JP2021010729A - ソールレールを備えたゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、一般にゴルフクラブの分野に関する。より詳細には、本開示は、少なくとも1つのソールレールを備えたゴルフクラブヘッドに関する。
ゴルフショットの有効性には、多くの要因が影響する。これらの要因の中で最も重要なものの一つは、クラブヘッドがゴルフボールをインパクトするときの速度である。このインパクト時のゴルフクラブヘッド速度は、ゴルフショットの飛距離を実質的に規定するだけでなく、その予測可能性及び再現性は、ゴルファーが所望の距離でショットを打つために極めて重要である。ゴルフショットの有効性に影響を与える別の要因は、ゴルフボールがインパクトに続いてクラブフェースを離れる弾道である。この弾道は、実質的に、ボールの飛距離、ハザードをクリアする能力、及び、地面に戻った後の動きに大きな影響を与える。
クラブヘッドがゴルフボールを打撃する速度への最大の影響の一つは、ゴルファーによって及ぼされる労力、すなわち、ゴルファーがどれだけ激しくスイングするかである。ゴルフボールの弾道に大きな影響を与えるのは、クラブヘッド自体のロフト角と、スイング中にクラブヘッドがボールをアタックする角度である。しかし、ゴルフクラブヘッドと芝生との間の相互作用はまた、インパクト前に、予期しないクラブヘッド速度の低下をもたらす可能性があり、それはまた、ロフト角の低下、つまり、インパクトに先立ったクラブヘッドの平坦化を招く可能性がある。これは、前述の変化及びインパクト後のショット距離とゴルフボールの弾道の予測可能性の低下につながる可能性がある。これは、ハイブリッド又はユーティリティタイプのゴルフクラブヘッドに関して特に当てはまり、それらのクラブは、ラフのような不利な芝生状況でしばしば使用され、不利な芝生状況は、クラブヘッドにより多くの抵抗を与え、それによって速度保持を大幅に低下させる可能性がある。また、それらのクラブは、一般に、アイアンやウェッジよりも長いゴルフショットで頼りにされる。
したがって、スイング中のクラブヘッドの速度保持を改善し、芝の相互作用によるこの速度の低下を防ぐゴルフクラブヘッドが求められてきた。この目的は、本開示の1つ又は複数の態様によって達成することができ、1つ又は複数の態様は、この特定の目的のために、多数の反復による最適化によって設計することができるクラブヘッドのソールの輪郭、例えば、その幅とリーディングエッジ形状を含む。
したがって、本開示の1つ又は複数の態様によるゴルフクラブヘッドは、基準姿勢に向けられたときに、打撃フェースと、上部と、前記上部の反対側のソール部とを含むことができる。前記ソール部は、リーディングエッジと、トレーリングエッジと、概して前後方向に延びる少なくとも1つのソールレールと、前記少なくとも1つのソールレール上に位置するソール接触点とを含む。そして、前記前後方向に延び、かつ、前記ソール接触点を通る仮想垂直面において、前記ソール部は、前記リーディングエッジから前記トレーリングエッジまで前記前後方向に測定されたソール長さLsを含み、前記ソール接触点を、前記リーディングエッジから後方に、0.8*Ls以下の距離D1を隔てて配置することができる。
本開示の1つ又は複数の態様によるゴルフクラブヘッドはまた、基準姿勢に向けられたときに、打撃フェースと、上部と、前記上部の反対側のソール部とを含むことができる。前記ソール部は、リーディングエッジと、トレーリングエッジと、概して前後方向に延びる第1ソールレールと、概して前記前後方向に延びる第2ソールレールと、前記第1ソールレールと前記第2ソールレールとの間に形成された凹部とを含むことができる。前記凹部は、前記前後方向において画定された段差部を有しても良い。
また、本開示の1つ又は複数の態様によるゴルフクラブヘッドは、基準姿勢に向けられたときに、打撃フェースと、上部と、前記上部の反対側のソール部とを含むことができる。前記ソール部は、リーディングエッジと、トレーリングエッジと、概して前後方向に延びる少なくとも1つのソールレールと、前記少なくとも1つのソールレール上に位置するソール接触点とを含むことができる。また、前記前後方向に延び、かつ、前記ソール接触点を通る仮想垂直面において、前記リーディングエッジは、5mm以上の高さH1を有し、前記ソール部はさらに、前記リーディングエッジから後方に3mm以上離れた第1位置での第1曲率半径R1と、前記第1位置の後方の第2位置における第2の曲率半径R2とを含み、R2を10*R1以上にすることができる。
本開示の様々な態様によるゴルフクラブヘッドのこれら及び他の特徴及び利点は、以下の説明、図面及び添付の特許請求の範囲を考慮すると、より明らかになるであろう。以下に記載される説明及び図面は、例示の目的のみのためであり、いかなる方法でも本発明の範囲を限定することを意図しない。また、本出願の目的のために、開示された範囲はいずれも、そのすべてのサブレンジの開示を包含することも理解されたい。例えば、1〜5の範囲は、少なくとも1〜2、1〜3、1〜4、1〜5、2〜3、2〜4、2〜5、3〜4、3〜5及び4〜5の開示を包含する。さらに、あらゆる開示の範囲の両側の終端点は、それらの正確な終端点の開示のみならず、それらの終端点における大凡又はほぼ近い値の開示を包含する。
次に、本開示の例示的な実施形態が、添付の図面を参照して説明される。
図1に示されているのは、本開示の1つ又は複数の態様によるゴルフクラブヘッド100である。クラブヘッド100は、中空タイプのクラブヘッドであってもよい。例えば、図1に示されるように、クラブヘッドは、ハイブリッド型又はユーティリティ型のクラブヘッドであってもよい。クラブヘッド100は、一般に、アルミニウム、ステンレス鋼、チタン、複合材料、高分子材料及び他の任意の適切な材料のいずれか1つ又は複数の組み合わせなどのような、金属及び/又は非金属の材料から形成されても良い。
クラブヘッド100は、ゴルフボールと接触するための打撃フェース112を含む打撃壁を有する前部部分110と、後部部分120とを含む。打撃フェース112は、フェース中心114を含むことができ、これは、米国ゴルフ協会のゴルフクラブヘッドの柔軟性を測定するための手順(リビジョン2.0、2005年3月25日)に記載されているとおり、打撃フェースの周囲から水平方向及び垂直方向の両方に等距離である打撃フェース112上の点であり、「フェース中心」は、そのような目的のために指定されたテンプレートを使用して識別可能であると説明されている。クラブヘッド100は、トウ部130、ヒール部140、ソール部150及び上部又はクラウン160をさらに含むことができる。ヒール部140は、ゴルフクラブのシャフト(図示せず)を受け入れ、かつ、固定するように構成されたホーゼル142を含むことができる。また、クラブヘッド100は、位置170にクラブヘッドの重心を有しても良い。
クラブヘッド100の上部160は、クラブヘッドに追加の構造的一体性を提供することができる隆起した周辺部分162を含むことができる。この部分162はまた、特に従来のクラブヘッドと比較して、重心170を通る垂直軸の周りのクラブヘッド100の慣性モーメント(「MOI」)、すなわちIzzを増加させることができる。上部160は、重心170をさらに下げる段差部164を含むこともでき、したがって、打撃フェース112上への重心170の垂直投影であるスイートスポットを、意図された(例えば、平均的な)ゴルフボールとゴルフクラブヘッド100とのインパクトポイントのより近くに配置する。同様の目的で、MOIをさらに増加させ、重心の高さを減少させるために、ソール部150の内部にウェイトパッド(図示せず)を配置することもできる。また、ユーティリティタイプのクラブヘッドの場合、ロフト角、すなわち、ホーゼル142の軸を含む仮想垂直ホーゼル平面と、クラブヘッド100の打撃フェース112に実質的に平行な打撃フェース平面との間に形成される角度は、 好ましくは26°以下とされる。より好ましくは、このロフト角は、14〜26°であっても良く、さらに好ましくは18〜24°であっても良い。打撃フェースがバルジ及び/又はロールを含む実施形態では、仮想の打撃フェース平面は、その打撃フェースのフェース中心に接する平面と見なすことができる。
おそらく図2及び3に最もよく示されているように、クラブヘッド100のソール部150は、好ましくはそれぞれ前後方向に伸張した複数のレール200を含むことができる。より具体的には、クラブヘッド100は、ヒール・トウ方向の横方向の中心に置かれフェース中心114に位置する中央ソールレール210と、トウ側ソールレール220と、ヒール側ソールレール230とを含むことができる。ソール部150の凹部240は、中央ソールレール210とトウ側ソールレール220とを互いに離間させることができ、ソール部150の凹部250は、中央ソールレール210とヒール側ソールレール230とを互いに離間させることができる。各凹部240、250は、側面によって少なくとも部分的に囲まれた底面を含むことができる。ガイドレール210、220及び230の間の凹部240及び250は、スイング中にそこを通して破片等を導くことができ、これにより、クラブヘッド100と芝の間の相互作用と摩擦とが減少し、速度保持が改善され得る。それらはまた、ゴルファーに、レール210、220及び230の体積がより大きいと知覚させることができ、これにより、クラブヘッド100及びそれによって行われるショットに対するゴルファーの信頼を潜在的に高める。
図4は、フェース中心114、したがって中央ソールレール210と交差する仮想垂直面IVに沿ったゴルフクラブヘッド100の断面を示している。この図に示されるように、ソール部150は、リーディングエッジ152及びトレーリングエッジ154を含むことができ、これらはそれぞれ、ソール部150の最も前方及び最も後方の範囲を表す。図4は、基準姿勢にあるゴルフクラブヘッド100を示す。前記基準姿勢は、本明細書において、クラブヘッドの向きを示し、例えば、クラブヘッド100は、仮想接地平面300に対して、クラブヘッド100のソール部150が、前記エッジ152と154との間のソール接触点158で前記仮想接地平面に接触するように置かれ、かつ、クラブヘッド100が仮想接地平面300に対して指定されたロフト角とされ、しかも、前記ホーゼル軸がクラブヘッドの指定されたライ角となるようにホーゼル142のホーゼル軸が配される。
前記エッジ152及び154は、それらの間にソール長さ156を規定することができ、別の方法では「Ls」によって示されてもよい。ソール長さ156は、好ましくは35mm以上、より好ましくは45mm以上、さらにより好ましくは45〜65mmであっても良い。前記前後方向でのリーディングエッジ152からのソール接触点158の後退長さ180(別の方法では「D1」ともいう)もまた規定されても良い。例えば、後退長さ180は、好ましくは0.8*Ls以下であっても良く、より好ましくは0.5*Ls以下であっても良く、さらに好ましくは0.25*Ls以下であっても良い。絶対値に関しては、後退長さ180は、5〜15mmであっても良く、さらに好ましくは8〜12mmであっても良い。また、図4に示されるように、リーディングエッジ152はまた、高さ182又は「H1」、及び、バウンス角184を規定しても良い。リーディングエッジ152と仮想接地平面300との間の距離である前記高さ182は、好ましくは5mm以上、より好ましくは6mm以上、さらに好ましくは7mm以上であっても良い。そして、仮想接地平面300と、リーディングエッジ152及びソール接触点158を通って延びる仮想線との間の角度であるバウンス角は、2〜18°であっても良く、好ましくは10〜18°であっても良い。
図5は、仮想垂直面IVに沿ったソール部150の曲率半径のさらに詳細を示す。ソール部150の曲率半径は、クラブヘッドの前後方向で変化する。さまざまな曲率半径の混用は、芝の相互作用による速度損失を最小限に抑えるソールの能力に、おそらく最大の影響を及ぼす。リーディングエッジ152から3mm以下の前方位置では、ソール部150の曲率半径190又は「R1」は、好ましくは30mm以下、より好ましくは20mm以下、さらに好ましくは16mm以下であっても良い。最も好ましくは、ソール部150の曲率半径190は、10〜16mmであっても良い。リーディングエッジから少なくとも3mm後方に離間したより後方の位置では、ソール部150の曲率半径192又は「R2」は、好ましくは、100mm以上、より好ましくは200mm以上、さらに好ましくは250mm以上であっても良い。好ましくは、曲率半径192は、曲率半径190の10倍よりも大きく、より好ましくは、曲率半径190の15倍よりも大きく、最も好ましくは、曲率半径190の18〜25倍である。好ましくは、ソール部150の曲率半径は、ソール接触点158の近く、かつ、トレーリングエッジ154よりもリーディングエッジ152に近い点で、曲率半径192に対して、中間の最小曲率半径194又は「R3」又は「Rmin」に向かって後方に減少しても良い。いくつかの実施形態では、R3は、ソール部のソール接触点に一致する。次に、ソール部150の曲率半径は、トレーリングエッジ154に向かって最大曲率半径196又は「R4」まで増加することができ、その後、トレーリングエッジ154付近で曲率半径198又は「R5」まで減少することができる。したがって、ソール部150の曲率半径は、リーディングエッジ152の後方に3mm離間した前端と、トレーリングエッジ154の前方に3mm離間した後端とによって区切られたソール部150の中央領域で、曲率半径194<曲率半径192<曲率半径196のように、変化することができる。
図3を参照すると、ヒール・トウ方向の中央ソールレール210、トウ側ソールレール220及びヒール側ソールレール230の幅212、222、232は、好ましくは、前後方向に変化することができる。特に、中央ソールレール210の幅212は、好ましくは、前方向に先細りであっても良い。それは、ソール部150のリーディングエッジ152とトレーリングエッジ154との間の位置214で最小値に向かって先細になり、それによって、その最大幅はソール部の後部の位置216にあることが好ましい。この最小幅の位置214は、好ましくは、トレーリングエッジ154よりもソール部150のリーディングエッジ152の近くに配置され得る。より具体的には、その距離218は、好ましくはリーディングエッジ152から5〜15mm、より好ましくはリーディングエッジから6〜12mmであっても良い。この位置214はまた、ソール部150のリーディングエッジ152からのソール長さ156の50%未満、より好ましくはリーディングエッジからソール長さ156の10%〜25%、さらに好ましくは リーディングエッジからソール長さ156の15%〜22%とされても良い。さらに、位置216における幅212の最大値は、好ましくは7mm以上、より好ましくは10mm以上、さらに好ましくは12〜18mm、最も好ましくは15mmに等しいか、又は約15mmであっても良い。位置214における幅212の最小値は、好ましくは5〜12mm、より好ましくは7〜10mm、最も好ましくは9mmに等しいか、又は約9mmであっても良い。
図6は、図1に示される仮想垂直面VIに沿ったゴルフクラブヘッド100の別の断面を示す。この図に示されているように、ソールレール210、220及び230のそれぞれは、ソール部150の隣接する部分に対して高くされている。例えば、基準姿勢にあるときの仮想接地平面300に最も近い中央ソールレール210の部分は、隣接する凹部240及び250の表面から、高さ218で延びている。この高さ218は、好ましくは3mm以上であっても良い。それは、より好ましくは、3〜6mmであっても良い。また、それは、さらに好ましくは、4mmに等しいか、又は約4mmであっても良い。この高さ218は、ソール部150の前部にある段差部260及び270(図3)によって形成されても良い。これらの段差部260及び270は、それぞれ凹部240及び250に通じており、したがって、これらは、ソールレール210、220及び230のクリアランス及び知覚される深さの増加に関与している。ソール部150の前部に対する段差部260及び270の垂直深さは、好ましくは2mm以上であっても良く、より好ましくは3mm以上であっても良い。
図7は、本開示による例示的ゴルフクラブヘッド(例えば、ゴルフクラブヘッド100)と、ソールレール200を欠いている従来の比較例のクラブヘッドとのインパクト時のクラブヘッド速度の比較を示す。このように、ヘッド速度は、最初は2つのクラブヘッドで同じであるが、約0.002秒で始まる芝との相互作用により、例示的クラブヘッドの速度よりも、比較例のクラブヘッドの速度が大幅に低下している。次に、図8(A)及び(B)は、それぞれ比較例のクラブヘッドと、例示的クラブヘッドとの間のゴルフボールとのインパクト時の芝の分散を示す。比較例のクラブヘッドは、例示的クラブヘッドよりも、より多くの芝を分散させ、クラブヘッドのトウとヒールの近くの領域に沿ってより大きな通過跡を作る。したがって、本開示による例示的クラブヘッドは、速度保持を改善し、打球のより一貫した予測可能な距離及び弾道をもたらす。
前述の議論において、本発明が、その特定の例示的な態様を参照して説明された。しかしながら、本発明のより広い精神及び範囲から逸脱することなく、これらの例示的な態様に対して様々な修正及び変更を行うことができることは明らかであろう。したがって、前述の説明及び添付の図面は、本発明の範囲を決して限定するものではなく、単に本発明を例示するものと見なされるべきである。
112 打撃フェース
114 フェース中心
150 ソール部
152 リーディングエッジ
154 トレーリングエッジ
158 ソール接触点
160 上部
200 ソールレール
210 中央ソールレール
220 トウ側ソールレール
230 ヒール側ソールレール
240 凹部
250 凹部
260 段差部
Claims (20)
- ゴルフクラブヘッドであって、基準姿勢に向けられたときに、
打撃フェースと、
上部と、
前記上部の反対側のソール部とを含み、
前記ソール部は、リーディングエッジと、トレーリングエッジと、概して前後方向に延びる少なくとも1つのソールレールと、
前記少なくとも1つのソールレール上にあるソール接触点とを含み、
前記前後方向に延び、かつ、前記ソール接触点を通る仮想垂直面内において、
前記ソール部は、前記リーディングエッジから前記トレーリングエッジまでの前記前後方向に測定されるソール長さLsを含み、
前記ソール接触点は、前記リーディングエッジから後方に0.8*Ls以下の距離D1を隔てて配置される、
ゴルフクラブヘッド。 - 14〜26°のロフトを有する、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記ソール長さLsが35mm以上である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記距離D1が0.5*Ls以下である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記距離D1が0.25*Ls以下である、請求項4に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記距離D1が5〜15mmである、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記打撃フェースは、フェース中心を含み、
前記少なくとも一つのソールレールは、中央ソールレールと、ヒール側ソールレールと、トウ側ソールレールとを含む少なくとも3つのソールレールを含み、
前記中央ソールレールは、ヒール・トウ方向において、前記フェース中心にほぼ揃えられている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記中央ソールレールは、前端と、後端と、前記ヒール・トウ方向の幅とを含み、前記幅は、前記中央ソールレールの最小幅が前記前端と前記後端との間の位置に対応するように変化する、請求項7に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記仮想垂直面において、前記リーディングエッジの高さH1は5mm以上である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記少なくとも一つのソールレールは、3mm以上の高さを有する、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- ゴルフクラブヘッドであって、基準姿勢に向けられたときに、
打撃フェースと、
上部と、
前記上部の反対側のソール部とを含み、
前記ソール部は、リーディングエッジと、トレーリングエッジと、概して前後方向に延びる第1ソールレールと、概して前記前後方向に延びる第2ソールレールと、前記第1ソールレールと前記第2ソールレールとの間に形成された凹部とを含み、
前記凹部は、前記前後方向において画定された段差部を有する、
ゴルフクラブヘッド。 - 前記段差部が2mm以上の深さを有する、請求項11に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記凹部は、さらに、底面と、前記底面を少なくとも部分的に囲む側面とを備え、
前記第1ソールレール及び前記第2ソールレールの少なくとも一方は、前記凹部の前記底面から3mm以上の距離で高くされている、請求項11に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記ゴルフクラブヘッドは、さらに、概して前記前後方向に延びる第3ソールレールを含み、
前記打撃フェースは、フェース中心をさらに含み、
前記第1、第2及び第3ソールレールは、それぞれ、中央ソールレール、ヒール側ソールレール及びトウ側ソールレールであり、
前記中央ソールレールは、ヒール・トウ方向において、前記フェース中心とほぼ揃えられている、請求項11に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記前後方向に延び、かつ、前記第1及び第2ソールレールの少なくとも一方のソール接触点を通る仮想垂直面内において、前記リーディングエッジは、5mm以上の高さH1を有する、請求項11に記載のゴルフクラブヘッド。
- ゴルフクラブヘッドであって、基準姿勢に向けられたときに、
打撃フェースと、
上部と、
前記上部の反対側のソール部とを含み、
前記ソール部は、
リーディングエッジと、トレーリングエッジと、概して前後方向に延びている少なくとも1つのソールレールと、前記少なくとも1つのソールレール上にあるソール接触点とを含み、
前記前後方向に延び、かつ、前記ソール接触点を通る仮想垂直面内において、
前記リーディングエッジは5mm以上の高さH1を有し、
前記ソール部は、さらに、前記リーディングエッジから後方に3mm以上離れた第1位置における第1曲率半径R1と、前記第1位置の後方の第2位置における第2の曲率半径R2とを含み、
前記曲率半径R2は、10*R1以上である、
ゴルフクラブヘッド。 - 前記第1曲率半径R1は30mm以下である、請求項16に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記仮想垂直面内において、前記ソール部の中央領域が、前記リーディングエッジの後方へ3mmを隔てた前端と、前記トレーリングエッジの前方へ3mmを隔てた後端とによって範囲が画定されており、
曲率半径は、最小曲率半径Rminが、前記トレーリングエッジよりも前記リーディングエッジに近い第3位置に位置するように、前記中央領域に沿って変化する、請求項16に記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記第3位置は、前記最小曲率半径Rminよりも大きい曲率半径を有する中間位置の1つである、請求項18に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記打撃フェースは、フェース中心を有し、
前記少なくとも一つのソールレールは、中央ソールレールと、ヒール側ソールレールと、トウ側ソールレールとを含む少なくとも3つのソールレールを含み、
前記中央ソールレールは、ヒール・トウ方向において、前記フェース中心とほぼ揃えられている、請求項16に記載のゴルフクラブヘッド。
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