JP6043496B2 - ウェットティシュー収納容器 - Google Patents
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Description
前記取出口を囲む所定の閉エリアの第1境界部と、前記上蓋を閉じた際に前記第1境界部と対向する前記上蓋における第2境界部との少なくとも一方にパッキンを設け、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1境界部と前記第2境界部との間を気密状態にし、
前記取出口から前記上蓋が閉じる向きの側にある前記第1境界部までの距離は、前記取出口から前記上蓋が開く向きの側にある前記第1境界部までの距離に比べて長いことを特徴とする。
前記取出口を囲む所定の閉エリアの第1境界部と、前記上蓋を閉じた際に前記第1境界部と対向する前記上蓋における第2境界部との少なくとも一方にパッキンを設け、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1境界部と前記第2境界部との間を気密状態にし、
天面に近い側はポップアップする高さが低く、底面に近づくにつれてポップアップする高さが高くなる折り方で積層されたウェットティシューを収納したことを特徴とする。
前記取出口を囲む所定の閉エリアの第1境界部と、前記上蓋を閉じた際に前記第1境界部と対向する前記上蓋における第2境界部との少なくとも一方にパッキンを設け、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1境界部と前記第2境界部との間を気密状態にし、
積層された前記ウェットティシューの折り方向と前記上蓋の開閉方向とが平行であることを特徴とする。
前記取出口を囲む所定の閉エリアの第1境界部と、前記上蓋を閉じた際に前記第1境界部と対向する前記上蓋における第2境界部との少なくとも一方にパッキンを設け、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1境界部と前記第2境界部との間を気密状態にし、
前記ウェットティシューは、包装袋に収納された上で、前記容器本体に収納されるものであって、該包装袋の天面には、包装袋天面取出口が設けられ、前記包装袋天面取出口の中心位置と前記容器本体の取出口の中心位置との間に平面視における所定の距離を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、第1境界部と第2境界部分との間にウェットティシューのポップアップした部分を収納する空間を確保できるので、上蓋開閉時のウェットティシューの噛み込みをなくすことができ、特に、使い始めから使い終わりにかけて、ウェットティシューの残量の如何に関わらずポップアップする量があまり変動しないようにできるので、噛み込みをより効果的に防止できる。
請求項3記載の発明によれば、第1境界部と第2境界部分との間にウェットティシューのポップアップした部分を収納する空間を確保できるので、上蓋開閉時のウェットティシューの噛み込みをなくすことができ、さらにウェットティシューの折り方向が上蓋の開閉方向と平行としたので、ウェットティシューのポップアップ部分は取出口の長手方向と垂直の向きに倒れやすいため上蓋の開閉方向とは垂直の向きにウェットティシューのポップアップ部分がたおれるから、噛み込みを防止できる。
請求項4記載の発明によれば、舌状体を取出口の下方に備えたので、ウェットティシューが必要以上に飛び出ることを抑え、噛み込みを防止できる。
請求項5記載の発明によれば、取出口にスリットを有するフィルムを設けたので、ウェットティシューが必要以上に飛び出ることを抑え、噛み込みを防止できる。
請求項6記載の発明によれば、第1境界部と第2境界部分との間にウェットティシューのポップアップした部分を収納する空間を確保できるので、上蓋開閉時のウェットティシューの噛み込みをなくすことができ、さらにウェットティシューのポップアップした部分を収納する空間を包装袋天面取出口と容器本体の取出口との間に確保できるので、噛み込みをなくす効果が高い。
請求項7記載の発明によれば、ウェットティシューが必要以上に飛び出ることを抑えるのみならず、詰め替え用の包装袋にスリットを有するフィルムを設けるので、詰め替えのたびにスリットを有するフィルムをも交換でき、清潔を保つことができる。
<ウェットティシュー収納容器の構成>
まず、本実施形態のウェットティシュー収納容器の構成について説明する。
なお、以下の説明では、ウェットティシュー収納容器の平面視長手方向を左右方向、平面視短手方向を前後方向、高さ方向を上下方向とする。
具体的には、ウェットティシュー収納容器1は、例えば、図1(a),(b)、図2、図3に示すように、上面に家庭用薄葉紙Pを取り出すための取出口11を有するとともに下面に家庭用薄葉紙Pが積層された薄葉紙積層体Qを詰め替えるための底面開口12を有し、内側の収納空間部Sに薄葉紙積層体Qを収納する容器本体10と、容器本体10の上面にスライド移動自在に設けられ、取出口11を開閉させる蓋体としての上蓋20と、上蓋20を容器本体10に取り付けるためのシャーシ30と、容器本体10の底面開口12を塞ぐ底蓋40と、上蓋20を開放状態となる方向に付勢する付勢部材50と、等を備えて構成される。
また、容器本体10、上蓋20、シャーシ30及び底蓋40は、例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の熱可塑性樹脂から形成されている。
また、本実施形態においては、付勢部材50として、引張コイルばねを用いることとする。
なお、薄葉紙積層体Qを、包装体によって内包することとしても良い。特に、ウェットティシュー収納容器1に収納する家庭用薄葉紙Pが、本実施形態のようにウェットタイプの家庭用薄葉紙Pである場合には、薄葉紙積層体Qを防湿性の包装体によって内包することが好ましい。
なお、本実施形態では、下面が開口した容器本体10を用い、薄葉紙積層体Qを容器本体10の下面側から詰め替えるように構成したが、これに限ることはなく、例えば、下面は閉口して前後左右の何れかの面が開口した容器本体10を用い、薄葉紙積層体Qを容器本体10の前後左右の何れかの面側から詰め替えるように構成することも可能である。
取出口11は、容器本体10の内部の収納空間部Sに収納された家庭用薄葉紙Pを取り出すための、平面視にて角のとれた略長方形状に形成された開口である。
取出口11は、上蓋20が開放状態(図1(b)、図3(b)参照)となった場合に開放され、このとき家庭用薄葉紙Pは、取出口11を通じて一枚毎に収納空間部Sから外部に引き出すことができるようになっている。
また、取出口11は、上蓋20が閉塞状態(図1(a)、図2(a)、図3(a)参照)となった場合に閉塞されるようになっている。
また、上蓋20の下面にも、シリコンゴム等のゴムやオレフィン系エラストマー等の熱可塑性エラストマーなどの弾性体から形成された蓋側パッキン21が取り付けられている。
蓋側パッキン21は、上蓋20の下面のうち上蓋20の閉塞状態においてケース側パッキン14に対応する位置(第2境界部)に設けられており、ケース側パッキン14と蓋側パッキン21とは、上蓋20が閉塞状態となった場合に互いに密着して(図5(a)参照)、収納空間部S内の気密性を保持するように構成されている。すなわち、ケース側パッキン14及び蓋側パッキン21が、取出口11を含む容器本体部分と上蓋20との隙間を封止する気密手段として機能する。
これにより、ウェットティシュー収納容器1に収納する家庭用薄葉紙Pが、本実施形態のようにウェットタイプの家庭用薄葉紙Pである場合には、家庭用薄葉紙Pに含浸した薬液の蒸発を防止できるようになっている。
なお、本実施形態では、容器本体10にケース側パッキン14を設けて上蓋20に蓋側パッキン21を設けた、すなわち、容器本体10と上蓋20との双方に気密手段を設けたが、これに限ることはなく、気密手段によって取出口11の周縁と上蓋20との隙間を封止できるのであれば、例えば、容器本体10だけに気密手段を設けても良いし、上蓋20だけに気密手段を設けても良い。また、シャーシ30に取出口11が設けられている場合には、シャーシ30に気密手段を設けても良い。
シャーシ30は、例えば、図3(a)に示すように、凹部13の底面部13a上に載置され、取出口11を取り囲む枠部31と、閉塞状態の上蓋20と略面一となるよう枠部31に支持される上壁部32と、を備えて構成される。
ここで、本実施形態では、上蓋20と上壁部32とを合わせると、平面視にて略楕円形状の板状部材を構成するようになっている。また、上蓋20及び上壁部32は、前後方向(短手方向)に下方へ凸となるよう湾曲した形状をなしている。
また、上蓋20の下面のうち前後方向略中央の位置には、例えば、図2(c)、図3(a)に示すように、付勢部材50の他端と係合する可動側係合部22が設けられている。
ここで、例えば、図2、図3に示すように、本実施形態において、ウェットティシュー収納容器1は、付勢部材50である引張コイルばねを2本備えている。また、シャーシ30の枠部31は、固定側係合部33を2つ備えている。この2つの固定側係合部33は、上蓋20とシャーシ30とが組み合わされた状態で所定の直線(具体的には、左右方向(長手方向)に平行で可動側係合部22を通る直線)に対して互いに線対称となる位置に配置され、かつ、上蓋20の閉塞状態における可動側係合部22との間隔が、上蓋20の開放状態における可動側係合部22との間隔よりも長くなるように、枠部31に設けられている。そして、2本の付勢部材50のうち一方の一端が、2つの固定側係合部33のうちの一方に掛止されるとともに、2本の付勢部材50のうち他方の一端が、2つの固定側係合部33のうちの他方に掛止され、2本の付勢部材50の双方の他端が、上蓋20に設けられた可動側係合部22に掛止されている。
ここで、付勢部材50は、伸縮部材により構成され、シャーシ30の固定側係合部33が、ケース体(本実施形態の場合、シャーシ30)に設けられ付勢部材50の一端と係合する固定点として機能し、上蓋20の可動側係合部22が、上蓋20に設けられ付勢部材50の他端と係合する可動点として機能する。
そして、付勢部材50、シャーシ30の固定側係合部33及び上蓋20の可動側係合部22が、上蓋20を開放状態となる方向にスライド移動させる可動機構として機能する。
なお、本実施形態では、固定側係合部33(固定点)をシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、固定側係合部33(固定点)は、容器本体10に設けても良い。
すなわち、上蓋20は、当該上蓋20の状態にかかわらず、外部から視認不能に付勢部材50、シャーシ30の固定側係合部33及び上蓋20の可動側係合部22を遮蔽している。これにより、ウェットティシュー収納容器1の美観が向上するとともに、付勢部材50、シャーシ30の固定側係合部33及び上蓋20の可動側係合部22が触られることを防止できるようになっている。
また、シャーシ30には、上壁部32の一部を操作面34aとしたスイッチ部34が設けられている。スイッチ部34は、前後方向に沿って延設された軸部34bを回動軸として回動可能に構成されており、左端側(すなわち、上蓋20側)に爪部23が上方から進入して係合する爪受部34cを有している。また、スイッチ部34は、図示しない付勢部材によって、押圧されて回動する方向とは逆方向に付勢されている。
すなわち、爪部23及び爪受部34cが、付勢部材50の付勢力に抗して上蓋20が閉塞状態となるように係止するとともに、当該係止を解除可能な係止手段として機能する。
なお、本実施形態では、係止手段による係止を解除する際に押圧されるスイッチ部34をシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、スイッチ部34は、容器本体10に設けても良い。
また、例えば、図3(c)に示すように、上蓋20には、レール部31aに対してスライド移動可能に係合するスライド部24が設けられている。スライド部24は、例えば、上蓋20とシャーシ30とが組み合わされた状態で、当該スライド部24の下面が、対応するレール部31aの上面に当接するように、上蓋20の下面から垂下する垂壁部(図示省略)の下端に接続されている。
これにより、上蓋20をスムーズかつ確実に開閉できるようになっている。
なお、本実施形態では、上蓋20のスライド移動をガイドするためのレール部31aをシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、レール部31aは、容器本体10に設けても良い。
また、例えば、図3(c)に示すように、容器本体10の凹部13の周縁のうち、上蓋20の閉塞状態においてスライド部24の左端側(ダンパー24aを含む)に対応する位置には、上蓋20が閉塞状態から開放状態へと移行する際にスライド部24が入り込む横穴部15が形成されており、上蓋20の開放状態において、横穴部15内でスライド部24のダンパー24aが容器本体10に当接するように構成されている。すなわち、スライド部24が容器本体10に衝突することによって、付勢部材50の付勢力による上蓋20のスライド移動が停止するように構成されており、当該衝突の際の衝撃を、ダンパー24aによって吸収できるようになっている。
なお、本実施形態では、撓むことで衝撃を吸収できるようにダンパー24aを左方へ凸となるよう内側から外側に向けて湾曲した弓状に形成したが、これに限ることはなく、ダンパー24aの形状は、上蓋20が開放状態となる際の衝撃を吸収できるのであれば、適宜任意に変更可能である。
また、ケース体(本実施形態の場合、シャーシ30)のうち係止手段(本実施形態の場合、爪受部34c)よりも右側(すなわち、上蓋20の閉塞状態となる方向側)には、上蓋20を閉める際等に指を掛けるための固定側指掛部35が設けられている。具体的には、シャーシ30には、固定側指掛部35として、シャーシ30の端部(本実施形態の場合、上壁部32の右端部)を上側に向けて起立させることにより形成された突起部が設けられている。
また、本実施形態の場合、固定側指掛部35は、スイッチ部34に離間してケース体(本実施形態の場合、シャーシ30)に設けられている。これにより、固定側指掛部35に掛けた指でスイッチ部34を誤操作してしまうことを防止できるようになっている。
なお、本実施形態では、固定側指掛部35をシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、固定側指掛部35は、容器本体10に設けても良い。
また、例えば、図3に示すように、容器本体10の凹部13の周縁のうち、上蓋20の閉塞状態において突片部27の先端側(ダンパー27a(後述)を含む)に対応する位置には、上蓋20が閉塞状態から開放状態へと移行する際に突片部27が入り込む横穴部16が形成されており、上蓋20が開放状態になると、上蓋20の突片部27の先端側が容器本体10の横穴部16に入り込んで、突片部27の上下方向の移動が規制されるように構成されている。これにより、上蓋20の開放状態において、上蓋20の左端側が上方向へと移動して上蓋20が起き上がってしまうことを防止できるようになっている。
また、本実施形態では、突片部27にダンパー27aを設けてスライド部24にダンパー24aを設けた、すなわち、突片部27とスライド部24との双方にダンパーを設けたが、これに限ることはなく、ダンパーによって上蓋20が開放状態となる際の衝撃を吸収すること(衝撃を緩めること)ができるのであれば、例えば、突片部27だけにダンパーを設けても良いし、スライド部24だけにダンパーを設けても良いし、突片部27及びスライド部24以外の部分にダンパーを設けても良い。また、ダンパーは、上蓋20側ではなく、ケース体(容器本体10やシャーシ30)側に設けても良いし、上蓋20側とケース体側との双方に設けても良い。突片部27にダンパーを設けない場合は、上蓋20の開放状態において、突片部27が横穴部16内で容器本体10に当接しないように構成することが好ましい。また、スライド部24にダンパーを設けない場合は、上蓋20の開放状態において、スライド部24が横穴部15内で容器本体10に当接しないように構成することが好ましい。
また、突片部27は、上蓋20が起き上がってしまうことを防止するために設けられているが、本実施形態のように、スライド部24の左端側が入り込む横穴部15の上方が上面部10aによって塞がれている場合には、スライド部24によって、上蓋20が起き上がってしまうことを防止することができる。具体的には、この場合には、上蓋20が開放状態になると、上蓋20のスライド部24の左端側が容器本体10の横穴部15に入り込んで、スライド部24の上下方向の移動が規制され、上蓋20が起き上がってしまうことを防止することができるので、突片部27を設けなくてもよい。
次に、本実施形態のウェットティシュー収納容器の製造方法の一例について、図2,3を参照して説明する。
まず、シャーシ30に、付勢部材50と上蓋20とを組み付けてアセンブリ体Aを形成する。
次いで、アセンブリ体Aを容器本体10に取り付ける。具体的には、シャーシ30の下面に設けられた複数(本実施形態の場合、5個)の嵌合凸部(図示略)と、容器本体10の凹部13の底面部13aに嵌合凸部に対応させて設けられた嵌合孔部(図示略)と、が嵌合するよう、アセンブリ体Aを、容器本体10の凹部13内に当該凹部13の上方から嵌め込むことによって、容器本体10に取り付ける。すなわち、付勢部材50と上蓋20とは、シャーシ30に組み付けられて一体に構成されたアセンブリ体Aの状態で、容器本体10に取り付けられている。これにより、上蓋20と付勢部材50とシャーシ30とを別々に容器本体10に取り付ける手間を省くことができるようになっている。
なお、本実施形態では、シャーシ30に設けられた嵌合凸部と、容器本体10に設けられた嵌合孔部と、を嵌合させることによって、アセンブリ体Aを容器本体10に固定するよう構成したが、これに限ることはなく、例えば、ねじ等によってアセンブリ体Aを容器本体10に固定しても良い。
本願発明の実施形態と実施例とでは、取出口11、上蓋20を含む容器本体10の天面における構成は、同様のものを用いて説明している。ここで、図3(b)の上蓋が開いている状態を示す断面図と、図3(a)の上蓋が閉じている状態を示す平面図とを参照しつつ、上蓋20の開閉を実現する構成について板状のアセンブリシャーシを用いた例を挙げて説明する。
付勢部材50、パッキン14、21を除く部品(容器本体10、上蓋20、スイッチ部34、シャーシ30、アセンブリシャーシ60など)は、合成樹脂の成型品として作製することができる。
容器本体10は、ここでは天面に長手方向に延びる長円状の凹部13を有しており、その凹部13に上蓋20のスライド開閉機構、開いた状態に付勢する付勢部材50、閉じた状態に固定する爪受部34c、爪受部34cの固定を解除するためのスイッチ部34などを収容する。
取出口11及びそれを取り囲むように設けられたパッキン14は、上述した実施形態における本体容器10に設けることもできるが、別の部材として板状の部材60(ここで、アセンブリシャーシと呼ぶ)に設けて、例えば容器本体10の裏側(内側)から嵌めこまれることとしてもよい。嵌め込むための形状としては貫通しない凹み部分とそれに嵌合する突起とをもって嵌合させ、一度嵌め込めば、外すのが困難であるように成型品の設計をすることができる。貫通しない凹み部分とするのは、容器の密閉性(気密性)を確保するためである。
固定部分及び可動部分は、アセンブリシャーシ60に取り付ける。実際の工場の作業にあっては、容器本体10に取り付ける前のアセンブリシャーシ60に固定部分及び可動部分を取り付けてから、上蓋20が閉じた状態にして、アセンブリシャーシ60を容器本体10の裏側(内側)から容器本体10の長円状の孔に固定部分及び可動部分が嵌るようにし、かつ容器本体10の裏側の凹み部分(リブ)にアセンブリシャーシ側の突起が嵌合するように嵌めこむことができる。その後、容器本体10の天面側からスイッチ部34を押すことにより、爪受部34cの引っかかりを解除し、上蓋20を開いた状態にする。この状態がサブアセンブリ状態(組み立て途中)、すなわちウェットティシュー積層体を収納する前の状態である。
スイッチ部34の動く部分については、別の部品として作製して、後から嵌め込む。
不側指掛部35は、上蓋20が開いている状態から、閉じようとするときに、ユーザの手指のうちの例えば人差し指が掛かる部分である。そのときユーザの手指のうちの例えば親指が可動側指掛部25に掛かる。そして、親指と人差し指とを使って、上蓋20を閉じる。
組み立て工程にあっては、アセンブリシャーシに上述した固定部分を取り付けてから、コイルばね(付勢部材)50、50を固定部分の図3(b)の左端の上下2箇所に設けた固定側係合部33、33に取り付ける。付勢部材50,50(二つのバネ)の他端は、可動側係合部22に取り付けられる。当該取り付けを行ってからスライド部24,24をレール部31a,31aに摺動可能に取り付ける(またはスライド部24、24をレール部31a、31aに摺動可能に取り付けてから付勢部材50、50を取り付ける)。
付勢部材50は、上蓋20が開く方向に付勢される。つまり、上蓋20が開いている状態では、付勢部材50は自然長に近い状態すなわち負荷のかからない状態にある。それに対して上蓋20が閉じている状態では、付勢部材50は伸びており負荷の掛かる状態にある。上述したように、上蓋20が開いている状態から閉じるには、ユーザが手指を用いて付勢部材50に抗して上蓋20をスイッチ部34に近づける。上蓋20のスイッチ部34に近い側には、爪受部34cに引っかかる部材である爪部23があり、爪受部34cに引っかかることにより上蓋20が閉じた状態で固定される。スイッチ部34をユーザが押すと、爪受部34cにおける引っ掛かりが解除されて、上蓋20は、付勢部材50により引っ張られて開く。
しかし、O字型パッキンとC字型パッキンの例(後述)のように閉領域を構成しないパッキンを用いる場合でも双方を嵌合させた状態では閉領域を形成し得る。そこで、パッキンが設けられない場合には、対向する箇所にパッキンが設けられる部分となる部分を概括して「第1境界部」、「第2境界部」ということとしたものである。
本発明の実施形態1として、ウェットティシュー包装袋天面取出口の位置とウェットティシュー収納容器の取出口との位置をずらすことにより、ポップアップしたウェットティシューを収納するスペースを稼ぎ、上蓋を閉めるときの噛みこみを防止することを提案する。
図4は、ウェットティシュー包装袋天面の取出口と、ウェットティシュー収納容器の取出口との位置関係を示す模式図である。ウェットティシュー収納容器1の容器本体10には取出口11が設けられている。そして、ウェットティシュー包装袋70にも包装袋天面取出口71が設けられている。図4(a)は、取出口11の真下に包装袋天面取出口71を設けた例であり、取出口11の長手方向の中央線と包装袋天面取出口71の長手方向との中央線とは平面視において重なっている。
図5は、ウェットティシュー収納容器の取出口と、パッキン部分との位置関係を示す模式図である。ここでは、従来からある回動軸を中心として回動する開閉蓋を備えたウェットティシュー収納容器について適用した場合について説明する。従来のその種の容器では、取出口を含む比較的小さい領域をパッキン部分として、開閉蓋のうら側に設けたパッキン部分と嵌合するようにして密閉空間を構成し、その空間にポップアップしたウェットティシューを収納することとしていた。
しかし、ポップアップしたウェットティシューをユーザの手により折りたたんでその空間に入れ込まなければならないこともあったため、手間が掛かるのみならず、当該折りたたみの動作により雑菌が入り込むことにもなった。
そこで、実施形態2にあっては、パッキン部分85を取出口81を含むより広い空間として、ユーザが折りたたまずにポップアップしたウェットティシューを収納できる広さとする。当該パッキン部分を構成するには、取出口81を囲む所定のエリアの第1境界部と、上蓋を閉じた際に第1境界部と対向する上蓋における第2境界部との少なくとも一方にパッキンを設ける。そして、当該パッキンは上蓋が閉まることで第1境界部と第2境界部との間を気密状態にする。
この実施形態2を説明するに当たって、回動軸を中心として回動する開閉蓋を備えたウェットティシュー収納容器についての適用することとしたが、パッキン部分を広くとることによりポップアップするウェットティシューを収納する部分を広く確保することはスライド開閉についての適用もできる。
図6は、スライド開閉する上蓋を有するウェットティシュー収納容器においてウェットティシューのポップアップした部分の収納を示す図である。図6(a)では、取出口11を含むパッキン部分は、上蓋20の裏側に設けられた蓋側パッキン21と容器本体10側に設けられたケース側パッキン14との嵌合により構成される。そして、この嵌合は上蓋20のスライド開閉の移動において、スライドして閉まることで気密状態にするようにパッキン形状、構造が設けられている。
ここで、ケース側パッキン14が設けられている容器本体10側のエリアが第1境界部であり、蓋側パッキン21の設けられている上蓋20のエリアが第2境界部である。第1境界部と第2境界部との双方にパッキンを設けた例を図6(a)には示してあるが、一方のみに設ける例、双方に開いた形状のパッキンを設けて上蓋20が閉じた状態で閉じた領域が完成する形状にする例などが可能である。
また、図6(b)では、上蓋20の開く方向に取出口11を寄せて設けているともいえる。つまり、取出口から上蓋が閉じる向きの側にある第1境界部までの距離は、取出口から上蓋が開く向きの側にある第1境界部までの距離に比べて長い。そのように取出口と上蓋との位置関係を定めることにより、ポップアップしたウェットティシューを収納するスペースをより大きく確保できる。ここで閉じる向きとは、上蓋20がスライド移動して閉じる際に動いていく先の方向を意味し、開く向きとは上蓋20がスライド移動して開く際に動いていく先の方向を意味する。
上蓋20がスライド移動して閉じる際には、蓋側パッキン21はポップアップしたウェットティシューと接触しつつ移動するので、パッキンが薬液を取り込み濡れることでパッキン同士の密着度を高める。パッキンが軟質材からなる場合には、その効果がより高い。
図7(a)は、ウェットティシュー収納容器の取出口と、ウェットティシュー包装袋の取出口との位置をずらしていることを示す図である。図7(a)では、上蓋20が開いている状態を示している。ここでは、容器本体10の側の取出口11を包装袋天面取出口71の位置から所定の距離(例えば8ミリメートル)だけスイッチ方向にずらして設けている。図7(a)では、包装袋天面取出口71が透けて見えるように描いてある。容器本体10の当該箇所の部材を透明にすることで、上蓋20の開放時に包装袋天面取出口71がユーザから見えるようにすることができる。その場合に、積層されたウェットティシューの最上部の一枚目を取りやすいのは無論であるが、不透明の場合であっても、数ミリメートル程度のずれであれば、ユーザが指を入れて探ることで最初の一枚目を掴んで引き出すことが可能である。
なお、ここでは、数ミリメートルというわずかの距離としたが、図4(b)、(c)に描いたように比較的大きな隔たりを設けた場合には、包装袋を容器本体に収納する際にあらかじめ最上部の一枚目を引き出して容器本体の取出口11から指が届く範囲に一枚目のポップアップしたウェットティシューが位置するようにして収納することにより使用が可能となる。
図7(c)は、横から見た模式図である。取出口11を形成する部材の高さはパッキン14の高さよりも低い。ポップアップしたウェットティシューはパッキンにより形成された空間に十分に収納され得る。図7(d)は、包装袋に収納されたウェットティシューの積層体Qを示している。Z字型に折られた構造となっており、当該折り幅がポップアップの高さを決定する。折り幅を工夫してポップアップの高さをコントロールすることについては実施形態8において後述する。図7(d)では、包装袋を描いてはいないが、包装袋の天面には包装袋天面取出口71が設けられる。
図7(f)は、パッキン14又はパッキン21の表面形状をその断面により示したものである。パッキン14又はパッキン21も図7(f)に描く吸盤形状又は凸形状とすることでウェットティシューに浸透している薬液を取り込みやすくなる。それによりパッキン同士の密着性を高める。
図8は、取出口11のフィルム形状を示す図である。図8(g)に示すように、容器本体10の取出口11の下側にフィルム90を設ける。容器本体10の内部にウェットティシュー積層体Qを収納し、その最上部の一枚であるPがフィルム90を通り抜けてポップアップしている状態が描かれている。このフィルム90には、例えば図8(a)に描かれるように直線状のスリットが設けられる。図8(b)に描かれているフィルムは中心部の小円形の孔が設けられ、その周りに伸縮性のフィルムを設けた例である。図8(c)は星型の形状のスリットを設けている。図8(d)は波型形状である。図8(e)は、中心部において、前後からの二枚のフィルムが一定幅で重なっている状態のものである。それを横から見た図が図8(f)である。
容器本体10に設けずに、包装袋天面取出口71にフィルム90を設けることとしてもよい。
図9は、上蓋の開閉方向と取出口の長手方向(ウェットティシュー積層体の折り方向)との関係を示す図である。図9(a)は容器本体10の天面に設けられた取出口11を上蓋20がスライド移動して塞ぐ様子を模式的に示している。今、取出口11にはその長手方向に沿った直線状のスリットがはいっているものとすると、ポップアップしたウェットティシューは図9(c1)に示すように取出口11の短手方向に倒れやすい。そして、図9(c2)に示すように取出口11の長手方向には倒れにくい、あるいは倒れる長さが短い。
それに対して、ウェットティシュー積層体の折り方向が上蓋の開閉方向に対して平行であると上蓋20の開閉時に上蓋のスライドによりポップアップしたウェットティシューが開閉方向には倒れにくいので噛み込みが起きにくい。
図10(b)は、ウェットティシュー積層体Qを示しており、折り方向は、折り目の方向(エッジの方向)と一致する。図10(c)は取出口11の長手方向が開閉方向と平行な向きである様子を示している。図10(d)は取出口11の長手方向が開閉方向と垂直な向きである様子を示している。
図10(e)の表に示すように、取出口方向の向きの如何にかかわらず、ウェットティシュー積層体の折り方向が上蓋20の開閉方向と平行であれば、スライド開閉蓋における噛み込みを効果的に防止できることがわかった。また、オープン式(回動蓋)の場合には、折り方向を垂直にしても、噛み込み防止の効果はみられなかった。
図11は、ケース側パッキン14の形状(舌片部を含む)を示す図である。図11(a)、(b)は横から見た形状を示し、図11(c),(d),(e)は平面図で示したものである。舌片部(舌状体)14aは、ケース側パッキン14と一体成型して形成しているが、ケース側パッキン14とは別体として形成して容器本体10の裏側に設けてもよい。
舌片部(舌状体)14aは、図11(a),(b)に示すように、弓なり形状をするものとして構成できる。また、図3に示したようにまっすぐ延びるものであってもよい。また、舌片部14aを設ける個数は、1個でもよいし、2個、3個などの複数でもよい。図11(c)、(d)の例では1個設けた例を示し、図11(e)では2個設けた例を示している。また、図2,3に示した例では3個である。
図12は、ウェットティシュー積層体の折り方を説明する概念図である。図12(a)は、ウェットティシュー積層体Qのうちの三つの高さA,B,Cを示している。高さAは、使い始めから間もない時期における高さである。高さBは半分ほど使った後の高さである。高さCは残り少なくなったときの高さである。
図12(b1)、(b2)、(b3)は、ウェットティシュー積層体における折方が全体にわたって同一であり、ポップアップするウェットティシューの高さが最上面から同一の高さとなっている様子を示している。この場合、容器本体10の天面からポップアップしたウェットティシューの高さは、変化する。すなわち、使いはじめでは取出口11から飛び出るウェットティシューの長さが長く、使い終わりに近づくにつれて短くなる。
すなわち、係止手段(爪部23及び爪受部34c)による係止を解除すると、付勢部材50の付勢力によって、取出口11を閉塞していた上蓋20がスライド移動して開放状態となり、取出口11が開放されることとなる。
したがって、係止手段(爪部23及び爪受部34c)による係止を解除するだけで付勢部材50の付勢力によって自動的に上蓋20が開くので、上蓋20の開放動作が行いやすく、利便性が高い。
なお、ウェットティシュー収納容器1に備える付勢部材50の個数(本数)は、2つ(2本)に限ることはなく、適宜任意に変更可能であり、1つ(1本)であっても良いし、3つ(3本)以上あってもよい。また、固定側係合部33や可動側係合部22の個数は、付勢部材50の個数に応じて、適宜任意に変更可能である。
また、上蓋20が、ケース体の外側でスライド移動するように構成したが、これに限ることはなく、上蓋20が、ケース体の内側でスライド移動して、上蓋20の開放状態において上蓋20の大部分(例えば、可動側指掛部25を除く部分)がケース体内に収まるように構成することも可能である。
また、付勢部材50が触られることを防止することができるので、付勢部材50に汚れが付きにくく、付勢部材50に指等が挟まる心配もなく、衛生的に安全に使用することができるとともに、付勢部材50が、取り外されてしまったり、取り外されて誤飲されてしまったりすることを防止することができる。
すなわち、上蓋20は付勢部材50の付勢力によって自動的に開くが、その際の衝撃がダンパー24a,27aによって吸収されるので、上蓋20が開放状態となる際の衝撃に伴う上蓋20やケース体(本実施形態の場合、主に容器本体10)の磨耗を抑制したり、上蓋20が開放状態となる際に生じる衝突音を軽減したりすることができる。
すなわち、上蓋20はスライド移動することによって取出口11を開閉させるが、そのスライド移動がレール部31aによってガイドされるので、上蓋20をスムーズかつ確実に開閉することができる。
すなわち、可動側指掛部25に指を掛けて上蓋20に閉塞状態となる方向(本実施形態の場合、右方向)の力を加えることができるだけでなく、上蓋20を閉める際に、閉塞状態となる方向の力が上蓋20だけでなくケース体(容器本体10及びシャーシ30)に加わってしまっても、固定側指掛部35に指を掛けてケース体に逆方向の力を作用させてケース体を固定しておくことができるので、ケース体が滑ってしまうことがない。
したがって、片手で上蓋20を閉めることができ、上蓋20の閉塞動作が行いやすい。
なお、ウェットティシュー収納容器1に上蓋20を開放状態となる方向に付勢する付勢部材50を設けたが、これに限ることはなく、ウェットティシュー収納容器1に付勢部材50を設けなくてもよい。ウェットティシュー収納容器1に付勢部材50を設けない場合には、可動側指掛部25と固定側指掛部35との双方に指を掛けて上蓋20を開閉することができる。したがって、片手で上蓋20を開閉することができ、上蓋20の開閉動作が行いやすい。
具体的には、ケース体は、容器本体10と、当該容器本体10の上面に固定されるシャーシ30と、を備え、上蓋20は、シャーシ30に取り付けられ、固定側指掛部35は、シャーシ30の端部(本実施形態の場合、上壁部32の右端部)を上側に向けて起立させることにより形成された突起部である。
したがって、固定側指掛部35がスイッチ部34に離間して設けられているので、固定側指掛部35に掛けた指でスイッチ部34を誤操作してしまうことを防止することができ、上蓋20を片手で確実に閉めることができる。
なお、スイッチ部34を回動可能に構成したが、これに限ることはなく、スイッチ部34を押圧することで係止手段(爪部23及び爪受部34c)による係止を解除できるのであれば、スイッチ部34の構成は適宜任意に変更可能であり、例えば、スイッチ部34は上下方向に揺動可能に構成しても良い。
また、スイッチ部34や固定側指掛部35を設ける箇所は、スイッチ部34や固定側指掛部35が容器本体10の平面(上面)視外形からはみ出さないのであれば、適宜任意に変更可能である。
具体的には、本実施形態において、容器本体10は、上面に凹部13を有し、取出口11は当該凹部13に設けられ、アセンブリ体Aは、凹部13内に当該凹部13の上方から嵌め込まれている。
また、以上説明したウェットティシュー収納容器1の製造方法によれば、シャーシ30に、付勢部材50と上蓋20とを組み付けてアセンブリ体Aを形成し、次いで、アセンブリ体Aを容器本体10に取り付けるようになっている。
したがって、上蓋20と付勢部材50とを別々に容器本体10に取り付ける必要がないので、組み立てやすい。
10 容器本体
10a 上面部
10b 周面部
11 取出口
12 底面開口
13 凹部
13a 底面部
14 ケース側パッキン(第1境界部)
14a 舌片部
15、16 横穴部
20 上蓋
21 蓋側パッキン(第2境界部)
22 可動側係合部
23 爪部
24 スライド部
25 可動側指掛部
26 指載置部
27 突片部
30 シャーシ
31 枠部
31a レール部
31b 支持部
31c 連結部
32 上壁部
33 固定側係合部
34 スイッチ部
34a 操作面
34b 軸部
34c 爪受部
35 固定側指掛部
36 水平リブ
37 コーナーリブ(リブ)
38 スタック支持リブ
40 底蓋
50 付勢部材
55 中間接続具
60 アセンブリシャーシ
70 ウェットティシュー包装袋
71 包装袋天面取出口
80 回動開閉蓋の容器
81 回動開閉蓋の容器の取出口
85 パッキン部分
90 フィルム
P 家庭用薄葉紙(ウェットティシュー)
Q 薄葉紙(ウェットティシュー)積層体
S 収納空間部
Claims (7)
- 天面に取出口を有する容器本体と、当該容器本体に取り付けられ、前記取出口をスライド開閉する上蓋とを有し、積層された状態のウェットティシューを収納し、前記取出口からウェットティシューをポップアップ取出しするウェットティシュー収納容器であって、
前記取出口を囲む所定の閉エリアの第1境界部と、前記上蓋を閉じた際に前記第1境界部と対向する前記上蓋における第2境界部との少なくとも一方にパッキンを設け、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1境界部と前記第2境界部との間を気密状態にし、
前記取出口から前記上蓋が閉じる向きの側にある前記第1境界部までの距離は、前記取出口から前記上蓋が開く向きの側にある前記第1境界部までの距離に比べて長いことを特徴とするウェットティシュー収納容器。 - 天面に取出口を有する容器本体と、当該容器本体に取り付けられ、前記取出口をスライド開閉する上蓋とを有し、積層された状態のウェットティシューを収納し、前記取出口からウェットティシューをポップアップ取出しするウェットティシュー収納容器であって、
前記取出口を囲む所定の閉エリアの第1境界部と、前記上蓋を閉じた際に前記第1境界部と対向する前記上蓋における第2境界部との少なくとも一方にパッキンを設け、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1境界部と前記第2境界部との間を気密状態にし、
天面に近い側はポップアップする高さが低く、底面に近づくにつれてポップアップする高さが高くなる折り方で積層されたウェットティシューを収納したことを特徴とするウェットティシュー収納容器。 - 天面に取出口を有する容器本体と、当該容器本体に取り付けられ、前記取出口をスライド開閉する上蓋とを有し、積層された状態のウェットティシューを収納し、前記取出口からウェットティシューをポップアップ取出しするウェットティシュー収納容器であって、
前記取出口を囲む所定の閉エリアの第1境界部と、前記上蓋を閉じた際に前記第1境界部と対向する前記上蓋における第2境界部との少なくとも一方にパッキンを設け、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1境界部と前記第2境界部との間を気密状態にし、
積層された前記ウェットティシューの折り方向と前記上蓋の開閉方向とが平行であることを特徴とするウェットティシュー収納容器。 - 前記容器本体の天面の裏側には、収納されているウェットティシューの癖を調整する舌状体を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のウェットティシュー収納容器。
- 前記取出口には、スリットを有するフィルムが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のウェットティシュー収納容器。
- 天面に取出口を有する容器本体と、当該容器本体に取り付けられ、前記取出口をスライド開閉する上蓋とを有し、積層された状態のウェットティシューを収納し、前記取出口からウェットティシューをポップアップ取出しするウェットティシュー収納容器であって、
前記取出口を囲む所定の閉エリアの第1境界部と、前記上蓋を閉じた際に前記第1境界部と対向する前記上蓋における第2境界部との少なくとも一方にパッキンを設け、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1境界部と前記第2境界部との間を気密状態にし、
前記ウェットティシューは、包装袋に収納された上で、前記容器本体に収納されるものであって、該包装袋の天面には、包装袋天面取出口が設けられ、
前記包装袋天面取出口の中心位置と前記容器本体の取出口の中心位置との間に平面視における所定の距離を設けたことを特徴とするウェットティシュー収納容器。 - 前記包装袋の前記包装袋天面取出口には、スリットを有するフィルムが取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載のウェットティシュー収納容器。
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