JP4336039B2 - エポキシコハク酸アミド誘導体 - Google Patents

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Description

[技術分野]
本発明は、新規なエポキシコハク酸アミド誘導体、およびそのエポキシコハク酸アミド誘導体を用いた骨疾患および関節炎の治療薬に関する。
[背景技術]
骨組織は破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成を繰り返しており、このバランスの上に骨の構造および量が保持されている。しかし、骨吸収が優位な状態が長期間続くと骨粗鬆症などの骨疾患を発症する。また悪性高カルシウム血症及び骨パジェット病も骨吸収の異常亢進を伴う疾患と考えられている。
破骨細胞による骨吸収は、ミネラルの溶解(脱灰)と骨基質の分解のステップに分けることができ、骨基質の分解はリソソーム酵素により起こると考えられている。最近の研究では、リソソーム酵素の中で中心的に働いているものは、システインプロテアーゼであるカテプシンLや、カテプシンL類似の酵素であるカテプシンKといわれている(掛川、勝沼、Molecular Medicine,30(10),1310−1318(1993)、手塚ほか、J.Biol.Chem.,269,106−1109(1994)、乾ほか、J.Biol.Chem.,272,8109(1997))。また、システインプロテアーゼ阻害剤が骨吸収を抑制することが報告されている(J.M.Delaisseほか、 Biochem.Biophys.,Res.Commun.,125,441−447(1984))。そこで、カテプシンLをはじめとするシステインプロテアーゼを阻害する化合物は、骨粗鬆症などの骨疾患の治療に有望であると考えられている。
特公昭61−55509号公報は、チオール基がその活性の発現に関与する蛋白分解酵素の活性を阻害する化合物として、エポキシコハク酸誘導体(エポキシスクシナム酸化合物)を開示している。そして、いくつかのエポキシコハク酸誘導体を骨疾患の治療に用いることが既に提案されている(特開昭63−284127号、特開平2−218610号各公報)。
また、特開平8−41043号公報及び特開平8−104684号公報には、それぞれ特定の化学構造を持つエポキシコハク酸アミド誘導体が骨疾患の治療に有効であることが記載されている。さらに、WO96/30354号公報にも、新規なエポキシコハク酸アミド誘導体の骨疾患治療剤としての利用が記載されている。
従って、本発明は、骨粗鬆症、悪性高カルシウム血症、骨パジェット病等の骨疾患の予防または治療に有用な新規なエポキシコハク酸アミド誘導体、およびそれらの目的の薬剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、カテプシンB及びLなどのシステインプロテアーゼ活性の異常亢進を伴なう変形性関節症や慢性関節リウマチの治療に有用な化合物および薬剤を提供することをも目的とする。
本発明は更に、カテプシンB及びLが関与する筋ジストロフィーや筋萎縮症などの疾患の治療剤として有用な化合物を提供することもその目的とする。
[発明の開示]
本発明者は、上記の課題の解決のために鋭意研究した結果、下記式(1)で表わされる新規なエポキシコハク酸アミド誘導体、またはその生理学的に許容される塩が、カテプシンLとBに対する優れた阻害作用を示すと共に、強力な骨吸収抑制作用と閉経後骨粗鬆症モデルに対する有効性を示し、さらに慢性関節リウマチモデルに対する有効性を示すことを見い出した。
Figure 0004336039
[上記の式においてRは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が2〜10のアルケニル基、炭素原子数が2〜10のアルキニル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基であり;Rは、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が2〜10のアルケニル基、炭素原子数が2〜10のアルキニル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基であり;Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が2〜10のアルケニル基、炭素原子数が2〜10のアルキニル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基であり;Xは、−O−または−NR−(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)であり;Yは、OR(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数2〜20のアシル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)、SR(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数2〜20のアシル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)、NR(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数2〜20のアシル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基であり、モしてRは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である);そしてYは、水素原子または炭素原子数が1〜10のアルキル基である;あるいはYとYとは一緒になって、=O、=S、=N−R(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)、あるいは=N−OR10(R10は、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)を表してもよい;なお、上記R〜R10のアルキル基はいずれも、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素原子数が1〜6のアルキルアミノ基、合計炭素原子数が2〜12のジアルキルアミノ基、炭素原子数が1〜6のアルコキシ基、カルボキシル基、炭素原子数が2〜7のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、炭素原子数が2〜7のアルキルアミノカルボニル基、合計炭素原子数が3〜13のジアルキルアミノカルボニル基、およびグアニジノ基からなる群より選ばれる一もしくは二以上の置換基を有していてもよく、また上記のR〜R10の各アリール基及び各複素環基は、炭素原子数が1〜6のアルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素原子数が1〜6のアルキルアミノ基、合計炭素原子数が2〜12のジアルキルアミノ基、炭素原子数が1〜6のアルコキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数が1〜6のハロアルキル基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、炭素原子数が2〜7のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、炭素原子数が2〜7のアルキルアミノカルボニル基、合計炭素原子数が3〜13のジアルキルアミノカルボニル基、アミジノ基、及びグアニジノ基からなる群より選ばれる一もしくは二以上の置換基を有していてもよい]。
従って、上記式(1)の新規なエポキシコハク酸アミド誘導体、またはその生理学的に許容される塩は、骨疾患および関節炎の予防または治療に有用である。
次に本発明の好ましい態様を記載する。
1)式(1)のRが、水素原子または炭素原子数が1〜6のアルキル基である。
2)式(1)のRが、炭素原子数が1〜6のアルキル基、フェニル基、もしくはベンジル基である。
3)式(1)のRが水素原子または炭素原子数が6〜20のアリール基である。
4)式(1)のXが、−O−である。
5)式(1)のYが、ヒドロキシル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基、アセトキシ基、もしくは炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基からなるアラルキルオキシ基である。
6)式(1)のRがイソブチル基またはイソプロピル基であり、Rが水素原子であり、YがOR(Rは前記記載と同じ)であり、そしてYが水素原子である。
7)式(1)のRがイソブチル基またはイソプロピル基であり、Rが炭素原子数が6〜20のアリール基であり、YがOR(Rは前記記載と同じ)であり、そしてYが水素原子である。
8)式(1)のYとYとが一緒になって、=Oを形成している。
9)生理学的に許容できる塩がアルカリ金属塩である。
10)式(1)のエポキシコハク酸アミドまたはその生理学的に許容できる塩を有効成分として含む骨疾患の治療薬。
11)式(1)のエポキシコハク酸アミドまたはその生理学的に許容できる塩を有効成分として含む関節炎の治療薬。
[発明を実施するための最良の形態]
本発明の式(1)で表わされるエポキシコハク酸アミド誘導体について更に詳しく説明する。
式(1)において、Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基(好ましくは炭素原子数が1〜6のアルキル基であって、直鎖状であっても、分岐状であっても、また環状であってもよい。例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、インペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル)、炭素原子数が2〜10のアルケニル基(好ましくは炭素原子数が2〜6のアルケニル基で、直鎖状であっても、分岐状であっても、また環状であってもよい。例、ビニル、2−メチル−1−プロペニル 2−シクロヘキセニル)、炭素原子数が2〜10のアルキニル基(好ましくは炭素原子数が2〜6のアルキニル基であって、直鎖状であっても、分岐状であってもよい。例、2−プロピニル、3−ブチニル)、炭素原子数が6〜20のアリール基(例、フェニル、ナフチル)、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基(例、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル)、炭素原子数が3〜12の複素環基(例、ピリジル、ピロリジニル、ピペリジニル、フリル、チエニル)、又は炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基(例、フルフリル、2−テニル、2−(3−ピリジル)エチル)である。
は、炭素原子数が1〜10のアルキル基(好ましくは炭素原子数が1〜6のアルキル基であって、直鎖状であっても、分岐状であっても、また環状であってもよい。例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル)、炭素原子数が2〜10のアルケニル基(好ましくは炭素原子数が2〜6のアルケニル基であり、直鎖状であっても、分岐状であってもよい。例、ビニル、2−メチル−1−プロペニル、2−シクロヘキセニル)、炭素原子数が2〜10のアルキニル基(好ましくは炭素原子数が2〜6のアルキニル基であって、直鎖状であっても、分岐状であってもよい。例、2−プロピニル、3−ブチニル)、炭素原子数が6〜20のアリール基(例、フェニル、ナフチル)、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基(例、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル)、炭素原子数が3〜12の複素環基(例、ピリジル、ピロリジニル、ピペリジニル、フリル、チエニル)、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基(例、3−インドリルメチル、2−ピリジルメチル)である。
は、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基(好ましくは炭素原子数が1〜6のアルキル基であって、直鎖状であっても、分岐状、また環状であってもよい。例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、インペンチル、ヘキシル)、炭素原子数が2〜10のアルケニル基(好ましくは炭素原子数が2〜6のアルケニル基であり、直鎖状であっても、分岐状であっても、また環状であってもよい。例、ビニル、2−メチル−1−プロペニル、2−シクロヘキセニル)、炭素原子数が2〜10のアルキニル基(好ましくは炭素原子数が2〜6のアルキニル基であり、直鎖状であっても、分岐状であってもよい。例、2−プロピニル、3−ブチニル)、炭素原子数が6〜20のアリール基(例、フェニル、ナフチル)、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基(例、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル)、炭素原子数が3〜12の複素環基(例、ピリジル、ピロリジニル、ピペリジニル、フリル、チエニル)、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基(例、3−インドリルメチル、2−ピリジルメチル)である。
Xは、−O−または−NR−(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)であり、これらのアルキル基、アリール基、アラルキル基、及び複素環アルキル基の炭素原子数の好ましい範囲および具体例は、上記のR、R及びRの場合と同様である。
は、OR(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が2〜20のアシル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)、SR(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数2〜20のアシル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)、NR(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数2〜20のアシル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基であり、モしてRは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)であって、これらのアルキル基、アリール基、アラルキル基、及び複素環アルキル基の炭素原子数の好ましい範囲および具体例は、上記のR、RおよびRの場合と同様である。
は、水素原子、または炭素原子数が1〜10のアルキル基(好ましくは炭素原子数が1〜6のアルキル基であって、直鎖状であっても、分岐状、また環状であってもよい。例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、インペンチル、ヘキシル)である。
式(1)において、YとYとは一緒になって、=O、=S、=N−R(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)、あるいは=N−OR10(R10は、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)を表わしてもよい。これらのアルキル基、アリール基、アラルキル基、及び複素環アルキル基の炭素原子数の好ましい範囲および具体例は、上記のR、R及びRの場合と同様である。
式(1)で表されるエポキシコハク酸アミド誘導体またその生理学的に許容できる塩の内で特に好ましいのは、以下の二例である。
1)Rがイソブチル基またはイソプロピル基であり、Rが水素原子であり、YがOR(Rは前記記載と同じ)であり、Yが水素原子であるエポキシコハク酸アミド誘導体またその生理学的に許容できる塩である。Rが表すアルキル基、アリール基、アラルキル基、及び複素環アルキル基の炭素原子数の好ましい範囲および具体例は、上記のR、R及びRの場合と同様である。
2)Rがイソブチル基またはイソプロピル基であり、Rが炭素原子数が6〜20のアリール基であり、YがOR(Rは前記記載と同じ)であり、Yが水素原子であるエポキシコハク酸アミド誘導体またその生理学的に許容できる塩である。Rの表すアルキル基、アリール基、アラルキル基、及び複素環アルキル基の炭素原子数の好ましい範囲および具体例は、上記のR、R及びRの場合と同様である。
前記の式(1)のYもしくはYにおいて、R〜R10のアルキル基はそれぞれ、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素原子数が1〜6のアルキルアミノ基(例、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソブチルアミノ)、合計炭素原子数が2〜12のジアルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジエチルアミノ)、炭素原子数が1〜6のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ)、カルボキシル基、炭素原子数が2〜7のアルコキシカルボニル基(例、エトキシカルボニル)、カルバモイル基、炭素原子数が2〜7のアルキルアミノカルボニル基(例、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル)、合計炭素原子数が3〜13のジアルキルアミノカルボニル基(ジメチルアミノカルボニル、ジエチルボミノカルボニル、メチルエチルアミノカルボニル、ピペラジノカルボニル)、およびグアニジノ基からなる群より選ばれる一もしくは二以上の置換基を有していてもよい。
また、R〜R10のアリール基及び複素環基はそれぞれ、炭素原子数が1〜6のアルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル)、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素原子数が1〜6のアルキルアミノ基(例、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ)、合計炭素原子数が2〜12のジアルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジエチルアミノ)、炭素原子数が1〜6のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素)、ハロアルキル基(例、トリフルオロメチル)、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、炭素原子数が2〜7のアルコキシカルボニル基(例、エトキシカルボニル)、カルバモイル基、炭素原子数が2〜7のアルキルアミノカルボニル基(例、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル)、合計炭素原子数が3〜13のジアルキルアミノカルボニル基(例、ジメチルアミノカルボニル、メチルエチルアミノカルボニル)、アミジノ基、およびグアニジノ基からなる群より選ばれる一もしくは二以上の置換基を有していてもよい。
前記式(1)に含まれるオキシラン環の二つの炭素は、共に不斉炭素原子である。そして、式(1)は、オキシラン環に結合した二つのカルボニル基がトランス型であることを示す。すなわち、本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体は、下記の(T1)または(T2)に示される光学異性体のいずれかのもの、あるいはこれらの混合物である。
Figure 0004336039
本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体の具体例を、下記の第1表(第1−1表、第1−2表、第1−3表、そして第1−4表)に示す。第1−1表、第1−2表、第1−3表、そして第1−4表におけるR、R、R、X、YおよびYは、それぞれ前記の式(1)に示した記号に相当する。また、下記の各表において、各記号はそれぞれ下記の基を表わす。
H:水素、Me:メチル、Et:エチル、Ph:フェニル、Bn:ベンジル、iPr:イソプロピル、iBu:イソブチル、sBu:sec−ブチル、tBu:tert−ブチル、cHex:シクロヘキシル、4−MePh:4−メチルフェニル、4−ClPh:4−クロロフェニル、4−tBuPh:4−tert−ブチルフェニル、4’−HOBn:4’−ヒドロキシベンジル
Figure 0004336039
Figure 0004336039
Figure 0004336039
Figure 0004336039
Figure 0004336039
Figure 0004336039
Figure 0004336039
Figure 0004336039
Figure 0004336039
本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体は、生理学的に許容可能な塩として用いてもよい。例えば、Rが水素原子で、Xが−O−の場合における、アルカリ金属(例、ナトリウム、カリウム)との塩、アルカリ士類金属(例、カルシウム)との塩、有機アミン(例、トリエチルアミン、ピリジン)との塩を挙げることができる。
次に本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体の製造方法について説明する。本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体は、公知の物質から、アミド結合の生成反応、エステル反応、あるいは加水分解反応を利用して製造することができる。下記に、それぞれの反応の反応式を示す。
1)アミド結合の生成
Figure 0004336039
2)アミド結合の生成(X=−NR−の場合)
Figure 0004336039
3)エステル反応(Rが、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、アラルキルカルボニル基、複素環カルボニル基、もしくは複素環アルキルカルボニル基である場合)
Figure 0004336039
4)エステル反応(X=−O−で、かつRが水素原子以外の基の場合)
Figure 0004336039
(上記の反応式で、Rは、Rと同一である、但し、水素原子は含まず)
5)加水分解反応(X=−O−で、かつRが水素原子の場合)
Figure 0004336039
(上記の反応式で、Rは、Rと同一である、但し水素原子は含まない。)
なお、上記の各反応の実施に際しては、必要に応じて、例えば、R及び/又はYなどの基を公知の保護基で保護することもできる。
なお、本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体の製造に際しては、特公昭61−55509号公報、特開昭52−31024号公報、特開平8−41043号公報、特開平8−104684号公報、WO96/30354号公報に記載のエポキシキハク酸誘導体の合成方法を参考にすることができる。また、本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体の具体的な製造条件については、後述する多数の実施例に代表的な製造条件の記載が示されている。
本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体の投与方法は、経口投与でも非経口投与でもよい。経口投与剤の剤型としては、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤およびシロップ剤が挙げられる。非経口投与の方法としては、粘膜投与、体表投与、血管投与および組織内投与がある。粘膜投与の場合は、点眼剤、吸入剤、噴霧剤あるいは座剤として使用する。体表投与の場合は、軟膏剤として使用する。血管投与および組織内投与の場合は、注射剤として使用する。
上記経口投与剤の製造は、通常の賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、色素や希釈剤を用いて行なうことができる。賦形剤としては、ブドウ糖や乳糖が一般に使用される。崩壊剤の例には、澱粉およびカルボキシメチルセルロースカルシウムが含まれる。滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウムおよびタルクが挙げられる。結合剤としては、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチンおよびポリビニルアルコールが用いられる。非経口投与製剤も通常の方法で製造できる。例えば、注射剤の場合、通常の注射用蒸留水、生理食塩水あるいはリンゲル液を用いればよい。
本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体の投与量は、通常成人において、注射剤で一日0.01乃至100mg、経口投与で一日0.1乃至1gである。もちろん、投与量は、年齢、人種、症状などに応じて増減する。
[産業上の利用可能性]
本発明にかかるエポキシコハク酸アミド誘導体は、システインプロテアーゼ阻害作用を有する化合物である。システインプロテアーゼには、カテプシンL、B、K、およびカルパインなどが含まれる。従って、本発明のエポキシコハク酸誘導体およびその生理学的に許容できる塩は、これらのプロテアーゼが関与する疾患に対して、薬理作用が期待できる。
すなわち、カテプシンL及びKが関与する疾患には、骨粗鬆症、悪性高カルシウム血症や骨パジェット病のような骨疾患が含まれる。従って、本発明のエポキシコハク酸誘導体およびその生理学的に許容できる塩は、これらの骨疾患の予防薬あるいは治療薬として有用である。
また、カテプシンL、Bは、関節炎における関節破壊に関与し、これらの阻害剤はラット関節炎モデルにおいて、関節破壊を抑制することが報告されている(Arthritis Rheum.,37,236(1994))。また、カテプシンKの阻害剤についても、ラット関節炎モデルにおいて、同様な効果が報告されている(J.Bone Miner.Res.,11,246(1996))。従って、本発明のエポキシコハク酸誘導体およびその生理学的に許容できる塩は、慢性関節リウマチ及び変形性関節症に対しても有用である。
本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体は、カテプシンB阻害剤としても優れた作用を示す。カテプシンBなどのシステインプロテアーゼが関与する疾患としては、筋ジストロフィーや筋萎縮症(カテプシンB、カルパインが関与)、アルツハイマー病(カルパインが関与)、神経細胞の脱髄によって起こるとされる疾患、例えば多発性硬化症や末端神経のニューロパシー(カルパインが関与)、白内障(カルパインが関与)、アレルギー疾患(チオールプロテアーゼが関与)、劇症肝炎(カルパインが関与)、乳癌、前立腺癌や前立腺肥大症(カルパインが関与)、癌の増殖や転移(カテプシンB、カルパインが関与)あるいは血小板の凝集(カルパインが関与)がある(特開平6−239835号公報参照)。従って、本発明のエポキシコハク酸誘アミド導体は、これらの疾患の治療剤および予防薬として有効である。
従って、本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体およびその生理学的に許容できる塩は、上記の各種の疾患の予防薬あるいは治療薬としても有用であることが期待できる。本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体およびその生理学的に許容できる塩は、特に、骨粗鬆症、悪性高カルシウム血症や骨パジェット病のような骨疾患並びに、慢性関節リウマチや変形性関節症のような関節炎の予防または治療薬として有用である。
次に、本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体(もしくはその塩)の製造実験例と薬理試験例を記載する。なお、各例に記載の「化合物番号」は、絶対配置に関する以外は、前記の第1表に記載の化合物番号に対応している。
[実施例1a]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−ヒドロキジベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号1)
(2S,3S)−3−エトキシカルボニルオキシラン−2−カルボン酸(696mg,4.34ミリモル)の酢酸エチル(15mL)溶液にN−ヒドロキシコハク酸イミド(550mg,4.78ミリモル)、続いて氷冷下に1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(986mg,4.78ミリモル)を加えた。混合液を5℃で1時間攪拌した後、(1R,2S)−2−アミノ−4−メチル−1−フェニル−1−ペンタノール(1.01g,5.23ミリモル)を加え、室温で一晩撹拌した。生成した不溶物を濾別し、濾液を2N塩酸、水、飽和重曹水及び飽和食塩水で順に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去した後、残留物を中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、標題化合物を白色結晶として得た(1.29g,収率89%)。
mp:117.5〜118.5℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.77(3H,d,J=6Hz)
0.83(3H,d,J=7Hz)
1.1〜1.5(3H,m)
1.31(3H,t,J=7Hz)
3.24(1H,brs)
3.37(1H,d,J=2Hz)
3.68(1H,d,J=2Hz)
4.2〜4.3(3H,m)
4.85(1H,br)
6.19(1H,brd,J=9Hz)
7.2〜7.4(5H,m)
IR(KBr)cm−1:3540,3280,2960,1750,1665,1565,1550,1280,1270,1205,1025,705.
[実施例1b]
(2R,3R)−3−[[1−(S)−[α−(R)−ヒドロキジベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号1)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.86(3H,d,J=6Hz)
0.89(3H,d,J=7Hz)
1.2〜1.4(2H,m)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.54(1H,m)
2.87(1H,d,J=4Hz)
3.26(1H,d,J=2Hz)
3.66(1H,d,J=2Hz)
4.2〜4.4(2H,m)
4.76(1H,t,J=4Hz)
5.87(1H,brd,J=9Hz)
7.2〜7.4(5H,m)
[実施例2]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−ヒドロキシベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸(化合物番号2)
実施例1aで得られた(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−ヒドロキジベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(558mg,1.66ミリモル)のエタノール(4mL)溶液に、氷冷下、0.5N水酸化カリウム/エタノール溶液(4.0mL,2.0ミリモル)を滴下した。室温で4時間撹拌後、反応混合物に水(40mL)および2N塩酸(約2mL)を加えて、pH1〜2に酸性化し、酢酸エチルにて3回抽出した。抽出液を合せて水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下にて溶媒を留去後、標題化合物を白色非晶質体として得た(490mg,収率96%)。
H−NMR(CDCl/CDOD=1/1)δ:
0.77(3H,d,J=6Hz)
0.86(3H,d,J=6Hz)
1.2〜1.6(3H,m)
3.38(1H,d,J=1Hz)
3.58(1H,d,J=1Hz)
4.22(1H,m)
4.75(1H,d,J=4Hz)
7.2〜7.5(5H,m)
[実施例3]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−ヒドロキシベンジル]−2−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号9)
(2S,3S)−3−エトキシカルボニルオキシラン−2−カルボン酸と(1R,2S)−2−アミノ−3−メチル−1−フェニル−1−ペンタノール(その製造法は後述の参考例1に記載する)とを用い、実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.85(3H,t,J=7Hz)
0.9〜1.0(1H,m)
0.99(3H,d,J=6Hz)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.4〜1.6(2H,m)
2.61(1H,d,J=4Hz)
3.35(1H,d,J=2Hz)
3.64(1H,d,J=2Hz)
4.16(1H,ddd,J=10,7,5Hz)
4.19〜4.32(2H,m)
4.93(1H,dd,J=5,4Hz)
5.90(1H,brd,J=10Hz)
7.28〜7.40(5H,m)
[実施例4]
(2S,3S)−3−[[(αS,βR)−β−ヒドロキシ−α−フェニル]フェネチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号10)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
mp:170〜171℃
H−NMR(CDCl)δ:
1.29(3H,t,J=7Hz)
2.41(1H,d,J=4Hz)
3.39(1H,d,J=2Hz)
3.70(1H,d,J=2Hz)
4.18〜4.30(2H,m)
5.09(1H,t,J=4Hz)
5.23(1H,dd,J=9,4Hz)
6.90(1H,brd,J=9Hz)
6.95〜7.06(5H,m)
7.19〜7.28(5H,m)
[実施例5]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−メトキシベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号11)
(2S,3S)−3−エトキシカルボニルオキシラン−2−カルボン酸と1−(S)−[α−(R)−メトキシベンジル]−3−メチルブチルアミン(その製造法は後述の参考例2に記載する)とを用い、実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
mp:108〜109℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.73(3H,d,J=6Hz)
0.82(3H,d,J=7Hz)
1.15(1H,m)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.28〜1.40(2H,m)
3.31(3H,s)
3.34(1H,d,J=2Hz)
3.69(1H,d,J=2Hz)
4.16〜4.34(4H,m)
6.12(1H,brd,J=10Hz)
7.26〜7.41(5H,m)
FAB−MS m/z 350(MH
[実施例6]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ヒドロキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号13)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.92(3H,d,J=6Hz)
0.94(3H,d,J=6Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.4(2H,m)
1.5〜1.6(1H,m)
2.09(1H,dd,J=2,6Hz)
3.44(1H,d,J=2Hz)
3.58(1H,m)
3.69(1H,m)
3.70(1H,d,J=2Hz)
4.0〜4.1(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.09(1H,brd,J=7Hz)
[実施例7]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ベンゾイル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号15)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
mp:118〜119℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.88(3H,d,J=6Hz)
1.06(3H,d,J=6Hz)
1.33(3H,t,J=7Hz)
1.4〜1.7(3H,m)
3.51(1H,d,J=2Hz)
3.71(1H,d,J=2Hz)
4.22〜4.35(2H,m)
5.66(1H,m)
6.88(1H,brd,J=8Hz)
7.48〜7.54(2H,m)
7.62(1H,m)
7.96〜8.01(2H,m)
[実施例8]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ベンゾイル−2−メチルプロピル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号16)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.74(3H,d,J=7Hz)
1.00(3H,d,J=7Hz)
1.33(3H,t,J=7Hz)
2.22(1H,m)
3.54(1H,d,J=2Hz)
3.73(1H,d,J=2Hz)
4.22〜4.35(2H,m)
5.56(1H,dd,J=4,8Hz)
6.95(1H,brd,J=8Hz)
7.48〜7.54(2H,m)
7.62(1H,m)
7.95〜8.01(2H,m)
[実施例9]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−ヒドロキシベンジル]−2−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸(化合物番号18)
実施例2に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.83(3H,t,J=7Hz)
0.9〜1.0(1H,m)
0.97(3H,d,J=6Hz)
1.40〜1.55(2H,m)
3.39(1H,d,J=2Hz)
3.71(1H,d,J=2Hz)
4.16(1H,ddd,J=10,7,5Hz)
4.9(2H,br)
4.96(1H,d,J=5Hz)
6.12(1H,brd,J=10Hz)
7.28〜7.40(5H,m)
[実施例10]
(2S,3S)−3−[[(αS、βR)−β−ヒドロキシ−α−フェニル]フェネチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸(化合物番号19)
実施例2に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDOD/CDCl=1/1)δ:
3.37(1H,d,J=2Hz)
3.61(1H,d,J=2Hz)
5.03(1H,d,J=5Hz)
5.16(1H,d,J=5Hz)
7.1〜7.3(10H,m)
[実施例11]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−メトキシベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸(化合物番号20)
実施例2に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDOD)δ:
0.79(3H,d,J=6Hz)
0.89(3H,d,J=6Hz)
1.42〜1.58(3H,m)
3.19(1H,d,J=2Hz)
3.25(3H,s)
3.44(1H,d,J=2Hz)
4.07〜4.15(2H,m)
7.25〜7.37(5H,m)
[実施例12]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ヒドロキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸(化合物番号21)
実施例2に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDOD)δ:
0.92(3H,d,J=7Hz)
0.94(3H,d,J=7Hz)
1.3〜1.5(2H,m)
1.62(1H,m)
3.4〜3.5(2H,m)
3.50(1H,d,J=2Hz)
3.58(1H,d,J=2Hz)
4.02(1H,m)
IR(KBr)cm−1:3342,3267,3099,2958,2872,2598,1736,1666,1560,1468,1387,1367,1240,1070,1030,949,895,864,785,661.
[実施例13]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−アセトキシベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号22)
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−ヒドロキシベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(300mg,0.894ミリモル)をピリジン(0.6mL)に溶解させ、氷冷下で無水酢酸(0.085mL,0.901ミリモル)を添加した。混合液を室温で18時間攪拌した後、水(10mL)を加え、エーテル(8mL、3回)で抽出した。有機層を水、1N塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、標題化合物を微褐色結晶として得た(267mg,収率79%)。
mp:94〜96.5℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.83(3H,d,J=7Hz)
0.87(3H,d,J=7Hz)
1.19(1H,m)
1.28(1H,m)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.42(1H,m)
2.13(3H,s)
3.32(1H,d,J=2Hz)
3.70(1H,d,J=2Hz)
4.2〜4.3(2H,m)
4.45(1H,m)
5.78(1H,brd,J=10Hz)
5.82(1H,d,J=4Hz)
7.2〜7.4(5H,m)
IR(KBr)cm−1:3307,2964,2933,2873,1759,1741,1672,1552,1497,1471,1435,1369,1336,1317,1302,1300,1234,1200,1151,1097,1026,966,899,870,773,739,704,679,633,598,577,486.
[実施例14]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−メトキシベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸イソプロピル(化合物番号24)
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−メトキシベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸(105mg,0.327ミリモル)、2−プロパノール(30μL,0.40ミリモル)、及び4−ジメチルアミノピリジン(8mg,0.07ミリモル)の無水ジクロロメタン(4mL)溶液に、氷冷下、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(75mg,0.36ミリモル)を加えた。得られた混合物を5℃で30分間、次いで室温で一晩撹拌し、その後、減圧下に溶媒を留去した。残留物に酢酸エチルおよび10%クエン酸を加え、不溶物を濾過した。濾液を、水、飽和炭酸水素ナトリウム水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物を中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、標題化合物を白色結晶として得た(70mg、収率59%)。
H−NMR(CDCl)δ:
0.73(3H,d,J=6Hz)
0.82(3H,d,J=6Hz)
1.15(1H,m)
1.29(6H,d,J=6Hz)
1.25〜1.40(2H,m)
3.30(4H,brs)
3.68(1H,d,J=2Hz)
4.20(1H,m)
4.30(1H,d,J=4Hz)
5.11(1H,m)
6.14(1H,brd,J=10Hz)
7.24〜7.42(5H,m)
[実施例15]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−メトキシベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸ベンジル(化合物番号25)
実施例14に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.71(3H,d,J=6Hz)
0.80(3H,d,J=6Hz)
1.14(1H,m)
1.2〜1.4(2H,m)
3.30(3H,s)
3.38(1H,d,J=2Hz)
3.71(1H,d,J=2Hz)
4.18(1H,m)
4.29(1H,d,J=4Hz)
5.18(1H,d,J=12Hz)
5.26(1H,d,J=12Hz)
6.11(1H,brd,J=10Hz)
7.24〜7.42(5H,m)
[実施例16]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−ベンジルオキシベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号26)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.70(3H,d,J=7Hz)
0.80(3H,d,J=7Hz)
1.15(1H,m)
1.2〜1.4(2H,m)
1.32(3H,t,J=7Hz)
3.34(1H,d,J=2Hz)
3.59(1H,d,J=2Hz)
4.1〜4.3(4H,m)
4.52(1H,d,J=4Hz)
4.61(1H,d,J=12Hz)
6.14(1H,brd,J=9Hz)
7.2〜7.4(10H,m)
[実施例17]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ベンジルオキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号27)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.90(6H,d,J=6Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.5(3H,m)
3.42(1H,d,J=2Hz)
3.42〜3.49(2H,m)
3.66(1H,d,J=2Hz)
4.16(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
4.48,4.53(2H,各d,J=12Hz)
6.17(1H,brd,J=9Hz)
7.2〜7.4(5H,m)
[実施例18a]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−イソブトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号43)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.89(6H,d,J=7Hz)
0.91(6H,d,J=7Hz)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
1.85(1H,m)
3.1〜3.2(2H,m)
3.40(2H,d,J=4Hz)
3.43(1H,d,J=2Hz)
3.67(1H,d,J=2Hz)
4.13(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.19(1H,brd,J=9Hz)
[実施例18b]
(2S,3S)−3−[[1−(R)−イソブトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号43)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
mp:60〜63℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.89(3H,d,J=7Hz)
0.91(6H,d,J=9Hz)
0.93(3H,d,J=6Hz)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.7(3H,m)
1.83(1H,m)
3.1〜3.2(2H,m)
3.34(1H,dd,J=4,9Hz)
3.35(1H,dd,J=4,9Hz)
3.43(1H,d,J=2Hz)
3.66(1H,d,J=2Hz)
4.13(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.09(1H,brd,J=9Hz)
[実施例19]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ベンジルオキシメチル−2−フェニルエチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号44)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
1.30(3H,t,J=7Hz)
2.81(1H,dd,J=7,14Hz)
2.90(1H,dd,J=7,14Hz)
3.12(1H,d,J=2Hz)
3.59(1H,d,J=2Hz)
3.40〜3.47(2H,m)
4.2〜4.4(3H,m)
4.49,4.54(2H,各d,J=12Hz)
6.28(1H,brd,J=8Hz)
7.1〜7.4(10H,m)
[実施例20]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−イソブトキシメチル−2−フェニルエチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号45)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.93(3H,d,J=7Hz)
0.94(3H,d,J=7Hz)
1.30(3H,t,J=7Hz)
1.88(1H,m)
2.81(1H,dd,J=7,14Hz)
2.90(1H,dd,J=8,14Hz)
3.15(1H,d,J=2Hz)
3.15〜3.21(2H,m)
3.35(1H,dd,J=4,9Hz)
3.38(1H,dd,J=3,9Hz)
3.61(1H,d,J=2Hz)
4.2〜4.3(3H,m)
6.29(1H,brd,J=9Hz)
7.1〜7.3(5H,m)
[実施例21]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ジフェニルメトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号47)
(2S,3S)−3−エトキシカルボニルオキシラン−2−カルボン酸と1−(S)−(ジフェニルメトキシ)メチル−3−メチルブチルアミン(その製造法は後述参考例3に記載する)とを用い、実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.90(6H,d,J=6Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.40〜1.52(3H,m)
3.43(1H,d,J=2Hz)
3.44(1H,dd,J=9,3Hz)
3.48(1H,dd,J=9,4Hz)
3.65(1H,d,J=2Hz)
4.16(1H,m)
4.21〜4.33(2H,m)
5.32(1H,s)
6.21(1H,brd,J=9Hz)
7.22〜7.36(10H,m)
[実施例22]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[α−(R)−(ベンジルオキシ)ベンジル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸(化合物番号48)
実施例2に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.69(3H,d,J=6Hz)
0.80(3H,d,J=6Hz)
1.15(1H,ddd,J=3,10,14Hz)
1.31(1H,m)
1.42(1H,ddd,J=4,12,14Hz)
3.38(1H,d,J=2Hz)
3.63(1H,d,J=2Hz)
4.17(1H,m)
4.27(1H,d,J=12Hz)
4.52(1H,d,J=3Hz)
4.63(1H,d,J=12Hz)
6.25(1H,brd,J=10Hz)
7.3〜7.4(10H,m)
IR(KBr)cm−1:3404,3280,3088,3032,2958,2870,2605,1740,1664,1547,1497,1445,1387,1367,1265,1209,1155,1088,1068,1028,987,850,750,702,656,598,492,467.
[実施例23]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ベンジルオキシメチル−2−フェニルエチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸ナトリウム(化合物番号49)
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ベンジルオキシメチル−2−フェニルエチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(101mg,0.263ミリモル)をエタノール(4mL)に溶解させ、氷冷下に、0.5N水酸化ナトリウム/エタノール溶液(0.63mL,0.315ミリモル)を添加した。室温で4時間撹拌した後、溶媒を減圧下に留去(浴温35℃以下)し、残渣を水(5mL)に溶解させ、エーテル(5mL)で洗浄した。水層を2N塩酸でpH1〜2に酸性化し、酢酸エチル(5mL)で3回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去して、無色油状物である遊離塩基(91.9mg、定量的)を得た。ついで、この遊離塩基を酢酸エチル(6mL)に溶解させ、炭酸水素ナトリウム(21.5mg,0.256ミリモル)の水溶液(6mL)と合わせ、分液ロート内で激し振とうした。水層を分取して、溶媒を減圧留去(浴温40℃以下)し、標題化合物を白色非晶質体として得た(88.8mg、収率92%)。
H−NMR(DO)δ:
2.69(1H,dd,J=9,14Hz)
2.96(1H,dd,J=5,14Hz)
3.10(1H,d,J=2Hz)
3.38(1H,d,J=2Hz)
3.59(1H,dd,J=7,11Hz)
3.69(1H,dd,J=4,11Hz)
4.35(1H,m)
4,57,4.63(2H,各d,J=12Hz)
7.2〜7.5(10H,m)
IR(KBr)cm−1:3415,3265,3030,2864,1655,1620,1554,1497,1454,1385,1275,1207,1190,1124,1090,1028,953,899,845,779,744,698,598,507.
[実施例24]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ベンジルオキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸ナトリウム(化合物番号50)
実施例23に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(DO)δ:
0.86(3H,d,J=6Hz)
0.89(3H,d,J=6Hz)
1.3〜1.4(2H,m)
1.56(1H,m)
3.40(1H,s)
3.47(1H,s)
3.50(1H,dd,J=7,11Hz)
3.58(1H,dd,J=4,11Hz)
4.16(1H,m)
4,55,4.61(2H,各d,J=12Hz)
7.4〜7.5(5H,m)
IR(KBr)cm−1:3462,3413,3259,3089,3032,2956,2868,1659,1637,1560,1497,1454,1437,1398,1313,1261,1207,1120,1099,1030,895,860,739,698,621,498.
[実施例25]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(ベンゾイルアミノ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号41)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
mp:125.5〜129℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.93(3H,d,J=7Hz)
0.95(3H,d,J=7Hz)
1.30(3H,t,J=7Hz)
1.4〜1.5(2H,m)
1.5〜1.6(1H,m)
3.42(1H,d,J=2Hz)
3.66(1H,d,J=2Hz)
3.4〜3.6(2H,m)
4.1〜4.2(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.23(1H,brd,J=9Hz)
6.92(1H,br)
7.4〜7.5(3H,m)
7.7〜7.8(2H,m)
IR(KBr)cm−1:3413,3286,3101,2956,2875,1755,1664,1635,1560,1491,1439,1371,1348,1325,1294,1277,1246,1230,1205,1132,1028,985,899,704,696.
[実施例26]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[(R)−シクロヘキシル(メトキシ)メチル]−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号55)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.87(3H,d,J=7Hz)
0.91(3H,d,J=7Hz)
1.03(1H,m)
1.1〜1.3(4H,m)
1.33(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.5(4H,m)
1.5〜1.8(4H,m)
1.97(1H,m)
2.89(1H,dd,J=3,9Hz)
3.42(1H,d,J=2Hz)
3.67(1H,d,J=2Hz)
4.11(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.11(1H,brd,J=10Hz)
[実施例27]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(4−イソプロピルベンジルオキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号58)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.90(6H,d,J=6Hz)
1.25(6H,d,J=7Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
2.91(1H,m)
3.41(1H,d,J=2Hz)
3.4〜3.5(2H,m)
3.65(1H,d,J=2Hz)
4.13(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
4.45(1H,d,J=12Hz)
4.49(1H,d,J=12Hz)
6.17(1H,brd,J=9Hz)
7.2〜7.3(4H,m)
[実施例28]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(2−クロロベンジルオキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号59)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.91(6H,d,J=6Hz)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
3.42(1H,d,J=2Hz)
3.52(1H,dd,J=3,9Hz)
3.55(1H,dd,J=4,9Hz)
3.66(1H,d,J=2Hz)
4.1〜4.3(3H,m)
4.58(1H,d,J=13Hz)
4.62(1H,d,J=13Hz)
6.20(1H,brd,J=9Hz)
7.2〜7.5(4H,m)
[実施例29]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(3−アミノベンジルオキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号62)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.90(6H,d,J=6Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
3.40〜3.48(3H,m)
3.66(1H,d,J=2Hz)
4.14(1H,m)
4.20〜4.33(2H,m)
4.42(2H,S)
6.19(1H,brd,J=9Hz)
6.58〜6.70(3H,m)
7.13(1H,t,J=8Hz)
[実施例30]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(3−ピリジル)メトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号63)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.90(3H,d,J=7Hz)
0.91(3H,d,J=7Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
3.42(1H,d,J=2Hz)
3.47(1H,dd,J=9,4Hz)
3.51(1H,dd,J=9,4Hz)
3.68(1H,d,J=2Hz)
4.17(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
4.50(1H,d,J=12Hz)
4.56(1H,d,J=12Hz)
6.12(1H,brd,J=9Hz)
7.30(1H,dd,J=5,8Hz)
7.65(1H,dt,J=2,8Hz)
8.56(2H,dd,J=2,5Hz)
[実施例31]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(3−チエニル)メトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号64)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
mp:61.0〜62.5℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.90(6H,d,J=6Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
3.42(1H,d,J=2Hz)
3.43(1H,dd,J=3,10Hz)
3.46(1H,dd,J=3,10Hz)
3.66(1H,d,J=2Hz)
4.15(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
4.49(1H,d,J=12Hz)
4.54(1H,d,J=12Hz)
6.14(1H,brd,J=9Hz)
7.05(1H,dd,J=1,5Hz)
7.19(1H,dd,J=1,3Hz)
7.32(1H,dd,J=3,5Hz)
IR(KBr)cm−1:3267,3242,3089,2960,2871,1741,1687,1560,1473,1464,1439,1367,1346,1344,1275,1252,1207,1205,1157,1086,1055,1032,962,920,895,858,833,818,796,690,688,636,596,561.
[実施例32]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(2−ベンズイミダゾリル)メトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号65)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.88(3H,d,J=6Hz)
0.89(3H,d,J=6Hz)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.24〜1.40(2H,m)
1.52(1H,m)
3.46(1H,d,J=2Hz)
3.54(1H,dd,J=7,10Hz)
3.58(1H,dd,J=4,10Hz)
3.72(1H,d,J=2Hz)
4.20〜4.31(3H,m)
4.80(1H,d,J=14Hz)
4.84(1H,d,J=14Hz)
6.25(1H,brd,J=9Hz)
7.23〜7.25(2H,m)
7.60(2H,brs)
[実施例33]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−フェノキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号68)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.93(3H,d,J=6Hz)
0.95(3H,d,J=6Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.46〜1.62(3H,m)
3.46(1H,d,J=2Hz)
3.68(1H,d,J=2Hz)
3.95(1H,dd,J=3,9Hz)
4.00(1H,dd,J=4,9Hz)
4.20〜4.39(3H,m)
6.23(1H,brd,J=9Hz)
6.89(2H,brd,J=8Hz)
6.97(1H,brt,J=7Hz)
7.25〜7.32(2H,m)
[実施例34]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(2−フェニルエトキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号69)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.88(3H,d,J=6Hz)
0.89(3H,d,J=6Hz)
1.2〜1.6(3H,m)
1.32(3H,t,J=7Hz)
2.86(2H,t,J=7Hz)
3.37〜3.45(3H,m)
3.59〜3.70(3H,m)
4.09(1H,m)
4.20〜4.33(2H,m)
6.08(1H,brd,J=9Hz)
7.16〜7.32(5H,m)
[実施例35]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(3−メチルブチルオキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号72)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.90(6H,d,J=6Hz)
0.91(6H,d,J=6Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.6(5H,m)
1.68(1H,m)
3.36〜3.49(5H,m)
3.67(1H,d,J=2Hz)
4.11(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.16(1H,brd,J=9Hz)
[実施例36]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−ヘキシルオキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号73)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.89(3H,t,J=7Hz)
0.91(6H,d,J=6Hz)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.2〜1.6(11H,m)
3.37〜3.43(5H,m)
3.67(1H,d,J=2Hz)
4.12(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.16(1H,brd,J=9Hz)
[実施例37]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(シクロプロピルメトキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号74)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.17〜0.21(2H,m)
0.50〜0.55(2H,m)
0.91(3H,d,J=6Hz)
0.92(3H,d,J=6Hz)
1.02(1H,m)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
3.26(1H,dd,J=7,10Hz)
3.30(1H,dd,J=7,10Hz)
3.43(1H,d,J=2Hz)
3.45(2H,d,J=4Hz)
3.67(1H,d,J=2Hz)
4.13(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.19(1H,brd,J=9Hz)
[実施例38]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(シクロヘキシルメトキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号75)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.91(6H,d,J=7Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.1〜1.8(14H,m)
3.15〜3.25(2H,m)
3.38(2H,d,J=4Hz)
3.43(1H,d,J=2Hz)
3.67(1H,d,J=2Hz)
4.12(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.15(1H,brd,J=9Hz)
[実施例39]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(2−メチル−2−プロペニルオキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号76)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.91(6H,d,J=6Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.72(3H,s)
3.3〜3.4(2H,m)
3.43(1H,d,J=2Hz)
3.67(1H,d,J=2Hz)
3.85(1H,d,J=13Hz)
3.90(1H,d,J=13Hz)
4.1〜4.2(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
4.90(1H,m)
4.93(1H,m)
6.18(1H,brd,J=9Hz)
[実施例40]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(2−メトキシエトキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号78)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.909(3H,d,J=6Hz)
0.912(3H,d,J=6Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.5(3H,m)
3.39(3H,s)
3.43(1H,d,J=2Hz)
3.48〜3.55(4H,m)
3.59〜3.62(2H,m)
3.66(1H,d,J=2Hz)
4.13(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.26(1H,brd,J=9Hz)
[実施例41]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−[(ジメチルカルバモイル)メトキシ]メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号79)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
mp:64〜65℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.91(3H,d,J=6Hz)
0.92(3H,d,J=6Hz)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
2.95(3H,s)
2.96(3H,s)
3.49(1H,d,J=2Hz)
3.50(1H,dd,J=4,9Hz)
3.61(1H,dd,J=4,9Hz)
3.67(1H,d,J=2Hz)
4.10(1H,m)
4.16(2H,s)
4.20〜4.33(2H,m)
7.01(1H,brd,J=8Hz)
[実施例42]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(4−ジエチルアミノブチルオキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号81)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.91(6H,d,J=6Hz)
1.05(6H,t,J=7Hz)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.2〜1.7(7H,m)
2.4〜2.7(6H,m)
3.3〜3.5(5H,m)
3.67(1H,d,J=2Hz)
4.12(1H,m)
4.20〜4.33(2H,m)
6.19(1H,brd,J=8Hz)
[実施例43]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−イソブトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸イソプロピル(化合物番号82)
実施例14に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
mp:36〜38℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.89(6H,d,J=7Hz)
0.91(6H,d,J=7Hz)
1.288(3H,d,J=6Hz)
1.293(3H,d,J=6Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
1.85(1H,m)
3.16(1H,dd,J=7,9Hz)
3.19(1H,dd,J=7,9Hz)
3.36〜3.41(3H,m)
3.39(1H,d,J=4Hz)
3.66(1H,d,J=2Hz)
4.12(1H,m)
5.11(1H,m)
6.18(1H,brd,J=9Hz)
[実施例44]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−イソブトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸tert−ブチル(化合物番号83)
実施例14に記載の方法と同様な方法で,標題化合物を得た。
mp:73.5〜74.5℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.89(6H,d,J=7Hz)
0.91(6H,d,J=7Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
1.49(9H,s)
1.85(1H,m)
3.15(1H,dd,J=7,9Hz)
3.19(1H,dd,J=7,9Hz)
3.31(1H,d,J=2Hz)
3.39(1H,d,J=4Hz)
3.61(1H,d,J=2Hz)
4.11(1H,m)
4.20〜4.33(2H,m)
6.18(1H,brd,J=9Hz)
[実施例45]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−イソブトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸シクロへキシル(化合物番号84)
実施例14に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.89(6H,d,J=7Hz)
0.91(6H,d,J=7Hz)
1.2〜1.6(9H,m)
1.7〜1.9(5H,m)
3.16(1H,dd,J=7,9Hz)
3.19(1H,dd,J=7,9Hz)
3.38〜3.43(3H,m)
3.66(1H,d,J=2Hz)
4.12(1H,m)
4.87(1H,m)
6.19(1H,brd,J=9Hz)
[実施例46]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−イソブトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸フェニル(化合物番号85)
実施例14に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.91(6H,d,J=6Hz)
0.94(6H,d,J=6Hz)
1.3〜1.6(3H,m)
1.87(1H,m)
3.17(1H,dd,J=7,9Hz)
3.22(1H,dd,J=7,9Hz)
3.38〜3.47(2H,m)
3.67(1H,d,J=2Hz)
3.84(1H,d,J=2Hz)
4.15(1H,m)
6.25(1H,brd,J=9Hz)
7.10〜7.15(2H,m)
7.27(1H,m)
7.37〜7.44(2H,m)
[実施例47]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−イソブトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸4−tert−ブチルフェニル(化合物番号86)
実施例14に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.91(6H,d,J=6Hz)
0.93(6H,d,J=7Hz)
1.32(9H,s)
1.3〜1.6(3H,m)
1.87(1H,m)
3.17(1H,dd,J=6,9Hz)
3.21(1H,dd,J=7,9Hz)
3.38〜3.45(2H,m)
3.66(1H,d,J=2Hz)
3.83(1H,d,J=2Hz)
4.15(1H,m)
6.25(1H,brd,J=9Hz)
7.05(2H,dm,J=9Hz)
7.40(2H,dm,J=9Hz)
[実施例48]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−イソブトキシメチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸ナトリウム(化合物番号87)
実施例23に記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(DO)δ:
0.88(6H,d,J=7Hz)
0.88,0.91(6H,各d,J=7Hz)
1.3〜1.5(2H,m)
1.59(1H,m)
1.83(1H,m)
3.27(1H,dd,J=7,9Hz)
3.34(1H,dd,J=7,9Hz)
3.41(1H,d,J=2Hz)
3.45(1H,dd,J=8,11Hz)
3.50〜3.56(2H,m)
4.16(1H,m)
IR(KBr)cm−1:3417,3267,3089,2956,2872,1672,1633,1554,1470,1437,1402,1367,1311,1269,1120,1065,962,895,862,795,769,712,673,498.
[実施例49]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−イソブトキシメチル−2−メチルプロピル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号88)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
mp:40.5〜45.0℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.87(3H,d,J=7Hz)
0.89(6H,d,J=7Hz)
0.92(3H,d,J=7Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.8〜2.0(2H,m)
3.14(1H,dd,J=7,9Hz)
3.18(1H,dd,J=7,9Hz)
3.36(1H,dd,J=4,10Hz)
3.46(1H,d,J=2Hz)
3.54(1H,dd,J=4,10Hz)
3.69(1H,d,J=2Hz)
3.78(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.31(1H,brd,J=9Hz)
IR(KBr)cm−1:3417,3255,3076,2958,2873,1755,1674,1655,1558,1475,1466,1387,1369,1346,1286,1261,1227,1198,1146,1113,1038,989,895,847,744,698,663,633.
[実施例50]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−イソブトキシメチル−2−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号89)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.88(3H,t,J=7Hz)
0.89(9H,d,J=7Hz)
1.06(1H,m)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.42(1H,m)
1.66(1H,m)
1.84(1H,m)
3.14(1H,dd,J=6,9Hz)
3.18(1H,dd,J=6,9Hz)
3.37(1H,dd,J=4,10Hz)
3.45(1H,d,J=2Hz)
3.54(1H,dd,J=4,10Hz)
3.69(1H,d,J=2Hz)
3.85(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.32(1H,brd,J=9Hz)
[実施例51]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(ヘキサノイルアミノ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号93)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
mp:120〜121℃
H−NMR(CDCl)δ:
0.83〜0.95(9H,m)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.2〜1.4(6H,m)
1.5〜1.7(3H,m)
3.2〜3.4(2H,m)
3.42(1H,d,J=2Hz)
3.65(1H,d,J=2Hz)
4.05(1H,m)
4.20〜4.35(2H,m)
5.93(1H,br)
6.24(1H,brd,J=9Hz)
IR(KBr)cm−1:3270,2950,2920,1725,1660,1640,1545,1465,1370,1300,1275,1215,1025,895.
[実施例52]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号94)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.89(3H,d,J=6Hz)
0.90(3H,d,J=7Hz)
1.32(3H,t,J=7Hz)
1.3〜1.4(2H,m)
1.53(1H,m)
2.24(3H,s)
2.30(1H,dd,J=6,13Hz)
2.36(1H,dd,J=8,13Hz)
3.40(1H,d,J=2Hz)
3.43(1H,d,J=13Hz)
3.57(1H,d,J=13Hz)
3.67(1H,d,J=2Hz)
4.07(1H,m)
4.2〜4.4(2H,m)
5.93(1H,brd,J=8Hz)
7.2〜7.4(5H,m)
[実施例53]
(2S,3S)−3−[[1−(S)−(N−ヘキシル−N−メチルアミノ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル(化合物番号95)
実施例1aに記載の方法と同様な方法で、標題化合物を得た。
H−NMR(CDCl)δ:
0.89(3H,t,J=7Hz)
0.90(3H,d,J=6Hz)
0.91(3H,d,J=7Hz)
1.31(3H,t,J=7Hz)
1.2〜1.6(11H,m)
2.21(3H,s)
2.25〜2.40(4H,m)
3.42(1H,d,J=2Hz)
3.65(1H,d,J=2Hz)
3.99(1H,m)
4.2〜4.3(2H,m)
6.05(1H,brd,J=7Hz)
[参考例1]
(1R,2S)−2−アミノ−3−メチル−1−フェニル−1−ペンタノール(実施例3の原料化合物)
1)無水ベンゼン(300mL)に五塩化リン(31.4g,0.151ミリモル)を懸濁させ、氷冷下にて撹拌しながら、L−イソロイシン(19.67g,0.151ミリモル)を加え、氷冷下で2時間、室温で17時間撹拌した。次に、反応混合物を氷冷し、無水塩化アルミニウム(60g)を少量ずつ加え、徐々に加熱して2時間かけて還流温度まで昇湿した。さらに3時間加熱還流後、氷冷し、濃塩酸(45mL)と氷(0.3kg)の混合物にゆっくり注ぎ込んだ。5℃で40分間撹拌し、析出した結晶を濾取して、ベンゼンで洗浄した。これを風乾後、2−(S)−アミノ−3−メチル−1−フェニル−1−ペンタノン塩酸塩を白色結晶として得た(29.2g、収率85%)。
2)上記の1)で得た2−(S)−アミノ−3−メチル−1−フェニル−1−ペンタノン塩酸塩(24.2g,0.106ミリモル)のメタノール(250mL)溶液に、氷冷下にて撹拌しながら、内温を10℃以下に維持して、水素化ホウ素ナトリウム(3.8g,0.10ミリモル)を少量ずつ加えた。同温度にて1時間撹拌した後、減圧下に濃縮し、残留物にクロロホルム(100mL)、水(50mL)および2N水酸化ナトリウム水溶液を加えた。クロロホルム層を分取し、水層をクロロホルムで抽出し、クロロホルム層を合せて、水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下にて溶媒を留去後、標題化合物を白色結晶として得た(17.8g、収率87%)。
H−NMR(CDCl)δ:
0.87(3H,t,J=7Hz)
1.01(3H,d,J=7Hz)
1.13(1H,m)
1.38(1H,m)
1.56(1H,m)
2.81(1H,t,J=6Hz)
4.68(1H,d,J=6Hz)
7.25〜7.38(5H,m)
[参考例2]
1−(S)−[α−(R)−メトキシベンジル]−3−メチルブチルアミン(実施例5の原料化合物)
1)N−[1−(S)−[α−(R)−ヒドロキシベンジル]−3−メチルブチル]フタルイミド(30.4g,94.0ミリモル)のトルエン(380mL)溶液に、p−トルエンスルホン酸メチル(19.2g,103ミリモル)、続いて60%水素化ナトリウム(4.13g,103ミリモル)を加えた。撹拌しながら18時間加熱還流後、室温まで冷却し、水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物を中圧カラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製して、N−[1−(S)−[α−(R)−メトキシベンジル]−3−メチルブチル]フタルイミドを白色結晶として得た(25.6g、収率81%)。
2)上記の1)で得たN−[1−(S)−[α−(R)−メトキシベンジル]−3−メチルブチル]フタルイミド(25.6g,75.9ミリモル)のエタノール(250mL)懸濁液にヒドラジン一水和物(7.5mL)を加え、15時間加熱還流した。氷浴で冷却後、4N塩酸(200mL)を加えて5℃で1時間撹拌し、不溶物を濾別し、4N塩酸で洗浄した。濾液と洗浄液とを合わせ、減圧下にエタノールを留去し、残留物を10N水酸化ナトリウム水溶液でpH約11に塩基性化し、クロロホルムで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒を留去し、標題化合物を淡黄色油状物として得た(15.5g、純度91%、収率81%)。
H−NMR(CDCl)δ:
0.86(3H,d,J=6Hz)
0.91(3H,d,J=6Hz)
1.03(2H,brs)
1.06(1H,ddd,J=14,10,4Hz)
1.34(1H,ddd,J=14,10,3Hz)
1.76(1H,m)
3.06(1H,ddd,J=10,5,3Hz)
3.24(3H,s)
3.96(1H,d,J=5Hz)
7.26〜7.39(5H,m)
[参考例3]
1−(S)−(ジフェニルメトキシ)メチル−3−メチルブチルアミン(実施例21の原料化合物)
(S)−(+)−ロイシノール(118mg,1.0ミリモル)のトルエン(8mL)溶液に、メタンスルホン酸(96mg,1.0ミリモル)、続いてトリス(ジフェニルメチル)ホスフェート(0.60g,1.0ミリモル)を加えた。30分間加熱還流後、室温まで冷却し、10%炭酸ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液は水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。残留物にクロロホルム(10mL)を加えて不溶物を濾別後、減圧下に溶媒を留去し、残渣をエーテル(2mL)に溶解した。この溶液をシュウ酸・二水和物(0.14g)のメタノール(2mL)溶液に撹拌下に加え、一晩静置した。析出した結晶を濾取し、メタノール/エーテル(1/1)混合溶媒で洗浄して、乾燥した。得られたシュウ酸塩を水酸化ナトリウム水溶液で処理し、標題化合物を淡黄色油状物として得た(126mg、収率44%)。
H−NMR(CDCl)δ:
0.88(3H,d,J=6Hz)
0.89(3H,d,J=6Hz)
1.16〜1.28(2H,m)
1.68(1H,m)
1.98(2H,br)
3.11(1H,m)
3.22(1H,dd,J=9,8Hz)
3.43(1H,dd,J=9,4Hz)
5.35(1H,s)
7.21〜7.37(10H,m)
(薬理試験)
[薬理試験例1]骨吸収抑制作用の評価(低カルシウム食摂餌ラットにおける血漿カルシウム濃度低下作用による)
(1)ラットをカルシウム欠乏食で飼育すると、骨量減少症を引き起こす。これは、血中のカルシウム濃度を正常範囲内に維持しようとするために、骨からカルシウムが溶出(骨吸収)される結果である。従って、本モデルにおいて骨吸収を抑制する物質は、骨から血中へのカルシウム溶出を抑制することによって、血中カルシウム濃度を低下させる。従って、下記の実験(J.M.Delaisse et al.,Biochem.Biophys.Res.Commun.,125,441(1984)参照)により、その血中カルシウム濃度低下作用を検討し、本発明の化合物の骨吸収抑制作用を評価した。
(2)実験法
ウイスター系雄性ラット(5〜6週齢)を低カルシウム食(Ca:0.02%、オリエンタル酵母工業株式会社製)で1週間飼育し、骨吸収亢進モデルラットとした。100g体重当り0.2mLの投与量になるように試験化合物を1%メチルセルロース水溶液に懸濁し(試験化合物が油状の場合には、非イオン性界面活性剤であるツイーン20を添加した)、強制経口投与した。投与6時間後に、尾静脈より採血し、血漿カルシウム濃度をOCPC法により測定した。
試験化合物の血漿カルシウム濃度低下作用は次式により算出した。
100×[(化合物投与群の6時間後の血漿Ca濃度)−(化合物非投与群の6時間後の血漿Ca濃度)]/(化合物非投与群の6時間後の血漿Ca濃度)
(3)実験結果
測定の結果を第2表に示す(試験化合物は、実施例の番号で示す)。この結果から、本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体は、血漿カルシウム濃度を低下させ、亢進した骨吸収を抑制することが示された。
Figure 0004336039
[薬理試験例2]カテプシンL阻害作用
(1)ラット肝臓リソソーム分画の調製
ウイスター系雄性ラットを脱血致死させ、門脈より氷冷した生理食塩水を注入して還流後、肝臓を摘出した。以下の操作は4℃で行なった。はさみで細切後、5gを量りとり、9倍量の0.25Mスクロース液を加えてホモジナイズ(ポッター型テフロンホモジナイザー)した。ホモジネートを800×gで10分間遠心分離して得た上清を、さらに12000×gで20分間遠心分離した。得られた沈澱に0.25Mスクロース液25mLを加えてホモジナイズした後、12000×gで20分間遠心分離した。得られた沈澱に0.25Mスクロース液10mLを加えてホモジナイズしたものをリソソーム分画とした。次いで、この分画を0.33%トリトンX−100を含む0.25Mスクロース液で希釈してカテプシンL活性の測定に供した。
(2)カテプシンL活性の測定
340mM酢酸ナトリウム、60mM酢酸、4mMEDTA及び8mMジチオスレイトールを含む溶液(pH:5.5)0.25mLに、リソソーム分画0.1mL、被検化合物溶液5μLおよび蒸留水0.545mLを加えて30℃で15分間プレインキュベートした後、基質として50μMカルボベンゾキシ−L−フェニルアラニル−L−アルギニン−4−メチルクマリル−7−アミド(Z−Phe−Arg−MCA)溶液0.1mLを加えて反応を開始した。30℃で20分間反応させた後、100mMモノクロル酢酸ナトリウム、30mM酢酸ナトリウムおよび70mM酢酸を含む溶液(pH:4.3)1mLを加えて反応を停止させた。最終溶液の蛍光強度を励起波長380nm、蛍光波長460nmで測定した。
なお、Z−Phe−Arg−MCAは、リソソーム分画に含まれるカテプシンBによっても分解されるため、カテプシンB特異的阻害剤であるCA−074[村田他、FEBS Lett.280,307−310(1991)]を反応溶液に10−7M添加してカテプシンBを完全に阻害した条件下で測定を行なった。
(3)測定結果
測定の結果は第3表に示す(試験化合物は、実施例の番号で示す)。
[薬理試験例3]カテプシンB阻害作用
(1)測定法
352mMのKHPO、48mMのNaHPO、5.32mMのEDTA・2Naおよび10mMのL−システインを含む溶液(pH6.0)0.25mLにリソソーム分画0.1mL、試験化合物5μLおよび蒸留水0.545mLを加えて、30℃で15分間プレインキュベーションした後、基質として、50μMのカルボベンゾキシ−L−アルギニル−L−アルギニン−4−メチルクマリル−7−アミド(Z−Arg−Arg−MCA)溶液0.1mLを加えて反応を開始させた。30℃で20分間反応させた後、その反応液に100mMのモノクロル酢酸ナトリウム、30mMの酢酸ナトリウム及び70mMの酢酸を含む水溶液(pH4.3)1mLを加えて、反応を停止させた。最終容量の蛍光強度を励起波長380nm、蛍光波長460nmで測定した。
(2)測定結果
測定の結果は第3表に示す(試験化合物は、実施例の番号で示す)。
Figure 0004336039
第3表の結果から、本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体は、カテプシンL阻害作用に加えて、カテプシンB阻害作用を有することが分る。
[薬理試験例4]ラット卵巣摘出モデルに対する作用
(1)ラット卵巣摘出モデルは、ヒトの閉経後骨粗鬆症の実験モデルであり、本モデルにおける発明化合物の作用を検討した。
(2)実験法
雌性SD系ラット(13週齢)の両側卵巣を摘出し、翌日から試験化合物(実施例5の化合物)300mg/kgを4週間1日1回経口投与した(薬物群、8例)。最終投与後、第4腰椎を摘出し、末梢骨骨密度測定装置p−QCTにより総骨密度を測定し、化合物非投与群(コントロール群、7例)と比較した。尚、偽手術群(7例)を別途設けた。
(3)実験結果
測定の結果を第4表に示す。この結果から、本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体は、卵巣摘出による骨密度減少を抑制し、骨粗鬆症に有用であることが示された。
Figure 0004336039
[薬理試験例5]ラット・アジュバンド関節炎に対する作用
(1)ラット・アジュバンド関節炎は、ヒトの慢性関節リウマチに類似した実験モデルであり、本モデルにおける発明化合物の作用を検討した。
(2)実験法
雄性ウイスター系ラット(5週齢)の右後肢足蹠皮下に、流動パラフィンに懸濁したマイコバクテリウム・ブチリカム(Mycobacterium Butyricum)を注射して感作した。試験化合物(実施例5の化合物)300mg/kgは、感作翌日から21日間1日1回経口投与した(薬物群、8例)。最終投与後、非処置側の後肢足蹠容積をVolume Differential Meterを用いて測定し、化合物非投与群(コントロール群、8例)と比較した。尚、アジュバンド非処置群(正常群、8例)を別途設けた。
試験化合物の足蹠の腫脹抑制率は、次式により算出した。
100×(薬物群−コントロール群)/(正常群−コントロール群)
(3)実験結果
試験化合物は、足蹠の腫脹を42%抑制した(Mann−Whitney’s U testでコントロール群に対して危険率1%未満で有意)。この結果から、本発明のエポキシコハク酸アミド誘導体は、慢性関節リウマチの治療に有用であることが示された。

Claims (17)

  1. 下記式(1)で表わされるエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩:
    Figure 0004336039
    [上記の式において、Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が2〜10のアルケニル基、炭素原子数が2〜10のアルキニル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基であり;Rは、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が2〜10のアルケニル基、炭素原子数が2〜10のアルキニル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基であり;Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が2〜10のアルケニル基、炭素原子数が2〜10のアルキニル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基であり;Xは、−O−または−NR−(Rは、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)であり;Yは、ヒドロキシル基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基、アセトキシ基、または炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基からなるアラルキルオキシ基であり;そしてYは、水素原子または炭素原子数が1〜10のアルキル基である;なお、上記R〜Rの各アリール基および各複素環基は、炭素原子数が1〜6のアルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素原子数が1〜6のアルキルアミノ基、合計炭素原子数が2〜12のジアルキルアミノ基、炭素原子数が1〜6のアルコキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数が1〜6のハロアルキル基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、炭素原子数が2〜7のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、炭素原子数が2〜7のアルキルアミノカルボニル基、合計炭素原子数が3〜13のジアルキルアミノカルボニル基、アミジノ基、およびグアニジノ基からなる群より選ばれる一もしくは二以上の置換基を有していてもよい]。
  2. 式(1)のRが、水素原子または炭素原子数が1〜6のアルキル基である請求の範囲第1項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩。
  3. 式(1)のRが、炭素原子数が1〜6のアルキル基、フェニル基、もしくはベンジル基である請求の範囲第1項もしくは請求の範囲第2項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩。
  4. 式(1)のRが、水素原子または炭素原子数が6〜20のアリール基である請求の範囲第1乃至3項のうちの何れかの項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩。
  5. 式(1)のXが、−O−である請求の範囲第1乃至4項のうちの何れかの項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩。
  6. 生理学的に許容できる塩がアルカリ金属塩である請求の範囲第1乃至5項のうちの何れかの項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体の生理学的に許容できる塩。
  7. 請求の範囲第1乃至6項のうちの何れかの項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩を有効成分として含む骨疾患の治療薬
  8. 請求の範囲第1乃至6項のうちの何れかの項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩を有効成分として含む関節炎の治療薬
  9. 下記式(1)で表わされるエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩:
    Figure 0004336039
    [上記の式において、R は、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が2〜10のアルケニル基、炭素原子数が2〜10のアルキニル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基であり;R は、イソブチル基またはイソプロピル基であり;R は、水素原子、または炭素原子数が6〜20のアリール基であり;Xは、−O−または−NR −(R は、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)であり;Y は、OR (R は、水素原子、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜20のアリール基、炭素原子数が6〜20のアリール基と炭素原子数1〜6のアルキル基とからなるアラルキル基、炭素原子数2〜20のアシル基、炭素原子数が3〜12の複素環基、または炭素原子数が3〜12の複素環基と炭素原子数が1〜6のアルキル基とからなる複素環アルキル基である)であり;そしてY は水素原子であり;なお、上記R のアルキル基は、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素原子数が1〜6のアルキルアミノ基、合計炭素原子数が2〜12のジアルキルアミノ基、炭素原子数が1〜6のアルコキシ基、カルボキシル基、炭素原子数が2〜7のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、炭素原子数が2〜7のアルキルアミノカルボニル基、合計炭素原子数が3〜13のジアルキルアミノカルボニル基、およびグアニジノ基からなる群より選ばれる一もしくは二以上の置換基を有していてもよく、また上記R 、R 、そしてR の各アリール基および各複素環基は、炭素原子数が1〜6のアルキル基、ヒドロキシル基、アミノ基、炭素原子数が1〜6のアルキルアミノ基、合計炭素原子数が2〜12のジアルキルアミノ基、炭素原子数が1〜6のアルコキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数が1〜6のハロアルキル基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、炭素原子数が2〜7のアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、炭素原子数が2〜7のアルキルアミノカルボニル基、合計炭素原子数が3〜13のジアルキルアミノカルボニル基、アミジノ基、およびグアニジノ基からなる群より選ばれる一もしくは二以上の置換基を有していてもよい]
  10. 式(1)のR が、水素原子または炭素原子数が1〜6のアルキル基である請求の範囲第9項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩
  11. 式(1)のXが、−O−である請求の範囲第9項もしくは第10項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩
  12. 生理学的に許容できる塩がアルカリ金属塩である請求の範囲第9乃至11項のうちのいずれかの項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体の生理学的に許容できる塩
  13. 請求の範囲第9乃至12項のうちの何れかの項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩を有効成分として含む骨疾患の治療薬
  14. 請求の範囲第9乃至12項のうちの何れかの項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩を有効成分として含む関節炎の治療薬
  15. 下記の化合物のうちのいずれかであるエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩:
    (2S,3S)−3−[[1−(S)−ベンゾイル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル;
    (2S,3S)−3−[[1−(S)−ベンゾイル−2−メチルプロピル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル;
    (2S,3S)−3−[[1−(S)−(ベンゾイルアミノ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル;
    (2S,3S)−3−[[1−(S)−(2−メチル−2−プロペニルオキシ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル;
    (2S,3S)−3−[[1−(S)−(ヘキサノイルアミノ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル;
    (2S,3S)−3−[[1−(S)−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル;
    (2S,3S)−3−[[1−(S)−(N−ヘキシル−N−メチルアミノ)メチル−3−メチルブチル]カルバモイル]オキシラン−2−カルボン酸エチル
  16. 請求の範囲第15項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩を有効成分として含む骨疾患の治療薬
  17. 請求の範囲第15項に記載のエポキシコハク酸アミド誘導体またはその生理学的に許容できる塩を有効成分として含む関節炎の治療薬
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