JP6043495B2 - ウェットティシュー収納容器 - Google Patents
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Description
前記取出口の第1周縁部に設けられた容器側パッキンと、前記上蓋を閉じた際に前記第1周縁部に対向する第2周縁部に設けられた蓋側パッキンと、を備え、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1周縁部と前記第2周縁部との間を気密状態にし、
前記容器側パッキンの高さは、前記上蓋の閉まる方向に漸次増加し、
前記蓋側のパッキンの高さは、前記上蓋の閉まる方向に漸次減少することを特徴とする。
前記蓋側パッキンは、嵌合部を有し、
前記容器側パッキンは、前記嵌合部と嵌合する被嵌合部を有することを特徴とする。
前記取出口の第1周縁部に設けられた容器側パッキンと、前記上蓋を閉じた際に前記第1周縁部に対向する第2周縁部に設けられた蓋側パッキンと、を備え、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1周縁部と前記第2周縁部との間を気密状態にし、
前記容器側パッキンと前記蓋側パッキンとのうちの一方を平面視O字型のパッキンとし、他方を平面視C字型のパッキンとするものであって、
前記上蓋が閉まる方向に動く動作により、前記O字型のパッキンを前記C字型のパッキンで回り込ませて嵌合し、
前記C字型のパッキンは、両端部に嵌合部を有し、
前記O字型のパッキンは、前記嵌合部と嵌合する被嵌合部を有することを特徴とする。
前記取出口の第1周縁部に設けられた容器側パッキンと、前記上蓋を閉じた際に前記第1周縁部に対向する第2周縁部に設けられた蓋側パッキンと、を備え、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1周縁部と前記第2周縁部との間を気密状態にし、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まる際に前記蓋側パッキンが前記容器側パッキンを乗り越え、
前記上蓋を開く方向に付勢する付勢部材を有し、
前記上蓋が閉じる際に、該付勢部材の付勢力を用いて、前記容器側パッキンと蓋側パッキンとを密着させることを特徴とする。
前記上蓋を閉鎖する際に、当該パッキンが前記ウェットティシュー収納容器表面と接触しつつ移動することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、パッキン同士の嵌合部と被嵌合部とにより嵌合するので、気密性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、C字型のパッキンが回り込み、パッキン同士の嵌合部と被嵌合部とにより嵌合するので、気密性が向上する。
請求項4記載の発明によれば、付勢力を用いて、容器側パッキンと蓋側パッキンとを密着させるので、気密性が向上する。
請求項5記載の発明によれば、軟質材のパッキンによりウェットティシュー収納容器表面と接触しながら移動するので、パッキンがウェットティシューの薬液を取り込むことで、湿潤性を維持し、密着度の高い状態を保つことができる。
<ウェットティシュー収納容器の構成>
まず、本実施形態のウェットティシュー収納容器の構成について説明する。
なお、以下の説明では、ウェットティシュー収納容器の平面視長手方向を左右方向、平面視短手方向を前後方向、高さ方向を上下方向とする。
具体的には、ウェットティシュー収納容器1は、例えば、図1(a),(b)、図2、図3に示すように、上面に家庭用薄葉紙Pを取り出すための取出口11を有するとともに下面に家庭用薄葉紙Pが積層された薄葉紙積層体Qを詰め替えるための底面開口12を有し、内側の収納空間部Sに薄葉紙積層体Qを収納する容器本体10と、容器本体10の上面にスライド移動自在に設けられ、取出口11を開閉させる蓋体としての上蓋20と、上蓋20を容器本体10に取り付けるためのシャーシ30と、容器本体10の底面開口12を塞ぐ底蓋40と、上蓋20を開放状態となる方向に付勢する付勢部材50と、等を備えて構成される。
また、容器本体10、上蓋20、シャーシ30及び底蓋40は、例えば、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の熱可塑性樹脂から形成されている。
また、本実施形態においては、付勢部材50として、引張コイルばねを用いることとする。
なお、薄葉紙積層体Qを、包装体によって内包することとしても良い。特に、ウェットティシュー収納容器1に収納する家庭用薄葉紙Pが、本実施形態のようにウェットタイプの家庭用薄葉紙Pである場合には、薄葉紙積層体Qを防湿性の包装体によって内包することが好ましい。
なお、本実施形態では、下面が開口した容器本体10を用い、薄葉紙積層体Qを容器本体10の下面側から詰め替えるように構成したが、これに限ることはなく、例えば、下面は閉口して前後左右の何れかの面が開口した容器本体10を用い、薄葉紙積層体Qを容器本体10の前後左右の何れかの面側から詰め替えるように構成することも可能である。
取出口11は、容器本体10の内部の収納空間部Sに収納された家庭用薄葉紙Pを取り出すための、平面視にて角のとれた略長方形状に形成された開口である。
取出口11は、上蓋20が開放状態(図1(b)、図3(b)参照)となった場合に開放され、このとき家庭用薄葉紙Pは、取出口11を通じて一枚毎に収納空間部Sから外部に引き出すことができるようになっている。
また、取出口11は、上蓋20が閉塞状態(図1(a)、図2(a)、図3(a)参照)となった場合に閉塞されるようになっている。
また、上蓋20の下面にも、シリコンゴム等のゴムやオレフィン系エラストマー等の熱可塑性エラストマーなどの弾性体から形成された蓋側パッキン21が取り付けられている。
蓋側パッキン21は、上蓋20の下面のうち上蓋20の閉塞状態においてケース側パッキン14に対応する位置に設けられており、ケース側パッキン14と蓋側パッキン21とは、上蓋20が閉塞状態となった場合に互いに密着して(図5(a)参照)、収納空間部S内の気密性を保持するように構成されている。すなわち、ケース側パッキン14及び蓋側パッキン21が、取出口11の周縁と上蓋20との隙間を封止する気密手段として機能する。
これにより、ウェットティシュー収納容器1に収納する家庭用薄葉紙Pが、本実施形態のようにウェットタイプの家庭用薄葉紙Pである場合には、家庭用薄葉紙Pに含浸した薬液の蒸発を防止できるようになっている。
なお、本実施形態では、容器本体10にケース側パッキン14を設けて上蓋20に蓋側パッキン21を設けた、すなわち、容器本体10と上蓋20との双方に気密手段を設けたが、これに限ることはなく、気密手段によって取出口11の周縁と上蓋20との隙間を封止できるのであれば、例えば、容器本体10だけに気密手段を設けても良いし、上蓋20だけに気密手段を設けても良い。また、シャーシ30に取出口11が設けられている場合には、シャーシ30に気密手段を設けても良い。
シャーシ30は、例えば、図3(a)に示すように、凹部13の底面部13a上に載置され、取出口11を取り囲む枠部31と、閉塞状態の上蓋20と略面一となるよう枠部31に支持される上壁部32と、を備えて構成される。
ここで、本実施形態では、上蓋20と上壁部32とを合わせると、平面視にて略楕円形状の板状部材を構成するようになっている。また、上蓋20及び上壁部32は、前後方向(短手方向)に下方へ凸となるよう湾曲した形状をなしている。
また、上蓋20の下面のうち前後方向略中央の位置には、例えば、図2(c)、図3(a)に示すように、付勢部材50の他端と係合する可動側係合部22が設けられている。
ここで、例えば、図2、図3に示すように、本実施形態において、ウェットティシュー収納容器1は、付勢部材50である引張コイルばねを2本備えている。また、シャーシ30の枠部31は、固定側係合部33を2つ備えている。この2つの固定側係合部33は、上蓋20とシャーシ30とが組み合わされた状態で所定の直線(具体的には、左右方向(長手方向)に平行で可動側係合部22を通る直線)に対して互いに線対称となる位置に配置され、かつ、上蓋20の閉塞状態における可動側係合部22との間隔が、上蓋20の開放状態における可動側係合部22との間隔よりも長くなるように、枠部31に設けられている。そして、2本の付勢部材50のうち一方の一端が、2つの固定側係合部33のうちの一方に掛止されるとともに、2本の付勢部材50のうち他方の一端が、2つの固定側係合部33のうちの他方に掛止され、2本の付勢部材50の双方の他端が、上蓋20に設けられた可動側係合部22に掛止されている。
ここで、付勢部材50は、伸縮部材により構成され、シャーシ30の固定側係合部33が、ケース体(本実施形態の場合、シャーシ30)に設けられ付勢部材50の一端と係合する固定点として機能し、上蓋20の可動側係合部22が、上蓋20に設けられ付勢部材50の他端と係合する可動点として機能する。
そして、付勢部材50、シャーシ30の固定側係合部33及び上蓋20の可動側係合部22が、上蓋20を開放状態となる方向にスライド移動させる可動機構として機能する。
なお、本実施形態では、固定側係合部33(固定点)をシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、固定側係合部33(固定点)は、容器本体10に設けても良い。
すなわち、上蓋20は、当該上蓋20の状態にかかわらず、外部から視認不能に付勢部材50、シャーシ30の固定側係合部33及び上蓋20の可動側係合部22を遮蔽している。これにより、ウェットティシュー収納容器1の美観が向上するとともに、付勢部材50、シャーシ30の固定側係合部33及び上蓋20の可動側係合部22が触られることを防止できるようになっている。
また、シャーシ30には、上壁部32の一部を操作面34aとしたスイッチ部34が設けられている。スイッチ部34は、前後方向に沿って延設された軸部34bを回動軸として回動可能に構成されており、左端側(すなわち、上蓋20側)に爪部23が上方から進入して係合する爪受部34cを有している。また、スイッチ部34は、図示しない付勢部材によって、押圧されて回動する方向とは逆方向に付勢されている。
すなわち、爪部23及び爪受部34cが、付勢部材50の付勢力に抗して上蓋20が閉塞状態となるように係止するとともに、当該係止を解除可能な係止手段として機能する。
なお、本実施形態では、係止手段による係止を解除する際に押圧されるスイッチ部34をシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、スイッチ部34は、容器本体10に設けても良い。
また、例えば、図3(c)に示すように、上蓋20には、レール部31aに対してスライド移動可能に係合するスライド部24が設けられている。スライド部24は、例えば、上蓋20とシャーシ30とが組み合わされた状態で、当該スライド部24の下面が、対応するレール部31aの上面に当接するように、上蓋20の下面から垂下する垂壁部(図示省略)の下端に接続されている。
これにより、上蓋20をスムーズかつ確実に開閉できるようになっている。
なお、本実施形態では、上蓋20のスライド移動をガイドするためのレール部31aをシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、レール部31aは、容器本体10に設けても良い。
また、例えば、図3(c)に示すように、容器本体10の凹部13の周縁のうち、上蓋20の閉塞状態においてスライド部24の左端側(ダンパー24aを含む)に対応する位置には、上蓋20が閉塞状態から開放状態へと移行する際にスライド部24が入り込む横穴部15が形成されており、上蓋20の開放状態において、横穴部15内でスライド部24のダンパー24aが容器本体10に当接するように構成されている。すなわち、スライド部24が容器本体10に衝突することによって、付勢部材50の付勢力による上蓋20のスライド移動が停止するように構成されており、当該衝突の際の衝撃を、ダンパー24aによって吸収できるようになっている。
なお、本実施形態では、撓むことで衝撃を吸収できるようにダンパー24aを左方へ凸となるよう内側から外側に向けて湾曲した弓状に形成したが、これに限ることはなく、ダンパー24aの形状は、上蓋20が開放状態となる際の衝撃を吸収できるのであれば、適宜任意に変更可能である。
また、ケース体(本実施形態の場合、シャーシ30)のうち係止手段(本実施形態の場合、爪受部34c)よりも右側(すなわち、上蓋20の閉塞状態となる方向側)には、上蓋20を閉める際等に指を掛けるための固定側指掛部35が設けられている。具体的には、シャーシ30には、固定側指掛部35として、シャーシ30の端部(本実施形態の場合、上壁部32の右端部)を上側に向けて起立させることにより形成された突起部が設けられている。
また、本実施形態の場合、固定側指掛部35は、スイッチ部34に離間してケース体(本実施形態の場合、シャーシ30)に設けられている。これにより、固定側指掛部35に掛けた指でスイッチ部34を誤操作してしまうことを防止できるようになっている。
なお、本実施形態では、固定側指掛部35をシャーシ30に設けたが、これに限ることはなく、固定側指掛部35は、容器本体10に設けても良い。
また、例えば、図3に示すように、容器本体10の凹部13の周縁のうち、上蓋20の閉塞状態において突片部27の先端側(ダンパー27a(後述)を含む)に対応する位置には、上蓋20が閉塞状態から開放状態へと移行する際に突片部27が入り込む横穴部16が形成されており、上蓋20が開放状態になると、上蓋20の突片部27の先端側が容器本体10の横穴部16に入り込んで、突片部27の上下方向の移動が規制されるように構成されている。これにより、上蓋20の開放状態において、上蓋20の左端側が上方向へと移動して上蓋20が起き上がってしまうことを防止できるようになっている。
また、本実施形態では、突片部27にダンパー27aを設けてスライド部24にダンパー24aを設けた、すなわち、突片部27とスライド部24との双方にダンパーを設けたが、これに限ることはなく、ダンパーによって上蓋20が開放状態となる際の衝撃を吸収すること(衝撃を緩めること)ができるのであれば、例えば、突片部27だけにダンパーを設けても良いし、スライド部24だけにダンパーを設けても良いし、突片部27及びスライド部24以外の部分にダンパーを設けても良い。また、ダンパーは、上蓋20側ではなく、ケース体(容器本体10やシャーシ30)側に設けても良いし、上蓋20側とケース体側との双方に設けても良い。突片部27にダンパーを設けない場合は、上蓋20の開放状態において、突片部27が横穴部16内で容器本体10に当接しないように構成することが好ましい。また、スライド部24にダンパーを設けない場合は、上蓋20の開放状態において、スライド部24が横穴部15内で容器本体10に当接しないように構成することが好ましい。
また、突片部27は、上蓋20が起き上がってしまうことを防止するために設けられているが、本実施形態のように、スライド部24の左端側が入り込む横穴部15の上方が上面部10aによって塞がれている場合には、スライド部24によって、上蓋20が起き上がってしまうことを防止することができる。具体的には、この場合には、上蓋20が開放状態になると、上蓋20のスライド部24の左端側が容器本体10の横穴部15に入り込んで、スライド部24の上下方向の移動が規制され、上蓋20が起き上がってしまうことを防止することができるので、突片部27を設けなくてもよい。
次に、本実施形態のウェットティシュー収納容器の製造方法の一例について、図2,3を参照して説明する。
まず、シャーシ30に、付勢部材50と上蓋20とを組み付けてアセンブリ体Aを形成する。
次いで、アセンブリ体Aを容器本体10に取り付ける。具体的には、シャーシ30の下面に設けられた複数(本実施形態の場合、5個)の嵌合凸部(図示略)と、容器本体10の凹部13の底面部13aに嵌合凸部に対応させて設けられた嵌合孔部(図示略)と、が嵌合するよう、アセンブリ体Aを、容器本体10の凹部13内に当該凹部13の上方から嵌め込むことによって、容器本体10に取り付ける。すなわち、付勢部材50と上蓋20とは、シャーシ30に組み付けられて一体に構成されたアセンブリ体Aの状態で、容器本体10に取り付けられている。これにより、上蓋20と付勢部材50とシャーシ30とを別々に容器本体10に取り付ける手間を省くことができるようになっている。
なお、本実施形態では、シャーシ30に設けられた嵌合凸部と、容器本体10に設けられた嵌合孔部と、を嵌合させることによって、アセンブリ体Aを容器本体10に固定するよう構成したが、これに限ることはなく、例えば、ねじ等によってアセンブリ体Aを容器本体10に固定しても良い。
本願発明の実施形態と実施例とでは、取出口11、上蓋20を含む容器本体10の天面における構成は、同様のものを用いて説明している。ここで、図3(b)の上蓋が開いている状態を示す断面図と、図3(a)の上蓋が閉じている状態を示す平面図とを参照しつつ、上蓋20の開閉を実現する構成について板状のアセンブリシャーシを用いた例を挙げて説明する。
付勢部材50、パッキン14、21を除く部品(容器本体10、上蓋20、スイッチ部34、シャーシ30、アセンブリシャーシ60など)は、合成樹脂の成型品として作製することができる。
容器本体10は、ここでは天面に長手方向に延びる長円状の凹部13を有しており、その凹部13に上蓋20のスライド開閉機構、開いた状態に付勢する付勢部材50、閉じた状態に固定する爪受部34c、爪受部34cの固定を解除するためのスイッチ部34などを収容する。
取出口11及びそれを取り囲むように設けられたパッキン14は、上述した実施形態における本体容器10に設けることもできるが、別の部材として板状の部材60(ここで、アセンブリシャーシと呼ぶ)に設けて、例えば容器本体10の裏側(内側)から嵌めこまれることとしてもよい。嵌め込むための形状としては貫通しない凹み部分とそれに嵌合する突起とをもって嵌合させ、一度嵌め込めば、外すのが困難であるように成型品の設計をすることができる。貫通しない凹み部分とするのは、容器の密閉性(気密性)を確保するためである。
固定部分及び可動部分は、アセンブリシャーシ60に取り付ける。実際の工場の作業にあっては、容器本体10に取り付ける前のアセンブリシャーシ60に固定部分及び可動部分を取り付けてから、上蓋20が閉じた状態にして、アセンブリシャーシ60を容器本体10の裏側(内側)から容器本体10の長円状の孔に固定部分及び可動部分が嵌るようにし、かつ容器本体10の裏側の凹み部分(リブ)にアセンブリシャーシ側の突起が嵌合するように嵌めこむことができる。その後、容器本体10の天面側からスイッチ部34を押すことにより、爪受部34cの引っかかりを解除し、上蓋20を開いた状態にする。この状態がサブアセンブリ状態(組み立て途中)、すなわちウェットティシュー積層体を収納する前の状態である。
スイッチ部34の動く部分については、別の部品として作製して、後から嵌め込む。
不側指掛部35は、上蓋20が開いている状態から、閉じようとするときに、ユーザの手指のうちの例えば人差し指が掛かる部分である。そのときユーザの手指のうちの例えば親指が可動側指掛部25に掛かる。そして、親指と人差し指とを使って、上蓋20を閉じる。
組み立て工程にあっては、アセンブリシャーシに上述した固定部分を取り付けてから、コイルばね(付勢部材)50、50を固定部分の図3(b)の左端の上下2箇所に設けた固定側係合部33、33に取り付ける。付勢部材50,50(二つのバネ)の他端は、可動側係合部22に取り付けられる。当該取り付けを行ってからスライド部24,24をレール部31a,31aに摺動可能に取り付ける(またはスライド部24、24をレール部31a、31aに摺動可能に取り付けてから付勢部材50、50を取り付ける)。
付勢部材50は、上蓋20が開く方向に付勢される。つまり、上蓋20が開いている状態では、付勢部材50は自然長に近い状態すなわち負荷のかからない状態にある。それに対して上蓋20が閉じている状態では、付勢部材50は伸びており負荷の掛かる状態にある。上述したように、上蓋20が開いている状態から閉じるには、ユーザが手指を用いて付勢部材50に抗して上蓋20をスイッチ部34に近づける。上蓋20のスイッチ部34に近い側には、爪受部34cに引っかかる部材である爪部23があり、爪受部34cに引っかかることにより上蓋20が閉じた状態で固定される。スイッチ部34をユーザが押すと、爪受部34cにおける引っ掛かりが解除されて、上蓋20は、付勢部材50により引っ張られて開く。
本発明の実施形態1として、上蓋12が閉まる方向に動くことで気密性を向上するように作用する形状、構造を有するパッキンについて説明する。
図1,2,3を参照しつつ上述したように、容器本体10の取出口11の周囲に上から見て容器本体10の短手方向に延びる長円形状のパッキンが設けられており、上蓋12の裏側(下側)にも下から見て容器本体10の短手方向に延びる長円形状のパッキンが設けられている。そして、それらの長円形状のパッキンのうち、直線状に延びる二つの辺の形状、構造についてここで説明する。それらの二つの辺以外の部分(丸みを帯びた部分)については、上下のパッキンがただ単に水平面をもった境界を有しており、上蓋12が左右のスライドをすることに伴い、上蓋12側のパッキンもまた左右のスライドの動きをし、それによって上下のパッキンが擦り合わされるようにされる。そして、上蓋12が閉じた状態にあっては、本体側パッキン41と蓋側パッキン51とが密着して、気密性容器の気密性を高める働きをする。
また、本体側と上蓋側の一方のみをパッキンとして、他方は合成樹脂により成型して、パッキンとの嵌合が可能な形状とすることもできる。
さらにまた、一方のみを軟質材のパッキンとして、他方については硬質材とする変形例も可能である。
図4は、パッキンの形状、構造を模式的に示す目的で描いたため、パッキンがアセンブリシャーシ15を挟み込む形状、構造を有することを表現するのは省略した。また、上に述べた舌状体46,47を描くのも省略してある。図4(a),(b),(c),(d)のいずれにおいても、蓋側パッキン21Aが本体パッキン14Aに嵌合し、蓋側パッキン21Bが本体パッキン14Bに嵌合する。
図4(b)は、図4(a)の変形例であり、図4(a)の形状をベースとして、さらに閉まる側の本体側パッキン14Bの階段の途中に下に凹んだ凹み部分を設けて、閉まる側の上蓋側パッキン21Bの当該階段に乗る部分には、下に凸の突起部分を設けて、上蓋12が閉まる際には、凹み部分に突起部分が嵌ることにより気密性を高める。すなわち、図4(b)において、蓋側パッキン21Bに嵌合部が設けられ、ケース側パッキン14Bに被嵌合部が設けられている。
図4(c)は、図4(a)の変形例であり、図4(a)の形状をベースとして、図4(b)と同様に凹凸の嵌合部分をさらに設けるが、凹みの方向及び突起の向きが上蓋の閉まる方向と一致しているものである。すなわち、蓋側パッキン21Bに嵌合部が設けられ、ケース側パッキン14Bに被嵌合部が設けられている。さらに、蓋側パッキン21Aに嵌合部が設けられ、ケース側パッキン14Aに被嵌合部が設けられている。
図4(d)は、図4(a)の変形例であり、階段の段の面を水平とせずに角度を設けて、上蓋がスライドして閉まるにつれて、気密性が増すようにしたものである。
パッキンと本体との嵌合にも気密性が必要である。上述した取出口11の周囲の部分に本体側のパッキンを設ける場合には、取出口11の長円部分の形状と同様の形状を有するパッキンを設けて、その周囲部分に取出口11が入り込むスペースの切り込みを入れることで、パッキンを嵌合することが可能である。その場合には、本体側に比較的大きな貫通する孔があって、その孔の周囲にパッキンを取り付けるものである。
そのようなケースのみならず、本体側に比較的小さな孔を設けてその孔をすべてパッキンで覆ってしまうことにより、パッキンと本体との嵌合をすることも可能である。図5に示すケースはそのような場合である。
図1から3までを参照しつつ説明した実施形態にあっては、本体10側のパッキン14は、取出口11の周囲に設けることとしたが、ボス型のパッキン17により気密性を保つ領域を取出口11を含むより広い領域(閉じた領域だけでなく、開いた領域をも含む)にする変形例が可能である。パッキンにより囲む部分は、ウェットティシューがポップアップする部分を収納する部分であると考えると、当該部分がより広い方がかみ込み防止のためには有利だからである。
ここで閉じた領域をなすパッキン形状をその形がアルファベット文字のOの字に似ていると考えてO字型のパッキン、開いた領域をなすパッキン形状をCの文字に似ていると考えてC字型のパッキンと呼ぶこととする。
なお、本体との嵌合に用いるパッキンを、上蓋12との嵌合に用いるパッキンとは独立させて、アセンブリシャーシ15と容器本体10との嵌合の密着性を高める目的でパッキンを用いることとしてもよい。すなわち、従来において成型品同士の接合をボスを用いて行う場合があったが、そのボスの代わりにパッキンを用いて(言い換えれば、ボスの形状に似た形状を有し、素材をエラストマー、シリコンゴムなどの弾力性をもつ軟質材としたものを用いて)密着性、気密性を向上させることが可能である。
図6は、一方のパッキンを他方のパッキンに回り込ませて嵌合するパッキン形状を上から見た様子を示す図である。一方のパッキン、他方のパッキンと呼ぶのは、本体側パッキン41、蓋側パッキン51についてのことであり、図6では回り込むパッキン(C字型のパッキン)を蓋側パッキン51とし、他方のパッキン(O字型のパッキン)を本体側パッキン41としている。これらを入れ替えて設けることも可能である。図6は、C字型のパッキン(蓋側パッキン51)がO字型のパッキン(本体側パッキン41)に回り込むようにして嵌合するパッキン形状、構造を示すものである。
なお、蓋側パッキン51は、上蓋12の裏側に取り付けられているので、実際は隠れているが、上蓋12を描くのは省略してパッキンのみを描いている。
このように回り込むことによって、二つのパッキンの密着面積をより大きくすることができ、密着度が高まることにより、気密性を高めることが可能である。
図8は、ロック機構を有するパッキンを上から見た様子を示す図である。図8(a)は蓋側パッキン51であり、ここではO字型パッキンによりなるものである。図8(b)は本体側パッキンであり、ここではC字型パッキンからなるものである。本体側パッキン41は、アセンブリシャーシ15に設置されてもよい。
付勢手段53による付勢は上蓋12が開く方向に働く。上蓋12が開いている状態にあっては、蓋側パッキン51と本体側パッキン41とは離れた状態にある。
図8(b)は、上蓋12が閉まっている状態を示している。本体側パッキン41(C字型パッキン)が上蓋側パッキン51(O字型パッキン)を回り込んで接合している。このとき、パッキンの接合力が付勢手段による付勢の力(開く方向に働く力)よりも大きく設定している。したがって、上蓋12は、閉まった状態を維持することが可能である。
この状態から開けるためには、ユーザの手指の動作によりパッキンの接合力に抗してはがすこと、或いはプッシュボタンの操作により、二つのパッキンをはがす力を加えることになる。
図10は、上蓋の開閉する動力を利用して気密性を向上させるパッキン形状、構造を示す図である。図10(a)に示すように、ここでは本体側パッキン41、蓋側パッキン51は、いずれもO字型パッキンを用いている。上蓋12を閉める際には、ユーザは付勢手段53による動力に抗して上蓋12をスライドさせて、蓋側パッキン51が本体側パッキン41に重なった状態を少し通り過ごした位置まで移動させる。その際、本体側パッキン41の高さを乗り越える動作をさせることになる。
このように蓋側パッキン51と本体側パッキン41とが図11(a)に示すように密着することになるのは、O字型パッキンのうちの付勢手段の力の向きに垂直に設けられた部分においてである。付勢手段53の力の向きに平行なパッキン部分においては、上蓋12のスライド動作の際に、蓋側パッキン51、本体側パッキン41のいずれも同じ高さで擦れ合って接合するような形状となる。その他の形状は実施形態3と同様にすることができる。
図11(c)に描いた蓋側パッキン21Aは、その下端部に下に凸の突起を設けている。そして、ケース側パッキン14の上部には、それに嵌合する凹部を設けたものである。
図11(d)は、図11(c)のパッキンが嵌合している様子を示している。このパッキン形状では、上蓋20のスライド動作において、蓋を閉める際に蓋側パッキン21がケース側パッキン14を乗り越えてから必要以上に行過ぎてしまわない、という効果がある。
図12は、軟質材からなるパッキンの上蓋開放時(a)、スライド時(b)、閉まった時(c)を示す模式図である。蓋側パッキン21A、21Bは、軟質材からなるので、図12(b)に描かれているように、上蓋20をスライド移動する際に、なびくように移動する。したがって動かすときの抵抗が小さい。また、軟質材であるためにポップアップ状態にあるウェットティシューに浸透させた薬液を取り込む作用が硬質材に比べて大きい。したがって、取出口11の上を移動して薬液を取り込み濡れることで、ケース側パッキン14(容器側パッキン)などとの接触がより適切になされて気密度を高めることができる。
ここで、軟質材は、パッキン全体に使用してもよいし、一部分のみ(例えば先端だけ)使用してもよい。
図13(c)は、図13(a)の変形例であり、ここでは軟質材でないパッキンを用いている。
図13(f)は、パッキンの先端における一部だけを軟質材とした例を示している。
図13(g)は、パッキンに角度と方向性とを持たせた例を示している。
図14(d1)は、ケース側パッキン14の変形例を示す平面図である。図14(d2)は、AA断面図であり、図14(d3)はBB断面図である。ケース側パッキンは、この変形例では、舌片部を1つ有している。
すなわち、係止手段(爪部23及び爪受部34c)による係止を解除すると、付勢部材50の付勢力によって、取出口11を閉塞していた上蓋20がスライド移動して開放状態となり、取出口11が開放されることとなる。
したがって、係止手段(爪部23及び爪受部34c)による係止を解除するだけで付勢部材50の付勢力によって自動的に上蓋20が開くので、上蓋20の開放動作が行いやすく、利便性が高い。
なお、ウェットティシュー収納容器1に備える付勢部材50の個数(本数)は、2つ(2本)に限ることはなく、適宜任意に変更可能であり、1つ(1本)であっても良いし、3つ(3本)以上あってもよい。また、固定側係合部33や可動側係合部22の個数は、付勢部材50の個数に応じて、適宜任意に変更可能である。
また、上蓋20が、ケース体の外側でスライド移動するように構成したが、これに限ることはなく、上蓋20が、ケース体の内側でスライド移動して、上蓋20の開放状態において上蓋20の大部分(例えば、可動側指掛部25を除く部分)がケース体内に収まるように構成することも可能である。
また、付勢部材50が触られることを防止することができるので、付勢部材50に汚れが付きにくく、付勢部材50に指等が挟まる心配もなく、衛生的に安全に使用することができるとともに、付勢部材50が、取り外されてしまったり、取り外されて誤飲されてしまったりすることを防止することができる。
すなわち、上蓋20は付勢部材50の付勢力によって自動的に開くが、その際の衝撃がダンパー24a,27aによって吸収されるので、上蓋20が開放状態となる際の衝撃に伴う上蓋20やケース体(本実施形態の場合、主に容器本体10)の磨耗を抑制したり、上蓋20が開放状態となる際に生じる衝突音を軽減したりすることができる。
すなわち、上蓋20はスライド移動することによって取出口11を開閉させるが、そのスライド移動がレール部31aによってガイドされるので、上蓋20をスムーズかつ確実に開閉することができる。
すなわち、可動側指掛部25に指を掛けて上蓋20に閉塞状態となる方向(本実施形態の場合、右方向)の力を加えることができるだけでなく、上蓋20を閉める際に、閉塞状態となる方向の力が上蓋20だけでなくケース体(容器本体10及びシャーシ30)に加わってしまっても、固定側指掛部35に指を掛けてケース体に逆方向の力を作用させてケース体を固定しておくことができるので、ケース体が滑ってしまうことがない。
したがって、片手で上蓋20を閉めることができ、上蓋20の閉塞動作が行いやすい。
なお、ウェットティシュー収納容器1に上蓋20を開放状態となる方向に付勢する付勢部材50を設けたが、これに限ることはなく、ウェットティシュー収納容器1に付勢部材50を設けなくてもよい。ウェットティシュー収納容器1に付勢部材50を設けない場合には、可動側指掛部25と固定側指掛部35との双方に指を掛けて上蓋20を開閉することができる。したがって、片手で上蓋20を開閉することができ、上蓋20の開閉動作が行いやすい。
具体的には、ケース体は、容器本体10と、当該容器本体10の上面に固定されるシャーシ30と、を備え、上蓋20は、シャーシ30に取り付けられ、固定側指掛部35は、シャーシ30の端部(本実施形態の場合、上壁部32の右端部)を上側に向けて起立させることにより形成された突起部である。
したがって、固定側指掛部35がスイッチ部34に離間して設けられているので、固定側指掛部35に掛けた指でスイッチ部34を誤操作してしまうことを防止することができ、上蓋20を片手で確実に閉めることができる。
なお、スイッチ部34を回動可能に構成したが、これに限ることはなく、スイッチ部34を押圧することで係止手段(爪部23及び爪受部34c)による係止を解除できるのであれば、スイッチ部34の構成は適宜任意に変更可能であり、例えば、スイッチ部34は上下方向に揺動可能に構成しても良い。
また、スイッチ部34や固定側指掛部35を設ける箇所は、スイッチ部34や固定側指掛部35が容器本体10の平面(上面)視外形からはみ出さないのであれば、適宜任意に変更可能である。
具体的には、本実施形態において、容器本体10は、上面に凹部13を有し、取出口11は当該凹部13に設けられ、アセンブリ体Aは、凹部13内に当該凹部13の上方から嵌め込まれている。
また、以上説明したウェットティシュー収納容器1の製造方法によれば、シャーシ30に、付勢部材50と上蓋20とを組み付けてアセンブリ体Aを形成し、次いで、アセンブリ体Aを容器本体10に取り付けるようになっている。
したがって、上蓋20と付勢部材50とを別々に容器本体10に取り付ける必要がないので、組み立てやすい。
10 容器本体
10a 上面部
10b 周面部
11 取出口
12 底面開口
13 凹部
13a 底面部
14 ケース側パッキン
14a 舌片部
15、16 横穴部
17 ボス型のパッキン
20 上蓋
21 蓋側パッキン
22 可動側係合部
23 爪部
24 スライド部
25 可動側指掛部
26 指載置部
27 突片部
30 シャーシ
31 枠部
31a レール部
31b 支持部
31c 連結部
32 上壁部
33 固定側係合部
34 スイッチ部
34a 操作面
34b 軸部
34c 爪受部
35 固定側指掛部
36 水平リブ
37 コーナーリブ(リブ)
38 スタック支持リブ
40 底蓋
50 付勢部材
55 中間接続具
60 アセンブリシャーシ
P 家庭用薄葉紙
Q 薄葉紙積層体
S 収納空間部
Claims (5)
- 天面に取出口を有する容器本体と、当該容器本体に取り付けられ、前記取出口をスライド開閉する上蓋とを有し、ウェットティシューを収納するウェットティシュー収納容器であって、
前記取出口の第1周縁部に設けられた容器側パッキンと、前記上蓋を閉じた際に前記第1周縁部に対向する第2周縁部に設けられた蓋側パッキンと、を備え、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1周縁部と前記第2周縁部との間を気密状態にし、
前記容器側パッキンの高さは、前記上蓋の閉まる方向に漸次増加し、
前記蓋側パッキンの高さは、前記上蓋の閉まる方向に漸次減少することを特徴とするウェットティシュー収納容器。 - 前記蓋側パッキンは、嵌合部を有し、
前記容器側パッキンは、前記嵌合部と嵌合する被嵌合部を有することを特徴とする請求項1記載のウェットティシュー収納容器。 - 天面に取出口を有する容器本体と、当該容器本体に取り付けられ、前記取出口をスライド開閉する上蓋とを有し、ウェットティシューを収納するウェットティシュー収納容器であって、
前記取出口の第1周縁部に設けられた容器側パッキンと、前記上蓋を閉じた際に前記第1周縁部に対向する第2周縁部に設けられた蓋側パッキンと、を備え、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1周縁部と前記第2周縁部との間を気密状態にし、
前記容器側パッキンと前記蓋側パッキンとのうちの一方を平面視O字型のパッキンとし、他方を平面視C字型のパッキンとするものであって、
前記上蓋が閉まる方向に動く動作により、前記O字型のパッキンを前記C字型のパッキンで回り込ませて嵌合し、
前記C字型のパッキンは、両端部に嵌合部を有し、
前記O字型のパッキンは、前記嵌合部と嵌合する被嵌合部を有することを特徴とするウェトティシュー収納容器。 - 天面に取出口を有する容器本体と、当該容器本体に取り付けられ、前記取出口をスライド開閉する上蓋とを有し、ウェットティシューを収納するウェットティシュー収納容器であって、
前記取出口の第1周縁部に設けられた容器側パッキンと、前記上蓋を閉じた際に前記第1周縁部に対向する第2周縁部に設けられた蓋側パッキンと、を備え、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まることで前記第1周縁部と前記第2周縁部との間を気密状態にし、
該パッキンは、前記上蓋がスライドして閉まる際に前記蓋側パッキンが前記容器側パッキンを乗り越え、
前記上蓋を開く方向に付勢する付勢部材を有し、
前記上蓋が閉じる際に、該付勢部材の付勢力を用いて、前記容器側パッキンと蓋側パッキンとを密着させることを特徴とするウェットティシュー収納容器。 - 前記蓋側パッキンは前記ウェットティシュー収納容器表面に当接する長さを有し、少なくとも前記ウェットティシュー収納容器に当接する部分は軟質材からなり、
前記上蓋を閉鎖する際に、当該パッキンが前記ウェットティシュー収納容器表面と接触しつつ移動することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のウェットティシュー収納容器。
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