JP4354662B2 - 燃料装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料噴射方式(fuel injection system)の燃料装置に関し、特に、小型化を図ることにより配置スペースの問題をなくすと共にレイアウトの自由度を高め、さらに、燃料に混入している燃料を含んだ気泡、いわゆるベーパガスが燃料フィード配管や戻り配管内に滞留することを防止し、始動および運転性能を向上させることができる燃料装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11は、従来の燃料噴射方式の燃料装置を示し、燃料タンク1内に収容されている燃料は、燃料フィード配管2および燃料フィード配管2の途中に設けられた燃料フィルタ3通じて燃料ポンプ4に供給される。燃料ポンプ4により加圧された燃料は、吐出管4を通じてインジェクタ6に供給される。初期および燃料切れ時に燃料フィード配管2、燃料フィルタ4、燃料ポンプ4内に存在するベーパガスは、燃料タンク1に燃料を補給することにより戻り配管である空気抜き管7、8を通して燃料タンク1に戻される。また、空気抜き管8の途中に設けられた燃料溜り室9により燃料への空気の混入が防止され、ベーパガスが混入されたままの燃料がインジェクタ6に供給されないようになっている。この種の燃料装置は、実開昭61−32567号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の燃料装置は、燃料ポンプとインジェクタとが別体に構成され、それらの間を高圧燃料の給送が可能な金属製の吐出管で接続しているため、部品点数が多く、コストが高くなる。また、全体構造が大型化し、燃料ポンプとインジェクタを配置するスペース、それらの間に吐出管を配置するスペースが必要であり、金属製の吐出管はレイアウトし難く、限られたスペースしか持たない小型の自動二輪車、原動付自転車などの車両への適用には不利である。
【0004】
また、燃料タンクからの燃料吸引による減圧時あるいは高温下では燃料にベーパーガスが混入する。混入したベーパガスの一部は戻り配管を通して排出されるが、排出されずに残ったベーパガスは、燃料フィード配管や戻り配管内に滞留してスムーズな燃料供給の妨げとなり、エンジンが始動し難くなる。また、ベーパガスが燃料ポンプに供給されると燃料ポンプの効率が低下し、また、燃料の計量精度が低下し、一定量の燃料がインジェクタに供給されなくなる。
【0005】
本発明の目的は、燃料噴射方式の燃料装置において、小型化を図ることにより配置スペースの問題をなくすと共にレイアウトの自由度を高め、さらに、燃料に混入したベーパガスが燃料フィード配管や戻り配管内に滞留することを防止し、燃料に混入したベーパガスを良好に分離・排出できるようにすることにある。
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、燃料噴射用の燃料ポンプ(14,25)と噴射ノズル(15,26)とを一体化したポンプ・インジェクタ(126,238)と、燃料タンク(129,215)から前記ポンプ・インジェクタ(126,238)へ燃料を供給するための燃料フィード配管(127,235)と、前記ポンプ・インジェクタ(126,238)から余剰燃料およびベーパガスを前記燃料タンク(129,215)に戻すための戻り配管(128,236)と、前記燃料フィード配管(127,235)の途中に設けられた補助ポンプ(134,227)とを具備し、前記ポンプ・インジェクタ(126,238)は、前記燃料フィード配管(127,235)からの燃料を一時的に貯えるサブタンク(10,20)であって、前記燃料フィード配管(127,235)に接続され、該燃料フィード配管(127,235)からの燃料をサブタンク(10,20)内に導入するための燃料導入口、サブタンク(10,20)内に一時的に貯えた燃料を前記燃料ポンプ(14,25)に吸入させるための吸入口、および排出管を通して前記戻り配管(19,24(128,236))に接続され、サブタンク(10,20)内のベーパガスを排出するためにサブタンク(10,20)の上部に設けられた排出口を有するサブタンク(10,20)と、前記サブタンク(10)内に同心状に、あるいは前記サブタンク(20)の外部に設けられ、前記サブタンク(10,20)から前記吸入口を通して燃料を吸入し、加圧された一定量の燃料を噴射ノズル(15,26)に供給すると共に余剰燃料を戻り口より前記戻り配管(19,24(128,236))に排出させる燃料ポンプ(11,21)と、前記燃料ポンプ(11,21)により加圧された燃料を噴射する噴射ノズル(15,26)とを具備し、前記補助ポンプ(134,227)は、前記ポンプ・インジェクタ(126,238)より下方に配置され、前記燃料フィード配管(127,235)は、前記補助ポンプ(134,227)から前記ポンプ・インジェクタ(126,238)まで登り配管となっている点に第1の特徴がある。なお、( )内の番号は、各構成要素に対応する図2,図4での参照番号であり、以下でも同様である。
【0007】
また、本発明は、前記燃料フィード配管(127,235)の、前記補助ポンプ(134,227)より前記ポンプ・インジェクタ(126,238)側に設けられたフィルタ(133,237)をさらに具備した点に第2の特徴がある。また、本発明は、前記燃料フィード配管(127,235)と前記戻り配管(128,236)のうち、前記燃料フィード配管(127,235)は、前記ポンプ・インジェクタ(126,238)へ略水平方向に導入されている点に第3の特徴がある。さらに、本発明は、前記ポンプ・インジェクタ(238)は前記燃料タンク(215)より高い位置にある点に第4の特徴がある。
【0011】
第1ないし第4特徴によれば、燃料装置の小型化を図ることができ、配置スペースの問題をなくすと共にレイアウトの自由度を高めることができる。また、燃料に混入したベーパガスが燃料フィード配管や戻り配管内に滞留することを防止し、燃料に混入したベーパガスを良好に分離・排出することができる。
また、ポンプ・インジェクタの燃料ポンプの同心状構成によれば車両などが傾斜した時の動作が安定であり、形状に方向性がないため配置の自由度が高くなる。また、燃料ポンプの外部構成によれば、サブタンクの容量を大きくでき、ベーパガスの分離・排出を良好にでき、燃料の吐出を安定に行うことができる。
さらに、ポンプ・インジェクタの小型化に伴う吸引力の低下を補うことができ、燃料タンクより高い位置のポンプ・インジェクタにも支障なく燃料を供給することができる。
【0012】
また、第2の特徴によれば、補助ポンプから発生される異物がポンプ・インジェクタへ侵入することを防ぐことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。本発明は、燃料噴射方式の燃料装置の小型化のために、燃料ポンプと噴射ノズルとを一体化したポンプ・インジェクタを用いることを前提とし、これにより小型化を図り、配置スペースの問題をなくし、また、レイアウトの自由度を高める。
【0016】
図8は、本発明で用いるポンプ・インジェクタの一例を示す模式図であり、サブタンク10内に、例えば、ソレノイド式プランジャポンプからなる燃料ポンプを配置する例である。燃料は、燃料タンクからサブタンク10に供給される。ポンプ駆動部11は、図9に一例を模式的に示すように、ソレノイドコイル16への通電によりスプリング17を備えたプランジャ18が上下動し、チェックバルブを備える吸入口12から燃料ポンプ部14への燃料の吸入、および戻り口13からの余剰燃料の排出と噴射ノズル15からの燃料の噴射を行わせるものである。
【0017】
噴射ノズル15は、燃料ポンプによる燃料の加圧に応動して開閉する噴射弁を備えるポペットノズルである。ポンプ駆動部11は、燃料をサブタンク10から燃料ポンプ部14に吸入し、余剰燃料を燃料タンクに戻すと共に一定量の燃料を噴射ノズル15から噴射させる。なお、燃料ポンプを、回転を利用して吸入、排出を行うウエスコポンプなどで構成することもできる。
【0018】
余剰燃料は、戻り口13から戻り配管19を通して燃料タンクに戻される。サブタンク10の上方の排出口に接続された排出管は戻り配管19の戻り方向と同方向に向いて戻り配管19に通じている。サブタンク10内のベーパガスは、燃料タンクに戻される余剰燃料の流れに吸引されて燃料タンクへと排出される。
【0019】
図10は、本発明で用いるポンプ・インジェクタの他の例を示す模式図であり、図示手前のサブタンク20の外部に燃料ポンプを別構成で組み合わせた例である。このポンプ・インジェクタは、燃料タンクからサブタンク20に供給される燃料をポンプ駆動部21の駆動により吸入口22から燃料ポンプ部25に吸入し、余剰燃料を戻り口23および戻り配管24を通して燃料タンクへ戻し、一定量の燃料を噴射ノズル26より噴射させるという機能において図8と同様である。
【0020】
この構成によりサブタンク20の容量を大きくでき、ベーパガスの分離・排出を良好にでき、燃料の吐出を安定に行うことができる。一方、図8の構成は、ポンプ・インジェクタが傾斜した時の動作が安定であり、また、形状に方向性がないため配置の自由度が高い。
【0021】
燃料ポンプと噴射ノズルとを一体化したポンプ・インジェクタを用いる場合、燃料ポンプの小型化に伴って吸引力が低下し、また、燃料タンクからポンプ・インジェクタまでの燃料フィード配管には低圧燃料が送給されるため、燃料タンクから燃料の吸引時あるいは高温下で燃料フィード配管内で発生したベーパガスが燃料フィード配管内に滞留して排出されない恐れが生じる。
【0022】
また、戻り配管内の余剰燃料およびベーパガスがスムーズに燃料タンクに戻されない恐れも生じる。特に、自動二輪などの車両では通常、燃料タンクとパワーユニットとはかなり離れて配置され、燃料フィード配管や戻り配管が比較的長くなるため問題が大きい。本発明は、上記ベーパガスの問題を燃料フィード配管や戻り配管の配置や構造上の工夫を施すことにより解消する。
【0023】
図1は、自動二輪車に燃料ポンプ・噴射ノズルを一体化したポンプインジェクタを適用した場合の一例を示す構成図であり、自動二輪車100は、ヘッドパイプからリア側下方にL字状あるいはU字状に延びる1本のフレームからなるアンダボーンフレーム(メインフレーム)101と、ヘッドパイプ102と、ヘッドパイプ102に取付けたフロントフォーク103と、フロントフォーク103に取付けた前輪104と、アンダボーンフレーム101に結合した左右一対のサイドアーム105と、リアフォーク106と、リアフォーク106に取付けた後輪107およびショックアブソーバ108と、シート109、スタンド110とを有する。シート109の下にはヘルメットなどを収納するための収納ボックス(ラゲッジボックス)111を設ける。
【0024】
アンダボーンフレーム101の下部にブラケット112、113、114を介してパワーユニットを懸架する。パワーユニットとブラケット112、113、114とはボルトで結合する。パワーユニットによる駆動力は、クランクケース115内のクランク軸116、図示しないギア、ドライブスプロケット117、チェーンケース118内のチェーンを介して後輪107を駆動する。パワーユニットにはキックスピンドル119やセルモータ120が付随している。リアフォーク106は、ブラケット114に設けたピボット121により軸支する。
【0025】
パワーユニットは、車体前方に配置されたエアクリーナ122と吸気管123とを有し、これらを通して吸気し、排気管124を通して車体後部に配置されたマフラより排気する。吸気管124の途中にはスロットルバルブ125およびポンプ・インジェクタ126を設ける。ポンプ・インジェクタ33は、燃料フィード配管127および戻り配管128により車体後部上方に配置した燃料タンク129に結合する。燃料フィード配管127および戻り配管128は、例えば、アンダボーンフレーム101に沿って配設する。燃料タンク129には外部からの燃料補給口であるリッド130および燃料供給側のフィルタであるストレーナ131を設ける。
【0026】
ポンプ・インジェクタ126は、図8あるいは図10に示したように、燃料ポンプと噴射ノズルとを一体化したものである。ポンプ・インジェクタ126に対し燃料フィード配管127を略水平方向から導入する。図示のようにポンプ・インジェクタ126を燃料の吸入口を下側にしてその軸を垂直方向より傾けて配置し、燃料フィード配管127を略水平方向から導入すれば燃料タンク129との高低差を有効に利用して燃料をポンプ・インジェクタ126に供給することができる。
【0027】
また、自動二輪車などの車両では通常、スタンド110が進行方向左側に配置され停車時に左側に傾くので、燃料の吸入口を左側下部にして軸を垂直方向より傾けてポンプ・インジェクタ126を配置し、燃料フィード配管127を略水平方向から導入することも再始動時のポンプ・インジェクタ126への燃料供給に有利である。なお、ポンプ・インジェクタ126を傾けて配置する場合には、その配置方向を燃料噴射方向が吸気管123の吸気方向に向くように考慮する。
【0028】
この構成により、燃料フィード配管127内の燃料に混入しているベーパガスは、少ない抵抗でポンプ・インジェクタ126に吸引され、ポンプ・インジェクタ126内で分離されて戻り配管128を通して余剰燃料と共に燃料タンク129に排出される。なお、燃料タンク35に近い位置での燃料フィード配管127内のベーパガスは、高低差に基づくそれ自体の浮力により燃料タンク35に戻る。また、燃料フィード配管127を略水平方向からポンプ・インジェクタ126に導入することによりその長さを短くできる。
【0029】
以上のように、燃料ポンプと噴射ノズルとの一体化で小型化されたポンプ・インジェクタ126を用いることにより、燃料装置の配置スペースの問題を解消し、また、燃料フィード配管127がポンプ・インジェクタ126付近で立ち上がらないように、また燃料ポンプとの高低差を有効に利用できるように配置に工夫を施すことにより、燃料に混入しているベーパガスが燃料フィード配管内127に滞留することを防止できる。
【0030】
図2は、自動二輪車に適用した本発明の第1の実施形態を示す構成図であり、図1と同符号は同一または同等部分である。本実施形態では、燃料フィード配管127の途中にフィルタ133と補助ポンプ134とを設けることにより、より効果的にベーパガスの滞留を解消している。また、図示するように、補助ポンプ134は、ポンプ・インジェクタ126より下方に配置され、燃料フィード配管127は、補助ポンプ134からポンプ・インジェクタ126まで登り配管となっている。また、ここでは、燃料フィード配管127と戻り配管128のうち、燃料フィード配管127は、ポンプ・インジェクタ126へ略水平方向に導入されている。
【0031】
補助ポンプ134は、ポンプ・インジェクタ126を用いたことによる吸引力の低下を補うものであり、小型ものでよい。フィルタ133は、補助ポンプ134で発生した異物がポンプ・インジェクタ126に入り込むのを防ぐ。補助ポンプが134が異物を発生する恐れがないのであればフィルタ133を省略することができる。なお、補助ポンプ134により燃料フィード配管127および戻り配管128を通して燃料を積極的に循環させてベーパガスを排出させるようにすることもできる。なお、図1に示した構成において補助ポンプとフィルタを設けてもよい。
【0032】
図3は、自動二輪車に燃料ポンプ・噴射ノズルを一体化したポンプインジェクタを適用した場合の他の例を示す構成図であり、図1と同符号は同一または同等部分である。本構成では、図1の構成のように燃料フィード配管127を略水平方向から導入することは考慮しておらず、図2の実施形態のように補助ポンプおよびフィルタを設けてもいない。その代わりに燃料フィード配管127を、配管内に発生するベーパガスがその浮力により配管内をスムーズに移動できる内径以上にしている。
【0033】
一般に、ベーパガスの気泡の径は5mmφ未満である。したがって、燃料フィード配管127の内径が小さいと表面張力により気泡が滞留する恐れがあるが、燃料フィード配管127を、配管内に発生するベーパガスがその浮力により配管内をスムーズに移動できる内径以上、例えば5mmφ以上にすることによりその恐れがなくなる。燃料フィード配管127の内径は、実際上、スペース、コストなどの面から7〜10mmφ程度が適当である。なお、第1および第2の実施形態においても燃料フィード配管127を、配管内に発生するベーパガスがその浮力により配管内をスムーズに移動できる内径以上にしてもよい。
【0034】
図4は、スクータ型車両である自動二輪車に適用した本発明の第2の実施形態を示す構成図であり、自動二輪車200は、車体フレーム201と、車体フレーム201のヘッドパイプ201aに取付けたフロントフォーク202と、フロントフォーク202に取付けた前輪203と、フロントフォーク202に連結したハンドル204と、車体フレーム201の後部に上下スイング可能に取付けたパワーユニット205と、パワーユニット205に取付けた後輪206と、パワーユニット205の後端部を懸架したリアクッションユニット207と、車体フレーム201の後部上部に取付けた収納ボックス(ラゲッジボックス)208と、収納ボックス208の上に開閉可能に取付けたシート209とを有する。収納ボックス208にはヘルメットなどを収納できる。
【0035】
車体フレーム201は、ヘッドパイプ201aを一体成形したフロントフレーム201Fとリアフレーム201Rとが連結部201Xで連結されてなる。パワーユニット205は、エンジン210と遠心クラッチ付きベルト式無段変速機211とからなる。エンジン210は、シリンダブロック212とシリンダヘッド213をヘッドカバー214、すなわちシリンダ部分を収納ボックス208と燃料タンク215との間に臨ませ、略水平方向に傾斜した水冷式4サイクルエンジンである。
【0036】
燃料タンク215に設けた錠付き給油キャップ215aは、給油用リッド216を前上方へ開放したときに現れてここから給油が可能になる。燃料タンク215には燃料の残量を検知するためのフューエルユニット217を設ける。
【0037】
車体フレーム201を覆うボディカバー218は、フロントカバー219と、レッグシールド220と、ステップフロア(低床式足載板)221と、左右一対のフロアサイドカバー222と、アンダカバー223と、シート下部カバー224と、リアカバー225と、左右一対のサイドカバー226とからなる。ステップフロア221の下には燃料タンク215および補助ポンプ227を配置する。
【0038】
自動二輪車200には、車体左側に設けたエアクリーナ228、エンジン210のクランク軸210aの右側に設けたエンジン冷却用ラジエータ230、エンジン用排気管231、車体右側に設けた排気用マフラ232、エンジン始動用キックペダル233、メインスタンド234、燃料フィード配管235、戻り配管236、燃料フィード配管235の途中に補助ポンプ227と共に設けたフィルタ237、ポンプ・インジェクタ238を設ける。ポンプ・インジェクタ238は、図8あるいは図10に示したように、燃料ポンプと噴射ノズルとを一体化したものである。また、図示するように、補助ポンプ227は、ポンプ・インジェクタ238より下方に配置され、燃料フィード配管235は、補助ポンプ227からポンプ・インジェクタ238まで登り配管となっている。また、ここでは、燃料フィード配管235と戻り配管236のうち、燃料フィード配管235は、ポンプ・インジェクタ238へ略水平方向に導入されている。
【0039】
自動二輪車200では、燃料タンク215がポンプ・インジェクタ238より低い位置にある。ポンプ・インジェクタ238を用いたことによる吸引力の低下、燃料タンク215とポンプ・インジェクタ236との逆高低差による吸引力の低下は補助ポンプ227で補う。また、燃料ポンプと噴射ノズルとを一体化したポンプ・インジェクタ238を用いることにより燃料装置の配置スペースの問題が解消される。燃料フィード配管235を、第3の実施態様と同様に、配管内に発生するベーパガスがその浮力により配管内をスムーズに移動できる内径以上にすればベーパガスの排出効果をより高めることができる。
【0040】
以上では、燃料供給側の燃料フィード配管について説明したが、戻り配管に以下に説明する工夫を施すようにしてもよい。また、以下に説明する戻り配管の工夫に加えて図1ないし図3を参照して説明した燃料フィード配管についての工夫を施すことにより本発明はより効果的なものとなる。以下、戻り配管の工夫について説明する。
【0041】
図2のようにポンプ・インジェクタ126の出口近傍で戻り配管128が山部の形態になると、その部分でベーパガスが滞留する恐れがある。図1に示すように、戻り配管128をポンプ・インジェクタ126から略水平に導出する構成、図3に示すように、戻り配管128を、配管内に発生するベーパガスがその浮力により配管内をスムーズに移動できる内径以上の構成にすることにより戻り配管128の山部でのベーパガスの滞留を減少させることができる。
【0042】
戻り配管128の開放端の構成を工夫するようにしてもよい。この3つの例を図5ないし図7に示す。図5は、燃料タンク129内の油面以上の位置、例えば燃料タンク129の上部にフィルタ30で仕切った凸状の室31を形成し、そこに戻り配管128の開放端を露出させたものである。
【0043】
この構成により余剰燃料やベーパガスは戻り配管128を通して戻る際の抵抗が小さくなる。また、車両が傾斜した時などに油面が戻り配管128の開放端以上に上昇しても燃料に含まれているゴミなどの異物が戻り配管128を通ってポンプ・インジェクタ126に侵入しない。
【0044】
図6は、戻り配管128の開放端を燃料タンク129内の油面以上の位置で露出させる点では図5と同様であるが、戻り配管128の開放端に、例えば、戻り孔40を形成した室内に鋼球41を配したチェック・バルブを設け、戻り配管128を通して余剰燃料やベーパガスを戻すと共に燃料タンク内の燃料が戻り配管128に侵入することを防ぐ。図7は、車両が一定以上に傾斜した時に鋼球51が動いてバネ52の力でバルブ50が閉じることにより戻り配管128の開放端が閉じられる構成である。その他、戻り配管128の開放端をシュノーケルと同様の曲げ構造にするなど、種々の変形構成を採用することができる。
【0045】
燃料フィード配管127、235および戻り配管128、236は、燃料ポンプにより加圧された高圧燃料を給送するものでなく耐高圧性を要求されないため、可撓性の管、例えばゴム製の管を用いることができ、これによりレイアウトが自由かつ容易になる。また、自動二輪車などの車両においては運転中に生じるパワーユニットの上下動は、可撓性の管を用いることにより緩衝される。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、燃料噴射用の燃料ポンプと噴射ノズルとを一体化して小型のポンプ・インジェクタを構成し、ポンプ・インジェクタに対する燃料フィード配管と戻り配管とに工夫を施すことにより、小型化を図り、配置スペースの問題をなくすと共にレイアウトの自由度を高め、さらに、燃料に混入している気泡、いわゆるベーパガスが燃料フィード配管や戻り配管内に滞留することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車に燃料ポンプ・噴射ノズルを一体化したポンプインジェクタを適用した場合の一例を示す構成図である。
【図2】自動二輪車に適用した本発明の第1の実施形態を示す構成図である。
【図3】自動二輪車に燃料ポンプ・噴射ノズルを一体化したポンプインジェクタを適用した場合の他の例を示す構成図である。
【図4】スクータ型車両である自動二輪車に適用した本発明の第2の実施形態を示す構成図である。
【図5】本発明における戻り配管の開放端の一例を示す構成図である。
【図6】本発明における戻り配管の開放端の他の例を示す構成図である。
【図7】本発明における戻り配管の開放端のさらに他の例を示す構成図である。
【図8】本発明で用いるポンプ・インジェクタの一例を示す模式図である。
【図9】ポンプ・インジェクタのポンプ駆動部の一例を示す模式図である。
【図10】本発明で用いるポンプ・インジェクタの他の例を示す模式図である。
【図11】従来の燃料噴射式の燃料装置を示す構成図である。
Claims (4)
- 燃料噴射用の燃料ポンプ(14,25)と噴射ノズル(15,26)とを一体化したポンプ・インジェクタ(126,238)と、
燃料タンク(129,215)から前記ポンプ・インジェクタ(126,238)へ燃料を供給するための燃料フィード配管(127,235)と、
前記ポンプ・インジェクタ(126,238)から余剰燃料およびベーパガスを前記燃料タンク(129,215)に戻すための戻り配管(128,236)と、
前記燃料フィード配管(127,235)の途中に設けられた補助ポンプ(134,227)とを具備し、
前記ポンプ・インジェクタ(126,238)は、
前記燃料フィード配管(127,235)からの燃料を一時的に貯えるサブタンク(10,20)であって、前記燃料フィード配管(127,235)に接続され、該燃料フィード配管(127,235)からの燃料をサブタンク(10,20)内に導入するための燃料導入口、サブタンク(10,20)内に一時的に貯えた燃料を前記燃料ポンプ(14,25)に吸入させるための吸入口、および排出管を通して前記戻り配管(19,24(128,236))に接続され、サブタンク(10,20)内のベーパガスを排出するためにサブタンク(10,20)の上部に設けられた排出口を有するサブタンク(10,20)と、
前記サブタンク(10)内に同心状に、あるいは前記サブタンク(20)の外部に設けられ、前記サブタンク(10,20)から前記吸入口を通して燃料を吸入し、加圧された一定量の燃料を噴射ノズル(15,26)に供給すると共に余剰燃料を戻り口より前記戻り配管(19,24(128,236))に排出させる燃料ポンプ(11,21)と、
前記燃料ポンプ(11,21)により加圧された燃料を噴射する噴射ノズル(15,26)とを具備し、
前記補助ポンプ(134,227)は、前記ポンプ・インジェクタ(126,238)より下方に配置され、前記燃料フィード配管(127,235)は、前記補助ポンプ(134,227)から前記ポンプ・インジェクタ(126,238)まで登り配管となっていることを特徴とする燃料装置。 - 前記燃料フィード配管(127,235)の、前記補助ポンプ(134,227)より前記ポンプ・インジェクタ(126,238)側に設けられたフィルタ(133,237)をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の燃料装置。
- 前記燃料フィード配管(127,235)と前記戻り配管(128,236)のうち、前記燃料フィード配管(127,235)は、前記ポンプ・インジェクタ(126,238)へ略水平方向に導入されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料装置。
- 前記ポンプ・インジェクタ(238)は前記燃料タンク(215)より高い位置にあることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料装置。
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