JP4360885B2 - アルキルチオ基を有する芳香族アミン化合物の製造方法 - Google Patents
アルキルチオ基を有する芳香族アミン化合物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4360885B2 JP4360885B2 JP2003399986A JP2003399986A JP4360885B2 JP 4360885 B2 JP4360885 B2 JP 4360885B2 JP 2003399986 A JP2003399986 A JP 2003399986A JP 2003399986 A JP2003399986 A JP 2003399986A JP 4360885 B2 JP4360885 B2 JP 4360885B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- iron
- reaction
- aromatic
- ferric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 0 *c(cc1)cc([N+]([O-])=O)c1S* Chemical compound *c(cc1)cc([N+]([O-])=O)c1S* 0.000 description 3
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C319/00—Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
- C07C319/14—Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of sulfides
- C07C319/20—Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of sulfides by reactions not involving the formation of sulfide groups
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
このような観点からニトロ基の還元反応をみると、下記のような問題点が挙げられる。
(1)鉄カルボニル化合物による還元:反応剤が有毒、高価
(2)水素化アルミニウム化合物による還元:反応剤が高価、水分に不安定で危険
(3)水素化ホウ素化合物による還元:反応剤が高価、水分に不安定で危険
(4)塩酸存在下での亜鉛、錫による還元:金属を含む酸性廃液の処理が困難
(5)活性された鉄粉による還元:大量の鉄廃材が発生し、処理が困難
(6)硫化物による還元:悪臭を有し、硫化物を含む廃液の処理が困難
(7)ハイドロサルファイトナトリウムによる還元:廃液処理が厄介で有機溶剤系では反応困難
(8)これらの条件は反応を完結させるために過剰の反応剤を用いている場合が殆どであり、コストアップ要因のみならず、反応後の後処理における廃棄物処理を含めた作業が煩雑である。
本発明者は上記および前述の事情に鑑み、更に鋭意検討した結果、下記の手段により前記の問題点を克服し、本発明の目的が達成できることを見出した。
(1)下記一般式(IV)’で表される、芳香環にアルキルチオ基が置換した芳香族ニトロ化合物を還元して、下記一般式(III)’で表される、芳香環にアルキルチオ基が置換した芳香族アミン化合物を製造するに当り、該芳香族ニトロ化合物を鉄化合物と活性炭の共存下にヒドラジン化合物にて還元することを特徴とする芳香族アミン化合物の製造方法。
(2)前記R 3 が、t−ブチル基であることを特徴とする(1)に記載の製造方法。
(3)前記R 2 が、直鎖または分岐の無置換のアルキル基であることを特徴とする(1)または(2)に記載の製造方法。
(4)前記R 2 が、β−位で分岐した分岐アルキル基であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の製造方法。
(5)前記鉄化合物が、第一鉄または第二鉄の化合物であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の製造方法。
(6)前記鉄化合物が、第二鉄の化合物であることを特徴とする(5)に記載の製造方法。
(7)前記鉄化合物が水和酸化鉄(III)、ハロゲン化第二鉄、硫酸第二鉄または硝酸第二鉄から選択される少なくとも1つであることを特徴とする(6)に記載の製造方法。
まず最初に、本発明で使用される、芳香環にアルキルチオ基を有する芳香族ニトロ化合物に関して説明する。
芳香環にアルキルチオ基を有する芳香族アミン化合物は、先に説明した芳香環にアルキルチオ基を有する芳香族ニトロ化合物において、ニトロ基がアミノ基に還元された化合物であり、したがって、下記一般式(III)’で表される化合物である。
一般式(III)’における各基は、対応する前記一般式(IV)’の対応する基と同義であり、好ましい範囲も同じである。
まず、本発明の、芳香環にアルキルチオ基を有する芳香族ニトロ化合物は、例えば芳香環にハロゲン原子が置換された芳香族ニトロ化合物に対するアルキルメルカプタン化合物の求核置換反応(Journal of Medicinal Chemistry, 46巻、169頁(2003年)やJournal of Medicinal Chemistry,23巻、717頁(1980年))や芳香環にメルカプト基を有する芳香族ニトロ化合物のS−アルキル化反応(Zhumal Organicheskoi Khimii, 20巻、1045頁(1984年))他により容易に製造することができる。また、前者の方法の変形として、芳香環にハロゲン原子が置換された芳香族ニトロ化合物とハロゲン化アルキルとが共存する系にS2−を加えて製造することもできる。かかる方法で製造した、芳香環にアルキルチオ基を有する芳香族ニトロ化合物は、単離、精製した後に本発明の製造条件に付してもよいが、単離することなく一貫法で本発明の還元反応に使用することも可能であり、工業上優れた利点である。特に、芳香環にアルキルチオ基が置換した芳香族ニトロ化合物の純度が90%以下、好ましくは85%以下(下限は好ましくは50%)のものにおいても収率低下が少なく製造できる点で有利である。
本発明の還元において使用するヒドラジン化合物は、NH2NH2であり、その水和物や塩を含むものであり、ヒドラジン1水和物またはその水溶液が好ましい。このうちヒドラジン1水和物の80%水溶液が安全性、ハンドリング面を含めて最も好ましい。本発明の還元に使用されるヒドラジン化合物の使用量は原料である芳香族ニトロ化合物1モルに対して1.5〜10.0モルの範囲であるが、好ましくは1.5〜5.0モル、さらに好ましくは1.8から3.0モルである。
なお、本発明におけるアルキルチオ基を有する芳香族ニトロ化合物の還元に対して、ヒドラジン化合物と併用する金属触媒が、パラジウムや白金、ラネーニッケル触媒の場合、還元反応が進行しないか、大幅に抑制される。これは、これらの金属触媒が低原子価硫黄化合物により被毒を受けているものと思われる。ソフトな金属とソフトな低原子価硫黄化合物とは親和性が高いため、これらの金属と水素の相互作用が起こりにくくなり、有効に水素吸蔵できないためと考えられる。
本発明で使用する鉄化合物は、第一鉄または第二鉄の鉄化合物が好ましく、特に好ましくは第二鉄の鉄化合物である。
鉄化合物としては市販されている粉末、粒状、削状、溶液など種々の形態のものを使用することができる。
本発明に用いる鉄化合物としては、酸化鉄(III)、水和酸化鉄(III)、ハロゲン化第二鉄(無水物、水和物、及び水溶液いずれの形態であってもよい)、ハロゲン化第一鉄、硫酸第二鉄、硝酸第二鉄、酢酸第二鉄等が挙げられるが、本発明においては水和酸化鉄、ハロゲン化第二鉄、ハロゲン化第一鉄、硝酸第二鉄がより好ましく、水和酸化鉄、ハロゲン化第二鉄、ハロゲン化第一鉄がさらに好ましく、塩化第二鉄・6水和物が最も好ましい。本発明において、これらの鉄化合物は、反応系に別々の化合物として添加し、反応系内で反応前に形成させるようにしてもよい。
本発明において、これらの鉄化合物は複数の鉄化合物を組み合わせて使用しても良い。
本発明において、鉄化合物の使用量は、原料である芳香族ニトロ化合物に対して好ましくは0.005〜50.0質量%の範囲である。鉄化合物は、過剰に使用しても目的物の生成率/生成速度向上にはそれほど影響しないが、後の鉄イオンの除去操作が煩雑になり、かえって廃棄物量の増大につながるため工業スケールでの製造では障害となる。
本発明における鉄化合物の使用量は、原料である芳香族ニトロ化合物に対してより好ましくは0.01〜10.0質量%、さらに好ましくは0.02〜5.0質量%である。
本発明の還元において鉄化合物と併用する活性炭の使用量は、原料である芳香族ニトロ化合物に対して0.1〜200質量%の範囲であるが、好ましくは0.5〜50質量%、さらに好ましくは1〜20質量%である。
反応溶媒としては、例えばアルコール系溶媒(メタノール、エタノール、2−プロパノール等)、非プロトン性極性溶媒(N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、 N,N−ジメチルイミダゾリジノン等のアミド・尿素系溶媒、スルホラン等のスルホン系溶媒等)、エーテル系溶媒(1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、アニソール等)、芳香族系溶媒(ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等)、塩基性溶媒(ピリジン等)および水が挙げられる。これらの反応溶媒は単独でも併用してもよい。
反応溶媒として、アルコール系溶媒、非プロトン性極性溶媒、塩基性溶媒、水が好ましく、また、アルコール系溶媒、芳香族系溶媒(特に芳香族炭化水素系溶媒)および水から選択される2〜3種の併用系が好ましい。さらに好ましくは、アルコール系溶媒、非プロトン性極性溶媒(なかでもアミド系、尿素系溶媒が好ましく、さらに好ましくはN−メチルピロリドン、N,N−ジメチルイミダゾリジノン)、水、およびアルコール系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、水の中から選択される2〜3種の溶媒の併用系、であり、最も好ましい溶媒はアルコール系単独溶媒、あるいは、アルコール系溶媒、水、芳香族炭化水素系溶媒の中から選択される2〜3種の溶媒の併用系である。
以上の様にして得られる生成物の芳香族アミン化合物は、通常これ以上精製を行うことなく、以降の工程に使用できる程の純度を有するが、適当な酸を加えて適当な溶媒中で造塩することにより精製し、以降の工程に使用することも可能である。
5−tert−ブチル−2−(2−エチルヘキシルチオ)ニトロベンゼン(例示化合物(1))20gをイソプロピルアルコール40mlに溶解した。この溶液に塩化第二鉄・6水和物0.1g及び活性炭1.0gを加え、10分間加熱還流した。この溶液に、80%ヒドラジン1水和物の80%水溶液6.31g(100.8mmol,1.7eq)を1時間以上かけて滴下した。滴下終了後還流下に4時間後反応を行った後、40℃に冷却してセライト濾過し、トルエン20mlで洗浄した。濾液に水50mlを加え分液、0.45質量%希塩酸水40mlで洗浄・分液、さらに水40mlを加え重曹水で中和後、分液を行うことにより例示化合物(21)のトルエン溶液が得られた。
この溶液にトルエン40mlを添加し、p−トルエンスルホン酸一水和物11.27g(59.3mmol,1.0eq)を加えて加熱溶解した後、冷却晶析することにより、例示化合物(21)のp−トルエンスルホン酸(PTS)塩24.5g(収率85%)を得た。
以下に例示化合物(21)と該化合物のPTS塩のNMRスペクトルデータを示す。
H−NMR(CDCl3):δ(TMS)=7.29(1H,d,J=8.1Hz,6−H),6.74(1H,dd,J=2.1,8.1Hz,5−H),6.70(1H,d,J=2.1Hz,3−H),4.28(2H,br.s,−NH2),2.72(2H,d,J=5.7Hz,−SCH2),1.5−1.2(9H,m),1.27(9H,s,t−Bu),0.87(3H,t,J=6.6Hz,−CH3),0.86(3H,t,J=6.6Hz,−CH3)
H−NMR(CDCl3):δ(TMS)=10.5−8.9(3H、br.s,−NH3),7.76(1H,d,J=2.1Hz,3−H),7.74(2H,d,J=7.9Hz,2−H for PTS),7.43(1H,d,J=8.2Hz,5−H),7.28(1H,dd,J=2.1,8.2Hz,6−H),7.06(2H,d,J=7.9Hz,3−H for PTS),2.71(2H,d,J=6.0Hz,−SCH2−),2.31(3H,s,CH3−,φ for PTS),1.18(9H,s,t−Bu),0.83(3H,t,J=6.9Hz,−CH3),0.74(3H,t,J=7.2Hz,−CH3)
下記に示す合成ルートで合成した。
この溶液にトルエン400mlを添加し、p−トルエンスルホン酸一水和物112.7g(59.3mmol, 1.0eq)を加えて加熱溶解した後、冷却晶析することにより、例示化合物(21)のp−トルエンスルホン酸(PTS)塩207g(収率 75%)を得た。
実施例2と同様の反応条件で、活性炭の有無、種類の違いについて検討を行った結果を下記表1にまとめた。反応は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)の面積値(Area%、検出波長254nm)により評価した。表2から、活性炭を使用しないと反応が途中で停止し、原料(例示化合物(1))および還元中間体のヒドロキシルアミン体(例示化合物(1)におけるニトロ基がヒドロキシルアミノ基に還元された化合物)が多量に残存することがわかる。
95%硫酸100mlに60%硝酸100mlを氷冷下35℃以下で滴下し、混酸溶液を調製した。この混酸溶液に4−tert−ブチルクロロベンゼン(A−1) 100g(0.593mol)を30℃以下で滴下し、後反応(20〜25℃)を2.5時間行なった。この反応液を冷水にあけトルエン100mlで抽出、水洗することにより(A−2)のトルエン溶液を得た。
この溶液にトルエン400mlを添加し、p−トルエンスルホン酸一水和物112.7g(59.3mmol, 1.0eq)を加えて加熱溶解した後、冷却晶析することにより、例示化合物(21)のp−トルエンスルホン酸(PTS)塩207g(収率 75%)を得た。
実施例4と同様の反応条件で、触媒の種類、溶媒、活性炭の有無について検討を行った結果を下記表2にまとめた。該表2から、水和酸化鉄は、1.0質量%の場合、活性炭が無いと反応は非常に遅いが、活性炭を添加することにより反応速度が加速されることがわかる。また、活性炭存在下、触媒量を2.5質量%に増やすことにより、短時間に反応を簡潔させることができる。
5−tert−ブチル−2−(2−エチルヘキシルチオ)ニトロベンゼン(例示化合物(1))20gをイソプロピルアルコール40mlに溶解した。この溶液に10%−Pd/C 0.2gを加え、70℃に加熱した。この溶液にヒドラジン1水和物の80%水溶液 6.31g(100.8mmol, 1.7eq)を1時間以上かけて滴下した。滴下終了後還流下4時間後反応を行った後、40℃に冷却しセライト濾過し、濾液をHPLC測定したところ、目的とする例示化合物(21)の生成はHPLC エリア%で約6%であり、残りは原料及び還元中間体(ヒドロキシルアミン体)が主であった。
この他に種々の活性ラネーニッケルを用いた検討も行なったが、上記と同様に反応を完結させることができなかった。
実施例1に記載したスケールと同一スケールで反応を行なった。予め還元鉄20g及び塩化アンモニウム1gを含むイソプロピルアルコール/水溶液(20ml/5ml)を加熱還流した。この溶液に5−tert−ブチル−2−(2−エチルヘキシルチオ)ニトロベンゼン20gをイソプロピルアルコール(20ml)に溶解した溶液を1時間以上かけて滴下を行なった。滴下終了後還流下1時間後反応を行った後、40℃に冷却しセライト濾過し、トルエン20mlで洗浄した。しかし鉄残渣を濾過する際のろ過性が悪く、作業は困難であった。濾液に水50mlを加え分液、0.45質量%希塩酸水40mlで洗浄・分液、さらに水40mlを加え重曹水で中和後に分液を行うことにより、例示化合物(21)のトルエン溶液を得た。この溶液にトルエン40mlを添加し、p−トルエンスルホン酸一水和物11.27g(59.3mmol, 1.0eq)を加えて加熱溶解した後、冷却晶析することにより、例示化合物(21)のp−トルエンスルホン酸(PTS)塩21.6g(収率 75%)を得た。
上記から明らかなように、還元鉄による還元では、アルキルチオ基を有する芳香族ニトロ化合物のニトロ基の還元反応は進行するが、鉄化合物の使用量が多く、反応後の鉄残渣のろ過性が悪く、非効率であることがわかる。なお、実施例1と比較例2の比較から、20gの芳香族ニトロ化合物を還元するのに必要な反応剤の使用量は、実施例1に記載の方法では、塩化第二鉄・6水和物が0.1g、活性炭が1.0gであり、一方、比較例2では20gもの鉄粉が必要である。
Claims (8)
- 前記R 3 が、t−ブチル基であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
- 前記R 2 が、直鎖または分岐の無置換のアルキル基であることを特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
- 前記R 2 が、β−位で分岐した分岐アルキル基であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
- 前記鉄化合物が、第一鉄または第二鉄の化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
- 前記鉄化合物が、第二鉄の化合物であることを特徴とする請求項5に記載の製造方法。
- 前記鉄化合物が水和酸化鉄(III)、ハロゲン化第二鉄、硫酸第二鉄または硝酸第二鉄から選択される少なくとも1つであることを特徴とする請求項6に記載の製造方法。
- 前記鉄化合物の使用量が、前記芳香族ニトロ化合物に対して、0.02〜5.0質量%であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003399986A JP4360885B2 (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | アルキルチオ基を有する芳香族アミン化合物の製造方法 |
US10/995,315 US7282610B2 (en) | 2003-11-28 | 2004-11-24 | Method of producing aromatic amine compound having alkylthio group |
EP04028114A EP1535898B1 (en) | 2003-11-28 | 2004-11-26 | Method of producing aromatic amine compound having alkylthio group |
DE602004027877T DE602004027877D1 (de) | 2003-11-28 | 2004-11-26 | Verfahren zur Herstellung eines alkylthiosubstituierten aromatischen Amins |
AT04028114T ATE472521T1 (de) | 2003-11-28 | 2004-11-26 | Verfahren zur herstellung eines alkylthiosubstituierten aromatischen amins |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003399986A JP4360885B2 (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | アルキルチオ基を有する芳香族アミン化合物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005162622A JP2005162622A (ja) | 2005-06-23 |
JP4360885B2 true JP4360885B2 (ja) | 2009-11-11 |
Family
ID=34463892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003399986A Expired - Fee Related JP4360885B2 (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | アルキルチオ基を有する芳香族アミン化合物の製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7282610B2 (ja) |
EP (1) | EP1535898B1 (ja) |
JP (1) | JP4360885B2 (ja) |
AT (1) | ATE472521T1 (ja) |
DE (1) | DE602004027877D1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101940926B (zh) * | 2010-08-24 | 2012-08-29 | 江苏依柯化工有限公司 | 用于水合肼还原芳香硝基化合物的催化剂及其制备方法 |
CN103819349A (zh) * | 2014-03-19 | 2014-05-28 | 沈阳市满维化工有限公司 | 一种4-二氟甲氧基苯胺的制备方法 |
CN106045864A (zh) * | 2016-05-17 | 2016-10-26 | 洛阳卓特化工有限公司 | 一种用水合肼催化还原法制备4‑氯‑2,5‑二甲氧基苯胺的生产工艺 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3386991A (en) * | 1965-05-26 | 1968-06-04 | American Cyanamid Co | Process for prducing organic nitrogen oxides to amines using iron and active carbon in a solvent |
JPS51125027A (en) | 1974-08-14 | 1976-11-01 | Oosakashi | Novel process for reduction of aromatic nitro compounds |
HUT54978A (en) | 1989-07-06 | 1991-04-29 | Chinoin Gyogyszer Es Vegyeszet | New process for producing thioaniline derivatives |
JP2863883B2 (ja) | 1992-01-27 | 1999-03-03 | 科学技術振興事業団 | 流動複屈折性を示すカリックスアレーン誘導体 |
TW260682B (ja) | 1992-10-28 | 1995-10-21 | Sumitomo Chemical Co | |
JPH06135905A (ja) | 1992-10-28 | 1994-05-17 | Sumitomo Chem Co Ltd | 脂環式構造を有する芳香族ニトロ化合物類および芳香族アミノ化合物類ならびにそれらの製造方法 |
JP2664615B2 (ja) | 1993-03-17 | 1997-10-15 | セントラル硝子株式会社 | 合紙の供給装置 |
US5977413A (en) * | 1997-08-04 | 1999-11-02 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | Method for producing bis(3-amino-4-hydroxyphenyl) compounds |
DE69917673T2 (de) | 1998-12-09 | 2005-06-09 | Wyeth | Alpha-methylbenzyl-enthaltende thioharnstoffe als inhibitoren von herpes-viren mit einer phenylenediamingruppe |
JP2002193899A (ja) | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Nippon Kayaku Co Ltd | 溶媒に水を用いたアミノベンジルアルコール類の製造方法 |
-
2003
- 2003-11-28 JP JP2003399986A patent/JP4360885B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2004
- 2004-11-24 US US10/995,315 patent/US7282610B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2004-11-26 AT AT04028114T patent/ATE472521T1/de not_active IP Right Cessation
- 2004-11-26 DE DE602004027877T patent/DE602004027877D1/de active Active
- 2004-11-26 EP EP04028114A patent/EP1535898B1/en not_active Not-in-force
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005162622A (ja) | 2005-06-23 |
DE602004027877D1 (de) | 2010-08-12 |
EP1535898B1 (en) | 2010-06-30 |
ATE472521T1 (de) | 2010-07-15 |
EP1535898A1 (en) | 2005-06-01 |
US7282610B2 (en) | 2007-10-16 |
US20050283024A1 (en) | 2005-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2511262B1 (en) | Process for producing 2-amino-2-[2-[4-(3-benzyloxy-phenylthio)-2-chlorophenyl[ethyl]-1,3-propanediol hydrochloride | |
US7737308B1 (en) | Methods for nitrating compounds | |
JP4360885B2 (ja) | アルキルチオ基を有する芳香族アミン化合物の製造方法 | |
JP3223586B2 (ja) | 2,5−ビス(メルカプトメチル)−1,4−ジチアンの製造法 | |
WO2007034972A1 (ja) | タングステンの回収方法 | |
US4055629A (en) | Process for the removal of selenium compounds from urethane solutions | |
US4645843A (en) | Process for the preparation of N-arylhalopyrrolid-2-ones | |
CN117794567A (zh) | 用于制备纯2-硝基-4-甲基磺酰基苯甲酸的方法 | |
JPS5949217B2 (ja) | 置換ジフェニルエ−テルの製造方法 | |
JP2021095387A (ja) | ニトロ化合物の製造方法 | |
EP1468983B1 (en) | Process for producing 2,5-bis(trifluoromethyl)nitrobenzene | |
EP0589948B1 (en) | Method for the preparation of 3,4-dihydroxy-5-nitrobenzaldehyde | |
US7910776B2 (en) | Methods of producing 1,3,5-triamino-2,4,6-trinitrobenzene | |
JPS62114925A (ja) | 新規なジアルコキシケトン及びその製造方法 | |
JPH10158206A (ja) | 1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)アルカンの精製法 | |
KR102441354B1 (ko) | 비스(트리플로로메틸)디아미노비페닐 화합물의 제조 방법 | |
JP3960048B2 (ja) | 置換ベンゼン類の製造法 | |
JPH0625151A (ja) | オルソベンゼンジチオール類の製造方法 | |
FR2625196A1 (fr) | Procede d'allylation des perhalogenoalkyl, perhalogenoalcoxy, perhalogenoalkylthio anilines en presence de metaux | |
JPS63227566A (ja) | ビス(ヒドロキシフエニル)スルフイドの製造方法 | |
JP4271924B2 (ja) | 4−メルカプトフェノール類の製造方法 | |
US5399768A (en) | Process for the preparation of diaminoresorcinol | |
WO2016056448A1 (ja) | ヒドロキシ基及び/又はメルカプト基用保護基導入剤 | |
CN107108490A (zh) | 含氮五氟硫基苯化合物的制造方法 | |
EP1777216A1 (en) | A process for the preparation and purification of bicalutamide |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060512 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090414 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090615 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090804 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090811 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |