JP4359522B2 - 道路用防眩板 - Google Patents

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Description

本発明は、対向する車線間に所定間隔をおいて設置され、対向車のヘッドライトによる運転者の眩惑等を防止する道路用の防眩板に関するものである。
道路の中央分離帯などの対向する車線間に、対向車のヘッドライトを遮光し運転者の眩惑や疲労を防止する目的で所定間隔をおいて設置する道路用の防眩装置については数多くの発明が開示されてきており、概ね道路の進行方向に沿って設置される遮光性のフェンスと、道路の進行方向と略垂直に遮光板を間隔をおいて設置する防眩板とに分けられる。その内、防眩板については、設置が簡便で、材料を節約できることから、対向車のヘッドライト以外の防眩や横断防止等、他の機能を必要としない高速道路上に好適に設置されるものである。その防眩板についても、やはり種々の発明が開示されてきている。
例えば特許文献1には、表面に隆起する補強リブと補強リブに取り囲まれた縦方向の補強溝と取付固定部とが形成された2枚の合成樹脂からなる側板をそれぞれの裏面で互いに結合してなる防眩板と、防眩板の取付固定部に挿入固定した取付脚とからなり、該取付固定部上方にある補強溝の底部をその下端で該取付脚が挿入されるに十分な高さを浅くすることにより緩衝用突部を補強溝に連設して形成するとともに該取付脚をその上端が緩衝用突部に臨むように挿入固定してなる道路用防眩装置が開示されている。
また特許文献2には、緑色等の合成樹脂繊維より形成した細網目をもつ方形状網体の周縁耳部に着脱用止め具を配設し遮光ネット本体とし、該遮光ネット本体を、下端に支脚を突設した方形状支持枠体の枠内に緊締具をもって着脱自在に張設し遮光ネットユニットを形成し、この遮光ネットユニットの支脚を、道路の中央分離帯等に配置したガードレール位置の所定間隔の支柱部又は中央分離帯等に直接突設した支柱部に、遮光ネット本体が道路長手方向に対し横向き配置に取付けてなる道路用セパレート式遮光ネットが開示されている。
実願昭51−141382号のマイクロフィルム(実開昭53−58431号) 登録実用新案第3045114号公報
しかしながら、特許文献1に記載の如き道路用防眩装置は、防眩板として補強リブ、補強溝及び取付固定部といった複雑な形状を成形する必要があり、その形成に係わる成形方法や材料の自由度が低く、形成に関する制約が大きいものであった。
また特許文献2に記載の如き道路用セパレート式遮光ネットでは、ネットであるが故に遮光効果が不十分となる恐れがあり、ネットを遮光板に替えると、風荷重や振動等により方形状支持枠体と支持金具との間の接合強度が不足する恐れがある。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、形成に関する制約が小さく、風荷重や振動等に対する強度が高められた道路用防眩板を提供せんとするものである。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる道路用防眩板は、平板状の遮光板を金属製の支脚により支持し、遮光板が道路の延設方向と略垂直になるように立設した防眩板であって、前記遮光板が該遮光板の表裏に配置された前記金属製の支脚により表裏から挟み込まれて支持され、前記支脚は防眩板の面部に下面が当接される底部の左右両側より側壁部が前面側に突出されると共に、前記側壁部の内側面に相対向してスライド溝が設けられ、該スライド溝に上下方向に縦長となされた反射体取付部の左右側縁部が支脚の上端又は下端からスライドされて取付けられて、支脚の前面側に、上下方向に縦長の光再帰反射手段が取付可能となされた反射体取付部が取付けられ、さらに、前記支脚の底部及び遮光板にそれぞれボルト孔が穿設され、該ボルト孔に挿通された取付ボルトによりボルト止めがなされて、遮光板が支脚に支持されていると共に、支脚の底部に取付けられた前記取付ボルトは、支脚の前面側に取付けられた前記反射体取付部により隠されていることを特徴とするものである。
また前記遮光板及び/又は前記支脚は、上下方向に縦長の光再帰反射手段が取り付けられていることを特徴とするものである。
また、更に遮光板の下方に、取り付ける対象物への取り付けに用いられる取付金具が設けられ、該取付金具が遮光板と共に支脚により挟み込まれて支持されていることを特徴とするものである。
また更に前記スライド溝を用いて、前記支脚に情報表示を行う表示板が取り付けられていることを特徴とするものである。
また前記遮光板は、車線を走行する車両と相対向する面の、前記車両の車線側端縁付近に再帰反射体が設けられたものであることを特徴とするものである。
更にまた前記支脚は、アルミニウム製の押出形材を用いて形成されていることを特徴とするものである。
また前記支脚は、道路の通信、送電等に係わるケーブルを挿通するケーブル挿通部が設けられていることを特徴とするものである。
また前記遮光板は、アルミニウム−樹脂積層複合板を用いて形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の本発明に係わる道路用防眩板によれば、平板状の遮光板を支脚により挟み込むのみで形成されるから、遮光板を複雑な形状に成形する必要がなく形成に係わる制約は小さくできる。また支脚が防眩板全体の支持と共に遮光板の支持も兼ねるので、防眩板の風荷重や振動に対する強度は高められる。
また請求項2の発明によれば、縦長の光再帰反射手段が上下方向に設けられていることで、夜間において光の再帰反射は上下方向に拡がりを持つものとなり、遠近に応じてその上下方向の長さが異なって見えることで、道路利用者に遠近感を感じさせて視線誘導効果を高めることができ好ましい。
また請求項3の発明によれば、取り付け用の取付金具が遮光板と共に支脚に挟み込まれていることで、設置する現場における取り付けの手間を軽減でき、また遮光板と取付金具とを固定するのに溶接やボルト等が目立つことがなく、防眩板の外観を簡潔なものとでき好ましい。
また請求項1の発明によれば、反射体取付部が予め設けられていることで、夜間における視認性向上の役割を果たす反射体の取り付けが容易且つ確実なものとなり好ましい。
また請求項1の発明によれば、反射体取付部がシャッター構造となされていることで、反射体取付部の取り付けはスライド溝内を摺動させるのみで簡便な作業にて行うことができ、また上下端を固定することで反射体取付部を支脚に強固に固定することができ好ましい。
また請求項4の発明によれば、スライド溝を用いて表示板を取り付けることで、ボルト等の締結部材を用いることなく支脚への取り付けを行うことができ、また表示内容の取り替えの際にも、スライド溝を摺動させて容易に取り外すことができ、取り付け及び取り外しに係わる作業を簡便に行うことができ好ましい。
また前記請求項1の発明によれば、支脚及び遮光板のそれぞれに穿設したボルト孔に取付ボルトを挿通してボルト止めを行うことで、万一ボルトが緩んだ場合でも支脚から遮光板が容易に外れることがなく好ましい。
また前記請求項1の発明によれば、取付ボルトが反射体取付部により隠されることで、取付ボルトの頭部やボルト止めに用いるナットといった防眩板の意匠性を損ねる目立つ部位を隠すことができ、外観上目立ちにくい高価なボルトを用いる必要がなくなり、また反射体取付部を設ければ取付ボルトを隠す場合に別途部材を設ける必要がなく、手間や材料を節約でき好ましい。
また請求項5の発明によれば、車両からの前照灯が当たりやすい車両と相対向する面の車線側端縁付近に再帰反射体を取り付けることで、夜間における遮光板による視線誘導効果が高められ好ましい。
また請求項6の発明によれば、支脚に遮光板を挟み込むのに必要な断面形状を形成するのが容易となり、また鉄鋼やステンレスと較べ密度の小さいアルミニウムを用いることで防眩板は軽量化され、輸送時や施工時における便宜を図ることができ好ましい。
また請求項7の発明によれば、近年の道路においては、電子制御機器や通信機器等が道路の周辺に設置される場合が殆どであり、それらに係わるケーブルを中央分離帯等に敷設するのはほぼ必須と考えられているが、そのケーブル類をケーブル挿通部により防眩板を活用して敷設できることで、他に敷設に係わる設備を設ける必要がなくなり、またケーブル挿通部を支脚に設けることで、ケーブルの保持はより確実なものとなり好ましい。
また請求項8の発明によれば、アルミニウム−樹脂積層複合板を用いることで、強度をそれ程低下させることなく金属板を用いる場合よりはるかに軽量化できると共に、跳石等の衝突による割れ、欠けや、それによる部材の飛散の恐れを小さくでき好ましい。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係わる実施の一形態を示す説明図である。道路用防眩板10は、アルミニウム−樹脂積層複合板からなる平板状で軍配型の遮光板1及びその下方に中央分離帯への取付用の亜鉛めっき鋼板からなる取付金具4が、アルミニウム製の押出形材を用いて形成された支脚2により表裏から挟み込まれて支持されて形成されたものである。遮光板1の左右の幅は約350mm、上下の長さは約700mm、防眩板10全体での上下の長さは約950mmである。支脚2の前面側にはアルミニウム製の平板を用いた平面である反射体取付部3が支脚2の上下方向の略全体に亘って設けられ、反射体取付部3には光を再帰反射する反射シートSが貼着されることで、支脚2には上下方向に縦長の光再帰反射手段が設けられる。遮光板1には中央分離帯に設置された場合に走行する車両と相対向する面の、車線側である正面左側の端縁に、合成樹脂にガラスビーズを埋設して形成された反射体5が貼着されて、更に夜間における視認性や視線誘導の機能を高めるようになされている。反射体取付部3に貼着された反射シートSは、上下方向の略全体に亘って設けられていることで、上下方向の長さを大きいものとし、夜間において設置された状態で運転者に遠近感を感じさせることができ、視線誘導効果を高めることができる。
また光再帰反射手段は、可視光を再帰反射でき、縦長のものであれば特に限定されるものではなく、反射シートSやガラスビーズを埋設した反射体等適宜のものを用いることができ、また上下方向については遮光板1や支脚2の上下方向の略全体とするなど、できる限り長くするのが好ましいが、道路利用者からの見え方に応じて適宜の長さとしてよく、通常は300mm以上、好ましくは400mm以上といった程度である。
図2及び図3に、光再帰反射手段の他の取り付けの例を示す。図3は支脚2の上下方向略全体に加えて、遮光板1に反射シートSを貼着した場合を示す説明図であり、イ)は遮光板1の左寄りの上下方向に直線状の反射シートSを貼着したものであり、道路の中央分離帯に設置した場合に車両は左側を通行することから、左側に貼着することで高い視認性が得られ、また直線状であるから遠近感を把握することがより確実なものとなる。ロ)は遮光板1の左側側縁の曲線に沿って反射シートSを貼着したものであり、再帰反射する部分の形状が円弧状となり意匠性が向上される。また、ハ)は遮光板1の両側端に比較的短い遮光板1の上下方向の1/3程度の反射シートSを貼着したもので、再帰反射する部分は上下方向に加えて左右方向にも拡がりを持つものとして、視認性の向上に繋げることができる。本図イ)〜ハ)の実施形態においては、支脚2に取り付けられた反射シートSと遮光板1に貼着された反射シートSとが、いずれも上下方向に縦長とされていることで、両方の反射シートSが相俟って視認性の向上に繋がる。
図2は、遮光板1に反射シートSを貼着した場合を示す説明図であり、イ)は遮光板1の左側側縁の曲線に沿って反射シートSを貼着したものであり、図3のロ)と同様に再帰反射する部分の形状が円弧状となり意匠性が向上される。ロ)は遮光板1の両側縁の上下方向の略全体に亘って反射シートSを貼着したものであり、遮光板1の幅を最大限に活用して視認性を高めることができる。ハ)は遮光板1の支脚2左側の上下方向の略全体に亘って縦長で直線状の反射シートSが貼着されており、遠近感を明りょうに把握させることができる。本図イ)〜ハ)の実施形態においては、遮光板1の左側に反射シートSを貼着し、貼着する反射シートSの面積を少なくして高い視認性を得ることができる。
図4は、図1に示した防眩板の形成及び中央分離帯への設置を示す説明図である。支脚2に取り付けられる反射体取付部3は、支脚2に対してシャッター構造により取り付けられるものであり、支脚2の上端又は下端からスライドされて取り付けられることで、支脚2と遮光板1とをボルト止めしている取付ボルトB1及び支脚2と取付金具4とをボルト止めしている取付ボルトB2とが隠されるようになされている。反射体取付部3は、設置する現地にて取り付けても、防眩板10の作製時に予め取り付けておいてもよい。
中央分離帯に設置されているガードレールGは、鋼管からなる支柱G1に断面コ字状のブラケットG2が取り付けられ、ブラケットG2に車両防護板G3が取着されて形成されている。ブラケットG2に沿うようなコ字型のボルトB3を用い、取付金具4及びコ字型のボルトB3によりブラケットG2を挟み込むようにしてボルトB3をボルト孔41に挿通し、ナットN1を螺着することで、防眩板10は中央分離帯のガードレールGに、特に取付用の部材等を用いることなくボルトB3の上下方向の間隔を規制でき、またボルトの数を半分として、簡便且つ迅速な施工が可能となる。
またガードレールGのブラケットG2にコ字型のボルトB3を用いて取付金具4を取り付ける場合、ブラケットG2側に支脚3が突出していることで、ボルト締めを行ってもがたつき等を生じる恐れがある。そこで図5に示す如く、取付金具4とブラケットG2との間にスペーサー7を設けておくことでナットN1を強く締め付けることができ、またボルト締め後にもがたつき等が生じるのを防止できる。スペーサー7は、イ)に示す如くボルトB3が挿通可能なボルト孔71が設けられている円筒状のものを用いれば、汎用の鋼管を短く切断する等簡易なものとなり得る。またロ)に示す如く断面コ字状で切り欠きを設けてボルト孔71が穿設されたものを用いれば、ナットN1の螺着時にもボルトB3の位置ずれや共回りを防いでナットN1の螺着が容易なものとなる。またハ)に示す如く、ブラケットG2の延設方向においてボルトB3の両方が挿通可能な断面コ字状のスペーサー7を用いることで、ナットN1の螺着時にブラケットG2の延設方向のボルトB3の間隔を規制してボルトB3の位置ずれを防止でき、コ字型のボルトB3により上下方向の位置が規制されることと相俟って、取り付けに係わる作業を更に簡便且つ迅速なものとできる。
またスペーサー7は、図6に示す如く、取付金具4を折り曲げて形成することで、施工現場でボルトB3にスペーサー7を挿通させる等の手間が省け、また部材点数を少なくして作業性の向上を図ることができる。
図7は、図1に示した防眩板10の、A−A断面を示す断面図である。遮光板1は、二本の支脚2により挟まれ、遮光板1及び支脚2に穿設されたボルト孔11及び21にボルトB1が挿通され、ナットN2が螺着されることで支脚2に表裏から挟み込まれて支持されている。支脚2はアルミニウム製の押出形材で、中空部22が形成されて軽量化が図られていると共に、相対向するスライド溝23が設けられて反射体取付部3がシャッター構造にて取付可能となされている。尚、シャッター構造となされた反射体取付部3は、反射体が取り付けられていないものを用いてもよい。
図8は、図1における防眩板10上端の詳細を示す説明図である。支脚2のスライド溝23に反射体取付部3がスライドされて取り付けられた後、支脚2の上端にキャップ6が取り付けられる。ここでキャップ6を固定するのに、キャップ6の二ヶ所に穿設されたビス孔61に挿通されたビスB4が、スライド溝23の上端から螺着されてビス止めされることで、キャップ6の支脚2へのビス止めのみならず、反射体取付部3の上方へのずれを抑止することができる。下端にも同様のキャップ6及びビス止めを行うことで、支脚2の上下端をキャップ6により覆って美観の向上や支脚2内への水分や塵埃等の侵入を防止できると共に、スライド溝23に螺着されたビスB4により反射体取付部3の上下方向への動揺を防止できる。
また支脚2には、図9に示す如くケーブル挿通部を設けてもよい。キャップ6を底面として、断面コ字状のケーブル挿通部8がキャップ6と一体に形成され、キャップ6のビス孔61にビスB4が螺着されてビス止めがなされることで、支脚2の上端にケーブル挿通部8が設けられる。かかるコ字状により形成された挿通溝81にケーブルが挿通されるが、防眩板は適宜間隔をおいて連続して設けられるものであるから、ケーブル挿通部8に挿通されたケーブルは安定して支持される。挿通溝81には、ケーブル挿通後に上方を閉塞する蓋体等を取り付けるのが好ましい。また支脚2に設けられるケーブル挿通部8は、支脚2の上端部分に設けられるものや断面コ字状の形状に限定されるものではなく、支脚2の上下方向の中間部分にケーブルが挿通可能な孔を穿設する等して設けることができる。
遮光板1は、樹脂板の両側にアルミニウム箔を貼着してサンドイッチ構造となされたアルミ樹脂金属複合板を用いるのが上述の効果を得ることができ好ましいが、特に限定されるものではなく、風荷重に耐え得るよう、FRP板、鉄鋼、アルミニウム、ステンレス等の金属板といった強度の高い板状体を好適に用いることができる。また必要とされる遮光性能に応じて、メッシュ状の板状体を用いることもできる。
支脚2は、中空部22やスライド溝23を設ける上で、複雑な形状を連続的に形成するのが容易で、且つ強度が高く軽量であるアルミニウム製の押出形材を用いるのが好ましいが、強度の高い金属性のもので、必要とされる強度を有するものであれば特に限定されるものではなく、鉄鋼、アルミニウム、ステンレス等の平板、L字やH型のアングルなどを用いることができる。
反射体取付部3に設けられる反射体は、反射シートSに限定されるものではなく、遮光板1に取着されている如きガラスビーズを埋設した成形体やガラスビーズを含有する塗料を塗布する等、適宜のものを用いてよい。また上下方向全体に亘って貼着すれば上述の如き視線誘導効果を得ることができ好ましいが、貼着する範囲についても特に限定するものではないが、設置状態において視認性を高めることができ、また中央分離帯に設けられているガードレール等により遮へいされにくい運転者の目線付近の1.0m〜1.5m付近に少なくとも設けるのが好ましい。遮光板1に取り付ける反射体についても同様の高さとするのが好ましい。
図10は、図7〜図9に示した支脚2の、スライド溝23を用いた表示板の取り付けの一例を示す説明図である。まずイ)において、スライド溝23は開口部より奥が深くなされた袋溝状であり、表示板取付部材9は、そのスライド溝23に嵌着し、スライド溝23内で摺動可能となされた嵌挿部91と、嵌挿部91と表示板取付部93とを繋ぐボックス形状のステー92と、表示板を取り付ける取付孔94が穿設された表示板取付部とが、アルミニウム押出形材により一体に形成されている。本実施例においては、スライド溝23が袋溝状となされていることで、取り付けられた表示板に外力が掛かってもステー92や表示板取付部93が変形を起こしにくくなされている。表示板Hは、ロ)に示す如くボルトB7が表示板取付部93のボルト孔94及び表示板Hのボルト孔H1に挿通され、ナットN3が螺着されることで、表示板取付部93に表示板Hが取り付けられる。表示板Hは、表示板取付部材9を支脚2に取り付ける前に表示板取付部材9に取り付けてもよく、取り付け後に表示板取付部材9に取り付けてもよい。また表示板Hの表示板取付部材9の取り付けは、ボルト・ナットによるものに限定されず、リベットやスポット溶接等、表示板Hの材質、表示内容等に応じて適宜の方法を用いてよい。かかる構造により、スライド溝23を活用して表示板Hを防眩板10に強固に固定でき、防眩板10に種々の表示機能を備えさせることができる。
図10に示す如き方法にて支脚2に表示板Hが取り付けられた状態の防眩板10を図11に示す。支脚2の上方に表示板Hが設けられていることで、表示板Hの視認内容がイ)は道路利用者の視線を誘導する視線誘導標、ロ)は国道を示す国道標識、ハ)はその周辺地域の特徴を示す案内標識であるが、これらの例に限定されず、距離標、制限速度標識、危険警戒標示等、適宜の内容表示を行うことができる。
(参考例1)
図12及び図13は、道路用防眩板の参考例を示すもので、図12は設置状態を示す正面図、図13は図12のB−B断面を示す断面図である。図4に示した実施形態と同様に、防眩板10Aは中央分離帯に設けられたガードレールGのブラケットG2にボルトB3によりボルト止めされて取り付けられている。遮光板1は両側端のそれぞれに設けられた支脚2により支持され、ボルトB3は遮光板1に穿設されたボルト孔(図示せず)に挿通されて、ブラケットG2と遮光板1とが取付金具を介することなく直接ボルト止めされている。また支脚2の走行する車両と相対向する車線側である左側縁には、ガラスビーズを埋設した成形体である反射体Rが取着されている。
図13において、支脚2には遮光板1の側縁が挿入可能な取付溝24が設けられ、取付溝24が相対向するように立設された支脚2の間で、遮光板1の両側縁が取付溝24に挿入されることで、遮光板1は支脚2により表裏から挟まれて支持されている。遮光板1と取付溝24との間にはパッキンPが取り付けられて、遮光板1のがたつきを抑制している。支脚2はアルミニウム製の押出形材であり、中空部22が形成されて軽量化が図られていると共に、ビス孔23が設けられて、上下端に取り付けられるキャップのビス止めに便宜が図られている。
(参考例2)
図14及び図15は、道路用防眩板の他の参考例を示すもので、図14は設置状態を示す正面図、図15は図14のC−C断面を示す断面図である。図14において、防眩板10Bは、図1〜図8の実施形態と同様に、軍配型の平板状の遮光板1の中央に上下方向に支脚2が設けられ、遮光板1の下方には取付金具4が設けられて中央分離帯に設置されたガードレールGの支持部G2に取付ボルトB3によりボルト止めされて防眩板10Bは取着される。支脚2の反射体取付部3には、反射体Rが取り付けられている。
図15において、支脚2はアルミニウム製の押出形材で一体成形されたものであり、更に上下端へのキャップの取り付けの便宜を図るビス孔23が形成されている。遮光板1は支脚2により表裏から挟まれて、ボルトB1にナットN2を螺着することでボルト止めされるが、ナットN2は頭部が平坦で、ねじ山が隠されているものを用い、またボルトB1についても丸頭のものを用いていることで、遮光板1の取り付けに係わるボルトB1及びナットN2が目立ちにくくなるようになされている。
また支脚2は、図16に示す如き構造で遮光板1を挟み込んで支持するものであってもよい。図16は図15と同様の視点からの断面図であるが、遮光板1は支脚2から二体に分割され、支脚2に挟み込まれると共に、二体の遮光板1の間にH型アングル25が配置されてボルトB1及びナットN2によりボルト止めがなされている。H型アングル25が設けられていることで、支脚2にH型構造による高い強度を加えることができ、防眩板10Bの強度は更に高められる。
(参考例3)
図17及び図18は、擁壁Y上に設置される防眩板の参考例を示すもので、図17は設置状態における正面図、図18は図14のD線における断面図である。図17において、防眩板10Cは遮光板1が支脚2により支持されて形成され、支脚2がアンカーボルトB5により擁壁Y上に取り付けられることで中央分離帯に設置される。支脚2に設けられた反射体取付部3には反射体Rが取り付けられている。
図18において、遮光板1はその下端が支脚2により表裏から挟み込まれて支持されている。遮光板1と支脚2とのボルト止めに用いられるボルトB1及びナットN2は、支脚2にビスB6によりビス止めされた反射体Rにより隠されることで、特に目立たないボルト及びナットを用いる必要がなくなっている。アンカーボルトB5が支脚2の下方に設けられたアンカーボルト取付部26に挿通され、予め擁壁Yに埋設されたアンカーナットN3に螺着されることで、防眩板10Cは擁壁Y上に設置される。
(参考例4)
図19及び図20は、擁壁Y上に設置される防眩板の、他の参考例を示すもので、図19は全体の説明図、図20は支脚2付近の詳細を示す断面図である。まず図19は、イ)は擁壁上に設置された状態での正面図、ロ)は側面図であるが、パンチング孔Cが全面に穿設された遮光板1は半円弧状の形状となされ、その両下端が支脚2により支持されて擁壁Y上に設置されている。支脚2の反射体取付部3には、反射体Rが取り付けられている。
図20において、支脚2に設けられた取付溝24に半円弧状の遮光板1の下端が挿入されることで、遮光板1は表裏から支脚2により挟み込まれて支持されるようになされている。支脚2に設けられたアンカーボルト取付部26にアンカーボルトB5が挿通されてボルト止めがなされることで、防眩板10Dは擁壁Y上に設置される。
本発明に係わる道路用防眩板の、実施の一形態を示す説明図である。 光再帰反射手段の取り付けの、他の例を示す説明図である。 光再帰反射手段の取り付けの、更に他の例を示す説明図である。 図1に示した道路用防眩板の、中央分離帯への設置の一例を示す説明図である。 スペーサーの取り付けの一例を示す説明図である。 スペーサーの他の例を示す説明図である。 図1のA−A断面図である。 図1に示した道路用防眩板の上端付近の詳細を示す説明図である。 ケーブル挿通部の一例を示す説明図である。 支脚に対する表示板の取り付けの一例を示す説明図である。 表示板が取り付けられた防眩板の一例を示す説明図である。 道路用防眩板の参考例を示す説明図である。 図12のB−B断面図である。 道路用防眩板の他の参考例を示す説明図である。 図14のC−C断面図である。 図14のC−C断面の、他の例を示す断面図である。 道路用防眩板の更に他の参考例を示す説明図である。 図17のD線における断面図である。 道路用防眩板の更に他の参考例を示す説明図である。 図19に示した参考例の、支脚付近の詳細を示す断面図である。
1 遮光板
11 ボルト孔
2 支脚
21 ボルト孔
23 スライド溝
24 取付溝
3 反射体取付部
4 取付金具
5 反射体
7 スペーサー
8 ケーブル挿通部
10 防眩板
S 反射シート
R 反射体
H 表示板

Claims (9)

  1. 平板状の遮光板を金属製の支脚により支持し、遮光板が道路の延設方向と略垂直になるように立設した防眩板であって、前記遮光板が該遮光板の表裏に配置された前記金属製の支脚により表裏から挟み込まれて支持され、前記支脚は防眩板の面部に下面が当接される底部の左右両側より側壁部が前面側に突出されると共に、前記側壁部の内側面に相対向してスライド溝が設けられ、該スライド溝に上下方向に縦長となされた反射体取付部の左右側縁部が支脚の上端又は下端からスライドされて取付けられて、支脚の前面側に、上下方向に縦長の光再帰反射手段が取付可能となされた反射体取付部が取付けられ、さらに、前記支脚の底部及び遮光板にそれぞれボルト孔が穿設され、該ボルト孔に挿通された取付ボルトによりボルト止めがなされて、遮光板が支脚に支持されていると共に、支脚の底部に取付けられた前記取付ボルトは、支脚の前面側に取付けられた前記反射体取付部により隠されていることを特徴とする道路用防眩板。
  2. 前記遮光板及び/又は前記支脚は、上下方向に縦長の光再帰反射手段が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の道路用防眩板。
  3. 更に遮光板の下方に、取り付ける対象物への取り付けに用いられる取付金具が設けられ、該取付金具が遮光板と共に支脚により挟み込まれて支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の道路用防眩板。
  4. 更に前記スライド溝を用いて、前記支脚に情報表示を行う表示板が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の道路用防眩板。
  5. 前記遮光板は、車線を走行する車両と相対向する面の、前記車両の車線側端縁付近に再帰反射体が設けられたものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の道路用防眩板。
  6. 前記支脚は、アルミニウム製の押出形材を用いて形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の道路用防眩板。
  7. 前記支脚は、上端部に道路の通信、送電等に係わるケーブルを挿通するケーブル挿通部が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の道路用防眩板。
  8. 前記遮光板は、アルミニウム−樹脂積層複合板を用いて形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の道路用防眩板。
  9. 前記表示板は、スライド溝内で摺動可能となされた嵌挿部と、表示板を取り付ける取付孔が穿設された表示板取付部とを備えた表示板取付部材により支脚に取り付けられていることを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の道路用防眩板。
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