JP2002069399A - 粘着フィルム - Google Patents
粘着フィルムInfo
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Abstract
た、適度な柔軟性や形状追従性ならびにフィルム強度に
伴い、三次曲面施工性や取扱い作業性に優れ、且つ、優
れた隠蔽性を発現し、使用後は焼却処理による廃棄が容
易にできる低環境負荷型の粘着フィルムを提供する。 【解決手段】 着色層、基材層及び粘着剤層がこの順に
積層されてなり、且つ、上記基材層は、ポリオレフィン
から形成された表面酸素原子重量が15重量%以上であ
る着色層に隣接する外層、ポリプロピレンからなる粘着
剤層に隣接する内層及びMFRが0.1〜5g/10分
の直鎖状低密度ポリエチレン20〜100重量%及びそ
れ以外のポリオレフィン80〜0重量%を含有するポリ
オレフィン100重量部及び酸化チタン40〜100重
量部からなるポリオレフィン系組成物からなる内外層に
挟まれた中間層から構成される粘着フィルム。
Description
類、装飾用ステッカー類、表示用ステッカー類等として
好適に用いられる粘着フィルムに関する。尚、本発明で
言う粘着フィルムには粘着シートも包含されるものであ
り、上記用途に用いられる粘着フィルムは、一般にマー
キングフィルムと呼ばれることが多い。
軟質塩化ビニル系樹脂フィルムを基材層とし、この基材
層に対し、用途や目的に応じて顔料を練り込んで着色し
たり、印刷や塗装を施した後、基材層の片面に用途や目
的に応じて適当な粘着剤(感圧接着剤)を塗工して粘着
剤層を形成し、さらに必要に応じて粘着剤層を保護する
目的で離型紙や離型フィルム等の離型材層を積層して構
成されており、使用時には、この離型材層を剥離して露
出した粘着剤層を被着体の所定の箇所に貼り付けて用い
られる。
れることが多く、例えば、看板、広告塔、シャッター、
ショーウィンドウ等に用いられる広告用ステッカー類;
自動車、二輪車等の車両やモーターボート等の船舶に用
いられる装飾用ストライプステッカー類;交通標識、道
路標識、案内板等に用いられる表示用ステッカー類等の
屋外用途に広く使用されている。このため、マーキング
フィルムには、優れた耐候性を有し、且つ、三次曲面に
貼り付けるための適度な柔軟性や形状追従性を有するこ
とが要求される。
材層とする従来のマーキングフィルムは、焼却処理して
廃棄する際に塩化水素ガスやダイオキシンが発生するた
め、簡単な焼却設備では処理できず、さらには焼却設備
の耐久性を低下させるという問題点がある。そのため最
近では、簡単な焼却設備で処理できる低環境負荷型のマ
ーキングフィルムへの要望が高まってきており、種々の
試みがなされている。
は、「ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、酸
化チタン5〜30重量部、紫外線吸収剤0.1〜5重量
部、ヒンダードアミン系化合物0.1〜3重量部及び有
機リン酸部分エステル金属塩0.1〜3重量部を配合し
た組成物からなるフィルムを基材層とし、この基材層に
粘着剤層及び剥離材層が形成されてなる、焼却処理によ
る廃棄が容易なマーキングフィルム」が開示されてい
る。
ルムの場合、ポリオレフィン系樹脂基材層に隠蔽性を持
たせるために酸化チタンを含有させているため、基材層
の表面に形成された着色樹脂層を透過した太陽光の紫外
線と熱により酸化チタンが光触媒作用を発現して、着色
樹脂層と接している基材層界面の樹脂が劣化を来し、着
色樹脂層が経時的に基材層から剥離するという問題点が
ある。
材層の表面に着色樹脂層と基材層の双方に対する接着性
の高いプライマー層(下塗り剤層)を設ける方法が行わ
れている。しかし、上記プライマー層を設ける方法は、
製造工程を実質的に一つ増やすことになるので、製造作
業が煩雑になると共に、コストも高くなるという問題点
がある。
ムの場合、基材層に用いるポリオレフィン系樹脂につい
ては何ら規定されておらず、市販のポリオレフィン系樹
脂からなる基材層を用いて作製したマーキングフィルム
では、軟質ポリ塩化ビニル系樹脂からなる基材層を用い
て作製したマーキングフィルムに比較して、柔軟性や形
状追従性が劣るため、三次曲面施工性や取扱い作業性が
不十分になるという問題点がある。
ルムの場合、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対す
る酸化チタンの配合量が5〜30重量部と規定されてい
るが、マーキングフィルムとして高隠蔽性が要求される
用途においては、酸化チタンの配合量が上記範囲では十
分な隠蔽性を得られないことが多く、実際の施工におい
ては被着体(下地)の模様が透けて見えるという問題点
がある。また、酸化チタンのような顔料や充填剤を大量
に配合すると、基材層やマーキングフィルムが裂け易く
なって、施工段階で小さなノッチが基材層やマーキング
フィルムに入っただけで、基材層やマーキングフィルム
が裂けてしまうという問題点もある。
従来の粘着フィルムの問題点に鑑み、着色樹脂層と基材
層との密着性に優れ、また、適度な柔軟性や形状追従性
ならびにフィルム強度に伴い、三次曲面施工性や取扱い
作業性に優れ、且つ、優れた隠蔽性を発現し、使用後は
焼却処理による廃棄が容易にできる低環境負荷型の粘着
フィルムを提供することにある。
よる粘着フィルムは、着色樹脂層、ポリオレフィン系樹
脂基材層及び粘着剤層がこの順に積層されてなる粘着フ
ィルムであって、上記ポリオレフィン系樹脂基材層は、
着色樹脂層に隣接する外層と粘着剤層に隣接する内層と
内外層に挟まれた中間層とからなり、且つ、ポリオレフ
ィン系樹脂から形成された外層はX線光電子分光測定機
により測定された表面酸素原子重量が15重量%以上で
あり、内層はポリプロピレン系樹脂から形成され、中間
層は、メルトフローレートが0.1〜5.0g/10分
である直鎖状低密度ポリエチレン樹脂20〜100重量
%及びそれ以外のポリオレフィン系樹脂80〜0重量%
を含有するポリオレフィン系樹脂100重量部に対し
て、酸化チタン40〜100重量部が含有されてなるポ
リオレフィン系樹脂組成物から形成されていることを特
徴とする。
ィルムは、上記請求項1に記載の粘着フィルムにおい
て、着色樹脂層が、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹
脂及びフッ素系樹脂からなる群より選択される少なくと
も1種の合成樹脂100重量部に対して、着色剤5〜2
00重量部が含有されてなる着色樹脂組成物から形成さ
れていることを特徴とする。
フィン系樹脂基材層において、外層とは、粘着フィルム
を被着体に貼着した状態において、最外層である着色樹
脂層に近い方の層を意味し、内層とは、粘着フィルムを
被着体に貼着した状態において、被着体に近い方の層を
意味する。また、中間層とは、上記内外層に挟まれた層
を意味する。
例を示す断面図である。図1に示すように、本発明の粘
着フィルムは、着色樹脂層、ポリオレフィン系樹脂基材
層(外層、中間層及び内層がこの順に積層された3層構
成)及び粘着剤層がこの順に積層され、さらに必要によ
り粘着剤層に貼着された離型材層からなる6層構成とさ
れている。
層用として用いられる着色樹脂としては、特に限定され
るものではないが、例えば、実質的に塩素原子を含有し
ない合成樹脂を主成分とし、この主成分に対して、無機
顔料、有機顔料、染料等の着色剤が含有されてなる着色
樹脂組成物が挙げられる。
脂としては、特に限定されるものではないが、例えば、
アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、
ウレタン系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリアセタ
ール系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、エポキシ系樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−エチルアク
リレート共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、ス
チレン−共役ジエン共重合体等が挙げられ、好適に用い
られるが、なかでも、耐候性や透明性に優れることか
ら、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹
脂等がより好適に用いられる。これらの合成樹脂は、単
独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良
い。
るものではないが、例えば、酸化チタン、カーボンブラ
ック、弁柄、シアニンブルー、シアニングリーン、キナ
クリドンレッド、ポリアゾイエロー、ジケトピロロピロ
ール等が挙げられ、好適に用いられる。これらの着色剤
は、所望の色相や色模様の発色を可能とするために、単
独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良
いが、耐候性に優れる着色剤を選択して用いることが好
ましく、また、分子中に有害ガスの発生源となる塩素原
子を含有しない着色剤を選択して用いることが好まし
い。
は、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂及びフッ素系
樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の合成樹
脂100重量部に対して、着色剤5〜200重量部が含
有されてなる着色樹脂組成物が挙げられる。合成樹脂と
してアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂及びフッ素系
樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を用いる
ことにより、得られる着色樹脂層は優れた耐候性や透明
性を有するものとなる。
の含有量が5重量部未満であると、所望の色相や色模様
を得られなくなり、逆に合成樹脂100重量部に対する
着色剤の含有量が200重量部を超えると、着色樹脂組
成物の粘度が高くなりすぎて塗工や印刷が困難となり、
得られる着色樹脂層の外観が悪くなる。
刷インキの状態で用いられることが好ましいが、これら
に限定されるものではない。また、上記着色樹脂組成物
の形態は、特に限定されるものではなく、溶剤型着色樹
脂組成物、エマルジョン型着色樹脂組成物、ホットメル
ト型着色樹脂組成物、フィルム状着色樹脂組成物、例え
ば光照射による光重合のような塊状重合可能なモノマー
型もしくはオリゴマー型着色樹脂組成物等のいずれの形
態であっても良い。
っても良いし、2液以上の多液型であっても良く、ま
た、架橋型であっても良いし、非架橋型であっても良い
が、得られる着色樹脂層により優れた耐候性や耐久性を
付与するためには、架橋型であることが好ましい。
としては、特に限定されるものではないが、例えば、イ
ソシアネート系化合物、メラミン系化合物、シラン系化
合物等が挙げられる。これらの架橋剤は、単独で用いら
れても良いし、2種類以上が併用されても良いが、光に
よる黄変現象の発生等を防止するために、芳香族環を含
有しない架橋剤を選択して用いることが好ましい。
の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、無機もし
くは有機充填剤、軟化剤、可塑剤、界面活性剤、カップ
リング剤、レベリング剤、例えばベンゾフェノン系化合
物、ベンゾトリアゾール系化合物、サリチル酸エステル
系化合物等のような紫外線吸収剤、例えばヒンダードア
ミン系化合物のような光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤
(老化防止剤)、帯電防止剤、難燃剤、消泡剤等の各種
添加剤の1種もしくは2種以上が含有されていても良い
が、実質的に塩素原子を含有しない添加剤を選択して用
いることが好ましい。
層上への着色樹脂層の形成方法は、特に限定されるもの
ではなく、着色樹脂組成物の形態に応じて、例えば、グ
ラビアコーター、コンマコーター、ナイフコーター、フ
ローコーター、ホットメルトコーター、スプレー塗工
機、スクリーン印刷機、グラビア印刷機等を用いて、基
材層の外層上へ着色樹脂組成物を塗工もしくは印刷した
後、必要に応じて、乾燥、架橋、冷却、光照射等を行う
ことにより、所望の着色樹脂層を形成することができ
る。
特に限定されるものではないが、5〜40μmであるこ
とが好ましい。
フィン系樹脂基材層(以下、単に「基材層」と略記す
る)は、上記着色樹脂層に隣接する外層と、後述する粘
着剤層に隣接する内層と、上記内外層に挟まれた中間層
との3層構成からなる。
形成されており、X線光電子分光測定機により測定され
た表面酸素原子重量が15重量%以上である。
以上とすることにより、得られる基材層に対する前記着
色樹脂層の密着性は優れたものとなり、着色樹脂層が基
材層から経時的に剥離することがなくなる。外層の上記
表面酸素原子重量が15重量%未満であると、基材層に
対する着色樹脂層の密着性が不十分となって、着色樹脂
層が基材層から経時的に剥離することがある。
ては、実質的に塩素原子を含有しないポリオレフィン系
樹脂であれば良く、特に限定されるものではないが、例
えば、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、直鎖状低
密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、高密度ポリエチ
レン樹脂(HDPE)等のポリエチレン樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共
重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、EV
Aならびにこれらに水酸基を導入した水酸基含有ポリオ
レフィン系樹脂等が挙げられ、好適に用いられる。これ
らのポリオレフィン系樹脂は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良いが、上記表面酸素原
子重量を15重量%以上とするためには、酸素原子を保
有するEVAや水酸基含有ポリオレフィン系樹脂等のい
わゆる接着性ポリオレフィン系樹脂を単独もしくは併用
して用いることが好ましい。
ら形成される。内層を形成する樹脂としてポリプロピレ
ン系樹脂を用いることにより、得られる基材層や粘着フ
ィルムに適度なフィルム強度や腰を付与することができ
る。
限定されるものではないが、例えば、PP、プロピレン
−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブ
ロック共重合体ならびにこれらに水酸基を導入した水酸
基含有ポリプロピレン系樹脂等が挙げられ、好適に用い
られる。これらのポリプロピレン系樹脂は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良く、ま
た、ポリエチレン樹脂やEVA等の他のポリオレフィン
系樹脂と併用されても良い。
(MFR)が0.1〜5.0g/10分であるLLDP
E20〜100重量%及びそれ以外のポリオレフィン系
樹脂80〜0重量%を含有するポリオレフィン系樹脂1
00重量部に対して、酸化チタン40〜100重量部が
含有されてなるポリオレフィン系樹脂組成物から形成さ
れる。
分未満であるか、または、5.0g/10分を超える
と、中間層の成形性が不十分となって、良好な3層構成
の基材層を得ることが困難となる。
ものではないが、数平均分子量が1000〜20000
0であるものが好ましく、より好ましくは1500〜1
0000のものである。
であると、得られる基材層や粘着フィルムのフィルム強
度が不十分となることがあり、逆にLLDPEの数平均
分子量が200000を超えると、中間層の成形性が不
十分となって、良好な3層構成の基材層を得ることが困
難となることがある。
いし、2種類以上が併用されても良い。2種類以上のL
LDPEが併用される場合、LLDPE混合物のMFR
や数平均分子量が上記範囲となれば良い。
及びそれ以外のポリオレフィン系樹脂を含有してなるポ
リオレフィン系樹脂が用いられる。
DPEの含有量は20〜100重量%であることが必要
であり、好ましくは25〜100重量%であり、より好
ましくは40〜100重量%である。
ても良いし、上記含有量の範囲でそれ以外のポリオレフ
ィン系樹脂と併用されても良い。ポリオレフィン系樹脂
中における上記LLDPEの含有量が20重量%未満で
あると、得られる基材層や粘着フィルムの柔軟性や形状
追従性ならびにフィルム強度が不十分となる。
樹脂100重量部に対して、酸化チタン40〜100重
量部が含有されてなるポリオレフィン系樹脂組成物から
形成される。
ものではないが、例えば、ルチル型酸化チタンやアナタ
ーゼ型酸化チタンが挙げられ、好適に用いられるが、な
かでも、隠蔽性や耐候性に優れることから、ルチル型酸
化チタンがより好適に用いられる。これらの酸化チタン
は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
ても良い。また、上記酸化チタンは、特に限定されるも
のではないが、ポリオレフィン系樹脂中への分散性に優
れることから、平均粒子径が0.01〜1μmであるも
のが好ましい。
る酸化チタンの含有量が40重量部未満であると、得ら
れる基材層や粘着フィルムの隠蔽性が不十分となり、逆
にポリオレフィン系樹脂100重量部に対する酸化チタ
ンの含有量が100重量部を超えると、もはや隠蔽性は
それ以上向上しないにもかかわらず、ポリオレフィン系
樹脂中への酸化チタンの分散性が悪くなり、中間層の成
形性が不十分となって、良好な3層構成の基材層を得る
ことが困難となる。
有させる方法としては、特に限定されるものではない
が、例えば、ポリオレフィン系樹脂中へ所定量の酸化チ
タンを直接的に添加し、攪拌混合して分散させる方法
や、予め酸化チタンを高濃度でポリオレフィン系樹脂中
へ均一に分散させた酸化チタンマスターバッチを作製し
ておき、このマスターバッチを酸化チタンが所定量とな
るようにポリオレフィン系樹脂中へ添加し、攪拌混合し
て分散させる方法等が挙げられるが、より均一な分散性
を得られることから、後者の方法を採ることが好まし
い。
ルムの隠蔽性をさらに向上させるために、外層用のポリ
オレフィン系樹脂や内層用のポリプロピレン系樹脂に対
しても含有されていて良い。
ン系樹脂、基材層の内層を形成する前記ポリプロピレン
系樹脂及び基材層の中間層を形成する上記ポリオレフィ
ン系樹脂組成物には、本発明の課題達成を阻害しない範
囲で必要に応じて、無機もしくは有機充填剤、軟化剤、
可塑剤、界面活性剤、カップリング剤、アンチブロッキ
ング剤、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、光安定
剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤等の各種
添加剤の1種もしくは2種以上が含有されていても良い
が、実質的に塩素原子を含有しない添加剤を選択して用
いることが好ましい。
ではなく、例えば、外層、内層、中間層を例えばインフ
レーション法によりそれぞれ個別に作製した後、中間層
の一方の面に外層を積層し、他方の面に内層を積層して
基材層とする方法を採っても良いし、また、3層共押出
法により、外層用のポリオレフィン系樹脂、内層用のポ
リプロピレン系樹脂、中間層用のポリオレフィン系樹脂
組成物の3層共押出しを行って基材層とする方法を採っ
ても良いが、生産性に優れることから、後者の方法を採
ることが好ましい。
限定されるものではないが、20〜150μmであるこ
とが好ましく、より好ましくは40〜60μmである。
また、基材層中における中間層の厚みは、特に限定され
るものではないが、基材層の厚みの50〜90%である
ことが好ましく、基材層中における外層及び内層の合計
厚みは、基材層の厚みの10〜50%であることが好ま
しい。
基材層中における中間層の厚みが基材層の厚みの50%
未満であると、得られる粘着フィルムが柔らかくなりす
ぎて、フィルム強度が不十分となったり、取扱い作業性
が損なわれることがあり、逆に基材層の厚みが150μ
mを超えたり、基材層中における中間層の厚みが基材層
の厚みの90%を超えると、得られる粘着フィルムが硬
くなりすぎて、柔軟性や形状追従性が不十分となること
がある。
は、着色樹脂層や後述する粘着剤層との密着性をさらに
向上させるために、コロナ放電処理等の表面処理が施さ
れていても良い。
用として用いられる粘着剤としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着
剤、ポリビニルエーテル系粘着剤、シリコーン系粘着剤
等が挙げられるが、なかでも耐候性や透明性に優れるこ
とから、アクリル系粘着剤が好適に用いられる。
ものではないが、例えば、アルキル基の炭素数が4〜1
2のアルキル(メタ)アクリレートモノマーの単独重合
体もしくはアルキル(メタ)アクリレートモノマー同士
の共重合体や、アルキル(メタ)アクリレートモノマー
と該アルキル(メタ)アクリレートモノマーと共重合可
能な重合性モノマーとの共重合体等を主成分としてな
る。尚、本発明で言う(メタ)アクリレートとはアクリ
レートまたはメタクリレートを意味する。
キル(メタ)アクリレートモノマーとしては、特に限定
されるものではないが、例えば、n−ブチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−オクチル
(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート等が挙げられる。こ
れらのアルキル(メタ)アクリレートモノマーは、単独
で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い
が、得られる粘着剤の粘着性(タック)や粘着力と凝集
力とのバランスを優れたものにするためには、ホモポリ
マーのガラス転移温度(Tg)が−50℃以下となるア
ルキル(メタ)アクリレートモノマーを主成分とし、こ
のアルキル(メタ)アクリレートモノマーとメチル(メ
タ)アクリレートやエチル(メタ)アクリレート等のア
ルキル基の炭素数が1〜3のアルキル(メタ)アクリレ
ートモノマーとを併用することが好ましい。
モノマーと共重合可能な重合性モノマーとしては、特に
限定されるものではないが、例えば、(メタ)アクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のカルボキシ
ル基含有モノマーやこれらの無水物、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、4−ヒドロオキシブチルア
クリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレー
ト、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート、カプ
ロラクトン変成(メタ)アクリレート等の水酸基含有モ
ノマー等が挙げられる。これらの重合性モノマーは、単
独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良
い。
られる粘着剤の形態は、特に限定されるものではなく、
例えば、溶剤型粘着剤、エマルジョン型粘着剤、ホット
メルト型粘着剤、例えば光照射による光重合のような塊
状重合可能なモノマー型もしくはオリゴマー型粘着剤等
のいずれの形態であっても良い。また、上記粘着剤は、
架橋型であっても良いし、非架橋型であっても良く、1
液型であっても良いし、2液以上の多液型であっても良
い。
成を阻害しない範囲で必要に応じて、粘着性付与剤、カ
ップリング剤、無機もしくは有機充填剤、軟化剤、可塑
剤、界面活性剤、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定
剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、消泡剤、帯電防
止剤、難燃剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が
添加されていても良いが、実質的に塩素原子を含有しな
い添加剤を選択して用いることが好ましい。
乾燥後の厚みは、特に限定されるものではないが、20
〜50μmであることが好ましい。粘着剤層の乾燥後の
厚みが20μm未満であると、得られる粘着フィルムの
粘着性(タック)や粘着力が不十分となることがあり、
逆に粘着剤層の乾燥後の厚みが50μmを超えると、得
られる粘着フィルムの端部から粘着剤層(糊)が染み出
しやすくなってこれに塵埃が付着したり、粘着フィルム
を使用後に再剥離する時に粘着剤層が凝集破壊を起こし
て、被着体の表面に糊残りを生じることがある。
離型材層用として用いられる離型材としては、特に限定
されるものではないが、例えば、シリコーン樹脂系離型
剤や長鎖アルキル基ペンダント型グラフトポリマー系離
型剤等により、紙やプラスチックフィルム等の少なくと
も片面に離型処理を施して得られる離型紙や離型フィル
ム等が挙げられる。
限定されるものではないが、例えば、上記離型材の離型
処理面に粘着剤をリバースコート法やホットメルトコー
ト法等により所定の塗工厚みとなるように塗工し、必要
に応じて、乾燥、架橋、冷却、光照射等の工程を経て、
所定の乾燥後厚みを有する粘着剤層を形成した後に、こ
の粘着剤層と例えば3層共押出法により予め作製された
基材層の外層の表面に着色樹脂層が前記形成方法により
予め積層された基材層の内層の表面とを積層して粘着剤
層を基材層側に転写することにより、所望の粘着フィル
ムを得ることができる。尚、本発明の粘着フィルムの製
造方法は上記方法に限定されるものではなく、予め作製
された基材層の内層の表面に先ず粘着剤層と離型材層と
を積層した後に、基材層の外層の表面に着色樹脂層を積
層する方法を採っても良いし、基材層の外層の表面への
着色樹脂層の積層と基材層の内層の表面への粘着剤層及
び離型材層の積層とを同時に行う方法を採っても良い。
の着色樹脂層と隣接するポリオレフィン系樹脂から形成
されている外層が、特定の表面酸素原子重量を有するの
で、着色樹脂層と基材層との密着性が優れており、着色
樹脂層が基材層から経時的に剥離することがない。
中間層が特定のMFRを有するLLDPEの特定量とそ
れ以外のポリオレフィン系樹脂の特定量とを含有するポ
リオレフィン系樹脂の特定量に対して、特定量の酸化チ
タンが含有されてなるポリオレフィン系樹脂組成物から
形成されているので、適度な柔軟性や形状追従性ならび
にフィルム強度を有するものであり、三次曲面施工性や
取扱い作業性に優れると共に、優れた隠蔽性を発現す
る。
に塩素原子を含有しないので、使用後は焼却処理による
廃棄が容易にできる低環境負荷型のものである。
施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみに限定され
るものではない。尚、実施例中の「部」は「重量部」を
意味する。また、本実施例では、本発明に係わる粘着フ
ィルムをマーキングフィルムと記した。
いた。 1.基材層用のポリオレフィン系樹脂 (1)EVA(商品名「750」、酢酸ビニル含有量3
2重量%、東ソー社製) (2)EVA(商品名「P1207」、酢酸ビニル含有
量10重量%、三井デュポンポリケミカル社製) (3)PP(商品名「F327」、MFR7.0g/1
0分、日本ポリケム社製) (4)LLDPE(商品名「FR152C」、MFR
0.8g/10分、東ソー社製) (5)LLDPE(商品名「M50」、MFR3.0g
/10分、東ソー社製) (6)LLDPE(商品名「M60」、MFR8.0g
/10分、東ソー社製) (7)LDPE(商品名「180」、MFR2.0g/
10分、東ソー社製) (8)ポリプロピレン系接着性樹脂(商品名「P513
V」、三菱化学社製) (9)ポリエチレン系接着性樹脂(商品名「AT124
3」、三井化学社製) 2.酸化チタン ルチル型酸化チタン(商品名「CR−60」、石原産業
社製) 3.着色樹脂層用の着色樹脂組成物 (1)ポリエステル系樹脂塗料(商品名「プラニットU
#500」、大日本塗料社製) (2)フッ素系樹脂塗料(商品名「デュフロンプーレク
リアー」、日本ペイント社製) (3)アクリル系樹脂塗料(商品名「レザリックT
C」、藤倉化成社製) 上記各塗料の樹脂分100部に対して、着色剤としてシ
アニンブルー、キナクリドンレッド、ポリアゾイエロー
及びシアニングリーンからなる複合顔料(大日精化工業
社製)40部及び架橋剤としてイソシアネート系化合物
(商品名「コロネート2094」、日本ポリウレタン工
業社製)6.5部を含有させた着色樹脂組成物を用い
た。但し、比較例5においては、着色樹脂組成物として
ポリエステル系樹脂塗料「プラニットU#500」の樹
脂分100部に対して、着色剤として上記複合顔料25
0部及び架橋剤として上記イソシアネート系化合物6.
5部を含有させたものを用いた。 4.粘着剤 2液架橋型のアクリル系溶剤型粘着剤(商品名「BPS
5520」、東京インキ社製) 5.離型材 シリコーン樹脂系離型剤で離型処理が施された離型紙
「750」70部及びPP「F327」30部からなる
ポリオレフィン系樹脂を準備した。また、基材層の中間
層用としてLLDPE「FR152C」100部及び酸
化チタン「CR−60」60部からなるポリオレフィン
系樹脂組成物を準備した。さらに、基材層の内層用とし
てはPP「F327」を単独で用いた。
フィン系樹脂、中間層用ポリオレフィン系樹脂組成物及
び内層用PPを外層の厚みが5μm、中間層の厚みが4
0μm及び内層の厚みが5μmとなるように3層共押出
しを行って、厚み50μmに製膜した後、その両面にイ
ンラインでコロナ放電処理(42×10-5N/cm)を
行って、外層面及び内層面にコロナ放電処理が施された
基材層を作製した。
165型」、KRATOS社製)を用いて、下記測定条
件で測定した、上記ポリオレフィン系樹脂から形成され
た外層の表面酸素原子重量は25.2重量%であった。 〔表面酸素原子重量の測定方法〕 X線源:単色化Al−Kα 分析径:300×700μm 電圧:15kV 電流:5mA パスエネルギー:40eV
層の外層面にポリエステル樹脂系塗料「プラニットU#
500」の樹脂を用いて、上述の「着色樹脂層用の着色
樹脂組成物」どおり調製した着色樹脂組成物を、乾燥後
の厚みが20μmとなるようにスプレー塗工し、乾燥し
て、着色樹脂層を積層した。次いで、コンマコーターを
用いて、シリコーン樹脂系離型剤で離型処理が施された
離型紙の離型処理面に2液架橋型のアクリル系溶剤型粘
着剤「BPS5520」を乾燥後の厚みが40μmとな
るように塗工し、乾燥して、粘着剤層を形成した後、こ
の粘着剤層を上記基材層の内層面に積層して、マーキン
グフィルムを作製した。
層用ポリオレフィン系樹脂組成物として表1に示すもの
を用い、着色樹脂層用として表1に示す着色樹脂組成物
を用いたこと以外は実施例1の場合と同様にして、マー
キングフィルムを作製した。但し、比較例2において
は、ポリプロピレン系樹脂からなる内層を形成しなかっ
た基材層を用いた。また、実施例2〜実施例7及び比較
例1〜比較例5で用いた基材層の外層用ポリオレフィン
系樹脂の表面酸素原子重量を実施例1の場合と同様にし
て測定した。その結果は表1に示すとおりであった。
5で作製した基材層の成形性、着色樹脂層の形成
性、基材層及び着色樹脂層が積層された複合層の引裂
荷重、マーキングフィルムの取扱い作業性、三次曲
面施工性、隠蔽性及び経時密着性を以下の方法で評
価した。その結果は表2に示すとおりであった。但し、
比較例4においては、基材層の成形ができなかったので
以降の評価は行わなかった。また、比較例5において
は、着色樹脂層の形成性が悪かったので以降の評価は
行わなかった。
材層の成形性を下記判定基準により評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥3層構成の基材層を問題なく成形できた。 ×‥‥中間層用ポリオレフィン系樹脂組成物の剛性が高
すぎたために、3層共押出しができなかった。
着色樹脂層用の塗料をスプレー塗工した時の塗工性や形
成された着色樹脂層の外観を目視で観察し、下記判定基
準により着色樹脂層の形成性を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥塗工性に問題なく、形成された着色樹脂層の外観
も良好であった。 ×‥‥塗工時にスプレーガンが目詰まりを起こし、良好
な着色樹脂層を形成できなかった。
スチックフィルム及びシートの引裂試験方法」のB法
(エルメンドルフ引裂法)に準拠して、基材層及び着色
樹脂層が積層された複合層の引裂荷重を測定した。複合
層の厚みを60μmに換算し、引裂荷重が1.96〜
3.92N/16枚を最適数値として評価した。
ーキングフィルムの取扱い作業性を下記判定基準により
評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥マーキングフィルムが適度な柔軟性を有していた
ので、問題なく取扱い作業ができた。 △‥‥マーキングフィルムがやや柔らかすぎたので、取
扱い作業がやや困難であった。 ×‥‥マーキングフィルムが極端に柔らかすぎたので、
取扱い作業ができなかった。
の評価に用いたコルゲート板を示す断面図である。マー
キングフィルムの離型紙を剥離して、図2に示す三次曲
面を有するコルゲート板の山部にマーキングフィルムの
露出した粘着剤層を接着させた後、コルゲート板の谷部
へ専用の施工工具(専用ヘラ)を用いて押し込んで接着
させた。この時の施工性を下記判定基準により評価し
た。 〔判定基準〕 ○‥‥マーキングフィルムが適度な柔軟性を有していた
ので、コルゲート板に対して問題なく接着施工できた。 △‥‥マーキングフィルムのモジュラスがやや不適当で
あったので、コルゲート板に対する接着施工がやや困難
であった。 ×‥‥マーキングフィルムのモジュラスが不適当であっ
たので、コルゲート板に対する接着施工が極端に困難で
あった。
した時の被着体(下地)の色の隠蔽度合いを目視で観察
し、下記判定基準により隠蔽性を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥被着体(下地)の色を全く拾わなかったので、装
飾性に優れていた。 ×‥‥被着体(下地)の色を拾ったので、装飾性が悪か
った。
紙を剥離して露出した粘着剤層をアルミ板に接着した状
態で、キセノンウエザオメーター(ブラックパネル温度
63℃、水スプレー時間12分/60分)に2000時
間曝露した後、JIS K−5400「塗料の一般的試
験方法」に準拠して、クロスカット法による碁盤目試験
を行って、着色樹脂層の剥離枚数を数え、下記判定基準
により基材層と着色樹脂層との経時密着性を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥着色樹脂層の剥離枚数が10枚以下/100枚で
あった。 △‥‥着色樹脂層の剥離枚数が11〜30枚/100枚
であった。 ×‥‥着色樹脂層の剥離枚数が31枚以上/100枚で
あった。
による実施例1〜実施例7のマーキングフィルムは、い
ずれも全ての評価項目について優れた性能を発現した。
5重量%未満であり、且つ、ポリオレフィン系樹脂10
0重量部に対する酸化チタンの含有量が40重量部未満
であったポリオレフィン系樹脂組成物を用いて基材層の
中間層を形成した比較例1のマーキングフィルムは、経
時密着性及び隠蔽性が悪かった。また、基材層にポリプ
ロピレン系樹脂からなる内層を形成せず、且つ、基材層
及び着色樹脂層が積層された複合層の引裂荷重が高すぎ
た比較例2のマーキングフィルムは、経時密着性及び取
扱い作業性が悪く、LLDPEを含有しないポリオレフ
ィン系樹脂組成物を用いて基材層の中間層を形成した比
較例3のマーキングフィルムは、三次曲面施工性が悪か
った。
ィン系樹脂100重量部に対する酸化チタンの含有量が
100重量部を超えていたポリオレフィン系樹脂組成物
を用いた比較例4においては、基材層の成形ができなか
ったので、マーキングフィルムを得ることができなかっ
た。さらに、基材層の着色樹脂層用として塗料の樹脂分
100重量部に対する着色剤(複合顔料)の含有量が2
00重量部を超えていた着色樹脂組成物を用いた比較例
5においては、良好な着色樹脂層を有する基材層を得る
ことができなかった。
ムは、着色樹脂層と基材層との密着性に優れるので着色
樹脂層が基材層から経時的に剥離することがなく、ま
た、適度な柔軟性や形状追従性ならびにフィルム強度を
有するので三次曲面施工性や取扱い作業性に優れ、且
つ、優れた隠蔽性を発現するので装飾性に優れ、しか
も、使用後は焼却処理による廃棄が容易にできる低環境
負荷型のものである。従って、本発明の粘着フィルム
は、屋内用途むけマーキングフィルムとしてはもとよ
り、例えば、広告用ステッカー類、装飾用ステッカー
類、表示用ステッカー類等の屋外用途むけマーキングフ
ィルムとして好適に用いられる。
面図である。
示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 着色樹脂層、ポリオレフィン系樹脂基材
層及び粘着剤層がこの順に積層されてなる粘着フィルム
であって、上記ポリオレフィン系樹脂基材層は、着色樹
脂層に隣接する外層と粘着剤層に隣接する内層と内外層
に挟まれた中間層とからなり、且つ、ポリオレフィン系
樹脂から形成された外層はX線光電子分光測定機により
測定された表面酸素原子重量が15重量%以上であり、
内層はポリプロピレン系樹脂から形成され、中間層は、
メルトフローレートが0.1〜5.0g/10分である
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂20〜100重量%及び
それ以外のポリオレフィン系樹脂80〜0重量%を含有
するポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、酸化
チタン40〜100重量部が含有されてなるポリオレフ
ィン系樹脂組成物から形成されていることを特徴とする
粘着フィルム。 - 【請求項2】 着色樹脂層が、アクリル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂及びフッ素系樹脂からなる群より選択され
る少なくとも1種の合成樹脂100重量部に対して、着
色剤5〜200重量部が含有されてなる着色樹脂組成物
から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
粘着フィルム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|---|
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- 2000-08-31 JP JP2000262828A patent/JP2002069399A/ja active Pending
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