JP4369266B2 - ピックアップ駆動装置、およびピックアップ駆動装置を備えた記録媒体駆動装置 - Google Patents

ピックアップ駆動装置、およびピックアップ駆動装置を備えた記録媒体駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、ディスクに記録された情報の再生および/または記録を実施するピックアップ駆動装置およびピックアップ駆動装置を備えた記録媒体に関する。
従来、CDやDVDなどの光学式記録媒体に記録されている情報を記録したり、または記録されている情報を再生したりするピックアップ装置を、CDやDVDの記録面に沿って移動させるピックアップ駆動装置が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1のピックアップ駆動装置は、電動機により回転駆動される駆動歯車と、互いに平行な2本のガイドシャフトによりディスクの径方向への移動を案内されるとともにピックアップが固定されているピックアップ支持部材と、このピックアップ支持部材に取り付けられているとともに駆動歯車と噛み合うラック歯車が形成されている駆動部材と、ピックアップ支持部材に取り付けられているとともにラック歯車の略全長に亙る部分を駆動歯車に対して噛み合う方向に付勢する板バネとにより構成されている。また、このような構成において、ピックアップとディスクの記録面との隙間を微調整するためにガイドシャフトの高さ調整を可能にした構成が知られている。
特開平9−139030号公報(第3〜4頁,図1,図2)
特許文献1に記載されているピックアップ駆動装置では、ピックアップ支持部材に取付けられている駆動部材の駆動歯車に当接する当接面は、ディスクの記録面に略垂直となるフォーカス方向に平行に形成されている。しかし、この構成では、ピックアップとディスクの記録面との隙間寸法を調整するために、ガイドシャフトの高さを調整すると、一方のガイドシャフトと他方のガイドシャフトとの高さに差が生じる。このため、ピックアップ支持部材がガイドシャフトを中心に回動して姿勢が変更される。これに伴って駆動部材の当接面も回動し、当接面は、駆動歯車から遠ざかったり、近づいたりする。このため、当接面が駆動歯車から離れる向きに傾いた場合には、当接面は、駆動歯車の駆動力を受けにくくなり、ピックアップ支持部材の駆動に支障が生じる可能性がある。また、ピックアップ支持部材の当接面が駆動歯車に近づく向きに傾いた場合、当接面によって駆動歯車を強く押さえつけることになり、駆動歯車の回転に支障が生じる。従って、このような駆動部材の当接面と駆動歯車の歯車面との当接角度を考慮してガイドシャフトの調整を実施する必要があり、作業が煩雑となり、生産コストも高くなる。
本発明の目的は、ピックアップ装置を支持する支持部材の姿勢を変更したとしてもピックアップ装置に良好に動力を伝達できるピックアップ駆動装置、およびピックアップ駆動装置を備えた記録媒体駆動装置を提供することである。
本発明のピックアップ駆動装置は、ピックアップ装置を支持する支持部材と、前記支持部材を摺動自在に支持するとともに、互いに平行に設けられる高さ調整が可能な一対の支持軸と、前記支持部材を前記支持軸に沿って摺動させるリードスクリューと、を備えたピックアップ駆動装置であって、前記ピックアップ装置は、前記支持軸の高さ調整により前記支持部材の姿勢が変化することで、一対の前記支持軸のうちいずれか一方を回転中心として回動可能に設けられ、前記支持部材は、前記リードスクリューの軸心方向に略平行に形成されるとともに前記リードスクリューに当接するスクリュー当接面を有し、このスクリュー当接面は、前記ピックアップ装置が再生および/または記録するディスクの記録面に略直交するフォーカス方向と、フォーカス方向に直交するとともに前記支持軸に略平行となる面方向との双方に対してそれぞれ交差する角度に形成されるとともに、一対の前記支持軸のうち、いずれか1つを回動中心軸として、この回動中心軸から前記リードスクリューまでの距離を半径とする円弧と、前記リードスクリューと、の接点における接線方向に略沿った曲面状に形成されることを特徴とする。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6には、本実施形態の記録媒体駆動装置が示されている。
[記録媒体駆動装置の構成]
図1は、本実施形態の記録媒体駆動装置の斜視図である。図2は、記録媒体駆動装置の分解斜視図である。図1、図2において、100は記録媒体駆動装置である。この記録媒体駆動装置100は、内部に記録媒体を収納して記録媒体に情報を記録し、または記録された情報の再生を行う。この記録媒体駆動装置100に収納される記録媒体としては、例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などのディスクをそのままの状態で用いるベアディスクタイプの記録媒体や、これらの光ディスクをカートリッジに収納して用いるカートリッジタイプの記録媒体を使用することができる。そして、このような記録媒体駆動装置100は、例えばパーソナルコンピュータなどの端末機器やオーディオ機器などに収納可能とされるものや、これらの端末機器やオーディオ機器の外部に外付け用ドライブとして設置するものなどがある。なお、この記録媒体駆動装置は、上記のような端末機器やオーディオ機器の周辺機器としての利用に限られず、ポータブルCDプレイヤなどのように単一で利用可能な装置や、その他光ディスクあるいは磁気ディスクを用いた記録媒体を駆動する様々な装置を対象とすることができる。
記録媒体駆動装置100は、平面略矩形形状のフレーム10と、このフレーム10の内部に取り付けられているベース部材20と、フレーム10に出し入れ可能とされるトレイ30と、フレーム10の上面を覆うクランプ機構40と、フレームの外周面を覆う金属製の図示しないケーシングとを備えている。
〔フレームの構成〕
フレーム10は、合成樹脂などから形成される部材である。このフレーム10は底部11が略平面長方形の平板状となる略箱型形状に形成されている。この底部11の短辺側周縁部の一方に一体形成された背面部12と、底部11の周縁部の短辺側の他方に底部11から立ち上がって一体形成される前面部14と、底部11の周縁部の両長辺側に一体形成される2つの側面部15と、を備え、これらの側面部15及び背面部12とで囲まれ底部11と対向する上面開口部13が形成されている。
ここで、この記録媒体駆動装置100において、記録媒体駆動装置100の横置き、縦置きの状態によらず、上面開口部13側を上面側、それに対する底部11側を下面側、背面部12側を背面側、前面部14側を前面側と定義する。また、前面側−背面側に沿う方向を進退方向とし、下面から上面に向かう方向、すなわち記録媒体駆動装置に格納されたディスクの記録面に略垂直となる方向をフォーカス方向とし、進退方向と上下方向とに直交する方向を側面方向とする。
底部11には、周縁部に側面部15、前面部14、および背面部12が設けられ、その内側に空洞部が設けられている。この空洞部は図示しない電気回路が収納されるスペースであり、この電気回路によって記録媒体駆動装置100の動作が制御されている。
背面部12は、下面側に図示しない外部端子部があり、この外部端子部はフレーム内で底部11に設けられている電気回路と電気的に接続されている。この外部端子部は、例えば、記録媒体駆動装置へ電力を供給するための電源ケーブル接続部や、パーソナルコンピュータなどの外部機器との接続を可能とする外部端子接続部などを備えている。記録媒体駆動装置100で再生および/または記録される情報は、主としてこの外部端子から入出力されている。
側面部15の内壁には、トレイ30を摺動自在に支持する摺動片150が進退方向に亘って設けられている。また、側面部15の背面側にはベース部材20が揺動自在に取り付けられている。
前面部14は、背面部12及び側面部15よりも図におけるフォーカス方向への寸法が小さく形成されていて、この前面部14の上面側にトレイ30が出し入れされる前面開口部141が設けられている。また、前面部14には図示しない操作部が設けられていて、この操作部は底部11に設けられている電気回路に接続されている。この操作部には、例えば、トレイ30を出し入れするためのイジェクトボタンや、音量を調整するためのボリュームつまみ、イヤホンの挿入口などが含まれている。
〔ベース部材の構成〕
図3は、記録媒体駆動装置100のクランプ機構40とトレイ30とを取り除いた平面図であり、図4は、チルトベースの構成を示す平面図である。図2ないし図4において、ベース部材20は、ディスクテーブル23が設けられたメカベース21と、このメカベース21に対してピン22Aを中心に傾斜自在に取り付けられたチルトベース22とを備え、メカベース21にはチルトベース22の傾斜角度を調整する傾斜角度調整機構20Aが設けられている。
メカベース21とチルトベース22とは、それぞれ、例えば、金属製の板材をプレス成型などすることで形成されている。チルトベース22のディスクテーブル23より背面側には、記録再生機構配置用孔部26が設けられていて、この記録再生機構配置用孔部26にピックアップ装置70Aを備えた記録再生機構70が設けられている。
ディスクテーブル23は、メカベース21の前面側から所定距離離れ、かつ、側面方向において略中心となる位置に、フォーカス方向を回転軸として回転可能に取り付けられている。ディスクテーブル23は、メカベース21より上面側に突出して設けられている。この構成により、例えば円盤状の記録媒体であるディスクをディスクテーブル23に載置する際、ディスクがベース部材20に接触することを防止している。このディスクテーブル23に下面側にはモータなどの図示しない回転駆動機構が設けられていて、この回転駆動機構は前記電気回路および電気通電部を有する合成樹脂製のフレキシブル基板などによって電気的に接続されている。前記電気回路から駆動命令の電気信号が伝達されると、この回転駆動機構がディスクテーブル23を高速回転させる。
ディスクテーブル23は、ディスクを載置する載置部232と、載置部232の中心に設けられて上面側が径小となるテーパ状のテーパ部231とを備えている。光ディスクなどのディスクは、略中心に円状孔部を有し、テーパ部231がこの円状孔部に係合される。また、図3に示すように、載置部232の上面側にはディスクの面を保護するとともに滑り止めとなる合成樹脂製のシート部材232Aが接着され、テーパ部231の上面側には磁石231Aが取り付けられている。シート部材232Aによってディスクテーブル23が高速回転してもディスクが滑ることがなく、従ってディスクの記録面を傷つけることがない。
また、メカベース21の前面側の一方の角部には、前面側に突出した検出基板取付部211が形成されている。この検出基板取付部211の下面側には平板状の検出基板60が固定されている。この固定には、ねじによる固定等が適用できる。検出基板60上には、検出スイッチ61が上面側に向かって立設されていて、この検出スイッチ61は、ベース部材20の下面側に伸びる図示しない配線を介して、前記電気回路に接続されている。検出スイッチ61の先端部には、検出ピン611が上面側に向かって設けられている。この検出ピンは、例えば、トレイ30にカートリッジタイプのディスクが載置された場合において、そのカートリッジの書込み可、不可などの情報を読み取るために用いられる。
図3、図4において、傾斜角度調整機構20Aは、ピックアップ装置70Aに設けられてディスクとの距離を検知するセンサ70A1と、チルトベース22の端部側に設けられたガイドピン20A2と、このガイドピン20A2の周面に当接されメカベース21に回動自在に設けられたカム部材20A3と、このカム部材20A3と噛合される歯車機構20A4と、この歯車機構20A4をセンサ70A1からの信号を受けて正逆回転させるモータ20A1とを備えている。傾斜角度調整機構20Aは、ディスクテーブル23に載置されたディスクが撓んで径方向に沿って湾曲した場合、この湾曲面との距離が一定となるようにピックアップ装置70Aを傾斜させるものである。例えば、ディスクが外周縁に向かうに従って上方に反っている場合には傾斜角度調整機構20Aを作動させてチルトベース22ごと記録再生機構70を上方に移動させる。逆に、ディスクが外周縁に向かうに従って下方に反っている場合には傾斜角度調整機構20Aを作動させてチルトベース22ごと記録再生機構70を下方に移動させる。
〔記録再生機構の構成〕
図5(A)は、記録再生機構70の側面方向を模式的に示す断面図である。図5(B)は、(A)の主軸をフォーカス方向の上面側に移動させたときの断面図である。図5(C)は、(A)の主軸をフォーカス方向の下面側に移動させたときの断面図である。図6(A)は、記録再生機構70の側面方向を模式的に示す断面図である。図6(B)は、(A)の副軸をフォーカス方向の下面側に移動させたときの断面図である。図6(C)は、(A)の副軸をフォーカス方向の上面側に移動させたときの断面図である。なお、これらの図5、図6においては、内容を理解しやすくするため、リードスクリュー752の断面径寸法が小さく表示されている。
記録再生機構70は、ディスクの読み書きのためのピックアップ装置70Aと、このピックアップ装置70Aを支持し、トラッキング方向への移動、すなわち進退方向への移動を可能にするピックアップ駆動機構70Bと、を備えている。ピックアップ装置70Aは、レンズ71を備えている。ピックアップ装置70Aは、例えば、ディスクの記録面にレーザー光線を照射して、情報の記録および/または再生を可能としている。情報の再生では、記録面にレンズ71を通過させたレーザー光線を照射して反射されたものを収集し、この時の反射された量から記録面に応じた情報を得ることで情報を再生している。また、情報の記録では、例えば、記録面にレンズ71を通してレーザー光線などの強い光線を照射し、記録面にその情報の信号に応じた情報を記録している。
ピックアップ駆動機構70Bは、ピックアップ装置70A支持する支持部材としてのピックアップ支持部72と、このピックアップ支持部72を摺動可能に支持する支持軸としての主軸74Aと、主軸74Aに略平行に取付けられるとともに主軸74Aと同様にピックアップ装置70Aを摺動自在に支持する支持軸としての副軸74Bと、ピックアップ支持部72をトラッキング方向に摺動させる駆動部75と、を備えている。
ピックアップ支持部72には、図示しない回路が設けられ、この回路とピックアップ装置70Aとが電気的に接続されている。この回路には、配線回路が配置されたフレキシブル基板などによって、前記フレーム10の底部11に設けられる図示しない電気回路に電気的に接続されている。そして、この電気回路から、ディスクの再生および/または記録の命令が伝達されると、ピックアップ支持部72の回路を介してピックアップ装置70Aがディスクの再生および/または記録を実施する。また、ピックアップ装置70でディスクから取得した情報およびディスクに記録する情報も、この回路を通して前記電気回路に伝達されている。
また、ピックアップ支持部72は、図5(A)、図6(A)に示すように、主軸受部721と、副軸受部722と、駆動部材76と、を備えている。主軸受部721および副軸受部722は、ピックアップ支持部72の両側面側に設けられている。主軸受部721には、トラッキング方向に貫通する主軸挿通孔721Aが形成されていて、この主軸挿通孔721Aに主軸74Aが挿通される。この主軸挿通孔721Aの孔径は、主軸74Aの直径と略同寸法に形成されている。そして、主軸挿通孔721Aの内周面と主軸74Aの外周面との間には、例えばグリースなどの潤滑剤が塗布されていて、主軸受部721は、主軸74A上をスムーズに摺動できる構成となっている。これにより、主軸受部721は、主軸挿通孔721Aの内周面を主軸74Aの外周面に当接させて、ガタを確実に防止して主軸74Aに取付けられる。
副軸受部722には、トラッキング方向に延びて副軸挿通溝722Aが形成されている。この副軸挿通溝722Aは、フォーカス方向の幅寸法が副軸74Bの径寸法と略同寸法に形成されて、側面方向には開口部722Bが形成されている。この副軸受部722の副軸挿通溝722Aに副軸74Bが挿通されている。副軸挿通溝722Aと副軸74Bとの間には、例えばグリースなどの潤滑油が塗布されていて、副軸74Bと副軸挿通溝722Aとの摺動をスムーズにしている。また、開口部722Bは、ピックアップ支持部72の摺動をよりスムーズにするための遊びとして機能する。この遊びは、主軸74Aが主軸挿通孔721Aに挿通されて側面方向へのガタなく支持されている状態であるため、衝撃などを受けて僅かな歪みが生じた場合に、副軸74Bが側面方向に逃げられるように設けられている。
駆動部材76は、ピックアップ支持部72の下面側と主軸受部721が形成される側面との角部に形成されている。駆動部材76は、ピックアップ支持部72に固定される固定部761と、固定部761から後述する駆動部75のリードスクリュー752側に延びる接続部762と、接続部762の先端部に形成される当接部材取付部763と、当接部材取付部763に取り付けられて、リードスクリュー752と当接するスクリュー当接面764を備えた当接部材765と、スクリュー当接面764をリードスクリュー752側に付勢する図示しない付勢手段と、を備えている。
当接部材765は、スクリュー当接面764がリードスクリュー752の軸心方向と略平行で、かつフォーカス方向とフォーカス方向に略垂直となる面方向とに交差するスクリュー当接面764を備えて形成される。スクリュー当接面764は、例えば、後述するスキューねじ80によって主軸74Aの高さが調整される場合、図5に示すように副軸74Bの軸心を中心軸として副軸74Bからリードスクリュー752までの距離を半径とする円弧とリードスクリュー752との接点における接線方向に形成されている。また、スキューねじ80によって副軸74Bの高さが調整される場合、スクリュー当接面764は、図6に示すように主軸74Aの軸心を中心軸として主軸74Aからリードスクリュー752までの距離を半径とする円弧とリードスクリュー752との接点における接線方向に形成される。
また、スクリュー当接面764は、上記の主軸74Aを中心軸とする円弧と、副軸74Bを中心軸とする円弧との略中間に描かれる曲面とリードスクリュー752との接線方向に形成されているものであってもよい。この場合、主軸74Aを中心とする円弧と、副軸74Bを中心とする円弧とは、半径差があるが、本実施の形態では、図示しない付勢手段によってスクリュー当接面764はリードスクリュー752側に付勢されているので、スクリュー当接面764とリードスクリュー752との間に隙間ができることはない。従って、主軸74Aと副軸74Bとのどちらのスキュー高さを調整したとしても、スクリュー当接面764は、リードスクリュー752に当接することが可能となる。なお、ここで言うスキュー高さの調整とは、主軸74Aまたは副軸74Bのどちらか一方あるいは両方の高さを調整して記録再生機構70の側面方向の傾きを変える調整だけでなく、主軸74Aまたは副軸74Bの一端部を他端部に対して高さ調整して、記録再生機構70の進退方向の傾きを変える調整も含むものである。
そして、このスクリュー当接面764の面上には、リードスクリュー752のスクリュー溝に噛合する図示しないラックが形成されていて、リードスクリュー752の回転はトラッキング方向への動力として駆動部材76を介してピックアップ支持部72に伝達される。なお、本実施の形態では、リードスクリュー752が主軸74Aおよび副軸74Bよりも下面側に位置しているため、スクリュー当接面764は、上面側が側面方向に突出する傾斜面に形成されたが、これは、リードスクリュー752の位置によって変化するものである。
スクリュー当接面764をリードスクリュー752側に付勢する付勢手段は、例えば、駆動部材76の固定部761と当接部材取付部764との間に設けられるコイルばねやその他弾性部材が挙げられる。また、これらに限らず、接続部762が板ばねをして機能し、当接部材取付部764をリードスクリュー752側に付勢する構成であってもよい。接続部762を板ばねとして構成することでその他のコイルばねなどの弾性部材を不要にでき、部品点数の削減を図れる。
主軸74Aおよび副軸74Bは、金属製の円柱状部材であり、記録再生機構配置用孔部26のトラッキング方向に跨って、チルトベース22に取り付けられている。この時、主軸74Aおよび副軸74Bは、チルトベース22に形成されるガイド壁27に位置決めされた状態で、スキューねじ80をチルトベース22に螺合させて固定されている。
チルトベース22に形成されるガイド壁27は、主軸74Aおよび副軸74Bを間に挟んでそれぞれ1対ずつ設けられている。また、このガイド壁27は、プレス成型などの板金加工によって、チルトベース22に一体形成され、ガイド壁27の間隔は、主軸74Aおよび副軸74Bの直径に対して僅かに大きく形成されている。
スキューねじ80は、ベース部材20のチルトベース22に予め設けられた図示しない雌ねじ孔に螺合されて固定されている。そして、このスキューねじ80の図示しない雄ねじ部に主軸74Aおよび副軸74Bの先端部の円柱端面が当接して、主軸74Aおよび副軸74Bは、トラッキング方向へ位置決めされる。そして、スキューねじ80の頭部は主軸74Aおよび副軸74Bの先端部の円柱外周面に当接して、主軸74Aおよび副軸74Bは、フォーカス方向(チルトベース22への近接離隔方向)へ位置決めされる。また、このスキューねじ80は、チルトベース22への螺合程度を調節することで、チルトベース22からスキューねじ80の頭部までの距離を調節することができ、これによって主軸74Aおよび副軸74Bの高さを調節できる。このように主軸74Aおよび副軸74Bの高さを調整することで、ピックアップ装置70Aとディスクとの距離の調整を可能にしている。
また、図4に示すように、主軸74Aおよび副軸74Bとチルトベース22との間には、固定ねじ81でチルトベース22に固定されたトーションバー82が設けられて、主軸74Aおよび副軸74Bをスキューねじ80の頭部に付勢している。この付勢力によって、主軸74Aおよび副軸74Bは、フォーカス方向と側面方向との双方に同時に付勢される。このため、主軸74Aおよび副軸74Bは、スキューねじ80の頭部と、1対のガイド壁27のうちどちらか一方と、に当接して位置決めされ、主軸74Aおよび副軸74Bのガタを防止できる。なお、ここでは、トーションバー82で主軸74Aおよび副軸74Bを付勢する構成を示したが、これに限らず、例えば、板ばねなどを用いた構成としてもよい。
駆動部75は、ピックアップ支持部72を進退させる機構であり、リードスクリュー752と、リードスクリュー752の一端部に設けられるスクリュー駆動部751と、他端部に設けられリードスクリュー752の回転を受けるスクリュー軸受部755とを備えている。
この駆動部75は、本実施形態では、ピックアップ支持部72の一側面側に設けられているが、これは、左右どちら側に設けられていてもよい。すなわち、駆動部75は、記録媒体駆動装置の他の部材との便宜上で決定されればよい。
リードスクリュー752は、金属性の円筒棒状部材であって、外周面に螺旋状のスクリューを有し、主軸74Aおよび副軸74Bに平行にベース部材20に設けられている。スクリュー駆動部751は、図示しないモータを内部に収納しており、前記電気回路と電気的に接続されている。電気回路からの制御信号によりモータが回転すると、リードスクリュー752が軸を中心に回転運動する。この時、スクリュー軸受部755は、この回転運動を受け、回転によるリードスクリュー752の位置ずれを防止している。また、スクリュー軸受部755は、リードスクリュー752と主軸74Aおよび副軸74Bとの平行を保つためにリードスクリュー752の軸ずれを防止している。
リードスクリュー752が軸を中心に回転すると、このスクリューの回転に応じてスクリュー当接面764に動力が伝達されて、ピックアップ支持部72をトラッキング方向に移動させる。これにより、スクリュー当接面764を有する駆動部材76を固定しているピックアップ支持部72もトラッキング方向に移動可能となる。また、リードスクリュー752が回転していない状態では、スクリュー当接面764のラックはリードスクリュー752の一箇所で移動が規制されている。これによって、ピックアップ支持部72の不要な移動を防止できる。
〔主軸および副軸の高さ調整時の当接面の状態〕
このような構成のピックアップ駆動機構70Bにおいて、主軸74Aおよび副軸74Bの高さを調整したときのピックアップ支持部72のスクリュー当接面764とリードスクリュー752との状態を説明する。
まず、図5において、主軸74Aの両端に設けられるスキューねじ80を調整して主軸74Aのスキュー高さを調整した場合について説明する。スキューねじ80を調整して、主軸74Aを図5(B)に示すように、フォーカス方向の上面側に移動させると、ピックアップ支持部72は、副軸74Bを中心軸として反時計回りに回動する。このため、ピックアップ支持部72に固定された駆動部材76も、副軸74Bを中心に反時計回りに回動する。この時、スクリュー当接面764は、副軸74Bの軸心を中心軸として、副軸74Bからリードスクリュー752までの距離を半径とする円弧と、リードスクリュー752との接点における接線方向に形成されているため、スクリュー当接面764は、リードスクリュー752の周部に沿って回動する。従って、この時付勢手段によってスクリュー当接面764がリードスクリュー752側に付勢される付勢力は、図5(A)に示すスキューねじ80を調整する前と略同じ大きさの付勢力となる。
また、スキューねじ80を調整して、主軸74Aを下面側に移動させると、図5(C)に示すように、ピックアップ支持部72は、副軸74Bを中心軸として時計回りに回動する。このため、ピックアップ支持部72に固定された駆動部材76も、副軸74Bを中心に時計回りに回動する。この時も、ピックアップ支持部72を反時計回りに回転させたときと同様に、スクリュー当接面764は、副軸74Bの軸心を中心軸として、副軸74Bからリードスクリュー752までの距離を半径とする円弧と、リードスクリュー752との接点における接線方向に形成されているため、スクリュー当接面764は、リードスクリュー752の周部に沿って回動する。従って、この時付勢手段によってスクリュー当接面764がリードスクリュー752側に付勢される付勢力は、図5(A)に示すスキューねじ80を調整する前と略同じ大きさの付勢力となる。
このように、主軸74A側のスキューねじ80を調整して、ピックアップ支持部72を回動させた場合、スクリュー当接面764は、リードスクリュー752側に略同一付勢力で付勢されるため、常に所定量のリードスクリュー752から駆動力をピックアップ支持部72に伝達することが可能となる。
次に、図6において、副軸74Bの両端に設けられるスキューねじ80を調整して、副軸74Bのスキュー高さを調整した場合について説明する。図6(B)のように、副軸74Bをフォーカス方向の下面側に移動させた場合、ピックアップ支持部72は、主軸74Aを中心軸として反時計回りに回動する。このため、ピックアップ支持部72に固定された駆動部材76も、主軸74Aを中心に反時計回りに回動する。この時、スクリュー当接面764は、主軸74Aの軸心を中心軸として、主軸74Aからリードスクリュー752までの距離を半径とする円弧と、リードスクリュー752との接点における接線方向に形成されているため、スクリュー当接面764は、リードスクリュー752の周部に沿って回動する。従って、この時付勢手段によってスクリュー当接面764がリードスクリュー752側に付勢される付勢力は、図6(A)に示すスキューねじ80を調整する前と略同じ大きさの付勢力となる。
また、スキューねじ80を調整して、副軸74Bを下面側に移動させると、図6(C)に示すように、ピックアップ支持部72は、主軸74Aを中心軸として時計回りに回動する。このため、ピックアップ支持部72に固定された駆動部材76も、主軸74Aを中心に時計回りに回動する。この時も、ピックアップ支持部72を反時計回りに回転させたときと同様に、スクリュー当接面764は、主軸74Aの軸心を中心軸として、主軸74Aからリードスクリュー752までの距離を半径とする円弧と、リードスクリュー752との接点における接線方向に形成されているため、スクリュー当接面764は、リードスクリュー752の周部に沿って回動する。従って、付勢手段によってスクリュー当接面764がリードスクリュー752側に付勢される付勢力は、図6(A)に示すスキューねじ80を調整する前と略同じ大きさの付勢力となる。
このように、副軸74B側のスキューねじ80を調整して、ピックアップ支持部72を回動させた場合も、スクリュー当接面764は、リードスクリュー752側に略同一付勢力で付勢されるため、常に所定量のリードスクリュー752から駆動力をピックアップ支持部72に伝達することが可能となる。
〔トレイの構成〕
トレイ30は、例えば、ABS樹脂などの合成樹脂で形成される部材であり、例えば、CDやDVDなどの記録媒を載置して記録媒体駆動装置内部に格納するものである。トレイ30は、平面矩形状に形成されて記録媒体を載置する載置面31と、載置面31の周縁部の前面側から立ち上がり記録媒体の抜け止めとなる立上部32とを有している。トレイ30の下面側の側面には、トレイ30が進退する方向に沿って直線状の図示しない溝部が一体形成されていて、この溝部に側面部15の摺動片150が係合している。トレイ30は、これらの溝部と摺動片150によって進退方向にスムーズに進退することができる。
〔クランプ機構の構成〕
フレーム10の上面開口部13にはクランプ機構40が取り付けられていて、このクランプ機構40はディスクテーブル23で係合された記録媒体がディスクテーブル23から外れないように保持する機構である。クランプ機構40は、ディスクテーブル23と対向する位置にクランパ41を備え、このクランパ41はクランパホルダー42に支持されている。クランパ41は合成樹脂で形成されていて中心部の上面側に図示しない円盤状金属部材が嵌めこまれている。クランパホルダー42には板ばね43が設けられていて、クランパホルダー42が下面側に下がったときに上面側に付勢するように働いている。
〔ベース部材20とトレイとの連結〕
図2,図3において、ベース部材20の前面側には連動機構500が設けられている。この連動機構500はベース部材20と係合するドライブカム50と、ドライブカム50に一体形成されている第一ラック52と、この第一ラック52に噛合し第一歯車531から第四歯車534を有する歯車機構53と、この歯車機構53に噛合し前記電気回路からの制御によって駆動されるモータ部54と、トレイ30の下面側に設けられ歯車機構53に噛合する図示しない第二ラックとを備えている。
ドライブカム50は、合成樹脂などで形成され、トレイ30の進退方向と直交する側面方向に往復自在に配置されている。ドライブカム50の背面側には側面方向に延びるカム溝51が形成されていて、ベース部材20のカム係合ピン24はこのカム溝51に係合されている。カム溝51は、一端が上面側、他端が下面側に配置されるように、側面方向の中間が傾斜状に形成されている。このドライブカム50が側面方向に往復運動することでカム係合ピン24はこの傾斜部を伝ってカム溝51の両端間を移動し、これによってベース部材20は上下方向に往復運動可能となっている。
このドライブカム50の一側面に形成されている第一ラック52は歯車機構53の第三歯車533に噛合している。この第三歯車533の下面側には第三歯車533より径大となる第二歯車532が一体形成されていて、この第二歯車532は第一歯車531、及び第4歯車534に噛合している。
第一歯車531はモータ部54のモータ歯車542に噛合している。モータ歯車542は、ホイール541と合成樹脂製のリング状のベルト543によって連結されている。ホイール541の下面側ではフレーム10を介して図示しないモータ本体が設けられていて、このモータ本体から直接駆動力を与えられている。モータ本体は前記電気回路と電気的に接続されており、電気回路によってモータ本体の回転が制御されている。
第四歯車534はトレイ30の下面側に設けられている図示しない第二ラックと噛み合っている。
フレーム10の前面部14に設けられている図示しないイジェクトボタンや、外部からの入力などによって、トレイ進退命令が前記電子回路に伝えられると、電子回路はモータ本体を駆動させる。モータ本体が回転すると、回転がホイール541、モータ歯車542を介して歯車機構53の第一歯車531に伝達される。そして、第一歯車531から第二歯車532に回転動力が伝達され、この第二歯車を一体的に設けられる第三歯車533及び第二歯車532と噛合する第四歯車534が回転する。第三歯車533の回転によって、この第三歯車533と第一ラック52で噛合するドライブカム50が側面方向に運動し、ドライブカム50と係合するベース部材20が上面側、あるいは下面側に移動する。また、第四歯車534の回転によって、第四歯車534と第二ラックで噛合するトレイ30が背面側、あるいは前面側に移動する。
〔記録媒体駆動装置の作用効果〕
以上のような記録媒体駆動装置100では、ピックアップ装置70Aを支持するピックアップ支持部72は、リードスクリュー752の軸心方向と略平行で、かつフォーカス方向と、フォーカス方向に略垂直となる面方向との双方向に交差するスクリュー当接面764が形成された駆動部材76を備えている。これにより、主軸74Aや副軸74Bの高さを調整して、ピックアップ支持部72および駆動部材76を主軸74Aまたは副軸74Bを中心として回動させてピックアップ装置の姿勢を変更しても、スクリュー当接面764がこの回動円弧の接線方向と略同方向に形成されていれば、スクリュー当接面764は、リードスクリュー752に常に略同一の角度で当接できる。したがって、このようなスクリュー当接面764を有するピックアップ支持部72は、どのような角度に回動しても、リードスクリュー752から略同一の大きさの駆動力を伝達されるので、常に安定した良好な駆動力を得ることができる。
そして、スクリュー当接面764が、主軸74Aを中心軸とする円弧および副軸74Bを中心軸とする円弧の略中間の曲線と、リードスクリュー752と、の接線方向に形成されている場合、主軸74Aと副軸74Bとのどちらの高さを調整しても、スクリュー当接面764は、付勢手段によって確実にリードスクリュー752に当接される。従って、ピックアップ支持部72がどのような姿勢に変更されても、スクリュー当接面764とリードスクリュー752とが互いに接触して、ピックアップ支持部72は、良好な駆動力を得ることができる。
また、スクリュー当接面764は、平面状に形成されているので、当接部材765は、当接面764の傾斜角が決定すれば、容易に製作することができる。例えば、スクリュー当接面764の傾斜角度が決定すれば、当接部材765は、断面略直角三角形の三角柱に形成し、断面の三角形の斜辺に対応する面をスクリュー当接面764とすることで容易に製作できる。
さらに、スクリュー当接面764をリードスクリュー752側に付勢する付勢手段が設けられているので、スクリュー当接面764とリードスクリュー752とを確実に当接させることができる。従って、ピックアップ支持部72が回動した場合でもスクリュー当接面764が確実にリードスクリュー752に当接するので、確実にリードスクリュー752からスクリュー当接面764に駆動力を伝達することができる。
また、スクリュー当接面764には、リードスクリュー752のスクリュー溝に噛合するラックが形成されている。これにより、ラックは、リードスクリュー752の回転量分だけを正確に駆動部材76を介してピックアップ支持部に伝達することができる。従って、リードスクリュー752の回転を正確かつ確実にピックアップ支持部のトラッキング方向への摺動に変換できる。
〔実施の形態の変形例〕
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、記録媒体をトレイ30に載置して記録媒体駆動装置100の内部に格納する構成を示したが、これに限らない。例えば、トレイが設けられず、記録媒体を直接記録媒体駆動装置内に挿入する、いわゆるスロットインタイプの記録媒体駆動装置であってもよい。
また、本実施の形態では、スクリュー当接面764は、平面状に形成されていたが、これに限らない。例えば、図7(A)に示すように、スクリュー当接面は、曲面状に形成されているものであってもよい。なお、図7(B)には、(A)と比較するために、本実施の形態の平面状のスクリュー当接面764が示されている。図7(A)において、スクリュー当接面764Aは、主軸74Aの軸心を中心軸とし、主軸74Aからリードスクリュー752までの距離を半径とした円弧縁と、副軸74Bの軸心を中心軸とし、副軸74Bからリードスクリュー752までの距離を半径とする円弧縁と、の双方に略沿った曲面状に形成されているものであってもよい。この場合、スクリュー当接面764Aは、曲面で形成されるため、平面に形成されるときに比べて、ピックアップ支持部72が回動した際に、リードスクリュー752との接触面の角度を略一定に保持できる。このため、リードスクリュー752とスクリュー当接面764Aとをより確実に当接させることができる。
また、本実施の形態では、スクリュー当接面764は、上面側が下面側より側面方向に突出してする傾斜面に形成されているが、これに限らない。前述したように、これは、リードスクリュー752が主軸74Aおよび副軸74Bよりも下面側に位置しているために上記のように形成されているものであって、リードスクリュー752の配置される位置により、その形状は、例えば図7(C)〜(F)に示すように変化する。図7(C)および図7(D)は、リードスクリューが主軸および副軸よりも上面側に配置されている場合の例であり、図7(E)および図7(F)は、リードスクリューと主軸と副軸とが略同一平面上に平行に配置されている場合の例である。なお、図7(C)および図7(E)は、スクリュー当接面764C,764Eが曲面状に形成された例であり、図7(D)および図7(F)は、スクリュー当接面764D,764Fが平面状に形成された例である。
図7(C)(D)において、主軸のスキューねじを調整して主軸を上面側に移動させるたり、副軸のスキューねじを調整して副軸を下面側に移動させたりすると、ピックアップ支持部は、反時計回りに回動する。このため、リードスクリューが主軸および副軸よりも上面側にあるときは、スクリュー当接面764C,764Dの下面側は、リードスクリューから離れる方向に移動しようとする。逆に、主軸のスキューねじを調整して主軸を下面側に移動させるたり、副軸のスキューねじを調整して副軸を上面側に移動させたりして、ピックアップ支持部を時計回りに回動すると、スクリュー当接面764C,764Dの上面側は、リードスクリューに近づくように回動する。このため、リードスクリューとスクリュー当接面764C,764Dとを、常に所定の付勢力で当接させるために、スクリュー当接面764C,764Dは、下面側が上面側より側面方向に突出する傾斜面に形成される。
図7(E)(F)において、主軸のスキューねじを調整して主軸を上面側に移動させるたり、副軸のスキューねじを調整して副軸を下面側に移動させたりすると、ピックアップ支持部は、反時計回りに回動する。このため、リードスクリューと主軸と副軸とが略同一平面状にある場合は、スクリュー当接面764E,764Eの下面側が、リードスクリューに近づく方向に移動しようとする。逆に、主軸のスキューねじを調整して主軸を下面側に移動させるたり、副軸のスキューねじを調整して副軸を上面側に移動させたりして、ピックアップ支持部を時計回りに回動すると、スクリュー当接面764E,764Fの上面側が、リードスクリューに近づくように回動する。このため、リードスクリューとスクリュー当接面764E,764Fとを、常に所定の付勢力で当接させるためには、スクリュー当接面764E,764Fは、略中央が側面方向に突出する傾斜面に形成される。
このように、スクリュー当接面は、主軸および副軸とリードスクリューとの位置関係により様々に変化するものであり、これらの主軸、副軸、リードスクリューの位置関係に適合したスクリュー当接面を形成することが好ましい。
また、本実施の形態では、支持軸として、主軸74Aと副軸74Bとの2本を採用したがこれに限らない。例えば、支持軸の数がさらに多くてもよく、例えば、ピックアップ支持部の両端と略中央に平行に配置される3本の支持軸であってもよい。このように支持軸の数を増やすことで、衝撃などに強い構成にすることができる。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
〔実施の形態の作用効果〕
本実施の形態の記録媒体駆動装置100では、ピックアップ装置70Aを支持するピックアップ支持部72は、リードスクリュー752の軸心方向と略平行で、かつフォーカス方向と、フォーカス方向に略垂直となる面方向との双方向に交差する平面となる当接面764が形成された駆動部材76を備えている。これにより、主軸74Aや副軸74Bの高さを調整して、ピックアップ支持部72および駆動部材76を主軸74Aまたは副軸74Bを中心として回動させたとしても、スクリュー当接面764は、リードスクリュー752に略同一の角度で当接できる。したがって、このスクリュー当接面764を有するピックアップ支持部72は、どのような角度に回動しても、リードスクリュー752から略同一大きさの駆動力を伝達されるので、常に安定した良好な駆動力を得ることができる。
本実施形態の記録媒体駆動装置の斜視図である。 記録媒体駆動装置の分解斜視図である。 記録媒体駆動装置の一部の平面図である。 チルトベースの構成を示す平面図である。 (A)は、記録再生機構の側面方向を模式的に示す断面図である。(B)は、(A)の主軸をフォーカス方向の上面側に移動させたときの断面図である。(C)は、(A)の主軸をフォーカス方向の下面側に移動させたときの断面図である。 (A)は、記録再生機構の側面方向を模式的に示す断面図である。(B)は、(A)の副軸をフォーカス方向の下面側に移動させたときの断面図である。(C)は、(A)の副軸をフォーカス方向の上面側に移動させたときの断面図である。 (A)、本発明の変形例のスクリュー当接面を示す断面図である。(B)は、本発明の別の変形例のスクリュー当接面を示す断面図である。(C)は、本発明のさらに別の変形例のスクリュー当接面を示す断面図である。(D)は、本発明のさらに別の変形例のスクリュー当接面を示す断面図である。(E)は、本発明のさらに別の変形例のスクリュー当接面を示す断面図である。(F)は、本発明のさらに別の変形例のスクリュー当接面を示す断面図である。
符号の説明
70A…ピックアップ装置
70B…ピックアップ駆動装置
72…支持部材としてのピックアップ支持部
74A…支持軸としての主軸
74B…支持軸としての副軸
100…記録媒体駆動装置。
752…リードスクリュー
762…スクリュー当接面。

Claims (4)

  1. ピックアップ装置を支持する支持部材と、前記支持部材を摺動自在に支持するとともに、互いに平行に設けられる高さ調整が可能な一対の支持軸と、前記支持部材を前記支持軸に沿って摺動させるリードスクリューと、を備えたピックアップ駆動装置であって、
    前記ピックアップ装置は、前記支持軸の高さ調整により前記支持部材の姿勢が変化することで、一対の前記支持軸のうちいずれか一方を回転中心として回動可能に設けられ、
    前記支持部材は、前記リードスクリューの軸心方向に略平行に形成されるとともに前記リードスクリューに当接するスクリュー当接面を有し、
    このスクリュー当接面は、前記ピックアップ装置が再生および/または記録するディスクの記録面に略直交するフォーカス方向と、フォーカス方向に直交するとともに前記支持軸に略平行となる面方向との双方に対してそれぞれ交差する角度に形成されるとともに、一対の前記支持軸のうち、いずれか1つを回動中心軸として、この回動中心軸から前記リードスクリューまでの距離を半径とする円弧と、前記リードスクリューと、の接点における接線方向に略沿った曲面状に形成される
    ことを特徴としたピックアップ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のピックアップ駆動装置において、
    前記スクリュー当接面を前記リードスクリュー側に付勢する付勢手段を有する
    ことを特徴としたピックアップ駆動装置。
  3. 請求項1または請求項記載のピックアップ駆動装置において、
    前記スクリュー当接面には、前記リードスクリューに噛合するラック部が形成されている
    ことを特徴としたピックアップ駆動装置。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載のピックアップ駆動装置を備えた
    ことを特徴とした記録媒体駆動装置。
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