JP4339952B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一の半導体基板上に、第1のMOSFETを有するロジック部と、第2のMOSFETを有するI/O部(入出力部)と、第3のMOSFETを有するESD(Electric Static Discharge )保護部とを備えた半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロジック部に形成される第1のMOSFETは、消費電力の低減のために低電圧例えば2.5Vで動作することが求められると共に、処理能力の向上のために高速で動作することが求められている。
【0003】
また、I/O部に形成される第2のMOSFETは、外部から電源電圧が入力されたり又は外部との間で信号電圧の入出力を行なったりするために用いられるので、高電圧例えば3.3Vで動作することが求められる。
【0004】
また、ESD保護部に形成される第3のMOSFETは、サージ電圧を吸収するために、バイポーラ動作をし易いことが望ましいので、ソース領域又はドレイン領域とウェル領域との間の不純物の濃度勾配は急峻であることが求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の半導体装置においては、ロジック部の第1のMOSFET、I/O部の第2のMOSFET及びESD保護部の第3のMOSFETは、工程の簡素化のために同一の構造を有するのが通常である。
【0006】
このため、MOSFETをロジック部に求められる特性を有するように形成すると、I/O部又はESD保護部に形成されたMOSFETは求められる機能を発揮せず、MOSFETをI/O部に求められる特性を有するように形成すると、ロジック部又はESD保護部に形成されたMOSFETは求められる機能を発揮せず、MOSFETをESD保護部に求められる特性を有するように形成すると、MOSFETはロジック部又はI/O部に求められる機能を発揮しないという問題がある。
【0007】
前記に鑑み、本発明は、ロジック部に形成される第1のMOSFET、I/O部に形成される第2のMOSFET及びESD保護部に形成される第3のMOSFETがそれぞれ求められる機能を発揮できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る半導体装置は、一の半導体基板上に、第1のMOSFETを有するロジック部と、第2のMOSFETを有するI/O部と、第3のMOSFETを有するESD保護部とを備えた半導体装置を対象とし、第1のMOSFETは、相対的に小さい膜厚を持つ第1のゲート絶縁膜の上に形成された第1のゲート電極を有すると共に、ソース又はドレインとなる高濃度不純物層のチャネル領域側に低濃度不純物層を有しており、相対的に低い電圧で動作するように設定されており、第2のMOSFETは、相対的に大きい膜厚を持つ第2のゲート絶縁膜の上に形成された第2のゲート電極を有すると共に、ソース又はドレインとなる高濃度不純物層のチャネル領域側に第1の低濃度不純物層を有し且つ該第1の低濃度不純物層のチャネル領域側に該第1の低濃度不純物層よりも不純物濃度が低い第2の低濃度不純物層を有しており、相対的に高い電圧で動作するように設定されており、第3のMOSFETは、相対的に大きい膜厚を持つ第3のゲート絶縁膜の上に形成された第3のゲート電極を有すると共に、ソース又はドレインとなる高濃度不純物層のチャネル領域側に低濃度不純物層を有しており、相対的に高い電圧で動作するように設定されている。
【0009】
本発明に係る半導体装置によると、ロジック部に形成される第1のMOSFETの第1のゲート電極の下に形成されている第1のゲート絶縁膜の膜厚が相対的に小さいため、高速で動作することができる。また、第1のMOSFETは相対的に低い電圧で動作するため、第1のゲート絶縁膜の膜厚が小さくても、第1のゲート絶縁膜が破壊することはない。
【0010】
I/O部に形成される第2のMOSFETは、第2のゲート電極の下に形成される第2のゲート絶縁膜の膜厚が相対的に大きいため、相対的に高い電圧で動作させても第2のゲート絶縁膜が破壊することがない。また、第1の低濃度不純物層のチャネル領域側に、該第1の低濃度不純物層よりも不純物濃度が低い第2の低濃度不純物層が形成されているため、ソース又はドレインとなる高濃度不純物層とチャネル領域との間の不純物濃度の勾配が緩やかになる。
【0011】
ESD保護部に形成される第3のMOSFETは、第2のゲート電極の下に形成される第2のゲート絶縁膜の膜厚が相対的に大きいため、相対的に高い電圧で動作させても第2のゲート絶縁膜が破壊することがない。また、第2のMOSFETのように、チャネル又はドレインとなる高濃度不純物層のチャネル領域側に不純物濃度が異なる2つの低濃度不純物層を有していないため、高濃度不純物層とチャネル領域との間の不純物濃度の勾配を急峻にすることができる。
【0012】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、一の半導体基板上に、ロジック部、I/O部及びESD保護部を備えた半導体装置の製造方法を対象とし、一の半導体基板上に形成された半導体領域の上におけるロジック部形成領域に相対的に小さい膜厚を持つ第1の絶縁膜を形成すると共に、半導体領域の上におけるI/O部形成領域に相対的に大きい膜厚を持つ第2の絶縁膜を形成すると共に、半導体領域の上におけるESD保護部形成領域に相対的に大きい膜厚を持つ第3の絶縁膜を形成する工程と、第1、第2及び第3の絶縁膜の上に導電膜を形成する工程と、導電膜及び第1の絶縁膜をパターニングして相対的に小さい膜厚を持つ第1のゲート絶縁膜の上に第1のゲート電極を形成すると共に、導電膜及び第2の絶縁膜をパターニングして相対的に大きい膜厚を持つ第2のゲート絶縁膜の上に第2のゲート電極を形成すると共に、導電膜及び第3の絶縁膜をパターニングして相対的に大きい膜厚を持つ第3のゲート絶縁膜の上に第3のゲート電極を形成する工程と、半導体領域に対して第1、第2及び第3のゲート電極をマスクとして第1の不純物をドーピングすることにより、ロジック部形成領域に低濃度不純物層を形成すると共に、I/O部形成領域に第1の低濃度不純物層を形成すると共に、ESD保護部形成領域に低濃度不純物層を形成する工程と、半導体領域におけるI/O部形成領域に第2のゲート電極をマスクとして第1の不純物よりも拡散係数が大きい第2の不純物をドーピングすることにより、第1の低濃度不純物層のチャネル領域側に第1の低濃度不純物層よりも不純物濃度が低い第2の低濃度不純物層を形成する工程と、第1、第2及び第3のゲート電極の側面にそれぞれサイドウォールを形成する工程と、半導体領域に対して第1、第2及び第3のゲート電極並びにサイドウォールをマスクとして第3の不純物をドーピングすることにより、ロジック部形成領域、I/O部形成領域及びESD保護部形成領域にソース又はドレインとなる高濃度不純物層を形成する工程とを備えている。
【0013】
本発明に係る半導体装置の製造方法によると、ロジック部形成領域に形成され、膜厚が相対的に小さい第1の絶縁膜をパターニングして第1のゲート絶縁膜を形成するため、ロジック部に形成される第1のMOSFETの第1のゲート絶縁膜の膜厚は相対的に小さくなる。
【0014】
I/O部形成領域に形成され、膜厚が相対的に大きい第2の絶縁膜をパターニングして第2のゲート絶縁膜を形成するため、I/O部に形成される第2のMOSFETの第2のゲート絶縁膜の膜厚は相対的に大きくなる。また、半導体領域におけるI/O部形成領域に第2のゲート電極をマスクとして第1の不純物よりも拡散係数が大きい第2の不純物をドーピングするため、第1の低濃度不純物層のチャネル領域側に該第1の低濃度不純物層よりも不純物濃度が低い第2の低濃度不純物層が形成される。
【0015】
ESD保護部形成領域に形成され、膜厚が相対的に大きい第3の絶縁膜をパターニングして第3のゲート絶縁膜を形成するため、I/O部に形成される第2のMOSFETの第2のゲート絶縁膜の膜厚は相対的に大きくなる。また、チャネル又はドレインとなる高濃度不純物層のチャネル領域側に不純物濃度が異なる2つの低濃度不純物層を有していないため、高濃度不純物層とチャネル領域との間の不純物濃度の勾配を急峻にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、図1(a)、(b)及び図2(a)、(b)を参照しながら説明する。
【0017】
まず、図1(a)に示すように、p型の半導体基板上に形成されたp型のウェル領域10に、ロジック部形成領域、I/O部形成領域及びESD保護部形成領域の各領域を区画する素子分離領域11を形成した後、熱酸化法により、ウェル領域10の上におけるロジック部形成領域に例えば5nmの膜厚を有する第1のシリコン酸化膜を形成すると共に、ウェル領域10の上におけるI/O部形成領域に例えば9nmの膜厚を有する第2のシリコン酸化膜を形成すると共に、ウェル領域10の上におけるESD保護部形成領域に例えば9nmの膜厚を有する第3のシリコン酸化膜を形成する。この場合、膜厚が異なる第1、第2及び第3のシリコン酸化膜を形成する方法としては、例えば同じ膜厚例えば9nmの膜厚を有するシリコン酸化膜を全面的に熱酸化法により形成した後、該シリコン酸化膜における第2及び第3のシリコン酸化膜を形成する領域をマスクパターンにより覆った状態でエッチングを行なって、5nmの膜厚を有する第1のシリコン酸化膜を形成する方法、又は、5nmの膜厚を有する第1のシリコン酸化膜と、9nmの膜厚を有する第2及び第3のシリコン酸化膜とを異なる熱処理工程により形成する方法が挙げられる。
【0018】
次に、第1、第2及び第3のシリコン酸化膜の上に、例えばCVD法により650℃の温度下で例えば250nmの膜厚を有するノンドープ型のポリシリコン膜を堆積する。その後、ノンドープ型のポリシリコン膜の上に、ロジック部形成領域における第1のゲート電極形成領域に第1のマスク部を有し、I/O部形成領域における第2のゲート電極形成領域に第2のマスク部を有し、ESD保護部形成領域における第3のゲート電極形成領域に第3のマスク部を有するマスクパターンを形成した後、該マスクパターンをマスクとして、ノンドープ型のポリシリコン膜、並びに第1、第2及び第3のシリコン酸化膜に対してエッチングを行なうことにより、ロジック部形成領域に、5nmの膜厚を有する第1のゲート絶縁膜12を介して例えば0.25μmのゲート長を有する第1のゲート電極13を形成すると共に、I/O部形成領域に、9nmの膜厚を有する第2のゲート絶縁膜14を介して例えば0.4μmのゲート長を有する第2のゲート電極15を形成すると共に、ESD保護部形成領域に、9nmの膜厚を有する第3のゲート絶縁膜16を介して例えば0.4μmのゲート長を有する第3のゲート電極17を形成する。
【0019】
次に、n型不純物例えばヒ素(As)をイオン注入した後、熱処理を行なって不純物を活性化することにより、図1(b)に示すように、ロジック部形成領域に、第1の低濃度不純物層18を形成すると共に第1のゲート電極13からなる第1のn型ゲート電極13Aを形成し、第1の、I/O部形成領域に、第2の低濃度不純物層19を形成すると共に第2のゲート電極15からなる第2のn型ゲート電極15Aを形成し、ESD保護部形成領域に、第3の低濃度不純物層20を形成すると共に第3のゲート電極17からなる第3のn型ゲート電極17Aを形成する。
【0020】
次に、図2(a)に示すように、ロジック部形成領域及びESD保護部形成領域を覆うマスクパターン21を形成した後、該マスクパターン21及び第2のn型ゲート電極15Aをマスクとして、n型不純物例えばリン(P)をイオン注入した後、熱処理を行なって不純物の活性化を行なう。このようにすると、リンはヒ素よりも拡散性が高いので、第2の低濃度不純物層19の外側つまり第2の低濃度不純物層19のチャネル領域側に、第2の低濃度不純物層19よりも不純物濃度が低い第4の低濃度不純物層22が形成される。
【0021】
次に、マスクパターン21を除去した後、例えばCVD法により、半導体基板10の上に全面に亘ってTEOS膜を堆積した後、該TEOS膜に対して異方性エッチングを行なって、第1、第2及び第3のn型ゲート電極13A、15A、17Aの側面にそれぞれサイドウォール23を形成する。その後、第1、第2及び第3のn型ゲート電極13A、15A、17A並びに各サイドウォール23をマスクとしてn型不純物例えばヒ素をイオン注入した後、熱処理を行なって不純物を活性化させることにより、ロジック部形成領域に第1のMOSFETのソース又はドレインとなる第1の高濃度不純物層24を形成すると共に、I/O部形成領域に第2のMOSFETのソース又はドレインとなる第2の高濃度不純物層25を形成すると共に、ESD保護部形成領域に第3のMOSFETのソース又はドレインとなる第3の高濃度不純物層26を形成する。
【0022】
本実施形態によると、ロジック部に形成される第1のMOSFETにおいては、第1のゲート絶縁膜12の膜厚が相対的に小さいと共に、第1のn型ゲート電極13Aのゲート長が相対的に小さいので、高速での動作が可能になる。また、第1のMOSFETは、低電圧例えば2.5Vの電圧で動作するように設定されるので、第1のゲート絶縁膜12の膜厚が小さくても差し支えない。さらに、第1のMOSFETは低電圧で動作するため、チャネルホットエレクトロンのエネルギーが小さくなるので、ホットキャリア現象は余り問題にならない。このため、第1の高濃度不純物層24に拡散係数の小さいヒ素をドーピングして、短チャネル効果の防止を図っている。
【0023】
I/O部に形成される第2のMOSFETは、ロジック部に形成される第1のMOSFETに比べて高電圧例えば3.3Vの電圧で動作するため、ホットキャリア耐性が求められる。そこで、第2のMOSFETにおいては、第2の低濃度不純物層19のチャネル領域側に、第2の低濃度不純物層19よりも不純物濃度が低い第4の低濃度不純物層22が形成された複雑LDD構造に構成することにより、第1の高濃度不純物層25とチャネル領域との間の不純物濃度の勾配を緩やかにしているので、ホットキャリア耐性が向上する。本実施形態においては、第1の低濃度不純物層19に拡散係数が小さいヒ素をドーピングすると共に、第4の低濃度不純物層25に拡散係数が大きいリンをドーピングすることによって、複雑LDD構造を実現している。
【0024】
ESD保護部に形成される第3のMOSFETにおいては、第3の低濃度不純物層20とチャネル領域との間に、第3の低濃度不純物層20よりも不純物濃度が低い領域を形成していないと共に、第3の低濃度不純物層20には拡散係数が小さいヒ素をドーピングしているため、第3の高濃度拡散層26とチャネル領域との間の不純物濃度の勾配は急峻になる。このため、第3のMOSFETは、オン動作がし易いため、バイポーラ動作をし易いので、サージ電流を吸収し易くなる。
【0025】
図3は、ヒ素のドーピングの後にリンのドーピングを行なった場合(図中においては「あり」で示している。)と、ヒ素のドーピングの後にリンのドーピングを行なわない場合(図中においては「なし」で示している。)とにおけるゲート電極が破壊されるときの電流(破壊電流)の大きさを示している。図3から明らかなように、第2のMOSFETのように複雑LDD構造にすると、ゲート電極の耐圧が低下するが、ESD保護部に形成される第3のMOSFETは、単純LDD構造を有しているので、ゲート電極の耐圧が向上する。
【0026】
【発明の効果】
本発明に係る半導体装置によると、ロジック部に形成される第1のMOSFETの第1のゲート電極の下に形成されている第1のゲート絶縁膜の膜厚が相対的に小さいため、第1のMOSFETひいてはロジック部の高速動作化を図ることができる。I/O部に形成される第2のMOSFETは、ソース又はドレインとなる高濃度拡散層のチャネル側に、不純物濃度が異なる2つの低濃度不純物層を備えているため、ソース領域又はドレイン領域とチャネル領域との間の不純物濃度の勾配が緩やかになるので、相対的に高い電圧で動作させてもホットキャリア現象が発生し難い。ESD保護部に形成される第3のMOSFETにおいては、ソース領域又はドレイン領域とチャネル領域との間の不純物濃度の勾配を急峻にできるので、第3のMOSFETにバイポーラ動作をさせ易くなる。
【0027】
本発明に係る半導体装置の製造方法によると、ロジック部に形成される第1のMOSFETの第1のゲート絶縁膜の膜厚を相対的に小さくできるため、第1のMOSFETひいてはロジック部の高速動作化を図ることができる。半導体領域におけるI/O部形成領域に第2のゲート電極をマスクとして第1の不純物よりも拡散係数が大きい第2の不純物をドーピングして第2の低濃度不純物層を形成するため、ソース領域又はドレイン領域とチャネル領域との間の不純物濃度の勾配が緩やかになるので、相対的に高い電圧で動作させてもホットキャリア現象が発生し難い。また、ESD保護部形成領域においては、高濃度不純物層とチャネル領域との間の不純物濃度の勾配を急峻にできるため、第3のMOSFETにバイポーラ動作をさせ易くなるので、サージ電流を吸収し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】ヒ素のドーピングの後にリンのドーピングを行なった場合と、ヒ素のドーピングの後にリンのドーピングを行なわない場合とにおける破壊電流の対比状態を示す図である。
【符号の説明】
10 ウェル領域
11 素子分離領域
12 第1のゲート絶縁膜
13 第1のゲート電極
13A 第1のn型ゲート電極
14 第2のゲート絶縁膜
15 第2のゲート電極
15A 第2のn型ゲート電極
16 第3のゲート絶縁膜
17 第3のゲート電極
17A 第3のn型ゲート電極
18 第1の低濃度不純物層(低濃度不純物層)
19 第2の低濃度不純物層(第1の低濃度不純物層)
20 第3の低濃度不純物層(低濃度不純物層)
21 マスクパターン
22 第4の低濃度不純物層(第2の低濃度不純物層)
23 サイドウォール
24 第1の高濃度不純物層
25 第2の高濃度不純物層
26 第3の高濃度不純物層

Claims (2)

  1. 一の半導体基板上に、第1のMOSFETを有するロジック部と、第2のMOSFETを有するI/O部と、第3のMOSFETを有するESD保護部とを備えた半導体装置であって、
    前記第1のMOSFETは、相対的に小さい膜厚を持つ第1のゲート絶縁膜の上に形成された第1のゲート電極を有すると共に、ソース又はドレインとなる高濃度不純物層のチャネル領域側に低濃度不純物層を有しており、相対的に低い電圧で動作するように設定されており、
    前記第2のMOSFETは、相対的に大きい膜厚を持つ第2のゲート絶縁膜の上に形成された第2のゲート電極を有すると共に、ソース又はドレインとなる高濃度不純物層のチャネル領域側に第1の低濃度不純物層を有し且つ該第1の低濃度不純物層のチャネル領域側に該第1の低濃度不純物層よりも不純物濃度が低い第2の低濃度不純物層を有しており、相対的に高い電圧で動作するように設定されており、
    前記第3のMOSFETは、相対的に大きい膜厚を持つ第3のゲート絶縁膜の上に形成された第3のゲート電極を有すると共に、ソース又はドレインとなる高濃度不純物層のチャネル領域側に低濃度不純物層を有しており、相対的に高い電圧で動作するように設定されており、
    前記第1のMOSFETの低濃度不純物層、前記第2のMOSFETの第1の低濃度不純物層、及び、前記第3のMOSFETの低濃度不純物層が同一の第1の不純物で形成されており、
    前記第2のMOSFETの第2の低濃度不純物層が、前記第1の不純物より拡散係数の大きい第2の不純物で形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 一の半導体基板上に、ロジック部、I/O部及びESD保護部を備えた半導体装置の製造方法であって、
    一の半導体基板上に形成された半導体領域の上におけるロジック部形成領域に相対的に小さい膜厚を持つ第1の絶縁膜を形成すると共に、前記半導体領域の上におけるI/O部形成領域に相対的に大きい膜厚を持つ第2の絶縁膜を形成すると共に、前記半導体領域の上におけるESD保護部形成領域に相対的に大きい膜厚を持つ第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1、第2及び第3の絶縁膜の上に導電膜を形成する工程と、
    前記導電膜及び第1の絶縁膜をパターニングして相対的に小さい膜厚を持つ第1のゲート絶縁膜の上に第1のゲート電極を形成すると共に、前記導電膜及び第2の絶縁膜をパターニングして相対的に大きい膜厚を持つ第2のゲート絶縁膜の上に第2のゲート電極を形成すると共に、前記導電膜及び第3の絶縁膜をパターニングして相対的に大きい膜厚を持つ第3のゲート絶縁膜の上に第3のゲート電極を形成する工程と、
    前記半導体領域に対して前記第1、第2及び第3のゲート電極をマスクとして第1の不純物をドーピングすることにより、ロジック部形成領域に低濃度不純物層を形成すると共に、I/O部形成領域に第1の低濃度不純物層を形成すると共に、ESD保護部形成領域に低濃度不純物層を形成する工程と、
    前記半導体領域におけるI/O部形成領域に前記第2のゲート電極をマスクとして前記第1の不純物よりも拡散係数が大きい第2の不純物をドーピングすることにより、前記第1の低濃度不純物層のチャネル領域側に前記第1の低濃度不純物層よりも不純物濃度が低い第2の低濃度不純物層を形成する工程と、
    前記第1、第2及び第3のゲート電極の側面にそれぞれサイドウォールを形成する工程と、
    前記半導体領域に対して前記第1、第2及び第3のゲート電極並びに前記サイドウォールをマスクとして第3の不純物をドーピングすることにより、ロジック部形成領域、I/O部形成領域及びESD保護部形成領域にソース又はドレインとなる高濃度不純物層を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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