JP6888400B2 - ゴルフクラブセット - Google Patents

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Description

本発明は、ロフト角が異なる複数本のゴルフクラブを含んだゴルフクラブセットに関する。
下記特許文献1には、各番手のクラブに対応した適正なバックスピン量の打球を得ることを課題としたゴルフクラブセットが記載されている。このゴルフクラブセットは、番手数が大きくなるほどロフト角度が増大する複数本のゴルフクラブから構成されている。各ゴルフクラブの打球面に設けられた複数本のスコアライン溝の横断面形状は、打球面と溝勾配面とのなす角部の断面角度が、番手数が大きくなるに連れて順次乃至段階的に、減少するように構成されている。そこでは、ピッチングウエッジは、断面角度が90度とされている。
下記特許文献2には、サンドウェッジ以上の番手数のアイアンクラブで短い飛距離のアプローチショットを行ったときには、ゴルフボールを止めやすく、サンドウェッジよりも小さい番手数のアイアンクラブでフルショットを行ったときには、安定した弾道及び適正な飛距離を得やすいアイアンクラブセットを提供することを課題としたアイアンクラブセットが記載されている。特許文献2は、サンドウェッジに形成されるスコアラインの開口縁部の曲率半径を0.1mmに設定し、残りの5番アイアンからアプローチウェッジまでに形成されるスコアラインの開口縁部の曲率半径を0.3mmに設定することを提案している。
特開平9−192274号公報 特開2007−7181号公報
特許文献1及び2に記載されるように、従来からゴルフクラブの番手(即ち、ロフト角)に応じて、種々のパラメータ(例えば、ゴルフクラブヘッドのフェースに形成されたスコアラインの溝壁の角度)をフローさせることが行われていた。
しかしながら、先行技術は、実際にゴルフクラブがボールを打撃するときの状況を十分に考慮したものではなく、ボールのバックスピン量を増大させるのは、さらなる改善の余地があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ロフト角が大きいゴルフクラブにおいて、打球のバックスピン量を増大させることが可能なゴルフクラブセットを提供することを主たる課題としている。
本発明は、ロフト角が異なる複数本のゴルフクラブを含んだゴルフクラブセットであって、前記ゴルフクラブは、ロフト角が46度以上56度未満である少なくとも1本の第1ゴルフクラブと、ロフト角が56度以上60度以下である少なくとも1本の第2ゴルフクラブとを含み、前記第1ゴルフクラブ及び前記第2ゴルフクラブは、それぞれ、スコアラインが形成されたフェースを具えており、前記スコアラインは、溝底と、前記溝底から前記フェースに向かって溝幅が広がる向きに、前記フェースに立てた法線に対して傾斜する一対の溝壁とを有し、前記第1ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が28〜42度の範囲であり、前記第2ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が、前記第1ゴルフクラブよりも小さく、かつ、23〜37度の範囲であるゴルフクラブセットである。
本発明の他の態様では、前記第1ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が30〜40度の範囲とされ、前記第2ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が、前記第1ゴルフクラブよりも小さく、かつ、25〜35度の範囲とされても良い。
本発明の他の態様では、前記第1ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が32〜38度の範囲とされ、前記第2ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が、前記第1ゴルフクラブよりも小さく、かつ、27〜33度の範囲とされても良い。
本発明の他の態様では、前記ゴルフクラブは、ロフト角が60度を超え64度以下である少なくとも1本の第3ゴルフクラブをさらに含むことができ、前記第3ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が、前記第2ゴルフクラブよりも小さく、かつ、20〜30度の範囲とされても良い。
本発明の他の態様では、前記第1ゴルフクラブ及び前記第2ゴルフクラブは,下記式(1)で定義される動ロフト角A(度)と、前記溝壁の前記傾斜角度をB(度)としたときに、下記式(2)で規定される引っ掛かり角度Cが6〜20度であるのが望ましい。
A=A’−δ …(1)
C=90(度)−A−B …(2)
(ただし、式(1)において、A’はロフト角(度)、δは8〜10度の範囲から選択される角度である。)
本発明の他の態様では、前記引っ掛かり角度Cが、10〜15(度)であるのが望ましい。
本発明のゴルフクラブセットに含まれる第1ゴルフクラブ及び第2ゴルフクラブは、スコアラインの溝壁の傾斜角度を一定の範囲に限定したことにより、打球により多くのバックスピンを与えることができる。
(A)は、本実施形態のゴルフクラブの正面図、(B)はその側面図である。 (A)は第1ゴルフクラブのスコアラインの横断面図、(B)は第2ゴルフクラブのスコアラインの横断面図、(C)は第3ゴルフクラブのスコアラインの横断面図である。 (A)はゴルフクラブヘッドでボールを打撃したときの側面図、(B)はそのX部拡大断面図である。 図3(B)を模式化した線図である。 本実施形態のゴルフクラブにおいて、スコアラインとボールとの接触状態を説明する拡大断面図である。 (A)は、スコアラインとボールとの接触状態の断面図、(B)は、フェースとボールとの接触状態をフェースの背面側から見た図、(C)は、スコアラインとボールとの接触状態をフェースの斜め側方から観察した図である。 打撃試験に用いられたゴルフクラブヘッドの正面図である。 打撃試験の結果であり、時間とフェースに作用したせん断力との関係を示すグラフである。 打撃試験に用いられたゴルフクラブヘッドの正面図である。
以下、本発明の実施形態が図面に基づき説明される。以下に詳述される実施形態及び図面に表された具体的な構成は、本発明の内容を理解するためのものであって、本発明は、それらの具体的な構成に限定されるものではない。
本実施形態のゴルフクラブセットは、ロフト角が異なる複数本(複数種類)のゴルフクラブを含んでいる。図1(A)及び(B)には、ゴルフクラブセット(全体図示せず)に含まれる1本のゴルフクラブ1の部分的な正面図及びトウ側から見た側面図がそれぞれ示されている。
図1(A)及び(B)に示されるように、ゴルフクラブ1は、ボールを打撃するためのゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)2と、一端がヘッド2に固着されたシャフトSとを含んでおり、典型的には、アイアン型のゴルフクラブとして構成されている。本実施形態では、アイアン型のゴルフクラブセットに基づき説明が行われる。
[基準状態等の定義]
図1(A)及び(B)には、ゴルフクラブ1の基準状態が示されている。本明細書において、ゴルフクラブ1の「基準状態」とは、ヘッド2のフェース3に形成されたスコアライン8と水平面HPとが平行とされた状態で、ヘッド2が水平面HP上に置かれた状態である。基準状態では、シャフトSの中心軸線CLが基準垂直面VP内に配されている。基準垂直面VPは、水平面HPに対して垂直な平面である。この基準状態において、スコアライン8は、水平面HPに平行であり、かつ、基準垂直面VPに平行とされる。また、前記「ロフト角」とは、この基準状態において、フェース3と基準垂直面VPとの間の角度であり、図1(B)には、符号A’で表されている。また、ライ角は、図1(A)に、符号βで表されている。
[ヘッドの基本構成]
ヘッド2は、典型的なアイアン型の形状を有し、フェース3、トップ4、ソール5、トウ6及びホーゼル7を含んでいる。
フェース3は、ボールを打撃するための実質的に平坦な面である。フェース3には、ボールとの摩擦等を高めるために、例えば、複数本のスコアライン8(溝)が設けられている。スコアライン8の構成については、後で詳しく説明される。
トップ4は、フェース3の上縁から後方にのびているヘッド2の上面部分である。ソール5は、フェース3の下縁から後方にのびているヘッド2の底面部分である。トウ6は、ホーゼル7から最も離れた部分である。ホーゼル7は、シャフトSの一端を固着するためのもので、例えば筒状に構成されている。
[ゴルフクラブセットの構成]
本実施形態のゴルフクラブセットは、少なくとも1本の第1ゴルフクラブ1Aと、少なくとも1本の第2ゴルフクラブ1Bとを含む。さらに、本実施形態のゴルフクラブセットは、これら以外のゴルフクラブを含むことができる。例えば、本実施形態のゴルフクラブセットは、少なくとも1本の第3ゴルフクラブ1Cを含むことができる。以下の態様では、ゴルフクラブセットが、第1ゴルフクラブ1A、第2ゴルフクラブ1B及び第3ゴルフクラブ1Cを含む場合が説明される。他の態様では、ゴルフクラブセットは、第4ゴルフクラブを含むことができる。
第1ゴルフクラブ1Aは、ロフト角が46度以上56度未満のゴルフクラブとして定義される。便宜上、ロフト角が46度以上56度未満のゴルフクラブの集合を第1グループと表現する場合がある。第1ゴルフクラブ1Aは、例えば、アプローチから100ヤード程度の飛距離を狙う状況で用いられるゴルフクラブであって、例えば、ピッチングウエッジ(PW)やアプローチウエッジ(AW)と称されるゴルフクラブを包含する。第1グループには、ロフト角が異なる2種類以上の第1ゴルフクラブ1Aが含まれても良い。
第2ゴルフクラブ1Bは、ロフト角が56度以上60度以下のゴルフクラブとして定義される。便宜上、ロフト角が56度以上60度未満のゴルフクラブの集合を第2グループと表現する場合がある。第2ゴルフクラブ1Bは、例えば、主に60ヤード以下程度の飛距離を狙う状況、アプローチ、さらにはバンカーショットといった状況で用いられるゴルフクラブであって、例えば、サンドウエッジ(SW)と称されるゴルフクラブを包含する。第2グループには、ロフト角が異なる2種類以上の第2ゴルフクラブ1Bが含まれても良い。
第3ゴルフクラブ1Cは、ロフト角が60度以上のゴルフクラブとして定義される。便宜上、ロフト角が60度以上のゴルフクラブの集合を第3グループと表現する場合がある。第3ゴルフクラブ1Cは、典型的には、アプローチや深いラフから脱出する状況で用いられるゴルフクラブであって、例えば、ロブウェッジ(LW)と称されるゴルフクラブを包含する。第3グループには、ロフト角が異なる2種類以上の第3ゴルフクラブ1Cが含まれても良い。
上で説明されたように、ゴルフクラブセットは、さらに、第1グループに属する第1ゴルフクラブ1Aよりも小さいロフト角を有する第4ゴルフクラブが含まれても良い。第4ゴルフクラブは、例えば、3〜9番アイアンなどと称される場合がある。
[スコアラインの構成]
図2(A)、(B)及び(C)には、それぞれ、第1ゴルフクラブ1A、第2ゴルフクラブ1B及び第3ゴルフクラブ1Cのフェース3に形成されたスコアライン8の横断面図が示されている。図2(A)〜(C)において、各ゴルフクラブ1A〜1Cのスコアライン8は、溝底8aと、一対の溝壁8bとを有する。
スコアライン8の溝底8aは、例えば、フェース3と平行な面として形成されている。スコアライン8の一対の溝壁8bは、それぞれ、溝底8aからフェース3に向かって溝幅が広がる向きに傾斜している。本実施形態の溝壁8bは、平面で構成されており、その傾斜角度Bは、フェース3に立てた法線Nに対する角度として定義される。一対の溝壁8bは、溝中心線に対して、互いに対称形状に構成されている。なお、前記「平行」や前記「対称形状」は、いずれも、スコアライン8を機械加工する際の精度を考慮して、実質的な「平行」や実質的な「対称形状」を意図していることが注意される。
溝壁8bとフェース3とが交差するコーナ部8eは、所定の曲率半径の滑らかな円形状とされている。この丸みの曲率半径は、例えば、ゴルフ規則に従って、少なくとも0.010インチ(0.254mm)の有効半径を有するように定められれば良い。
[スコアラインの溝壁の角度]
ゴルフ競技において、アプローチショットの精度を高めたいというプロ乃至上級者ゴルファのニーズに対応するために、本実施形態の第1ゴルフクラブ1A及び第2ゴルフクラブ1Bは、打球(ボール)のバックスピン量を増加させ、狙いの場所に止まるような打球を提供する。この目的のために、本実施形態では、各ゴルフクラブ1A〜1Cのスコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bが以下のように設定されている。
即ち、第1ゴルフクラブ1Aでは、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bは、28〜42度の範囲とされる。また、第2ゴルフクラブ1Bでは、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bが、第1ゴルフクラブ1Aのそれよりも小さく、かつ、23〜37度の範囲とされる。さらに、第3ゴルフクラブ1Cにおいて、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bは、第2ゴルフクラブ1Bよりも小さく、かつ、20〜30度の範囲とされる。各ゴルフクラブ1A〜1Cにおいて、上記のようにスコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bを規定した理由は次の通りである。
先ず、第1ゴルフクラブ1A及び第2ゴルフクラブ1Bがアプローチショットで使用される場合、これらのゴルフクラブは、芝生の上に直接置かれたボールを打撃する。従って、ボールのバックスピン量を増加させるべくスコアライン8の構成を改善するためには、ボール打撃時に、フェース3とボールとの間には、常に芝生が介在することを考慮に入れておく必要がある。
次に、ボールのバックスピン量は、ボールがフェース3に接触している間にフェース3から受けるせん断力の力積と強い相関が認められている。従来においても、スコアライン8は、上記のようなせん断力を高める一つの要素と考えられてきたが、発明者らは、さらに研究を進め、ヘッド2の動ロフト角を考慮に入れたときのスコアライン8の溝壁8bの役割に着目した。
プロ乃至上級者ゴルファを対象としたアプローチショットを解析したところ、その多くは、ボールを打撃する瞬間のフェース3の垂直線に対する傾き角度(以下、このような角度を「動ロフト角」という。)は、ゴルフクラブ1の基準状態でのロフト角とは異なっていた。そして、第1ゴルフクラブ1A及び第2ゴルフクラブ1Bについて数多くのアプローチショットを解析したところ、動ロフト角は、概ね、基準状態のロフト角よりも8〜10度程度小さい角度であることが分かった。従って、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bは、基準状態のロフト角ではなく、むしろ動ロフト角の状態を考慮して、最適設計される必要がある。
図3(A)には、アプローチショット時のヘッド2とボール10との打撃瞬間の側面図を示し、図3(B)は、そのX部の拡大断面図を示している。図3(B)から明らかなように、ボール打撃時、ボール10の表面層10aは、フェース3及びそのスコアライン8と接触することで大きく弾性変形し、その一部はスコアライン8の内部にまで入り込む。そして、表面層10aは、一対の溝壁8bのうち、上側の溝壁8bと主体的に接触する。発明者らの種々の実験では、この上側の溝壁8bを改善することにより、ボール10により大きなせん断力を発生させることができることが判明した。
図4には、図3(B)のヘッド2の拡大図が示されている。図4では、ボールは省略されており、水平方向がx、垂直方向がyでそれぞれ表されている。また、図4において、ヘッド2のフェース3は、垂直線に対して動ロフト角Aで傾いている。発明者らは、90度から動ロフト角A及びスコアラインの溝壁8bの傾斜角度Bを差し引いた角度C、即ち、C=90(度)−A−Bを溝壁8bの引っ掛かり角度として定義し、この引っ掛かり角度Cを規定することが、ボールのバックスピン量のさらなる増大に役立つことを突き止めた。より具体的には、第1ゴルフクラブ1A及び第2ゴルフクラブ1Bのような高ロフト角のゴルフクラブでは、引っ掛かり角度Cを正の大きい角度となるようにスコアライン8を改善することが重要であることを突き止めた。
図5には、さらに、ボール10とともに図4の部分拡大図が示されている。図5に示されるように、スコアライン8の引っ掛かり角度Cの符号については、スコアラインの8の上側の溝壁8bが、該溝壁8bと溝底8aとの交点Pを通る垂直線y1よりもボールの飛球線方向(図4及び図5において右側)に傾く場合を正(+)として定義される。
以上のように構成されたゴルフクラブでは、ボール打撃時、スコアライン8の上側の溝壁8bは、垂直線y1に対して前傾する。前傾した溝壁8bとボールとが接触した場合、図5に示されるように、ボール10のカバーは、弾性変形して、上側の溝壁8bと広い面積で接触しうるとともに、物理的に非常に強い引っ掛かり作用(係合作用)が得られる。本実施形態の第1ゴルフクラブ1A及び第2ゴルフクラブ1Bでボール10を打撃した場合、ボールは、より長い時間、スコアライン8に引っ掛かって接触を続けるため、ボール10に大きなせん断力Fを長い時間作用させ、ひいては、バックスピン量を大幅に増加させることができる。一方、上記引っ掛かり角度Cが0度以下では、ボールとフェースとの間に芝が介在している状況では、両者の間で強い係合作用が得られ難く、ボールに大きなせん断力を与えることができない。
表1には、本発明で規定されているゴルフクラブセットに含まれ得る第1ゴルフクラブ1A及び第2ゴルフクラブ1Bの各ロフト角A’と、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bとの関係の一例が示される。第1ゴルフクラブ1Aについては、溝壁8bの傾斜角度Bの下限値(28度)及び上限値(42度)の場合が示されている。第2ゴルフクラブ1Bについては、溝壁8bの傾斜角度Bの下限値(23度)及び上限値(37度)の場合が示されている。さらに、表1には、想定される動ロフト角A(この例では、基準状態のロフト角A’から10度を差し引いたものと定義されている。)、及び、溝壁の引っ掛かり角度C(C=90−A−B)も表示されている。また、任意の要素として、第3ゴルフクラブ1Cの例についても表示されている。
Figure 0006888400
表1から明らかなように、本発明のゴルフクラブセットに含まれる第1ゴルフクラブ1A及び第2ゴルフクラブ1Bは、ボール打撃時、スコアライン8の溝壁8bの引っ掛かり角度Cがいずれも正の値を示す。従って、第1ゴルフクラブ1A及び第2ゴルフクラブ1Bは、ボールに大きなせん断力を与え、ひいては、ボールのバックスピン量を有意に増加させることができる。このような高バックスピン量は、例えば、アプローチショットにおいて、所望の位置にボールを停止させることができ、コントロール性に優れる。
表1では、溝壁8bの傾斜角度Bに関し、各第1ゴルフクラブ1Aは、28度又は42度のいずれかの値が記載されているが、これに限定されるものではなく、28〜42度の範囲内の任意の角度が採用されても良い。
また、例えば、第1グループは、ロフト角の範囲が比較的広いので、第1グループにロフト角が異なる複数本の第1ゴルフクラブ1Aが含まれても良い。この場合、それらの溝壁の傾斜角度Bは、ロフト角が大きくなるにつれて、徐々に小さくなるように設定されることが望ましい。このような態様では、複数の第1ゴルフクラブ1Aは、それらのロフト角に関わらず、溝壁8bの引っ掛かり角度Cがほぼ均一になるように構成され得る。第2ゴルフクラブ1Bについても同様の態様が採用可能である。
好ましい態様では、第1ゴルフクラブ1Aにおいて、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bが30〜40度の範囲とされる。同様に、好ましい態様では、第2ゴルフクラブ1Bでは、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bが、第1ゴルフクラブ1Aよりも小さく、かつ、25〜35度の範囲とされる。表2には、このような第1ゴルフクラブ1A及び第2ゴルフクラブ1Bのロフト角A’と、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bとの関係の一例が示される。第1ゴルフクラブ1Aについては、溝壁8bの傾斜角度Bの下限値(30度)及び上限値(40度)の場合が示されている。第2ゴルフクラブ1Bについては、溝壁8bの傾斜角度Bの下限値(25度)及び上限値(35度)の場合が示されている。さらに、表2には、想定される動ロフト角A(この例では、基準状態のロフト角A’から10度を差し引いたものと定義されている。)、及び、溝壁の引っ掛かり角度C(C=90−A−B)も表示されている。さらに、任意の要素として、第3ゴルフクラブの例についても表示されている。
Figure 0006888400
より好ましい態様では、第1ゴルフクラブ1Aにおいて、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bが32〜38度の範囲とされる。同様に、より好ましい態様では、第2ゴルフクラブ1Bでは、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bが、第1ゴルフクラブ1Aよりも小さく、かつ、27〜33度の範囲とされる。表3には、このような第1ゴルフクラブ1A及び第2ゴルフクラブ1Bのロフト角A’と、スコアライン8の溝壁8bの傾斜角度Bとの関係の一例が示される。第1ゴルフクラブ1Aについては、溝壁8bの傾斜角度Bの下限値(32度)及び上限値(38度)の場合が示されている。第2ゴルフクラブ1Bについては、溝壁8bの傾斜角度Bの下限値(27度)及び上限値(33度)の場合が示されている。また、表3には、想定される動ロフト角A(この例では、基準状態のロフト角A’から10度を差し引いたものと定義されている。)、及び、溝壁の引っ掛かり角度C(C=90−A−B)も表示されている。さらに、任意の要素として、第3ゴルフクラブの例についても表示されている。
Figure 0006888400
ボールのバックスピン量を十分に高めるために、スコアライン8の溝壁8bの引っ掛かり角度Cは、好ましくは6度以上、より好ましくは8度以上、さらに好ましくは10度以上が望ましい。一方、スコアライン8の前記引っ掛かり角度Cが過度に大きくなると、ボール打撃時、スコアライン8の溝壁8bの溝底側にボールが接触し難くなり、むしろ両者の接触面積が低下するおそれがある。このような観点から、引っ掛かり角度Cは、好ましくは20度以下、より好ましくは18度以下、さらに好ましくは15度以下であるのが望ましい。なお、引っ掛かり角度Cは、上述のように、下記式(1)で定義される動ロフト角A(度)と、溝壁8bの前記傾斜角度をB(度)としたときに、下記式(2)で規定されるものである。
A=A’−δ …(1)
C=90(度)−A−B …(2)
ただし、式(1)において、A’はロフト角(度)、δは8〜10度の範囲から選択される角度である。
スコアライン8の幅(溝幅)、隣接するスコアライン間の間隔、及び、スコアラインの深さについては、特に限定されるものでないが、ゴルフ規則を満足するように設定することができる。
以上、本発明の実施形態が、種々説明されたが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形することができる。特に、異なる実施形態間において、それぞれの特徴部分を互いに置換することや、転用することが可能であることは言うまでもない。以下に、本発明のより具体的な実施例について述べる。
[打撃試験による溝壁とボールとの接触面積の比較]
図6には、本発明に係る実施例の第1ゴルフクラブ(下段側)と、比較例のゴルフクラブ(上段側)とを使用し、打撃試験を行った結果が示されている。実施例では、溝壁の傾斜角度Bは30.0度である。比較例は、17.5度である。いずれも、基準状態のロフト角は58度である。打撃試験では、各ゴルフクラブがスイングロボットに装着され、ヘッドスピード16m/s、ボール打撃時の動ロフト角50度(すなわち、上記式(1)のδ=8度に設定)で、表面に黒色のマジックインキを付したボールを打撃することにより行われた。
この試験に用いられたゴルフクラブは、図7に示されるような、ヘッド20を含むものとした。このヘッド20は、フェース部分に貫通孔Oが形成されたヘッド本体30と、この貫通孔Oを閉じるようにヘッド本体30にビス32で固定された透明なフェースプレート40とから構成されている。フェースプレート40は、例えば、アクリル板が用いられており、その打撃面には、試験用のスコアライン8が形成されている。このヘッド20を用いて打撃試験を行った場合、ボールとフェース3との接触状態は、ヘッドの後方から貫通孔Oを通して、高速度カメラで撮像することができる。
図6(A)は、スコアラインとボールとの接触状態をヘッドの側方から観察した図である。図6(A)から明らかなように、ボールとスコアラインの溝壁との接触に関し、実施例は、比較例よりも、より溝底側まで接触していることが確認できる。

図6(B)は、スコアラインとボールとの接触状態をフェースの背面側から観察した図である。濃い黒色ほど、ボールとフェースとがより強く接触しているか、又は、より接近していることを示している。図6(B)から明らかなように、スコアライン内の領域に着目すると、下段側の実施例は、上段側の比較例よりも、濃い黒色の面積が大きいことが確認できる。
図6(C)は、スコアラインとボールとの接触状態をフェースの斜め側方から観察した図である。濃い黒色ほど、ボールとフェースとがより強く接触しているか、又は、より接近していることを示している。図6(C)から明らかなように、スコアラインの溝壁部分に着目すると、実施例は、比較例よりも、濃い黒色の面積が大きいことが確認できる。
[せん断力の時刻歴]
図8は、打撃試験において、ボールとフェースとの接触中に、フェースに作用したせん断力の時刻歴を示している。図8から明らかなように、実施例は、比較例に比べてせん断力のピークが大きく、かつ、力積も大きいことが確認できる。
なお、本試験に用いられたゴルフクラブは、図9に示されるような、ヘッド50を含むものとした。このヘッド50は、フェース部分に凹部52が形成されたヘッド本体54と、凹部52を覆うように配されたフェースプレート56と、これらの間に配され、かつ、フェースプレート56に作用した力を計測するための力覚センサー58とを含んで構成されている。このヘッド20を用いて打撃試験を行った場合、フェースプレート56とボールとが接触している間のフェースプレート56に作用したせん断力を計測することができる。
[打球のバックスピン量]
表4に示す仕様にて、種々の傾斜角度を有する第1ゴルフクラブ、第2ゴルフクラブ及び第3ゴルフクラブが試作され、それらについて打撃試験が行われ、各ゴルフクラブで打ち出されたボールのバックスピン量が測定された。
表4の実施形態からゴルフクラブセットを構成する場合、第1グループで少なくとも1本のゴルフクラブが、また、第2グループで少なくとも1本のゴルフクラブが、それぞれ選択されれば良い。他のゴルフクラブセットの態様としては、第1グループにおいて、A1〜A3の中から選ばれた1本の第1ゴルフクラブと、B1〜B3の中から選ばれた1本の第1ゴルフクラブとを含むことができる。同様に、第2グループとして、C1〜C3の中から選ばれた1本の第2ゴルフクラブと、D1又はD2の中から選ばれた1本の第2ゴルフクラブとを含むことができる。なお、ゴルフクラブセットの他の態様では、第3グループとして、E1又はE2の中から選ばれた1本の第3ゴルフクラブを含むことができる。
打撃試験は、スイングロボットを用いて行われ、ボール打撃時のヘッドスピードは、16m/sとされた。また、打撃試験では、ボール打撃時に、フェースとボールとの間に芝が同じ状況で介在するように、予めボールに芝生を付着させた状態で行われた。テストの結果が表4に示される・
Figure 0006888400
テストの結果、実施例のゴルフクラブセットは、ボールのバックスピン量を顕著に増大させていることが確認できた。
1 ゴルフクラブ
1A 第1ゴルフクラブ
1B 第2ゴルフクラブ
1C 第3ゴルフクラブ
2 ゴルフクラブヘッド
3 フェース
8 スコアライン
8a、8b 溝底
A 動ロフト角
B 溝壁の傾斜角度
C 引っ掛かり角度

Claims (6)

  1. ロフト角が異なる複数本のゴルフクラブを含んだゴルフクラブセットであって、
    前記ゴルフクラブは、ロフト角が46度以上56度未満である少なくとも1本の第1ゴルフクラブと、ロフト角が56度以上60度以下である少なくとも1本の第2ゴルフクラブとを含み、
    前記第1ゴルフクラブ及び前記第2ゴルフクラブは、それぞれ、スコアラインが形成されたフェースを具えており、
    前記スコアラインは、溝底と、前記溝底から前記フェースに向かって溝幅が広がる向きに、前記フェースに立てた法線に対して傾斜する一対の溝壁とを有し、
    前記第1ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が28〜42度の範囲であり、
    前記第2ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が、前記第1ゴルフクラブよりも小さく、かつ、23〜37度の範囲であるゴルフクラブセット。
  2. 前記第1ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が30〜40度の範囲であり、
    前記第2ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が、前記第1ゴルフクラブよりも小さく、かつ、25〜35度の範囲である請求項1記載のゴルフクラブセット。
  3. 前記第1ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が32〜38度の範囲であり、
    前記第2ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が、前記第1ゴルフクラブよりも小さく、かつ、27〜33度の範囲である請求項1記載のゴルフクラブセット。
  4. 前記ゴルフクラブは、ロフト角が60度を超え64度以下である少なくとも1本の第3ゴルフクラブをさらに含み、
    前記第3ゴルフクラブにおいて、前記スコアラインの前記溝壁の傾斜角度が、前記第2ゴルフクラブよりも小さく、かつ、20〜30度の範囲である請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブセット。
  5. 前記第1ゴルフクラブ及び前記第2ゴルフクラブは,下記式(1)で定義される動ロフト角A(度)と、前記溝壁の前記傾斜角度をB(度)としたときに、下記式(2)で規定される引っ掛かり角度Cが6〜20度である請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブセット。
    A=A’−δ …(1)
    C=90(度)−A−B …(2)
    (ただし、式(1)において、A’はロフト角(度)、δは8〜10度の範囲から選択される角度である。)
  6. 前記引っ掛かり角度Cが、10〜15(度)である請求項5記載のゴルフクラブセット。
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