JP4364891B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、マークを備えたゴルフボールに関する。
通常、ゴルフボールには、マークが付されている。このマークの典型例は、商品名や製造メーカー名等を示す文字である。
文字によるマークの他、ボールに直線状のマークを付したものが知られている。この直線状のマークは、ボールの大円に沿って付された線状のマークである。目視において、この線状のマークは、ほぼ直線に見える。
この直線状のマークは、ティーショットやパットの際に活用される。ティーショットの際には、プレーヤーはボールを置くことが出来る。パットの際には、プレーヤーは一旦ボールを拾い上げて、再度置く事が出来る。ティーショットやパットの際に、直線状のマークが目標方向を示すようにしてボールを置くことができる。直線状のマークが目標方向を示すようにボールを置き、且つこの直線状のマークを基準にしてアドレスすることにより、目標に対して正確にアドレスすることが可能となる。
本発明は、上記従来技術とは全く異なる新たな技術思想によりなされたマークに関する。本発明に係るマークは、上記従来技術では全く得られなかった異質な効果を奏する。上記従来技術のマークは、単に目標方向を示しうるのみである。これに対し、本発明に係るマークは、ヘッド軌道、弾道又は打点をコントロールしうるマークである。
本発明の目的は、ヘッド軌道、弾道又は打点をコントロールしうるマークを備えたゴルフボールの提供にある。
本発明に係るゴルフボールは、同時に目視されうる複数のマーク群を備える。このマーク群は、一つの大円に沿って設けられた単一又は複数のマークよりなるターゲットマークを有する。このマーク群は、このターゲットマークに対して傾斜したように見える傾斜マークを有する。
好ましくは、上記傾斜マークは、上記ターゲットマークに対して傾斜したように見える線状のマークである。
本発明に係る他のゴルフボールは、同時に目視されうる複数のマーク群を備える。このマーク群は、一つの大円に沿って設けられた単一又は複数のマークよりなるターゲットマークを有する。このマーク群は、このターゲットマークの側方に設けられた側方マークを有する。好ましくは、この側方マークは、点状である。
本発明に係る他のゴルフボールは、同時に目視されうる複数のマーク群を備える。このマーク群は、一つの大円に沿って設けられた単一又は複数のマークよりなるターゲットマークを有する。このマーク群は、このターゲットマークと同じ大円上に設けられた併設マークを有する。
ターゲットマークに合わせてアドレスしつつ、傾斜マーク、側方マーク又は併設マークを見ながらスイングすることにより、ヘッド軌道、弾道又は打点がコントロールされうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係るゴルフボール2の平面図である。ゴルフボール2は、マーク群4を有する。マーク群4は、ボールの表面に印刷されている。マーク群4は、ゴルフボール2上の1カ所に設けられている。図示されないが、マーク群4は、ボールのペイント層の上に印刷されている。マーク群4が、クリアペイント層により覆われていても良い。マーク群4は、目視されうる。マーク群4の印刷は、パッド印刷や熱転写等、公知の手法によりなされる。
図示されないが、ゴルフボール2は、多数のディンプルを有している。ディンプルの構成は、公知のゴルフボールと同様である。本願の図面において、ディンプルの記載は省略されている。
図1(b)は、マーク群4の拡大図である。マーク群4は、複数のマークを備えている。マーク群4は、ターゲットマークtと、傾斜マークkと、併設マークhとを備えている。ターゲットマークtと、傾斜マークkと、併設マークhとは、同時に目視されうる。ターゲットマークtと、傾斜マークkと、併設マークhとは、一カ所の視点から同時に目視されうる範囲に設けられている。アドレスした際に、ゴルファーは、ターゲットマークtと、傾斜マークkと、併設マークhとを同時に目視することができる。
ゴルフボール2は、球形であるので、大円を有する。大円とは、球とその中心を通る平面とのまじわりの円である。本発明において、大円は、ゴルフボールの中心を通る平面と、このゴルフボールの表面とのまじわりの円である。単一のゴルフボールにおいて、大円は無数に存在する。
ターゲットマークtは、一つの大円dに沿って設けられた単一又は複数のマークよりなる。図1の実施形態において、ターゲットマークtは、線状である。ターゲットマークtは、大円d上にある。ターゲットマークは、点状のマークの集合でもよい。ターゲットマークtを構成する複数の点状のマークは、一つの大円dに沿って略一直線上に並べられる。線状のターゲットマークtは、略一直線状に見える。ターゲットマークtは、略一直線状のターゲットラインをイメージさせる。ターゲットラインを目標方向に向けてボールを置き、且つこのターゲットラインを基準としてアドレスすることができる。アドレスの際、ターゲットラインを基準としてフェースの向きを合わせることができる。
傾斜マークkは、このターゲットマークに対して傾斜して見えるマークである。マーク群4は、2つの傾斜マークkを有する。傾斜マークkは、ターゲットマークtの左右に設けられている。傾斜マークkは、ターゲットマークtの一の側方又は他の側方に1つのみ設けられても良い。傾斜マークkは、点状のマーク(点状の個別マーク)の集合でもよい。傾斜マークkを構成する点状のマークは、ターゲットマークの大円に対して傾斜した線に沿って略一直線上に並べられる。
併設マークhは、ターゲットマークtと同じ大円d上に設けられたマークである。マーク群4において、併設マークhは、3つ設けられている。マーク群4において、併設マークhは、大円dの延長線上の一方側(図1(b)における右側)に設けられている。併設マークは、大円dの延長線上の一方側及び他方側に設けられても良い。併設マークhは、点状である。併設マークhの形状は、円形である。併設マークhが点状とされることにより、後述される併設マークhの効果が高まる。
図2及び図3は、本発明に係るゴルフボールの他の実施形態を示す。図3で示されたマークは、いずれもターゲットマークtと傾斜マークkとを有している。図2及び図3に記載された全ての実施形態において、傾斜マークkは、ターゲットマークtの両側に設けられている。図2及び図3に記載された全ての実施形態において、傾斜マークkは、ターゲットマークtに対して対称である。図2及び図3に記載された全ての実施形態において、ターゲットマークtは、単一の大円上にある(大円の図示は省略されている。)
ターゲットマークtと傾斜マークkとは、互いに離れていてもよいし、互いの一部が重複していてもよい。ターゲットマークtと傾斜マークkとが離れている実施形態は、図2の(c)から(h)で示されている。 ターゲットマークtと傾斜マークkとが交差した実施形態は、図2(a)及び図2(b)で示されている。ターゲットマークtと傾斜マークkとが互いの一部において重複している実施形態は、図3(c)、図3(e)、図3(f)、図3(g)及び図3(h)で示されている。図3(b)、図3(c)、図3(e)、図3(f)、図3(g)及び図3(h)では、ターゲットマークtと2つの傾斜マークkとで矢印に似たマークが形成されている。この矢印に似たマークは、ターゲットマークtを目標方向に向けやすくするのに役立つ。
本発明において、ターゲットマークt、傾斜マークk及び併設マークhの形状は、限定されない。例えば図2(a)に示された実施形態は、幅が一定で且つ両端部が丸められた直線状のターゲットマークtを開示する。例えば図2(a)に示された実施形態は、幅が一定で且つ両端部が丸められた直線状の傾斜マークkを開示する。例えば図2(d)、図2(e)及び図2(f)に示された実施形態は、他端から一端に向かって徐々に幅が狭くなり且つ一端が尖った形状のターゲットマークtを開示する。図2(d)、図2(e)及び図2(f)に示された実施形態は、他端から一端に向かって徐々に幅が狭くなり且つ一端が尖った形状の傾斜マークkを開示する。例えば図2(e)に示された実施形態は、尖った側が一方側となり、尖っていない側が他方側となるように、傾斜マークk及びターゲットマークtが配向している。
図2(g)及び図2(h)で示された実施形態は、幅が一定で且つ両端部が角ばった直線状のターゲットマークtを開示する。図2(g)及び図2(h)で示された実施形態は、幅が一定で且つ両端部が角ばった直線状の傾斜マークkを開示する。図2(g)で示された実施形態では、ターゲットマークtの幅が傾斜マークkの幅よりも広い。図2(h)で示された実施形態は、傾斜マークkの幅とターゲットマークtの幅とが等しい。
傾斜マークkが線状のマークである場合において、傾斜マークkがターゲットマークtに対して傾斜して見える場合として、以下の(1)から(3)の場合がある。
(1)傾斜マークkの幅方向中央線k1が、ターゲットマークtの大円dに対して傾斜して見える。
(2)傾斜マークkの内側エッジk2が、ターゲットマークtの大円dに対して傾斜して見える。
(3)傾斜マークkの外側エッジk3が、ターゲットマークtの大円dに対して傾斜して見える。
更に、上記(1)から(3)のような傾斜マークkを一定間隔おきに消去することにより得られる破線状のマークも、傾斜マークkである。
図4(a)は、他の実施形態に係るゴルフボール6を示す図である。ゴルフボール6のマーク群8において、傾斜マークkは、ターゲットマークtの両側に配置されていない。マーク群8では、傾斜マークkが、ターゲットマークtの一の側方にのみ配置されている。
傾斜マークkが、ターゲットマークtの左右いずれか一方側にのみ配置された他の実施形態が、図5で示される。このように、傾斜マークkは、ターゲットマークtの両側に設けられても良いし、ターゲットマークtのいずれか一方側にのみ配置されてもよい。
図6(a)は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボール10を示す図である。ゴルフボール10は、マーク群12を有する。マーク群12は、ターゲットマークtと、併設マークhと、側方マークsとを有する。マーク群12において、ターゲットマークtは1個であり、併設マークhは2個であり、側方マークsは6個である。
前述された図1に係るゴルフボール2では、併設マークhは、ターゲットマークtの一方側にのみ設けられていた。これに対し、マーク群12において、併設マークhは、ターゲットマークtの一方側とターゲットマークtの他方側とに設けられている。併設マークhは、点状である。併設マークhは、円形である。
側方マークsは、ターゲットマークtの側方に設けられたマークである。側方マークsとターゲットマークtとは、互いに離れている。側方マークsは、点状である。側方マークsは、円形である。側方マークsが点状とされることにより、後述される側方マークsの効果が高まる。
図6が示すように、側方マークsは、ターゲットマークtに対して左右対称に配置されている。
ターゲットマークtは、第一の大円d1に沿って設けられている。ターゲットマークtは、この第一の大円d1上にある。2つの併設マークhは、いずれも第一の大円d1上にある。一方、6つの側方マークsは、いずれも第二の大円d2上にある。6つの側方マークsは、同一の直線上に並んでいるように見える。
第一の大円d1を含む平面(図示しない)と、第二の大円d2を含む平面(図示しない)とは、互いに垂直である。平面視において、全ての側方マークsは、いずれもターゲットマークtの垂直二等分線上にある。
なお平面視とは、ボールの中心とターゲットマークtの重心とを結ぶ直線をLとしたとき、直線Lに垂直な平面H上にマークを投影した投影像を意味する。この平面視において、上記投影は、平面Hに対して垂直な方向になされるものとする。
本発明では、アドレスの際に、全てのマークが同時に目視されうるのがよい。この観点から、上記平面視において、本発明に係るマーク群が、直径30mm以下の円内に配置されているのが好ましい。
ターゲットマークtと側方マークsとを有する他の実施形態が、図7及び図8で示される。図7及び図8で示された全ての実施形態では、側方マークsが、ターゲットマークtに対して左右対称で設けられている。
側方マークsの形状は特に限定されない。図7(a)の実施形態は、点状で且つ長方形の側方マークsを有する。図7(d)の実施形態は、点状で且つ正方形の側方マークsを有する。図7(e)の実施形態は、点状で且つL字状の側方マークsと、点状で且つ矢じり状の側方マークsとを含む。
図9(a)は、他の実施形態に係るゴルフボール14を示す。ゴルフボール14のマーク群16は、ターゲットマークtと、側方マークsとを有する。図9(b)は、マーク群16の拡大図である。このマーク群16において、ターゲットマークtは1個であり、側方マークsは2個である。マーク群16は、併設マークhを有さない。側方マークsは、ターゲットマークtに対して左右対称に設けられている。ターゲットマークtは第一の大円d1上にあり、側方マークsは第二の大円d2上にある。第一の大円d1を含む平面と、第二の大円d2を含む平面とは、互いに垂直である。
図9(c)は、他の実施形態に係るゴルフボール17を示す。ゴルフボール17のマーク群19は、ターゲットマークtと、側方マークsとを有する。このマーク群19において、ターゲットマークtは1個であり、側方マークsは2個である。マーク群19は、併設マークhを有さない。側方マークsは、ターゲットマークtに対して左右対称に設けられている。ターゲットマークtは第一の大円d1上にあり、側方マークsは第二の大円d2上にある。前述した図9(a)の実施形態に係るマーク群16は側方マークsが点状である。これに対して、図9(c)に係るマーク群19は、線状である。線状の側方マークsの長手方向長さは、ターゲットマークtのそれよりも小さい。
図10は、他の実施形態に係るゴルフボール18を示す。ゴルフボール18のマーク群20は、ターゲットマークtと、併設マークhと、側方マークsとを有する。ターゲットマークtは1個であり、併設マークhは1個であり、側方マークsは3個である。併設マークhは、ターゲットマークtの一方側にのみ設けられている。側方マークsは、ターゲットマークtの左右いずれか一方のみに設けられている。
図11は、本発明に係るマークの定義を説明するための図である。図11で示されたマーク群22は、図6で示されたマーク群12と同じものである。ただし、図11のマーク群22は、図6のマーク群12を90度回転して表示している。
マーク群22には、合計9個のマーク(以下、個別マークともいう)がある。説明の都合上、図11が示すように、各個別マークをそれぞれ個別マークm1、個別マークm2、・・・、個別マークm9とする。
図6と図11との対比により理解されるように、図6のマーク群12においては、個別マークm2が、ターゲットマークtとされた。しかし、本発明におけるターゲットマークtの定義から明確に理解されるように、ターゲットマークtは、点状のマークの集合でもよい。ターゲットマークtは、例えば個別マークm4、個別マークm5、個別マークm7及び個別マークm8の集合S1でもよい。ターゲットマークtは、上記集合体S1に、個別マークm4を加えた集合S2でもよい。ターゲットマークtは、上記集合S2に、個別マークm9を加えた集合S3でもよい。ゴルファーは、好みのマークをターゲットマークtとして選択することができる。ゴルファーは、このターゲットマークtからイメージされるターゲットラインが目標方向を向くようにボールを置いてアドレスすればよい。
例えば、上記集合S1がターゲットマークtとされた場合、個別マークm4及び個別マークm9が、併設マークhとなりうる。このことは、併設マークhの定義がら明確に理解される。また、上記集合S1がターゲットマークtとされた場合、個別マークm1、個別マークm2及び個別マークm3のうちの少なくとも1つが、側方マークsとなりうる。
ターゲットマークtが点状マークの集合である場合、ターゲットマークtを構成する点状マークは、2個以上とされる。少なくとも2個の点状マークが大円dに沿って並んでいることにより、ターゲットラインがイメージされうる。なお、傾斜マークkも、点状マークの集合であってもよい。
図12は、図8(c)に係るマーク群24の拡大図である。このマーク群24を構成する13個のマークのそれぞれを、図12に示すように個別マークm10、個別マークm11、・・・、個別マークm22とする。図8(c)においては、個別マークm18、個別マークm19、個別マークm13、個別マークm20及び個別マークm21がターゲットマークtとされ、個別マークm10、個別マークm11及び個別マークm12が第一の側方マークsとされ、個別マークm14、個別マークm15及び個別マークm16が第二の側方マークsとされ、個別マークm17が第一の併設マークhとされ、個別マークm22が第二の併設マークhとされた。しかし例えば、ターゲットマークtが、個別マークm19、個別マークm13及び個別マークm20され、個別マークm17、個別マークm18、個別マークm21及び個別マークm22が併設マークhされることも可能である。
マーク群24では、第一の大円d1上のマークと、第二の大円d2上のマークとは、等価である。よって、第二の大円d2に沿って並んだ個別マークm10から個別マークm16のうちの少なくとも2つがターゲットマークtとされてもよい。第二の大円d2に沿って並んだマークがターゲットマークtとされた場合、第一の大円d1に沿って並んだマークが側方マークsとされうる。
図13は、他の実施形態に係るゴルフボール30を示す。ゴルフボール30は、マーク群31を有する。このマーク群31は、複数の色を有する。マーク群31の外縁の輪郭32は、平面視において円形である。マーク群31は、第一領域34と、第二領域36と、第三領域38と、第四領域40とからなる。図13では、第一領域34が緑色であり、第二領域36が黄色であり、第三領域38が青色であり、第四領域40が赤色であるものが例示されている。各領域の色は、これらに限定されない。各領域の色は、隣接する領域の色と異なっている。輪郭32が、輪郭線であってもよい。輪郭32は、輪郭線ではなく、異なる色同士の境界であってもよい。2色よりなり、2つの色が交互に配置されたマークでもよい。
平面視において、マーク群31は、隣接した領域と異なる色を有する領域が所定角度ごとに配置された円形のマークである。この所定角度は、マーク群31では90度である。この所定角度は限定されない。この所定角度として、10度、15度、30度、45度、60度、180度等が例示される。一般にこの所定角度がN度の場合、平面視において、(360/N)個の領域が設けられる。詳細は後述されるが、これら(360/N)個の各領域の境界が、ターゲットマークtとされうる。また、このターゲットマークtの側方に設けられた領域が、側方マークsとされうる。
第一領域34と第二領域36との境界は、第四の大円d4上にある。第二領域36と第三領域38との境界は、第三の大円d3上にある。第三領域38と第四領域40との境界は、第四の大円d4上にある。第三の大円d3を含む平面と、第四の大円d4を含む平面とは、互いに直交している。第四領域40と第一領域34との境界は、第三の大円d3上にある。なお、これらの各領域を仕切る境界には、境界線が存在していてもよいし、境界線が存在していなくてもよい。境界線が存在していない場合であっても、異なる色同士の境界は、境界線と同様に認識されうる。
第三の大円d3と第四の大円d4との交点がポールとされたとき、輪郭32は、このポールに対する緯線である。領域の境界のうちの第一の境界を含む大円(例えば第三の大円d3)と、第二の境界を含む大円(例えば第四の大円d4)との交点がポールとされたとき、輪郭32は、このポールに対する緯線である。
マーク群31において、ターゲットマークtが定義されうる。ターゲットマークtは、例えば、平面視において、第一領域34及び第三領域38を二等分する線T1である。図13において、この二等分線T1は第一の大円d1上にある。ターゲットマークtは、例えば、平面視において、第二領域36及び第四領域40を二等分する線T2である。図13において、この二等分線T2は、第二の大円d2上にある。第一の大円d1を含む平面と、第二の大円d2を含む平面とは、直交している。
例えば、隣接した領域を仕切る境界K1は、ターゲットマークtとなりうる。この境界K1は、第四の大円d4上にある。隣接した領域を仕切る境界K2は、ターゲットマークtとなりうる。この境界K2は、第三の大円d3上にある。平面視において、境界K1及び境界K2は、輪郭32の直径を示す線である。
マーク群31では、側方マークsが定義されうる。例えば、前述した二等分線T1がターゲットマークtとされたとき、第二領域36及び/又は第四領域40が、側方マークsとされうる。好ましくは、第二領域36の外縁部(輪郭32)又は第四領域40の外縁部(輪郭32)が、側方マークsとされうる。例えば、前述した境界K1がターゲットマークtとされたとき、境界K2と輪郭32との交点P1が、側方マークsとされうる。
ゴルフボール30では、異なる色を有する複数の領域を有する。この領域の境界が、直線部分を有している。この直線部分は、例えば境界K1や境界K2である。この直線部分をターゲットに向けてボールを置き、この直線部分の側方にある領域(側方領域)を見ながらスイングすることができる。この側方領域が、側方マークsとして作用しうる。また、上記直線部分に対して傾斜して見えるように構成した傾斜領域が設けられてもよい。この傾斜領域は、傾斜マークkとして作用しうる。また、上記直線部分と同じ大円上に併設領域が設けられてもよい。この併設領域は、併設マークhとして作用しうる。このように、本発明は、線や点の代わりに領域(エリア)を目印とするマーク(群)でもよい。
側方マークs又は併設マークhは、ゴルファーのヘッド軌道、弾道又は打点に影響を与えうる。
本発明に係るゴルフボールの典型的な使用方法について説明する。本発明に係るゴルフボールは、ティーショットやパッティングなど、ゴルファーがボールの向きを選択して置くことができる場面において有効である。
ティーショットの際に、ターゲットマークtが上側となり、且つターゲットラインが目標方向を向くようにボールを置く。ゴルファーは、このターゲットラインを基準としてアドレスする。例えば、フェース面の向きがターゲットラインと一致するようにアドレスする。なお、ターゲットラインとは、前述したように、ターゲットマークによりイメージされるラインである。平面視において、ターゲットラインは、ターゲットマークtに沿った大円dと一致する。
次に、傾斜マークk、側方マークs又は併設マークhを見ながらショットを行う。これにより、下記の[傾斜マークkによる効果]、[側方マークsによる効果]又は[併設マークhによる効果]が得られうる。
[傾斜マークkによる効果]
いずれかの傾斜マークkに沿ってヘッドが移動するようにスイングすると、ヘッド軌道がアウトサイドイン又はインサイドアウトになる。例えば、右利きのゴルファーが、図1に示す通りにマーク群4が見えるような状態でアドレスして、ゴルフボール2を打つ場合を考える。この場合、図1の左方向に目標があり、図1の左方向にボールが打ち出される。この場合、2つの傾斜マークkのうち、第一の傾斜マークkaに沿ってヘッドが動くようにスイングすると、アウトサイドインの軌道となりやすい。アウトサイドインの軌道は、スライスボール又はフェードボールを発生させやすい。第二の傾斜マークkbに沿ってヘッドが動くようにスイングすると、インサイドアウトの軌道となりやすい。インサイドアウトの軌道は、フックボール又はドローボールを発生させやすい。
このように、傾斜マークkにより、ヘッド軌道がコントロールされうる。傾斜マークkにより、所望の弾道が得られうる。過度のスライスボール又はフックボールに悩んでいるゴルファーにとっては、傾斜マークkは、過度のスライスボール又はフックボールの矯正に役立ちうる。
図1においてθで示されるのは、ターゲットマークtに沿った大円dと、傾斜マークkの幅方向中央線k1との角度である。ヘッド軌道をコントロールする効果を高める観点から、角度θは、1度以上が好ましく、2度以上がより好ましく、3度以上が特に好ましい。アウトサイドイン又はインサイドアウトの軌道が極端となることを抑制し、弾道のコントロール性を高める観点から、角度θは、30度以下が好ましく、20度以下がより好ましく、10度以下が特に好ましい。この角度θは、上記平面視における角度とされうる。
[側方マークsによる効果]
例えば、右利きのゴルファーが、図6に示す通りにマーク群12が見えるような状態でアドレスして、ゴルフボール10を打つ場合を考える。この場合、図6の左方向に目標があり、図6の左方向にボールが打ち出される。この場合、ターゲットマークtよりもゴルファーから遠い側にある側方マークsa(図6(b)参照)を見ながらスイングすると、通常のスイング時と比較して、打点がヘッドのヒール側になりやすくなる。なぜなら、側方マークsaを見ながらスイングすることにより、ゴルファーは、側方マークsaがボールの中心であるとみなしてスイングしやすいからである。よって、ターゲットマークtよりもゴルファーから近い側にある側方マークsb(図6(b)参照)を見ながらスイングすると、通常のスイング時と比較して、打点がヘッドのトウ側になりやすくなる。
このように、側方マークsにより、打点がコントロールされうる。打点がコントロールされることにより、弾道がコントロールされうる。打点がヒール寄りとなることにより、ウッドクラブではスライスボールが発生しやすい。打点がヒール寄りとなることにより、アイアンクラブではフックボールが発生しやすい。打点がトウ寄りとなることにより、ウッドクラブではフックボールが発生しやすい。打点がトウ寄りとなることにより、アイアンクラブではスライスボールが発生しやすい。
側方マークsは、打点の矯正に寄与しうる。打点が過度にヒール寄りであるゴルファーや、打点が過度にトウ寄りであるゴルファーは、側方マークsにより、打点をセンターに近づけることができる。
図9においてWで示されるのは、ターゲットマークtと側方マークsとの中心間距離である。打点を移動させる上記効果を高める観点から、距離Wは、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましく、3mm以上が特に好ましい。打点が過度に移動すると、フックやスライスが大きくなったり、打点がスイートスポットから離れすぎたりする場合がある。この観点から、距離Wは、10mm以下が好ましく、9mm以下がより好ましく、8mm以下が特に好ましい。なお距離Wは、上記平面視における距離とされうる。
[併設マークhによる効果]
例えば、右利きのゴルファーが、図6に示す通りにマーク群12が見えるような状態でアドレスして、ゴルフボール10を打つ場合を考える。この場合、図6の左方向に目標があり、図6の左方向にボールが打ち出される。この場合、ターゲットマークtよりも目標方向前方にある併設マークha(図6(b)参照)を見ながらスイングすると、通常のスイング時と比較して、ヘッド軌道がダウンブローとなりやすくなる。なぜなら、併設マークhaを見ながらスイングすることにより、ゴルファーは、併設マークhaがボールの中心であるとみなしてスイングしやすいからである。ターゲットマークtよりも目標方向後方にある併設マークhb(図6(b)参照)を見ながらスイングすると、通常のスイング時と比較して、ヘッド軌道がアッパーブローとなりやすくなる。
このように、併設マークhにより、ヘッドのブロー角度がコントロールされうる。よりダウンブローに近いヘッド軌道は、打出角を低くし、バックスピン量を多くする。よりアッパーブローに近いヘッド軌道は、打出角を高くし、バックスピン量を少なくする。併設マークhにより、弾道がコントロールされうる。
併設マークhは、ダフリ又はトップの矯正にも役立ちうる。ターゲットマークtよりも目標方向前方にある併設マークhaを見ながらスイングすると、通常のスイング時と比較して、ダフリが抑制されやすい。なぜなら、併設マークhaを見ながらスイングすることにより、ゴルファーは、併設マークhaがボールの中心であるとみなしてスイングしやすいからである。ターゲットマークtよりも目標方向後方にある併設マークhbを見ながらスイングすると、通常のスイング時と比較して、トップが抑制されやすい。なお、ダフリとは、ボールの手前においてヘッドが地面を叩いてしまうミスショットである。トップとは、ヘッドがボールの上部を叩いてしまうミスショットである。
例えば、図10が示すマーク群20は、図6が示すマーク群12と同じ機能を奏しうる。図10が示すマーク群20には、ターゲットマークtの一方側には併設マークhがあるが、ターゲットマークtの他方側には併設マークhが無い。しかし、マーク群20を180度回転すれば、ターゲットマークtの一方側にある併設マークhは、ターゲットマークtの他方側に位置することとなる。即ち、ボールの置き方により、マーク群20の併設マークhは、ターゲットマークtに対して、目標方向後方にも位置しうるし、目標方向前方にも位置しうる。
図10が示すマーク群20には、ターゲットマークtの奥側には側方マークsがあるが、ターゲットマークtの手前側には側方マークsが無い。しかし、マーク群20を180度回転すれば、ターゲットマークtの奥側にある側方マークsは、ターゲットマークtの手前側に位置することとなる。即ち、ボールの置き方により、マーク群20の側方マークsは、ターゲットマークtに対して手前側にも位置しうるし、ターゲットマークtに対して奥側にも位置しうる。また、ボールを90度回転させて置くことにより、側方マークsが併設マークhとなりうるし、併設マークhが側方マークsとなりうる。このように、本発明に係るゴルフボールは、その置かれ方によって様々な作用効果を奏しうる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。なお、以下で記載された距離等の寸法及び角度は、上記平面視において測定されたものである。
[実施例1]
市販のゴルフボールに、図1(a)で示されたマーク群4を印刷することにより、実施例1のゴルフボールを得た。マーク群の色は黒とされた。なお、ターゲットマークtの長さL1は18mmとされ、傾斜マークkの長さL2は17mmとされ、ターゲットマークtの前端から、ターゲットマークtから最も離れている併設マークhの後端までの距離L3は26mmとされ、角度θは7.5度とされた(図1(b)参照)。併設マークhの直径は1.7mmとされ、ターゲットマークtの太さは2.0mmとされた。
[実施例2]
マーク群4が、図6(a)で示されたマーク群12に変更された以外は実施例1と同様にして、実施例2のゴルフボールを得た。マーク群の色は黒とされた。なお、ターゲットマークtの長さL4は17mmとされ、併設マークhaの前端から併設マークhbの後端までの距離L5は23.2mmとされ、側方マークsaの末端から側方マークsbの末端までの距離L6は21.8mmとされ、併設マークhの直径は2.7mmとされ、側方マークsa及び側方マークsbの直径は2.7mmとされ、他の側方マークsの直径は1.35mmとされ、ターゲットマークtの太さは2.0mmとされた(図6(b)参照)。
[評価]
評価は、2名のテスターa氏及びb氏によりなされた。a氏及びb氏の特徴は以下の通りである。a氏及びb氏は、共に右利きである。
[a氏]
・持ち球 ;フェード
・ヘッドスピード(ドライバー使用時):37m/s
[b氏]
・持ち球 ;ドロー
・ヘッドスピード(ドライバー使用時):43m/s
[評価方法:実施例1]
実施例1のゴルフボールは、以下のように評価された。先ず、ターゲットマークtが上側となり、且つターゲットラインが目標方向を向くようにボールが置かれた。次いで、各テスターは、このターゲットラインを基準としてアドレスした。各テスターは、フェース面の向きがターゲットラインと一致するようにアドレスした。各テスターは、図1に示す通りにマーク群4が見えるような状態でアドレスした。このようにアドレスしたゴルファーが、図1(a)で示されるゴルフボール2を打った。図1の左方向に目標があり、図1の左方向にボールが打ち出された。各テスターは、マーク群4のうちのいずれかのマークを見ながらスイングした。この評価結果が、下記の表1で示される。テストは、ドライバー(W#1)を用いてなされた。ドライバーを用いた評価結果が、下記の表1で示される。
[評価方法:実施例2]
実施例2のゴルフボールは、以下のように評価された。先ず、ターゲットマークtが上側となり、且つターゲットラインが目標方向を向くようにボールが置かれた。次いで、各テスターは、このターゲットラインを基準としてアドレスした。各テスターは、フェース面の向きがターゲットラインと一致するようにアドレスした。各テスターは、図6に示す通りにマーク群12が見えるような状態でアドレスした。このようにアドレスした各テスターが、図6(a)で示されるゴルフボール10を打った。図6の左方向に目標があり、図6の左方向にボールが打ち出された。各テスターは、マーク群12のうちのいずれかのマークを見ながらスイングした。この評価結果が、下記の表2で示される。テストは、ドライバー(W#1)を用いてなされた。ドライバーを用いた評価結果が、下記の表2で示される。
[評価で用いられたドライバー]
a氏は、ドライバーとして、ALL NEWゼクシオ(ロフト11度、シャフト品番:MP400、シャフトフレックスR)を用いた。b氏は、ドライバーとして、ALL NEWゼクシオ(ロフト9度、シャフト品番:MP400、シャフトフレックスS)を用いた。
[スウィング軌道]
[スウィング軌道]とは、インパクト直前におけるヘッド軌道の、目標方向に対する左右方向角度を示す。[スウィング軌道]は、アウトサイドイン又はインサイドアウトの度合いを示す。アドレス時にボールが置かれたP地点の真上にカメラをセットした。クラブヘッドがインパクト位置の3cm手前及び9cm手前を通過する際にフラッシュを発光させて上記カメラで上方から撮影した。この撮影により、フラッシュの光った瞬間における2つのヘッド画像を有する画像データを得た。この画像データに基づいて、2つのヘッド画像を結んだ線と、目標方向との成す角度α(度)を分析した。この角度α(度)が、[スウィング軌道]として下記の表で示される。角度αは、水平方向における角度である。角度αは、インサイドアウト軌道の場合に正(+)の値とされ、アウトサイドイン軌道の場合に負(−)の値とされた。
[振れ角]
[振れ角]とは、打ち出された瞬間におけるボール速度(ベクトル)の、目標方向に対する左右方向角度を示す。P地点にボールが置かれ、このP地点から水平距離で300mm離れたA地点にレーザーセンサーが設置された。このレーザーセンサーは、鉛直方向に延びる複数本のレーザー光線を有する。このレーザーセンサーは、ボールの通過位置を感知しうる。これらのレーザー光線は、左右方向に複数本並んでいる。このレーザー光線は、打ち出されたボールが通過する際に遮断される。遮断されたレーザー光線の位置に基づき、上記A地点におけるボールの通過位置A1が測定された。通過位置A1は、左右方向における位置である。通過位置A1とP地点とを結んだ直線と、ターゲットラインとの成す角度β(度)が、[振れ角]として下記表で示される。角度βは、水平方向における角度である。角度βは、ターゲットラインよりも右向きである場合が正(+)とされ、ターゲットラインよりも左向きである場合が負(−)とされた。
[打出角]
[打出角]とは、打ち出された瞬間におけるボール速度(ベクトル)の、上下方向における向きを示す。アドレス時にボールが置かれたP地点に対し、このP地点から水平距離で500mm離れたB地点にレーザーセンサーを設置した。このレーザーセンサーは、水平方向に延びる複数本のレーザー光線を有する。これらのレーザー光線は、上下方向に複数本並んでいる。このレーザーセンサーは、ボールの通過位置を感知しうる。このレーザー光線は、打ち出されたボールが通過する際に遮断される。遮断されたレーザー光線の位置に基づき、上記B地点におけるボールの通過位置B1が測定された。通過位置B1は、上下方向における位置である。通過位置B1とP地点とを結んだ直線と、水平線との成す角度γ(度)が、[打出角]として下記表で示される。角度γは、鉛直方向における角度である。
[サイドスピン]
インパクトの3000μ秒後のボール画像G1と、インパクトの8000μ秒後のボール画像G2とを撮影した。2つの画像G1と画像G2との間で、予めボールに描かれたスピン測定用のマークの動きを分析することにより、インパクト直後のボールのサイドスピン量(rpm)を得た。このサイドスピン量が、[サイドスピン]として下記表で示される。[サイドスピン]は、スライス回転が正(+)の値とされ、フック回転が負(−)の値とされている。
Figure 0004364891
Figure 0004364891
上記表の結果からわかるように、実施例1では、ターゲットマークtを見ながら打たれた球に比べて、第一の傾斜マークkaを見ながら打たれた球は、よりアウトサイドインの軌道に近くなる傾向である。また、実施例1では、ターゲットマークtを見ながら打たれた球に比べて、第二の傾斜マークkbを見ながら打たれた球は、よりインサイドアウトの軌道に近くなる傾向である。
上記表の結果からわかるように、実施例2では、ターゲットマークtを見ながら打たれた球に比べて、側方マークsaを見ながら打たれた球は、よりヒール側で打球された傾向となっている。よりヒール側で打球されると、ドライバーではスライスボールとなりやすく、上記[サイドスピン]が増加しやすい。これは、ドライバーではいわゆるギア効果が強く作用するためである。なお、よりヒール側で打球されると、アイアンではフックボールとなりやすく、上記[サイドスピン]が減少しやすい。これは、アイアンでは、ギア効果よりも、打球の衝撃力に起因したヘッド回転によりフェースが閉じた効果のほうが優先しやすいからである。
上記表の結果からわかるように、実施例2では、ターゲットマークtを見ながら打たれた球に比べて、側方マークsbを見ながら打たれた球は、よりトウ側で打球された傾向となっている。よりトウ側で打球されると、ドライバーではフックボールとなりやすく、上記[サイドスピン]が減少しやすい。これは、ドライバーではいわゆるギア効果が強く作用するためである。なお、よりトウ側で打球されると、アイアンではスライスボールとなりやすく、上記[サイドスピン]が増加しやすい。これは、アイアンでは、ギア効果よりも、打球の衝撃力に起因したヘッド回転によりフェースが開いた効果のほうが優先しやすいからである。
上記表の結果からわかるように、実施例2では、ターゲットマークtを見ながら打たれた球に比べて、併設マークhaを見ながら打たれた球は、[打出角]が小さくなる傾向である。これは、よりダウンブローに近い軌道となったためである。上記表の結果からわかるように、実施例2では、ターゲットマークtを見ながら打たれた球に比べて、併設マークhbを見ながら打たれた球は、[打出角]が大きくなる傾向である。これは、よりアッパーブローに近い軌道となったためである。
表1及び表2に示された評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、あらゆるゴルフボールに適用されうる。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係るゴルフボールを示す図である。図1(b)は、図1(a)のゴルフボールにおけるマーク部分の拡大図である。 図2は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールを示す図である。 図3は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールを示す図である。 図4(a)は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールを示す図である。図4(b)は、図4(a)のゴルフボールにおけるマーク部分の拡大図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールを示す図である。 図6(a)は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールを示す図である。図6(b)は、図6(a)のゴルフボールにおけるマーク部分の拡大図である。 図7は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールを示す図である。 図8は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールを示す図である。 図9(a)は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールを示す図である。図9(b)は、図9(a)のゴルフボールにおけるマーク部分の拡大図である。図9(c)は、図9(a)に示すゴルフボールの変形例を示す図である。 図10(a)は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールを示す図である。図10(b)は、図10(a)のゴルフボールにおけるマーク部分の拡大図である。 図11は、本発明に係るマークの定義について説明するための図である。 図12は、本発明に係るマークの定義について説明するための図である。 図13は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールを示す図である。
符号の説明
2、6、10、14、17、18、30・・・ゴルフボール
4、8、12、16、19、20、22、24、31・・・マーク群
t・・・ターゲットマーク
d・・・大円
d1・・・第一の大円
d2・・・第二の大円
k・・・傾斜マーク
s・・・側方マーク
h・・・併設マーク
m1〜m22・・・個別マーク

Claims (2)

  1. 同時に目視されうる複数のマークを有するマーク群を備え、
    このマーク群が、一つの大円に沿って設けられた単一又は複数のマークよりなるターゲットマークと、このターゲットマークに対して傾斜したように見える傾斜マークと、このターゲットマークと同じ大円上に設けられた併設マークとを有しており、
    上記傾斜マークが、他端から一端に向かって徐々に幅が狭くなる形状を有しており、
    このターゲットマークと傾斜マークとが、互いに離れており、
    この傾斜マークの外側エッジが、上記大円に対して傾斜したように見えるゴルフボール。
  2. 上記ターゲットマークが、他端から一端に向かって徐々に幅が狭くなる形状を有している請求項1に記載のゴルフボール。
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