JP2007007181A - アイアンクラブセット - Google Patents

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Abstract

【課題】サンドウェッジ以上の番手数のアイアンクラブで短い飛距離のアプローチショットを行ったときには、ゴルフボールを止めやすく、サンドウェッジよりも小さい番手数のアイアンクラブでフルショットを行ったときには、安定した弾道及び適正な飛距離を得やすいアイアンクラブセットを提供する。
【解決手段】サンドウェッジに形成されるスコアライン14の開口縁部16の曲率半径r1を0.1mmに設定し、残りの5番アイアンからアプローチウェッジまでに形成されるスコアライン14の開口縁部16の曲率半径r2を0.3mmに設定することにより、サンドウェッジによりアプローチショットを行うときのゴルフボールのスピンのかかりを良くすることができる一方、5番アイアン〜アプローチウェッジによりフルショットを行うときのゴルボールとの接触面積を大きくしてスピンを増大させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数本のアイアンクラブからなるアイアンクラブセットに関する。
アイアンクラブセットを構成するアイアンクラブのうち、打球時に得られる飛距離が最も短く設定されているウェッジクラブ(一般的にはサンドウェッジ)には、飛距離が30ヤード程度のアプローチショットを行ったときに、バックスピンをかけてゴルフボールを止めやすいことが要求される。
一方、ウェッジクラブよりも小さい番手数からなり、ウェッジクラブでのアプローチショットよりも長い飛距離を得るときに使用され、フルショットを行うことの多いアイアンクラブでは、、フルショット時にバックスピンをかけてゴルフボールを安定した弾道で飛ばすことができるとともに、コントロールしやすいことが要求される。このことから、上記ウェッジクラブとそれより小さい番手数のアイアンクラブとでは、異なるスピン性能を有するように設定する必要がある。
ところで、アイアンクラブヘッドのフェース面には、バックスピンをかけるのに寄与する複数本のスコアライン溝が形成されているが、アイアンクラブセットを構成する各アイアンクラブのスコアライン溝は、断面形状が同様に構成されるのが一般的である。この場合、スコアライン溝によるスピンへの影響は、各アイアンクラブで同じになるため、上述したように、ウェッジクラブとそれより小さい番手数のアイアンクラブとで、スピンのかかり方が異なるものにならず、スピン性能的に満足できるアイアンクラブセットが得られないという問題があった。
そこで、アイアンクラブセットにおいて、セット内に少なくとも2種類の異なる溝形状を有するものが提案されている。具体的には、ロングアイアン(1番〜4番アイアン)の溝形状がV型であり、ミドルアイアン(5番〜7番アイアン)の溝形状が台形型またはU型であり、ショートアイアン(8番アイアン〜サンドウェッジまたはロブウェッジ)の溝形状が四角型であるアイアンクラブセットが開示されている(特許文献1参照)。
特開平8−308959号公報
しかしながら、上記した特許文献1での具体例では、ピッチングウェッジ、9番アイアン等と、サンドウェッジとで同様なスコアライン溝形状となっているため、フルショットのときにバックスピンが低下して弾道が不安定になることや、飛距離が長くなること等により、十分に満足できるスピン性能を有するアイアンクラブセットが得られないおそれがある。また、特許文献1には、サンドウェッジと、それよりも小さい番手数のアイアンクラブとの間で、スピンのかかり方を異ならせるという技術概念はまったく示唆されていない。
本発明は、サンドウェッジ以上の番手数のアイアンクラブで短い飛距離のアプローチショットを行ったときには、ゴルフボールを止めやすく、サンドウェッジよりも小さい番手数のアイアンクラブでフルショットを行ったときには、安定した弾道及び適正な飛距離を得やすいアイアンクラブセットを提供することを目的とする。
本発明に係るアイアンクラブセットは、ヘッドのフェース面に複数のスコアラインが設けられた複数本のアイアンクラブから構成され、且つ、前記アイアンクラブのうち、少なくとも1本がロフト角54°超であるアイアンクラブセットにおいて、
前記スコアラインの断面における前記フェース面側の開口縁部が円弧状に形成され、
ロフト角54°超である前記アイアンクラブの前記開口縁部の曲率半径r1が0.01mm≦r1<0.2mmに設定され、
ロフト角54°以下である前記アイアンクラブの前記開口縁部の曲率半径r2が0.2mm≦r2≦0.5mmに設定されることを特徴とする。
本発明のアイアンクラブセットでは、ロフト角54°超であるアイアンクラブにおけるスコアラインの開口縁部の曲率半径を、ロフト角54°以下であるアイアンクラブの当該曲率半径よりも小さく設定することにより、アイアンクラブの番手数によらず、適切なスピン性能を得ることができる。
特に、サンドウェッジ以上の番手数のアイアンクラブで短い飛距離のアプローチショットを行ったときには、ゴルフボールを止めやすく、サンドウェッジよりも小さい番手数のアイアンクラブでフルショットを行ったときには、安定した弾道及び適正な飛距離を得やすい。
図1A及び図1Bは、本実施形態のアイアンクラブセットを構成するアイアンクラブのヘッド10の正面図及び側面図を示す。ヘッド10のフェース面12には、複数のスコアライン14が形成されている。フェース面12の傾斜角度であるロフト角θは、各アイアンクラブによって異なっている。本実施形態のアイアンクラブセットでは、ロフト角θが24゜〜40゜である5番アイアン〜9番アイアンと、ロフト角θが45゜であるピッチングウェッジ(PW)と、ロフト角θが52°のアプローチウェッジ(AW)と、ロフト角θが56°のサンドウェッジ(SW)とを組み合わせて構成している。
スコアライン14は、図2A及び図2Bに示すように、断面形状が略台形状に形成されており、スコアライン14のフェース面12側の開口縁部16が円弧状となる。図2Aは、サンドウェッジに形成されるスコアライン14の断面形状を示し、その開口縁部16の曲率半径r1は、0.1mmである。図2Bは、残りの5番アイアンからアプローチウェッジまでに形成されるスコアライン14の断面形状を示し、各開口縁部16の曲率半径r2は、0.3mmである。
スコアライン14の開口縁部16の曲率半径r1、r2を異ならせる手段としては、スコアライン14をフェース面12に彫刻した後、開口縁部16を異なる仕様で研磨する方法を採用することができる。例えば、図2Aに示すサンドウェッジの場合、開口縁部16をバレル研磨によって0.1mmの曲率半径r1に仕上げ、図2Bに示すアプローチウェッジの場合、開口縁部16をバフ研磨によって0.3mmの曲率半径r2に仕上げている。研磨方法としては、これらのバレル研磨及びバフ研磨を組み合わせることもできる。
なお、本実施形態では、サンドウェッジの曲率半径r1を0.1mm、残りの5番アイアンからアプローチウェッジまでの曲率半径r2を0.3mmとしているが、曲率半径はこれらに限定されるものではなく、ロフト角54°を境とし、ロフト角54°超であるアイアンクラブの曲率半径r1を0.01mm≦r1<0.2mmに設定し、ロフト角54°以下であるアイアンクラブの曲率半径r2を0.2mm≦r2≦0.5mmに設定することができる。なお、曲率半径r1、r2は、ゴルフクラブの規則上、0.5mmを越えてはならないため、規則範囲内で効果が得られる範囲にそれぞれを規定している。
本実施形態のアイアンクラブセットのサンドウェッジは、スコアライン14の開口縁部16の曲率半径r1を小さくすることで、ゴルフボールを殆んど変形させないアプローチショットを行うときのゴルフボールのスピンのかかりを良くすることができる。一方、5番アイアンからアプローチウェッジまでは、スコアライン14の開口縁部16の曲率半径r2を大きくすることで、ゴルフボールを変形させるフルショットを行うときのゴルボールとの接触面積を大きくしてスピンを増大させることができる。
次に、本実施形態のアイアンクラブセットについて、実打試験を行った。この試験では、サンドウェッジとアプローチウェッジを使用して行い、スコアライン14の開口縁部16の曲率半径r1、r2をサンドウェッジ(ロフト角56゜)、アプローチウェッジ(ロフト角52゜)ともに0.1mmに設定した場合(比較例1)のバックスピン量(rpm)と、曲率半径r1、r2をサンドウェッジ(ロフト角56゜)、アプローチウェッジ(ロフト角52゜)ともに0.3mmに設定した場合(比較例2)のバックスピン量(rpm)と、本実施形態のバックスピン量(rpm)とをテスターA、Bによって比べた結果を図3に示す。
この場合、サンドウェッジでは、開口縁部16の曲率半径が小さいスコアライン14を有するゴルフクラブにおいて、バックスピン量の増大が確認され、アプローチウェッジでは、開口縁部16の曲率半径が大きいスコアライン14を有するゴルフクラブにおいて、バックスピン量の増大が確認された。この結果から、フルショットを行うゴルフクラブでは、開口縁部16の曲率半径を大きく設定する一方、アプローチショットを行うゴルフクラブでは、開口縁部16の曲率半径を小さく設定することにより、所望のスピン特性を得ることができることが了解される。
図1Aは、ヘッドの正面図、図1Bは、ヘッドの側面図である。 図2Aは、サンドウェッジにおけるスコアラインの断面図、図2Bは、アプローチウェッジにおけるスコアラインの断面図である。 フルショット時におけるアプローチウェッジのバックスピン量と、アプローチショット時におけるサンドウェッジのバックスピン量の比較結果である。
符号の説明
10…ヘッド 12…フェース面
14…スコアライン 16…開口縁部

Claims (2)

  1. ヘッドのフェース面に複数のスコアラインが設けられた複数本のアイアンクラブから構成され、且つ、前記アイアンクラブのうち、少なくとも1本がロフト角54°超であるアイアンクラブセットにおいて、
    前記スコアラインの断面における前記フェース面側の開口縁部が円弧状に形成され、
    ロフト角54°超である前記アイアンクラブの前記開口縁部の曲率半径r1が0.01mm≦r1<0.2mmに設定され、
    ロフト角54°以下である前記アイアンクラブの前記開口縁部の曲率半径r2が0.2mm≦r2≦0.5mmに設定されることを特徴とするアイアンクラブセット。
  2. 請求項1記載のアイアンクラブセットにおいて、
    ロフト角54°超である前記アイアンクラブは、サンドウェッジであることを特徴とするアイアンクラブセット。
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