力信号を入力とする他のFAマクロ54は、入力信号の2倍の周期の信号を出力していくこととなり、最後は、FAマクロ54jの出力信号が、HAマクロ55の入力端CIに入力され、出力端DAから出力されることとなる。
この場合も、Dフリップフロップ53の出力信号(出力端子E0からの出力信号)がLSBとなり、HAマクロ55の出力信号(出力端子EBからの出力信号)がMSBとなる。
また、第2のカウンタ回路48も同期型のカウンタ回路であるので、Dフリップフロップ53はクロック信号CKに、FAマクロ54aから54j及びHAマクロ55は2分周位相進クロック信号に同期して出力信号E0からEBを出力することとなる。 カウント出力信号切替回路50は、インバータ58及びDフリップフロップ59で構成される出力選択回路60と、出力選択回路60からの出力信号に応じて第1のカウンタ回路48からの出力信号と第2のカウンタ回路49からの出力信号とを切替えて出力端子D0からDBに出力するSWマクロ57aから57lとによって構成される。
出力選択回路60は、インバータ58及びDフリップフロップ59によって構成され、入力端子CKからのクロック信号が、インバータ58を介してDフリップフロップ59に入力される。そして、出力端子qからの出力信号を第1のカウンタセレクト信号(出力端子ESの出力信号)として使用し、出力端子qの反転信号を第2のカウンタセレクト信号(出力端子OSの出力信号)として使用する。
SWマクロ57aから57lは、第1のカウンタセレクト信号及び第2のカウンタセレクト信号に応じて、第1のカウンタ回路48の出力信号と第2のカウンタ回路49の出力信号とを切替えてそれぞれ出力端子D0からDBに出力する。
例えば、SWマクロ57bは、第1のカウンタセレクト信号がHighの時に第1のカウンタ回路48の出力信号を出力端子D1に出力し、第2のカウンタセレクト信号がHighの時に第2のカウンタ回路49の出力信号を出力端子D1に出力する。
なお、本実施例に係るSWマクロ57aは、タイミング調整を兼ねて(回路構成の容易のために)常に第1のカウンタ回路48の出力信号を選択することとしている。
入力端子CLからは、リセット信号が入力され、入力信号がLowになると第1のカウンタ回路48、第2のカウンタ回路49、及びカウンタ出力切替回路3に備わるDフリップフロップの状態がクリアされる。
図11に、図10に示した第2の実施例に係るカウンタ回路における主要な信号の一部のタイミングチャートを示す。
同図には、図10に示したカウンタ回路の入力端子CLへのクリア信号及び入力端子CKへのクロック信号と、第1のカウンタ回路48におけるHAマクロ53の出力端子O0、FAマクロ51aから51j及びHAマクロ52に対応する出力端子O0からOBの出力信号と、第2のカウンタ回路49におけるHAマクロ53の出力端子E0、FAマクロ54aから54j及びHAマクロ55に対応する出力端子E0からEBの出力信号と、カウンタ出力切替回路50における出力選択回路60の出力端子OS及びESの第1のカウンタセレクト信号及び第2のカウンタセレクト信号と、カウンタ出力切替回路50におけるSWマクロ57aから57kに対応する出力端子D0からDBの出力信号(本実施例に係るカウンタ回路の出力信号)と、の関係を示すタイミングチャートを示している。
ここで、以下の説明において、同図に示す出力端子の記号は、その出力端子から出力される信号を表わす。例えば、「信号CK」とは、出力端子CKからの出力信号を表わすものとする。
同図に示す第1のカウンタ回路48の出力信号O0からOBにおいて、信号O0は信号CKに対して遅延時間t1が生じ、信号O1は信号O0に対して遅延時間t2が生じることがわかる。したがって、第1のカウンタ回路48の出力信号O0からOBは、信号CKに対して遅延時間t1+t2が生じることとなる。
同様に、第2のカウンタ回路49の出力信号E0からEBにおいて、信号E0は信号CKに対して遅延時間t1が生じ、信号E1は信号E0に対して遅延時間t2が生じるので、第2のカウンタ回路49の出力信号E0からEBは、信号CKに対して遅延時間t1+t2が生じることとなる。
一方、カウンタ出力切替回路50の出力信号D0からDBは、信号OSがHighの時には第1の出力信号を選択し、信号ESがHighの時には第2の出力信号を選択するので、信号CKに対する出力信号D0からDBの遅延時間はt3(<t1+t2)となることがわかる。
なお、同図に示したタイミングチャートは、説明をするために各信号の周期を必要以上に大きくして示しているが、本実施例は、高速周波数のクロック信号CKを用いる場合により効果を奏することは当然である。
ここで、図9でも説明したように、例えば第1のカウンタ回路48におけるLSBであるDフリップフロップ53、FAマクロ5a1から5j、及びMSBであるHAマクロ52のキャリアップ処理、及び第2のカウンタ回路におけるFAマクロ54aから54及びHAマクロ55のキャリアップ処理においてもキャリー遅延時間が生じる。
したがって、全ビットのキャリー遅延時間(例えば、O0からOB)をτ、カウンタの本数をN、第1のカウンタ回路1のLSBが対応できる周期をT0とした場合に式(1)から求まる周期までの高速化が可能となる。
図12は、図10に示したカウンタ回路で使用するFAマクロ51aから51j及びFAマクロ54aから54jの構成例を示している。
同図に示すFAマクロは、EOR回路61とDフリップフロップ62とAND回路63とによって構成される。
入力端子CIからの信号とDフリップフロップ62の信号qとをEOR回路61によって排他論理和をとることにより、入力端子CIからの信号は分周(2分周)され、分周された信号がDフリップフロップ62の入力端子dにラッチされる。また、ラッチされた信号は、入力端子CKからのクロック信号と同期して出力端子qから出力されることとなる。
図13は、図10に示したカウンタ回路で使用するHAマクロ52及びHAマクロ55の構成例を示している。
同図に示すHAマクロは、EOR回路64とDフリップフロップ65とによって構成される。
同図に示すHAマクロについても、入力端子CIからの信号とDフリップフロップ65の信号qとをEOR回路64によって排他論理和をとることにより、入力端子CIからの信号は分周(2分周)され、分周された信号がDフリップフロップ65の入力端子dにラッチされる。また、ラッチされた信号は、入力端子CKからのクロック信号と同期して出力端子qから出力されることとなる。
第1のカウンタ回路48及び第2のカウンタ回路49は、それぞれ、図12に示したFAマクロ51、図13に示したHAマクロ52及びDフリップフロップ53によって構成される一般的な同期型カウンタ回路である。したがって、その詳細な動作については省略する。
図14は、図10に示したカウンタ回路で使用するSWマクロ57aから57kの構成例を示している。
同図に示すSWマクロは、NAND回路66または67から68とインバータ69から70とDフリップフロップ71とによって構成される回路である。NAND回路66において、第1のカウンタ回路48の出力信号が入力端子ODに入力され、出力選択回路60の第1のカウンタセレクト信号が入力端子OSに入力される。また、NAND回路67においては、第2のカウンタ回路49の出力信号が入力端子EDに入力され、出力選択回路60の第2のカウンタセレクト信号が入力端子ESに入力される。
したがって、NAND回路66から68は、出力選択回路60の第1のカウンタセレクト信号及び第2のカウンタセレクト信号に応じて、第1のカウンタ回路48の出力信号と第2のカウンタ回路49の出力信号とを切替え、Dフリップフロップ71に出力する。例えば、出力選択回路60の第1のカウンタセレクト信号がHighで、第1のカウンタ回路48の出力信号がHighの場合には、Dフリップフロップ71の入力端子dには、ハイレベル信号が入力され、出力選択回路60の第2のカウンタセレクト信号がHighで、第2のカウンタ回路49の出力信号がHighの場合には、Dフリップフロップ71の入力端子dには、ハイレベル信号が入力されることとなる。
インバータ69から70は、NAND回路66から68による遅延時間と調整を図るために挿入している。
以上の動作によって、SWマクロは、入力端子OSに入力される出力選択回路60からの第1のカウンタセレクト信号がHighの場合には、入力端子ODに入力される第1のカウンタ回路48からの出力信号を選択し、入力端子CKに入力されるクロック信号に合わせてラッチと出力を行ない、入力端子ESに入力される出力選択回路60からの第2のカウンタセレクト信号がHighの場合には、入力端子EDに入力される第2のカウンタ回路49からの出力信号を選択し、入力端子CKに入力されるクロック信号に合わせてラッチと出力を行なう。
図15は、図10に示した第2の実施例に係るカウンタ回路の変形例を示している。
同図に示すカウンタ回路は、図10に示したカウンタ回路における出力選択回路60の機能を、第1のカウンタ回路48におけるDフリップフロップ53によって実現する場合の構成例であり、入力端子CKからの入力信号であるクロック信号をカウントする第1のカウンタ回路48と、同じく入力端子CKからの入力信号であるクロック信号をカウントする第2のカウンタ回路49と、第1のカウンタ回路48の出力信号と第2のカウンタ回路49の出力信号とを切替えるためのカウンタ出力切替回路72と、を備えるカウンタ回路である。
したがって、図10に示すカウンタ出力切替回路50における第1のカウンタセレクト信号OS及び第2のカウンタセレクト信号ESは、それぞれ、第1のカウンタ回路48におけるDフリップフロップ53のd端子、q端子からの出力信号となる。
したがって、第1のカウンタセレクト信号OS及び第2のカウンタセレクト信号ESがDフリップフロップ53によって生成されること以外は、図10に示したカウンタ回路と同じ構成となり、動作も同じであるので説明は省略する。
以上に説明した構成によって、図10に示した出力選択回路60がDフリップフロップ53と共通化できるので、図10に示したカウンタ回路に比べて回路規模を小さくできる。
以上に説明したように、複数のカウンタ回路が所定の位相差を持つようにカウントさせて、そのそれぞれのカウンタ回路の出力を選択的に切換えて出力することによって、各カウンタ回路に生じるキャリー遅延時間の影響を大幅に削減することが可能となる。
また、以上の説明では、2本のカウンタ回路を使用した場合と4本のカウンタ回路を使用した場合について示したが、これに限定されない。すなわち、2以上のカウンタ回路を使用すれば実施例に記載の効果と同様の効果を得ることができる。また使用するカウンタ回路の数は偶数、奇数を問わない。
例えば、N本のカウンタ回路(Nは2以上の整数)を使用する場合には、それぞれのカウンタが所定の位相差(例えば、2π/N[rad])を持つようにカウントさせた場合には、1のカウンタ回路は他のカウンタ回路に対して位相差2π/N[rad]だけ進んでカウントをおこなうので、カウントが完了したカウンタ回路の出力を選択することによって、そのキャリー遅延時間は約1/N倍に抑えることが可能となる。
また、同一ビット数では、約N倍の周波数で高速カウントが可能となり、周波数を高速化しない場合には、キャリー遅延時間に余裕ができた分のカウンタのビット数を増加することが可能となる。
(付記1) 入力信号をカウントし、該カウント結果を出力する複数のカウント手段と、
前記複数のカウント手段が互いに所定の位相差を備えるように制御する位相制御手段と、
該位相制御手段によって所定の位相差に制御された1の前記カウント手段の出力から、該1の前記カウント手段に対して進み位相を備える他の前記カウント手段の出力に切替えるカウンタ出力切替手段と、
を少なくとも備えることを特徴とするカウンタ回路。
(付記2) 入力信号に応じて、前記複数のカウント手段から順次進み位相を備える前記カウント手段を選択するタイミングを生成して通知する出力選択手段を更に備え、
前記カウンタ出力切替手段は、前記出力選択手段による通知に応じて1の前記カウント手段の出力から前記通知された前記カウント手段の出力に切替えることを特徴とする付記1に記載のカウンタ回路。
(付記3) 前記出力選択手段は、前記入力信号から生成する所定の位相差を備えた2以上の信号によって前記タイミングを生成することを特徴とする付記2に記載のカウンタ回路。
(付記4) 前記カウント手段は、複数のフリップフロップによって構成されたカウンタ回路であることを特徴とする付記1から3のいずれか一項に記載のカウンタ回路。
(付記5) 1の前記カウンタ回路と他の前記カウンタ回路とは、少なくとも(Least Significant bit)から1ビット以上を共有することを特徴とする請求項4に記載のカウンタ回路。
(付記6) 前記複数のフリップフロップによって構成されたカウンタ回路は、非同期型のカウンタ回路であることを特徴とする付記4に記載のカウンタ回路。
(付記7) 前記複数のフリップフロップによって構成されたカウンタ回路は、同期型のカウンタ回路であることを特徴とする付記4に記載のカウンタ回路。
(付記8) 入力信号をカウントし、該カウント結果を出力する第1のカウンタ回路と、
入力信号をカウントし、該カウント結果を出力する第2のカウンタ回路と、
前記第1のカウンタ回路に対して前記第2のカウンタ回路がπ[rad]の位相差を備えるように制御する位相制御回路と、
第1のカウンタ回路の出力から該位相制御回路によってπ[rad]の進み位相を備える第2のカウンタ回路の出力とを所定のタイミングで切替えるカウンタ出力切替手段と、
を少なくとも備えることを特徴とするカウンタ回路。
(付記9) 入力されるクロック信号に基づいて前記第1のカウンタ回路と前記第2のカウンタ回路とを選択する出力選択信号を生成する出力選択回路を更に備え、
前記カウント出力切替回路は、前記出力選択回路からの出力選択信号に応じて前記第1のカウンタ回路の出力信号と第2のカウンタ回路の出力信号とを切替えて出力することを特徴とする付記8に記載のカウンタ回路。
(付記10) 入力信号をカウントし、該カウント結果を出力する第1のカウンタ回路と、
入力信号をカウントし、該カウント結果を出力する第2のカウンタ回路と、
入力信号をカウントし、該カウント結果を出力する第3のカウンタ回路と、
入力信号をカウントし、該カウント結果を出力する第4のカウンタ回路と、
前記第1のカウンタ回路と前記第2のカウンタ回路、第2のカウンタ回路と第3のカウンタ回路、第3のカウンタ回路と第4のカウンタ回路、及び第4のカウンタ回路と第1のカウンタ回路がそれぞれπ/2[rad]の進み位相を備えるように制御する位相制御回路と、
該位相制御回路によってπ/2[rad]の位相差を備える第1のカウンタ回路の出力、第2のカウンタ回路の出力、第3のカウンタ回路の出力、及び第4のカウンタ回路の出力とを所定のタイミングで切替えるカウンタ出力切替手段と、
を少なくとも備えることを特徴とするカウンタ回路。
(付記11) 入力されるクロック信号に基づいて、前記第1のカウンタ回路と前記第2のカウンタ回路と第3のカウンタ回路と第4のカウンタ回路とから選択する出力選択信号を生成する出力選択回路を更に備え、
前記カウント出力切替回路は、前記出力選択回路からの出力選択信号に応じて前記第1のカウンタ回路の出力信号と第2のカウンタ回路の出力信号と第3のカウンタ回路の出力信号と第4のカウンタ回路の出力信号とを切替えて出力することを特徴とする付記10に記載のカウンタ回路。
(付記12) 入力信号をカウントし、該カウント結果を出力する複数のカウント手段を備えるカウンタ回路において、
前記複数のカウント手段が互いに所定の位相を備えるように制御する位相制御処理と、
該位相制御処理によって所定の位相差に制御された1の前記カウント手段の出力から、該1の前記カウント手段に対して進み位相を備える他の前記カウント手段の出力に切替えるカウンタ出力切替処理と、
を行なうカウント方法。
(付記13) 入力信号に応じて、前記複数のカウント手段から順次進み位相を備える前記カウント手段を選択するタイミングを生成して通知する出力選択処理を更に行ない、
前記カウント出力切替処理は、前記出力選択手段による通知に応じて1の前記カウント手段の出力から前記通知された前記カウント手段の出力に切替える処理を行なうことを特徴とする付記12に記載のカウント方法。
(付記14) 入力信号をカウントし、そのカウント結果を互いに所定の位相差を持たせて出力するカウント手段と、
該複数のカウント手段の中からいずれか1つのカウント手段の出力のみを選択し、前記入力信号に応じた所定のタイミングで、前記1つのカウント手段に対して進み位相を備える他のカウント手段の出力に順次切替えるカウンタ出力切替手段と、
を少なくとも備えることを特徴とするカウンタ回路。
(付記15) 入力信号をカウントし、該カウント結果を出力する複数のカウント手段と、
前記複数のカウント手段が互いに所定の進み位相差を備えるように前記入力信号を前記複数のカウント手段に与えて並列分担処理をさせ、1の前記カウント手段がカウント結果を出力している時間に、他の前記カウント手段が該カウント結果の次に出力する値のカウント処理をするように制御する位相制御手段と、
該位相制御手段によって所定の位相差に制御された1の前記カウント手段の出力から、該1の前記カウント手段に対して進み位相を備える他の前記カウント手段の出力に切替えて出力するカウンタ出力切替手段と、
を少なくとも備えることを特徴とするカウンタ回路。
本発明に係る第1の実施例の構成例を示す図である。 第1の実施例で使用するHAマクロの構成例を示す図である。 第1の実施例で使用するFAマクロの構成例を示す図である。 第1の実施例で使用するSWマクロの構成例を示す図である。 第1の実施例に係るカウンタ回路における主要な信号の一部のタイミングチャートである。 第1の実施例に係るカウンタ回路の変形例を示す図である。 第1の実施例に係るカウンタ回路の変形例を示す図である。 第1の実施例に係るカウンタ回路の変形例を示す図である。 図7A及び図7Bで示したカウンタ回路で使用するSWマクロ37aから37lの構成例を示す図である。 図7A及び図7Bに示した第1の実施例に係るカウンタ回路の変形例における主要な信号の一部のタイミングチャートである。 図7A及び図7Bに示した第1の実施例に係るカウンタ回路の変形例における主要な信号の一部のタイミングチャートである。 図7A及び図7Bに示した第1の実施例に係るカウンタ回路の変形例における主要な信号の一部のタイミングチャートである。 本実施例に係る第2の実施例の構成例を示す図である。 第2の実施例に係るカウンタ回路における主要な信号の一部のタイミングチャートである。 図10に示したカウンタ回路で使用するFAマクロの構成例を示す図である。 図10に示したカウンタ回路で使用するHAマクロの構成例を示す図である。 図10に示したカウンタ回路で使用するSWマクロの構成例を示す図である。 第2の実施例に係るカウンタ回路の変形例を示す図である。 8個のDフリップフロップによって構成された非同期型の8ビットカウンタ回路の従来例を示す図である。 12個のDフリップフロップによって構成された同期型の12ビットカウンタ回路の従来例を示す図である。
符号の説明
1 第1のカウンタ回路
2 第2のカウンタ回路
3 カウンタ出力切替回路
4 HAマクロ
5a〜5n FAマクロ
6a〜6h SWマクロ
9 出力選択回路
21 カウンタ出力切替回路
28 第1のカウンタ回路
29 第2のカウンタ回路
30 第3のカウンタ回路
31 第4のカウンタ回路
36 位相制御回路
38 カウンタ出力切替回路
48 第1のカウンタ回路
49 第2のカウンタ回路
50 カウンタ出力切替回路
60 位相制御回路

Claims (9)

  1. 所定周期の入力信号から、互いに位相差を持つ複数の出力信号を生成して出力する位相制御手段と、
    前記位相制御手段からの複数の出力信号のうち、それぞれ異なる出力信号を受信し、受信した信号をカウントしカウント結果を出力する複数のカウント手段と、
    前記複数のカウント手段からの出力を、一つのカウント手段の出力から、当該一つのカウント手段出力に対して進み位相を備える他のカウント手段の出力に切替えるカウンタ出力切替手段と、
    を備えることを特徴とするカウンタ回路。
  2. 入力信号に応じて、前記複数のカウント手段の中から、他のカウント手段の出力に対して進み位相を備えるカウント手段を順次選択するタイミングを生成して通知する出力選択手段を更に備え、
    前記カウンタ出力切替手段は、前記出力選択手段による通知に応じて、いずれかのカウント手段の出力から前記通知されカウント手段の出力に切替えることを特徴とする請求項1に記載のカウンタ回路。
  3. 前記複数のカウント手段の各々は、複数のフリップフロップによって構成されたカウンタ回路であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカウンタ回路。
  4. 前記複数のフリップフロップによって構成されたカウンタ回路は、非同期型のカウンタ回路であることを特徴とする請求項3に記載のカウンタ回路。
  5. 前記複数のフリップフロップによって構成されたカウンタ回路は、同期型のカウンタ回路であることを特徴とする請求項3に記載のカウンタ回路。
  6. 前記出力選択手段は、前記入力信号から生成される所定の位相差を備えた2以上の信号によって前記タイミングを生成することを特徴とする請求項2に記載のカウンタ回路。
  7. 前記複数のカウント手段は、それぞれカウント結果を多ビットの信号として出力するものであり、
    前記複数のカウント手段は、少なくともLeast Significant Bitを含む1ビット以上を出力として共有することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載のカウンタ回路。
  8. 入力するクロック信号から、第一の信号と、前記第一の信号に対してπの位相差を持つ第二の信号とを生成する位相制御回路と、
    前記第一の信号をカウントし、該カウント結果を出力する第一のカウンタ回路と、
    前記第二の信号をカウントし、該カウント結果を出力する第二のカウンタ回路と、
    前記第一のカウンタ回路の出力と、前記第二のカウンタ回路の出力とを所定のタイミングで切り替えるカウンタ出力切替回路と、
    を備えることを特徴とするカウンタ回路。
  9. 入力するクロック信号に基づいて、前記第一のカウンタ回路と前記第二のカウンタ回路とを選択する出力選択信号を生成する出力選択回路を更に備え、
    前記カウンタ出力切替回路は、前記出力選択回路からの前記出力選択信号に応じて、前記第一のカウンタ回路の出力信号と前記第二のカウンタ回路の出力信号とを切り替えて出力することを特徴とする請求項8に記載のカウンタ回路。
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