JP4376782B2 - ウェブサーバ用スケーラブルアーキテクチャ - Google Patents

Description

本発明は、ネットワークアーキテクチャ、ネットワークアーキテクチャのスケーリング、及びネットワークサービスに対する要求のルーティングに関する。

インターネットサービスを含む現在のネットワークサービスは、一般的に、ユーザが直接サービスを要請することを要求する。一旦サービスが要請されると、要請されたサービスは、要求を満足する責任がある。例えば、インターネット上では、人は、ＰＣを通じて要求を創出することによってサービスを要求する。要請されたサービスは、要求を満足する。

特定例として、人は、周知の（公序良俗違反につき、不掲載）(Amazon.com)のウェブサイトを用いてElmore Leonard作の最新”Tishimingo Blues”をオーダーすることができる。ユーザは、表題に対応する（公序良俗違反につき、不掲載）のウェブサイト一連のアイコンをクリックし、種々の配達及び支払い情報を入力することによってチェックアウトし、オーダーを送出する。一旦（公序良俗違反につき、不掲載）に送出されると、オーダーが（公序良俗違反につき、不掲載）によって処理され、書籍が人に配達される。

一部のケースにおいて、ネットワークサービスノードは、ノードにアクセスする人に対して自動的にリザルトを戻すデータベースを形成し及び維持することができる。例えば、複数のウェブサイトは、人の以前の購入又は問い合わせに基づいて好みを構成する。ソフトウェア「クッキー」は、人のＰＣに格納され、人がウェブサイトにアクセスするときには自動的にウェブサイトに送信される。クッキーは、サービスノードに対する端末（及び代用としての人）を識別し、人の好みが、サービスノードによってデータベースから検索され、人に対する購入の示唆が好みに基づいて行われる。しかしながら、申し出された好みは、それ自体の商業的な目的に基づくウェブサイトエンティティそれ自体によって定常的に発展し及び提供される。これらは、例えば、ウェブサイトに対する要請を行うのに用いられるデバイスに応答して定型化し及び提供されず、すなわち、ユーザによって要請されたサービスに適合されていない。

この配置において複数の不都合が存在する。原理的な不都合のうちの一つは、サービスを要求するためにユーザがサービスノードを要請し、したがって、選択することである。しかしながら、このことは、要求を定型化し、ネットワークを案内し及びサービスノードを見つける方法をユーザが知ることを要求する。しかしながら、ユーザが見つけるサービスノードは、最適なプロバイダでないことがある。例えば、ヨーロッパに住むユーザは、サービスを要求するためにワイオミングのウェブサイトを要請することがあり、したがって、更に迅速かつ廉価に要求をサービスすることができた他の地域が存在するときには、更なる配達コスト及び遅延を被る。

ユーザによるネットワークサービスノードへの直接的な要請及びサービスノードによる要求のサービスの不都合は、サービスノードがユーザの要求によって困惑されうることである。これによって要求のサービスに遅延が生じうる。このことは、特に、超過したユーザに対して等価なサービスを提供するために他のサービスノードをすぐに利用しようとするときに不都合である。

ユーザによるネットワークサービスノードへの直接的な要請の他の不都合は、人がサービスを必要とするとともに要求の定型化及び手動による要求の入力によって能動的にサービスノードにアクセスすることを人が認識する必要があることである。例えば、ユーザが、（公序良俗違反につき、不掲載）製のシルクのシャツを誤った温度で洗濯機に投げ込もうとし、そのことをはっきり理解しない場合、（公序良俗違反につき、不掲載）のウェブサイトがその製品に対する洗濯インストラクションを有しても変わりはない。サービスウェブサイトにアクセスするユーザに対して自動的に好みを供給するサービスノードの場合でさえも、ユーザは、先ず、ウェブサイトにアクセスする必要があり、この場合、ウェブサイトによって戻された好みが、ウェブサイトによって明らかにされ、ユーザの現在の要求に対して何もできないことがある。

ローカルネットワークは、所定のアナログ形態及び不都合を有する。例えば、作業設備は、設備サーバに接続された各入口にカードリーダを有することがある。作業者がリーダの一つで作業者のＩＤをスワイプする（したがって、システムに対して作業者自身を識別する）とき、データベースは、その人が現在雇用されていることを決定するよう調べられる。雇用されている場合、サーバは信号をリターンして、リーダに対応するドアを開錠する。また、人は、ＩＤをカードリーダに供給することによって直接サービスを要請し、要請されたサービスはリザルト（ドア開錠コマンド）を提供する。

ローカルネットワークの例を続けると、人のＩＤ以外の二つ以上のパラメータを、サービス要求のサーバに供給することができる。例えば、設備は、アクセスが所定の従業員に制限された複数のセキュアルーム(secure room)を有することができる。人が特定のリーダでＩＤをスワイプすると、特定の人がリーダに対応する部屋へのアクセスを許可されているか否かをデータベースで調べるために、人のＩＤ及びリーダ位置（二つのパラメータ）が用いられる。許可されている場合、サーバは開錠コマンドを送信する。許可されていない場合、ドアは施錠されたままである。

サービス要求に対して他のパラメータを考慮することができる。例えば、サーバは、人が部屋にアクセスできるか否かを決定する際に他のパラメータを考察することもできる。例えば、データベースが、人が通常の作業時間に作業するとともに午前１時にセキュアルームに対するリーダでＩＤをスワイプすることを反映する場合、ドアが施錠されたままであることがある。

説明したようなローカルネットワーク環境においてさえも、ユーザは、サービスに気付くとともに能動的にサービスを要請する必要がある。信頼性のあるデータベースは、入口の開錠のような特定の機能に専用のものであり、他のデバイスを収容しない。ネットワークサーバは、複数のユーザが同時にサービスを要請した場合に困惑されることもある。超過したサービス要求を収容することができる複数のサーバが存在するとしても、要求のルーティングが最も有効に要請されないことがある。

したがって、本発明の目的は、ユーザによる入力を含む要求の基礎を形成するセンサ読出し又はシステムパラメータの自動的な発生及び送信を行うネットワークアーキテクチャを提供することである。また、本発明の目的は、そのようなパラメータを自動的に受信し、パラメータを、対応するアクション要求に処理し、アクション要求を、アクションをサービスするのに適切なネットワークノードに送出するネットワークアーキテクチャを提供することである。また、本発明の目的は、適切なときに要求を送出して、複数のサービス、すなわち、要求をサービスする複数のサービスプロバイダを要請することである。

また、本発明の目的は、複数のアクション要求が複数のユーザ入力パラメータによって発生したときの遅延を回避するために、本発明のネットワークアーキテクチャをスケール化自在にすることである。したがって、本発明の目的は、ネットワークアーキテクチャによって、アクション要求をサービスすることができる他のサービスノードへのネットワークの他のルーティングを許容することである。また、本発明の目的は、新たな又は複数のノードを有するようネットワークアーキテクチャを拡張自在し、かつ、本発明のネットワークアーキテクチャが、複数の互いに相違するネットワークトポロジーに対して、ローカルネットワークからインターネットのような大規模ネットワークにマッピングできるようにすることである。

したがって、本発明は、ネットワーク上で要求を発生し及び処理するシステム及び方法を提供する。要求の基礎を形成する一つ以上のパラメータをユーザエンドで発生する。パラメータは、タグ識別（タグＩＤ）及びオブジェクト識別子（オブジェクトＩＤ）を具える。タグＩＤを、ユーザ／人に関連した識別とすることができ、又は、タグＩＤを、製品に関連した識別とすることができる。タグＩＤを、製品に組み込まれた磁気ストリップや人のＩＤカードの磁気ストリップのような物理的なアイテムに含めることができる。タグＩＤを、人又は製品に関連したシリアルナンバー、プロダクトＩＤ、ユーザＩＤ等の非物理的な識別とすることもできる。オブジェクトＩＤを、任意のデバイス、システム又は要請されるサービスに対する識別子とすることができる。

タグＩＤ、オブジェクトＩＤ及びそれ以外のパラメータは、ユーザノードからアクションテーブル、ルックアップテーブル、データベース等を干すとするネットワークノードに送信される。（表現的な性質上、以後、「アクションテーブル」を用いる。）送信されたパラメータを用いて、アクションテーブル上の対応する動作又はアクション（以後、「アクション」と称する。）を調べる。

アクションテーブルのパラメータに対応するアクションを、アクションテーブルをホストするノードで全体的又は部分的に実行することもできる。アクションは、アクションをサービスするネットワークのサービスノードを指定することもできる。アクションは、指定されたサービスノードに送信され、この場合、アクションが実行され、リザルトが発生し及び処理される。

本発明は、カスタマイズされたサービスをネットワークのユーザに提供するシステムも具える。システムは、ユーザとユーザに関連したプロダクトとのうちの一方の識別子（タグＩＤ）及び前記カスタマイズされたサービスの識別子（オブジェクトＩＤ）を提供する少なくとも一つの起点デバイスを具える。それは、関連のアクションテーブルを持つプロセッサも有する。プロセッサは、タグＩＤ及びオブジェクトＩＤを少なくとも一つの起点デバイスから受信し、少なくとも受信したタグＩＤ及びオブジェクトｉＤを用いて、アクションテーブルの対応するアクションを調べる。システムのサービスノードは、アクションを受信し、アクションを少なくとも部分的に実行し、これによって、カスタマイズされたサービスを具えるリザルトを発生する。

本発明は、カスタマイズされたサービスをネットワークで提供する方法も具える（図１Ａ参照）。この方法は、ユーザとユーザに関連したプロダクトとのうちの一方の識別子（タグＩＤ）及び前記カスタマイズされたサービスの識別子（オブジェクトＩＤ）を発生するステップを具える。タグＩＤ及びオブジェクトＩＤは、個別の処理ノードに送信される。アクションは、少なくとも受信したタグＩＤ及びオブジェクトＩＤに基づいて処理ノードで決定される。決定されたアクションが実行され、決定されたアクションに基づくリザルトが発生し、発生したリザルトは、カスタマイズされたサービスを具える。

本発明は、ネットワークを通じてエンドユーザに供給するルックアップ及びルーティングサービスも具える。サービスは、ユーザとユーザに関連したプロダクトとのうちの一方の識別子（タグＩＤ）及び前記カスタマイズされたサービスの識別子（オブジェクトＩＤ）の受信を有する。タグＩＤ及びオブジェクトＩＤが処理され、受信したタグＩＤ及びオブジェクトＩＤに対応するアクションが決定される。アクションの実行及び決定されたアクションに基づくリザルトの発生を開始し、発生したリザルトが、カスタマイズされたサービスを具える。

図１において、本発明を実施するネットワーク１０を示す。ユーザエンドにおいて、デバイス又はシステム２２を、ネットワークのユーザノードとして示し、それは、一般的にエンドユーザにおけるネットワークに対するエントリポイントを表す。デバイス又はシステム２２、すなわち、後に更に説明するように、デバイス又はシステム２２を通じて要請すべきサービスは、「オブジェクトＩＤ」によって識別される。他の識別パラメータすなわち「タグＩＤ」がユーザエンドで発生し、「タグＩＤ」は、ユーザと、ユーザ代理(user surrogate)と、オブジェクトとを識別し、そのオブジェクトは、デバイス又はシステム２２を利用し、それ以外の場合には、オブジェクトＩＤによって識別されたサービスを要請する。タグＩＤを、デバイス又はシステム２２に関連した入力部２２（ｉ）によって入力することができ、又は、タグＩＤを、デバイス又はシステム２２によって内部で発生することができる。タグＩＤ及びオブジェクトＩＤを、デバイス又はシステム２２からネットワークに送信されるパラメータとする。図１において「それ以外」(others)のラベルを付した他のパラメータを、ネットワークに送信することもできる。後に更に説明するように、他のパラメータは、例えば、入力部２２（ｉ）又はその付近の適切なセンサデータを有することができる。

必要な場合には、リーダ、センサ、タッチパッド、キーボード等とすることができる入力部２２（ｉ）は、関連のデバイス又はシステム２２におけるタグＩＤに対する入力を発生する。例えば、入力部２２（ｉ）を、シャツのラベル上のバーコード（タグＩＤ）を読み出すバーコードスキャナとすることができる。他の例として、入力部２２（ｉ）を、従業員の身分証明書（タグＩＤ）の磁気ストリップを読み出す磁気センサとすることができる。他の例として、入力部２２（ｉ）を、ＲＦタグからなる従業員の身分証明書（タグＩＤ）を読み出すＲＦ識別リーダとすることができる。そのようなＲＦタグは、例えば、ＩＤデータを不揮発性メモリに格納するとともにＲＦ識別リーダから発生したＲＦ共振周波数を変調することによってＩＤデータを送信するトランスポンダを具えることができる。タグＩＤを更に処理し及び／又はフォーマット化するそのようなリーダに関連した構成要素が存在してもよい。例えば、入力部２２（ｉ）を磁気センサとする場合、Ａ／Ｄコンバータと、磁気データを受信するとともに、ネットワークに適合した形態にタグＩＤを再フォーマット化するマイクロプロセッサとが存在してもよい。図１において一つのデバイス又はシステム２２に関心を寄せているが、タグＩＤ、オブジェクトＩＤ及び（もしあれば）他のパラメータを受信し及び／又は発生するとともにそれをネットワーク１０に送信するほぼ同一の機能を実行する（デバイス／システム２２Ｎ及び任意の入力部２２Ｎ（ｉ）で表すような）複数のものが存在してもよい。複数のデバイス又はシステム２２を、同様なもの及び／又は互いに相違するものとすることができる。

リーダ２０からのタグＩＤ、オブジェクトＩＤ及ぶそれ以外のパラメータは、ネットワーク１０のアクションテーブルノード３０に送信される。アクションテーブルノード３０を、アクションテーブルが存在するサーバとすることができる。アクションテーブルは、種々のアクションを有し、その各々は、一つ以上のパラメータの機能である。したがって、サーバによってリーダ２０から受信した特定のタグＩＤ、オブジェクトＩＤ及びそれ以外のパラメータに対して、サーバは、アクションテーブルの対応するアクションをルックアップする索引としてパラメータを使用する。

リーダ２０から受信したタグＩＤ、オブジェクトＩＤ及びそれ以外のパラメータに対応するアクションテーブルから検索したアクションも、一般的にはアクションをサービスするサービスノードを指定する。図１において、ネットワーク１０でアクションテーブルノード３０にリンクした複数のサービスノード１，．．．，Ｎ，．．．，Ｍを示す。図１は、アクションテーブルから検索したアクションを実行するサービスノードＮを指定したことを示す。したがって、アクションを具える適切にフォーマット化された制御コマンドが、アクションテーブルノード３０のサーバから、例えば一つ以上のサーバからなるサービスノードＮに送信される。サービスノードＮによって一度受信が行われると、アクションが実行され、対応する結果が、発生し、開始され、処理され及び／又はサービスノードＮによって出力される。

例１
図２は、大型プラントコンプレックス(large plant complex)のような特定の作業環境(local work environment)で実施される本発明を示す。ＰＣとすることができるオフィスサーバ１３０は、アクションテーブルをサポートし、サービス又はリザルトも提供する。取り付けられた３個のリーダ１２２（ｉ）〜１２６（ｉ）をそれぞれ有する３個のコーヒーマシン１２２〜１２６が、コンプレックスのいたるところに配置される。各コーヒーマシン１２２〜１２６は、例えば有線又は無線接続によってオフィスサーバ１３０と結びつく。リーダ１２２（ｉ）〜１２６（ｉ）を、例えば、プラント従業員の身分証明書カードのＲＦタグを読み出すＲＦ識別リーダ又はプラント従業員の身分証明書カードの磁気ストリップを読み出す磁気カードリーダとすることができ、それによって、従業員識別番号を付与する。従業員識別番頭をタグＩＤとする。

リーダ１２２（ｉ）〜１２６（ｉ）を、コーヒーマシン１２２〜１２６と一体にし、又はコーヒーマシン１２２〜１２６に取り付け若しくは結合することができる。コーヒーマシンでの処理に関連した電子機器は、コーヒーマシン、そのリーダ又は両方に存在することができる。簡便のために、各コーヒーマシン１２２〜１２６及び各リーダ１２２（ｉ）〜１２６（ｉ）を、発明の詳細な説明において一つの包括的なデバイスと考える。

サーバ１３０のアクションテーブルは、コーヒーマシン１２２〜１２６において従業員が入れるコーヒーの好みを反映する各従業員の好みを格納する。好みは、従業員の識別番号（タグＩＤ）及びコーヒーマシン１２２〜１２６のオブジェクトＩＤを用いることによってアクションテーブルから検索可能である。したがって、従業員Ａが、コーヒーマシン１２４のリーダ１２４（ｉ）で従業員の識別カードをスワイプ(swipe)すると、例えば、コーヒーマシン１２４の内部の電子機器は、従業員識別番号を読み出し、コーヒーマシン１２４に対するオブジェクトＩＤに従って従業員識別番号をサーバ１３０に送信する（コーヒーマシンに対するオブジェクトＩＤを、コーヒーマシンが個別に有線接続されているサーバ１３０によって内部で認識することもできる。）。サーバ１３０は、オブジェクトＩＤ及びタグＩＤを用いてサーバ１３０上のアクションテーブルを調べるとともに従業員Ａのコーヒーの好み（例えば、カフェインの除去、ミルク及び砂糖の有無）を検索する。コーヒーを入れるべき方法を現す信号がコーヒーマシン１２４に戻される。内部の処理用電子部品は、受信したコマンドを処理し、コーヒーマシン１２４は、従業員Ａの好みのコーヒーを出力する。

コーヒーの好み（アクション）を、日時、日付、温度等の他のパラメータの関数とすることができる。これらパラメータを、外部センサ、内部クロック、カレンダー等からサーバ１３０で受信することができる。例えば、夏の時には、従業員Ａの対応する好みを愛すコーヒーとすることができる。したがって、従業員に対するアクションテーブルに複数のエントリが存在してもよい。

他の所定の信号処理ステップを、信号発生及び処理に含めることができる。例えば、コーヒーマシン１２２〜１２６の内部の処理用電子機器は、Ａ／Ｄコンバータを有することができ、それは、従業員識別カードのＲＦコード、磁気コード、光コード又は他のコードを、サーバ１３０に送信されるデジタル信号に変換する。サーバ１３０がＡ／Ｄ変換を行うこともできる。サーバによって使用することができるフォーマットに従業員識別番号を変換する他の信号処理を要求して、アクションテーブルの対応する好みにアクセスすることができる。コーヒーマシンのミキシングハードウェアを適切に制御するために、従業員Ａの好みを反映し、サーバ１３０がコーヒーマシンに戻す信号を再フォーマット化することもできる。

サーバ１３０は、従業員が自分のＩＤカードをスワイプするコーヒーマシンに制御信号を送出する。それが各コーヒーマシンであるとしても、各コーヒーマシン１２２〜１２６が独自のオブジェクトＩＤを有するのが好ましく、その結果、サーバ１３０は、パラメータに従う特定のコーヒーマシンを識別し、特定のコーヒーマシンに対する制御信号リザルトを適切にフォーマット化し、かつ、適切な制御信号リザルトを適切なコーヒーマシンに送出することができる。このことは、アクションテーブルの各従業員タグＩＤ及び各コーヒーマシンオブジェクトＩＤに対して個別のコーヒーの好みのエントリを行うことを要求する。従業員のコーヒーの好みに対する単一のアクションテーブルエントリを、コーヒーマシン１２２〜１２６に対する従業員のタグＩＤ及びオブジェクトＩＤのうちの任意のものを用いてアクセスすることができる。

サービスノードの少なくとも一部は、図２の例におけるオフィスサーバ１３０のアクションテーブルノードに存在する。すなわち、アクションテーブルから検索されたアクションの実行及びリザルトの発生、換言すると、アクションテーブルから検索された従業員のコーヒーの好みに基づくコーヒーマシンに対する制御信号が、発生し、サーバ１３０から出力される。リザルトの他の部分、換言すると、コーヒーの適切な注入がコーヒーマシンによって実行される。

大型プラントコンプレックスにおいて、複数の従業員は、所定の時間、例えば、１５分間のモーニングブレークに、限られた数のコーヒーマシンに集まることができる。ライン上の各従業員が、手動でコーヒーの選択を入力する必要がある場合、限られた数の従業員のみがコーヒーを有することができ（その結果、従業員が満足しない。）、又は、コーヒーブレークが非公式に延長される（その結果、プラントが非効率的になる。）。したがって、本例のネットワークによって、コーヒーマシンを、最大数の従業員を収容する最大容量で用いることができる。

ネットワーク及びアクションテーブルは、プラントコンプレックスの他のデバイス又はシステムを制御することができ、又は、新たなデバイス又はシステムが追加される際に他のデバイス又はシステムを含むようネットワーク及びアクションテーブルを拡張することができる。例えば、図２に示すものにおいても、関連のリーダ１２８（ｉ），１２９（ｉ）に従うキャンディマシン１２８，１２９となる。アクションテーブル１３０は、好みのキャンディの選択を各従業員の従業員ＩＤ（タグＩＤ）及び各キャンディマシンのオブジェクトＩＤに関連させるデータも有する。したがって、アクションテーブル１３０は、（従業員のタグＩＤ及びコーヒーマシンのオブジェクトＩＤによって参照される）従業員のコーヒーの好みに関連したエントリと、（従業員のタグＩＤ及びキャンディマシンに関連したオブジェクトＩＤによって参照される）従業員のキャンディマシンの好みに関連したエントリとを有する。

アクションテーブル１３０に関連したソフトウェアは、アクションテーブルのどのエントリを調べるか受信パラメータに基づいて決定する。従業員Ａのような従業員が、キャンディマシン１２８のリーダ１２８（ｉ）でその従業員のＩＤカードをスワイプすると、サーバ１３０は、従業員Ａの従業員識別番号（タグＩＤ）及びキャンディマシン１２８のオブジェクトＩＤを受信する。サーバ１３０は、アクションテーブルを調べるために二つのパラメータ（タグＩＤ及びオブジェクトＩＤ）を用いる。従業員Ａのキャンディの好みがアクションテーブルから検索され、対応するコマンド信号が、サーバ１３０から、好みのキャンディを与えるよう支持するキャンディマシン１２８に戻される。

プラント設備のネットワーク及びアクションテーブル１３０を、他のデバイス及びシステムを含むよう更に拡張することができる。例えば、新たなシフトが到達するとともに、従業員が、各ネットワークステーションに関連したリーダで従業員のＩＤカードをスワイプする際に、ワークステーションのセッティングを自動的に再調整することができる。従業員ＩＤ（タグＩＤＳ）及びワークステーション識別子（オブジェクトＩＤ）がサーバ１３０に送出され、この場合、ワークステーションに関係する従業員のセッティングが、セッティングの自動的な再調整のために検索され及びワークステーションに戻される。

例２
図３は、インターネットネットワークコンテクストで実施される本発明を示す。本例では、アクションテーブルは、ローカル環境、この場合は家庭のサーバ又はＰＣ２３０に格納される。家庭内のデバイス、例えば、血圧モニタ２２２は、タッチパッドのような関連の入力部２２２（ｉ）を有する。人Ａは、タッチパネル２２２（ｉ）にＩＤコード（タグＩＤ）を入力し、血圧モニタ２２２上で帯を巻かれ(strap)、血圧を読出しを行う。タグＩＤ、血圧モニタ識別子（オブジェクトＩＤ）及び読み出された血圧からなるパラメータは、血圧モニタ２２２の内部の処理用電子機器からサーバ２３０に入力される。サーバ２３０は、タグＩＤ及びオブジェクトＩＤを使用して、アクションテーブル、例えば、人Ａの主治医によって使用される医療モニタリングサービスのサーバ２５０のウェブアドレスから対応するアクションを検索するとともに、処理のために読出し血圧及び人ＡのタグＩＤを医療モニタリングサーバ２５０に送信する方向を検索する。

サーバ２３０は、インターネット２４０上の医療モニタリングサービスのサーバ２５０にリンクするために、検索したウェブアドレスを使用する。人Ａの識別及び読出し血圧は、処理用のインストラクション（アクション）に従ってホームサーバ２３０から医療モニタリングサービスのサーバ２５０に送信される。一般に、医療モニタリングサービスによって実行される処理は、読出しデータ及び時間に従った人Ａの読出し血圧のコンパイルを有することができる。コンパイルされた読出しを、人Ａの主治医によってサーバから検索され及び分析することができる。

しかしながら、異常な読出し（例えば、非常に高い）が医療モニタリングサービスによって受信されると、対応する補足的なインストラクション（アクション）を、サーバ２５０に関連したメモリから検索することができる。補足的なインストラクションは、専門の心臓モニタリングサービスサーバ２５２に対する送出した人Ａの識別、ウェブアドレス及び読出し血圧と、専門の心臓モニタリングサービスサーバ２５２による更なる処理に対するインストラクションとを具えることができる。補足的なインストラクションは、（人Ａの年齢、性別、体重、正常血圧、内科医等の）サーバ２５０のメモリに予め格納された人Ａに関する他の関連の情報の検索と、人Ａの識別、ウェブアドレス及び血圧読出しに従う専門の心臓モニタリングサービスサーバ２５２への他の情報の送信とを有してもよい。

情報を受信すると、専門のモニタリングサービスサーバ２５２によって実行される処理を、人Ａに関連して受信した他の関連の情報を考慮する血圧の拡張した分析とすることができる。拡張した分析の結果の要約は、血圧モニタ２２２のウェブアドレスに戻され、例えば（図３に示さない）ＬＣＤ上に表示される。例えば、拡張した分析が危険血圧レベルを表示する場合、すぐに医療上の注意を得ようとするために、人Ａに指図するアラームをリターンすることができる。サーバ２５２は、サーバ２５２に関連したメモリに人Ａの主治医の電話番号を探し出し、人Ａの状態の応じて主治医のオフィスに適切な電話のアラームを開始することができる。

したがって、サーバ２３０から送信されたアクションの結果、連続的なサーバによるパイプライン又はチェーンの連続的なサービスとなる。さらに、上記例のアクションテーブルを、複数のネットワークノード間すなわちローカルサーバ２３０と医療モニタリングサービスサーバ２５０との間に寄与するものとして考察することができる。したがって、ローカルサーバ２３０は、医療モニタリングサービスのサーバ２５０に対するウェブアドレスを含んだ「主要な」アクションテーブルと考察できるものと、処理のために読出し血圧及び人ＡのタグＩＤを医療モニタリングサーバ２５０に送信する方向とを収容することができる。医療モニタリングサーバ２５０の場合、関連のメモリの「２次的なアクションテーブル」と考察できるものは、人Ａの識別、ウェブアドレス、読み出された血圧及び異常な血圧状態が検出されたときに処理する専門の心臓モニタリングサービスサーバ２５２に対する他の関連の情報に対する補足的なインストラクションを含む。

（タグＩＤパラメータ及びオブジェクトＩＤパラメータに一致した）血圧読出しパラメータを、アクションテーブルの対応するアクションを探すためにアクションテーブルサーバ２３０によって用いることもできる。読み出された血圧が正常範囲にある場合、受信したアクションは、血圧読出しパラメータ及びタグＩＤを医療モニタリングサービスサーバ２５０に送出するインストラクションとなり、それは、既に説明したように、読出し前にＡのコンパイルに追加される。読み出された血圧が著しく高い場合、アクションテーブルサーバ２３０によって検索されたアクションは、既に説明したように、処理用のインストラクションに従って読出し血圧及び他の関連情報を専門の心臓モニタリングサービスサーバ２５２に直接送信するよう命令することができる。更なる解析が不要な著しく高い読出しに対して、ローカルサーバ２３０のアクションテーブルから検索したアクションは、同一区域の救急車の団体(local ambulance corp)のサービスを要請することができる。したがって、アクションテーブルから検索したアクションは、受信したパラメータに応じて複数のサービス又はリザルトを要請することができる。

インターネットに接続されたサービスノードに対するアクションのサービスを個別にすることによって、本例は、アクションテーブルから検索したアクションを通じて指示することができる結果の数及びタイプを大幅に拡張する。例１のようにローカルデバイス、システム又はソフトウェア処理によって局所的に達成することができるものにリザルトを制限する代わりに、アクションテーブルに格納することができるアクションと、そのアクションがパラメータによって要請されるときに達成することができる対応するリザルトとを、インターネットに接続されたアクセス可能なサーバによって又はそのサーバを通じて供給することができる任意のものとする。

例３
図３のシステムを、家庭内又は他のローカル環境の他のデバイス又はシステムに対する他のリーダを有するように拡張してもよい。他のデバイス及び／又はシステムの追加によって、サーバ２３０のアクションテーブルは、それに応じて、タグＩＤ、オブジェクトＩＤ及び他のデバイス及び／又は外部センサから受信したそれ以外のパラメータに対応するアクションを含むように拡張される。

さらに、本発明のアクションテーブルは、人の識別に直接関連したタグＩＤ又は上記例のローカルデバイス又はシステムに関連したオブジェクトＩＤ以外又はそれより抽象的なパラメータを収容することができる。例えば、図３において、ＰＣ２２４は、本発明をサポートするネットワークへのユーザによる他の入力ノードを具える。ＰＣは、他のパラメータをネットワークに送信する内部識別子を有し、したがって、タグＩＤを具える（ＰＣのタグＩＤをユーザ又は家族のタグＩＤとして観察することができるが、それは、上記説明とは異なる。その理由は、ＰＣのユーザによるタグＩＤの手動入力を必要とするからである。）。

特定例において、デスクトップＰＣは、家族の一員が例えば自宅兼オフィスに対する標準的な分量の紙の再注文を所望する際に家族の一員がクリックする「ペーパー」アイコンを有する。ペーパーアイコンをクリックすることによって、ＰＣ２２４は、タグＩＤ及び紙の注文に関連したパラメータをサーバ２３０に送信する。以前の例のオブジェクトＩＤは、自動販売機や血圧モニタのようなローカルデバイスに直接関連していた（したがって、それを、「デバイスＩＤ」、「入力ＩＤ」又は「リーダＩＤ」として考察することができる。）。しかしながら、以前の例のオブジェクトＩＤを、以前の例のローカルデバイスによって提供されるように生じるユーザが所望のサービスを識別するものとして考察することもできる。この場合、ペーパーオーダーパラメータを、ＰＣに関連した人又は家族によって所望される遠隔提供サービスに関連させる。したがって、ペーパパラメータは、（「サービスＩＤ」として見ることもできる）オブジェクトＩＤとして分類される。サーバ２３０は、対応するアクションをアクションテーブルから検索するためにタグＩＤ及びオブジェクトＩＤを使用する。検索されたアクションを、例えば、配送用の特定量及び型のペーパーを特定の業務用供給ウェブサイト上でオーダーするインストラクションとすることができ、それは、自宅兼オフィスの標準的なペーパーオーダーに対応する。オーダーは、サーバ２３０によってフォーマット化され、インターネット２４０を通じて業務用供給サーバ２５４に送信される。

図４は、インターネットネットワークコンテクストで実施される本発明の他の実施の形態を示す。本例では、アクションテーブルは、インターネットに統合された個別のサーバ３３０に格納される。左側の破線に対して、インターネットに結びつくとともにタグＩＤやオブジェクトＩＤのようなパラメータに従う本発明による複数のデバイス３２２ａ〜３２２ｆが存在する。デバイスは、グループ３０２ａに示すデバイス３２２ａ，３２２ｂ及びグループ３０２ｂに示すデバイス３２２ｃ，３２２ｄ，３２２ｅで表されるように、家庭、職場、遊園地、大学、プラント等の場所とともにグループ分けすることができる。他のデバイスをモバイルとすることができ、それは、デバイス３２２ｆで表されるラップトップＰＣ，ＰＤＡ、セルラーホン等のように場所に制約される必要がない。

図示したように、アクションテーブルは、インターネット３４０に個別のノードを形成するサーバ３３０に存在する。他のノード３５０ａ，３５０ｂ，３５０ｃ，．．．，３５０ｎ，．．．も示し、それは、本発明のサービスノードである。他のノード３５０ａ，３５０ｂ，３５０ｃ，．．．，３５０ｎ，．．．は、理論的にはリザルトを発生し又は機能を実行することができる、インターネットに取り付けられた任意のサーバとすることができる。したがって、図４でサービスサーバ３５０によって表されるようなアクションテーブルサーバ３３０に連関する本発明による複数のサービスノードが存在することができる。

上記実施の形態におけるように、パラメータは、デバイスで発生し、アクションテーブルに送信される。例えば、タグＩＤ、オブジェクトＩＤ及び他の任意のパラメータは、デバイス３２２ａにおけるユーザの開始によって生じることができる。デバイス３２２ａは、インターネット３４０を通じてアクションテーブルサーバ３３０にリンクし、パラメータをサーバ３３０に送信する。その後、上記実施の形態と同様に処理が進行し、すなわち、供給されるラメータのタグＩＤ、オブジェクトＩＤ及びそれ以外のものが、アクションテーブルの対応するアクションを探し出すために用いられる。サーバ３３０は、検索されたアクションを開始する。例えば、検索されたアクションに基づいて、アクションテーブルサーバ３３０は、（アクションテーブルサーバ３３０とサービスサーバ３５０ｂとの間で破線で示したように）インターネット３４０を通じてサービスサーバ３５０ｂにリンクし、検索されたアクションに基づくコマンドをサーバ３５０ｂに送出することができ、これによって、アクションを実行するとともに、アクションに対応するリザルトを発生する。

発生したリザルトを、インターネット３４０を通じてサービスサーバ３５０ｂからデバイス３２２ａに戻すことができる。サービスサーバ３５０ｂの結果は、他のサービスサーバのサービス又はインターネットの外側のサービスを要請することができ、検索されたアクションに対応する他のリザルトを発生する。アクションテーブルをサポートするセーバ３３０は、リザルトをインターネットを通じてデバイス３２２ａに送信することができる。一般に、上記実施の形態の例を、インターネット３４０に接続された個別のサーバ３３０のアクションテーブルを含むよう容易に適合させることができる。後に更に説明するように、本実施の形態は、小型化になるとともに、ユーザの識別番号、デバイス及びサービスに拡張することができるアクションテーブルサービスを提供する。本実施の形態の複数の特定例を示す。

上記例１で与えられるプラントの自動販売機に含まれる実施の形態の変形において、コーヒーマシンの製造者は、顧客にサービスを提供することができ、この場合、顧客はプラント設備のオーナーである。図４において、コーヒーマシンを、場所３０２ｂすなわちプラントのデバイス３２２ｃ〜３２２ｅと考察することができる。コーヒーマシン３２２ｃ〜３２２ｅはそれぞれ、既に説明した（が図４において個別に示さない）従業員ＩＤカードリーダを有し、これによって、各従業員は、マシンでコーヒーを得るときにタグＩＤを送出することができる。各コーヒーマシンは、コーヒーマシンを識別するオブジェクトＩＤを格納することもできる。従業員ＡのタグＩＤがコーヒーマシン３２２ｃで読み出されると、例えば、インターネット３４０に接続されたマイクロプロセッサは、アクションテーブルサーバ３３０にリンクし、コーヒーマシン３２２ｃに対するタグＩＤ及びオブジェクトＩＤをアクションテーブルサーバ３３０に送信する。

一例において、コーヒーマシンの製造者は、アクションテーブルサーバ３３０を自身で維持することができる。従業員に対するタグＩＤ及びそれに対応するコーヒーの好みのリストが、製造者に供給され、定期的にアップデートされる。製造者は、このデータを使用してコーヒーの好みのエントリをアクションテーブルに形成し、それぞれの好みは、プラント３０２ｂのコーヒーマシン３２２ｃ、３２２ｄ、３２２ｅの各々のタグＩＤ及びオブジェクトＩＤによって参照される。したがって、従業員Ａに対するタグＩＤ及びコーヒーマシン３２２ｃに対するオブジェクトＩＤがインターネット３４０上でアクションテーブルサーバ３３０に供給されると、従業員Ａのコーヒーの好みがアクションテーブルから検索される。この場合において、アクションテーブルサーバ３３０は、従業員Ａのコーヒーの好みに対応するコーヒーマシン３２２ｃのコマンドをフォーマット化し、コマンドを、インターネット３４０を通じて、コーヒーマシン３２２ｃの起点インターネットアドレスに戻す。コーヒーマシン３２２ｃは、コマンドを受信し、従業員Ａの好みに応じてコーヒーを与える。コーヒーマシンの製造者は、他のオフィス、プラント等に同様なサービスを提供することができる。例えば、図４の場所３０２ａを、同様にしてインターネット３４０を通じてコーヒーマシンメーカーのアクションテーブルサーバ３３０にアクセスする二つのコーヒーマシン３２２ａ，３２２ｂを有するオフィスとすることができる。

他の変形例において、アクションテーブルサーバ３３０を、個別のサービスプロバイダとする。すなわち、それは、コーヒーマシンの製造者によって維持されず、有料で製造者及び／又はプラントのオーナーにサービスを提供する。この状況において、アクションテーブルは、複数の個別のクライアント及び／又は顧客に対する複数のタイプのエンドサービス又はアクションに対してアクションルックアップサービスを提供することができる。したがって、検索された好みに基づいて付与コマンドを処理するとともに直接コーヒーマシン３２２ｃに戻すことによってリソースを消費することは、アクションテーブルサーバ３３０それ自体にとって望ましくないことがある。したがって、サーバ３３０は、原理的にはルータとして作動することができ、この場合、サーバ３３０によってアクションテーブルから検索されたアクションは、他のサービスサーバに送出され及びそれによって実行される簡単なコマンドを具えてもよく、これによって、サービスを要請し、ユーザのニーズを満足する。

例えば、従業員ＡのタグＩＤ及びコーヒーマシン３２２ｃのオブジェクトＩＤに対応する、アクションテーブルから検索されたアクションを、従業員Ａのデータを含むコーヒーメーカーの製造者のウェブサイトのカスタマイズされたウェブアドレス（例えば、サービスサーバ３５０ａ）とすることができる。特に、カスタマイズされたウェブアドレスは、従業員Ａのコーヒーの好みに対応するコーヒーマシン３２２ｃのコマンド制御を有することができる。さらに、オブジェクトＩＤが、特定の起点コーヒーマシン３２２ｃを独自に識別する識別子である場合、オブジェクトＩＤは、必然的に特定のデバイス識別子（又は特定のデバイスによって付与されるサービスの識別子）以上のものとなる。その場合、アクションテーブルから検索されたカスタマイズウェブアドレスは、特定の起点(originate)コーヒーマシンにおける従業員Ａの好みに対してカスタマイズされる。したがって、サービスサーバ３５０ａ上のカスタマイズされたウェブアドレスは、コーヒーマシン３２２ｃの起点ウェブアドレスを有することもできる。

従業員ＡのタグＩＤ及びコーヒーマシン３２２のオブジェクトＩＤに対応するカスタマイズされたウェブアドレスが、アクションテーブルから検索された後、アクションテーブルサーバ３３０は、アドレスを処理し、サーバ３５０ａ上で従業員Ａのカスタマイズされたウェブアドレスにリンクする。サービスサーバ３５０ａにおいて、カスタマイズされたウェブアドレスの要請によって処理を開始し、その結果、コーヒーマシン３２２ｃにおいて従業員Ａにコーヒーサービスが提供される。したがって、サービスサーバ３５０ａは、カスタマイズされたウェブアドレスで見つけられるようなコーヒーマシン３２２ｃのウェブアドレスにリンクする。カスタマイズされたウェブアドレスで見つけられるような従業員Ａの好みに対する制御コマンドが、サーバ３５０ａによってコーヒーマシン３２２ｃに送信される。したがって、コーヒーマシン３２２ｃにおいて、コーヒーが、従業員Ａの好みに応じて与えられる。

直前に説明した例において、オブジェクトＩＤは、独自に起点デバイスを識別した。したがって、起点デバイスのウェブアドレスは、アクションテーブル又はサービスノードのオブジェクトＩＤに相互に関連された。直前に説明した実施の形態の変形例において、オブジェクトＩＤは、独自に特定の起点デバイスを識別しない。その代わりに、オブジェクトＩＤを、デバイス若しくはシステムの種類の識別子とし、又はデバイス若しくはシステムの種類によって提供されるサービスとすることができる。その場合において、特定の起点デバイスのウェブアドレスをサービスサーバに送信する必要がなく、その結果、リザルトを特定の起点デバイスに戻すことができる。アクションテーブルが、図４の個別のインターネットノード（３３０）の一部であるので、デバイス３２２ａ〜３２２ｆが、パラメータを送信するためにアクションテーブルサーバ３３０にリンクするとき、アクションテーブルサーバ３３０は、自動的に特別の起点デバイス３２２ａ〜３２２ｆのインターネットアドレスを受信する。したがって、アクションテーブルサーバ３３０は、本質的に起点デバイスのウェブアドレスを知り、したがって、（アクションテーブルから検索したアクションに従って）特定の起点デバイスの起点ウェブアドレスをサービスノードに送信することもできる。これによって、サービスノードは、リザルトを、インターネットを通じて起点デバイスに戻すことができる。

例えば、上記コーヒーマシンの例において、コーヒーマシン３２２ｃ〜３２２ｅのメーカ及び型が同一である場合、これらは、同一供給コマンドにそれぞれ応答し、したがって、全てが同一オブジェクトＩＤを有することができる。１アクションは、三つ全てのコーヒーマシンに適用できる従業員Ａ（タグＩＤ）及びオブジェクトＩＤに対応するアクションテーブルサーバ３３０上のアクションテーブルに格納される。（三つの全ての同一のコーヒーマシン３２２ｃ〜３２２ｅに適用できる）タグＩＤ及びオブジェクトＩＤに対して格納されたアクションを、コーヒーメーカー製造者のサーバ３５０ａ上のカスタマイズされたウェブアドレスとすることができる。コーヒーメーカー製造者のサーバ３５０ａ上のウェブアドレスは、コーヒーマシン３２２ｃ〜３２２ｅのようなオブジェクトＩＤによって識別されるコーヒーマシンの種類における従業員Ａの好みに対してカスタマイズされる。

従業員Ａが、特定のコーヒーマシン（例えば、コーヒーマシン３２２ｃ）で従業員ＡのＩＤカードをスワイプするとき、アクションテーブルサーバ３３０は、従業員ＡのタグＩＤ及びコーヒーマシンの種類に対応するオブジェクトＩＤを受信する。さらに、アクションテーブルサーバ３３０は、存在するインターネットプロトコルを通じて特定の起点デバイス３２２ｃのウェブアドレスを知る。タグＩＤ及びオブジェクトＩＤを用いると、アクションテーブルサーバ３３０は、アクションテーブルから検索されるようなコーヒーメーカー製造者のサーバ３５０ａ上のカスタマイズされたウェブアドレスを要請し、特定の起点コーヒーマシン３２２ｃのウェブアドレスをコーヒーメーカー製造者のサーバ３５０ａにも送信する。既に説明したように、コーヒーメーカー製造者のサーバ３５０ａにおいて、カスタムウェブアドレスの要請によって、コーヒーサービスが従業員Ａに提供されるようになる処理を開始する。起点コーヒーマシン３２２ｃを含む、オブジェクトＩＤに対応する種類のコーヒーマシンにおける従業員Ａの好みに対する制御コマンドが、カスタマイズされたウェブアドレスで見つけられる。コーヒーメーカー製造者のサーバ３５０ａは、アクションテーブルサーバ３３０から受信したコーヒーマシン３２２ｃに対するウェブアドレスを用いて、制御コマンドを特定のコーヒーマシン３２２ｃに戻す。

上記例は、人がサービスを要請するデバイスでサービスを提供する必要がないことも示す。例えば、コーヒー自動販売機の例において、従業員は、オフィスの一部においてサービスを開始し、同時に、オフィスの他の部分においてコーヒーマシンでコーヒーを与える。例えば、従業員Ａは、従業員ＡのオフィスのデスクトップＰＣに「コーヒー」アイコンを有することができる。このアイコンがクリックされると、コーヒーマシン３２２ｃのようなオフィスで最も近いコーヒー自動販売機でコーヒーが与えられる。したがって、従業員Ａは、アイコンをクリックし、従業員Ａのコーヒーが待機しているコーヒーマシン３２２ｃのホールに歩いて行くことができる。

特に、ＰＣは、メモリに予め格納されたコーヒーマシン３２２ｃ用の従業員ＡのタグＩＤ及びオブジェクトＩＤを有する。デスクトップＰＣの「コーヒー」アイコンがクリックされると、ＰＣは、従業員ＡのタグＩＤと、オブジェクトＩＤと、必要な場合における特定のコーヒーマシン３２２ｃのウェブアドレスとをアクションテーブルサーバ３３０に送信する。アクションテーブルサーバ３３０及びコーヒーメーカー製造者のサーバ３５０ａによる処理は、上記説明のうちの一つによって進行し、その結果、コーヒーマシン３２２ｃにおいて、従業員Ａの好みに従ったコーヒーが生じる。

既に説明したように、アクションテーブルサーバ３３０を、原理的には特定の人（タグＩＤ）に対する（オブジェクトＩＤで識別されるような）互いに異なる複数のデバイス、システム又はサービスに適用できるアクションテーブルのアクションを格納する市販のサービスとすることができる。アクションテーブルサーバ３３０によってサポートされる種々のサービスを、互いに個別のものとすることができ、個別に支払いを行えるものとすることができる。アクションテーブルを、タグＩＤ、オブジェクトＩＤ及びそれ以外の関連のパラメータを付した新たなアクションを入力することによって新たなサービスを組み込むよう拡張することもできる。

例えば、サーバ３３０が自動コーヒー供給サービスの他に供給することができる他のサービスは、洗濯機の衣料アラームサービスである。したがって、アクションテーブルは、後に詳しく説明するように、コーヒーの好みのサービスを受信する人のタグＩＤ及びそのサービス供給の際に用いられるコーヒーマシンのオブジェクトＩＤを付した既に説明したようなコーヒーの好みのエントリに加えて、オンライン衣料アラームサービスに関連するタグＩＤ及びサービスに関連するオブジェクトＩＤに対応するアクションエントリも有する。

衣料アラームサービスの例において、デバイス３２２ｂを、家３０２ａの洗濯機とする。洗濯機は、例えば、洗濯機に入れられる衣類の磁気ストリップを読み出す磁気リーダを有する。後に詳しく説明するように、磁気ストリップを、製造者によって１点の衣類に組み込むとともに、製造者及び１点の衣類の識別子を用いてコード化することができる。洗濯機３２２ｂのマイクロプロセッサに関連したメモリは、タグＩＤを具える任意の衣類識別子を格納する。説明を簡単にするために、（公序良俗違反につき、不掲載）の青色の綿のＴシャツを表すそのような一つの衣類識別子は、後に説明するように、読み出され及び格納されると考えられる。一旦、全ての衣類が入れられると、ユーザは、（「熱湯洗浄、コールドリンス、規則的なサイクル」のような）所望の設定を洗濯機に入力し、スタートを押す。

開始を押したとき、衣類識別子が洗濯機３２２ｂのメモリに格納されるので、洗濯機は、すぐに始動せず、最初に衣類アラームサービスを行う。洗濯機３２２ｂのマイクロプロセさは、インターネット３４０に接続され、アクションテーブルサーバ３３０にリンクする。洗濯機３２２ｂは、複数のパラメータ、すなわち、衣類識別子（タグＩＤ）及び洗濯機識別子（オブジェクトＩＤ）並びに洗濯機設定（他のパラメータ）をアクションテーブルサーバ３３０に送信する。アクションテーブルサーバ３３０は、受信したタグＩＤ及びオブジェクトＩＤを用いて、対応するアクションを、（公序良俗違反につき、不掲載）の青色の綿のＴシャツに対する洗濯インストラクションに関連したアクションテーブルから検索する。

アクションは、例えば、青色の綿のＴシャツに対する洗濯インストラクションに関連する（公序良俗違反につき、不掲載）のサーバ（例えば、サーバ３５０ｃ）上のカスタマイズされたウェブアドレスを有することができる。検索されたアクションは、アクションテーブルサーバ３３０に命令し、洗濯機３２２ｂの起点アドレスに従って、サーバ３５０ｃ上のカスタマイズされた（公序良俗違反につき、不掲載）のウェブアドレスにリンクするとともにそれに洗濯マシン設定を送信することができる。カスタマイズされた（公序良俗違反につき、不掲載）のウェブアドレスにリンクするとともに、入力として洗濯機設定を送信することによって、（公序良俗違反につき、不掲載）サーバは、青色の綿のＴシャツに対する（公序良俗違反につき、不掲載）の洗濯インストラクションの観点から洗濯機設定が適切であるか否かを評価するよう要請される。洗濯機設定がシャツに対して不適切である場合、（公序良俗違反につき、不掲載）サーバ３５０ｃは、アラームの形態でリザルトを洗濯機３２２ｂに戻す。設定が適切である場合、処理された信号が洗濯機３２２ｂに送信され、その結果、洗濯機３２２ｂは、その洗濯サイクルを開始することができる。説明したように、（公序良俗違反につき、不掲載）サーバ３５０ｃは、リザルトを直接洗濯機３２２ｂに送信する。その理由は、アクションテーブルサーバ３３０が、他の洗濯機設定パラメータを有する洗濯機３２２ｂのウェブアドレスを（公序良俗違反につき、不掲載）サーバ３５０ｃに送信するからである。

再度説明すると、本実施の形態のアクションテーブルサーバ３３０は、原理的にはインターネット上のサービスサーバ３５０ａ，３５０ｂ，３５０ｃ，．．．，３５０ｎ，．．．に対するアクションコマンドのルックアップテーブル及びルータとしての役割を果たす。アクションテーブルから検索したアクションの実行を分離するとともに、検索されたアクションの実行をインターネット上の個別のサービスサーバに配置することによって、アクションテーブルサーバは、更に多くのヒットを収容することができる。その理由は、処理が、対応するコマンドの検索及びサービスサーバに対するルーティングに制約されるからである。さらに、サービスすることができる機能の個数及びタイプは、理論的には、インターネットに接続されるとともにサービス又はリザルトを提供する任意のサービスを含むよう動的に拡張することができる。アクションテーブルが一様なフォーマットを有するので、（すなわち、アクションは、タグＩＤと、オブジェクトＩＤと、あり得る場合の他のパラメータとが付されるので、）存在するサービスに対する新たなエントリ及び新たなサービスに対する新たなエントリを有するように、アクションテーブルを容易に拡張することができる。したがって、例えば、図４及びそれ以外の複数のものに関連してここに与えられる特定例の全てを、アクションテーブルサーバ３３０のアクションテーブルによってサポートすることができる。さらに、動作及びヒットの数が増加すると、他のアクションテーブルサーバを導入して、処理速度を増大することができ、この場合、各アクションテーブルは、アクションテーブルが格納される包括的な(comprehensive)データベースにアクセスする。各アクションテーブルサーバは、サービスのグループに対するエントリが格納される個別のデータベースを有することができる。

複数種類の本実施の形態の最後の例として、上記ペーパーオーダーの例の変形を用いる。このケースにおいて、デバイス３２２ｆを、処理及び表示機能（例えば、ＰＤＡ機能）を有する携帯電話とする。携帯電話３２２ｆは、が最も近い（公序良俗違反につき、不掲載）に標準的なオーダーをしたいときにユーザが選択する（公序良俗違反につき、不掲載）のアイコンを有する。このアイコンを選択することによって、携帯電話プロセッサは、携帯電話識別番号（タグＩＤ）及び（公序良俗違反につき、不掲載）識別子（オブジェクトＩＤ）を、インターネット３４０を通じてアクションテーブルサーバ３３０に送信する。本例において、携帯電話の送信は、無線ゲートウェイを通じてインターネットにアクセスする必要がある。

アクションテーブルサーバ３３０は、携帯電話識別番号（タグＩＤ）及び（公序良俗違反につき、不掲載）識別子（オブジェクトＩＤ）を携帯電話３３２ｆから受信し、それを使用して、対応するアクションコマンドをアクションテーブルから検索する。アクションテーブルから検索したアクションの第１構成要素は、例えば、タグＩＤを有する携帯電話３２２ｆに対してカスタマイズされた（サーバ３５０ｄのような）携帯電話サービスプロバイダのサーバの特定のウェブアドレスを有する。アクションテーブルサーバ３３０は、カスタマイズされたウェブアドレスにリンクし、これによって、携帯電話サービスプロバイダサーバ３５０ｄで要請される処理は、（１）携帯電話３２２ｆにサービスを行う基地局によって知られる径庭電話３２２ｆの適切な位置の決定と、（２）携帯電話３２２ｆの適切な位置の携帯電話サービスプロバイダサーバ３５０ｄからアクションテーブルサーバ３３０への送信とを有する。

アクションテーブルサーバ３３０が携帯電話３２２ｆの位置を受信した後、アクションテーブルから検索したアクションの第２構成要素が開始される。アクションテーブルから検索したアクションの第２構成要素は、タグＩＤを有する携帯電話３２２ｆに対応する（サーバ３５０ｅのような）（公序良俗違反につき、不掲載）のサーバの特定のウェブアドレスも有する。（公序良俗違反につき、不掲載）のサーバ３５０ｅの特定のウェブアドレスは、携帯電話所有者の標準的なオーダーを有する。アクションテーブルサーバ３３０は、（公序良俗違反につき、不掲載）のサーバ３５０ｅ上の特定のアドレスにリンクし、携帯電話の位置を（公序良俗違反につき、不掲載）のサーバ３５０ｅに送信する。（公序良俗違反につき、不掲載）のウェブアドレスにリンクすることによって、（公序良俗違反につき、不掲載）のサーバで要請される処理は、携帯電話位置に対する最も近い（公序良俗違反につき、不掲載）の位置の決定と、携帯電話番号に従って決定した最も近い（公序良俗違反につき、不掲載）に対する表銃的なオーダーの送信とを有する。（公序良俗違反につき、不掲載）の受信を行うことによって、適切なピザを作るとともに、ピザを配達するアドレスを見つけるために携帯電話の呼び出しを行う。

したがって、本例は、最終リザルトに到達する前に（アクションテーブルサーバノードに戻る）連続的なサーバによって実行されるものとしてアクションテーブルから検索されるアクションも示す。このケースにおいて、ユーザの携帯電話上のアイコンを単に押すことによって、自動的にユーザに最も近いサービスセンタ（（公序良俗違反につき、不掲載））から標準的なサービス（ピザオーダー）の配達が行われる。

上記例におけるタグＩＤ、オブジェクトＩＤ及びそれ以外のパラメータに対応するアクションテーブルのエントリ（コマンド）のコンパイル及び予格納を、複数の一般的な方法及びこの分野で周知のプログラム技術のうちの任意のものにおいて行うことができる。アクションテーブルを構築するために選択された特定の方法又は技術は、例えばプラント若しくはローカル環境の一つ又は少数のサービス専用のローカルサーバ又は互いに相違する複数のエンドサーバ又はユーザに対する個別の商用のエンティティによって提供される個別のサービス及びルーティングノードでアクションテーブルサーバの果たす役割にほぼ対応する。後者の場合、アクションテーブルサーバは、ユーザがアクセス可能であるとともに好みの変化に対するアクションテーブルエントリを調整するインターネット「アカウント」を提供することができる。

本発明の実施の形態を、ここでは添付図面を参照して説明したが、本発明は、これらの実施の形態そのものに制限されるものではなく、発明の範囲は、添付した請求の範囲によって規定される。

本発明のネットワークの第１の実施の形態である。 本発明に含まれる方法の実施の形態である。 本発明のネットワークの実施の形態である。 本発明のネットワークの他の実施の形態である。 本発明のネットワークの他の実施の形態である。

Claims (21)

1. カスタマイズされたサービスをネットワークで提供するシステムであって、
   ａ）ユーザとユーザに関連したプロダクトとのうちの一方の識別子（タグＩＤ）及び前記カスタマイズされたサービスの識別子（オブジェクトＩＤ）を提供する少なくとも一つの起点デバイスと、
   ｂ）関連のアクションテーブルを有し、前記タグＩＤ及びオブジェクトＩＤを前記少なくとも一つの起点デバイスから受信し、少なくとも受信したタグＩＤ及びオブジェクトＩＤを用いて、前記アクションテーブルの対応するアクションを調べるプロセッサと、
   ｃ）前記アクションを受信するとともに前記アクションの少なくとも一部を実行し、これによって、前記カスタマイズされたサービスを具えるリザルトを発生するサービスノードとを具え、
   前記タグＩＤとオブジェクトＩＤとの関係は、前記カスタマイズされたサービスのための前記アクションテーブル内に、定期的に更新され、前記カスタマイズされたサービスは、前記サービスノードにおいて、または前記サービスノードにより前記ユーザのために行われる物理的な活動であることを特徴とするシステム。
2. 前記少なくとも一つの起点デバイスが、前記タグＩＤを入力として受信する関連の入力部を有することを特徴とする請求項１記載のシステム。
3. 前記アクションを受信するとともに前記アクションの少なくとも一部を実行する前記サービスノードが、前記少なくとも一つの起点デバイスに対応し、前記起点デバイスが、前記カスタマイズされたサービスを具えるリザルトを発生することを特徴とする請求項１記載のシステム。
4. 単一のサーバが前記プロセッサ及びサービスノードを具えることを特徴とする請求項３記載のシステム。
5. 前記オブジェクトＩＤによって識別されるカスタマイズされたサービスの少なくとも一部が、前記起点デバイスによって提供されることを特徴とする請求項１記載のシステム。
6. リザルトを発生するために前記サービスノードによって前記アクションの少なくとも一部を実行するに際し、受信したアクションに基づいて制御コマンドを発生し、その制御コマンドを前記起点デバイスに送信し、前記制御コマンドが、提供されるカスタマイズされたサービスに対応する起点デバイスに提供されることを特徴とする請求項５記載のシステム。
7. 前記プロセッサが、前記タグＩＤ及びオブジェクトＩＤの他に少なくとも一つのパラメータを受信し、前記プロセッサが、前記タグＩＤ及びオブジェクトＩＤに従う受信した少なくとも一つのパラメータを用いて、前記アクションテーブルの対応するアクションを調べることを特徴とする請求項１記載のシステム。
8. 前記アクションを受信するとともに前記アクションの少なくとも一部を実行するサービスノードが、プロセッサ及び関連のアクションテーブルを有するネットワークノードから分離したネットワークノードのサービスサーバを具えることを特徴とする請求項１記載のシステム。
9. 前記オブジェクトＩＤによって識別されるカスタマイズされたサービスの少なくとも一部が、外部サービスプロバイダによって提供されることを特徴とする請求項１記載のシステム。
10. リザルトを発生するために前記サービスノードによってアクションの少なくとも一部を実行するに際し、受信したアクションに基づいてインストラクションを発生し、そのインストラクションを前記外部サービスプロバイダに送信し、前記カスタマイズされたサービスに対応するインストラクションが、前記外部サービスプロバイダによって提供されることを特徴とする請求項９記載のシステム。
11. 前記システムが、カスタマイズされた複数のサービスを提供し、サービスの各々が前記オブジェクトＩＤによって識別され、そのようにカスタマイズされたサービスの各々が、複数のタグＩＤに提供され、少なくとも一つのアクションを有するアクションテーブルが、そのようにカスタマイズされたサービスに対するオブジェクトＩＤ及びタグＩＤの組合せの各々に対応することを特徴とする請求項１記載のシステム。
12. 前記システムが複数のサービスノードを具え、前記アクションテーブルで調べられた特定のアクションが、前記アクションを受信するサービスノードを決定することを特徴とする請求項１１記載のシステム。
13. 前記サービスノードによるアクションの少なくとも一部を実行するに際し、補足的なアクションを発生し、その補足的なアクションを第２のサービスノードに送信し、その第２のサービスノードが、前記補足的なアクションを使用して、前記カスタマイズされたサービスを具える追加的なリザルトを発生することを特徴とする請求項１記載のシステム。
14. 前記オブジェクトＩＤによって識別されるカスタマイズされたサービスの少なくとも一部が、前記起点デバイスから分離したサービスデバイスによって提供されることを特徴とする請求項１記載のシステム。
15. リザルトを発生するために前記サービスノードによりアクションの少なくとも一部を実行するに際し、受信したアクションに基づいて制御コマンドを発生し、その制御コマンドを前記サービスデバイスに送信し、前記制御コマンドが、提供されるカスタマイズされたサービスに対応するサービスデバイスに供給されることを特徴とする請求項１４記載のシステム。
16. カスタマイズされたサービスをネットワークで提供する方法であって、
    ａ）ユーザとユーザに関連したプロダクトとのうちの一方の識別子（タグＩＤ）及び前記カスタマイズされたサービスの識別子（オブジェクトＩＤ）を発生するステップと、
    ｂ）前記タグＩＤ及びオブジェクトＩＤを、個別の処理ノードに送信するステップと、
    ｃ）少なくとも受信したタグＩＤ及びオブジェクトＩＤに基づいて、前記処理ノードのアクションを決定するステップと、
    ｄ）決定したアクションを実行し、決定したアクションに基づいてリザルトを発生し、発生したリザルトが、前記カスタマイズされたサービスを具えるステップとを具え、
    前記タグＩＤとオブジェクトＩＤとの関係は、前記カスタマイズされたサービスのための前記アクションテーブル内に、定期的に更新され、前記カスタマイズされたサービスは、サービスノードにおいて、またはサービスノードにより前記ユーザのために行われる物理的な活動であることを特徴とする方法。
17. 前記タグＩＤ及びオブジェクトＩＤを発生するステップが、ユーザの近傍の起点デバイスで生じることを特徴とする請求項１６記載の方法。
18. 前記タグＩＤ及びオブジェクトＩＤを発生するステップが、少なくとも一つの他のパラメータの発生を含むことを特徴とする請求項１６記載の方法。
19. 前記処理ノードのアクションを決定するステップが、受信したタグＩＤ及びオブジェクトＩＤに加えた少なくとも一つの他のパラメータに基づくことを特徴とする請求項１６記載の方法。
20. 前記アクションを実行するとともに、決定したアクションに基づいてリザルトを発生するステップが、前記処理ノードから離間して生じることを特徴とする請求項１６記載の方法。
21. 前記アクションの少なくとも一部の実行及びリザルトの発生が、サービスノードで生じることを特徴とする請求項２０記載の方法。

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