JP4384761B2 - ウェットティッシュウォーマー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェットティッシュウォーマーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
布おしぼりの代用品として、お手拭き用,キッチン用,トイレ掃除用,乳幼児や病人のお尻拭き用等の使い捨てタイプのウェットティッシュが幅広く使用されている。このような使い捨てタイプのウェットティッシュの容器には、大別して、ボトルタイプ(円筒形)、ボックスタイプ(箱型)、およびビニール袋タイプの3種類がある。
【0003】
特に、乳幼児や病人のお尻拭き用のウェットティッシュを冬季等の気温の低い時期に使用する場合には、ウェットティッシュの温度が低いために、使用時に乳幼児や病人に不快感を与えてしまうことがあった。
このために、従来よりウェットティッシュを加温装置として、ウェットティッシュ全体を温めるものがあったが、これでは電力の消費となり、また最適温度にするのに時間がかかるかもしくはパワーの大きな加熱装置を必要とした。
【0004】
そこで出願人は、これらの欠点を解決するウェットティッシュウォーマーを先に発明し、出願した(特開平8−117137号公報参照)。それは、蓋の裏側に加熱装置を付設し、ウェットティッシュをこの加熱装置に押しつけて、上位のティッシュを加熱するようにしたものである。
図8はこのウェットティッシュウォーマー100を図示している。
スプリング101によって上方へ付勢された押し上げ板102を内部に備えたケース本体103と、該ケース本体103の開口103aを開閉自在に覆う蓋104とによって構成され、該蓋104の中央にティッシュ取り出し口105を備え、かつ該取り出し口105に小蓋106を備え、さらに蓋104の下部のティッシュ取り出し口105を除く部分にヒータ108を内装させたヒータ部107を備えている。
そして、このウェットティッシュウォーマー100では、図8に示したように、押し上げ板102にウェットティッシュパックAを載置し、スプリング101の付勢力によってウェットティッシュパックAを蓋104のヒータ部107に当接させてウェットティッシュパックAを温めるようにしている。そして、ウェットティッシュaを使用する場合には、小蓋106を開成し、そこからウェットティッシュaを一枚づつ取り出す。
このウェットティッシュウォーマー100によれば、ウェットティッシュパックAのティッシュ取り出し部近くを重点的に加熱できるため、使用されるウェットティッシュaを効率よく加熱することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなウェットティッシュウオーマー100では、ウェットティッシュパックAを蓋104の内底面(ヒータ部107の下面)に圧接させているため、抵抗が大きく、ウェットティッシュaが取出し難かった。そこで、ウェットティッシュaの取出しを容易にするために、ウェットティッシュパックAへの付勢力を弱くすると、ウェットティッシュaが蓋104の内底面に密着しなくなり、ウェットティッシュaを十分に加熱できなくなる虞れがあった。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消するもので、使用しようとするウェットティッシュの加熱を十分に行え、しかもそのウェットティッシュの取出しが容易なウェットティッシュウォーマーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載のウェットティッシュウオーマーは、上方へ付勢された押し上げ板を内部に備えたケース本体と、該ケース本体の上部開口を開閉自在に覆い内部にヒータを備えた蓋とを有するウェットティッシュウォーマーであって、前記蓋を閉じた状態で前記押し上げ板上に載置させたウェットティッシュパックを該蓋に当接させて前記ウェットティッシュパックを温めるようにしたウェットティッシュウォーマーにおいて、前記蓋を開けてウェットティッシュを取り出す時点で、前記押し上げ板の上方への移動を阻止している移動阻止手段を備えたことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、上方へ付勢された押し上げ板を内部に備えたケース本体と、該ケース本体の上部開口を開閉自在に覆い内部にヒータを備えた蓋とを有するウェットティッシュウォーマーであって、前記蓋を閉じた状態で前記押し上げ板上に載置させたウェットティッシュパックを該蓋に当接させて前記ウェットティッシュパックを温めるようにしたウェットティッシュウォーマーにおいて、前記蓋の開成に連動させて前記押し上げ板に作用して、ウェットティッシュを取り出す時点で、前記押し上げ板の上方への移動を阻止している移動阻止手段を備えたことを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、前記移動阻止手段は、前面に複数の爪を有するロック部材を備え、該ロック部材を前記ケース本体の内側面にその内方へ退出自在に配設し、前記爪を前記押し上げ板の移動域に突出させて、該押し上げ板の側縁に係合させる構成であることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、前記移動阻止手段は、ドラムを備え、一端を前記押し上げ板に連結したワイヤーの他端を前記ドラムに巻回させ、該ドラムを回転させて、前記押し上げ板を降下させる構成であることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、前記蓋と前記押し上げ板との間に配置され、ナップの取り出し方向に変位可能な内蓋を備えたことを特徴としている。
【0007】
この発明によれば、ウェットティッシュを取り出す際に、ロック手段等の移動阻止手段により押し上げ板をロックすることによって、ウェットティッシュパックへの付勢を抑止させることができる。
したがって、この発明によれば、ウェットティッシュの非使用状態においては、ウェットティッシュパックをヒータ内蔵の蓋へ強い力で圧接させて、ウェットティッシュへの十分な加熱を行うことができ、ウェットティッシュを使用する際に、蓋への圧接を停止させてウェットティッシュの取り出しを容易にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明のウェットティッシュウォーマーを説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るウェットティッシュウォーマーの分解斜視図、図2はそのウェットティッシュウォーマーの主要部である押し上げ板ロック手段を示した分解斜視図、図3(a)、(b)はその押し上げ板ロック手段の作用を示した要部断面図であり、図4はティッシュをケース本体から取り出す状態を示した斜視図である。
ウェットティッシュウォーマー1は、ケース本体2、蓋3、さらに蓋3のケース本体2側に内蓋4を備えている。そして、このウェットティッシュウォーマー1は、蓋3および内蓋4の一辺がヒンジ5、6によってそれぞれケース本体2に係合され、他辺の係合手段7、8によってケース本体2にそれぞれ係止されている。
ケース本体2は、その水平断面がウェットティッシュパックAの形状に倣った略矩形状を成しており、上方に開口2aを有している。そして、ケース本体2内には、先行発明と同様に押し上げ板9が配設されている。
押し上げ板9は、該押し上げ板9とケース本体2の底面との間に配装された圧縮コイルスプリング10によって上方へ付勢されている。
【0009】
また、ケース本体2の相対向する内側面2b、2bには、付勢されて上方へ行こうとする押し上げ板をロックする押し上げ板ロック手段11が配設されている。この押し上げ板ロック手段11は、ケース本体2の内側面2b、2bを囲って空間を画成する図2に図示したようなカバー12と、該空間に収容され、押し上げ板9(図1参照)に係合する複数個の爪13を有するロック部材14と、蓋3の開成動作に連動させてロック部材14を作動させる作動板15とによって構成されている。カバー12は、水平断面がコ字状を成している。そして、ケース本体2の内方に位置する前面板12aに矩形の孔16が形成されている。また、このカバー12は上部に天板12bを有し、該天板12bにも孔17が形成されている。さらに、このカバー12は、前面板12aの下部裏面にボス18を備えている。
ロック部材14の爪13は、板体14aの表面の上下方向に並んで形成されている。また、この板体14aの上下方向中間両側部には、リーフスプリングを構成する細片19が裏面方向へ延設されている。
また、作動板15は、中央部に孔20を有し、上部に裏面方向に延設された天板15aを有している。
【0010】
そして、図3(a)に示したように、カバー12がビス21によってケース本体2に固定され、作動板15はカバー12の前面板12aの裏面に上下方向へ移動可能に添設され、ロック部材14はその爪13を作動板15の孔20およびカバー12の孔16に臨ませた状態で作動板15の裏面に添設される。
そして、このように組み付けられた押し上げ板ロック手段11では、ロック部材14が細片19によって常時ケース内方へ付勢される。
蓋3は、内部下面にヒータを内装したヒータ部22(図1参照)を備え、両側部に下方へ突出する突起23(図1参照)を備えており、さらに、上面に把手24(図1参照)を備えている。
【0011】
また、内蓋4は薄い板状をした弾性の樹脂等で形成され、両側部に形成した弧状の孔25a、25aと、それらの孔25a、25aをつなぐスリット25bとによってH型のティッシュ取り出し口25が形成されており、さらにスリット25bの中間部には円形の孔25cが形成されている。また、内蓋4の両側縁部には孔26、26が形成されている。これらの構成により、ウェットティッシュの取り出し方向に変位可能となっている。
したがって、蓋3を閉じている状態では内蓋4は蓋3の下面に接してヒータ部22からの熱をウェットティッシュパックAに伝え、蓋3を開けると、本発明による押し上げ板ロック手段11で押し上げ板の移動がロックされ、かつこの内蓋4の2つに分かれている取り出し口が弾性でたわむようになっているため、ウェットティッシュを取り出すとき、取り出し口が弾性でたわみ、上部に若干の隙間が生じるため、ウェットティッシュが取り出し易くなる。
なお、内蓋4はこのようなH型のティッシュ取り出し口に限定されるものではなく、ウェットティッシュの取り出し方向に変位可能な素材・構成のものであれば何でもよい。
【0012】
このように構成された蓋3および内蓋4は、各ヒンジ5、6によってそれぞれケース本体2に開閉自在に取付けられる。そして、ウェットティッシュパックAはケース本体2の押し上げ板9上に載置された後に内蓋4が閉成される。すると、ウェットティッシュパックAは押し上げ板9を介してスプリング10によって上方へ付勢され、その上面が内蓋4に当接される。
また、ウェットティッシュaの非使用態様では、蓋3が閉成されている。
すると、図3(a)に示したように、蓋3の突起23が内蓋4の孔26、ロック手段11を構成するカバー12の孔17を介してカバー12内に挿入される。この突起は、図3(a)に示したように、作動板15を押し下げるように作動するので、作動板15が押し下げられると、孔20の上縁でロック部材14の爪13を押すことになり、それによってロック部材14は後退(ケース本体の側壁方向)される。したがって、ロック部材14の爪13はカバー12の前面から内部へ引っ込まれ、押し上げ板9の移動を自由にする。
したがって、ウェットティッシュパックAは押し上げ板9を介してスプリング10によって上方へ付勢され、その上面が内蓋4に当接されることとなる。このとき、内蓋4を中間に介在させるとはいえ、使用時にまず取り出されるウェットティッシュパックAの上方のウェットティッシュを蓋3内のヒータ部22の近くに位置させることにより、効率良く加熱を行なうことができる。
【0013】
次に、ウェットティッシュaを使用するために、蓋3を開成すると、図3(b)に示したように、蓋3の突起23が内蓋4の孔26およびロック手段11を構成するカバー12の孔17から脱出する。すると、ロック部材14は、細片19の付勢力によって該ロック部材14を押し込んでいた作動板15を上方へ押し上げながらケース本体2の内方へ距離t1だけ飛び出し、押し上げ板9の縁部の直上に位置する爪13が押し上げ板9に係合する。したがって、押し上げ板9は、スプリング10の付勢力に抗してその位置に拘束されることとなり、これ以上、上方への移動は行わない。
したがって、この拘束状態で、ウェットティッシュパックAからウェットティッシュaを取り出すと、図4に示したように、ウェットティッシュaと共に内蓋4のティッシュ取り出し口25の縁部が上方へ撓むので、その分上下方向に若干の隙間ができるため、ウェットティッシュaをケース本体2から容易に取り出すことができる。
このように、上記第1実施の形態では、ロック手段11において、ロック部材14の爪13を上面に傾斜面を形成し、該傾斜面に作動板15を押し当てることによって、ロック部材14を作動させるとともに、爪13の下面(水平面)を押し上げ板9に係合させることで押し上げ板9の上方移動を阻止し、これと相まって、弾性のある内蓋4のティッシュ取り出し口25が撓むことによって、上下方向に若干の隙間ができるので、ウェットティッシュaをケース本体2から容易に取り出すことができる。
【0014】
また、上記第1の実施の形態の変形例として、図5(a)に示したウェットティッシュウォーマーがある。これは図のように、爪13の下面に傾斜面を形成し、図5(b)に示したように、爪13が押し上げ板9に当接したとき、爪13の傾斜面で押し上げ板9を下げるようにしている。
さらに、図6(a)において、作動板15が当接する爪(図においては最上段と最下段の爪)13を除く爪13に換えて、摩擦板27を配設し、図6(b)に示したように、該摩擦板27を押し上げ板9に押し当てて、該押し上げ板9の上動を阻止するようにしてもよい。
【0015】
上記第1の実施の形態および変形例では、ケース本体2の内側面にロック部材14をケース本体2の内方へ退出自在に配設し、該ロック部材14を蓋3の開成に応動してケース本体2の内方へ移動させ、該ロック部材14の爪13、摩擦板27等を押し上げ板9の周縁部に係合させて、押し上げ板9をその位置にロックさせるようにした押し上げ板ロック手段11を例示したもので、ロック部材14自身の構造、例えばリーフスプリングを構成するための細片19を一体に形成することなく、コイルスプリング等によってロック部材14を付勢してもよく、またロック部材14の設置構造、例えばカバー12を使用してロック部材14の収容空間を形成することなく、ケース本体2にその空間を形成してもよく、さらにまた、ロック部材14の作動構造、例えば作動板15を使用することなく、蓋3の突起23をロック部材14に直接当接させることによって、ロック部材14を作動させるようにする等、各種態様を採用することができる。
【0016】
また、ロック部材の作動を蓋3の開成に連動させているが、本発明は、これに限定されるものではなく、別途、押しボタンや操作レバーを蓋の上部又はウェットティッシュウォーマーの側面に設けておき、この押しボタンや操作レバーを操作することにより、ロック部材の作動を行わせるようにしてもかまわない。
【0017】
図7は本発明の第2の実施の形態に係るもので、第1の実施の形態とは異なる構成の押し上げ板ロック手段を概念的に示した斜視図である。
この実施の形態では、押し上げ板9の下面にワイヤー28を連結し、該ワイヤー28の他端をケース本体2に設置したプーリ29、29を介してケース本体2の上部へ導き、その他端をケース本体2に回転自在に設置したドラム30に巻回させている。
このドラム30は、捩じりコイルスプリング31によって一方向へ回転するように付勢されている。また、ドラム30の軸30aには従動ギヤ32が固設されており、該ギヤ32には、駆動ギヤ33が噛合されている。この駆動ギヤ33は、蓋3の開成動作によって駆動されるように、例えば軸33aが蓋3のヒンジ5等に連結されている。また、この駆動ギヤ33は、歯が欠落した欠歯部分34を有しており、該欠歯部分34は蓋3が閉成している状態で、従動ギヤ32に対応し、その間にはギヤ32、33の連係は絶たれている。なお、捩じりコイルスプリング31は、ワイヤー28の弛みを防止するためのもので、押し上げ板9を上方へ付勢しているコイルスプリング10の付勢力に較べて、その付勢力は極めて小さい。
【0018】
このように構成された押し上げ板ロック手段11は、蓋3が閉じた状態にあるときには、ギヤ32、33が非噛合状態にあるため、押し上げ板9はコイルスプリング10の付勢力によって上方に付勢され、該押し上げ板9上のウェットティッシュパックAを押し上げている。
蓋3を開くと、それに連動して駆動ギヤ33が回転される。すると、駆動ギヤ33が従動ギヤ32に噛合し、該従動ギヤ32を介してドラム30が回転され、ワイヤー28が巻き取られる。したがって、押し上げ板9はコイルスプリング10の付勢力に抗して降下され、該押し上げ板9上のウェットティッシュパックAが降下して、内蓋4への圧接が解除される。この状態は、蓋3が閉成されるまで維持される。
【0019】
なお、この実施の形態は、ケース本体2にドラム30を配設するとともに、ワイヤーの一端を押し上げ板9に連結し、該ワイヤーの他端をドラム30に巻回させ、該ドラム30を蓋3の開成に応動して回転させることによってワイヤー28を巻き取り、それによって押し上げ板9を降下させるようにした押し上げ板ロック手段11を例示したもので、ドラム30の回転駆動機構は各種態様を採用することができる。
例えば、この実施の形態では、駆動ギヤ33の軸33aを蓋3のヒンジ5等の回転部に連結することによってドラム30の回転を得ているが、蓋3にラックを形成し、該ラックを従動ギヤ32に噛合させて、ドラム30の回転を得ることもできる。なお、この場合もラックに欠歯部分を形成する必要がある。
【0020】
また、上記第2実施の形態でも、蓋3の開閉動作に連動させて駆動ギヤ33の回転をさせているが、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、別途、押しボタンや操作レバーを蓋の上部又はウェットティッシュウォーマーの側面に設けておき、この押しボタンや操作レバーを操作することにより、駆動ギヤ33の回転を行わせるようにしてもかまわない。
さらに、小型モータを内蔵させ、これで駆動ギヤ33の回転力を得るようにすれば、蓋3の開閉動作を軽くすることができる。
さらに、第1および第2実施の形態において、いずれも蓋は全体が開く構造のもので説明したが、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、図8に示したウェットティッシュウォーマーのような小蓋106の部分だけが開閉するようなものであっても、もちろんよい。
【0021】
なお、押し上げ板は第1および第2実施の形態において、いずれも平板状のものを用いているが、市販のウェットティッシュパックにもいろいろなタイプがあるので、これらすべてのウェットティッシュパックに対して本発明を最適に適用するには、図9に示すようなその中央部を上方に凸部とした上げ底形状にするとよい。図9において、9’がこの上げ底形状の中央凸部付き押し上げ板で、9’aが中央凸部、9’bが平坦底部である。
この中央凸部付き押し上げ板9’が平板状の押し上げ板9よりもより良い理由を図10を用いて説明する。
市販のウェットティッシュパックはそのパック寸法が大きいものは縦105mm×横165mm×高さ65mmや縦90mm×横170mm×高さ50mmのものから小さいものは縦85mm×横155mm×高さ45mmのものまであり、しかもそのパックの端部が柔らかくできているものから、端部が比較的潰れにくくできているものまでいろいろある。
そこで、端部処理が柔らかくできているパックを押し上げ板9に載せて蓋に圧接して加熱し使用する場合には、ナップのパックは圧縮コイルスプリング10の押圧力で簡単に潰されるのでパックを蓋に圧接することができるため問題ないが、端部が比較的潰れにくくできているパックの場合は図10(b)のようになる。すなわち、Aが比較的潰れにくくできているパック(その端部比較的潰れにくくできている端部をA1部分とする。)の場合、圧縮コイルスプリング10の押圧力Fではパックの端部A1は潰れず、空隙t2ができてしまい、したがってパックAの中のウェットティッシュaを内蓋4に圧接することができない。
そこで、このようなパックAを内蓋4に圧接するためには、押圧力がFより大きい圧縮コイルスプリング10を使用することが必要となる。そうすると逆に、ティッシュaをウェットティッシュウォーマーから取り出す場合に取り出し難くなる、という問題があった。
【0022】
そこで、押し上げ板9’を図9のような中央凸部9’aを備えた上げ底形状にすると、その作用は図10(a)のようになる。すなわち、Aが比較的潰れにくくできているパックで、比較的潰れにくくできている端部をA1部分とすると、潰れにくい端部A1は敢えて潰すことをせずに平坦底部9’bによって収容し、中央凸部9’aによってパックAの柔らかい中央部だけを押圧力Fで持ち上げて潰すようにするので、パックAの中のウェットティッシュaを内蓋4に圧接することができることとなる。
このように、中央凸部付き押し上げ板9’と平板状の押し上げ板9と比較すると、中央凸部付き押し上げ板9’の場合はより小さいバネ力でナップを押し上げることができるため、ナップの内蓋への押しつけ力も小さくなり、取り出し性が良くなる。又、ナップ取り出し口の上面をヒーター等で温める構造のウォーマーにおいては、ナップをヒーター面に適切に圧着できるため、熱効率の向上効果をもたらすことができる。
また、実際に加熱して使用される部分は中央部付近であるから、ナップの周縁部分はそんなに加熱しなくても格別問題はない。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るウェットティッシュパックの収容ケースでは、内部に上方へ付勢された押し上げ板を備えたケース本体と、該ケース本体の開口を開閉自在に覆い、内部にヒータを備えた蓋とによって構成され、前記ケース本体の前記押し上げ板上に載置させたウェットティッシュパックを前記蓋を閉じた状態で該蓋に当接させて、前記ウェットティッシュパックを温めるようにしたウェットティッシュパックの収容ケースにおいて、前記ケース本体にロック手段を配設し、該ロック手段を前記蓋の開成に連動させて、前記押し上げ板をその位置に留まらせるようにしている。
この発明によれば、ウェットティッシュを取り出す際に、ロック手段によって押し上げ板をロックすることによって、ウェットティッシュパックへの付勢を抑止させることができる。したがって、ウェットティッシュの非使用状態においては、ウェットティッシュパックをヒータ部へ強い力で圧接させて、ウェットティッシュへの十分な加熱を行うことができ、ウェットティッシュを使用する際に、ウェットティッシュパックのヒータ部への圧接を停止させてウェットティッシュの取り出しを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るウェットティッシュウォーマーを示した分解斜視図である。
【図2】図1のウェットティッシュウォーマーにおける主要部である押し上げ板ロック手段を示した分解斜視図である。
【図3】図2の押し上げ板ロック手段の作用を示した要部断面図であり、図3(a)はその非作動状態を示し、図3(b)はその作動状態を示している。
【図4】図1のウェットティッシュウォーマーにおいて、ティッシュをケース本体から取り出す状態を示した斜視図である。
【図5】図1に示したウェットティッシュウォーマーにおける押し上げ板ロック手段の変形例を示した断面図であり、図5(a)はその非作動状態を示し、図5(b)はその作動状態を示している。
【図6】図1に示したウェットティッシュウォーマーにおける押し上げ板ロック手段の他の変形例を示した断面図であり、図6(a)はその非作動状態を示し、図6(b)はその作動状態を示している。
【図7】本発明に係るウェットティッシュウォーマーにおける押し上げ板ロック手段の他の実施の形態を示した概念的な斜視図である。
【図8】従来のウェットティッシュウォーマーを示した断面図である。
【図9】中央部を上方に凸部とした上げ底形状の押し上げ板の斜視図である。
【図10】図9の押し上げ板9’と平板状の押し上げ板9の作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 ウェットティッシュウォーマー
2 ケース本体
2a 開口
2b 内側面
3 蓋
4 内蓋
5、6 ヒンジ
7、8 係合手段
9 押し上げ板
9’ 中央凸部付き押し上げ板
9’a 中央凸部
9’b 平坦底部
10 圧縮コイルスプリング
11 押し上げ板ロック手段
12 カバー
12a 前面板
12b 天板
13 爪
14 ロック部材
14a 板体
15 作動板
15a 天板
16、17 孔
18 ボス
19 細片
20 孔
21 ビス
22 ヒータ部
23 突起
24 把手
25 ティッシュ取り出し口
25a 弧状の孔
25b スリット
25c 円形の孔
26 孔
27 摩擦板
28 ワイヤー
29 プーリ
30 ドラム
30a 軸
31 捩じりコイルスプリング
32 従動ギヤ
33 駆動ギヤ
33a 軸
34 欠歯部分
A ウェットティッシュパック
A1 比較的潰れにくい部分
a ウェットティッシュ
F 押圧力
Claims (5)
- 上方へ付勢された押し上げ板を内部に備えたケース本体と、該ケース本体の上部開口を開閉自在に覆い内部にヒータを備えた蓋とを有するウェットティッシュウォーマーであって、前記蓋を閉じた状態で前記押し上げ板上に載置させたウェットティッシュパックを該蓋に当接させて前記ウェットティッシュパックを温めるようにしたウェットティッシュウォーマーにおいて、
前記蓋を開けてウェットティッシュを取り出す時点で、前記押し上げ板の上方への移動を阻止している移動阻止手段を備えたことを特徴とするウェットティッシュウォーマー。 - 上方へ付勢された押し上げ板を内部に備えたケース本体と、該ケース本体の上部開口を開閉自在に覆い内部にヒータを備えた蓋とを有するウェットティッシュウォーマーであって、前記蓋を閉じた状態で前記押し上げ板上に載置させたウェットティッシュパックを該蓋に当接させて前記ウェットティッシュパックを温めるようにしたウェットティッシュウォーマーにおいて、
前記蓋の開成に連動させて前記押し上げ板に作用して、ウェットティッシュを取り出す時点で、前記押し上げ板の上方への移動を阻止している移動阻止手段を備えたことを特徴とするウェットティッシュウォーマー。 - 前記移動阻止手段は、前面に複数の爪を有するロック部材を備え、該ロック部材を前記ケース本体の内側面にその内方へ退出自在に配設し、前記爪を前記押し上げ板の移動域に突出させて、該押し上げ板の側縁に係合させる構成であることを特徴とする請求項1又は2記載のウェットティッシュウォーマー。
- 前記移動阻止手段は、ドラムを備え、一端を前記押し上げ板に連結したワイヤーの他端を前記ドラムに巻回させ、該ドラムを回転させて、前記押し上げ板を降下させる構成であることを特徴とする請求項1又は2記載のウェットティッシュウォーマー。
- 前記蓋と前記押し上げ板との間に配置され、ナップの取り出し方向に変位可能な内蓋を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のウェットティッシュウォーマー。
Priority Applications (9)
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