JP2019146938A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 大きな慣性モーメントを具えつつ、高い反発性能を示すゴルフクラブヘッドを提供する。【解決手段】 中空のゴルフクラブヘッド1であって、ボールを打撃するフェース2aを具えたフェース部2と、前記フェース部2からヘッド後方に延びる本体部分3とを含み、前記フェース部2が、比重4.0以下の低比重材料で構成されており、前記本体部分3には、前記フェース部2側に、局部的に小さい剛性とされた低剛性部10が設けられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関し、詳しくは中空構造のゴルフクラブヘッドに関する。
フェース部に、例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金といった比重4.0以下の低比重材料が用いられた中空構造のウッド型のゴルフクラブヘッドが提案されている(例えば、下記特許文献1の段落0028参照)。この種のゴルフクラブヘッドは、フェース部を軽くすることと引き換えに、フェース部の後方により多くの質量を配分することができる。したがって、この種のゴルフクラブヘッドは、大きな慣性モーメントを提供し、打球の方向性を安定させるという効果が期待される。
一方、低比重材料の引張強度は、比重が4.0を超える高比重材料(例えば、チタン合金等)のそれに比べると遥かに小さい。例えば、アルミニウム合金やマグネシウム合金の代表的な引張強度はそれぞれ470MPa及び270MPaであり、代表的なチタン合金の引張強度960MPaの半分にも満たない。このため、実用的な耐久性を満足するよう、フェース部に低比重材料を用いたゴルフクラブヘッドを製造するためには、フェース部を相当大きな厚さで構成する必要があった。
特開2014−79447号公報
ところで、フェース部の曲げ剛性は、その厚さの3乗に依存して大きくなる。一方、フェース部の曲げ剛性は、ゴルフクラブヘッドのボールに対する反発係数に大きく影響し、フェース部の剛性が大きいほど、ヘッドの反発係数は低下する傾向がある。
以上の理由から、フェース部に低比重材料を用いた従来のゴルフクラブヘッドは、反発性能が低く、打球の飛距離を増大させるには十分ではなかった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みて案出なされたもので、大きな慣性モーメントを具えつつ高い反発性能を示すゴルフクラブヘッドを提供することを主たる目的としている。
本発明は、中空のゴルフクラブヘッドであって、ボールを打撃するフェースを具えたフェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びる本体部分とを含み、前記フェース部が、比重4.0以下の低比重材料で構成されており、前記本体部分には、前記フェース部側に、局部的に小さい剛性とされた低剛性部が設けられている、ゴルフクラブヘッドである。
上記ゴルフクラブヘッドでは、前記フェース部が、比重4.0以下の低比重材料で構成されているため、ゴルフクラブヘッドのフェース部側を軽量化し、それと引き換えに本体部分側により多くの質量を配分することが可能になる。したがって、本発明のゴルフクラブヘッドは、大きな慣性モーメントを提供することができ、とりわけ、ヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントを大きくすることができる。
また、上記ゴルフクラブヘッドは、前記本体部分の前記フェース部側に、局部的に小さい剛性とされた低剛性部が設けられている。一般に、前記低比重材料は、チタン合金等の高比重材料に比べて強度が低く、フェース部の厚さは高比重材料で形成されるフェース部に比して、大きくなる傾向がある。しかし、前記本体部分に前記低剛性部が設けられることにより、フェースでボールを打撃したときに、前記低剛性部を局所的に大きく撓ませることができる。したがって、本発明のゴルフクラブヘッドは、フェース部が高剛性化されていようとも、高い反発係数(高反発性能)を維持することができる。
本発明の他の態様では、前記低剛性部は、前記本体部分をヘッド内外に貫通する空隙部と、ヘッド前後方向に延びる連結部とを含むことができる。この場合、前記空隙部と前記連結部とが前記フェースの周縁に沿って交互に配置されていることが望ましい。
本発明の他の態様では、前記連結部は、ヘッド前後方向に対して傾く傾斜要素を含む傾斜連結部を含むことができる。
本発明の他の態様では、前記傾斜連結部は、前記傾斜要素として、第1傾斜要素と、前記第1傾斜要素とは逆向きに傾けられた第2傾斜要素とを含むことができる。
本発明の他の態様では、前記低剛性部は、前記本体部分のクラウン部、サイド部又はソール部に設けられていても良い。
本発明の他の態様では、前記フェース部は、アルミニウム合金、マグネシウム合金、アルミリチウム合金、マグネシウムリチウム合金又はFRPで構成され得る。
本発明の他の態様では、前記低比重材料で形成されたフェース部の最小の厚さが3.0mm以上とされても良い。
本発明の他の態様では、前記フェースのスイートスポットでの反発係数が0.800以上とされても良い。
本発明の他の態様では、前記フェースのスイートスポットを固定する一端固定条件で測定されたヘッドの1次の固有振動数が700〜1500Hzとされても良い。
本発明の他の態様では、ヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントが4000〜6000(g・cm2)とされても良い。
本発明の他の態様では、ヘッド重心を通りかつトウ・ヒール方向に延びる水平軸周りの慣性モーメントが2000〜4000(g・cm2)とされても良い。
本発明の他の態様では、重心距離が17〜35mmとされても良い。
本発明の他の態様では、フェース部の質量が15〜45(g)とされても良い。
本発明の他の態様では、前記低比重材料の比重が3.0以下とされても良い。
本発明の他の態様では、前記本体部分は、比重が4.0よりも大きい高比重材料で構成されても良い。
本発明のゴルフクラブヘッドは、大きな慣性モーメントを具えつつ、高い反発性能を発揮することができる。
本実施形態のゴルフクラブヘッドの斜視図である。 図1のゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。 図1のゴルフクラブヘッドの平面図である。 図1のゴルフクラブヘッドの底面図である。 図3のA−A線拡大断面図である。 図3の低剛性部を拡大して示す部分拡大平面図である。 低剛性部の変形例を示す図3のA−A線拡大断面図である。 低剛性部の変形例を示す部分拡大斜視図である。 低剛性部の変形例を示す部分拡大斜視図である。 低剛性部の変形例を示す部分拡大平面図である。 低剛性部の変形例を示す部分拡大平面図である。 他の実施形態のゴルフクラブヘッドの底面図である。 他の実施形態のゴルフクラブヘッドの底面図である。 他の実施形態のゴルフクラブヘッドの斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明されるが、以下に詳述される実施形態及び図面に表された具体的な構成は、本発明の内容を理解するためのものであって、本発明は、それらの具体的な構成に限定されるものではない。また、以後の説明では、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略されている点が理解されなければならない。
図1は、本実施形態のゴルフクラブヘッド1(以下、単に、「ヘッド」ということがある。)の斜視図であり、図2はその分解斜視図である。また、図3ないし図5は、図1のヘッド1の平面図、底面図及び図3のA−A線拡大断面図をそれぞれ示す。また、図1ないし5は、基準状態とされたヘッド1が描かれている。
[ヘッドの基準状態]
ヘッド1の基準状態とは、ヘッド1が、水平面HPに対して、そのロフト角及びライ角(いずれも図示省略)に保たれた状態である。基準状態では、ヘッド1のシャフト軸中心線CLが、任意の垂直面VP内に配される。垂直面VPに沿った水平な方向yは、ヘッド1のトウ・ヒール方向とされ、垂直面VPと直交する水平な方向xは、ヘッド前後方向とされる。上記方向x及びyにともに直交する垂直方向zが、ヘッド上下方向とされる。特に明示がない場合、ヘッド1の各種寸法や向きは、基準状態に置かれているものとして説明されている。
[ヘッドの基本構成]
図1ないし5において、本実施形態のヘッド1は、内部に中空部i(図2及び図5に示す)を有し、例えば、典型的なウッド型形状、より好ましくはドライバーとして構成される。ウッド型のヘッドは、ドライバー(#1)の他、少なくともブラッシー(#2)、スプーン(#3)、バフィ(#4)及びクリーク(#5)等を含む。また、ウッド型のヘッド1は、先に列挙されたものと番手又は名称が異なっていても、略類似した形状を持つヘッドを含む。他の実施形態では、ヘッド1は、例えば、ユーティリティー型やアイアン型として構成されても良い。
本実施形態のヘッド1は、例えば、フェース部2と、フェース部2からヘッド後方に延びる本体部分3とを含んでいる。
[フェース部]
フェース部2は、ボールを打撃するための部分であって、その前面は、ボールを打撃するための表面、すなわちフェース2aを構成している。フェース部2の背面2b(図5に示す)は、中空部iに面している。このフェース部2は、比重4.0以下の低比重材料で構成される。本実施形態のヘッド1は、フェース部2のうち、ボールを打撃するために意図された領域が、少なくとも低比重材料で構成されている。したがって、フェース2aの中央部分は、低比重材料で構成されている必要があるが、フェース2aの周縁Eを含む周辺領域などは、ボールとの打撃が本来的に意図された領域ではないので、低比重材料で構成されている必要はない。
図1、2及び5に示されるように、本実施形態のフェース部2は、フェースプレート8と、このフェースプレート8を保持するための周縁部9とで構成されている。
フェースプレート8は、前記低比重材料で構成されている。低比重材料としては、例えば、アルミニウム合金(代表的な比重が約2.8)、マグネシウム合金(代表的な比重が約1.8)、アルミリチウム合金(代表的な比重が約2.5)、マグネシウムリチウム合金(代表的な比重が約1.5)などの金属材料の他、FRP(代表的な比重が約1.5)などの複合材料も採用することができる。このように、より好ましい態様では、フェース部2は、比重3.0以下の低比重材料で構成され得る。
また、好ましい態様では、フェースプレート8は、フェース2aのスイートスポットSSを含むとともに、フェース2aの面積の70%以上、より好ましくは80%以上を形成するよう、その輪郭形状等が構成される。このように、低比重材料がフェース部2のより広い領域を構成することにより、フェース部2のさらなる軽量化が達成され得る。なお、スイートスポットSSは、図3に符号SSで表されるように、ヘッド重心Gからフェース2aに引いた法線とフェース2aとの交点を意味する。
周縁部9は、例えば、フェース部2のボールとは直接接触することが本来的に意図されていない周縁部分のみを形成している。周縁部9は、フェースプレート8が装着される内周面Oを画定する。好ましい態様では、周縁部9は、フェースプレート8の背面を支持するためのバックアップ部9aを具える。このバックアップ部9aは、内周面Oに沿って環状に設けられるのが望ましい。そして、フェースプレート8は、例えば、周縁部9の内周面Oと接着、ネジ留め又はカシメ等によって固着される。好ましい態様では、周縁部9は、後述の本体部分3と一体に構成される。
[ヘッドの本体部分]
本体部分3は、例えば、クラウン部4、ソール部5及びサイド部6を含んでおり、中空部iを囲むように形成されている。
クラウン部4は、フェース部2に連なってヘッド上面を構成している。ソール部5は、フェース部2に連なってヘッド底面を構成している。サイド部6は、クラウン部4とソール部5との間を接続している。サイド部6のトウ側及びヒール側は、それぞれ、フェース部2のトウ側及びヒール側に接続されている。フェース部2、クラウン部4、ソール部5及びサイド部6により、フェース部2の後方に中空部iが画定される。
図1及び図2に示されるように、クラウン部4のヒール側には、例えば、ホーゼル部7が設けられても良い。ホーゼル部7は、シャフト(図示省略)が固定可能なように、シャフト差込孔7aを有する筒状に構成されている。シャフト差込孔7aの軸中心線は、上記シャフト軸中心線CLに対応している。
ヘッド1の本体部分3は、例えば、金属材料で構成されている。金属材料としては、例えば、比重が4.0を超える高比重金属材料が好適である。このような高比重金属材料としては、チタン、チタン合金又はステンレス鋼など種々のものが採用可能である。他の態様では、本体部分3の一部は、樹脂、ゴム、エラストマー又は繊維強化樹脂といった非金属材料で構成されても良い。また、本体部分3には、高比重金属材料からなる錘部材などが配置されても良い。
以上のように、本実施形態のヘッド1では、フェース部2が比重4.0以下の低比重材料で構成されるため、ヘッド1のフェース部2側が軽量化される。これにより、ヘッド1を製造する際の制約条件の一つであるヘッドの質量に大きなマージンが生まれる。この結果、ヘッド1の本体部分3に、高比重金属材料の使用、及び/又は、より大きなウエイト部材(図示省略)の使用が可能になり、本体部分3側の適所により多くの質量を配分することが可能になる。これは、大きな慣性モーメント、とりわけ、ヘッド重心を通る垂直軸周りのヘッド1の慣性モーメント(以下、単に「左右の慣性モーメント」という。)を大きくするのに役立つ。
例えば、ミスショット時のヘッド1の左右の微小回転を抑制し、打球の方向性を安定させるために、左右の慣性モーメントは、好ましくは4000〜6000g・cm2、より好ましくは4500〜6000g・cm2とされる。
また、ミスショット時のヘッド1の上下の微小回転を抑制して打球のバックスピン量を安定させるために、ヘッド重心を通りかつトウ・ヒール方向に延びる水平軸周りのヘッド1の慣性モーメント(以下、「上下の慣性モーメント」という。)は、好ましくは2000〜4000g・cm2、より好ましくは2800〜4000g・cm2とされる。
また、好ましい態様では、ヘッド1の重心距離を大きくすることが可能になり、例えば、重心距離が17〜35mmとされるのが望ましい。重心距離は、図3に符号GLで示されるように、ヘッド重心Gとシャフト軸中心線CLを含む垂直面VPとの間のヘッド前後方向距離である。
さらに、低比重材料で形成されたフェース部2の最小の厚さtf(本実施形態では、フェースプレート8の最小厚さ)は、好ましくは3.0mm以上、より好ましくは4.0mm以上とされる。これにより、強度の低い低比重材料であっても、フェース部2としての十分な実用耐久性を確保することができる。
さらに、ヘッド1の限られた質量の中でより大きなマージンを提供するために、フェース部2の質量は、好ましくは15〜45gとされる。ここで、フェース部2の質量は、フェース2aとその背面2bをヘッド外面まで仮想延長した面とで挟まれる部分の合計質量を意味する。
[低剛性部]
本実施形態のヘッド1の本体部分3には、フェース部2側に、局部的に小さい剛性とされた低剛性部10が形成されている。図1ないし5の実施形態では、低剛性部10は、例えば、クラウン部4に形成されているが、このような態様に限定されるものではない。
上述のとおり、低比重材料は、チタン合金等の高比重材料に比べて強度が低いため、実用的な耐久性を確保するためには、フェース部2の厚さが十分に大きくなる傾向がある。しかし、本体部分3のフェース部2側に低剛性部10が設けられることにより、フェース2aでボールを打撃したときに、この低剛性部10を局所的に撓ませてヘッド全体の剛性を緩和することができる。したがって、本実施形態のヘッド1は、フェース部2が高剛性化されていようとも、高い反発係数(高反発性能)を発揮することができる。
低剛性部10の剛性を調整することにより、ヘッド1の反発係数は調節可能である。好ましい態様では、フェース2aのスイートスポットSSでの反発係数が0.800以上、より好ましくは0.815以上、さらに好ましくは0.830以上が望ましい。
前記反発特性は、U.S.G.A.の Procedure for Measuring the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999) に準拠して測定されるものとする。具体的にはゴルフボールを、ボール発射装置を用いて発射し、台座上に固着することなく載置されたヘッドのフェース部のスイートスポットに衝突させ、ゴルフボールの衝突直前の入射速度Viと跳ね返り速度Voとが測定された。そして、ゴルフボールの入射速度をVi、跳ね返り速度をVo、ヘッド質量をM、ゴルフボールの平均質量をmとした場合に、次式により反発係数eが算定される。
(Vo/Vi)=(eM−m)/(M+m)
ゴルフボールの発射口からフェース部までの距離は55インチであり、ボールは、ヘッドのスイートスポットの位置から5mm以上離れない位置でかつフェース面に対して直角に衝突させるものとする。ゴルフボールは、硬さ(SCH)が2.54±0.09mmのものが採用される。前記SCHとは、ボールを平板間で圧縮する際に、10kgfの初期荷重を負荷した状態から130kgfに負荷を増したときの変位量(mm)の値である。
低剛性部10としては、例えば、溝、凹部、開口、スリット又は薄肉部等、フェース2aでボールを打撃したときに、本体部分3を局所的に変形させる機能を有するものであれば、様々な構成が採用できる。以下、特に好ましい低剛性部10のいくつかの態様が説明される。
図6には、図3の低剛性部10の部分拡大図が示されている。図6に示されるように、低剛性部10は、複数の空隙部20と複数の連結部30とから構成されている。図1及び図3に示されるように、空隙部20及び連結部30は、フェース2aの周縁Eに沿って、交互に配置されている。これにより、本実施形態の低剛性部10は、フェース2aの周縁Eに沿って延びるように形成されている。
フェース2aの周縁Eとは、図5に示されるように、フェース2aと本体部分3との境界である。この周縁Eは、明瞭なエッジによって識別しうる場合には、当該エッジとして定められる。例えば、フェース2aと本体部分3との間が円弧面等で滑らかに接続されているため、外観上、周縁Eを明瞭に識別することができない場合、便宜上、図5に示されるように、前記円弧面の中間位置で周縁Eが特定されるものとする。この周縁Eは、本質的にフェース2aを囲むように環状に延びる。
また、上記「沿って」とは、フェース2aの周縁Eと常に一定の距離を隔てて延びているような厳格な意味のみならず、フェース2aの周縁Eに対して多少傾斜して延びている態様を含む。本明細書において、前記傾斜としては、少なくとも15°程度の角度が許容される。即ち、低剛性部10において、空隙部20と連結部30との繰り返し配置されている方向が、フェース2aの周縁Eに対して15°程度の角度差を持つことができる。なお、フェース2aの周縁Eは、通常、滑らかな曲線である場合が多いので、低剛性部10もこれに沿って曲線状に延びていることが望ましいが、直線状に延びても良い。また、図3から明らかなように、本実施形態においては、フェース2aの周縁E及び低剛性部10は、ともに、トウ・ヒール方向yに沿って延びているともいえる。
図6に戻ると、各空隙部20は、本体部分3(この例ではクラウン部4)をヘッド内外に貫通する貫通孔である。すなわち、この実施形態では、空隙部20は、ヘッド外部と中空部iとを連通する孔として形成される(図5参照のこと)。空隙部20は、ヘッド1の本体部分3を構成する材料を減らすので、本体部分3の質量低減に役立つ。また、空隙部20は、本体部分3の剛性を局部的に低下させるので、フェース2aでボールを打撃したときの本体部分3の局部的かつ相対的に大きな変形を促進する。
空隙部20は、貫通孔のままとされても良いが、他の態様では、ゴム、エラストマー又は樹脂のように空隙部20の変形を本質的に妨げず、かつ、本体部分3よりも比重の小さい材料が満たされても良い。後者の態様では、空隙部20を通ってヘッド1の中空部内に異物等が進入するのを防止するのに役立つ。
各連結部30は、隣接する空隙部20の間をヘッド前後方向に延びている。連結部30は、本体部分3の空隙部20よりもフェース側の前側部分3Aと、本体部分3の空隙部20よりもヘッド後方の後側部分3Bとの間を一体に連結している。
本実施形態では、好ましい態様として、連結部30は、傾斜連結部40を含んでいる。傾斜連結部40は、ヘッド1を、その外表面の法線方向から見たときに、ヘッド前後方向xに対して傾いた傾斜要素32及び/又は34を含んでいる。ボール打撃時、傾斜連結部40は、ヘッド1の本体部分3の前側部分3Aからヘッド後方へ向かう力を受ける。この際、傾斜連結部40の傾斜要素32又は34は、ヘッド前後方向xに対して傾いているため、容易にその傾斜方向へと弾性変形(曲げ変形)する。このような傾斜連結部40は、ボール打撃時に低剛性部10をより大きく撓ませることができ、ヘッド1の反発性能がさらに向上する。
以上のように、本実施形態のヘッド1は、改善された低剛性部10を具えることにより、フェース2aでボールを打撃したときに、本体部分3の低剛性部10を局所的に大きく撓ませることができる。したがって、本実施形態のヘッド1は、フェース部2が高剛性化されていようとも、高い反発係数(高反発性能)を発揮することができる。
なお、各連結部30がヘッド前後方向xと平行に延びている場合、ボール打撃時、連結部に座屈が生じるおそれがある。例えば、ヘッド前後方向xと平行に延びる連結部は、ヘッド前後方向の力を受けると、経時的に見れば初期の段階では高い剛性を示す一方、上記力が座屈荷重を超えると一気に大きく変形し、不安定な変形挙動を示すおそれがある。
また、特に限定されるものではないが、低剛性部10のヘッド前後方向の幅Wは、例えば、5〜20mm程度が望ましい。
[傾斜要素の角度]
好ましい態様では、傾斜連結部40は、ヘッド前後方向xに対して第1の方向に傾いた第1傾斜要素32と、第1傾斜要素32とは逆向きの第2の方向に傾いた第2傾斜要素34とを含むことができる。図6の態様では、傾斜連結部40は、第1傾斜要素32と第2傾斜要素34とを一体に含んでV字状に屈曲しているが、いずれか一方のみを含むものでも良い。また、本実施形態の低剛性部10は、複数の傾斜連結部40が隣接して配置された部分を含んで構成されている。これにより、空隙部20も、V字状の輪郭形状のものを含む。
傾斜連結部40が、互いに逆向きに傾く第1傾斜要素32と第2傾斜要素34とを有する場合、ボール打撃時、2つの傾斜要素32、34は、それらが挟む角度αを小さくするよう好ましい態様に弾性変形し、傾斜連結部40がより曲がり易くなる。このような作用をより効果的に得るために、第1傾斜要素32及び第2傾斜要素34のヘッド前後方向xに対する傾き角度θは、好ましくは20〜70度、より好ましくは30〜60度とされる。
好ましい態様では、傾斜連結部40は、低剛性部10の長手方向線100に対して対称形状を有する。このような低剛性部10は、ボール打撃によって低剛性部10が弾性変形したときに、本体部分3のヘッド後方の後側部分3Bに対して本体部分3の前側部分3Aが、低剛性部10の長手方向線100の向きに変位することを防ぐのに役立つ。つまり、低剛性部10がヘッド前後方向xに沿って撓む。一方、ボール打撃時の各連結部30の変形を促進するために、傾斜連結部40は、ヘッド前後方向xに対しては非対称(非線対称)形状を有するのが望ましい。
[連結部の幅、配置間隔等]
図6に示されるように、連結部30の平面視における幅wや配置間隔(ピッチ)P等は、本体部分3を構成する材料や、向上させたい反発性能のレベル等に応じて種々定めれば良い。幅wは、特に限定されるものではないが、例えば、0.5〜3mm程度、ピッチPは、2〜10mm程度とすることができる。また、幅w及びピッチPなどは、各連結部30で一定でも良いし、異なっていても良い。連結部30が本質的に一定のピッチPとされた場合、低剛性部10をほぼ均一に撓ませることができる。上記幅wは、傾斜要素の長手方向と直交する方向に測定されるものとする。
[低剛性部のフェースからの位置]
図5に示されるように、低剛性部10は、ボール打撃時に大きくたわむように、フェース部2に近い位置に設けられるのが良い。本実施形態では、フェース部2の背面2bから距離L(≠0)をヘッド後方に隔てた位置に低剛性部10が設けられている。上記距離Lは、フェース部2の背面2bから空隙部20までのヘッド前後方向の距離である。
フェース部2に近い領域に低剛性部10を設けることにより、ヘッド1の反発性能が向上する。特に、ボールとの反発性能(反発係数)に大きな影響を与えるヘッド1のフェース2a上の一部の領域(直径10mm円の領域)を固定した境界条件での1次固有振動数を、ボールの1点を固定した1次固有振動数により近づけることが望ましい。より具体的には、フェース2aのスイートスポットSSが固定される一端固定条件で測定されたヘッドの1次の固有振動数が700Hz以上、より好ましくは1000Hz以上とされる。同様に、前記ヘッドの1次の固有振動数は、好ましくは1600Hz以下とされ、より好ましくは1400Hz以下とされる。
フェース2aを固定した境界条件でのヘッド1の1次固有振動モードは、一般的なヘッドではフェースが主体的に変形するモードであり、その際、本体部分3は、主として質量として作用している。本体部分3のフェース2aに近い領域の剛性を低下させ、ボール打撃時にその領域も変形するように構成すれば、質量として作用するのはその領域よりも後側の領域となる。質量が大きいほど固有振動数は低くなるため、低剛性部10はフェース部2により近い方が好ましい。このような観点より、前記距離Lは、例えば、ヘッド1の前後方向最大長さA(図5に示す)に対して50%以下、好ましくは30%以下、さらに好ましくは20%以下とされるのが望ましい。
他の態様では、図7に示されるように、低剛性部10がフェース部2の背面2bの直後に設けられても良い。この場合、前記距離Lは、本質的にゼロである。このような態様では、比較的小さい低剛性部10によって効果的に反発性能を高めることができる。
[連結部の厚さ]
図8には、低剛性部10の部分拡大斜視図が示されている。図8に示されるように、連結部30の厚さt1(本体部分3の断面における厚さ)は、本体部分3の連結部30以外の部分の厚さ(最小厚さ)t2よりも大きく形成されることが望ましい。このような低剛性部10は、低剛性部10が設けられた部材面内(この例ではクラウン部4の平面内)において、反発性能の向上に重要なヘッド前後方向xの圧縮剛性を低く維持しながら、低剛性部10の面外せん断剛性を高め、ひいてはヘッド1の耐久性を高めることができる。応力集中を防ぐために、上記厚さt1を有する連結部30と、厚さt2を有する部分とは、滑らかに厚さが変化する厚さ移行部36を介して接続されているのが望ましい。
[連結部の面取り]
図9には、低剛性部10の変形例を示す部分拡大斜視図が示されている。この態様では、連結部30の各コーナ部30a〜30fは、滑らかな円弧面でラウンド化されることが望ましい。このような態様では、ボール打撃時において、各コーナ部30a〜30fでの応力集中を効果的に防ぐことができる。
[傾斜連結部の変形例1]
図10には、傾斜連結部40の変形例1として、低剛性部10の部分拡大平面図が示されている。図10に示されるように、傾斜連結部40は、第1傾斜要素32(又は第2傾斜要素34)のいずれか一方のみで構成されても良い。この場合においても、第1傾斜要素32又は第2傾斜要素34は、ヘッド前後方向xに対して上記と同様の角度θで傾けられるのが望ましい。
[低剛性部の変形例2]
図11には、低剛性部10の変形例2を示す部分拡大平面図が示されている。この態様では、低剛性部10は、第1部分51と第2部分52とがフェース2aの周縁E(図1等に示す)に沿って並んでいる。
第1部分51は、複数の傾斜連結部40を含んでいる。第1部分51に属する各傾斜連結部40は、図11において、下向きに凸となるV字状である。すなわち、第1部分51に属する各傾斜連結部40は、本体部分3の前側部分3Aに第1傾斜要素32が配置され、かつ、本体部分3の後側部分3Bに第2傾斜要素34が配置されている。そして、それらが隣接して複数配置されている。
第2部分52も、複数の傾斜連結部40を含んでいる。しかし、第2部分52に属する各傾斜連結部40は、図11において、上向きに凸となる逆V字状である。すなわち、第2部分52に属する各傾斜連結部40は、本体部分3の前側部分3Aに第2傾斜要素34が配置され、かつ、本体部分3の後側部分3Bに第1傾斜要素32が配置されている。そして、それらが隣接して複数配置されている。このような態様によれば、低剛性部10は、ボール打撃時に変形する連結部30に発生するトウ・ヒール方向に沿った力の成分を互いに相殺するのに役立つ。
[低剛性部の配設位置]
他の態様において、低剛性部10は、図12に示されるように、ソール部5に形成されても良い。また、他の態様では、図13に示されるように、サイド部6に形成されても良い。この場合、サイド部6のトウ側のみ、又は、サイド部6のヒール側のみに、低剛性部10が設けられても良い。さらに、他の態様では、図14に示されるように、低剛性部10は、クラウン部4、サイド部6及びソール部5の少なくとも2つの部位に跨るように配置されても良い。これにより、より広い範囲で本体部分3の剛性を低下させて、反発性能を高めることができる。
以上、本発明の実施形態が詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではなく、種々の態様で実施しうるのは言うまでもない。また、本明細書において、ある実施形態で説明された要素及びそれらの変形例は、明示がなくても、他の実施形態で示された対応する要素に適用することが意図されていると理解されなければならない。
以下、本発明のより具体的な実施例について説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
図1〜4に示したヘッドの基本構成を具えるとともに、表1に示される仕様にて複数の中空のウッド型のゴルフクラブヘッドが設計された(比較例1、比較例2及び実施例で、本体部分の設計は低剛性部の有無を除き、本質的に同一である)。次に、それら各ヘッドについて、重心距離、左右の慣性モーメント、上下の慣性モーメント、及び、ヘッドの1次の固有振動数が、コンピュータによるFEMシミュレーションで評価された。
実施例のヘッドは、フェースプレートが炭素繊維強化プラスチック(CFRP)とされており、その厚さは5mmで一定とされた。また、実施例のヘッドは、図5、図6及び図8の低剛性部を具えている。この低剛性部はクラウン部からトウ側のサイド部を通ってソール部に延びる態様とされた(図14参照)。
比較例1のヘッドは、高比重材料であるチタン合金で全体が構成されたものである。比較例1のフェースプレートは、各部で厚さが異なっており、フェース中央に形成された最大厚さ3.6mmの厚肉領域と、フェース周辺で最小厚さ1.9mmを有する周辺薄肉領域と、これらの間で厚さが滑らかに変化する移行領域とを有する。
比較例2のヘッドは、高比重材料であるチタン合金でヘッド本体が構成されたものである。比較例2のフェースプレートは炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で、厚さが5.0mmで一定とされた。
各ヘッドの1次の固有振動数は、ヘッドのFEMモデルのフェースの打点を固定した境界条件下での固有振動数である。固定は、フェースのスイートスポット相当位置を中心とした半径5mmの範囲内のモデルの節点を全て変位拘束することで行われた。フェースを固定した境界条件下での振動モードには、振動数の低い低次モードに、固定点が動かずにヘッド全体が倒れ込むようなモードや、固定点が動かずにフェースがねじれるようにヘッドが回転するようなモードを持つ。しかし、これらはボールとの衝突によって励起されるモードではないためにヘッドの反発係数には影響しない。一方、フェースの固定点が動かずボールの衝突する方向にヘッドが全体的に変位する振動モードで、かつ、最も振動数の低いものが最も反発係数に影響するので、本実験では、その固有振動数が求められた。
実験の結果などが表1に示される。
Figure 2019146938
実施例は、比較例1と同程度の質量でありながら、左右の慣性モーメントが大きいことが確認できる。また、実施例は、フェース部の厚さが5mmと大きいにも関わらず、低剛性部が設けられたことにより、ヘッドの固有振動数が1258Hzであった。この値は、反発が良いとされている振動数1300Hzとほぼ一致しているので、好ましい反発性能を発揮することが推測される。
1 ゴルフクラブヘッド
2 フェース部
2a フェース
3 本体部分
4 クラウン部
5 ソール部
6 サイド部
8 フェースプレート
10 低剛性部
20 空隙部
30 連結部
32 第1傾斜要素
34 第2傾斜要素
40 傾斜連結部
E フェースの周縁

Claims (15)

  1. 中空のゴルフクラブヘッドであって、
    ボールを打撃するフェースを具えたフェース部と、前記フェース部からヘッド後方に延びる本体部分とを含み、
    前記フェース部が、比重4.0以下の低比重材料で構成されており、
    前記本体部分には、前記フェース部側に、局部的に小さい剛性とされた低剛性部が設けられている、
    ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記低剛性部は、前記本体部分をヘッド内外に貫通する空隙部と、ヘッド前後方向に延びる連結部とを含み、
    前記空隙部と前記連結部とが前記フェースの周縁に沿って交互に配置されている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記連結部は、ヘッド前後方向に対して傾く傾斜要素を含む傾斜連結部を含む、請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記傾斜連結部は、前記傾斜要素として、第1傾斜要素と、前記第1傾斜要素とは逆向きに傾けられた第2傾斜要素とを含む、請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記低剛性部は、前記本体部分のクラウン部、サイド部又はソール部に設けられている、請求項1ないし4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記フェース部は、アルミニウム合金、マグネシウム合金、アルミリチウム合金、マグネシウムリチウム合金又はFRPで構成されている、請求項1ないし5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記低比重材料で形成されたフェース部の最小の厚さが3.0mm以上である、請求項1ないし6のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記フェースのスイートスポットでの反発係数が0.800以上である、請求項1ないし7のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 前記フェースのスイートスポットを固定する一端固定条件で測定されたヘッドの1次の固有振動数が700〜1500Hzである、請求項1ないし8のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  10. ヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントが4000〜6000(g・cm2)である、請求項1ないし9のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  11. ヘッド重心を通りかつトウ・ヒール方向に延びる水平軸周りの慣性モーメントが2000〜4000(g・cm2)である、請求項1ないし10のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  12. 重心距離が17〜35mmである、請求項1ないし11のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  13. フェース部の質量が15〜45(g)である、請求項1ないし12のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  14. 前記低比重材料の比重が3.0以下である、請求項1ないし13のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  15. 前記本体部分は、比重が4.0よりも大きい高比重材料で構成されている、請求項1ないし14のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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