JP4387334B2 - コンクリートの搬送設備および搬送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリートダムを築造する際に、ダム堤内にコンクリートを搬送するコンクリート搬送設備に関するものである。
ダム堤体の建設では、コンクリート打設層を積み重ねて上方に構築していく工法が採用されているが、ダム堤体上へ順次新たな層を構築するためのコンクリートを搬送する必要がある。
このコンクリートを搬送する設備としては、従来、例えば、コンクリート混錬設備から搬送されるコンクリートを移し替えることなくダム堤体上のダンプカーに搬送できるコンクリート搬送装置がある(例えば、特許文献1参照)。
これは、河床部から立設した複数のマストで支持されたダム堤体上面より上部に設けた架台と、該架台にダム堤体上に延出したスタッカクレーンとを設け、河床側に設けたウインチによって昇降する下部吊具を該架台に設けたプーリを介して設けるとともに該スタッカクレーンに上部吊具を設け、コンクリートを積載したバケットを下部吊具で吊り上げて上部吊具によってダム堤体上に搬送するものである。
また、バケットを吊り下げる下部吊具を複数個設置し、一方の下部吊具はコンクリートを積載したバケットを、他方の下部吊具は排出後の空のバケットを搬送するようにしている。
特開2000−160538号公報
前記従来例は、ホッパーなどを使用してコンクリートを昇降用のバケットへダンプカーから移し替える必要はないが、搬送車に搭載されてきたコンクリートを詰めたバケットを下部吊具でダム堤体上に吊り上げ、さらに上部吊具によってダム堤体上に待機するダンプカーに移送する必要があり、手間を要して施工性がよくない。
また、下部吊具を複数個設置して複数の下部吊具を同時に昇降させるようにしているが、これは、空のバケットを下ろす側のウインチを簡素なものにするためであり、下部吊具の設置数と同数のウインチを設置する必要があり、設備規模が大きくなる。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、ダンプトラックで河床部に搬送してきたコンクリートを堤体上に移送するに際し、移送用の架台などにコンクリートをダンプトラックから移し替える必要がなく、また、移送用の架台からも堤体上部においてダンプトラックに再度移し替える必要がなく、さらに、ウインチの設置数を増加させずに複数の架台の昇降を同時に行えて施工性の向上を図ることができるコンクリートの搬送設備および搬送方法を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するため、設備として、第1に、ダム堤体に近接させて立設した搬送装置によって河床側からダム堤体上へコンクリートを搬送するコンクリートの搬送設備において、ダム堤体の上に達するマストを河床部に立設し、該マストの上部に設けたシーブに巻回したワイヤーロープの自由端と途中とにそれぞれコンクリート搬送用のリフトを固定し、河床部にワイヤーロープの巻上装置を配設したことを要旨とするものである。
第2に、リフトは、コンクリート搬送用の車両を搭載することを要旨とするものである。
搬送方法として、第3に、ダム堤体に近接させて立設した搬送装置によって河床側からダム堤体上へコンクリートを搬送するコンクリートの搬送設備において、ダム堤体の上に達するマストを河床部に立設し、該マストの上部に設けたシーブに巻回したワイヤーロープの自由端と途中とにそれぞれコンクリート搬送用のリフトを固定し、河床部にワイヤーロープの巻上装置を配設し、該巻上装置でワイヤーロープを巻き取りまたは繰り出して、一方リフトが上昇または下降すると同時に、他方のリフトが下降または上昇するようにしたことを要旨とするものである。
請求項1、請求項3記載の本発明によれば、巻上装置によってワイヤーロープを巻き取りまたは繰り出すことにより、ワイヤーロープの自由端に固定されている一方のリフトは上昇または下降し、途中に固定されている他方のリフトは同時に下降または上昇する。よって、一台の巻上装置で複数のリフトを同時に昇降でき、設備が大掛かりになることなく、施工性を向上できるとともに、節電にもなる。
請求項2記載の本発明によれば、前記作用に加えて、リフトは、コンクリート搬送用の車両を搭載するようにしたから、コンクリートを積載した車両をそのままリフトに搭載し、リフトを上昇させた後、車両をそのまま堤体上部に移動することで、コンクリートの移し替えがなくなり、施工性が向上する。
以上述べたように本発明のコンクリート搬送設備およぴ搬送方法は、ダンプトラックで河床部に搬送してきたコンクリートをダム堤体上に移送するに際し、移送用の架台などにコンクリートをダンプトラックから移し替える必要がなく、また、架台からも堤体上部においてダンプトラックに再度移し替える必要がなく、さらに、ウインチの設置数を増加させずに複数の架台の昇降を同時に行えて施工性の向上を図ることができるものである。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明のコンクリートの搬送設備の実施形態を示す正面図、図2は、同上側面図で、本発明のコンクリート搬送設備は、ダム堤体1の近傍において河床部2から鉛直に立設されたマスト3、このマスト3を昇降するリフト4a、4b、およびリフト4a、4bを昇降させる巻上装置5とで構成される。
マスト3は、上端がダム堤体1の頂部に達するものとしてダム堤体1の築造にしたがい順次上方に継ぎ足すことのできる構成となっている。かかるマスト3の左右両側にガイドレール6を鉛直方向に設け、それぞれのガイドレール6にこれにそって昇降移動するリフト4a、4bを取りつける。リフト4a、4bは、コンクリート搬送用の車両12a、12bであるダンプトラックを搭載するものとして、その前後部は車両転落防止のために上方に回動する転落防止板10に形成した。
図中7はリフト4a、4bを支持しガイドレール6にそって移動するフレーム、11はマスト3の中間をダム堤体1の側壁で支持するための中間支持部材であるフレームを示す。
リフト4の昇降装置として、マスト3の基部に位置させて巻上装置5であるウインチを設置するとともに、マスト3の頂部に複数のシーブ8を配設し、ウインチに巻回したワイヤーロープ9の自由端を一方のリフト4aに固定し、ワイヤーロープ9の途中を他方のリフト4bに固定する。これにより、2基のリフト4a、4bはワイヤーロープ9の巻き取り、繰り出しにより同時にシーソーのようにして一方が上昇または下降、他方が下降または上昇するように構成される。
次にコンクリートの運搬方法について説明する。築造中のコンクリートダムの堤体1の頂部にコンクリートを搬送するには、図1、図2に示すように一方リフト4bを下方の河床部2に、他方のリフト4aを上方のダム堤体1の頂部に位置させる。この場合、一方のリフト4bを河床部2に位置させれば、他方のリフト4aは自動的にダム堤体1の頂部に位置する。
そして、河床部2では、コンクリートを積載した車両12bであるダンプトラックを下方のリフト4bの上に搭載する。同時に、ダム堤体1の頂部では他方のリフト4aに、コンクリートの搬送が終了した後の荷台が空の車両12aを搭載する。この状態で、巻上装置5を駆動してワイヤーロープ9を巻き取れば、下方のリフト4bが上昇し、同時に上方のリフト4bが下降する。
よって、下方のリフト4bがダム堤体1の頂部に到達すれば、コンクリートを積載した車両12bをリフト4bから降ろし、そのままコンクリートの打設現場へと移動させる。同時に、上方から下降した他方のリフト4aは、下方の河床部2に到達したならば、空の車両12aをそのままリフト4aから降ろして、コンクリート積載のために移動する。
このようにしてコンクリートを積載した車両12bのダム堤体1頂部への移動と、空の車両12aのダム堤体1から河床部2への移動とを1台の巻上装置5を使用して同時に行う。
また、リフト4bへのコンクリートの積載は、コンクリートを積載してきた車両12bをそのまま搭載することで行うことができ、リフト4bからダム堤体1のコンクリート打設現場へのコンクリートの移送も、リフト4bに搭載してきた車両12bをそのままリフト4bから降ろして移動することで行うことができる。
本発明のコンクリートの運搬設備および搬送方法の実施形態を示す正面図である。 本発明のコンクリートの運搬設備および搬送方法の実施形態を示す側面図である。 本発明のコンクリートの運搬設備および搬送方法の実施形態を示す図2のA−A線断面図である。
符号の説明
1…ダム堤体 2…河床部
3…マスト 4a、4b…リフト
5…巻上装置 6…ガイドレール
7…フレーム 8…シーブ
9…ワイヤーロープ 10…転落防止板
11…フレーム 12a、12b…車両

Claims (3)

  1. ダム堤体に近接させて立設した搬送装置によって河床側からダム堤体上へコンクリートを搬送するコンクリートの搬送設備において、ダム堤体の上に達するマストを河床部に立設し、該マストの上部に設けたシーブに巻回したワイヤーロープの自由端と途中とにそれぞれコンクリート搬送用のリフトを固定し、河床部にワイヤーロープの巻上装置を配設したことを特徴とするコンクリートの搬送設備。
  2. リフトは、コンクリート搬送用の車両を搭載する請求項1記載のコンクリートの搬送設備。
  3. ダム堤体に近接させて立設した搬送装置によって河床側からダム堤体上へコンクリートを搬送するコンクリートの搬送設備において、ダム堤体の上に達するマストを河床部に立設し、該マストの上部に設けたシーブに巻回したワイヤーロープの自由端と途中とにそれぞれコンクリート搬送用のリフトを固定し、河床部にワイヤーロープの巻上装置を配設し、該巻上装置でワイヤーロープを巻き取りまたは繰り出して、一方リフトが上昇または下降すると同時に、他方のリフトが下降または上昇するようにしたことを特徴とするコンクリート搬送方法。
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