JP2007336696A - 停止状態の電線を利用した吊金工法による架空地線張替工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】デリック31aを停止回線側の上線腕金塔体側に配置するデリック設置工程Aと、既設架空地線Pをそれぞれの鉄塔頂部に設置してあるデリック31aの延線用金車36に乗せ替えて張力ダウンを行う乗せ替え工程Bと、デリック31aを傾倒して、既設架空地線Pを停止回線状態にある架空送電線R側へ寄せるデリック傾倒工程Cと、既設架空地線Pに吊金車を取り付け、吊金車の配置計画位置まで移動させてから吊金ロープを停止回線状態にある架空送電線Rの上相電線に固縛する吊金車取付工程Dと、既設架空地線Pの撤去を行なうと同時に、新設架空地線Qを延線する交換工程Eと、新設架空地線Qを延線完了後、吊金車21を回収する回収工程Fとから成る。
【選択図】図1
Description
A. 鉛直状態から水平状態に傾倒可能であるアーム34の先端に延線用金車36を備えて成るデリック(31a,31b)を、停止回線側の上線腕金塔体側に配置するデリック設置工程と、
B.既設架空地線Pの耐張クランプおよび懸垂クランプを解体し、それぞれの鉄塔頂部に設置してあるデリック(31a,31b)の延線用金車36に乗せ替えて張力ダウンを行なう乗せ替え工程と、
C.互いに並行となって張られた2回線の架空送電線Rのうちの片側回線停止の状態で、デリック(31a,31b)を水平位置に傾倒し、既設架空地線Pを停止回線状態にある架空送電線R側へ寄せるデリック傾倒工程と、
D.既設架空地線Pに、吊金ロープ23を連結して成る吊金車21を取り付け、吊金車21の配置計画位置まで移動させてから吊金ロープ23を停止回線状態にある架空送電線Rの上相電線に固縛する吊金車取付工程と、
E.既設架空地線Pの撤去を行なうと同時に、新設架空地線Qを延線する交換工程と、
F.新設架空地線Qの延線完了後、吊金車21を回収する回収工程と、から成る。
d1.各鉄塔の上部において、片側回線停止の状態にある架空送電線Rの上相電線に作業員1名が乗り出し、既設架空地線Pを通している吊金車21を一本の吊金ロープ23で曳行する工程と、
d2.配置計画位置まで吊金車21を移動させた後、片側回線停止の状態にある架空送電線Rに吊金ロープ23を固縛する工程と、から成る。
e1.既設架空地線Pと新設架空地線Qとをジョイント部Sを介して接続する工程と、
e2.架線ウインチ、リールワインダーにて既設架空地線Pを巻き取り、当該既設架空地線Pの撤去を行なうと同時に、新設架空地線Qを延線する工程を含んでいる。
f1.片側回線停止の状態にある架空送電線Rの上相電線に作業員が再度乗り出し、吊金車21を回収するものである。
先ず、図6(a)(b)・図7に示すように、各鉄塔T1・T2・T3の塔上において左右に突設されている上線腕金塔体先端に設置された架空送電線Rのうち、いずれか片方側の架空送電線Rを回線停止状態にする。
E場側の鉄塔T3およびD場側の鉄塔T1で、既設架空地線P端末から延線クランプを使用して延線ワイヤを接続する。また、E場でリールワインダーにセットする。そして、既設架空地線Pの耐張クランプおよび懸垂クランプを解体し、それぞれの鉄塔頂部に設置してある各デリック31a,31bの延線用金車36に乗せ替えて張力ダウンを行なう。
図3および図4に示すように、各デリック31a,31bをシャフト33を回転軸として停止回線側上線腕金塔上に既設架空地線Pの張力を調整しながら傾倒させ、当該既設架空地線Pを停止回線状態にある架空送電線R側へ寄せる。
図8に示すように、各鉄塔T1・T2・T3上で停止回線側の架空送電線Rの本線上線に宙乗器41を設置し、さらに、既設架空地線Pに吊金車21を装着する。次に、図11に示すように、宙乗器41に作業員1名が乗り込んで宙乗器41を移動させ、吊金車21の吊金ロープ23を曳行する。そして、吊金車21の配置計画位置まで移動させてから、吊金ロープ23を停止回線状態にある架空送電線Rの上相電線に固縛する。
図9に示すように、吊金車21の配置完了後に、D場(ドラム側)において既設架空地線Pと新設架空地線Qとをジョイント部Sを介して接続し、E場(エンジン側)に設置されている架線ウインチ、リールワインダーにより既設架空地線Pを巻き取る。そして、当該既設架空地線Pの撤去を行なうと同時に、新設架空地線Qを延線する。
図10に示すように、新設架空地線Qの延線完了後、本線上線に宙乗器41で再度乗り出し、吊金車21を曳行回収する。そして、各鉄塔T1・T2・T3の各デリック31a,31bを、傾倒時の逆手順により、塔体側に倒立回転させる。この各デリック31a,31bの倒立回転後に、新設架空地線Qを延線用金車36から各鉄塔T1・T2・T3の頂部へ乗せ替え、緊線する。
Q…新設架空地線
R…架空送電線
T1…鉄塔
T2…鉄塔
T3…鉄塔
S…ジョイント部
D…ドラム
V…自走機
21…吊金車
23…吊金ロープ
31a…中間用デリック
31b…E・D場用デリック
32…ポスト取付部
33…シャフト
34…アーム
35…支持アーム
36…延線用金車
41…宙乗器
Claims (4)
- 片側回線停止の状態において、複数の鉄塔間に架設されている既設架空地線を、新設架空地線に張り替える架空地線張替工法であって、鉛直状態から水平状態に傾倒可能であるアームの先端に延線用金車を備えて成るデリックを、停止回線側の上線腕金塔体側に配置するデリック設置工程と、既設架空地線の耐張クランプおよび懸垂クランプを解体し、それぞれの鉄塔頂部に設置してあるデリックの延線用金車に乗せ替えて張力ダウンを行なう乗せ替え工程と、互いに並行となって張られた2回線の架空送電線のうちの片側回線停止の状態で、デリックを水平位置に傾倒し、既設架空地線を停止回線状態にある架空送電線側へ寄せるデリック傾倒工程と、既設架空地線に、吊金ロープを連結して成る吊金車を取り付け、吊金車の配置計画位置まで移動させてから吊金ロープを停止回線状態にある架空送電線の上相電線に固縛する吊金車取付工程と、既設架空地線の撤去を行なうと同時に、新設架空地線を延線する交換工程と、新設架空地線の延線完了後、吊金車を回収する回収工程とから成ることを特徴とした停止状態の電線を利用した吊金工法による架空地線張替工法。
- 前記吊金車取付工程は、各鉄塔の上部において、片側回線停止の状態にある架空送電線の上相電線に作業員1名が乗り出し、既設架空地線を通している吊金車を一本の吊金ロープで曳行する工程と、配置計画位置まで吊金車を移動させた後、片側回線停止の状態にある架空送電線に吊金ロープを固縛する工程とから成る請求項1に記載の停止状態の電線を利用した吊金工法による架空地線張替工法。
- 前記既設架空地線の撤去を行なうと同時に、新設架空地線を延線する交換工程は、既設架空地線と新設架空地線とをジョイント部を介して接続する工程と、架線ウインチおよびリールワインダーにて既設架空地線を巻き取り、当該既設架空地線の撤去を行なうと同時に、新設架空地線を延線する工程を含む請求項1または2に記載の停止状態の電線を利用した吊金工法による架空地線張替工法。
- 前記吊金車を回収する回収工程は、片側回線停止の状態にある架空送電線の上相電線に作業員が再度乗り出し、吊金車を回収する請求項1乃至3のいずれかに記載の停止状態の電線を利用した吊金工法による架空地線張替工法。
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