JP4349452B2 - 行動予測装置 - Google Patents

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Description

本発明は行動予測装置に関し、特に、自車両の周囲に存在する対象物の行動を予測する行動予測装置に関するものである。
従来、自動車を自動走行させる技術が提案されている。例えば、特許文献1には、道路地図上における自車の位置を検出しながら、その道路地図上に設定した目的地まで予定の走行計画をもって道路上を自動走行する自動走行車にあって、自車が次にとる走行計画にともなう行動を乗員に報知する手段、または車々間通信により周囲を自動走行している他車の位置および走行計画の情報を受信して、他車が次にとる走行計画にともなう行動を自車の乗員に報知する手段をとる自動走行車が開示されており、自動走行している自車や周囲の車両が不意に行動を起して乗員に不安や不快感を与えるようなことがないようにする技術が提案されている。
特開10−105885号公報
しかしながら上述した技術は、基本的に車線(レーン)内を保持して走行する車両(自動車)だけを対象としているため、自動二輪車、自転車及び歩行者等の存在する環境下においては、自動走行車両の最適な走行計画を生成することが難しいという問題がある。特に、自動二輪車、自転車及び歩行者の種別を精度良く判別することや、これらの挙動を精度良く予測することは難しいため、これらの行動を精度良く予測することができる技術が望まれている。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、自車両の周囲に存在する自動二輪車、自転車及び歩行者の行動を予測する精度を向上させることが可能な行動予測装置を提供することにある。
本発明は、自車両の周囲に存在する対象物が自動二輪車、自転車及び歩行者のいずれかであるかを判別する種別判別手段と、種別判別手段により判別された対象物の種別に基づいて、対象物の特性値を仮設定する特性値仮設定手段と、対象物の挙動を検知する挙動検知手段と、挙動検知手段により検知された対象物の挙動に基づいて、特性値仮設定手段により仮設定された対象物の特性値を修正する特性値修正手段と、特性値修正手段により修正された対象物の特性値に基づいて対象物が自動二輪車、自転車及び歩行者のいずれかであるかを設定する種別設定手段と、種別設定手段により設定された対象物の種別に基づいて対象物の行動を予測する行動予測手段と、を備えた行動予測装置である。
この構成によれば、種別判別手段は自車両の周囲に存在する対象物が自動二輪車、自転車及び歩行者のいずれかであるかを判別し、特性値仮設定手段は種別判別手段により判別された対象物の種別に基づいて対象物の特性値を仮設定するため、対象物の種別に基づいて対象物の特性値を暫定的に決定することができる。また、この構成によれば、挙動検知手段は対象物の挙動を検知し、特性値修正手段は挙動検知手段により検知された対象物の挙動に基づいて特性値仮設定手段により仮設定された対象物の特性値を修正するため、実際の対象物の挙動に基づいて暫定的に決定した特性値を修正して対象物の特性値の精度を向上させることができる。加えて、この構成によれば、行動予測手段は種別設定手段により設定された対象物の種別に基づいて対象物の行動を予測するため、実際の対象物の挙動に基づいて修正された対象物の種別に基づいて対象物の行動予測を行うことになり、行動予測の精度を向上させることができる。
この場合、行動予測手段は、特性値修正手段により修正された対象物の特性値と、種別設定手段により設定された対象物の種別とに基づいて対象物の行動を予測することが好適である。
この構成によれば、行動予測手段は特性値修正手段により修正された対象物の特性値と、種別設定手段により設定された対象物の種別と基づいて対象物の行動を予測するため、実際の対象物の挙動に基づいて修正された対象物の特性値と対象物の種別とに基づいて対象物の行動予測を行うことになり、行動予測の精度を向上させることができる。
この場合、対象物の特性値は、対象物の道路上における存在領域、対象物が方向を転換する可能性である方向転換性、及び対象物が道路を横断する可能性である道路横断性を含むことが好適である。
この構成によれば、自動二輪車、自転車及び歩行者のいずれかである対象物の特性値を安全性の担保ために重要な要素である存在領域、方向転換性及び道路横断性を含むものとするため、これらの特性値に基づいてなされた行動予測の価値も向上する。
この場合、特性値仮設定手段は、存在領域を、車道の車線中央部、車道の車線側縁部及び歩道の3領域の少なくともいずれかに仮設定し、方向転換性を、大、中及び小の3段階の少なくともいずれかに仮設定し、道路横断性を、大、中及び小の3段階の少なくともいずれかに仮設定し、種別判別手段が対象物を自動二輪車であると判別したときは、存在領域を車道の車線中央部、方向転換性を小、道路横断性を小と仮設定し、種別判別手段が対象物を自転車であると判別したときは、存在領域を車道の車線側縁部及び歩道、方向転換性を中、道路横断性を中と仮設定し、種別判別手段が対象物を歩行者であると判別したときは、存在領域を歩道、方向転換性を大、道路横断性を大と仮設定することが好適である。
この構成によれば、特性値仮設定手段は、存在領域、方向転換性及び道路横断性を段階的に仮設定するため、簡易な手法で各特性値を仮設定することができる。
この場合において、対象物が自動二輪車の場合は、自動二輪車が走行する場所は主に車道の車線中央部であり、自動二輪車は比較的に高速走行を行うため方向転換性は低く、自動二輪車は道路を横断して走行することは少ないため、特性値仮設定手段は、存在領域を車道の車線中央部、方向転換性を小、道路横断性を小と仮設定する。
また、対象物が自転車の場合は、自転車が走行する場所は主に車道の車線側縁部及び歩道であり、自転車は自動二輪車よりも低速であるため方向転換性は中程度であり、自転車は自動二輪車よりも道路を横断する可能性があるため、特性値仮設定手段は、存在領域を車道の車線側縁部及び歩道、方向転換性を中、道路横断性を中と仮設定する。
さらに、対象物が歩行者の場合は、歩行者が歩行する場所は主に歩道であり、歩行者は低速であるため方向転換性は大きく、歩行者は道路を横断する可能性が高いため、特性値仮設定手段は、存在領域を歩道、方向転換性を大、道路横断性を大と仮設定する。
以上により、特性値仮設定手段は、判別された対象物の種別に見合った特性値を仮設定することができる。
この場合、特性値修正手段は、種別判別手段が、対象物を自動二輪車であると判別したときであって、挙動検知手段が、対象物が車道の車線側縁部に存在する頻度が第1閾値を超えることを検出したときは、存在領域を車道の車線中央部及び車道の車線側縁部と修正することが好適である。
自動二輪車は運転者によって、車道の車線中央部を走行する傾向が多いものと、車道の車線側縁部を走行する傾向が多いものとに分かれるが、この構成によれば、種別判別手段が、対象物を自動二輪車であると判別したときであって、挙動検知手段が、対象物が車道の車線側縁部に存在する頻度が第1閾値を超えることを検出したとき、すなわち、自動二輪車が車線側縁部を走行する頻度が大きい場合には、特性値修正手段は、存在領域を車道の車線中央部及び車道の車線側縁部と修正するため、実際の自動二輪車の傾向に合わせて特性値である存在領域を修正することができる。
あるいは、特性値修正手段は、種別判別手段が、対象物を自転車及び歩行者のいずれかであると判別したときであって、挙動検知手段が、対象物が車道に存在する頻度が第2閾値以上であることを検出したときは、存在領域を車道と修正し、挙動検知手段が、対象物が車道に存在する頻度が第2閾値より小さい第3閾値以下であることを検出したときは、存在領域を歩道と修正し、挙動検知手段が、対象物が車道に存在する頻度が第2閾値未満であって第3閾値を超えていることを検出したときは、存在領域を車道及び歩道と修正することが好適である。
自転車や歩行者は、横断等の都合や道路状況等によって、車道に位置する傾向が多いものと、歩道に位置する傾向が多いものとに分かれる。しかし、この構成によれば、種別判別手段が、対象物を自転車及び歩行者のいずれかであると判別したときであって、挙動検知手段が、対象物が車道に存在する頻度が第2閾値以上であることを検出したとき、すなわち、自転車や歩行者が車道に存在する頻度が大きい場合には、特性値修正手段は、存在領域を車道と修正する。また、挙動検知手段が、対象物が車道に存在する頻度が第2閾値より小さい第3閾値以下であることを検出したとき、すなわち、自転車や歩行者が車道に存在する頻度が小さい場合には、特性値修正手段は、存在領域を歩道と修正する。さらに、挙動検知手段が、対象物が車道に存在する頻度が第2閾値未満であって第3閾値を超えていることを検出したとき、すなわち、自転車や歩行者が車道に存在する頻度が中程度の場合には、特性値修正手段は、存在領域を車道及び歩道と修正する。このため、実際の自転車や歩行者の傾向に合わせて特性値である存在領域を修正することができる。
また、特性値修正手段は、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に進行方向を維持する頻度が第4閾値以上であることを検出したときは、方向転換性を小と修正し、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に進行方向を維持する頻度が第4閾値より小さい第5閾値以下であることを検出したときは、方向転換性を大と修正し、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に進行方向を維持する頻度が第4閾値未満であって第5閾値を超えていることを検出したときは、方向転換性を中と修正することが好適である。
この構成によれば、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に進行方向を維持する頻度が第4閾値以上であることを検出したとき、すなわち、対象物が方向転換を行う頻度が小さい場合には、特性値修正手段は方向転換性を小と修正する。また、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に進行方向を維持する頻度が第4閾値より小さい第5閾値以下であることを検出したとき、すなわち、対象物が方向転換を行う頻度が大きい場合には、特性値修正手段は方向転換性を大と修正する。さらに、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に進行方向を維持する頻度が第4閾値未満であって第5閾値を超えていることを検出したとき、すなわち、対象物が方向転換を行う頻度が中程度である場合には、特性値修正手段は方向転換性を大と修正する。このため、実際の対象物の傾向に合わせて特性値である方向転換性を修正することができる。
また、特性値修正手段は、挙動検知手段が、対象物が車道のみに存在していることを検出したときは、道路横断性を小と修正し、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が第6閾値以上であることを検出したときは、道路横断性を大と修正し、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が第6閾値より小さい第7閾値以下であることを検出したときは、道路横断性を小と修正し、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が第6閾値未満であって第7閾値を超えていることを検出したときは、道路横断性を中と修正することが好適である。
この構成によれば、挙動検知手段が、対象物が車道のみに存在していることを検出したときは、特性値修正手段は道路横断性を小と修正する。また、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が第6閾値以上であることを検出したとき、すなわち、対象物が道路を横断する傾向が大きいときは、特性値修正手段は道路横断性を大と修正する。さらに、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が第6閾値より小さい第7閾値以下であることを検出したとき、すなわち、対象物が道路を横断する傾向が小さいときは、特性値修正手段は道路横断性を小と修正する。加えて、挙動検知手段が、対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が第6閾値未満であって第7閾値を超えていることを検出したとき、すなわち、対象物が道路を横断する傾向が中程度のときは、特性値修正手段は道路横断性を中と修正する。このため、実際の対象物の傾向に合わせて特性値である道路横断性を修正することができる。
さらに、種別設定手段は、特性値修正手段により修正された存在領域が車道の車線中央部であり、方向転換性が小であり、道路横断性が小であるときは、対象物を自動二輪車と設定し、特性値修正手段により修正された存在領域が車道の車線側縁部であり、方向転換性が中であり、道路横断性が中であるときは、対象物を自転車と設定し、特性値修正手段により修正された存在領域が歩道であり、方向転換性が大であり、道路横断性が大であるときは、対象物を歩行者と設定することが好適である。
対象物が自動二輪車の場合は、自動二輪車が走行する場所は主に車道の車線中央部であり、自動二輪車は比較的に高速走行を行うため方向転換性は低く、自動二輪車は道路を横断して走行することは少ないが、この構成によれば、実際に検出された対象物の挙動がこのような傾向を示した場合に、種別設定手段は対象物を自動二輪車として設定するため、高精度で対象物の種別を設定することができる。
また、対象物が自転車の場合は、自転車が走行する場所は主に車道の車線側縁部及び歩道であり、自転車は自動二輪車よりも低速であるため方向転換性は中程度であり、自転車は自動二輪車よりも道路を横断する可能性があるが、実際に検出された対象物の挙動がこのような傾向を示した場合に、種別設定手段は対象物を自転車として設定するため、高精度で対象物の種別を設定することができる。
さらに、対象物が歩行者の場合は、歩行者が歩行する場所は主に歩道であり、歩行者は低速であるため方向転換性は大きく、歩行者は道路を横断する可能性が高いが、この構成によれば、実際に検出された対象物の挙動がこのような傾向を示した場合に、種別設定手段は対象物を歩行者として設定するため、高精度で対象物の種別を設定することができる。
本発明の行動予測装置によれば、自車両の周囲に存在する自動二輪車、自転車及び歩行者の行動を予測する精度を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る行動予測装置について添付図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る行動予測装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る行動予測装置1は、主に図4に示すような歩道Wを有する道路を走行する自車両Vに搭載され、自動二輪車M、自転車B、歩行者P等の行動を予測するのに利用される。
行動予測装置1は、行動予測ECU(Electronic Control Unit)10を備えている。この行動予測ECU10には、レーダやカメラなどの周辺センサ20、道路情報等を取得するためのナビゲーション装置30、及び車車間通信や路車間通信などを行うための通信装置40が接続されている。また、行動予測ECU10には、走行制御計画生成ECU50が接続されている。この走行制御計画生成ECU50は、自車両Vの走行制御計画を生成し、この計画に基づいて自車両Vを自動運転制御したり、運転者にこの計画を提案したりする。
行動予測ECU10は、種別判別部11、特性値仮設定部12、挙動検知部13、特性値修正部14、種別設定部15及び行動予測部16を備えている。
種別判別部11は、レーダやカメラなどの周辺センサ20から取得した情報あるいは道路インフラセンサ等から通信装置40により受信した情報に基づいて、パターン認識等により、自車両の周囲に存在する対象物が自動二輪車、自転車及び歩行者のいずれかであるかを判別するためのものである。すなわち、種別判別部11は、特許請求の範囲に記載の種別判別手段として機能する。
特性値仮設定部12は、種別判別部11により判別された対象物の種別に基づいて、後述する所定の規則に従い、対象物の特性値である存在領域、方向転換性及び道路横断性を仮設定するためのものである。すなわち、特性値仮設定部12は、特許請求の範囲に記載の特性値仮設定手段として機能する。
挙動検知部13は、レーダやカメラなどの周辺センサ20から取得した情報あるいは道路インフラセンサ等から通信装置40により受信した情報に基づいて、対象物の挙動を検知し、自動二輪車、自転車及び歩行者の実際の存在領域や、方向転換を行う頻度や、道路を横断する頻度を検知するためのものである。すなわち、挙動検知部13は、特許請求の範囲に記載の挙動検知手段として機能する。
特性値修正部14は、挙動検知部13により検知された対象物の挙動に基づいて、後述する所定の規則に従い、特性値仮設定部12により仮設定された対象物の特性値を修正するためのものである。すなわち、特性値修正部14は、特許請求の範囲に記載の特性値修正手段として機能する。
種別設定部15は、特性値修正部14により修正された対象物の特性値である存在領域、方向転換性及び道路横断性に基づいて、後述する所定の規則に従い、対象物が自動二輪車、自転車及び歩行者のいずれかであるかを設定するためのものである。すなわち、種別設定部15は、特許請求の範囲に記載の種別設定手段として機能する。
行動予測部16は、特性値修正部14により修正された対象物の特性値である存在領域、方向転換性及び道路横断性と、種別設定部15により設定された対象物の種別とに基づいて、自動二輪車、自転車及び歩行者の行動を予測するためのものである。すなわち、行動予測部16は、特許請求の範囲に記載の行動予測手段として機能する。
以下、本実施形態の行動予測装置の動作について説明する。以下の説明においては、図4に示すように、自車両Vが、自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pが存在する道路を走行している場合を想定して説明する。なお、以下に説明する処理は、行動予測ECU10によって行われるものであり、電源がオンされてからオフされるまでの間、所定のタイミングで繰り返し実行される。
図2及び3は、対象物の行動予測の手順を示すフロー図である。図2に示すように、行動予測部16は、対象物の希望走行(移動)速度を推定する(S11)。この希望走行速度の推定は、例えば、まず、行動予測部16が、対象物である自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pの道路状況に応じた仮定走行速度パターンを生成する。次に、行動予測部16は、周辺センサ20により取得した情報あるいは道路インフラセンサ等から通信装置40により受信した情報に基づいて実際の対象物の速度を取得する。また行動予測部16は、ナビゲーション装置30により、現在の道路状況を取得する。行動予測部16は、現在の道路状況に応じた仮定速度パターンと、実際の対象物の速度とを比較して、対象物の走行速度の傾向を学習する。このような学習結果を利用することにより、行動予測部16は、対象物の希望走行速度を推定することができる。
種別判別部11は、レーダやカメラなどの周辺センサ20から取得した情報あるいは道路インフラセンサ等から通信装置40により受信した情報に基づいて、パターン認識等により、自車両の周囲に存在する対象物が自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pのいずれかであるかを判別する(S12,S14,S16)。特性値仮設定部12は、種別判別部11が判別した対象物の種別に応じて特性値である存在領域(走行エリア)、方向転換性及び道路横断性を以下のようにして仮設定する(S13,S15,S17)。
種別判別部11が対象物を自動二輪車Mであると判別した場合は(S12)、特性値仮設定部12は、存在領域(走行エリア)を道路の車線中央部Lcに、方向転換性を小に、道路横断性を小に仮設定する(S13)。種別判別部11が対象物を自転車Bであると判別した場合は(S14)、特性値仮設定部12は、存在領域(走行エリア)を道路の車線側端部Ls及び歩道Wに、方向転換性を中に、道路横断性を中に仮設定する(S15)。種別判別部11が対象物を歩行者Pであると判別した場合は(S16)、特性値仮設定部12は、存在領域(走行エリア)を歩道Wに、方向転換性を大に、道路横断性を大に仮設定する(S17)。
種別判別部11が、対象物を自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pのいずれかに判別することはできないが、周辺センサ20により検出された対象物の大きさから対象物が自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pのいずれかであることが判明した場合には(S18)、特性値仮設定部12は、存在領域(走行エリア)を道路の車線側端部Ls及び歩道Wに、方向転換性を中に、道路横断性を中に仮設定する(S19)。
挙動検知部13は、レーダやカメラなどの周辺センサ20から取得した情報あるいは道路インフラセンサ等から通信装置40により受信した情報に基づいて、対象物の実際の走行行動(挙動)を検知する(S20)。
図3に示すように、行動予測ECU10は以下の学習修正処理を実施する。種別判別部11が対象物を自動二輪車Mであると判別したときは、特性値修正部14は特性値である走行エリアについて、以下の学習修正処理を実施する(S21)。当該自動二輪車Mが、図4に示す車道Lの車線中央部Lc以外の車線側端部Lsを規定割合(第1閾値)である例えば70%以上走行していることを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、走行エリアを車道Lの全域である車線中央部Lc及び車線側端部Lsに修正する(S21)。当該自動二輪車Mが、車道Lの車線側端部Lsを規定割合である例えば70%以上走行していないことを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、走行エリアを車道の車線中央部Lcのままとする(S21)。
種別判別部11が対象物を自動二輪車M以外の自転車B及び歩行者Pであると判別したときは、特性値修正部14は特性値である走行エリアについて、以下の学習修正処理を実施する(S22)。当該自転車B及び歩行者Pが、図4に示す車道Lを規定割合(第2閾値)である例えば70%以上走行していることを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、走行エリアを車道Lのみに修正する(S22)。当該自転車B及び歩行者Pが、車道Lを規定割合(第3閾値)である例えば30%以下しか走行していないことを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、走行エリアを歩道Wのみに修正する(S22)。当該自転車B及び歩行者Pが、上記以外の場合である車道Lを30%〜70%の頻度で走行している場合は、特性値修正部14は、走行エリアを車道L及び歩道Wに修正する(S22)。
特性値修正部14は特性値である方向転換性を以下の処理により修正して更新する(S23)。対象物である自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pが、単位時間(例えば1分間)内に進行方向を維持する確率が規定値(第4閾値)である例えば90%以上であることを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、方向転換性を小に修正する(S23)。対象物が単位時間内に進行方向を維持する確率が規定値(第5閾値)である例えば50%以下であることを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、方向転換性を大に修正する(S23)。対象物が単位時間内に進行方向を維持する確率が、上記以外の場合である50%〜90%の確率であることを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、方向転換性を中に修正する(S23)。
特性値修正部14は特性値である道路横断性を以下の処理により修正して更新する(S24)。対象物である自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pの走路が車道Wのみであることを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、道路横断性を小に修正する(S24)。対象物が単位時間(例えば1分間)内に道路を横断する頻度が規定値(第6閾値)である例えば90%以上であることを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、道路横断性を大に修正する(S24)。対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が規定値(第7閾値)である例えば50%以下であることを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、道路横断性を小に修正する(S24)。対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が、上記以外の場合である50%〜90%の頻度であることを挙動検知部13が検知した場合は、特性値修正部14は、道路横断性を中に修正する(S24)。
種別判別部11が、ステップS12,S14及びS16において、対象物を自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pのいずれかに判別することはできない場合であって(S25)、挙動検知部13及び特性値修正部14によって得られた特性値が、以下のように自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pの仮設定される特性値と一致する場合には(S26)、種別設定部15は、対象物の種別を設定する(S27)。
すなわち、挙動検知部13及び特性値修正部14によって得られた対象物の特性値が、存在領域(走行エリア)が車道Lの車線中央部Lcであり、方向転換性が小であり、道路横断性が小の場合は、種別設定部15は当該対象物を自動二輪車Mであると設定する(S27)。
挙動検知部13及び特性値修正部14によって得られた対象物の特性値が、存在領域(走行エリア)が車道Lの車線側端部Lsであり、方向転換性が中であり、道路横断性が中の場合は、種別設定部15は当該対象物を自転車Bであると設定する(S27)。
挙動検知部13及び特性値修正部14によって得られた対象物の特性値が、存在領域(走行エリア)が歩道Wであり、方向転換性が大であり、道路横断性が大の場合は、種別設定部15は当該対象物を歩行者Pであると設定する(S27)。
なお、種別設定部15は、ステップS12,S14及びS16において、種別判別部11が対象物を自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pのいずれかに判別することができた場合には、種別判別部11により判別された種別を対象物の種別として設定する。
行動予測部16は、特性値修正部14により修正された対象物の特性値である存在領域(走行エリア)、方向転換性及び道路横断性と、種別設定部15により設定された対象物の種別とに基づいて、自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pの行動を予測する(S28)。具体的には、行動予測部16は、特性値修正部14により修正された走行エリア内に対象物が存在する確率を大きくする。また、行動予測部16は、特性値修正部14により修正された方向転換性に応じて方向転換確率を高めた対象物の進路分布を推定する。例えば、方向転換性が10%であれば、対象物が10%の確率で方向転換を行うことを前提の進路分布を推定する。さらに、行動予測部16は、特性値修正部14により修正された道路横断性に応じて道路横断確率を高めた対象物の進路分布を推定する。
加えて、行動予測部16は、種別設定部15により設定された対象物の種別も参照して対象物の行動を予測する。例えば、対象物が歩行者Pである場合に歩行者Pが50km/h以上の速度で移動するようなことはあり得ないため、そのような可能性は除いて対象物の行動を予測する。以上のようにして、行動予測部16は、図5に示すような、例えば、50msごとの自動二輪車Mの行動とその発生確率を予測することができる。
走行制御計画生成ECU50は、行動予測部16により予測された対象物の行動予測に従って、自車両Vの走行制御計画を生成する。その際に、走行制御計画生成ECU50は、自動二輪車M、自転車B、歩行者Pを含めた自車両Vの軌跡安全評価を実施する(S29)。
本実施形態によれば、種別判別部11は自車両Vの周囲に存在する対象物が自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pのいずれかであるかを判別し、特性値仮設定部12は種別判別部11により判別された対象物の種別に基づいて対象物の特性値を仮設定するため、対象物の種別に基づいて対象物の特性値を暫定的に決定することができる。
また、挙動検知部13は対象物の挙動を検知し、特性値修正部14は挙動検知部13により検知された対象物の挙動に基づいて特性値仮設定部12により仮設定された対象物の特性値を修正するため、実際の対象物の挙動に基づいて暫定的に決定した特性値を修正して対象物の特性値の精度を向上させることができる。
さらに、種別設定部15は特性値修正部14により修正された対象物の特性値に基づいて対象物が自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pのいずれかであるかを設定するため、対象物の種別を判別する精度を向上させることができる。
加えて、行動予測部16は特性値修正部14により修正された対象物の特性値と、種別設定部15により設定された対象物の種別とに基づいて対象物の行動を予測するため、実際の対象物の挙動に基づいて修正された対象物の特性値と対象物の種別とに基づいて対象物の行動予測を行うことになり、行動予測の精度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、自動二輪車M、自転車B及び歩行者Pのいずれかである対象物の特性値を安全性の担保ために重要な要素である存在領域、方向転換性及び道路横断性を含むものとするため、これらの特性値に基づいてなされた行動予測の価値も向上する。
また、本実施形態によれば、特性値仮設定部12は、存在領域、方向転換性及び道路横断性を段階的に仮設定するため、簡易な手法で各特性値を仮設定することができる。
この場合において、対象物が自動二輪車Mの場合は、自動二輪車Mが走行する場所は主に車道Lの車線中央部Lcであり、自動二輪車Mは比較的に高速走行を行うため方向転換性は低く、自動二輪車Mは道路を横断して走行することは少ないため、特性値仮設定部12は、存在領域を車道Lの車線中央部Lc、方向転換性を小、道路横断性を小と仮設定する。
また、対象物が自転車Bの場合は、自転車Bが走行する場所は主に車道Lの車線側縁部Ls及び歩道Wであり、自転車Bは自動二輪車Mよりも低速であるため方向転換性は中程度であり、自転車Bは自動二輪車Mよりも道路を横断する可能性があるため、特性値仮設定部12は、存在領域を車道Lの車線側縁部Ls及び歩道P、方向転換性を中、道路横断性を中と仮設定する。
さらに、対象物が歩行者Pの場合は、歩行者Pが歩行する場所は主に歩道Wであり、歩行者Pは低速であるため方向転換性は大きく、歩行者Pは道路を横断する可能性が高いため、特性値仮設定手段は、存在領域を歩道P、方向転換性を大、道路横断性を大と仮設定する。
以上により、特性値仮設定部12は、判別された対象物の種別に見合った特性値を仮設定することができる。
ここで、自動二輪車Mは運転者によって、車道Lの車線中央部Lcを走行する傾向が多いものと、車道Lの車線側縁部Lsを走行する傾向が多いものとに分かれるが、この構成によれば、種別判別部11が、対象物を自動二輪車Mであると判別したときであって、挙動検知13が、自動二輪車Mが車線側縁部Lsを走行する頻度が大きいことを検出した場合には、特性値修正部14は、存在領域を車道Lの車線中央部Lc及び車道の車線側縁部Lsと修正するため、実際の自動二輪車Mの傾向に合わせて特性値である存在領域を修正することができる。
あるいは、自転車Bや歩行者Pは、横断等の都合や道路状況等によって、車道Lに位置する傾向が多いものと、歩道Wに位置する傾向が多いものとに分かれる。しかし、本実施形態によれば、種別判別部11が、対象物を自転車B及び歩行者Pのいずれかであると判別したときであって、挙動検知部13が、自転車Bや歩行者Pが車道Lに存在する頻度が大きいと検出した場合には、特性値修正部14は、存在領域を車道Lと修正する。また、挙動検知部13が、自転車Bや歩行者Pが車道Lに存在する頻度が小さいことを検出した場合には、特性値修正部14は、存在領域を歩道Wと修正する。さらに、挙動検知部13が、自転車Bや歩行者Pが車道Lに存在する頻度が中程度であると検出した場合には、特性値修正部14は、存在領域を車道L及び歩道Wと修正する。このため、実際の自転車Bや歩行者Pの傾向に合わせて特性値である存在領域を修正することができる。
また、挙動検知部13が、対象物が方向転換を行う頻度が小さいことを検出した場合には、特性値修正部14は方向転換性を小と修正する。また、挙動検知部13が、対象物が方向転換を行う頻度が大きいことを検出した場合には、特性値修正部14は方向転換性を大と修正する。さらに、挙動検知部13が、対象物が方向転換を行う頻度が中程度であることを検出した場合には、特性値修正部14は方向転換性を大と修正する。このため、実際の対象物の傾向に合わせて特性値である方向転換性を修正することができる。
さらに、本実施形態では、挙動検知部13が、対象物が車道Lのみに存在していることを検出したときは、特性値修正部14は道路横断性を小と修正する。また、挙動検知部13手段が、対象物が道路を横断する傾向が大きいことを検出したときは、特性値修正部14は道路横断性を大と修正する。さらに、挙動検知部13が、対象物が道路を横断する傾向が小さいことを検出したときは、特性値修正部14は道路横断性を小と修正する。加えて、挙動検知部13が、対象物が道路を横断する傾向が中程度であることを検出したときは、特性値修正部14は道路横断性を中と修正する。このため、実際の対象物の傾向に合わせて特性値である道路横断性を修正することができる。
ここで、対象物が自動二輪車Mの場合は、自動二輪車Mが走行する場所は主に車道Lの車線中央部Lcであり、自動二輪車Mは比較的に高速走行を行うため方向転換性は低く、自動二輪車Mは道路を横断して走行することは少ないが、この構成によれば、実際に検出された対象物の挙動がこのような傾向を示した場合に、種別設定部15は対象物を自動二輪M車として設定するため、高精度で対象物の種別を設定することができる。
また、対象物が自転車Bの場合は、自転車Bが走行する場所は主に車道Lの車線側縁部Ls及び歩道Wであり、自転車Bは自動二輪車Mよりも低速であるため方向転換性は中程度であり、自転車Bは自動二輪車Mよりも道路を横断する可能性があるが、実際に検出された対象物の挙動がこのような傾向を示した場合に、種別設定部15は対象物を自転車Bとして設定するため、高精度で対象物の種別を設定することができる。
さらに、対象物が歩行者Pの場合は、歩行者Pが歩行する場所は主に歩道Wであり、歩行者Pは低速であるため方向転換性は大きく、歩行者Pは道路を横断する可能性が高いが、この構成によれば、実際に検出された対象物の挙動がこのような傾向を示した場合に、種別設定部15は対象物を歩行者Pとして設定するため、高精度で対象物の種別を設定することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。
実施形態に係る行動予測装置の構成を示すブロック図である。 対象物の行動予測の手順を示すフロー図である。 対象物の行動予測の手順を示すフロー図である。 行動予測装置による行動予測の基本シーンを示す図である。 行動予測の具体例を示す図である。
符号の説明
1…行動予測装置、10…行動予測ECU、11…種別判別部、12…特性値仮設定部、13…挙動検知部、14…特性値修正部、15…種別設定部、16…行動予測部、20…周辺センサ、30…ナビゲーション装置、40…通信装置、50…走行制御計画生成ECU。

Claims (9)

  1. 自車両の周囲に存在する対象物が自動二輪車、自転車及び歩行者のいずれかであるかを判別する種別判別手段と、
    前記種別判別手段により判別された前記対象物の種別に基づいて、前記対象物の特性値を仮設定する特性値仮設定手段と、
    前記対象物の挙動を検知する挙動検知手段と、
    前記挙動検知手段により検知された前記対象物の挙動に基づいて、前記特性値仮設定手段により仮設定された前記対象物の特性値を修正する特性値修正手段と、
    前記特性値修正手段により修正された前記対象物の特性値に基づいて前記対象物が自動二輪車、自転車及び歩行者のいずれかであるかを設定する種別設定手段と、
    前記種別設定手段により設定された前記対象物の種別に基づいて前記対象物の行動を予測する行動予測手段と、
    を備えた行動予測装置。
  2. 前記行動予測手段は、前記特性値修正手段により修正された前記対象物の特性値と、前記種別設定手段により設定された前記対象物の種別とに基づいて前記対象物の行動を予測する、請求項1に記載の行動予測装置。
  3. 前記対象物の特性値は、前記対象物の道路上における存在領域、前記対象物が方向を転換する可能性である方向転換性、及び前記対象物が道路を横断する可能性である道路横断性を含む、請求項1又は2に記載の行動予測装置。
  4. 前記特性値仮設定手段は、
    前記存在領域を、車道の車線中央部、車道の車線側縁部及び歩道の3領域の少なくともいずれかに仮設定し、
    前記方向転換性を、大、中及び小の3段階の少なくともいずれかに仮設定し、
    前記道路横断性を、大、中及び小の3段階の少なくともいずれかに仮設定し、
    前記種別判別手段が前記対象物を自動二輪車であると判別したときは、前記存在領域を車道の車線中央部、前記方向転換性を小、前記道路横断性を小と仮設定し、
    前記種別判別手段が前記対象物を自転車であると判別したときは、前記存在領域を車道の車線側縁部及び歩道、前記方向転換性を中、前記道路横断性を中と仮設定し、
    前記種別判別手段が前記対象物を歩行者であると判別したときは、前記存在領域を歩道、前記方向転換性を大、前記道路横断性を大と仮設定する、請求項に記載の行動予測装置。
  5. 前記特性値修正手段は、
    前記種別判別手段が、前記対象物を自動二輪車であると判別したときであって、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が車道の車線側縁部に存在する頻度が第1閾値を超えることを検出したときは、前記存在領域を車道の車線中央部及び車道の車線側縁部と修正する、請求項に記載の行動予測装置。
  6. 前記特性値修正手段は、
    前記種別判別手段が、前記対象物を自転車及び歩行者のいずれかであると判別したときであって、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が車道に存在する頻度が第2閾値以上であることを検出したときは、前記存在領域を車道と修正し、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が車道に存在する頻度が前記第2閾値より小さい第3閾値以下であることを検出したときは、前記存在領域を歩道と修正し、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が車道に存在する頻度が前記第2閾値未満であって前記第3閾値を超えていることを検出したときは、前記存在領域を車道及び歩道と修正する、請求項又はに記載の行動予測装置。
  7. 前記特性値修正手段は、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が単位時間内に進行方向を維持する頻度が第4閾値以上であることを検出したときは、前記方向転換性を小と修正し、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が単位時間内に進行方向を維持する頻度が前記第4閾値より小さい第5閾値以下であることを検出したときは、前記方向転換性を大と修正し、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が単位時間内に進行方向を維持する頻度が前記第4閾値未満であって前記第5閾値を超えていることを検出したときは、前記方向転換性を中と修正する、請求項のいずれか1項に記載の行動予測装置。
  8. 前記特性値修正手段は、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が車道のみに存在していることを検出したときは、前記道路横断性を小と修正し、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が第6閾値以上であることを検出したときは、前記道路横断性を大と修正し、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が前記第6閾値より小さい第7閾値以下であることを検出したときは、前記道路横断性を小と修正し、
    前記挙動検知手段が、前記対象物が単位時間内に道路を横断する頻度が前記第6閾値未満であって前記第7閾値を超えていることを検出したときは、前記道路横断性を中と修正する、請求項のいずれか1項に記載の行動予測装置。
  9. 前記種別設定手段は、
    前記特性値修正手段により修正された前記存在領域が車道の車線中央部であり、前記方向転換性が小であり、前記道路横断性が小であるときは、前記対象物を自動二輪車と設定し、
    前記特性値修正手段により修正された前記存在領域が車道の車線側縁部であり、前記方向転換性が中であり、前記道路横断性が中であるときは、前記対象物を自転車と設定し、
    前記特性値修正手段により修正された前記存在領域が歩道であり、前記方向転換性が大であり、前記道路横断性が大であるときは、前記対象物を歩行者と設定する、請求項のいずれか1項に記載の行動予測装置。
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