JP4357532B2 - 記録媒体駆動装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、ディスク状記録媒体およびケースにディスクを格納したケース状記録媒体の双方を筐体に格納可能なトレイを備えた記録媒体駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ベアディスクタイプのCD(Compact Disc)やベアディスクタイプのDVD(Digital Versatile Disc)などのようなディスク状の記録媒体と、このようなディスク状の記録媒体をカートリッジなどのケースに格納するケース状の記録媒体と、の双方に対応した記録媒体駆動装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の記録媒体駆動装置は、ケース状の記録媒体を載置面に載置するカートリッジ装着部と、ディスクを載置するディスク載置部と、載置されたケース状の記録媒体を付勢して位置決めするディスク保持部と、を備えている。ディスク載置部は、カートリッジ装着部の平板状のケース状の載置面から1段下がって形成される略円形の凹部により形成されている。また、トレイには、ディスク状の記録媒体を保持するディスク係合部が設けられている。そして、記録媒体駆動装置を垂直姿勢にした際にディスク状の記録媒体が位置ずれしないように、ディスク状の記録媒体がディスク係合部と載置面との間に挟まれるように配置する。
【0004】
【特許文献1】
特許第2882321号公報(図1および図2参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載の装置では、ディスク状の記録媒体をディスク載置部に載置するとき、ディスク状記録媒体を載置面に垂直に移動させて載置しようとするとディスク係合部に引っ掛かり、載置することが困難である。したがって、ディスク状の記録媒体の一端側から差し込み、このディスク状の記録媒体の一端側でケース状記録媒体を一端側から他端側に付勢してケース状記録媒体を位置決めする為のスライダを押し込んで移動させ、ディスク係合部を避けてディスクを載置する必要がある。また、ディスク係合部がない構成であっても、ディスク状記録媒体を傾斜させて、一端側から差し込み、スライダを押して移動させた後、スライダの付勢力でディスク状記録媒体を押し戻して円状の凹部に載置する場合がある。
[0006]
しかしながら、上記のような場合、ディスク状の記録媒体を一端側から差し込んだ際に、ディスク状の記録媒体の端面がディスク載置部のエッジに当接して引っ掛かってしまう。したがって、一旦ディスク状の記録媒体をトレイの載置面から浮かせた状態に戻し、スライダを押し込む必要があり、煩雑である。
[0007]
本発明は、このような実情に鑑みて、記録媒体をスムーズに載置可能な記録媒体駆動装置を提供することを1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ディスク状記録媒体およびケースにディスクを格納したケース状記録媒体の双方を筐体に格納可能なトレイを備えた記録媒体駆動装置であって、前記トレイは、前記ケース状記録媒体を載置するケース載置面と、このケース載置面に凹状に設けられて、前記ディスク状記録媒体が載置されるディスク載置凹部と、前記ケース載置面に移動可能に配設され、前記ケース状記録媒体を付勢してケース状記録媒体を位置決めする付勢部と、前記付勢部および前記ディスク載置凹部の外周縁に設けられたテーパ部と、を備え、前記テーパ部は、前記ディスク載置凹部の外周縁と連続する弧状形状とされ、前記ディスク載置凹部の底面から、前記底面に対して90度未満の所定角度で傾斜する第1のテーパ部と、前記底面に対して前記第1のテーパ部よりも大きい傾斜角度で、かつ前記底面に対して90度未満の角度で傾斜するとともに、前記第1のテーパ部の外周縁から径外方向に向かって傾斜する第2のテーパ部と、を具備することを特徴とした記録媒体駆動装置である。
【図面の簡単な説明】
[0009]
[図1]本発明の実施形態の記録媒体駆動装置としてのディスク装置の全体斜視図である。
[図2]ディスク装置の分解斜視図である。
[図3]ディスク装置を構成するフレームおよびベース部材の斜視図である。
[図4]ディスク装置を構成するトレイの斜視図である。
[図5]トレイの断面図である。
[図6]ディスクをトレイに載置する過程のトレイの断面図である。
【図7】ディスクをトレイに載置する過程の別のトレイの断面図である。
【図8】本実施の形態の変形例であるトレイの背面側を示す斜視図である。
【図9】本実施の形態の変形例であるトレイに、ディスクを載置する過程を示す断面図である。
【図10】本実施の形態の変形例であるトレイに、ディスクを載置する過程を示す別の断面図である。
【図11】本実施の形態の変形例であるトレイに、ディスクを載置する過程を示すさらに別の断面図である。
【符号の説明】
【0010】
10 ……筐体としてのフレーム
30……トレイ
31……ケース載置面としての載置面
32……ディスク載置凹部としての円状凹部
33……付勢部としてのスライダ
35……爪部としてのディスクホルダ
36……作業窓部
32a……底面
100……記録媒体駆動装置としてのディスク装置
322……第1のテーパ部
323……第2のテーパ部
321A……テーパ部、および他端側テーパ部
324……立上面
332A……テーパ部
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
〔記録媒体駆動装置の構成〕
図1ないし図5は本発明の実施形態を示す記録媒体駆動装置である。
【0012】
図1、図2において、100は、ディスク状記録媒体およびケース状記録媒体のディスクの記録面に記録された情報を少なくとも再生あるいは情報を記録する記録媒体駆動装置としてのディスク装置である。このディスク装置100は、筐体としてのフレーム10と、ベース部材20と、トレイ30と、クランプ機構40と、図示しないケーシングと、などを備えて構成されている。このディスク装置100は、記録媒体を載置する姿勢により、記録媒体が水平に沿って載置される水平置きと、記録媒体が鉛直方向に沿って載置される縦置きとの双方で設置可能とされる。
【0013】
また、このディスク装置100に用いられる記録媒体としては、例えばベアディスクタイプのCDやベアディスクタイプのDVDなどのようなディスク90をそのまま用いるディスク状記録媒体と、このようなディスク90を図示しないカートリッジなどのケースに収納して用いるケース状記録媒体と、がある。ディスク90は中心に図示しない円状の孔部を有する円盤状に形成されていて、円盤表面に情報を記録する記録面が形成されている。
【0014】
フレーム10は、例えばアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS;Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)などの合成樹脂で形成されている。このフレーム10は、平面長方形の平板状の底部11と、この底部11の短辺側周縁部の一方に一体形成された背面部12と、底部11の周縁部の短辺側の他方に底部11から立ち上がって一体形成される前面部14と、底部11の周縁部の両長辺側に一体形成され背面部12と略同じ高さ寸法となる2つの側面部15とを備え、これらの側面部15及び背面部12とで囲まれ底部11と対向する上面開口部13が形成されている。
【0015】
ここで、このディスク装置100において、ディスク装置100の水平置き、縦置きの状態によらず、上面開口部13側を上面側、それに対する底部11側を下面側、背面部12側を背面側、前面部14側を前面側と定義する。また、前面側から背面側に向かう方向を前進方向とし、その反対を後退方向とし、上面から下面に向かう方向を上下方向とし、前面−背面方向と上下方向とに直交する側面への方向を側面方向とする。
【0016】
底部11は、その周縁部に側面部15、前面部14、及び背面部12が形成され、かつ、その内側には大きく空洞孔部が設けられている。底部11の空洞孔部は図示しない電気回路が収納されるスペースであり、この電気回路によってディスク装置100の動作が制御されている。
【0017】
背面部12は、下面側に図示しない外部端子部があり、この外部端子部はフレーム内で底部11に設けられている電気回路と電気的に接続されている。この外部端子部は、記録媒体駆動装置へ電力の供給を行うための電源ケーブル接続部や、パソコン等の外部機器との接続を可能にして外部と通信するための外部端子接続部等を備えている。
【0018】
上面開口部13は、記録媒体を保持するための機構の一つであるクランプ機構40が取り付けられている。
【0019】
前面部14は、背面部12及び側面部15よりも上下方向への寸法が小さく形成されていて、この前面部の上面側にトレイ30が出し入れされる前面部141が設けられている。また、前面部14には図示しない操作部が設けられている。この操作部には、トレイ30の出し入れを行うためのイジェクトボタンや、記録媒体駆動装置の動作状態を表示するLEDレンズ、音量を調整するためのボリュームつまみ、イヤホンの挿入口などが取り付けられている。
【0020】
側面部15の内壁には、トレイ30を摺動自在に支持する摺動片150が前面−背面方向に亘って設けられている。また、側面部15の背面側にはベース部材20が回動可能に取り付けられている。
【0021】
ベース部材20は、金属製の板材をプレス成型などすることで形成されている。このベース部材20は、背面側に側面部15に対向して設けられる回動軸22と、前面側に側面部15に対向して設けられる支持軸21と、前面側に突出するカム係合ピン24と、ターンテーブル23と、検出基板取付部211と、図示しない情報処理部と、などを備えている。
【0022】
ベース部材20は、回動軸22をフレーム10の側面部15に回動支持部材152を介して前面側が上下移動可能となるように回動自在に取り付けられている。また、この時、側面部15に設けられた支持溝151に支持軸21を係合させ、ベース部材20が回動軸22を軸として回動する際に、ベース部材の前面側が所定の軌道で上下移動するように支持している。
【0023】
カム係合ピン24は、後述する連動機構500に連結され、トレイ30とベース部材20との動作を制御する。
【0024】
ターンテーブル23は、ベース部材20の前面側に設けられ、ベース部材20の回動により、トレイ30に対して進退運動する。ターンテーブル23は、下面側には図示しない回転駆動機構が設けられている。そして、この回転駆動機構により、ターンテーブル23は、上下方向を回転軸として高速回転する。
【0025】
また、ターンテーブル23は、記録媒体を載置する載置部232と、載置部232の中心に設けられて上面側が径小となるテーパ状のテーブルテーパ部231とを備えている。このテーブルテーパ部231がディスク90の円状孔部に係合される。また、図3に示すように、テーブルテーパ部231の上面側には磁石231Aが嵌め込まれていて、載置部232の上面側には記録媒体の面を保護するとともに滑り止めとなる合成樹脂製のシート部材232Aが接着されている。
【0026】
情報処理部は、ターンテーブル23より背面側に設けられるピックアップ用孔部26が設けられていて、このピックアップ用孔部26に情報処理部が設けられている。この情報処理部は、図示しないピックアップと、レーザ照射部と、レーザ読取部と、などを備えている。そして、レーザ照射部から照射したレーザ光をピックアップからディスク90の記録面に照射し、反射されたレーザ光をレーザ読取部で読み取る。これにより、ディスク90の記録面に記録された情報を再生したり、情報を記録したりする。また、情報処理部は、ベース部材20のピックアップ用孔部26の前面−背面方向に沿って進退可能となっている。
【0027】
検出基板取付部211には、検出基板60が取り付けられている。検出基板60は、検出スイッチ61が上面側に向かって立設されていて、この検出スイッチ61はベース部材20の下面側に伸びる図示しない配線を介して、前記電気回路に接続されている。そして、検出スイッチ61は、トレイ30にケース状記録媒体が載置された際に、このケース状記録媒体に形成される図示しない検出孔部を検出して、ケース状記録媒体に関する情報を取得する。このケース状記録媒体に関する情報としては、例えばディスク90への書き込みを許可するか否かの情報やディスク90の種類を判別する情報などがある。
【0028】
トレイ30は、例えばABS樹脂などの合成樹脂にて形成されている。このトレイ30は、平面略矩形状に形成されているケース載置面としての載置面31と、載置面31に形成されるディスク載置凹部としての円状凹部32と、トレイ30の背面側に設けられる付勢部としてのスライダ33と、トレイ30の前面側に設けられる立上部34と、立上部34に取り付けられる爪部としてのディスクホルダ35と、などを備えている。
【0029】
載置面31は、ケース状記録媒体のカートリッジが載置される面である。載置面31には、作業窓部36と、カートリッジ位置決め突起37と、検出孔38と、などが形成されている。作業窓部36は、載置面31の略中心に形成され、ターンテーブル23のトレイ30に対する進退、および情報処理部からのレーザ光の照射が実施される。カートリッジ位置決め突起37は、トレイ30にカートリッジが載置された際に、カートリッジに設けられた図示しない位置決め孔部に挿通されてカートリッジを位置決めする。検出孔38は、前述した検出スイッチ61が挿通される孔部である。この検出孔38から検出スイッチが進退し、カートリッジに設けられる図示しない検出孔部を検出する。
【0030】
円状凹部32は、載置面31に形成される略円状の凹部である。円状凹部32の径寸法は、ディスク90の径寸法より僅かに大きく形成され、ディスク90がこの円状凹部32に載置可能となっている。また、円状凹部32の深さ寸法、すなわち載置面31との高さ寸法の差は、ディスク90の厚み寸法よりも小さく形成されていて、ディスク90を円状凹部32に載置すると、ディスク90の上面側が載置面31より突出する。
【0031】
また、円状凹部32の周部には、この円状凹部32の内側から外周縁321に向かって傾斜するテーパ部321Aが形成されている。このテーパ部321Aは、図5に示すように、第1のテーパ部322と、第2のテーパ部323とにより形成されている。第1のテーパ部322は、円状凹部32の底面32aから小さい傾斜角度、例えば30度の角度で傾斜して形成されている。第2のテーパ部323は、第1のテーパ部322から大きい傾斜角度、例えば円状凹部32の底面32aに対して60度の角度で形成されている。そして、ディスク状記録媒体のディスク90を円状凹部32に載置する際に、ディスク90の端縁部が第1のテーパ部322に当接されて保持される。また、第2のテーパ部323は、載置面に平行な力が加わったときに、ディスク状記録媒体のディスク90が第2のテーパ部323を滑って移動しないように角度を設けている。
【0032】
さらに、円状凹部32の前面側では、第1のテーパ部322の面から略垂直に立ち上がる立上面324が形成されている。なお、立上面324は、第2のテーパ部323が前面側に向かうにつれて傾斜角度が大きくなり第1のテーパ部322から立ち上がって形成するものであってもよい。この立上面324は、ディスク状記録媒体のディスク90が前面側に移動しようとしたときに当接し、ディスク90の位置ずれを防止する。
【0033】
スライダ33は、トレイ30の背面側に前後移動可能に配置され、図示しない弾性付勢手段により前面側に付勢されている。この時、載置面31上には図示しない規制突起が設けられていて、スライダ33はこの規制突起より前面側に移動しない。また、スライダ33の前面側は、円状凹部32の円形状に対応した弧状の切欠き部33Aが形成されている。さらに、この切欠き部33Aの上面側には円状凹部32の径内方向に突出する突起片331が形成されている。
【0034】
このスライダ33は、トレイ30の載置面31にケース状記録媒体が載置された際に、このケース状記録媒体のカートリッジを前面側に付勢して位置決めする。また、円状凹部32にディスク状記録媒体のディスク90が載置された際には、突起片331によりディスク90の上面側への飛び出しを防止する。さらに、ディスク90を円状凹部32に載置する際に、スライダ33を背面側に移動させることで、ディスク90が後述するディスクホルダ35を避けて容易に載置可能となる。
【0035】
立上部34は、載置面31の前面側から立ち上がって形成される。また、この立上部34の両端には、ディスクホルダ35が回動自在に取り付けられている。
【0036】
ディスクホルダ35は、基端部が図示しない軸部材により立上部34に回動自在に取り付けられている。ディスクホルダ35の先端部には、ホルダー本体350と一体形成され、載置面31と対向する突出片351が設けられている。突出片351は、ディスク90が載置される円状凹部32の外周縁321より円の径内側に突出して形成されている。このディスクホルダ35は、円状凹部32にディスク状記録媒体のディスク90を載置した際に、突出片351によりディスク90が上面側に飛び出すのを防止する。またディスクホルダ35の先端部で、ディスク90が前面側にずれないように位置決めする。一方、載置面31にケース状記録媒体を載置する場合には、ディスクホルダ35は立上部34側に回動させて待避させる。
【0037】
図1ないし図3に戻って、フレーム10の上面開口部13には前述したようにクランプ機構40が取り付けられている。このクランプ機構40は、ターンテーブル23に係合されたディスク90がターンテーブル23から外れないように保持する機構を有している。
【0038】
クランプ機構40のターンテーブル23と対向する位置には、クランパ41が設けられている。このクランパ41は合成樹脂で形成されていて中心部の上面側に図示しない円盤状金属部材が嵌めこまれている。また、クランパ41はクランパホルダー42に支持されて、クランパホルダー42には板ばね43が設けられている。そして、板ばね43は、クランパホルダー42が下面側に下がったときに上面側に付勢するように働いている。
【0039】
次に、ベース部材20とフレーム10との連結について説明する。フレーム10の前面側には連動機構500が設けられている。この連動機構500はベース部材20と係合するドライブカム50と、ドライブカム50に一体形成されている第一ラック52と、この第一ラック52に噛合し第一歯車531から第四歯車534を有する歯車機構53と、この歯車機構53に噛合し前記電気回路からの制御によって駆動されるモータ部54と、トレイ30の下面側に設けられ歯車機構53に噛合する図示しない第二ラックとを備えている。
【0040】
ドライブカム50は、合成樹脂等で形成され、トレイ30の進退方向と直交する側面方向に往復自在に配置されている。ドライブカム50の背面側には側面方向に延びるカム溝51が形成されていて、ベース部材20のカム係合ピン24はこのカム溝51に係合されている。カム溝51は、一端が上面側、他端が下面側に配置されるように、傾斜状に形成されている。このドライブカム50が側面方向に往復運動することでカム係合ピン24はこの傾斜部を伝ってカム溝51の両端間を移動し、これによってベース部材20は上下方向に往復運動可能となっている。
【0041】
このドライブカム50の一側面に形成されている第一ラック52は歯車機構53の第三歯車533に噛合している。この第三歯車533の下面側には第三歯車533より径大となる第二歯車532が一体形成されていて、この第二歯車532は第一歯車531、及び第4歯車534に噛合している。
【0042】
第一歯車531はモータ部54のモータ歯車542に噛合している。モータ歯車542は、ホイール541と合成樹脂製のリング状のベルト543によって連結されている。ホイール541の下面側ではフレーム10を介して図示しないモータ本体が設けられていて、このモータ本体から直接駆動力を与えられている。モータ本体は前記電気回路と電気的に接続されており、電気回路によってモータ本体の回転が制御されている。
【0043】
第四歯車534はトレイ30の下面側に設けられている図示しない第二ラックと噛み合っている。
【0044】
そして、前面部14のさらに前面側に設けられる図示しないイジェクトボタンや、外部からの入力等によって、トレイ進退命令が前記電子回路に伝えられると、電子回路はモータ本体を駆動させる。モータ本体が回転すると、回転がホイール541、モータ歯車542を介して歯車機構53の第一歯車531に伝達される。そして、第一歯車531から第二歯車532に回転動力が伝達され、この第二歯車を一体的に設けられる第三歯車533及び第二歯車532と噛合する第四歯車534が回転する。第三歯車533の回転によって、この第三歯車533と第一ラック52で噛合するドライブカム50が側面方向に運動し、ドライブカム50と係合するベース部材20が上面側、あるいは下面側に移動する。また、第四歯車534の回転によって、第四歯車534と第二ラックで噛合するトレイ30が背面側、あるいは前面側に移動する。また、トレイ30が排出される時には、先ずターンテーブル23が待機位置に移動した後に、トレイ30は排出される。
【0045】
[記録媒体の載置]
次に、ディスク状記録媒体のトレイ30への載置について説明する。図6は、ディスクをトレイに載置する過程のトレイの断面図である。図7は、ディスクをトレイに載置する過程の別のトレイの断面図である。
【0046】
ディスク状記録媒体のディスク90をトレイ30に載置する際に、トレイ30の円状凹部32に対して略垂直に載置しようとすると、ディスク90の外周縁がディスクホルダ35の突出片351およびスライダ33の突起片331に引っ掛かるため、トレイ30に載置できない。したがって、ディスク90を円状凹部32に載置するためには、これらの突起片331および突出片351を回避してディスク90を載置する必要がある。
【0047】
これには、まず、図6に示すように、トレイ30の円状凹部32に対してディスク90を傾斜させた状態で、ディスク90の一端縁がスライダ33の突起片331の下面側に位置するように差し込む。そして、ディスク90の一端縁が第1のテーパ部322および第2のテーパ部323に到達すると、この第1のテーパ部322、および第2のテーパ部323の斜面上を滑り、引っ掛かることなくスライダ33の切欠き部33Aに当接する。
【0048】
ディスク90の一端縁がスライダ33の切欠き部33Aに到達して当接すると、さらに、ディスク90を押し込むことにより、図7に示すように、スライダ33が背面側に移動する。そして、このスライダ33の移動により、ディスク90の前面側の他端縁が、突出片351の少なくとも先端部より背面側に移動する。この時、ディスク90を円状凹部32上に移動させることで、突出片351、および突起片331を回避可能となる。この後、図示しない弾性付勢手段によりスライダ33は前面側に付勢され、ディスク90は、スライダ33が押し込まれた分だけ前面側に押し返される。このようにして図5に示すような位置にディスク90を載置させることが可能となる。
【0049】
〔本実施形態の記録媒体駆動装置の効果〕
上述したようなディスク装置100では、トレイ30は、ディスク状記録媒体のディスク90を載置する円状凹部32と、円状凹部32に載置したディスク90の位置ずれを防止する突起片331および突出片351と、円状凹部32の背面側にテーパ部321Aと、を有している。そして、円状凹部32には、底面から傾斜する第1のテーパ部322と、第1のテーパ部322から傾斜して第1のテーパ部よりも傾斜角度が大きい第2のテーパ部323が形成されている。
【0050】
このため、ディスク90の一端縁を第1および第2のテーパ部322,323の斜面上を滑らせてスライダ33まで移動させ、さらにディスク90でスライダ33を押し込むことで、突起片331、および突出片351を回避してディスク90を円状凹部32に載置できる。このような構成により、従来のように円状凹部の背面側から立ち上がる立上面がないので、ディスクの一端縁を押し込んだときに立上面に引っ掛かることがなく、ディスク90をスムーズにテーパ部321Aを滑らせてスライダ33まで移動させることができる。したがって、ディスク90をスムーズにトレイ30の円状凹部32に載置することができる。さらに、スライダ33によりディスク90が押し返されたとき、ディスク90の外周縁は、傾斜角度の大きい第2のテーパ部323には止まらず、傾斜角度の小さい第1のテーパ部322に止まる。したがって、ディスク90の外周縁は、常に第1のテーパ部322に載置されることになり、載置位置のばらつきを防止できる。
【0051】
また、第1のテーパ部322は、円状凹部32の外周縁321に沿って、径内側から外周縁321に向かって放射状に傾斜して形成されている。このため、テーパ部321Aが略円形に形成されるので、ディスク90を載置した際にバランスがよく、ディスク90の位置ずれを防止できる。さらに、ディスク90は、第1のテーパ部322にディスク90の外周縁を支持されて載置され、ディスク90の記録面は円状凹部32に当接しない。このため、ディスク90の記録面の損傷を防止できる。
【0052】
さらに、円状凹部32の第1のテーパ部322は前面側にも形成されているので、背面側に形成された第1のテーパ部322にディスク90を安定して載置することができる。
【0053】
また、円状凹部32の前面側に形成された第1のテーパ部322には、立上面324が形成されている。このため、ディスク90は、この立上面324により前面側の位置決めができる。すなわち、スライダ33によりディスク90が押し戻された際に、ディスク90は立上面324に当接して、それ以上前面側に移動することを規制される。したがって、ディスク90の載置位置のずれや、載置位置のばらつきを防止できる。
【0054】
〔実施の形態の変形〕
尚、本発明の記録媒体駆動装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0055】
例えば、前記実施の形態では、円状凹部32の外周縁321に沿って、円の内側から放射状に形成される第1のテーパ部322および第2のテーパ部323が形成される例を示したが、これに限らない。例えば、テーパ部は、円状凹部の背面側の外周縁に沿って、背面側のみに傾斜して形成されていてもよい。この場合でも前記本実施の形態と同様に、ディスクの一端縁をテーパ部の斜面上を滑らせてスライダまで移動させることができ、引っ掛かることなくスムーズにディスクを円状凹部に載置することができる。
【0056】
また、円状凹部の作業窓部の近傍にのみテーパ部が形成されている構成としてもよい。ディスクは円盤状に形成されているため、ディスクを差し込む際、ディスクの一端縁は、作業窓部近傍に当接する。したがって作業窓部の近傍にテーパ部が形成されていれば、ディスクの一端縁はこのテーパ部を滑ってスライダに当接することができる。
【0057】
さらに、前記実施の形態では、円状凹部32の外周縁321に沿って円状凹部32にテーパ部321Aを形成したが、例えば、図8に示すように、スライダにテーパ部を形成する構成としてもよい。図8に示した例では、スライダ33の下面側にテーパ部材332を例えば接着剤などやビス止めなどにより取り付けている。テーパ部材332は、円状凹部32の外周縁と連続する弧状形状のテーパ部332Aを有し、作業窓部36に沿って前後移動できるように形成されている。なお、テーパ部材332は、スライダ33に取り付けられる構成を示したが、スライダ33と一体形成されていてもよい。テーパ部材332とスライダ33とを一体形成することで、生産性の向上が図れる。
【0058】
このような構成において、ディスク90を円状凹部32に載置するためには、まず、図9に示すように、トレイ30の円状凹部32に対して、ディスク90を斜めにして、スライダ33の突起片331とテーパ部材332との間にディスク90の一端縁を差し込む。そして、そのままディスク90を差し込むと、ディスク90の一端縁がテーパ部材332のテーパ部332Aを滑り、ディスク90は引っ掛かることなくスライダ33に当たる。
【0059】
そして、ディスク90の一端縁がスライダ33に到達して当接すると、さらに、ディスク90を押し込む。これにより、図10に示すように、スライダ33は背面側に移動する。そして、このスライダ33の移動により、ディスク90の前面側の他端縁が突出片351の少なくとも先端部より背面側に押し込まれる。この時、ディスク90を円状凹部32上に移動させることで、突出片351を回避することができる。この後、弾性付勢部材334によりスライダ33は前面側に付勢され、ディスク90は、スライダ33が押し込まれた分だけ前面側に押し返されて移動する。このようにして図11に示すような位置にディスク90を載置させることが可能となる。
【0061】
さらに、テーパ部321Aは、トレイ30と一体形成されている例を示したが、円状凹部32の外周縁にテーパ部材を取り付ける構成としてもよい。このように、テーパ部材のみを独立させて後付け可能とすることで、このようなテーパ部材を従来のトレイにも装着することができて、ディスクを滑らかに載置することができる。
【0062】
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
【0063】
[実施形態の作用効果]
トレイ30は、ディスク状記録媒体のディスク90を載置する円状凹部32と、円状凹部32に載置したディスク90の位置ずれを防止する突起片331および突出片351と、円状凹部32の背面側にテーパ部321Aと、を有している。そして、円状凹部32には、底面から傾斜する第1のテーパ部322と、第1のテーパ部322から傾斜して第1のテーパ部よりも傾斜角度が大きい第2のテーパ部323が形成されている。
【0064】
このため、ディスク90の一端縁を第1および第2のテーパ部322,323の斜面上を滑らせてスライダ33まで移動させ、さらにディスク90でスライダ33を押し込むことで、突起片331、および突出片351を回避してディスク90を円状凹部32に載置できる。このような構成により、従来のように円状凹部の背面側から立ち上がる立上面がないので、ディスクの一端縁を押し込んだときに立上面に引っ掛かることがなく、ディスク90をスムーズにテーパ部321Aを滑らせてスライダ33まで移動させることができる。したがって、ディスク90をスムーズにトレイ30の円状凹部32に載置することができる。
【0065】
さらに、スライダ33によりディスク90が押し返されたとき、ディスク90の外周縁は、傾斜角度の大きい第2のテーパ部323には止まらず、傾斜角度の小さい第1のテーパ部322に止まる。したがって、ディスク90の外周縁は、常に第1のテーパ部322に載置されることになり、載置位置のばらつきを防止できる。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明は、ディスク状記録媒体およびケースにディスクを格納したケース状記録媒体の双方を筐体に格納可能なトレイを備えた記録媒体駆動装置として利用できる。
Claims (5)
- ディスク状記録媒体およびケースにディスクを格納したケース状記録媒体の双方を筐体に格納可能なトレイを備えた記録媒体駆動装置であって、
前記トレイは、
前記ケース状記録媒体を載置するケース載置面と、
このケース載置面に凹状に設けられて、前記ディスク状記録媒体が載置されるディスク載置凹部と、
前記ケース載置面に移動可能に配設され、前記ケース状記録媒体を付勢してケース状記録媒体を位置決めする付勢部と、
前記付勢部および前記ディスク載置凹部の外周縁に設けられたテーパ部と、
を備え、
前記テーパ部は、前記ディスク載置凹部の外周縁と連続する弧状形状とされ、前記ディスク載置凹部の底面から、前記底面に対して90度未満の所定角度で傾斜する第1のテーパ部と、前記底面に対して前記第1のテーパ部よりも大きい傾斜角度で、かつ前記底面に対して90度未満の角度で傾斜するとともに、前記第1のテーパ部の外周縁から径外方向に向かって傾斜する第2のテーパ部と、を具備する
ことを特徴とした記録媒体駆動装置。 - 請求項1に記載の記録媒体駆動装置であって、
前記ケース載置面および前記ディスク載置凹部の略中心位置に、前記ディスク状記録媒体および前記ケース状記録媒体の情報を処理する情報処理部の移動を許容する作業窓部が設けられ、
前記テーパ部は、前記作業窓部の近傍に設けられた
ことを特徴とした記録媒体駆動装置。 - 請求項1または請求項2に記載の記録媒体駆動装置であって、
前記テーパ部は、前記ディスク載置凹部の外周縁から所定の寸法だけ径内側の位置から、この外周縁に向かって放射状に傾斜する
ことを特徴とした記録媒体駆動装置。 - 請求項3に記載の記録媒体駆動装置であって、
前記ディスク載置凹部の外周縁に沿って、前記付勢部が配設されない他端側に傾
斜する他端側テーパ部が設けられた
ことを特徴とした記録媒体駆動装置。 - 請求項4に記載の記録媒体駆動装置であって、
前記他端側テーパ部には、前記ケース載置面に向かって立ち上がる立上面が形成された
ことを特徴とした記録媒体駆動装置。
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