JP4336682B2 - エレベータ用昇降路建物の構築方法 - Google Patents

エレベータ用昇降路建物の構築方法 Download PDF

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この発明は、既存建物へ付設されるエレベータにおける昇降路建物、すなわちエレベータシャフトの構築方法に関する。
4〜5階建ての既存中低層集合住宅には、エレベータが設置されていないものがある。一方、高齢化が急速に進みつつある現代社会では、バリアフリー化に対する要求が大きく、既存の中低層住宅でもエレベータを設置することが強く望まれている。しかし、1,2階の居住者にとって、エレベータの設置は大きなメリットがなく、したがって、工事に伴う騒音や工事期間中の生活の障害が大きな苦痛に感じられ、また設置費用の居住者負担が求められることもあることから、工事の同意、承認が得にくく、また工事に対する苦情が生じやすいという問題点がある。
そこで、従来より、既存の建物の外部階段室にエレベータを付設する工法が種々提案されている。いずれも、設置費用をできるだけ安く抑え、工事中の居住者の生活への負担を最小限にするために、工事期間を短縮することを目的としている。
例えば、特許文献1には、外部エレベータの地下ピット部が、地面を掘削した根切り部に設置される構造において、地下ピット部を鉄骨フレームを一体的に組立ててなる鉄骨フレームピットとし、この鉄骨フレームピット部とエレベータ本体部の鉄骨架構とを一体に設けて、最上階部屋根から鉄骨フレームピット部までを工場製作の外部エレベータユニットとし、これを現場打ちコンクリートにより構築された基礎の上に、クレーン等で吊り上げて設置する外部エレベータの構築方法が記載されている。この方法では、エレベータシャフトのピット部が鉄骨構造でユニット化され、現場への運搬が容易となり、現場では、必要に応じて、このピット部に工場製作のプレキャスト板を張るだけで工事が終了するから、施工期間を従来に比べて短縮化できるという。しかし、この方法においても、基礎部分は、掘削部への現場打ちコンクリートで構成される。
特開2004−244208号公報
上記従来の工法においては、基礎部分が現場打ちコンクリートで施工されるため、以下のような問題点がある。(1)設置面積に対して、作業空間を含めより大面積の掘削工事を必要とする。(2)このため、大量の掘削土が発生しその処理に難渋する。(3)掘削壁面の養生の必要性がある。(4)環境の劣悪な地下での長時間の危険な作業を強いられる。(5)長期のコンクリート及び第三者に対する養生が必要である。(6)短期間で高い寸法精度を出すのが困難である。また上記従来の工法においては、昇降路建物と既存建物の階段とを接続する際の高さ調整については何ら考慮されていない。工場製作の外部エレベータユニットとして構成される昇降路建物を基礎上に接続して構築する場合には、既存建物との高さ調整に多くの手数と時間を要することになるという問題点がある。
したがって、この発明は、基礎部を工場生産によるプレキャストコンクリート(PC)化し、潜函工法により現場に埋設することにより、掘削工事を最小限に止め、大部分の工事を安全な地上作業とし、高い寸法精度を出しながら、工期を短縮して居住者の障害を最小限に止めることができるエレベータ用昇降路建物の構築方法を提供することを課題とする。
この出願の発明においては、上記課題を解決するため、既存建物の階段Aに隣接して、当該既存建物の外部に、エレベータ用の昇降路建物を構築する方法であって、以下の工程を含むものを提供する。すなわち、(1)予め工場にて製作された鉄筋コンクリート製、無底箱形で、上部の四隅に鉄骨柱頭を突出させたPC基礎1を用意する工程、(2)PC基礎1を昇降路建物21の構築場所に潜函させて地盤に固定することによって基礎を構築する工程、(3)予め箱形に一体に組み立てられ、PC基礎1の鉄骨柱頭2に接続できるように下端の四隅から下方へ主柱材33を突出させた昇降路用の建物本体22を用意する工程、(4)構築されたPC基礎1の上に、建物本体22を吊り下ろして、建物本体の主柱材33とPC基礎の鉄骨柱頭2とを接続する工程、(5)各階の踊り場Bの端部と建物本体22とを接続するための複数の床パネル23を用意する工程、(6)建物本体22の上部から各階の踊り場Bに対応する床パネル23をターンバックル29,32を有する吊支部材24にて吊り、各床パネル23の高さ位置をターンバックル29,32にて調整することにより、各階の踊り場Bと建物本体22との間を床パネル23で接続する工程を含む。
この出願の発明においては、以下のような効果を有する。(1)PC基礎を用いるので、基礎の寸法精度と品質を向上させることができる。(2)潜函工法の採用により狭小地での施工が可能となり、(3)掘削土の発生を従来に比して減少させることができると共に、(4)悪環境の地下作業を減少させることができ、(5)既存建物との高さ調整が容易であることとも相まって、工期を大幅に短縮できる。(6)梁材と油圧ジャッキを用いたレベル調整方法の採用により、地上からの作業のみで、安全かつ容易に、レベル調整を行うことができ、(7)PC基礎の位置決めの精度を大幅に向上させることができる等の効果を有する。
図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係るエレベータ用昇降路建物の側面図、図2は本発明に係るエレベータ用昇降路建物の正面図、図3は本発明におけるPC基礎の施工過程を示す断面図、図4は同平面図、図5は本発明の工法に用いるPC基礎の斜視図、図6は本発明におけるPC基礎の施工過程を示す一部の拡大断面図、図7は矩形枠とガイド部材の拡大断面図、図8乃至図15は本発明におけるPC基礎の施工課程を順を追って示す断面図、図16は本発明の昇降路建物の一部の正面図、図17は昇降路建物を構成する鉄骨架構の側面図、図18は昇降路建物を構成する鉄骨架構の正面図、図19は鉄骨架構における吊り梁部の側面図、図20(A)は鉄骨架構における床パネル付近の平面図、(B)は同側面図である。
図1,図2に示すエレベータ用昇降路建物21を構築する場合に、この発明の工法においては、まず予め工場にて製作された鉄筋コンクリート製のPC基礎1を昇降路建物21の設置場所に潜函させることにより基礎を構築する。図5に示すように、PC基礎1は、無底の箱形で、上部の四隅に鉄骨柱頭2を突出させてなる。鉄骨柱頭2は、H形鋼材からなり、昇降路建物の本体22の主柱材33にボルト・ナットで接続可能な接続部2aを有する。PC基礎1は、例えば、約2,200mm四方、高さ約1,800mm、重量約10t程度に構成され、下端縁部には、自重による潜函を容易にするため、鉄板で被覆された刃先が形成される。また、PC基礎1の内側下部には、後記耐圧盤15の鉄筋と接続するための接続金具(図示せず)が埋め込まれている。PC基礎1は、工場にて製作され、トラックで現場へ搬送される。
基礎の構築工事は以下のように行われる。まず、図8に示すように、昇降路建物21の設置場所の所要位置に鋼管杭3を打設する。次いで、設置場所の地盤をPC基礎1の潜函面積(底面積)よりもやや広く(例えば周囲に約300mmずつ)、かつ基礎底盤14(図12)を形成する深さ(例えば約2,000mm)より浅く(例えば約700mm)掘削し、養生パネル16で山留して、先行掘地盤4を形成する。また、この先行掘地盤4の外周側を例えば幅100mm、深さ100mm程度に掘削して溝4aを形成する。
次いで、図9に示すように、先行掘地盤4上に、PC基礎の潜函位置を包囲するように、鋼製の矩形枠5を水平に配置し、先行掘地盤4上に配置された矩形枠5の外周に、先行コンクリート6を打設し、当該先行コンクリート6上に基準レベル面6aを形成する。先行コンクリート6の強度確保のために、例えば4週間程度の養生期間をおく。先行コンクリート6は、溝4a内において垂直断面が拡大されており、十分な水平方向の耐力を有する。
ここで、図4,図7を参照して、矩形枠5の構造を説明する。矩形枠5は、互いに両端部においてボルト・ナットにより接続・分離可能に構成される4つの枠材5a,5b,5c,5d(図4)からなり、施工現場において矩形の枠に組み立てられる。各枠材5a,5b,5c,5dは、図7に示すように、先行掘地盤4上に載置される接地片51と、PC基礎の外周に平行に所定の間隔を置いて対向するように配置される起立片52と、接地片51と平行に対向する上部片53とを具備する。先行コンクリート6を打設する工程において、矩形枠5が、先行コンクリート6の内側の型枠として使用され、上部片53が先行コンクリート6の基準レベル面6aと面一となる。各枠材5a,5b,5c,5dには、3カ所ずつガイド取付板7が固着される。ガイド取付板7は、上部片53の上面に溶着され、基準レベル面6aの上に載る位置に配置される。ガイド取付板7は、枠材の延長直交方向のボルト挿通用長孔7aを有する。
施工方法に戻る。次いで、図10、図7に示すように、矩形枠5のガイド取付板7上に、ボルト・ナット9でガイド部材8を取り付ける。図示の実施例(図7)において、ガイド部材8は、アングル鋼材からなる取付部材8aの起立片にキャスター8bを固着してなる。これと相前後して、PC基礎1をクレーンで吊り、図11に示すように、矩形枠5の内側の先行掘地盤4上にPC基礎1を配置する。この際、矩形枠5の内側とPC基礎1の外側面との間に所定の間隔(例えば約30mm)を置くよう位置調整する。このとき、長孔7aに対するボルト・ナット9の位置を変更することにより、ガイド部材8の位置を調整し、矩形枠5とPC基礎1との間に上記所定間隔が形成される位置において車輪がPC基礎1の外側面に接触するようにガイド部材8を固定する。
次いで、図12に示すように、先行掘地盤4上に配置されたPC基礎1の内側の地盤を順次掘削して徐々にPC基礎1を自重で潜函させ、基準レベルまで潜函したところで基礎底盤14を形成する。潜函の過程でPC基礎1は傾くので、ガイド部材8が側面に接してこれを案内する。このとき、ガイド部材8を介して矩形枠5に水平方向の力が作用する。先行掘地盤4の溝4aにより垂直方向の断面積を拡大された先行コンクリート6が、この水平力に有効に対抗する。
次いで、図13に示すように、レベル調整装置10を用いてPC基礎1を所定の設計位置に正確に位置決めする。
レベル調整装置10について説明する。レベル調整装置10は、PC基礎の各一対の鉄骨柱頭2,2間に架設される梁材11と、この梁材11と先行コンクリートの基準レベル面6aとの間に挿入される油圧ジャッキ12とを具備する。図示の実施例において、梁材11は、PC基礎1の外側へ張り出した両端の下部に垂直下方へ延出するように固着された束材13を具備する。梁材11は、下面の所定位置に、鉄骨柱頭2を構成するH形鋼材のフランジの外側面に当接するブラケット11aを有する。このブラケット11aは、鉄骨柱頭2の接続部2aに形成されたボルト挿通孔に対応するボルト挿通孔を有し、鉄骨柱頭2にボルト・ナットで接続可能に構成される。
施工方法に戻る。束材13の下端と先行コンクリート6の基準レベル面6aとの間に、油圧ジャッキ12を挿入し、油圧ジャッキ12を地上で操作して、PC基礎の鉄骨柱頭2のレベルを設計値に精度よく合わせるように位置決めする。PC基礎の位置決め完了後、矩形枠5からガイド部材8を撤去し、鋼管杭3の先端部を処理した後、PC基礎1内の基礎底盤14上に、図14に示すように、鉄筋を配筋してコンクリートを打設することにより耐圧盤15を形成する。鉄筋は、PC基礎1に予め埋め込まれている接続金具と接続する。
1週間程度養生して耐圧盤15の強度が確保された後、レベル調整用の梁材11、束材13、油圧ジャッキ12を撤去し、図15に示すように、PC基礎1の周りを埋め戻す。以上で基礎工事が完了する。
図1,2,16に示すように、エレベータの昇降路建物21は、建物本体22と、床パネル23と、吊支部材24とを具備する。昇降路建物21は、既存建物の階段Aにおける3,4,5階の各階の踊り場Bの端部に、床パネル23を介して出入り口32を接続するように、当該既設建物の外部に構築される。
建物本体22は、例えば予め工場にて一体の箱形に組み立てられて、現場に搬送され、予め現場に構築されたPC基礎1上にクレーンで吊り下ろされ、ボルト・ナットで接続される。
建物本体22と各階の踊り場Bの端部とは、床パネル3により接続される。吊支部材24は、床パネル23を、高さ位置を調整可能に、建物本体22に吊り止める。
建物本体22には、最上部付近に位置して、既存建物の階段A側へ向かって張り出す吊り梁25が設けられると共に、各階の踊り場Bに対応する高さ位置において床パネル3のエレベータ側の端部を支持する床パネル受け部材26が設けられる。
吊支部材24は、建物本体の吊り梁25と最上階の床パネル23とをターンバックル29を介して高さ位置調整可能に結合する上下一対のねじ棒27,28と、その下方の各上下階の床パネル23,23間をターンバックル32を介して高さ位置調整可能に結合する上下一対のねじ棒30,31とを具備する。
一般に、建物本体2を一体のものとして工場で組み立てる場合には、構築現場において、踊り場Bとの接続のための位置調整に手間取るが、この実施形態においては、ねじ棒27・28,30・31とターンバックル29,32の調整により、床パネル23の高さ位置を任意に変更することで、位置合わせ作業を迅速に行うことができる。
図17,18に示すように、建物本体2は、H形鋼材からなる四隅の主柱材33を梁34と腹材35で接続して箱形に一体に組まれた鉄骨架構36を具備する。
鉄骨架構36の最上部付近に位置して、既存建物の階段A側へ向かって左右両側から突出するように接続部材37が設けられる(図19)。吊り梁25は、この接続部材37の先端にボルト・ナットにて現場で接続される。接続部材37は、床パネル受け部材26と同じ突出寸法を有し、運搬時の安定性を確保し、また運搬時に一部に過度の負荷がかからないようになっている。
床パネル受け部材26は、正面側左右一対の主柱材33の所要高さ位置に、工場にて予め固着される。
図20に示すように、床パネル23は、既存建物の踊り場Bに向く一端側の左右に、上下からねじ棒28,30(30,31)を螺合することができる垂直方向のねじ筒38が埋設され、他端側には、床パネル受け部材26との間を所要の高さ調整用スペーサ39を介してボルト40にて接続するための垂直方向のボルト挿通孔21が設けられている。
例えば、工場で一体に組み立てられた建物本体22は、トラック等で建設現場に搬送され、現場において吊り梁25が接続される。建物本体22は、クレーンで吊り上げられ、予め構築されているPC基礎1の上に降ろされ、主柱材33の下端部を鉄骨柱頭2に接続することにより自立する。
各階の踊り場Bの端部と建物本体22の各床パネル受け部材26とを接続するため、床パネル23が取り付けられる。建物本体22の吊り梁25と最上階の踊り場Bに接続される床パネル23は、ターンバックル29を介して上下一対のねじ棒27,28にて結合される。床パネル23の高さ位置は、ターンバックル29にて調整され、最上階の踊り場Bと建物本体22の対応する床パネル受け部材26との間が床パネル23で接続される。それよりの下方の階における床パネル23は、それぞれ、その直上の階の床パネル23とターンバックル32を介して上下一対のねじ棒30,31にて結合される。当該床パネル23の高さ位置はターンバックル32にて調整され、踊り場Bと建物本体22の対応する床パネル受け部材26との間が床パネル23で接続される。その後、手摺り、壁板等が付設され、昇降路建物21が完成する。
この発明は、例えば、4〜5階建ての既存の現住集合住宅の階段に接続するように、後付で外部エレベータの昇降路建物を構築するために採用することができ、これにより、工期を大幅に短縮することができる。
エレベータ用昇降路建物の側面図である。 エレベータ用昇降路建物の正面図である。 基礎の施工過程を示す断面図である。 基礎の施工過程を示す平面図である。 PC基礎の斜視図である。 基礎の施工過程を示す一部の拡大断面図である。 矩形枠とガイド部材の拡大断面図である。 基礎の施工過程を順を追って示す断面図である。 基礎の施工過程を順を追って示す断面図である。 基礎の施工過程を順を追って示す断面図である。 基礎の施工過程を順を追って示す断面図である。 基礎の施工過程を順を追って示す断面図である。 基礎の施工過程を順を追って示す断面図である。 基礎の施工過程を順を追って示す断面図である。 基礎の施工過程を順を追って示す断面図である。 昇降路建物の一部の正面図である。 昇降路建物を構成する鉄骨架構の側面図である。 昇降路建物を構成する鉄骨架構の正面図である。 鉄骨架構における吊り梁部の側面図である。 (A)は鉄骨架構における床パネル付近の平面図、(B)は同側面図である。
符号の説明
1 PC基礎
2 鉄骨柱頭
2a 接続部
3 鋼管杭
4 先行掘地盤
4a 溝
5 矩形枠
5a 枠材
5b 枠材
5c 枠材
5d 枠材
51 接地片
52 起立片
53 上部片
6 先行コンクリート
6a 基準レベル面
7 ガイド取付板
7a 長孔
8 ガイド部材
8a 起立片
8b キャスター
9 ボルト・ナット
10 レベル調整装置
11 レベル調整用梁材
11a ブラケット
12 油圧ジャッキ
13 束材
14 基礎底盤
15 耐圧盤
16 養生パネル
21 昇降路建物
22 建物本体
23 床パネル
24 吊支部材
25 吊り梁
26 床パネル受け部材
27 ねじ棒
28 ねじ棒
29 ターンバックル
30 ねじ棒
31 ねじ棒
32 ターンバックル
33 主柱材
34 梁
35 腹材
36 鉄骨架構
37 接続部材
38 ねじ筒
39 調整用スペーサ
40 ボルト
41 ボルト挿通孔
42 出入り口
A 既存建物の階段
B 踊り場

Claims (2)

  1. 既存建物の階段に隣接して、当該既存建物の外部に、エレベータ用の昇降路建物を構築する方法であって、
    予め工場にて製作された鉄筋コンクリート製、無底箱形で、上部の四隅に鉄骨柱頭を突出させたPC基礎を用意する工程と、
    昇降路建物の構築場所の地盤を前記PC基礎の底面積よりも広く掘削して先行掘地盤を形成する工程と、
    前記先行掘地盤上に、前記PC基礎を潜函させる位置を包囲するように、鋼製の矩形枠を水平に配置する工程と、
    前記先行掘地盤上の前記矩形枠の外周に、先行コンクリートを打設し、当該先行コンクリート上に基準レベル面を形成する工程と、
    前記矩形枠の内側に所定の間隔を置いて、前記先行掘地盤上に、前記PC基礎を配置する工程と、
    前記矩形枠の所要位置に、前記PC基礎を設計位置へ潜函させるための複数のガイド部材を、PC基礎の四囲に転接するように固定する工程と、
    前記PC基礎の内側の地盤を基礎底盤となる位置まで掘削して、PC基礎を基準レベルまで潜函させる工程と、
    前記PC基礎の各一対の鉄骨柱頭間に、PC基礎の外側へ張り出すレベル調整用の梁材を架設する工程と、
    前記梁材と前記先行コンクリートの基準レベル面との間に、油圧ジャッキを挿入する工程と、
    前記油圧ジャッキを操作して、前記PC基礎の鉄骨柱頭のレベルを設計値に合わせて位置決めする工程と、
    前記PC基礎の位置決め完了後、前記矩形枠から前記ガイド部材を撤去する工程と、
    所定位置に潜函された前記PC基礎内の基礎底盤上に、鉄筋を配筋してコンクリートを打設することにより耐圧盤を形成する工程と、
    前記耐圧盤の強度確保後、前記レベル調整用の梁材と前記油圧ジャッキを撤去する工程と、
    前記PC基礎の周りを埋め戻す工程と、
    予め箱形に一体に組み立てられ、前記PC基礎の鉄骨柱頭に接続できるように下端の四隅から下方へ突出する主柱材を具備する昇降路用の建物本体を用意する工程と、
    構築された前記PC基礎の上に、前記建物本体を吊り下ろして、建物本体の主柱材とPC基礎の鉄骨柱頭とを接続する工程と、
    前記各階の踊り場の端部と前記建物本体とを接続するための複数の床パネルを用意する工程と、
    前記建物本体の上部から前記各階の踊り場に対応する前記床パネルをターンバックルを有する吊支部材にて吊り、各床パネルの高さ位置をターンバックルにて調整することにより、各階の踊り場と建物本体との間を床パネルで接続する工程と、を含むことを特徴とするエレベータ用昇降路建物の構築方法。
  2. 前記建物本体が、前記階段の最上部の踊り場より上方に位置して前記既存建物へ向かって張り出す位置に設けられた吊り梁と、前記階段における各階の踊り場に対応する高さ位置に設けられた床パネル受け部材と、前記PC基礎の鉄骨柱頭に接続できるように下端の四隅から下方へ突出する主柱材とを具備し、
    前記各階の踊り場の端部と前記建物本体の各床パネル受け部材とを接続するための複数の床パネルを用意する工程と、
    前記建物本体の吊り梁と最上階の踊り場に接続される前記床パネルとをターンバックルを介して上下一対のねじ棒にて結合し、当該床パネルの高さ位置をターンバックルにて調整し、最上階の踊り場と建物本体の対応する前記床パネル受け部材との間を床パネルで接続する工程と、
    上階の踊り場に接続される前記床パネルと当該踊り場の下階の踊り場に接続される前記床パネルとをターンバックルを介して上下一対のねじ棒にて結合し、下階の踊り場に接続される床パネルの高さ位置をターンバックルにて調整し、下階の踊り場と建物本体の対応する前記床パネル受け部材との間を床パネルで接続する工程と、を含むことを特徴とする請求項に記載のエレベータ用昇降路建物の構築方法。
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