JP5889722B2 - 自走機 - Google Patents

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本発明は、電線に沿って自走可能な自走機に関し、特に、電線に取り付けられたねじれ防止ダンパを通過可能な自走機に関する。
電線(送電線、地線等)の着雪防止対策として、電線に着雪した雪が回転成長するのを防止するための難着雪リングと、電線の回転を防止するためのねじれ防止ダンパとを取り付ける場合、サイズが小さい電線では、強度面、安全面から直接電線に宙乗りしての作業ができないため母線を延線する必要があり、例えば、次のステップ1〜6により実施している。
まず、ステップ1では、図17に示すように、鉄塔30、31間に架設されている電線(地線32に)自走機50をセットし、地線32に沿って自走機50を矢印の方向に走行させることにより地線32に吊金車40を展開し、吊金車40に取り付けた第1呼び線35(6mm高張力繊維ロープ)を鉄塔30、31間に架け渡す。
次に、ステップ2では、図18に示すように、鉄塔30、31間に架け渡した第1呼び線35に母線36(14mm高張力繊維ロープ)を接続し、鉄塔31側で第1呼び線35を引っ張ることにより、鉄塔30、31間に母線36を架け渡す。
次に、ステップ3では、図19に示すように、鉄塔30、31間に架け渡した母線36の先端を鉄塔31に固定し、地線32と同程度の弛度に張り、鉄塔30、31間に母線36を固定する。
次に、ステップ4では、図20に示すように、地線32及び送電線33に宙乗器38をセットし、母線36と宙乗器38との間に移動ロープ39を取り付け、宙乗器38に作業者が乗り込み、宙乗器38を地線32及び送電線33に沿って矢印方向に移動させながら、地線32及び送電線33の所定の位置に難着雪リング及びねじれ防止ダンパ34を取り付ける。また、この取り付け作業に伴って、地線32に展開した吊金車40を順次取り外して回収していく。
次に、ステップ5では、図21に示すように、母線36を鉄塔30側で引っ張ることにより、母線36を回収するとともに、母線36に続いて第1呼び線35を回収する。この場合、予め、第1呼び線35に第2呼び線37(3mm合成繊維ロープ)を接続しておき、地上の障害物との間に所定の距離を保った状態で母線36及び第1呼び線35を回収する。また、鉄塔30、31間の地上に必要数の監視員を配置し、地上の障害物との間隔を確認しながら、回収作業を行う。
次に、ステップ6では、図22に示すように、鉄塔30、31間の地上に作業員を配置し、第2呼び線37を回収する。この場合、地上の障害物の箇所においては、高所作業車42を用いて第2呼び線37が障害物に接触しないように注意を払いながら、第2呼び線37の回収作業を行う。
ところで、既設のねじれ防止ダンパ34の取替え等の作業を行う場合には、上記のステップ1で用いた自走機50では、ねじれ防止ダンパ34を通過することができないため、母線36を延線する作業に用いることができない。このため、ラジコンヘリや、人力によって母線36を延線させる必要があり、延線作業に非常に手間がかかる。また、山間地や線下の状況によっては、延線作業が困難になる場合がある。
また、最終的な母線36の回収時には、鉄塔30、36間で母線36を地上へ下ろす必要があるため、線下の状況(家屋、高圧線、線路、山林、河川、道路等)によっては作業が困難になる場合がある。
さらに、線下の防護対策(高所作業車)、防護足場が必要になり、また、母線36の回収時に、直径が段階的に小さくなるように、複数のロープ(第1呼び線35、第2呼び線37)を使用する必要があるため、作業ステップが多くなり、作業に非常に手間がかかる。
さらに、2回線で片側活線で作業を行う場合には、母線36の回収時に、充電部側の安全対策(縦ロープ等)が必要になる。
上記のような問題に対処するため、電線点検機の回収機を利用することにより、ねじれ防止ダンパ34を通過することはできるが、この種の回収機は大型で重量が重く、分割不能なため、山間部が中心となる難着雪対策の作業には、運搬性、作業性に問題がある。
さらに、特許文献1に記載の自走式架空電線検査装置や、特許文献2に記載の自走式電線点検装置を用いることにより、電線の障害物を乗り越えることはできるが、特許文献1、2に記載の装置は、構造が複雑で、大型で重量が重く、また、分割することが困難であるため、山間部が中心となる難着雪対策の作業に用いるのは難しい。
特開2006−254567号公報 特開2010−220346号公報
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、山間部が中心となる難着雪対策の電線(地線、送電線等)へのねじれ防止ダンパの取り付け、取替え作業に用いることができるとともに、作業効率を高めることのできる自走機を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、ねじれ防止ダンパが取り付けられた電線に沿って自走可能な自走機であって、前記電線に沿って走行可能な、走行方向の前後に配置された一対のローラを備え、前記各ローラの外周には、走行時に前記電線が係合する溝部と、該溝部の両側から外方に広がるとともに、前記ねじれ防止ダンパの取り付け箇所に到達した際に、該ねじれ防止ダンパに乗り上げることにより、該ねじれ防止ダンパを通過する幅広部とが設けられ、更に前記各ローラを側方に付勢することにより、前記各ローラと前記電線との間の摩擦力を高める付勢手段を備えていることを特徴とする。
本発明の自走機によれば、自走機を電線に沿って走行させて、何れか一方のローラの幅広部がねじれ防止ダンパに乗り上げてねじれダンパを通過する際に、何れか他方のローラの溝部に電線係合することになるので、自走機がねじれ防止ダンパを通過する際に、自走機が電線から浮き上るようなことはなく、自走機を電線に沿って安定して走行させることができる。従って、電線にねじれ防止ダンパを取り付ける作業、電線に取り付けられているねじれ防止ダンパを取り替える作業を効率よく行うことができる。
また、付勢手段により、各ローラと電線との間の摩擦力を高めることができるので、電線が傾斜している場合であっても、各ローラがスリップするようなことはなく、各ローラを電線に沿って走行させることができる。
また、本発明において、前記各ローラは、回転軸に固定される固定ローラ部と、該固定ローラ部に対向配置されるとともに、前記回転軸の軸方向に移動可能な可動ローラ部とを備え、前記回転軸と前記可動ローラ部との間に、前記可動ローラを前記固定ローラ部の方向に付勢する前記付勢手段が設けられていることとしてもよい。
本発明の自走機によれば、付勢手段によって可動ローラ部を固定ローラ部の方向に付勢することにより、各ローラと電線との間の摩擦力を高めることができる。
また、前記固定ローラ部と前記可動ローラ部との間に、前記溝部及び前記幅広部が設けられていることとしてもよい。
本発明の自走機によれば、固定ローラ部と可動ローラ部との間の溝部に電線が係合されるとともに、幅広部をねじれ防止ダンパが通過することになる。
また、本発明において、前記溝部及び前記幅広部は、テーパ面に形成されていることとしてもよい。
本発明の自走機によれば、テーパ面からなる溝部に電線が係合され、テーパ面からなる幅広部をねじれ防止ダンパが通過することになる。
さらに、本発明において、前記一方のローラは駆動ローラであり、前記他方のローラは前記駆動ローラに追従して駆動する従動ローラであることをしてもよい。
本発明の自走機によれば、駆動ローラが電線に沿って走行することにより、駆動ローラに追従して従動ローラが電線に沿って走行することになる。
本発明による自走機の一実施の形態の全体を示した正面図である。 図1の平面図である。 図1の側面図である。 図1の駆動ローラと動力伝達手段との関係を示した説明図である。 本発明による自走機を用いた工法の一例のステップ1を示した説明図である。 ステップ2を示した説明図である。 ステップ3を示した説明図である。 ステップ4を示した説明図である。 ステップ5を示した説明図である。 ステップ6を示した説明図である。 本発明による自走機を用いた工法の他の例のステップ1を示した説明図である。 ステップ2を示した説明図である。 ステップ3を示した説明図である。 ステップ4を示した説明図である。 ステップ5を示した説明図である。 ステップ6を示した説明図である。 従来の自走機を用いた工法の一例のステップ1を示した説明図である。 ステップ2を示した説明図である。 ステップ3を示した説明図である。 ステップ4を示した説明図である。 ステップ5を示した説明図である。 ステップ6を示した説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4には、本発明による自走機の一実施の形態が示されている。本発明の自走機は、地線や送電線等の電線に難着雪対策としてのねじれ防止ダンパを取り付ける作業、及び地線や送電線等の電線に取り付けられたねじれ防止ダンパの取替え作業等に有効なものである。
すなわち、本実施の形態の自走機1は、図1〜図4、及び図9に示すように、電線(本実施の形態では地線32)に沿って走行可能、かつ地線32に取り付けられたねじれ防止ダンパ34に乗り上げることにより、ねじれ防止ダンパ34を通過可能な一対のローラ8、9と、駆動モータ19と、バッテリー22と、一対のローラ8、9、駆動モータ19、及びバッテリー22が設けられるフレーム2とを備えている。
フレーム2は、上フレーム3と、上フレーム3の下部にハンガー用ジョイント5を介して回動自在に吊設される下フレーム4とから構成され、上フレーム3の前後に一対の回転軸6、7が回転自在に設けられ、一方の回転軸6(駆動軸6)に一方のローラ8(駆動ローラ8)が取り付けられ、他方の回転軸7(従動軸7)に他方のローラ9(従動ローラ9)が取り付けられている。
上フレーム2には、駆動軸6を回転させる駆動モータ19と、駆動モーター19の回転を駆動軸6に伝達させる伝達手段20とが設けられ、下フレーム4には、駆動モータ19のバッテリー22が設けられている。
動力伝達手段20は、歯車列、スプロケッとチェーンとの組み合わせ、プーリーとベルトとの組み合わせ等から構成される。動力伝達手段20は、駆動軸6の回転方向を切り換えるクラッチ21を備え、クラッチ21の操作によって駆動軸6の回転方向を切り換えることにより、駆動ローラ8の回転方向(自走機1の走行方向)を切り換えることができる。
駆動モータ19を回転させ、駆動モータ19の回転を動力伝達手段20を介して駆動軸6に伝達させることにより、駆動軸6と一体に駆動ローラ8を回転させることができ、駆動ローラ8を地線32に沿って走行させることができ、駆動ローラ8に追従して従動ローラ9を回転させて地線32に沿って走行させることができる。
なお、本実施の形態においては、一方の回転軸6を駆動軸6とし、他方の回転軸7を従動軸7としているが、他方の回転軸7を駆動軸とし、一方の回転軸6を従動軸としてもよいし、両回転軸6、7を駆動軸としてもよい。
上フレーム3の両ローラ8、9の下方には、上フレーム3を前後方向に貫通する空間が設けられ、この空間内を地線32、及び地線32に取り付けられたねじれダンパ34が挿通可能に構成されている。
上フレーム3の駆動ローラ8と従動ローラ9との間の下方の部分には、収納式押さえローラ23が図1の矢印方向に出し入れ可能に設けられている。上フレーム3の上部には、自走機1を手で持って運搬等するための吊用把手24が設けられている。上フレーム3の下部の前後には、第1フック25及び第2フック26が設けられ、第1フック25及び第2フック26に後述する各種のロープが接続可能に構成されている。
駆動ローラ8及び従動ローラ9は、同一構成を有するものであって、駆動軸6及び従動軸7に固定される固定ローラ部10と、固定ローラ部10に対向配置されるとともに、駆動軸6及び従動軸7に沿って移動可能な可動ローラ部13と、可動ローラ部13を固定ローラ部10の方向に付勢する付勢手段16とから構成されている。
固定ローラ部10は、合成ゴム又は合成樹脂から形成されるものであって、一端から他端にかけて順次大径となるテーパ筒状のローラ本体11と、ローラ本体11の一端側に軸線を一致させた状態で設けられるとともに、一端がローラ本体11の一端に一体に連結される筒状の内筒部12とから構成されている。固定ローラ部10は、ローラ本体11及び内筒部12の中心に駆動軸6を挿通させた状態で、適宜の手段によって駆動軸6に固定されている。
ローラ本体11は、テーパ角度の異なる3つのテーパ部(第1テーパ部11a、第2テーパ部11b、及び第3テーパ部11c)から構成されている。本実施の形態においては、第1テーパ部11aと第3テーパ部11cとが略同一のテーパ角度に形成され、第2テーパ部11bが第1テーパ部11a及び第3テーパ部11cよりも緩いテーパ角度に形成されている。
地線32上を駆動ローラ8及び従動ローラ9が走行する際に、固定ローラ部10のローラ本体11の第1テーパ部11aが地線32の表面に接触し、第2テーパ部11b及び第3テーパ部11cが地線32上のねじれ防止ダンパ34の表面に接触する。
固定ローラ部10のローラ本体11の第1テーパ部11aと、後述する可動ローラ部13のローラ本体14の第1テーパ部14aとの間で、地線32を係合させる溝部27が構成され、固定ローラ部10のローラ本体11の第2テーパ部11b及び第3テーパ部11cと、後述する可動ローラ部13のローラ本体14の第2テーパ部14b及び第3テーパ部14cとの間で、ねじれ防止ダンパ34に乗り上げて、ねじれダンパ34を通過する幅広部28が構成される。
可動ローラ部13は、合成ゴム又は合成樹脂から形成されるものであって、一端から他端にかけて順次大径となるテーパ筒状のローラ本体14と、ローラ本体14の内面側に軸線を一致させた状態で配置されるとともに、一端がローラ本体14の一端に一体に連結され、固定ローラ部10の内筒部12の外面上を軸線方向に移動可能な筒状の外筒部15とから構成されている。
可動ローラ部13のローラ本体14は、固定ローラ部10のローラ本体11と同様に、テーパ角度の異なる3つのテーパ部(第1テーパ部14a、第2テーパ部14b、及び第3テーパ部14c)から構成され、固定ローラ部10のローラ本体11と左右対称となるように駆動軸6に取り付けられている。本実施の形態においては、固定ローラ部19のローラ本体11と同様に、第1テーパ部14aと第3テーパ部14cとが略同一のテーパ角度に形成され、第2テーパ部14bが第1テーパ部14a及び第3テーパ部14cよりも緩いテーパ角度に形成されている。
地線32上を駆動ローラ8及び従動ローラ9が走行する際に、可動ローラ部8のローラ本体14の第1テーパ部14aが地線32の表面に接触し、第2テーパ部14b及び第3テーパ部14cが地線32上のねじれ防止ダンパ34の表面に接触する。
付勢手段16は、圧縮ばね16aであって、可動ローラ部13の外筒部15の外面側に設けられた筒状の収納部17内に収納されている。圧縮ばね16aは、一端が駆動軸6側に固定された押さえ板18に当接され、他端が収納部17の底部に当接されている。圧縮ばね16aのばね力により、可動ローラ部13のローラ本体14が固定ローラ部10のローラ本体11の方向に常時付勢される。圧縮ばね16aのばね力により、固定ローラ部10のローラ本体11及び可動ローラ部13のローラ本体14が地線32の表面、又は地線32上のねじれ防止ダンパ34の表面に押し付けられる。
そして、上記のように構成した本実施の形態の自走機1を用いて地線32及び送電線33への難着雪リング及びねじれ防止ダンパ34を取り付けるには、次のステップ1〜ステップ6を実施する。
まず、ステップ1では、図5に示すように、鉄塔30、31間に架設されている地線32に自走機1をセットする。具体的には、自走機1の上フレーム3の空間内に地線32を挿通させ、駆動ローラ8及び従動ローラ9を地線32上を走行可能な状態にセットする(図1〜図4参照)。
次に、駆動モータ19を回転させて、駆動モータ19の回転を動力伝達手段20を介して駆動軸6に伝達させ、駆動軸6と一体に駆動ローラ8を回転させることにより、駆動ローラ8を地線32に沿って走行させ、駆動ローラ8に追従して従動ローラ9を同一方向に回転させて、従動ローラ9を地線32に沿って走行させ、自走機1を矢印方向(作業方向)に走行させる。
この場合、自走機1の第1フック25に第1呼び線35(6mm高張力繊維ロープ)を予め接続しておくことにより、第1呼び線35に取り付けた吊金車40を地線32上に展開させ、自走機1を鉄塔31に到達させることにより、鉄塔30、31間に第1呼び線35を架け渡す。
自走機1を地線32に沿って走行させる際、駆動ローラ8及び従動ローラ9の固定ローラ部10のローラ本体11の第1テーパ部11aと可動ローラ部13のローラ本体14の第1テーパ部14aとの間の溝部27内に地線32が係合され、固定ローラ部10のローラ本体11の第1テーパ部11a、及び可動ローラ部13のローラ本体14の第1テーパ部14aが、圧縮ばね16aのばね力によって地線32に側方から押し付けられるとともに、それらの第1テーパ部11a、14aがバッテリー22の重量によって上方から地線32に押し付けられることにより、駆動ローラ8及び従動ローラ9と地線32との間の摩擦力ga高められる。これにより、地線32が傾斜している場合であっても、自走1を地線32に沿ってスリップすることなく走行させることができる。
なお、本実施の形態においては、地線32の最大傾斜角度を30度に設定し、この最大傾斜角度の地線32上を走行できるように、圧縮ばね16aのばね力、及びバッテリー22の重量を設定している。
なお、自走機1は、第1呼び線35を鉄塔30、31間に架け渡した後に、鉄塔31側において地線32から取り外す。
次に、ステップ2では、図6に示すように、鉄塔30、31間に架け渡した第1呼び線35に母線36(14mm高張力繊維ロープ)を接続し、鉄塔31側に第1呼び線35を引っ張って回収することにより、鉄塔30、31間に母線36を架け渡す。
次に、ステップ3では、図7に示すように、鉄塔30、31間に架け渡した母線36の先端を鉄塔31に固定し、地線32と同程度の弛度に張り、鉄塔30、31間に母線36を固定する。
次に、ステップ4では、図8に示すように、母線36及び送電線33に宙乗器38をセットし、宙乗器38と母線36との間に移動ロープ39を取り付け、この状態で宙乗器38に作業者が乗り込み、宙乗器38を母線36に沿って矢印方向(作業方向)に移動させながら、地線23及び送電線33の所定の位置に難着雪リング及びねじれ防止ダンパ34を取り付ける。また、この難着雪リング及びねじれ防止ダンパ34の取り付け作業に伴って、地線32に展開した吊金車40を順次回収していく。
次に、ステップ5では、図9に示すように、鉄塔31側で地線32に自走機1をセットし、母線36を自走機1の第2フック26に接続し、第1呼び線35を自走機1の第1フック25に接続し、自走機1を矢印方向(回収方向)に走行させながら、鉄塔31側で作業者が人力によって第1呼び線35を繰り出し、鉄塔30側で作業者が人力によって母線36を回収する。
この場合、母線36及び第1呼び線35が地上の障害物に接触しないように、母線36及び第1呼び線35の弛度を調整し、母線36及び第1呼び線35と地上の障害物との間に所定間隔を保ちながら、第1呼び線35を繰り出し、母線36を回収する。
また、ねじれ防止ダンパ34がない位置においては、自走機1の駆動ローラ8及び従動ローラ9の固定ローラ部10のローラ本体11と可動ローラ部13のローラ本体14との間の溝部27内に地線32に係合され、溝部27の第1テーパ部11a、第1テーパ部14aが圧縮ばね16aのばね力によって地線32に側方から押し付けられるとともに、それらの第1テーパ部11a、14aがバッテリー22の重量によって上方から地線32に押し付けられることにより、駆動ローラ8及び従動ローラ9と地線32との間の摩擦力を高めることができる。
また、ねじれ防止ダンパ34のある位置においては、自走機1の駆動ローラ8又は従動ローラ9の何れか一方の、固定ローラ部10のローラ本体11と可動ローラ部13のローラ本体14との間の幅広部28がねじれ防止ダンパ34に乗り上げてねじれ防止ダンパ34を通過し、この際に、幅広部28の第2テーパ部12b及び第3テーパ部12cと、第2テーパ部14b及び第3テーパ部14cとが、圧縮ばね16aのばね力によってねじれ防止ダンパ34の表面に側方から押し付けられるとともに、それらのテーパ部12b、12c、14b、14cがバッテリー22の重量によって上方からねじれ防止ダンパ34の表面に押し付けられることにより、駆動ローラ8又は従動ローラ9の何れか一方とねじれ防止ダンパ34との間の摩擦力を高めることができる。
さらに、自走機1の駆動ローラ8又は従動ローラ9の何れか他方の、固定ローラ部10のローラ本体11と可動ローラ部13のローラ本体14との溝部27に地線32が係合され、溝部27の第1テーパ部11a及び第1テーパ部14aが圧縮ばね16aのばね力によって地線32に側方から押し付けられるとともに、それらのテーパ部11a、14aがバッテリー22の重量によって上方から地線32に押し付けられることにより、駆動ローラ8又は従動ローラ9の何れか他方と地線32との間の摩擦力を高めることができる。
これにより、駆動ローラ8又は従動ローラ9の何れか一方がねじれ防止ダンパ34を通過する際に、自走機1の駆動ローラ8又は従動ローラ9の何れか他方が地線32から浮き上るのを防止できる。
次に、ステップ6では、図10に示すように、自走機1を地線32上を矢印方向(回収方向)に走行させながら、鉄塔31側で作業者が人力によって第1呼び線35を回収する。この場合、第1呼び線35が地上の障害物に接触しないように、第1呼び線35の弛度を調整しながら、第1呼び線35と地上の障害物との間を所定間隔に保った状態で、第1呼び線35を他方の鉄塔31側に回収する。
なお、このステップ6においても、ステップ5と同様に、自走機1の駆動ローラ8及び従動ローラ9と地線32との間の摩擦力を高めることができるとともに、自走機1がねじれ防止ダンパ34を通過する場合においても、自走機1の地線32からの浮き上りを防止することができる。
上記のように構成した本実施の形態の自走機1にあっては、駆動ローラ8及び従動ローラ9を固定ローラ部10と可動ローラ部13とによって構成し、可動ローラ部13を圧縮ばね16aのばね力によって固定ローラ部10の方向に付勢し、固定ローラ部10のローラ本体11及び可動ローラ13のローラ本体14をテーパ角度の異なる3つのテーパ部(第1テーパ部11a、14a、第2テーパ部11b、14b、第3テーパ部11c、14c)で構成したので、地線32上においては、圧縮ばね16aのばね力により、固定ローラ部10のローラ本体11と可動ローラ部13のローラ本体14との間の溝部27に地線32が係合され、溝部27の第1テーパ部11a、第1テーパ部14aを側方から地線32に押し付けることができるとともに、それらのテーパ部11a、14aをバッテリー22の重量によって上方から地線32に押し付けることができるので、地線32と駆動ローラ8及び従動ローラ9との間の摩擦力を高めることができる。
また、ねじれ防止ダンパ34の位置においては、圧縮ばね16aのばね力により、固定ローラ部10のローラ本体11と可動ローラ部13のローラ本体14との間の幅広部28がねじれ防止ダンパ34に乗り上げてねじり防止ダンパ34を通過し、この際に、幅広部28の第2テーパ部11b及び第3テーパ部11cと、第2テーパ部14b及び第3テーパ部14cとを側方からねじれ防止ダンパ34の表面に押し付けることができるとともに、それらのテーパ部11b、11c、14b、14cをバッテリー22の重量によって上方からねじれ防止ダンパ34の表面に押し付けることができるので、ねじれ防止ダンパ34と駆動ローラ8及び従動ローラ9との間の摩擦力を高めることができる。
従って、地線32が傾斜している場合であっても、駆動ローラ8及び従動ローラ9がスリップすることなく、地線32に沿って自走機1を走行させることができる。また、地線32上にねじれ防止ダンパ34が取り付けられている場合であっても、駆動ローラ8及び従動ローラ9が地線32から浮き上ることなく、地線32に沿って自走機1を走行させることができる。この結果、駆動ローラ8及び従動ローラ9のコンパクト化、軽量化を図ることができる。
また、自走機1のフレーム2を上フレーム3と、上フレームの下部にハンガー用ジョイント5を介して吊設される下フレーム4とによって構成し、下フレーム4にバッテリー22を搭載させたことにより、フレーム2を上フレーム3と下フレーム4とに容易に分割することができる。従って、自走機1の運搬性、及び作業性を向上させることができるので、山間地等での作業を効率よく行うことができる。
また、地線32へのねじれ防止ダンパ34の取り付け作業の終了後に、母線36及び第1呼び線35を回収する際に、母線36及び第1呼び線35を地上に下ろすことなく回収できるので、地上の障害物との接触を避けるために、地上で高所作業車を用いて母線36及び第1呼び線35を支持する必要がなく、作業性を高めることができる。
図11〜図16には、本発明による自走機1の駆動ローラ8及び従動ローラ9の構造を適用したダンパ通過型金車41を用いた工法が示されている。ダンパ通過型金車41は、自走機1の駆動ローラ8及び従動ローラ9と同様に、固定ローラ部10と、可動ローラ部13と、圧縮ばね16aとを備えている。この工法は、2回線で片回線が活線の場合や、線下条件が悪い場合に有効なものである。
まず、ステップ1では、図11に示すように、鉄塔30、31間に架設されている地線32に自走機1をセットし、地線32に沿って自走機1を走行させる。この場合、自走機1の第1フック25に第1呼び線35(6mm高張力繊維ロープ)を予め接続しておくことにより、第1呼び線35に取り付けた吊金車40を地線32上に展開させ、自走機1を鉄塔31に到達させることにより、鉄塔30、31間に第1呼び線35を架け渡し、鉄塔31側で地線32から自走機1を取り外す。
次に、ステップ2では、図12に示すように、第1呼び線35に母線36を接続し、第1呼び線35を鉄塔31側に引っ張ることにより、鉄塔30、31間に母線36を架け渡し、母線36に取り付けたダンパ通過型金車41を地線32に展開するとともに、吊金車40を地線32から順次回収する。
次に、ステップ3では、図13に示すように、母線36を地線32の弛度と同程度に張り、母線36の先端を鉄塔31に固定する。
次に、ステップ4では、図14に示すように、母線36及び送電線33に宙乗器38をセットし、母線36と宙乗器38との間に移動ロープ39を取り付け、宙乗器38を母線36及び送電線33に沿って移動させながら、地線32及び送電線33に難着雪リング及びねじれ防止ダンパ34を取り付ける。
次に、ステップ5では、図15に示すように、鉄塔31側で地線32に自走機1をセットし、自走機1の第1フック25に第1呼び線35を接続し、第2フック26に母線36を接続し、自走機1を地線32上を矢印方向(回収方向)に走行させながら、鉄塔31側で地上から第1呼び線35を繰り出し、鉄塔30側で母線36を地上側に回収する。この場合、母線36の回収に伴って、第1呼び線36にダンパ通過型金車41を取り付けることにより、第1呼び線36が地上の障害物に接触するのを避ける。
次に、ステップ6では、図16に示すように、自走機1を地線32に沿って矢印方向(回収方向)に走行させ、第1呼び線35を鉄塔31側で地上に回収する。この場合、第1呼び線35は、ダンパ通過型金車41によって地線32に支持されているので、第1呼び線35が地上の障害物と接触するようなことはない。
上記のように構成した本実施の形態の工法においても、前述した実施の形態の工法と同様の作用効果を奏する。
なお、上記の説明においては、本発明の自走機1を地線32及び送電線33にねじれ防止ダンパ34を取付け作業に適用したが、地線32及び送電線33に取り付けられているねじれ防止ダンパ34の取替え作業に本発明の自走機1を適用してもよい。地線32、送電線33に限らず、その他の電線にねじれ防止ダンパを取り付ける場合に本発明の自走機1を適用してもよい。
1 自走機
2 フレーム
3 上フレーム
4 下フレーム
5 ハンガー用ジョイント
6 駆動軸
7 従動軸
8 駆動ローラ
9 従動ローラ
10 固定ローラ部
11 ローラ本体
11a 第1テーパ部
11b 第2テーパ部
11c 第3テーパ部
12 内筒部
13 可動ローラ部
14 ローラ本体
14a 第1テーパ部
14b 第2テーパ部
14c 第3テーパ部
15 外筒部
16 付勢手段
16a 圧縮ばね
17 収納部
18 押さえ板
19 駆動モータ
20 動力伝達手段
21 クラッチ
22 バッテリー
23 収納式押さえローラ
24 吊用把手
25 第1フック
26 第2フック
27 溝部
28 幅広部
30 一方の鉄塔
31 他方の鉄塔
32 地線
33 送電線
34 障害物(ねじれ防止ダンパ)
35 第1呼び線(6mm高張力繊維ロープ)
36 母線(14mm高張力繊維ロープ)
37 第2呼び線(3mm合成繊維ロープ)
38 宙乗器
39 移動ロープ
40 吊金車
41 ダンパ通過型金車
42 高所作業車
50 自走機

Claims (5)

  1. ねじれ防止ダンパが取り付けられた電線に沿って自走可能な自走機であって、
    前記電線に沿って走行可能な、走行方向の前後に配置された一対のローラを備え、
    前記各ローラの外周には、走行時に前記電線が係合する溝部と、該溝部の両側から外方に広がるとともに、前記ねじれ防止ダンパの取り付け箇所に到達した際に、該ねじれ防止ダンパに乗り上げることにより、該ねじれ防止ダンパを通過する幅広部とが設けられ、更に前記各ローラを側方に付勢することにより、前記各ローラと前記電線との間の摩擦力を高める付勢手段を備えていることを特徴とする自走機。
  2. 前記各ローラは、回転軸に固定される固定ローラ部と、該固定ローラ部に対向配置されるとともに、前記回転軸の軸方向に移動可能な可動ローラ部とを備え、
    前記回転軸と前記可動ローラ部との間に、前記可動ローラ部を前記固定ローラ部の方向に付勢する前記付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自走機。
  3. 前記固定ローラ部と前記可動ローラ部との間に、前記溝部及び前記幅広部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の自走機。
  4. 前記溝部及び前記幅広部は、テーパ面に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の自走機。
  5. 前記一方のローラは駆動ローラであり、前記他方のローラは前記駆動ローラに追従して駆動する従動ローラであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の自走機。
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