JP4349529B2 - 架空地線張替工法および架空地線張替工法で使用される吊滑車装置 - Google Patents

架空地線張替工法および架空地線張替工法で使用される吊滑車装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の鉄塔間に架設されている既設架空地線を新設架空地線に張り替えるための架空地線張替工法および架空地線張替工法で使用される吊滑車装置に関するものである。
従来において、鉄塔T1・T2・T3間に吊架されている既設架空地線Pを新設架空地線Qに張り替える場合、以下のような手法が用いられていた。
まず、図9に示すように、既設架空地線Pの下方に位置する架空送電線Rを停止状態にする。
次に、作業者が鉄塔T1に上り、既設架空地線Pに自走機Vを配置する。また、自走機Vに続いて、複数の単輪型金車13を取り付けたナイロン製のパイロットロープL1を既設架空地線Pに配置する。そして、自走機VとパイロットロープL1の先端部を連結する。
その後、図10に示すように、設架空地線Pに配置した自走機Vを走行させて、複数の単輪型金車13を介して、パイロットロープL1を既設架空地線Pの全張替区間に展開する。
次に、図11に示すように、各鉄塔T2の上部において、既設架空地線Pに複数の吊金車11を配置する。
この吊金車11は、図12に示すように、所定の長さを有するひも状の連結部材12の両端に、上部金車11A・下部金車11Bを取り付けて形成されている。また、連結部材12の中央部に、所定のロープ止具12Aを備えている。
そして、既設架空地線Pに連結部材12の上部金車11Aをセットし、既設架空地線Pに複数の吊金車11を吊り下げる。
それぞれの吊金車11は、図11に示すように、曳行ロープL2により接続されている。具体的には、吊金車11を構成する連結部材12のロープ止具12Aに一本の曳行ロープL2を通過させ、それぞれの連結部材12のロープ止具12Aに、曳行ロープL2の所定部分が固定されているのである。
また、複数の吊金車11の下部金車11Bには、一本の延線ロープL3が載置されている。
そして、図11に示すように、パイロットロープL1の後端部と、吊金車11の曳行ロープL2・延線ロープL3を、ジョイント部Sを介して接続する。
この状態において、隣の鉄塔T1(T3)側でパイロットロープL1を巻き取り、複数の吊金車11を、既設架空地線Pに沿って、例えば、20〜30m間隔に展開する。その結果、複数の吊金車11を介して、既設架空地線Pの全張替区間に、延線ロープL3を展開することになる。
次に、図13に示すように、一方の鉄塔T1側において、ドラムDに巻回している新設架空地線Qと延線ロープL3の端部を接続する。そして、既設架空地線Pを支持線としながら、他方の鉄塔T3側において、巻取装置Eにより延線ロープL3を巻き取り、全張替区間に新設架空地線Qを延線する。
この新設架空地線Qの延線完了後に、カムアロングを用いて新設架空地線Qを鉄塔T1・T3に仮留めし、新設架空地線Qにある程度の張力を与える。これと同時に、カムアロングを用いて既設架空地線Pを鉄塔T1・T3に固定してから、レバーブロックを用いて既設架空地線Pの張力を緩める。
すると、図14に示すように、上方に位置する既設架空地線Pを支持線として下方に新設架空地線Qが位置する状態から、上方に新設架空地線Qが位置して下方に既設架空地線Pが位置する状態に、新設架空地線Q・既設架空地線Pの位置が反転する。尚、中間に位置する鉄塔T2においては、鉄塔T2の上端部に取り付けた金車に既設架空地線Pを載置しておく。
この反転状態において、他方の鉄塔T1側において、既設架空地線Pと延線ロープL3をジョイント部Sを介して接続する。そして、他方の鉄塔1側において、所定の巻取装置Eにより延線ロープL3を巻き取る。すると、上方に位置する新設架空地線Qを支持線として下方に位置する既設架空地線Pが、延線ロープL3により引っ張られて移動し、最終的に鉄塔T1・T2・T3間に架設されている既設架空地線Pが撤去される。
既設架空地線Pの撤去完了後は、図15に示すように、各鉄塔T1・T3の上部において新設架空地線Qに制動機Wを配置する。そして、制動機Wに吊金車11の延線ロープL3・曳行ロープL2を接続し、吊金車11にブレーキをかけながら隣の鉄塔T2において曳行ロープL2を巻き取り、複数の吊金車11を引き寄せて全ての吊金車11を回収する。
一方、従来においては、特許文献1に開示されているような架空送電線張替用として使用される吊金車装置が存在する。
この吊金車装置は、左右の傾斜ローラと、これらの下端近傍に横架配置された水平ローラと、傾斜ローラの下端、水平ローラそれぞれを取り付けたフレームと、フレームの左右端部に設けられる間隔保持ロープの接続具と、各傾斜ローラの支軸の上部に設けた連結具に吊りロープを介して連結され、横並びの2条の架空送電線に別々に吊り掛けて、両送電線間に前記吊りロープ、傾斜ロープそれぞれによって画される下すぼみの溝を生じさせるようにした2個の吊金車とから構成されている。
また、従来においては、特許文献2に開示されているような架空送電線の他の張替工法が存在する。
この張替工法は、既設架空地線の上下2条ごとに全長にわたって反転式の吊金車を間隔を空けて多数取り付け、取り替える既設架空地線の両端部のバランスヨークごとに、配列ヨーク取付金具を介して配列ヨークを取り付けた後、まず、下部の2条の既設架空地線をバランスヨークから外してから反転式の吊金車に支持させて新設架空地線に取り替え、該新設架空地線の各両端を配列ヨークの外端部に取り付け、新設架空地線の間隔を広げて上部2条の既設架空地線の緊張を緩めて吊金車を反転させて新設架空地線に垂下させ、これら2条の既設架空地線を各吊金車に支持させて新設架空地線に取り替えた後、バランスヨークの元位置に戻して固定するものである。
特開2005−168141号公報 特開2003−125507号公報
しかしながら、前述した既設架空地線Pを新設架空地線Qに張り替える手法においては、以下のような弊害が生じていた。
すなわち、従来における張り替え手法は、パイロットロープを既設架空地線に配置するため、そのパイロットロープの配置作業に所定の時間と労力を要し、パイロットロープの撤去にも同様の労力を要するため、鉄塔間に吊架されている既設架空地線を新設架空地線に張り替える作業を効率良く行なうことができなかった。
また、従来における張り替え手法は、既設架空地線または片側回線の上相電線に、吊金車を掛けて実施していたが、このような場合、パイロットロープを展開するための自走機の故障等の不具合が多く発生していた。例えば、自走機が途中で止まってしまった場合には、作業員が既設架空地線に宙乗りして、自走機を修理しなければならなかったのである。
さらに、新設架空地線を延線する場合、ジョイント部の通過時に、吊金車に絡み付く虞れがあった。しかも、その絡み付き状態は、保線員自身にとって非常に判別し難いものである。
また、自走機を使用するためには、事前に架空地線に設置された難着雪リング等を撤去する面倒な作業が必要であった。
加えて、吊金車と既設架空地線・新設架空地線が途中で絡まってしまう弊害も生じていた。
この他、新設架空地線の張り上げ、既設架空地線の張力ダウンを繰り返す場合に、過度に張り上げてしまうことによる種々のトラブルが発生していた。
さらに、既設架空地線と新設架空地線の反転作業に時間を要するため、対象径間が多い場合は、設置から撤去までの作業が一日で終了しない場合があった。そして、夜間に、張替作業の途中段階のままで、既設架空地線の張力を緩めた状態を放置した場合、風による横振れで既設架空地線が送電線と接触しないように保護対策が必要となっていた。
また、吊金車、曳行ロープ、延線ロープのセットを地上において作成しておく必要があり、事前準備にかなりの時間を要していた。
一方、特許文献1に開示されている吊金車装置は、2個の吊金車を用いているため、吊金車装置自体に予めパイロットロープや横振れ防止用の装置を取り付ける必要があった。
しかも、従来の吊金車装置は、フレームと水平ローラ・傾斜ローラの組み合わせにより送電線を支持しながら張り替えるため、また、送電線1相に2条以上の電線を使用する場合の多導体を対象に作製されたものである。そのため、本発明が対象としている架空地線1条の張替には適用不可能である。
また、特許文献2に開示されている架空送電線の他の張替工法は、鉄塔の腕金部の限られた範囲に多くの吊金車を吊るすため、吊金車の間隔が狭くなり、風が吹くと電線同士の衝突混触現象が発生する難点があった。しかも、この衝突混触現象によって電線が損傷する危険や、衝突音によって騒音が発生する等の難点もあった。さらに、張替え工事中は、電線の弛みが大きいこと等から風による影響を強く受け易く、風を原因として電線の張替え工事が中断し易い難点もあった。
そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、パイロットロープにより吊金車を展開するための自走機の使用や、新設架空地線と既設架空地線の吊金車の反転作業が不要となり、吊金車と既設・新設架空地線との捻回による絡まりが無くなることで延線クランプの通過をスムーズに行なえると共に、張替作業の途中段階において強風時における架空地線と送電線との接触も回避でき、さらに、吊金車、曳行ロープ、延線ロープの事前準備も不要となることで、作業時間の短縮、作業労力の省力化が図れる架空地線張替工法および架空地線張替工法で使用される吊滑車装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の鉄塔間に架設されている既設架空地線を新設架空地線に張り替える架空地線張替工法であって、架空送電線路の停止状態において、既設架空地線の配置計画位置に吊滑車装置であるサークル金車を取り付け、且つサークル金車から延設した一対の吊金ロープを架空送電線の左右一対の本線上線にそれぞれ固縛する吊滑車装置の取付工程と、既設架空地線の張力ダウンを行ない、既設架空地線を架空送電線に吊下げた状態にする工程と、既設架空地線を新設架空地線に交換する工程と、新設架空地線の延線完了後、再度、新設架空地線を緊張する工程と、吊滑車装置を回収する工程とから成ることで、上述した課題を解決した。
また、前記吊滑車装置の取付工程は、各鉄塔の上部において2条の架空送電線のそれぞれに作業員1名ずつが同時に乗り出し、既設架空地線を通しているサークル金車を一対の吊金ロープで曳行する工程と、配置計画位置までサークル金車を移動させた後、架空送電線のそれぞれに吊金ロープを固縛する工程とから成ることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、前記吊滑車装置の取付工程は、既設架空地線を通している複数のサークル金車を一対の吊金ロープで曳行する工程と、配置計画位置まで複数のサークル金車を移動させた後、架空送電線のそれぞれに吊金ロープを固縛する工程を含むことで、同じく上述した課題を解決した。
また、前記既設架空地線を新設架空地線に交換する工程は、既設架空地線と新設架空地線とをジョイント部を介して接続する工程と、架線ウインチにて既設架空地線を巻き取り、当該既設架空地線の撤去を行なうと同時に、新設架空地線を延線する工程を含むことで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、前記吊滑車装置を回収する工程は、再度、架空送電線の本線上線に作業員が乗り出し、吊滑車装置を回収することで、同じく上述した課題を解決した。
一方、本発明における架空地線張替工法で使用される吊滑車装置は、複数の鉄塔間に架設されている既設架空地線を新設架空地線に張り替えるために使用する吊滑車装置であって、既設架空地線に取り付けられように環状に形成されたサークル金車と、基端がサークル金車に固縛され、先端が2条の架空送電線のそれぞれに固縛される一対の吊金ロープとから成ることで、同じく上述した課題を解決した。
また、サークル金車は、複数のローラを軸受を介して環状に連結していることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、サークル金車は、所定部分が開閉可能であることで、同じく上述した課題を解決した。
また、サークル金車は、ローラを支承している一対の軸受の一方側がヒンジを介して回動可能であり、軸受の他方側が留め金によって固定されることで、同じく上述した課題を解決した。
本発明によれば、従来における張り替え手法のようにパイロットロープを既設架空地線に配置する必要がないため、パイロットロープの配置作業・撤去作業を省略でき、鉄塔間に吊架されている既設架空地線を新設架空地線に張り替える作業を効率良く行なうことができる。
また、吊金車と既設・新設架空地線との捻回による絡まりが無くなることで延線クランプの通過がスムーズに行なえると共に、張替作業の途中段階において、強風時における架空地線と送電線との接触も回避できる。
さらに、吊金車、曳行ロープ、延線ロープ等の事前準備も不要となることで、作業時間の短縮、作業労力の省力化が図れる。
この他、従来の張り替え手法のように新設架空地線を過度に張り上げてしまう等の反転作業に伴うトラブルも回避できる。
また、小サイズの区間や、既設架空地線が劣化して、宙乗機が使用できない区間においても、既設架空地線を新設架空地線に張り替える作業を簡単に行なうことができる。
加えて、本発明に係る架空地線張替工法および架空地線張替工法で使用される吊滑車装置は、所定の電線の張替えにも適用できるものである。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
本発明は、複数の鉄塔T1・T2・T3間に架設されている既設架空地線Pを新設架空地線Qに張り替えるための架空地線張替工法および架空地線張替工法で使用される吊滑車装置1に関するものである。
この架空地線張替工法は、図1に示すように、
A.架空送電線Rの停止状態において、既設架空地線Pの配置計画位置に吊滑車装置1のサークル金車2を取り付け、且つサークル金車2から延設した一対の吊金ロープ3A・3Bを架空送電線Rの左右一対の本線上線にそれぞれ固縛する吊滑車装置1の取付工程と、
B.既設架空地線Pの張力ダウンを行ない、既設架空地線Pを架空送電線Rに吊下げた状態にする工程と、
C.既設架空地線Pを新設架空地線Qに交換する工程と、
D.新設架空地線Qの延線完了後、再度、新設架空地線Qを緊張する工程と、
E.吊滑車装置1を回収する工程と、から成る。
また、A.前記吊滑車装置1の取付工程は、
a1.各鉄塔T1・T2・T3の上部において2条の架空送電線Rのそれぞれに作業員1名ずつが同時に乗り出し、既設架空地線Pを通しているサークル金車2を一対の吊金ロープ3A・3Bで曳行する工程と、
a2.配置計画位置までサークル金車2を移動させた後、架空送電線Pのそれぞれに吊金ロープ3A・3Bを固縛する工程と、から成る。
さらに、A.前記吊滑車装置1の取付工程は、
aa1.既設架空地線Pを通している複数のサークル金車2を一対の吊金ロープ3A・3Bで曳行する工程と、
aa2.配置計画位置まで複数のサークル金車2を移動させた後、架空送電線Rのそれぞれに吊金ロープ3A・3Bを固縛する工程を含んでいる。
また、C.既設架空地線Pを新設架空地線Qに交換する工程は、
c1.既設架空地線Pと新設架空地線Qとをジョイント部Sを介して接続する工程と、
c2.架線ウインチにて既設架空地線Pを巻き取り、当該既設架空地線Pの撤去を行なうと同時に、新設架空地線Qを延線する工程を含んでいる。
加えて、E.前記吊滑車装置1を回収する工程は、再度、架空送電線Rの本線上線に作業員が乗り出し、吊滑車装置1を回収するものである。
以下に、架空地線張替工法で使用される吊滑車装置1について説明する。
吊滑車装置1は、複数の鉄塔T1・T2・T3間に架設されている既設架空地線Pを新設架空地線Qに張り替えるために使用するものである。
この吊滑車装置1は、既設架空地線Pに取り付けられように環状に形成されたサークル金車2と、基端がサークル金車2に固縛され、先端が2条の架空送電線Rのそれぞれに固縛される一対の吊金ロープ3A・3Bとから成る。
すなわち、この吊滑車装置1のサークル金車2は、図2・図3(a)に示すように、中央が円弧状にくびれた鼓形のローラ2Aを、軸受2Bを介して連結している。
本例においては、例えば、6個のローラ2Aを用いて全体が略六角環状となるように形成し、既設架空地線P・新設架空地線Qの外表面がそれぞれのローラ2Aに当接するようにしてある。そのため、既設架空地線Pに取り付けているサークル金車2が移動する際に、ローラ2Aが滑らかに回転して、既設架空地線Pの外表面に傷をつけることがない。同様に、サークル金車2によって支持されている既設架空地線P・新設架空地線Qが移動した際に、当接するそれぞれのローラ2Aが滑らかに回転して、既設架空地線P・新設架空地線Qの外表面に傷をつけることがない。
そして、図2・図3(a)に示すように、上方に位置している1つのローラ2Aを支承している一対の軸受2B間にわたって配置され、固定されているアイボルト2Cに、2本の吊金ロープ3A・3Bのそれぞれの基端を固縛してある。この吊金ロープ3A・3Bの先端は、1号線上相ならびに2号線上相の架空送電線Rにそれぞれ固縛するものである。
また、図2・図3(b)に示すように、アイボルト2Cの固定箇所と反対側に位置するローラ2Aは、既設架空地線Pをサークル金車2内に挿入できるように、開閉可能となっている。すなわち、下方に位置しているローラ2Aを支承している一対の軸受2Bの一方側は、ヒンジ部4を介して回動可能となっている。また、一対の軸受2Bの他方側は、留め金部5によって閉止状態で固定されるようになっている。
この留め金部5は、図2・図3(b)に示すように、軸受2Bに一端が回動可能に取り付けられた突起5aの先端に、環状の係止溝部5bを設けている。そして、この係止溝部5bを、ローラ2Aを支承しているヒンジ部4の軸部4aを介して回動可能としている被係止片5cの端部側面から凹設されたU字状の係合溝5dに係合させて、閉止状態で固定されるようになっている。
この留め金部5を開放する場合は、被係止片5cに連結した回転レバー式の取っ手6を、軸部4aの廻りに若干回転させ、突起5aの係止溝部5bから被係止片5cの係合溝5dを外してから、ヒンジ部4を介して被係止片5cを回動させる。
尚、このローラ2Aの開放側端部における軸受2Bには、隣接する相手側の軸受2Bに係合させるための取付孔部7が形成されている。
吊滑車装置1の使用に際しては、2条が平行となるように架設されている架空送電線Rの1号線・2号線の双方を停止し、図4至図8に示すように、1号線上相ならびに2号線上相の架空送電線Rに一対の吊金ロープ3A・3Bの端部をそれぞれ固縛し、且つサークル金車2を既設架空地線Pに取り付けることで、既設架空地線Pを2条の架空送電線Rによって両側から支持するようにして、当該既設架空地線Pを新設架空地線Qに張り替えるものである。
次に、以上のように構成された吊滑車装置1を用いて、鉄塔T1・T2・T3間に吊架されている既設架空地線Pを新設架空地線Qに張り替える工程を詳述する。
(A.吊滑車装置の取付工程)
この工程は、架空送電線Rの停止状態において、既設架空地線Pの配置計画位置に吊滑車装置1のサークル金車2を取り付け、且つサークル金車2から延設した一対の吊金ロープ3A・3Bを架空送電線Rの左右一対の本線上線にそれぞれ固縛するものである。
具体的には、まず、図4に示すように、架空送電線Rを停止状態にする。また、既設架空地線Pは、延線時と同等の弛度とするために、張力ダウンを行なう(このとき、反転作業は行なわない)。この張力ダウンは、カムアロングを用いて既設架空地線Pを鉄塔T1・T3に固定してから、レバーブロックを用いて既設架空地線Pの張力を緩めることで行なわれる。
そして、既設架空地線Pの耐張クランプおよび懸垂クランプを解体しておき、それぞれの鉄塔T1・T2・T3の上方において吊滑車装置1に乗せ替えるために、既設架空地線Pに吊滑車装置1のサークル金車2を取り付ける。
具体的には、図8(a)に示すように、鉄塔T1・T2・T3に近い位置において、既設架空地線Pに吊滑車装置1のサークル金車2を、例えば、3個取り付ける。
そして、図5・図8(a)に示すように、各鉄塔T1・T2・T3の上部において、本線上線である左右平行な1号線上相ならびに2号線上相のそれぞれに宙乗器を取り付け、この宙乗器のそれぞれに塔乗作業員1名が乗り、隣の鉄塔に向けて一緒に進行していく。
このとき、一方の塔乗作業員は、サークル金車2に固縛してある吊金ロープ3Aを所持し、他方の塔乗作業員は、吊金ロープ3Bを所持してそれぞれ進行する。
そのため、既設架空地線Pに取り付けている吊滑車装置1のサークル金車2が、塔乗作業員の進行に伴い、既設架空地線Pに沿って移動していく。
そして、図5・図8(b)に示すように、吊滑車装置1の配置計画位置(例えば、既設架空地線Pにおける等間隔の3箇所)までサークル金車2を移動させたならば、その位置で、架空送電線Rの本線水平位置にある1号線上相ならびに2号線上相のそれぞれに、吊金ロープ3A・3Bの先端を固縛する。
この状態では、図8(b)に示すように、既設架空地線Pは、左右一対の本線上線位置よりも上側に位置している。
(B.既設架空地線Pの張力ダウンを行ない、既設架空地線Pを架空送電線Rに吊下げた状態にする工程)
その後、図5に示すように、既設架空地線Pの張力ダウンを行なう。このとき、カムアロングを用いて既設架空地線Pを鉄塔T1・T3に固定してから、レバーブロックを用いて既設架空地線Pの張力を緩める。
すると、図8(c)に示すように、既設架空地線Pが左右一対の本線上線位置よりも下側に位置し、左右一対の本線上線によって既設架空地線Pを吊下げた状態となる。
すなわち、上方に位置する既設架空地線Pを支持線として下方に架空送電線Rが位置する状態から、上方に位置する架空送電線Rを支持線として下方に既設架空地線Pが位置する状態に、既設架空地線P・架空送電線Rの位置が反転する。
尚、中間に位置する鉄塔T2および両端に位置するT1・T3においては、鉄塔T1・T2・T3の上端部に取り付けた金車に既設架空地線Pを載置しておく。
(C.既設架空地線Pを新設架空地線Qに交換する工程)
その後、図6に示すように、既設架空地線Pと新設架空地線Qとをジョイント部Sを介して接続する。この新設架空地線Qは、鉄塔T1の近傍に設置したドラムDに巻回しているものを、鉄塔T2側に向けて送り出している。
一方、他方の鉄塔T3側において、所定の巻取装置Eにより既設架空地線Pを巻き取る。すると、上方に位置する架空送電線Rを支持線とし、吊滑車装置1のサークル金車2を介して吊り下げられている既設架空地線Pが、鉄塔T3側に移動して撤去される。
また、既設架空地線Pには新設架空地線Qが接続されているので、図8(d)に示すように、上方に位置する架空送電線Rを支持線とし、吊滑車装置1のサークル金車2を介して新設架空地線Qが吊り下げられた状態となり、鉄塔T1・T2・T3間に新設架空地線Qが延線される。
このとき、既設架空地線Pと新設架空地線Qは、吊滑車装置1におけるサークル金車2のローラ2Aに乗るようにして搬送されるため、その外表面に傷がつくことがない。また、既設架空地線Pと新設架空地線Qとを接続するジョイント部Sが引っ掛かる事態、また、既設架空地線Pに装着されている難着雪リング等が引っ掛かる事態も防止できる。
(D.新設架空地線Qの延線完了後、再度、新設架空地線Qを緊張する工程)
その後、カムアロングのレバーブロックを用いて、新設架空地線Qに所定の張力を与えると、図8(e)に示すように、新設架空地線Qが左右一対の本線上線位置よりも上側に位置することとなる。
すなわち、新設架空地線Qが左右一対の本線上線位置よりも下側に位置する状態から、左右一対の本線上線位置よりも上側に位置する状態に、新設架空地線Qの位置が反転する。
(E.吊滑車装置を回収する工程)
そして、新設架空地線Qの延線完了後、図7に示すように、再度、架空送電線Rの本線上線である左右平行な1号線上相ならびに2号線上相のそれぞれに宙乗器を取り付け、この宙乗器に乗った塔乗作業員が吊滑車装置1を回収しながら隣の鉄塔に向けて一緒に進行していく。
最後に、延線した新設架空地線Qに所定の張力を付与し、鉄塔T1・T2・T3間に新設架空地線Qを固定する。すなわち、カムアロングを用いて新設架空地線Qを鉄塔T1・T3に仮留めし、レバーブロックを用いて新設架空地線Qにある程度の張力を与えておいてから、鉄塔T1・T2・T3間に新設架空地線Qを固定する。
本発明は、複数の鉄塔T1・T2・T3間に架設されている既設架空地線Pを新設架空地線Qに張り替えるための架空地線張替工法および架空地線張替工法で使用される吊滑車装置1として、種々の工事に広く用いることができる。
本発明における架空地線張替工法の各工程を示した説明図である。 本発明における架空地線張替工法で使用される吊滑車装置の構成を示す一部拡大の正面図である。 吊滑車装置の構成を示すもので、(a)はサークル金車の留め金部を閉じている状態の斜視図、(b)はサークル金車の留め金部を開放している状態の斜視図である。 鉄塔間における、既設架空地線の張替実施前の状態を示す側面図である。 既設架空地線に取り付けた吊滑車装置のサークル金車を配置計画位置に移動させ、その位置で、架空送電線の本線水平位置にある1号線上相ならびに2号線上相のそれぞれに、両吊金ロープの先端を固縛した状態を示す一部拡大の側面図である。 既設架空地線の張力ダウンを行ない、既設架空地線と新設架空地線を接続して、既設架空地線の撤去と新設架空地線の延線を同時に行なっている状態を示す側面図である。 塔乗作業員が宙乗器に乗って吊滑車装置を回収している状態を示す側面図である。 架空地線張替工法の各工程を説明したもので、(a)は鉄塔に近い位置において、本線上線である左右平行な1号線上相ならびに2号線上相のそれぞれに宙乗器を取り付け、既設架空地線に吊滑車装置のサークル金車を3個取り付けた状態を示す概略斜視図、(b)は宙乗器が進行し、吊滑車装置の配置計画位置において、架空送電線の本線水平位置にある1号線上相ならびに2号線上相のそれぞれに吊金ロープの先端を固縛している状態を示す概略斜視図、(c)は既設架空地線の張力ダウンを行ない、既設架空地線が左右一対の本線上線位置よりも下側に位置し、左右一対の本線上線によって既設架空地線を吊下げた状態を示す概略斜視図、(d)は上方に位置する架空送電線を支持線とし、吊滑車装置のサークル金車を介して新設架空地線が吊り下げられて鉄塔間に新設架空地線が延線されている状態を示す概略斜視図、(e)は新設架空地線に所定の張力を与え、新設架空地線が左右一対の本線上線位置よりも上側に位置している状態を示す概略斜視図である。 従来工法における、既設架空地線の張替実施前の状態を示す側面図である。 従来工法において、既設架空地線に配置した自走機を走行させ、複数の単輪型金車を介してパイロットロープを既設架空地線の全張替区間に展開している状態を示す側面図である。 従来工法において、パイロットロープの後端部と吊金車の曳行ロープ・延線ロープをジョイント部を介して接続し、パイロットロープを巻き取って、複数の吊金車を既設架空地線の全張替区間に配置している状態を示す側面図である。 従来工法において使用した吊金車の構成を示す正面図である。 従来工法において、新設架空地線と延線ロープの端部を接続し、既設架空地線を支持線としながら、延線ロープを巻き取り、全張替区間に新設架空地線を延線している状態を示す側面図である。 従来工法において、上方に新設架空地線が位置して下方に既設架空地線が位置する状態で既設架空地線と延線ロープをジョイント部を介して接続し、延線ロープを巻き取って既設架空地線を撤去している状態を示す側面図である。 従来工法において、制動機に吊金車の延線ロープ・曳行ロープを接続し、吊金車にブレーキをかけながら曳行ロープを巻き取って全ての吊金車を回収している状態を示す側面図である。
符号の説明
P…既設架空地線 Q…新設架空地線
R…架空送電線 T1…鉄塔
T2…鉄塔 T3…鉄塔
S…ジョイント部
1…吊滑車装置 2…サークル金車
2A…ローラ 2B…軸受
2C…アイボルト
3A…吊金ロープ 3B…吊金ロープ
4…ヒンジ部 4a…軸部
5…留め金部 5a…突起
5b…係止溝部 5c…被係止片
5d…係合溝 6…取っ手
7…取付孔部
V…自走機 D…ドラム
W…制動機 E…巻取装置
L1…パイロットロープ L2…曳行ロープ
L3…延線ロープ
11…吊金車 11A…上部金車
11B…下部金車 12…連結部材
12A…ロープ止具 13…単輪型金車

Claims (9)

  1. 複数の鉄塔間に架設されている既設架空地線を新設架空地線に張り替える架空地線張替工法であって、架空送電線路の停止状態において、既設架空地線の配置計画位置に吊滑車装置であるサークル金車を取り付け、且つサークル金車から延設した一対の吊金ロープを架空送電線の左右一対の本線上線にそれぞれ固縛する吊滑車装置の取付工程と、既設架空地線の張力ダウンを行ない、既設架空地線を架空送電線に吊下げた状態にする工程と、既設架空地線を新設架空地線に交換する工程と、新設架空地線の延線完了後、再度、新設架空地線を緊張する工程と、吊滑車装置を回収する工程とから成ることを特徴とした架空地線張替工法。
  2. 前記吊滑車装置の取付工程は、各鉄塔の上部において2条の架空送電線のそれぞれに作業員1名ずつが同時に乗り出し、既設架空地線を通しているサークル金車を一対の吊金ロープで曳行する工程と、配置計画位置までサークル金車を移動させた後、架空送電線のそれぞれに吊金ロープを固縛する工程とから成る請求項1に記載の架空地線張替工法。
  3. 前記吊滑車装置の取付工程は、既設架空地線を通している複数のサークル金車を一対の吊金ロープで曳行する工程と、配置計画位置まで複数のサークル金車を移動させた後、架空送電線のそれぞれに吊金ロープを固縛する工程を含む請求項1または2に記載の架空地線張替工法。
  4. 前記既設架空地線を新設架空地線に交換する工程は、既設架空地線と新設架空地線とをジョイント部を介して接続する工程と、架線ウインチにて既設架空地線を巻き取り、当該既設架空地線の撤去を行なうと同時に、新設架空地線を延線する工程を含む請求項1乃至3のいずれかに記載の架空地線張替工法。
  5. 前記吊滑車装置を回収する工程は、再度、架空送電線の本線上線に作業員が乗り出し、吊滑車装置を回収するものである請求項1乃至4のいずれかに記載の架空地線張替工法。
  6. 複数の鉄塔間に架設されている既設架空地線を新設架空地線に張り替えるために使用する吊滑車装置であって、既設架空地線に取り付けられように環状に形成されたサークル金車と、基端がサークル金車に固縛され、先端が2条の架空送電線のそれぞれに固縛される一対の吊金ロープとから成ることを特徴とする架空地線張替工法で使用される吊滑車装置。
  7. サークル金車は、複数のローラを軸受を介して環状に連結している請求項6に記載の架空地線張替工法で使用される吊滑車装置。
  8. サークル金車は、所定部分が開閉可能である請求項6または7に記載の架空地線張替工法で使用される吊滑車装置。
  9. サークル金車は、ローラを支承している一対の軸受の一方側がヒンジを介して回動可能であり、軸受の他方側が留め金によって固定される請求項8に記載の吊滑車装置。
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