JP5893340B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフボールに関する。詳細には、本発明は、ゴルフボールの密度分布の改良に関する。
ゴルフクラブで打撃されたゴルフボールは、水平方向に対して上向きの打ち出し角度で飛び出していく。この打ち出し角度は、ゴルフクラブのヘッドがロフト角を備えていることに起因する。飛び出し時には、ゴルフボールは、いわゆるバックスピンを伴う。このバックスピンは、ロフト角を備えたヘッドにゴルフボールが衝突する際に生じるせん断力に起因する。
せん断力は、ゴルフボールの表面にかかる。ゴルフボールは弾性体なので、せん断力が表面にかかっても、中心は、慣性モーメントによって静止しようとする。従って、このせん断力によってゴルフボールの表面の回転がスタートする時刻に対し、ゴルフボールの中心の回転がスタートする時刻が若干遅れる。この遅れにより、ゴルフボールの内部にはねじれの歪みが生じる。このねじれの歪みが解消されるとき、ゴルフボールには負のせん断力が働く。負のせん断力の方向は、ゴルフボールにオーバースピンをかける方向である。インパクトの時、ゴルフボールには、正のせん断力と負のせん断力とがかかる。正しく打撃されたゴルフボールでは、正のせん断力は、負のせん断力に比べて大きい。負のせん断力が正のせん断力を上回ることはない。従って、正しく打撃されたゴルフボールには、オーバースピンではなく、バックスピンがかかる。
打ち出し後のゴルフボールの弾道は、打ち出し角度とバックスピン速度とに大きく影響される。打ち出し角度が大きなゴルフボールは、高弾道となる傾向がある。逆に、打ち出し角度が小さなゴルフボールは、低弾道となる傾向がある。バックスピンによって、ゴルフボールには揚力が生じる。このバックスピンが大きなゴルフボールは、高弾道となる傾向がある。バックスピンが小さなゴルフボールは、低弾道となる傾向がある。
ゴルフボールに対するゴルファーの最大の要求は、飛距離である。ゴルファーは、特にドライバー及びロングアイアンでのショットにおける飛距離を重視する。大きな飛距離が達成されるには、適度な弾道高さが必要である。
大きなスピン速度によって高い弾道を達成するゴルフボールでは、飛距離が不十分である。スピン速度が大きいほど大きな抗力が発生することが、その理由の1つであると推測される。揚力は飛行方向に対して垂直にかかるので、弾道最高点まではゴルフボールを後方に引き戻す力が揚力によって生じることが、他の理由であると推測される。
一方、大きな打ち出し角度によって高い弾道を達成するゴルフボールでは、大きな飛距離が得られる。ドライバー又はロングアイアンで打撃されたときの、バックスピン速度が小さくかつ打ち出し角度が大きなゴルフボールが、望まれている。
ゴルファーは、ゴルフボールのスピン性能も重視する。バックスピンの速度が大きいと、ランが小さい。ゴルファーにとって、バックスピンのかかりやすいゴルフボールは、目標地点に静止させやすい。サイドスピンの速度が大きいと、ゴルフボールは曲がりやすい。ゴルファーにとって、サイドスピンのかかりやすいゴルフボールは、意図的に曲げやすい。スピンがかかりやすいゴルフボールは、コントロール性能に優れている。上級ゴルファーは、特にショートアイアンでのショットにおけるコントロール性能を重視する。
ゴルフボールの密度分布に関し、種々の提案がなされている。特開2002−331047公報には、高比重であるコアと、このコアの外側に位置しており低比重であるマントル層と、このマントル層の外側に位置しており低比重であるカバーとを備えたゴルフボール、及び低比重であるコアと、このコアの外側に位置しており高比重であるマントル層とこのマントル層の外側に位置するカバーとを備えたゴルフボールが開示されている。同様のゴルフボールが、特開2002−325863公報、特開2005−111246公報及び特開2008−6302公報にも開示されている。これらの何れの公報にも、ゴルフボールの慣性モーメントを調整する技術が開示されている。例えば、特開2002−325863の段落[0007]に、「具体的には、該ボールの密度を、その中心に向かってシフトさせ、あるいは分布させた場合、その慣性モーメントは減少し、また該ボールがゴルフクラブを離れた際の初期スピン速度は、該ボールの慣性モーメントに起因する低抵抗性のために、増大する。逆に、該密度を、該外部カバーに向けてシフトさせ、あるいは分布させた場合、このボールの慣性モーメントは増大し、また該ボールがゴルフクラブを離れた際の初期スピン速度は、該ボールの慣性モーメントに起因する高い抵抗性ために、減少するであろう。」との記載がある。この公報には、ボールの密度をボールの中心に向かってシフトさせると、慣性モーメントが小さくなって、初期スピンが多くなることが記載されている。特開2002−331047の段落[0008]にも、同様の記載があるが、スピンの増減について誤記がある。
特開2011−172929公報には、コア、中間層、カバー及び高比重部材を備えたゴルフボールが開示されている。この高比重部材は、ゴルフボールの慣性モーメントの調整に寄与する。同様のゴルフボールが、特開2011−172930公報にも開示されている。
特開平11−89969号公報には、質量の大きな粒又はリングを含むゴルフボールが開示されている。この粒及びリングは、ゴルフボールの慣性モーメントの調整に寄与する。
特開2009−160018公報には、ゴルフボールの設計方法が開示されている。この方法では、弾性率の分布が適正化されたゴルフボールが得られる。
ゴルフボールの硬度分布についても、種々の提案がなされている。外剛内柔構造を有するゴルフボールが、市販されている。このゴルフボールでは、負のせん断力が大きい。このゴルフボールが打撃されると、大きな打ち出し角度と、小さなスピン速度とを伴って飛行する。このゴルフボールがロングアイアンで打撃されたとき、大きな飛距離が得られる。
特開2002−331047公報 特開2002−325863公報 特開2005−111246公報 特開2008−6302公報 特開2011−172929公報 特開2011−172930公報 特開平11−89969号公報 特開2009−160018公報
前述の通り、外剛内柔構造を有するゴルフボールは、飛行性能に優れる。しかしゴルファーは、さらなる飛距離の向上を望んでいる。極端な硬度勾配は、ゴルフボールの耐久性を損なう。外剛内柔構造のみで飛距離に対するゴルファーの要求を満たすことは、不可能である。
外剛内柔構造を有するゴルフボールがショートアイアンで打撃されたとき、外剛であるがゆえに、ゴルフクラブのフェイスに対してゴルフボールが大幅にスリップする。このスリップにより、スピンが抑制される。このゴルフボールは、ショートアイアンでのショットにおけるコントロール性能に劣る。
本発明の目的は、ロングアイアンで打撃されたときの飛行性能に優れ、かつショートアイアンで打撃されたときのコントロール性能にも優れたゴルフボールの提供にある。
本発明者は、ゴルフボールの密度を中心に向かってシフトさせると、初期スピンが少なくなる場合があることを見出し、本発明を完成させた。初期スピンが少なくなる理由は、衝突時にゴルフボールの内部にはねじれの歪みが生じることに起因していると考えられる。
本発明に係るゴルフボールの密度は、不均一である。このゴルフボールでは、局所的な密度が最も大きい箇所と中心点との距離の、ゴルフボールの半径に対する比率は、85%以下である。好ましくは、この比率は、25%以上75%以下である。
ゴルフボールが、互いの体積が同一でありかつ互いに同心であるm(mは2以上の偶数)の層に分割されたとき、最も質量の大きい層は、中心から第一番目の層から、中心から(m/2+1)番目の層までの層の内の1又は2以上の層である。好ましくは、最も質量の大きい層は、中心から第一番目の層から、中心から(m/2+1)番目の層までの層の内のいずれか1の層である。より好ましくは、最も質量の大きい層は、中心から第一番目の層から、中心から(m/2)番目の層までの内のいずれか1の層である。
ゴルフボールが、互いの体積が同一でありかつ互いに同心であるn(nは3以上の奇数)の層に分割されたとき、最も質量の大きい層は、中心から第一番目の層から、中心から(n/2+0.5)番目の層までの層の内の1又は2以上の層である。好ましくは、最も質量の大きい層は、中心から第一番目の層から、中心から(n/2+0.5)番目の層までの層の内のいずれか1の層である。より好ましくは、最も質量の大きい層は、中心から第一番目の層から、中心から(n/2−0.5)番目の層までの内のいずれか1の層である。
好ましくは、最も質量の大きい層は、中心から第一番目の層又は中心から第二番目の層である。
本発明に係るゴルフボールでは、質量が中心寄りに偏っている。このゴルフボールがロングアイアンで打撃されたときのスピン速度は、小さい。このゴルフボールがロングアイアンで打撃されたとき、大きな飛距離が得られる。このゴルフボールがショートアイアンで打撃されたときのスピン速度は、大きい。このゴルフボールがショートアイアンで打撃されたとき、優れたコントロール性能が達成される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された正面図である。 図2は、図1のゴルフボールのシミュレーションに用いられるモデルの作成方法が説明されるための図である。 図3は、図1のゴルフボールのモデルが、ゴルフクラブのヘッドモデルと共に示された図である。 図4は、シミュレーションの結果が示されたグラフである。 図5は、シミュレーションの結果が示されたグラフである。 図6は、シミュレーションの結果が示されたグラフである。 図7は、シミュレーションの結果が示されたグラフである。 図8は、図1のゴルフボールにおける密度が最も大きい箇所を決定する方法が説明されるための図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示されたゴルフボール2は、表面に多数のディンプル4を備えている。このゴルフボール2の直径は、40mmから45mmである。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされるとの観点から、直径は42.67mm以上が好ましい。空気抵抗抑制の観点から、直径は44mm以下が好ましく、42.80mm以下が特に好ましい。このゴルフボール2の質量は、40g以上50g以下である。大きな慣性が得られるとの観点から、質量は44g以上が好ましく、45.00g以上が特に好ましい。USGAの規格が満たされるとの観点から、質量は45.93g以下が好ましい。
このゴルフボール2には、種々の構造が採用されうる。ゴルフボール2に、コアとカバーとからなる2層構造が採用されてもよい。ゴルフボール2に、コアと中間層とカバーとからなる3層構造が採用されてもよい。ゴルフボール2に、コアと包囲層と中間層とカバーとからなる4層構造が採用されてもよい。ゴルフボール2が、5以上の層を備えてもよい。
本発明者が得た知見によれば、ゴルフボール2の硬度分布のみならず、密度分布も、スピン性能に影響を与える。この知見は、ゴルフボール2のモデルが用いられたシミュレーションによって得られた。用いられたシミュレーション方法は、有限要素法である。
以下、図2に基づき、このモデル6を得る方法が説明される。図2には、モデル6の中心Oを通る面で切断された断面の半分が示されている。この方法では、第一球8、第二球10、第三球12、第四球14、第五球16、第六球18、第七球20、第八球22、第九球24及び第十球26が想定される。第一球8、第二球10、第三球12、第四球14、第五球16、第六球18、第七球20、第八球22、第九球24及び第十球26は、同心である。
第一球8の半径は、9.91mmである。第二球10の半径は、12.49mmである。第三球12の半径は、14.29mmである。第四球14の半径は、15.73mmである。第五球16の半径は、16.95mmである。第六球18の半径は、18.01mmである。第七球20の半径は、18.96mmである。第八球22の半径は、19.82mmである。第九球24の半径は、20.61mmである。第十球26の半径は、21.35mmである。第十球26の半径は、ゴルフボール2の半径に等しい。
第一球8は、第一層28でもある。第二球10から第一球8が除かれた部分は、第二層30である。第三球12から第二球10が除かれた部分は、第三層32である。第四球14から第三球12が除かれた部分は、第四層34である。第五球16から第四球14が除かれた部分は、第五層36である。第六球18から第五球16が除かれた部分は、第六層38である。第七球20から第六球18が除かれた部分は、第七層40である。第八球22から第七球20が除かれた部分は、第八層42である。第九球24から第八球22が除かれた部分は、第九層44である。第十球26から第九球24が除かれた部分は、第十層46である。
第二層30、第三層32、第四層34、第五層36、第六層38、第七層40、第八層42、第九層44及び第十層46は、それぞれシェル状である。第一層28、第二層30、第三層32、第四層34、第五層36、第六層38、第七層40、第八層42、第九層44及び第十層46の体積は、それぞれ、4076.5mmである。
図2に示された各層が、メッシュにより、多数の要素に分割される。分割されて得られたモデル6が、図3に示されている。このモデル6は、6面体である要素48を有している。各層において、半径方向に沿って、2以上の要素48が並ぶように、分割がなされる。
シミュレーションでは、層毎に、密度が設定される。本実施形態では、いずれか1つの層の密度が1.673g/cmとされ、他の9の層の密度が1.053g/cmとされる。換言すれば、いずれか1つの層の質量が6.820gとされ、他の9の層の質量が4.293g/cmとされる。このモデル6の質量は、45.45gである。
シミュレーションでは、密度以外に、硬度分布等の、モデル6の条件の設定が必要である。本実施形態では、コアとカバーとからなる2ピースゴルフボールが想定される。第九球24がコアと想定され、第十層46がカバーと想定される。コアの弾性率は、60MPaと想定される。コアのポアソン比は、0.463と想定される。カバーの弾性率は、462MPaと想定される。カバーのポアソン比は、0.300と想定される。コアの硬度分布は、平坦と想定される。これらの条件を有する種々の材料が、用いられうる。
図3には、ゴルフクラブのヘッドモデル50も示されている。このヘッドモデル50は、板状である。このヘッドモデル50のサイズは、44mm×44mm×4mmである。このヘッドモデル50は、剛体と想定される。このヘッドモデル50の質量は、255.5gと想定される。このヘッドモデル50も、多数の要素52を有している。それぞれの要素52は、六面体である。
ゴルフボール2のモデル6とヘッドモデル50とを衝突させて、ゴルフボール2のモデル6の挙動をシミュレーションした。静止したゴルフボール2のモデル6に、40m/sの速度で、ヘッドモデル50を衝突させた。ヘッドモデル50のスイートスポットに、モデル6を衝突させた。ゴルフボール2とゴルフクラブヘッドとの摩擦係数は、0.30とされた。静止摩擦係数と動摩擦係数とは、同一とした。シミュレーションには、「LS−DYNA」が用いられた。
ヘッドモデル50のロフト角θが20°であると想定されたときの、ゴルフボール2のモデル6のスピン速度が、算出された。このロフト角θは、ロングアイアンのロフト角に相当する。ヘッドモデル50のロフト角θが56°であると想定されたときの、ゴルフボール2のモデル6のスピン速度が、算出された。このロフト角θは、ショートアイアンのロフト角に相当する。この結果が、下記の表1及び2並びに図4及び5に示されている。
Figure 0005893340
Figure 0005893340
表1の実施例1−6では、第一層28から第六層38までの6つの層のうちのいずれかが、質量の大きい層である。表2の比較例1−4では、第七層40から第十層46までの4つの層のうちのいずれかが、質量の大きい層である。
表2の比較例5では、第一層28から第九層44までの9の層が、質量の大きい層である。表2の比較例6では、第一層28から第十層46までの密度が均一と想定された。図4及び5において、比較例6の計算結果が、点線で示されている。
表1及び2並びに図4及び5から明らかなように、各実施例のゴルフボール2では、ロフト角が20°のときのスピン速度が小さい。各実施例のゴルフボール2がロングアイアンで打撃されたとき、優れた飛行性能が達成される。各実施例のゴルフボール2では、ロフト角が56°のときのスピン速度が大きい。各実施例のゴルフボール2がショートアイアンで打撃されたとき、優れたコントロール性能が達成される。
この評価結果より、第一層28から第六層38までの6つの層のいずれかが最も質量の大きい層であることが好ましいことが、分かる。質量の最も大きい層が、第二層30、第三層32又は第四層34であることが特に好ましい。
第一層28から第十層46までの10の層のうち、連続する2つの層が、最も質量の大きい層である複数のモデルが想定された。これらモデルに基づいてなされたシミュレーションの結果が、下記の表3及び4並びに図6及び7に示されている。
Figure 0005893340
Figure 0005893340
この評価結果より、第一層28から第六層38までの6つの層のいずれかが最も質量の大きい層であることが好ましいことが、分かる。
図8は、図1のゴルフボール2における密度が最も大きい箇所を決定する方法が説明されるための図である。この方法では、ゴルフボール2から、多数の立体が切り出される。まず、その中心がゴルフボール2の中心Oと一致する立方体54aが切り出される。この立方体54aの辺の長さは、1mmである。この立方体54aの半径方向外側に位置しており、この立方体54aと1つの面を共有しており、かつ辺の長さが1mmである他の立方体54bが切り出される。以下、順次、半径方向に沿って、辺の長さが1mmである立方体54が切り出される。それぞれの立方体54の体積と質量とが測定されることで、この立方体54の密度が算出されうる。最も外側に想定される立方体54cは、空間を含む。この空間を除いた立体の体積と質量とが測定されて、密度が算出される。
1つの立方体54が、2以上の層にまたがって存在しうる。例えば、コアと中間層とにまたがって、立方体54が存在しうる。また、中間層とカバーとにまたがって、立方体54が存在しうる。この場合、層の境界面によって、立方体54が複数の立体に分割される。分割によって得られたそれぞれの立体の、体積と質量とが測定されて、密度が算出される。
密度が最も大きい立体の半径方向中心とゴルフボール2の中心点との距離Xの、ゴルフボール2の半径に対する比率Pxは、85%以下が好ましい。この比率Pxが85%以下であるゴルフボール2がロングアイアンで打撃されると、スピンが抑制されて大きな飛距離が得られる。この比率Pxが85%以下であるゴルフボール2がショートアイアンで打撃されると、大きなスピン速度によってコントロール性能が達成される。これらの観点から、この比率Pxは80%以下がよりに好ましい。比率Pxは、25%以上75%以下が特に好ましい。
密度が最も大きい立体が2以上存在する場合は、それぞれの距離Xが計算されて平均値が求められる。この平均値に基づいて、比率Pxが算出される。
本発明に係るゴルフボールは、ゴルフ場でのプレーや、ドライビングレンジにおけるプラクティスに用いられうる。
2・・・ゴルフボール
4・・・ディンプル
6・・・モデル
8・・・第一球
10・・・第二球
12・・・第三球
14・・・第四球
16・・・第五球
18・・・第六球
20・・・第七球
22・・・第八球
24・・・第九球
26・・・第十球
28・・・第一層
30・・・第二層
32・・・第三層
34・・・第四層
36・・・第五層
38・・・第六層
40・・・第七層
42・・・第八層
44・・・第九層
46・・・第十層
48、52・・・要素
50・・・ヘッドモデル
54、54a、54b、54c・・・立方体

Claims (6)

  1. 密度が不均一であるゴルフボールであって、
    局所的な密度が最も大きい箇所と中心点との距離の、ゴルフボールの半径に対する比率が、25%以上75%以下であり、
    局所的な密度が最も大きい層の厚みが2.28mm以上であるゴルフボール。
  2. 密度が不均一であるゴルフボールであって、
    このゴルフボールが、互いの体積が同一でありかつ互いに同心である10の層に分割されたとき、最も質量の大きい層が、中心から第二番目の層から第六番目の層までの内の1又は2以上の層であるゴルフボール。
  3. 上記最も質量の大きい層が、中心から第二番目の層から第四番目の層の内の1又は2以上の層である請求項2に記載のゴルフボール。
  4. 上記最も質量の大きい層が、中心から第二番目の層から第四番目の層の内のいずれか1の層である請求項3に記載のゴルフボール。
  5. 上記最も質量の大きい層が、中心から第二番目の層から第四番目の層の内の連続する2の層である請求項3に記載のゴルフボール。
  6. 上記最も質量の大きい層の厚みが2.28mm以上である請求項2から5のいずれかに記載のゴルフボール。
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