JP4384137B2 - Cpp−gmrヘッド用の磁界検出素子の製造方法、cpp−gmrヘッド用の磁界検出素子、積層体、ウエハ、ヘッドジンバルアセンブリ、およびハードディスク装置 - Google Patents

Cpp−gmrヘッド用の磁界検出素子の製造方法、cpp−gmrヘッド用の磁界検出素子、積層体、ウエハ、ヘッドジンバルアセンブリ、およびハードディスク装置 Download PDF

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Description

本発明は、ハードディスクドライブ装置に使用される磁界検出素子等に関し、特に磁界検出素子の製造方法に関する。
高感度、高出力ヘッドの要求を満たす磁気ヘッドとして、スピンバルブタイプのGMR(Giant Magneto-Resistive)ヘッドが知られている。スピンバルブタイプのGMRヘッドに用いられる磁界検出素子は、フリー層と、ピンド層とが、非磁性のスペーサ層を挟んで積層された構成を有している。フリー層とは、外部磁界に応じて磁化方向が変化する強磁性体である。ピンド層とは、外部磁界に対して磁化方向が固定された強磁性体である。フリー層の磁化方向は、ピンド層の磁化方向に対して、外部磁界に応じた相対角度をなし、相対角度に応じて伝導電子のスピン依存散乱が変化して磁気抵抗変化が生じる。磁気ヘッドは、この磁気抵抗変化を検出して、記録媒体の磁気情報を読み取る。
ピンド層は、いわゆるシンセテッィクピンド層として構成されることもある。シンセテッィクピンド層では、外部磁界に対して磁化方向が固定されたアウターピンド層と、アウターピンド層よりもスペーサ層に近接して設けられたインナーピンド層と、アウターピンド層とインナーピンド層の間に挟まれた、非磁性中間層とが設けられている。インナーピンド層は、アウターピンド層との反強磁性的結合によって、磁化方向が強固に固定される。また、アウターピンド層とインナーピンド層の磁気モーメントが互いに相殺されて、全体としての漏れ磁界が抑えられる。
GMRヘッドには多くの種類があるが、最近では一層の高出力が期待できることから、センス電流を膜面垂直方向に流すCPP(Current Perpendicular to the Plane)−GMRヘッドが検討されている。CPP-GMRヘッドでは、磁界検出素子とシールド膜とが金属を介して接続されるため、放熱効率が向上し、動作電流が稼げるという利点もある。CPP-GMRヘッドでは、磁界検出素子の断面積が小さい方が抵抗値が大きくなり、磁気抵抗変化も増加する。すなわち、トラック幅の狭小化により適しているという長所もある。
磁気抵抗変化は、フリー層およびピンド層のスピン分極率が大きいほど増加する。したがって、スピン分極率の大きい材料をフリー層およびピンド層に用いれば、それだけ磁気抵抗変化率(MR比)が大きくなり、出力の増加につながる。スピン分極率が100%またはそれに近い磁性体はハーフメタルと呼ばれる。ハーフメタルを実現する材料としてホイスラー合金が知られており、近年、従来用いられてきたCoFe合金やNiFe合金の代わりに、ホイスラー合金をフリー層およびピンド層に用いることが提案されている。例えば、CPP-GMRヘッドにおいて、Co2MnZ(Zは、Al,Si,Ga,Ge,Snのうちから選択された元素)を磁界検出素子に用いる技術が開示されている(特許文献1)。また、TMR(Tunnel Magneto-Resistive)ヘッドやCPP-GMRヘッドにおいて、Co2(FexCr1-x)Alを磁界検出素子に用いる技術が開示されている(特許文献2)。
特開2003-218428号公報 特開2004-221526号公報
ホイスラー合金を用いたCPP−GMRヘッドは、上述のとおり、高い分極率によって比較的大きなMR比を示すが、ホイスラー合金をフリー層として用いた場合、磁歪が大きく、素子として不安定であるという問題があった。磁気ヘッドでは、オーバーコート層などからの応力が加わっている状態で、記録媒体と対向する面側の端面が開放されているため、応力の対称性が崩れ、素子ハイト方向(対向面に対する法線方向)に引っ張り応力が生じている。このため、フリー層の磁歪が大きいと、磁気弾性エネルギーが大きくなってしまい、素子ハイト方向に大きなフリー層の一軸異方性が誘導されてしまう。通常、フリー層はトラック幅方向に向いて線形応答をしているが、フリー層の磁歪が大きく、素子ハイト方向の異方性が大きくなってしまうと、線形応答が困難になり、素子として不安定な動作をしてしまうこととなる。このため、通常、磁歪は+3×10-6程度以下が望ましいが、ホイスラー合金の場合+10×10-6以上となることも多い。
そこで、本発明では、低磁歪でかつ高MR比を得ることのできる、CPP-GMRヘッド用の磁界検出素子、およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の磁界検出素子の製造方法は、外部磁界に応じて磁化方向が変化するフリー層と外部磁界に対して磁化方向が固定されたピンド層とが非磁性のスペーサ層を挟んで積層された、CPP−GMRヘッド用の磁界検出素子の製造方法である。本製造方法は、ピンド層と、スペーサ層と、スペーサ層と隣接するスペーサ隣接層と、膜厚が0.2nm以上、0.8nm以下である銀層と、ホイスラー合金層とがこの順で順次隣接する積層膜を形成するステップと、積層膜を加熱処理して、スペーサ隣接層と、銀層と、ホイスラー合金層とからフリー層を形成するステップと、を有している。そして、スペーサ隣接層は、コバルトおよび鉄を主成分とする体心立方構造の層であり、フリー層を形成するステップでは、銀層を構成する銀のすべてがスペーサ層に拡散移動する
このように、スペーサ隣接層とホイスラー合金層との間に金属層を挿入し、その後加熱処理すると、金属層がスペーサ隣接層に向かって拡散移動する。この金属の拡散移動によって、スペーサ隣接層とホイスラー合金層との間の界面磁歪が減少し、ホイスラー合金層の磁歪が抑制される。この現象はスペーサ隣接層を体心立方構造の層とすることによって促進される。スペーサ隣接層を体心立方構造の層とすることによって、スペーサ隣接層とホイスラー合金層の結晶のマッチングが良くなる一方で、スペーサ隣接層と金属層の結晶のマッチングが不整合となる。このため、金属層は、格子の束縛を受けにくく、拡散移動しやすくなるのではないかと考えられる。この結果、界面磁歪が抑制されると考えられる。
スペーサ隣接層のコバルトの原子分率は、0%を上回り、75%以下であることが望ましい。
本発明のCPP−GMRヘッド用の磁界検出素子は、外部磁界に応じて磁化方向が変化するフリー層と、外部磁界に対して磁化方向が固定されたピンド層と、フリー層とピンド層との間に挟まれた非磁性のスペーサ層と、を有している。フリー層は、スペーサ隣接層と、スペーサ層とともにスペーサ隣接層を挟む位置に設けられたホイスラー合金層と、を有し、スペーサ隣接層は、コバルトおよび鉄を主成分とする体心立方構造の層である。スペーサ層は、スペーサ隣接層とホイスラー合金層との間の膜厚が0.2nm以上、0.8nm以下である金属層から拡散移動した、銀層を構成するすべての銀を含んでいる。
ホイスラー合金層はスペーサ隣接層と隣接していることが望ましい。
スペーサ隣接層のコバルトの原子分率は、0%を上回り、75%以下であることが望ましい。
本発明の積層体は、上述の磁界検出素子を備えている。
本発明のウエハは、上述の積層体少なくとも一つ設けられている。
本発明のヘッドジンバルアセンブリは、上述の積層体を含み、記録媒体に対向して配置されるスライダと、スライダを弾性的に支持するサスペンションと、を有している。
本発明のハードディスク装置は、上述の積層体を含み、回転駆動される円盤状の記録媒体に対向して配置されるスライダと、スライダを支持するとともに、記録媒体に対して位置決めする位置決め装置と、を有している。
以上説明したように、本発明によれば低磁歪でかつ高MR比を得ることのできる、CPP-GMRヘッド用の磁界検出素子、およびその製造方法を提供することができる。
本発明の磁界検出素子を用いた薄膜磁気ヘッドの実施形態を、図面を用いて説明する。以下の実施形態では、ハードディスク装置用の薄膜磁気ヘッドを対象に説明するが、本発明の磁界検出素子は、磁気メモリ素子や磁気センサアセンブリなどにも適用することができる。
図1は、本発明の磁気抵抗素子を用いた薄膜磁気ヘッドの部分斜視図である。薄膜磁気ヘッド1は読み込み専用のヘッドでもよく、記録部をさらに有するMR/インダクティブ複合ヘッドでもよい。磁界検出素子2は、上部電極兼シールド3と下部電極兼シールド4との間に挟まれ、先端部が記録媒体21と対向する位置に配置されている。磁界検出素子2には、上部電極兼シールド3と下部電極兼シールド4との間にかかる電圧によって、センス電流22を膜面直交方向に流すことができる。磁界検出素子2との対向面における記録媒体21の磁界は、記録媒体21の記録媒体移動方向23への移動につれて変化する。磁界検出素子2は、この磁界の変化を、GMR効果によって得られるセンス電流22の電気抵抗変化として検出することにより、記録媒体21の各磁区に書き込まれた磁気情報を読み出すことができる。
図2は、図1のA−A方向、すなわち媒体対向面から見た磁界検出素子の側面図である。ここで、媒体対向面とは、薄膜磁気ヘッド1の、記録媒体21との対向面である。表1には磁界検出素子2の膜構成の一例を示す。表1は、下部電極兼シールド4に接するバッファ層5から、上部電極兼シールド3に接するキャップ層10に向けて積層順に下から上に記載している。本文中および表中で、Co70Fe30等の記載は各元素の原子分率(数値の単位は%)を意味する。ただし、同等の磁気特性が得られる範囲において、他の微量の元素が添加されていてもよく、厳密な意味で、各層が表記された元素だけで構成されている必要はない。
Figure 0004384137
磁界検出素子2は、厚さ2μm程度のNiFe層からなる下部電極兼シールド4の上に、Ta/Ru層からなるバッファ層5、IrMn層からなる反強磁性層6、ピンド層7、Cuからなるスペーサ層8、フリー層9、キャップ層10がこの順に積層された積層体である。ここで、本明細書では、一般的にA1/・・/Anで示された表記は、層A1から層Anがこの順で積層された積層体を意味する。バッファ層5の膜構成は、反強磁性層6との交換結合が良好となるように選定されている。スペーサ層8のCu層には多少の添加物が含まれていてもよく、少なくともCuが主成分となっていればよい。スペーサ層8は、スペーサ隣接層91とホイスラー合金層93との間から拡散移動した銀を含んでいる。キャップ層10はRu層からなり、下方に積層された膜の劣化防止のために設けられている。キャップ層10の上には厚さ2μm程度のNiFe膜からなる上部電極兼シールド3が形成されている。磁界検出素子2の側方には、絶縁膜11を介してハードバイアス膜12が形成されている。ハードバイアス膜12はフリー層9の磁区を単磁区化するための磁区制御膜である。絶縁膜11はAl23、ハードバイアス膜12はCoPt、CoCrPtなどが用いられる。
ピンド層7は、外部磁界に対して磁化方向が固定された層である。本実施形態では、ピンド層7は、いわゆるシンセテッィクピンド層を用いている。すなわち、ピンド層7は、アウターピンド層71と、アウターピンド層71よりもスペーサ層8に近接して設けられたインナーピンド層73と、アウターピンド層71とインナーピンド層73との間に挟まれた非磁性中間層72とから構成されている。シンセティックピンド層では、アウターピンド層71とインナーピンド層73とが非磁性中間層72によって反強磁性的に結合され、ピンド層7の実効磁化が抑制され、安定な磁化状態を保つことができる。
アウターピンド層71は、反強磁性層6との交換結合強度を確保するため、FeCoからなっている。インナーピンド層73は、CoFe/ホイスラー合金/CoFeの積層体からなっている。ホイスラー合金は、例えばCo2MnSiや、Co2MnGeからなっているが、これに限定されず、より一般的には、X2YZ(Xは周期表の3A族から2B族のうちから選択された一元素、Yはマンガン(Mn)、鉄(Fe)、クロム(Cr)のうちから選択された一元素、Zはアルミニウム(Al)、けい素(Si)、ガリウム(Ga)、ゲルマニウム(Ge)、インジウム(In)、スズ(Sn)、タリウム(Tl)、鉛(Pb)、アンチモン(Sb)のうちから選択された1以上の元素。)の組成で示される物質からなっている。非磁性中間層72は、アウターピンド層71とインナーピンド層73との反強磁性的結合を確保するため、Ru層からなっている。
フリー層9は、外部磁界に応じて磁化方向が変化する層である。フリー層9は、スペーサ隣接層91と、ホイスラー合金層93と、を有している。スペーサ隣接層91は、70Co30Feのコバルト鉄合金からなる、体心立方構造(bcc:body centered cubic)の層である。スペーサ隣接層91はbccであることが重要であり、bccであれば、スペーサ隣接層91のCoの原子分率は必ずしも70%である必要はない。ホイスラー合金層93はスペーサ隣接層91と隣接し、スペーサ層8とともにスペーサ隣接層91を挟む位置に設けられている。表中には示していないが、ホイスラー合金層93とスペーサ隣接層91との間に銀層が存在していてもよい。なお、スペーサ層8に含まれる銀、および上述の銀層の代わりに、金、銅、パラジウム、または白金のいずれかが存在していてもよく、銀、金、銅、パラジウム、および白金の少なくともいずれか2つを含む合金が存在していてもよい。
上述した薄膜磁気ヘッドを製造するには、まず、アルティック(Al23・TiC)等のセラミック材料からなる基板(図示せず)の上に、絶縁層(図示せず)を介して、下部電極兼シールド4を形成する。続いて、スパッタリングによって、バッファ層5からスペーサ層8までの各層を順次成膜する。次に、スペーサ隣接層91を成膜し、その上に金属層92として、銀を成膜する。さらに、金属層92の上にホイスラー合金層93を成膜し、その上にキャップ層10を成膜する。その後、バッファ層5からキャップ層10までの積層体を適宜の寸法にパターニングする。表2には、以上の成膜工程が終了した段階での膜構成を示す。その後、各層が積層された基板全体を加熱処理(アニール)する。書込素子を設ける場合は、さらに書込磁極層やコイルを積層する。その後全体を保護膜で覆い、ウエハを切断し、ラッピングをおこない、薄膜磁気ヘッドが形成された積層体(スライダ)に分離する。
本発明では、スペーサ隣接層91を成膜した後、金属層92を介してホイスラー合金層93を成膜することが特徴である。基板を加熱処理すると、図3に模式的に示したように、金属層92を構成する銀は、スペーサ隣接層91を経由して、スペーサ層8に拡散する。その理由は、銀は、隣接するホイスラー合金層93とスペーサ隣接層91とは比較的固溶しにくいため、スペーサ隣接層91をとおって、銀が比較的固溶しやすいスペーサ層8に拡散移動していくからである。ただし、金属層92を構成する銀のすべてがスペーサ層8に拡散移動していくわけではなく、金属層92の成膜厚さやアニール条件に依存して、一部の銀が残存する場合もある。拡散移動した銀は、スペーサ層8に均等に拡散するのではなく、スペーサ隣接層91に近接する面により集中する。本願発明者は、この銀の移動によってスペーサ隣接層91とホイスラー合金層93との界面磁歪が低減すると考えている。なお、すでに述べたように、金属層92としては、銀の代わりに金、銅、パラジウム、または白金のいずれかを成膜してもよく、銀、金、銅、パラジウム、および白金の少なくとも2つを含む合金を成膜してもよい。これらの金属は、ホイスラー合金層93およびスペーサ隣接層91とは比較的固溶しにくく、スペーサ層8とは比較的固溶しやすい点、および拡散移動しやすい点で、銀と共通するためである。
Figure 0004384137
次に、表2に示した4つのパラメータおよびアニール温度をパラメータとして、磁歪とMR比に及ぼす影響を検討した。なお、各実験でジャンクションサイズは0.2μm×0.2μmとした。
(実験1)まず、金属層92として銀を用い、銀の膜厚をパラメータとして磁歪およびMR比への影響を検討した。ホイスラー合金層93としてCo2MnSiおよびCo2MnGeを用い、スペーサ隣接層91として70CoFeを用いた。表3および図4に示すように、銀層を設けない場合、磁歪定数は+10×10-6を超えていたが、0.2nm程度以上の膜厚の銀層を挿入すると、磁歪定数は+3×10-6を下回った。これは、前述したように、銀を挿入したことにより、スペーサ隣接層91とホイスラー合金層93との間の界面磁歪が低減したためであると考えられる。しかし、膜厚を増していくと逆に磁歪定数は増加していく。これは、銀の膜厚が大きすぎて銀の残留量が増えたためと考えられる。MR比は銀層の有無や膜厚によって大きく変化することはないが、磁歪が小さくなるにつれ増加する傾向となった。通常、磁歪定数は+3×10-6以下、好ましくは+2×10-6以下が好ましい。したがって、Co2MnSiおよびCo2MnGeに対して磁歪定数が+3×10-6以下となる銀層の膜厚は、0.2nm以上、1.4nm以下であり、磁歪定数が+2×10-6以下となる銀層の膜厚は、0.6nm以上、1.1nm以下である。
Figure 0004384137
(実験2)金属層92として金を用いて、実験1と同様の実験をおこなった。表4および図5に示すように、金層を設けない場合、磁歪定数は+10×10-6を超えたが、0.2nm程度以上の膜厚の金層を挿入すると、磁歪定数は+3×10-6を下回った。しかし膜厚を増していくと逆に磁歪定数が増加していく。このように、全体的な傾向は銀を用いた場合と同様であった。Co2MnSiおよびCo2MnGeに対して磁歪定数が+3×10-6以下となる金層の膜厚は、0.2nm以上、1.4nm以下であり、磁歪定数が+2×10-6以下となる銀層の膜厚は、0.3nm以上、1.1nm以下である。
Figure 0004384137
(実験3)実験1,2ではスペーサ隣接層91として70CoFeを用いたが、本実験ではCoFeの組成をパラメータとして磁歪定数への影響を検討した。金属層92には銀を用いたが、一部金を用いたケースも実施した。銀層は、無し(膜厚0nm),膜厚0.4nm,0.8nmの3ケースとして、Coの原子分率を70%から90%の間で5%ごとに変化させた。さらにホイスラー合金層としてCo2MnGeを用いたケース、銀層の膜厚1.2nmのケース等についても検討した。表5、および図6,7に結果を示す。図6は、金属層92として銀を膜厚0〜0.8nmで形成し、ホイスラー合金層93としてCo2MnSiを用いたときの磁歪定数を、横軸に各々Coの原子分率と銀層の膜厚を取って作成したグラフである。
図6,7を参照すると、磁歪定数は、スペーサ隣接層91のCo原子分率に依存して変化している。Coの原子分率が70%のときは、磁歪が大きく減少している。これに対してCoの原子分率が85%および90%のときは、銀の添加によって、磁歪の低減は観測されるものの、その効果は非常に小さく、実用レベルまでの低減はできない。スペーサ隣接層91の結晶構造は、Coの原子分率約80%を境に体心立方構造(bcc)と面心立方構造(fcc:face centered cubic lattice)とに分かれることが知られており、また、Coの原子分率が80%のときは、bccとfccとが混在していると考えられる。これより、Coの原子分率の違いは実際にはCoFeの結晶構造の違いとして現れ、磁歪を低減するにはbcc構造を取ることが重要であることがわかる。本発明では銀層を挿入し、さらにスペーサ隣接層91がbcc構造を取ることによって、銀層がスペーサ層8に向けて拡散移動し、界面磁歪の低下が生じたものと考えられる。
Figure 0004384137
(実験4)次に、金属層92として銀を、スペーサ隣接層91として70CoFeを、ホイスラー合金層としてCo2MnSiを用い、アニール温度をパラメータとして磁歪定数への影響を検討した。表6および図8に結果を示す。図8中、アニール温度563K(290℃)のケースは実験1と同じである。これよりアニール温度を高くしていくと磁歪が減少する傾向が確認された。磁歪定数が+3×10-6を下回る膜厚は、アニール温度523K(250℃)では1.1nm以下、563K(290℃)では1.6nm以下、623K(350℃)では1.9nm以下となる。アニール温度が高いほど磁歪が低減しやすくなるのは、銀の移動が促進され、これにより界面磁歪の低下が進行したためと考えられる。ここからも、銀層の挿入と銀の移動とによって界面磁歪が低下することが裏付けられる。
Figure 0004384137
最後に、銀がスペーサ層に向けて実際に移動している状況を確認した。図9は、二次イオン質量分析(SIMS:Secondary Ion Mass Spectroscopy)を用いて作成した、スペーサ層からホイスラー合金層にかけての元素分布のマップ図である。横軸は時間である。そして、図にはミリング時間、および検出元素から決定された各層位置を記載した。同図(a)はアニール前の状態を、同図(b)はアニール後の状態を各々示している。アニール前では、図9(a)中のAに示すように、銀は金属層92の付近に集中している。これに対して、アニール後は、図9(b)中のA’に示すように、銀はスペーサ隣接層91からスペーサ層8にかけての範囲に移動している。SIMSによる質量分析結果からも、銀がアニールによって拡散移動していることが確認された。
なお、本実施形態では、ボトムタイプのCPP−GMR素子を対象に説明したが、本発明はトップタイプにも同様に適用できる。この場合でも、スペーサ層8と、スペーサ隣接層91と、金属層92と、ホイスラー合金層9との相対関係を上述の実施形態と同様とすれば、銀等の金属の拡散移動が同様に生じ、同様の効果を得ることができる。また、ピンド層はシンセティックピンド層である必要はなく、反強磁性的結合を利用しない単層構成のピンド層でもよい。
次に、上述した薄膜磁気ヘッドの製造に用いられるウエハについて説明する。図10はウエハの概念的な平面図である。ウエハ100は、少なくとも下部電極3から上部電極4までが積層された複数の薄膜磁気変換素子102を含んでいる。ウエハ100を切断することによって、薄膜磁気変換素子102が一列に配列された複数のバー101に分割される。バー101は、媒体対向面ABSを研磨加工する際の作業単位となる。バー101は、研磨加工後さらに切断されて、薄膜磁気ヘッドを含むスライダに分離される。ウエハ100には、バー101およびスライダに切断するための切り代(図示せず)が設けられている。
次に、薄膜磁気ヘッドを用いたヘッドジンバルアセンブリおよびハードディスク装置について説明する。まず、図11を参照して、ヘッドジンバルアセンブリに含まれるスライダ210について説明する。スライダ210は、ハードディスク装置内に、回転駆動される円盤状の記録媒体であるハードディスクに対向するように配置されている積層体である。スライダ210は、ほぼ六面体形状をなしており、そのうちの一面はハードディスクと対向する媒体対向面ABSとなっている。ハードディスクが図11におけるz方向に回転すると、ハードディスクとスライダ210との間を通過する空気流によって、スライダ210に、y方向下向きに揚力が生じる。スライダ210は、この揚力によってハードディスクの表面から浮上するようになっている。スライダ210の空気流出側の端部(図11における左下の端部)の近傍には、本発明の薄膜磁気ヘッド1が形成されている。
次に、図12を参照して、薄膜磁気ヘッドを備えたヘッドジンバルアセンブリ220について説明する。ヘッドジンバルアセンブリ220は、スライダ210と、スライダ210を弾性的に支持するサスペンション221とを備えている。サスペンション221は、例えばステンレス鋼によって形成された板ばね状のロードビーム222と、ロードビーム222の一端部に設けられると共にスライダ210が接合され、スライダ210に適度な自由度を与えるフレクシャ223と、ロードビーム222の他端部に設けられたベースプレート224とを有している。フレクシャ223の、スライダ210が取り付けられる部分には、スライダ210の姿勢を一定に保つためのジンバル部が設けられている。
ヘッドジンバルアセンブリ220を1つのアーム230に取り付けたものはヘッドアームアセンブリと呼ばれる。アーム230は、スライダ210をハードディスク262のトラック横断方向xに移動させる。アーム230の一端はベースプレート224に取り付けられている。アーム230の他端部には、ボイスコイルモータの一部となるコイル231が取り付けられている。アーム230の中間部には、アーム230を回動自在に支持する軸234が取り付けられた軸受け部233が設けられている。アーム230および、アーム230を駆動するボイスコイルモータは、アクチュエータを構成する。
次に、図13および図14を参照して、薄膜磁気ヘッドをヘッド素子として用いたヘッドスタックアセンブリとハードディスク装置について説明する。ヘッドスタックアセンブリとは、複数のアームを有するキャリッジの各アームにヘッドジンバルアセンブリ220を取り付けたものである。図13はハードディスク装置の要部を示す説明図、図14はハードディスク装置の平面図である。ヘッドスタックアセンブリ250は、複数のアーム252を有するキャリッジ251を有している。各々のアーム252には、ヘッドジンバルアセンブリ220が、互いに間隔を開けて垂直方向に並ぶように取り付けられている。キャリッジ251の、アーム252の反対側には、ボイスコイルモータの一部となるコイル253が取り付けられている。ボイスコイルモータは、コイル253を挟んで対向する位置に配置された永久磁石263を有している。
図14を参照すると、ヘッドスタックアセンブリ250は、ハードディスク装置に組み込まれている。ハードディスク装置は、スピンドルモータ261に取り付けられた複数枚のハードディスク262を有している。ハードディスク262毎に、ハードディスク262を挟んで対向するように2つのスライダ210が配置されている。スライダ210を除くヘッドスタックアセンブリ250およびアクチュエータは、本発明における位置決め装置に対応し、スライダ210を支持すると共に、スライダ210をハードディスク262に対して位置決めする。スライダ210はアクチュエータによって、ハードディスク262のトラック横断方向に動かされ、ハードディスク262に対して位置決めされる。スライダ210に含まれる薄膜磁気ヘッド1は、記録ヘッドによってハードディスク262に情報を記録し、再生ヘッドによってハードディスク262に記録されている情報を再生する。
本発明の磁気抵抗素子を用いた薄膜磁気ヘッドの部分斜視図である。 図1のA−A方向から見た磁界検出素子の側面図である。 銀の拡散移動を示す模式図である。 実験1の結果を示すグラフである。 実験2の結果を示すグラフである。 実験3の結果を示すグラフである。 実験3の結果を示すグラフである。 実験4の結果を示すグラフである。 SIMSによる質量分析結果を示すグラフである。 本発明の積層体の製造に係るウエハの平面図である。 本発明の積層体を組み込んだヘッドジンバルアセンブリに含まれるスライダを示す斜視図である。 本発明の積層体を組み込んだヘッドジンバルアセンブリを含むヘッドアームアセンブリを示す斜視図である。 本発明の積層体を組み込んだハードディスク装置の要部を示す説明図である。 本発明の積層体を組み込んだハードディスク装置の平面図である。
符号の説明
1 薄膜磁気ヘッド
2 磁界検出素子
3 上部電極兼シールド
4 下部電極兼シールド
5 バッファ層
6 反強磁性層
7 ピンド層
71 アウターピンド層
72 非磁性中間層
73 インナーピンド層
8 スペーサ層
9 フリー層
91 スペーサ隣接層
92 金属層
93 ホイスラー合金層
10 キャップ層
11 絶縁膜
12 ハードバイアス膜

Claims (9)

  1. 外部磁界に応じて磁化方向が変化するフリー層と外部磁界に対して磁化方向が固定されたピンド層とが非磁性のスペーサ層を挟んで積層された、CPP−GMRヘッド用の磁界検出素子の製造方法であって、
    前記ピンド層と、前記スペーサ層と、該スペーサ層と隣接するスペーサ隣接層と、膜厚が0.2nm以上、0.8nm以下である銀層と、ホイスラー合金層とがこの順で順次隣接する積層膜を形成するステップと、
    前記積層膜を加熱処理して、前記スペーサ隣接層と、前記銀層と、前記ホイスラー合金層とから前記フリー層を形成するステップと、
    を有し、
    前記スペーサ隣接層は、コバルトおよび鉄を主成分とする体心立方構造の層であ
    前記フリー層を形成するステップでは、前記銀層を構成する銀のすべてが前記スペーサ層に拡散移動する、
    CPP−GMRヘッド用の磁界検出素子の製造方法。
  2. 前記スペーサ隣接層のコバルトの原子分率は、0%を上回り、75%以下である、請求項1に記載の磁界検出素子の製造方法。
  3. 外部磁界に応じて磁化方向が変化するフリー層と、
    外部磁界に対して磁化方向が固定されたピンド層と、
    前記フリー層と前記ピンド層との間に挟まれた非磁性のスペーサ層と、
    を有し、
    前記フリー層は、
    スペーサ隣接層と、
    前記スペーサ層とともに前記スペーサ隣接層を挟む位置に設けられたホイスラー合金層と、
    を有し、
    前記スペーサ隣接層は、コバルトおよび鉄を主成分とする体心立方構造の層であり、
    前記スペーサ層は、前記スペーサ隣接層と前記ホイスラー合金層との間の膜厚が0.2nm以上、0.8nm以下である銀層から拡散移動した、該銀層を構成するすべての銀を含んでいる、
    CPP−GMRヘッド用の磁界検出素子。
  4. 前記ホイスラー合金層と前記スペーサ隣接層との間に、銀層を有している、請求項3に記載の磁界検出素子
  5. 前記スペーサ隣接層のコバルトの原子分率は、0%を上回り、75%以下である、請求項3または4に記載の磁界検出素子。
  6. 請求項3または4に記載の磁界検出素子を備えた積層体。
  7. 請求項6に記載の積層体少なくとも一つ設けられたウエハ。
  8. 請求項6に記載の積層体を含み、記録媒体に対向して配置されるスライダと、
    前記スライダを弾性的に支持するサスペンションと、
    を有するヘッドジンバルアセンブリ。
  9. 請求項6に記載の積層体を含み、回転駆動される円盤状の記録媒体に対向して配置されるスライダと、
    前記スライダを支持するとともに、前記記録媒体に対して位置決めする位置決め装置と、
    を有するハードディスク装置。
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