JP4364993B2 - マーキングフィルム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、広告用ステッカー類、装飾用ステッカー類、表示用ステッカー類等として好適なマーキングフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
マーキングフィルムは、一般に塩化ビニル系樹脂フィルムを基材層とし、この基材層に対し、用途や目的に応じて顔料を練り込んで着色したり、印刷や塗装を施した後、基材層の片面に用途や目的に応じて適当な感圧接着剤(粘着剤)や感熱接着剤を塗工して粘接着剤層を形成し、さらに必要に応じて粘接着剤層を保護する目的で離型紙等の離型材層を積層して構成されており、使用時には、この離型材層を剥離して所定の箇所に貼り付ける方法で用いられる。
【0003】
このマーキングフィルムは、屋外で使用されることが多く、例えば、看板、広告塔、シャッター、ショーウィンドウ等に用いられる広告用ステッカー類;自動車、二輪車等の車両やモーターボート等の船舶に用いられる装飾用ストライプステッカー類;交通標識、道路標識、案内板等に用いられる表示用ステッカー類等の屋外用途に広く使用されている。このため、マーキングフィルムは優れた耐候性を有し、且つ、三次曲面に貼り付けるための適度な柔軟性や形状追従性を有することが要求される
【0004】
一方、塩化ビニル系樹脂フィルムを基材層とする従来のマーキングフィルムには、焼却処理して廃棄する際に塩化水素ガスやダイオキシンが発生するため、簡単な焼却設備では処理できず、さらには焼却設備の耐久性を低下させるという問題点がある。そのため最近では、簡単な焼却設備で処理できる低環境負荷型のマーキングフィルムへの要望が高まってきており、種々の試みがなされている。
【0005】
例えば、特開平9−254327号公報では、焼却処理による廃棄が容易なポリオレフィン系樹脂フィルムを基材層とする、焼却処理による廃棄が容易なマーキングフィルムが開示されている。
【0006】
しかし、上記開示にあるマーキングフィルムは、メタロセン触媒で重合したエチレン−α−オレフィン共重合体を基材層として使用しているので、柔軟性が高すぎ、マーキングフィルムに要求される適当なフィルム強度(フィルムの腰)を得られないという問題点がある。また、上記マーキングフィルムは、基材層の粘着剤層が積層されている面と反対の面に印刷処理が施されているので、フィルム全体の物性が変化している可能性があると共に、印刷処理による印刷層を設けたとしても、必ずしも高彩度色の発色を行う事はできないという問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、適度なフィルム強度と柔軟性や形状追従性を有し、使用時のカッティング性や施工性に優れると共に、高彩度色の発色性や耐候性に富み、且つ、使用後は焼却処理による廃棄が容易にできる低環境負荷型のマーキングフィルムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明(以下、「本発明1」と記す)によるマーキングフィルムは、実質的にハロゲンを含有しないアクリルウレタン樹脂層とウレタン樹脂層とが積層された二層構成からなり着色されてなる基材層、粘着剤層及び離型材層がこの順に積層されてなり、
【0009】
且つ、上記基材層のJIS K−7128のB法(エルメンドルフ引裂法)に準拠して測定された引裂強度が0.8〜3Nであることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明(以下、「本発明2」と記す)によるマーキングフィルムは、上記本発明1によるマーキングフィルムにおいて、二層構成となされている基材層の表面側(非粘着剤層側)が着色透明層であり、粘着剤層側が白色不透明層であることを特徴とする。
【0011】
さらに、請求項3に記載の発明(以下、「本発明3」と記す)によるマーキングフィルムは、上記本発明1または本発明2によるマーキングフィルムにおいて、二層構成となされている基材層の各層の厚みが10〜80μmであり、全厚みが20〜160μmであることを特徴とする。
【0012】
本発明1のマーキングフィルムは、実質的にハロゲンを含有しないアクリルウレタン樹脂層とウレタン樹脂層とが積層された二層構成からなり着色されてなる基材層、粘着剤層及び離型材層がこの順に積層されてなる。
【0013】
上記基材層用としては、アクリルウレタン樹脂層とウレタン樹脂層とが積層された二層構成が用いられる。
【0014】
本発明1で用いられる基材層は着色されている。基材層の着色方法は、特に限定されるものではなく、例えば、上記アクリルウレタン樹脂層とウレタン樹脂層とが積層された二層構成中に所望の色調の発色が可能であって、耐候性に優れる無機顔料や有機顔料等を添加した後、基材層を作製する方法や、予め作製された基材層の少なくとも片面に、基材層の物性に悪影響を及ぼすことのない印刷インクや塗料で印刷処理や塗装処理を施す方法等が挙げられる。
【0015】
また、上記基材層中には、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、光安定剤、紫外線吸収剤、HALS、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤等の各種安定剤の1種もしくは2種以上が添加されていても良い。
【0016】
本発明1で用いられる基材層は、JIS K−7128「プラスチックフィルム及びシートの引裂試験方法」のB法(エルメンドルフ引裂法)に準拠して測定された引裂強度が0.8〜3Nであることが必要である。
【0017】
基材層の上記引裂強度が0.8N未満であると、得られるマーキングフィルムのフィルム強度が不十分となって、使用時に裂けが発生しやすくなり、施工性が低下する。逆に基材層の上記引裂強度が3Nを超えると、得られるマーキングフィルムのフィルム強度が高くなりすぎて、カッティングマシーンによるカッティング性が低下したり、柔軟性や形状追従性が乏しくなる。
【0018】
また、上記基材層の厚みは、特に限定されるものではないが、20〜160μmであることが好ましい。基材層の厚みが20μm未満であると、得られるマーキングフィルムの腰が不足して作業性が低下したり、フィルム強度が不十分となって使用時に裂けが発生しやすくなることがあり、逆に基材層の厚みが160μmを超えると、得られるマーキングフィルムのフィルム強度が高くなりすぎて、カッティングマシーンによるカッティング性が低下したり、柔軟性や形状追従性が乏しくなることがある。
【0019】
本発明1のマーキングフィルムを構成する粘着剤層用に用いられる粘着剤としては、例えば、アクリル樹脂系粘着剤、ゴム系粘着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤等が挙げられるが、なかでも耐候性や透明性に優れるアクリル樹脂系粘着剤が好適に用いられる。
【0020】
上記アクリル樹脂系粘着剤は、アルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーを主成分とし、これらを単独重合もしくは共重合して得られる。尚、ここで言う(メタ)アクリル酸とはアクリル酸もしくはメタクリル酸を意味する。
【0021】
アルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸n−ブチルエステル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸イソオクチルエステル、(メタ)アクリル酸n−オクチルエステル、(メタ)アクリル酸イソノニルエステル、(メタ)アクリル酸ラウリルエステル等が挙げられる。これらのアルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0022】
上記アルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーは、得られる粘着剤の粘着性(タック)や粘着力と凝集力とをバランスさせるために、アルキル基の炭素数が1〜3の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーやその他の共重合性モノマーと共重合されていても良い。
【0023】
アルキル基の炭素数が1〜3の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルエステル等が挙げられる。これらのアルキル基の炭素数が1〜3の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0024】
また、その他の共重合性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有モノマーもしくはその無水物や、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロオキシブチルアクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メタ)アクリレート等の水酸基含有モノマー等が挙げられる。これらのその他のモノマーは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0025】
上記各モノマーの組み合わせのなかでも、主成分として用いるアルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーとしてホモポリマーのガラス転移温度(Tg)が−50℃以下となるモノマーを選択し、これとアルキル基の炭素数が1〜3の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーやその他の共重合性モノマーを共重合することにより、粘着性(タック)や粘着力と凝集力とのバランスに優れる粘着剤を得ることができる。
【0026】
本発明1で用いられる粘着剤の形態は、特に限定されるものではなく、例えば、溶剤型粘着剤、エマルジョン型粘着剤、ホットメルト型粘着剤、光重合可能なモノマー型粘着剤等のいずれの形態であっても良い。
【0027】
また、上記粘着剤中には、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、粘着性付与剤、カップリング剤、充填剤、軟化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、消泡剤、難燃剤、帯電防止剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が添加されていても良い。
【0028】
本発明1のマーキングフィルムにおける粘着剤層の乾燥後の厚みは、特に限定されるものではないが、20〜50μmであることが好ましい。粘着剤層の乾燥後の厚みが20μm未満であると、十分な粘着性(タック)や粘着力を得られないことがあり、逆に粘着剤層の乾燥後の厚みが50μmを超えると、フィルム端部から糊が染み出しやすくなって、これにゴミが付着したり、マーキングフィルムを剥離する時に粘着剤層が凝集破壊を起こして、糊残りを生じることがある。
【0029】
本発明1のマーキングフィルムを構成する離型材層用として用いられる離型材としては、例えば、シリコーン樹脂系離型剤や長鎖アルキル基ペンダント型グラフトポリマー系離型剤等により、紙やプラスチックフィルム等の少なくとも片面に離型処理を施して得られる離型紙や離型フィルム等が挙げられる。
【0030】
本発明1のマーキングフィルムの製造方法は、例えば、上記離型材の離型処理面に前記粘着剤を例えばリバースコート法やホットメルトコート法等により所定の塗工厚みとなるように塗工し、必要に応じて乾燥や冷却等の工程を経た後、前記基材層と積層し、粘着剤層を基材層側に転写することにより、所望のマーキングフィルムを得ることができる。
【0031】
尚、基材層に塗膜層が形成されている場合には、上記粘着剤層の転写は基材層の塗膜層が形成されていない方の側に対して行うことが好ましい。
【0032】
上記アクリルウレタン樹脂層を形成するアクリルウレタン樹脂とは、アクリル系モノマーと水酸基含有アクリル系モノマーとを共重合させて得られるアクリルポリオールとポリイソシアネート化合物とを反応させて得られる樹脂を言う。
【0033】
上記アクリル系モノマーとしては、例えば、前記アクリル樹脂系粘着剤の作製に用いられ得るのと同様の各種(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーが挙げられる。これらの(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0034】
水酸基含有アクリル系モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロオキシブチルアクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート、カプロラクトン変成(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの水酸基含有アクリル系モノマーは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0035】
アクリル系モノマーと水酸基含有アクリル系モノマーとを共重合体させて得られるアクリルポリオールは、特に限定されるものではないが、その重量平均分子量が1000〜200000であることが好ましく、また、そのガラス転移温度(Tg)が0〜100℃であることが好ましい。
【0036】
アクリルポリオールの重量平均分子量が1000未満であると、満足すべき強度のフィルムが得られないことがあり、Tgが0℃未満であると、得られるフィルムが粘着性を帯びて使用しづらくなることがある。逆にアクリルポリオールの重量平均分子量が200000を超えると、粘度が高くなって取扱いが難しくなることがあり、Tgが100℃を超えると、得られる基材層が硬くなり過ぎて、所望の柔軟性が得られない場合がある。
【0037】
アクリルポリオールと反応させるためのポリイソシアネート化合物としては、例えば、ウレタン系樹脂の合成に一般的に用いられる各種ポリイソシアネート化合物が挙げられるが、得られるアクリルウレタン樹脂の耐候性を考慮すると、なかでも例えばヘキサメチレンジイソシアネートのような脂肪族ジイソシアネート化合物や、脂肪族ジイソシアネート化合物のトリメチロールプロパン付加物、ビウレット体、イソシアヌレート体あるいはそれらの混合物や縮合物等が好適に用いられる。これらのポリイソシアネート化合物は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0038】
また、架橋点間距離(ポリイソシアネート化合物の分子量/ポリイソシアネート化合物中のイソシアネート基数)が200〜400のポリイソシアネート化合物を30〜100重量%含有するポリイソシアネート化合物を用いることがより好ましい。
【0039】
前記ウレタン樹脂層を形成するウレタン樹脂とは、例えばポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール等のポリオールとポリイソシアネート化合物とを反応させて得られる樹脂を言う。
【0040】
ポリエステルポリオールとしては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、1,5−ナフタル酸、2,6−ナフタル酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカメチレンジカルボン酸、ドデカメチレンジカルボン酸等のジカルボン酸と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール等のポリオールとの反応により得られるポリエステルポリオールや、ε−カプロラクタムを開環重合して得られるポリ−ε−カプロラクトンポリオール等が挙げられる。これらのポリエステルポリオールは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0041】
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等や、ポリテトラメチレングリコールとエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等との共重合体等が挙げられる。これらのポリエーテルポリオールは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0042】
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、ポリヘキサメチレンカーボネートポリオール、ポリシクロヘキサンジメチレンカーボネートポリオール等が挙げられる。これらのポリカーボネートポリオールは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0043】
これらのポリオールは、特に限定されるものではないが、その重量平均分子量が1000〜200000であることが好ましく、また、そのTgが0〜100℃であることが好ましい。これらのポリオールの重量平均分子量やTgが上記範囲を外れる場合の問題点は、前記アクリルポリオールの場合と同じである。
【0044】
ポリオールと反応させるためのポリイソシアネート化合物としては、例えば、前記アクリルポリオールとの反応に用いられ得るのと同様の各種ポリイソシアネート化合物が挙げられる。これらのポリイソシアネート化合物は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0045】
また、本発明1においては、ウレタン樹脂層を形成するウレタン樹脂として、例えば重量平均分子量が10000〜800000程度のウレタン樹脂を主成分とするウレタン樹脂系1液型ラッカー等が用いられても良い。
【0046】
前記アクリルウレタン樹脂層中及び上記ウレタン樹脂層中には、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、光安定剤、紫外線吸収剤、HALS、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤等の各種安定剤の1種もしくは2種以上が添加されていても良い。
【0047】
基材層を構成するアクリルウレタン樹脂層とウレタン樹脂層の積層順は、特に限定されるものではなく、アクリルウレタン樹脂層が基材層の表面側(非粘着剤層側)であってウレタン樹脂層が基材層の粘着剤層側であっても良いし、ウレタン樹脂層が基材層の表面側(非粘着剤層側)であってアクリルウレタン樹脂層が基材層の粘着剤層側であっても良いが、耐候性や透明性により優れるアクリルウレタン樹脂層を基材層の表面側(非粘着剤層側)とすることが好ましい。
【0048】
アクリルウレタン樹脂層とウレタン樹脂層との積層方法は、特に限定されるものではなく、例えば、グラビアコーター、コンマコーター、リバースコーター、ナイフコーター、スプレーガン、スクリーン印刷機等の塗工機を用いて、先ず一方の層を作製した後、その上に同様の方法で他方の層を作製する方法を採っても良いし、押出成形法等により一方の層を成形した後、その上に上記塗工法で他方の層を作製する方法を採っても良く、また、予め個別に成形された両層を接着させて積層する方法や共押出成形法により両層を一体成形する方法等を採っても良い。
【0049】
アクリルウレタン樹脂層を単層で基材層とすると、前記引裂強度が0.8Nを下回り、得られるマーキングフィルムが使用時に裂けやすくなって施工性が低下する。また、ウレタン樹脂層を単層で基材層とすると、前記引裂強度が3Nを上回り、得られるマーキングフィルムのカッティングマシーンによるカッティング性が著しく低下して実用性が乏しくなる。
【0050】
しかし、本発明1における基材層はアクリルウレタン樹脂層とウレタン樹脂層が積層された二層構成となされているので、前記引裂強度が0.8〜3Nの適正な範囲となり、得られるマーキングフィルムは適度なフィルム強度と柔軟性や形状追従性を有すると共に、使用時に裂けることなく、カッティング性も良好な施工性に優れるものとなる。
【0051】
図1は本発明1によるマーキングフィルムの一例を示す断面図である。図1に示すように、本発明1のマーキングフィルムの好ましい例は、アクリルウレタン樹脂層を表面側(非粘着剤層側)とし、ウレタン樹脂層を粘着剤層側とする基材層の粘着剤層側に粘着剤層が積層されており、この粘着剤層の非基材層側に離型材層が積層された構成を有している。
【0052】
次に、本発明2のマーキングフィルムは、上述した本発明1のマーキングフィルムにおいて、二層構成となされている基材層の表面側(非粘着剤層側)が着色透明層であり、粘着剤層側が白色不透明層であることが必要である。
【0053】
基材層の表面側(非粘着剤層側)を着色透明層とする方法としては、例えばシアニンブルーやシアニングリーン等のシアニン系有機顔料を基材層の表面側(非粘着剤層側)となる前記アクリルウレタン樹脂層中もしくはウレタン樹脂層中に添加したり、これらの有機顔料で着色された印刷インキや塗料で基材層の表面側(非粘着剤層側)となる樹脂層に印刷や塗装を施すことにより、所望の色に着色され且つ透明な表面側(非粘着剤層側)を有する基材層を得ることができる。
【0054】
また、基材層の粘着剤層側を白色不透明層とする方法としては、例えば酸化チタンのような隠蔽力の強い白色無機顔料を基材層の粘着剤層側となる前記ウレタン樹脂層中もしくはアクリルウレタン樹脂層中に添加したり、これらの白色無機顔料で着色された印刷インキや塗料で基材層の粘着剤層側となる樹脂層に印刷や塗装を施すことにより、白色に着色され且つ不透明な粘着剤層側を有する基材層を得ることができる。
【0055】
上記酸化チタンとしては、例えば、ルチル型酸化チタン、アナターゼ型酸化チタン等が挙げられるが、なかでも耐候性に優れ隠蔽力も強いルチル型酸化チタンを用いることが好ましい。
【0056】
二層構成となされている基材層の表面側(非粘着剤層側)を着色透明層とし、基材層の粘着剤層側を白色不透明層とすることにより、高彩度色の発色性を有し、耐候性にも優れるマーキングフィルムを得ることができる。
【0057】
次に、本発明3のマーキングフィルムは、前記本発明1または上記本発明2のマーキングフィルムにおいて、二層構成となされている基材層の各層の厚みが10〜80μmであり、全厚みが20〜160μmであることが必要である。
【0058】
基材層の各層の厚みが10μm未満であるか、基材層の全厚みが20μm未満であると、得られるマーキングフィルムの腰が弱くなって施工性が低下し、逆に基材層の各層の厚みが80μmを超えるか、基材層の全厚みが160μmを超えると、得られるマーキングフィルムの柔軟性や形状追従性が不十分となる。
【0059】
【発明の実施の形態】
本発明をさらに詳しく説明するため以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は「重量部」を意味する。
【0060】
(実施例1)
【0061】
(1)基材層の作製
アクリルウレタン樹脂系塗料(商品名「プラニットU#700」、大日本塗料社製、樹脂分100部に対しシアニンブルー有機顔料5部添加)の樹脂分100部に対し、ヒンダードアミン系光安定剤(商品名「チヌビン622」、チバスペシャルティケミカルズ社製)0.2部、紫外線吸収剤(商品名「チヌビン327」、チバスペシャルティケミカルズ社製)0.2部及びポリイソシアネート化合物(商品名「コロネートHL」、日本ポリウレタン工業社製)6.5部を添加したアクリルウレタン樹脂系組成物を、リバースコーターを用いて、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に乾燥後の塗工厚みが40μmとなるように塗工し、乾燥して、厚み40μmの青色に着色された透明なアクリルウレタン樹脂層を作製した。
【0062】
次いで、ウレタン樹脂系塗料(商品名「プラニットU#500」、大日本塗料社製、樹脂分100部に対しルチル型酸化チタン無機顔料30部添加)の樹脂分100部に対し、ヒンダードアミン系光安定剤「チヌビン622」0.2部、紫外線吸収剤「チヌビン327」0.2部及びポリイソシアネート化合物「コロネートHL」6.5部を添加したウレタン樹脂系組成物を、リバースコーターを用いて、上記で得られたアクリルウレタン樹脂層の上に乾燥後の塗工厚みが40μmとなるように塗工し、乾燥して、厚み40μmの青色に着色された透明なアクリルウレタン樹脂層の上に厚み40μmの白色に着色された不透明なウレタン樹脂層が積層されてなる全厚み80μmの二層構成の基材層を作製した。
【0063】
(2)マーキングフィルムの作製
コンマコーターを用いて、シリコーン樹脂系離型剤で離型処理が施された離型紙の離型処理面に、2液架橋型の溶剤型アクリル樹脂系粘着剤を乾燥後の塗工厚みが40μmとなるように塗工し、乾燥して、厚み40μmの粘着剤層と離型紙とからなる積層体を作製した。次いで、この積層体の粘着剤層側を(1)で得られた基材層のウレタン樹脂層側にラミネートして積層し、マーキングフィルムを作製した。
【0064】
(3)評価
上記で得られた基材層とマーキングフィルムの性能(▲1▼引裂強度、▲2▼彩度、▲3▼カッティング性、▲4▼施工性、▲5▼耐候性)を以下の方法で評価した。その結果は表1に示した。
【0065】
▲1▼引裂強度:JIS K−7128のB法(エルメンドルフ引裂法)に準拠して、基材層の引裂強度を測定した。
【0066】
▲2▼彩度:分光測色計(商品名「CM−3700d」、ミノルタ社製)を用いて、マーキングフィルムの彩度(マンセル値のC値)を測定した。上記C値が10以上であれば高彩度と言える。
【0067】
▲3▼カッティング性:カッティングマシーン(商品名「CG45」、MIMAKI社製)を用いて、マーキングフィルムのカッティングを実施し、下記3点法の判定基準でカット性を評価した。
〔判定基準〕
3点‥‥問題なくカッティングできた
2点‥‥鋭角部でフィルムのカット不良による捲れが部分的に発生した
1点‥‥鋭角部でフィルムのカット不良による捲れが顕著に発生した
【0068】
▲4▼施工性:図2は施工性の評価に用いたコルゲート板を示す断面図である。マーキングフィルムの離型紙を剥離して、図2に示す三次曲面を有するコルゲート板の山部にマーキングフィルムの粘着剤層側を接着させ、次いでコルゲート板の谷部へ専用の施工工具を用いて押し込んで接着させ、23℃の雰囲気下に3日間放置した後、マーキングフィルムの浮きの状態を目視で観察し、下記5点法の判定基準で施工性を評価した。
〔判定基準〕
5点‥‥谷部に浮きが全く発生しなかった
4点‥‥谷部へ押し込む時にマーキングフィルムの裂けが部分的に発生した
3点‥‥谷部に若干の浮きが発生した
2点‥‥谷部へ押し込む時にマーキングフィルムの裂けが顕著に発生した
1点‥‥谷部に著しい浮きが発生した
【0069】
▲5▼耐候性:マーキングフィルムをカーボンアークサンシャイン型ウエザロメーターで2000時間促進曝露した後、分光測色計「CM−3700d」を用いて、促進曝露前後の色差を測定した。耐候性の良否の判断基準は、上記色差が6以下で良好、6超〜8以下で可、8以上で不可である。
【0070】
(実施例2)
基材層の作製において、アクリルウレタン樹脂層として、アクリルウレタン樹脂系塗料(商品名「Q−193」、三井化学社製、樹脂分100部に対しシアニングリーン有機顔料4部添加)の樹脂分100部に対し、ポリイソシアネート化合物(商品名「デュラネートE−405−80T」、旭化成工業社製)23.1部を添加したこと以外は実施例1の場合と同様にして、マーキングフィルムを作製した。
【0071】
(実施例3)
基材層の作製において、実施例1のウレタン樹脂系塗料及びポリイソシアネート化合物に変えて、ポリエステルウレタン樹脂系塗料(商品名「R−263」、日本ビーケミカル社製、樹脂分100部に対しルチル型酸化チタン無機顔料30部添加)の樹脂分100部に対し、ポリイソシアネート化合物「デュラネートE−405−80T」23.1部を添加したこと以外は実施例1の場合と同様にして、マーキングフィルムを作製した。
【0072】
(実施例4)
基材層の作製において、アクリルウレタン樹脂層の厚みを20μmとし、ウレタン樹脂層の厚みを50μmとしたこと以外は実施例1の場合と同様にして、マーキングフィルムを作製した。
【0073】
(実施例5)
基材層の作製において、アクリルウレタン樹脂系塗料「プラニットU#700」の樹脂分100部に対し、シアニンブルー有機顔料5部の代わりに、ルチル型酸化チタン無機顔料30部を添加し、ウレタン樹脂系塗料「プラニットU#500」の樹脂分100部に対し、ルチル型酸化チタン無機顔料30部の代わりに、シアニンブルー有機顔料5部を添加し、さらにアクリルウレタン樹脂層とウレタン樹脂層との積層順序を逆にしたこと以外は実施例1の場合と同様にして、マーキングフィルムを作製した。
【0074】
(比較例1)
基材層を厚み50μmのアクリルウレタン樹脂層の単層としたこと以外は実施例1の場合と同様にして、マーキングフィルムを作製した。
【0075】
(比較例2)
基材層を厚み50μmのウレタン樹脂層の単層としたこと以外は実施例1の場合と同様にして、マーキングフィルムを作製した。
【0076】
(比較例3)
基材層の作製において、アクリルウレタン樹脂層の厚みを5μmとしたこと以外は実施例1の場合と同様にして、マーキングフィルムを作製した。
【0077】
(比較例4)
基材層の作製において、ウレタン樹脂層の厚みを5μmとしたこと以外は実施例1の場合と同様にして、マーキングフィルムを作製した。
【0078】
実施例2〜5及び比較例1〜4で得られた基材層及びマーキングフィルムの性能を実施例1の場合と同様にして評価した。その結果は表1に示した。
【0079】
【表1】
【0080】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のマーキングフィルムは、適度なフィルム強度と柔軟性や形状追従性を有するので、使用時のカッティング性や施工性に優れると共に、高彩度色の発色性や耐候性に富み、且つ、焼却時に有害ガスを発生するハロゲンを実質的に含まないので、使用後は焼却処理による廃棄が容易にできる低環境負荷型のマーキングフィルムである。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明1によるマーキングフィルムの一例を示す断面図である。
【図2】施工性の評価に用いたコルゲート板を示す断面図である。
Claims (3)
- 実質的にハロゲンを含有しないアクリルウレタン樹脂層とウレタン樹脂層とが積層された二層構成からなり着色されてなる基材層、粘着剤層及び離型材層がこの順に積層されてなり、且つ、上記基材層のJIS K−7128のB法(エルメンドルフ引裂法)に準拠して測定された引裂強度が0.8〜3Nであることを特徴とするマーキングフィルム。
- 二層構成となされている基材層の表面側(非粘着剤層側)が着色透明層であり、粘着剤層側が白色不透明層である請求項1に記載のマーキングフィルム。
- 二層構成となされている基材層の各層の厚みが10〜80μmであり、全厚みが20〜160μmである請求項1または請求項2に記載のマーキングフィルム。
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