JPH06239835A - アミノケトン誘導体 - Google Patents

アミノケトン誘導体

Info

Publication number
JPH06239835A
JPH06239835A JP32846293A JP32846293A JPH06239835A JP H06239835 A JPH06239835 A JP H06239835A JP 32846293 A JP32846293 A JP 32846293A JP 32846293 A JP32846293 A JP 32846293A JP H06239835 A JPH06239835 A JP H06239835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituent
aryl
compound
substituents
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32846293A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Ando
亮一 安藤
Naoko Ando
直子 安藤
Hirokazu Masuda
裕和 増田
Toshiro Sakaki
敏朗 榊
Yasuhiro Morinaka
泰洋 盛中
Chizuko Takahashi
千寿子 高橋
Yoshikuni Tamao
嘉邦 玉尾
Akihiro Tobe
昭広 戸部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP32846293A priority Critical patent/JPH06239835A/ja
Publication of JPH06239835A publication Critical patent/JPH06239835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式(I) 【化1】 1 :水素原子、 【化2】 (R5 :アルキル基、アルケニル基、アリール基、複素
環残基等) R2 ,R4 :水素原子、アルキル基等 R3 :水素原子、アルキル基、アリール基等、 【化3】 (R6 :水素原子、アルキル基)等 n:1〜10の整数 X:複素環残基 で表されるアミノケトン誘導体または薬学上許容される
その塩。 【効果】 本発明化合物は、チオールプロテアーゼに対
して強い阻害活性を示し、アルツハイマー病、骨粗鬆
症、等の治療薬として用いることができ、また、チオー
ルプロテアーゼに対してさらに強い阻害活性を示すケト
ン誘導体の製造中間体として用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なアミノケトン誘導
体に関し、詳細にはパパイン,カテプシンB,カテプシ
ンH,カテプシンL,カルパイン等のチオールプロテア
ーゼに対して強い阻害作用を示す新規なアミノケトン誘
導体に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】パパ
イン,カテプシンB,カテプシンH,カテプシンL,カ
ルパイン等のチオールプロテアーゼの生体内での働きが
解明されるに従い、その異常亢進が種々の疾患の原因で
あることが判明してきており、またチオールプロテアー
ゼ阻害剤がそれらの疾患の動物モデルで有効であったと
いう報告が増えつつある。
【0003】筋ジストロフィー,筋萎縮症などの筋疾患
で見られる骨格筋崩壊において、カルパインやカテプシ
ンBなどのチオールプロテアーゼは、筋線維蛋白質の分
解を通じてZ線の消失などの初期過程に関与していると
考えられている(代謝,25臨時増刊号「代謝病ハイラ
イト」巻,183ページ,1988年)。また、チオー
ルプロテアーゼ阻害剤であるE−64−dは、筋ジスト
ロフィー症ハムスターにおいて延命効果等の効果があっ
たと報告されている(Journal ofPharm
acobio Dynamics,10巻,678ペー
ジ,1987年)。従って、チオールプロテアーゼ阻害
剤は筋ジストロフィー、筋萎縮症等の治療薬になりうる
と考えられる。
【0004】心筋梗塞や脳卒中等の虚血性疾患におい
て、虚血後の細胞障害の主な原因は、キサンチン酸化酵
素が産生する活性酸素である。虚血の過程で上昇したC
2+濃度によって活性化されたカルパインがキサンチン
酸化酵素の前駆体であるキサンチン脱水素酵素を限定分
解して酸化酵素に変換しているという説がある(New
England Journal of Medici
ne,312巻,159ページ,1985年)。また、
カルパインの活性化が心筋細胞壊死や脳神経細胞死の直
接的な原因にもなりうると考えられている(最新医学,
43巻,783ページ,1988年)。カルパイン阻害
剤であるNCO−700が心筋梗塞の動物モデルで効果
があることが報告されており(Arzneimitte
l Forschung/Drug Researc
h,36巻,190ページ,671ページ,1986
年)、またE−64−Cは脳虚血後の微小管結合蛋白の
分解を抑制している(Brain Research,
526巻,177ページ,1990年)。従って、カル
パインの阻害剤は、心筋梗塞や脳卒中などの虚血性疾患
の治療薬になると考えられる。
【0005】アルツハイマー病脳に特有に見られる老人
斑には、アミロイドという蛋白が沈着しているが、この
アミロイドはアミロイド蛋白前駆体(APP)の分解に
より生成することが知られている。APPの正常代謝で
はアミロイドは生成しないが、異常亢進したプロテアー
ゼによる異常代謝によりアミロイドが生成し、これが老
人斑になると考えられている(Scientific
American,1991年11月号,40ペー
ジ)。従って、プロテアーゼの阻害剤は、アルツハイマ
ー病の治療薬になると期待されている。
【0006】うさぎの頭部外傷モデルにおいて、カルパ
インが活性化されていることが報告されており(Neu
rochmical Research,16巻,48
3ページ,1991年)、またラットの頭部外傷モデル
において、カルパイン阻害剤であるロイペプチンを投与
することにより、軸索の保護作用が観察されている(J
ournal of Neurosurgery,65
巻,92ページ,1986年)。従って、カルパイン阻
害剤は、頭部外傷において意識障害改善や運動障害改善
等の効果があると考えられる。
【0007】神経細胞の樹状突起に存在するミエリン結
合蛋白がカルパインにより分解されるという報告がある
(Journal of Neurochemistr
y,47巻,1007ページ,1986年)。従って、
カルパイン阻害剤が神経細胞の脱髄によって起こるとさ
れる疾患、例えば多発性硬化症や末梢神経のニューロパ
シーに対して効果があると考えられる。
【0008】白内障のうちの多くのものは、水晶体中の
水溶性蛋白であるクリスタリンがプロテアーゼの働きに
より加水分解されるために水晶体の白濁が生じると言わ
れている。実験モデルの白内障及びヒトのある種の白内
障では、水晶体内のカルシウム濃度が上昇しており(I
nvestigative Ophthalmolog
y & Visual Science,28巻,17
02ページ,1987年,Experimental
Eye Research,34巻,413ページ,1
982年)、また水晶体中に含まれるプロテアーゼのう
ち最も多いのはカルパインであることから(Lens
and Eye Toxicity Researc
h,6巻,725ページ,1989年)、カルパインの
異常亢進が白内障の原因の一つであると考えられてい
る。カルパインの阻害剤であるE−64が白内障の実験
モデルで効果があったとの報告(Investigat
iveOphthalmology & Visual
Science,32巻,533ページ,1991
年)もあることから、カルパイン阻害剤は白内障の治療
薬になると考えられる。
【0009】炎症とのかかわりが深い好中球は、走化性
因子やホルボールエステルによる刺激に対して脱顆粒や
スーパーオキシドの産生で応答することが知られてお
り、これはプロテインキナーゼC(PKC)によって媒
介されていると考えられている。カルパインはこのPK
Cを活性化する働きをしており、脱顆粒には促進的に、
スーパーオキシド産生には抑制的に作用しているという
報告がある(Journal of Biologic
al Chemistry,263巻,1915ペー
ジ,1988年)。また、ラットのマクロファージにお
けるカテプシンBの濃度が、白血球や好中球の場合より
も30〜40倍高く、しかも炎症マクロファージの酵素
濃度の方が普通のマクロファージより6倍高いと報告さ
れている(Journal of Biochemis
try,98巻,87ページ,1985年)。これらの
ことから、チオールプロテアーゼの阻害剤は、抗炎症剤
として用いることができると考えられている。
【0010】I型アレルギー反応は、生体が抗原に感作
されることにより産生した免疫グロブリンE(IgE)
を介して進行する。チオールプロテアーゼ阻害剤である
エスタチンAは、IgEの産生を特異的に抑制し、Ig
Gの産生には影響を与えないと報告されている(The
Journal of Antibiotics,4
2巻,1362ページ,1989年)。従って、チオー
ルプロテアーゼ阻害剤は、抗アレルギー剤として用いる
ことができると考えられる。
【0011】肝細胞が壊死する場合には、細胞膜の障害
によりCa2+の透過性が増して細胞内のCa2+濃度が高
まり、カルパインが活性化されるために、その基質であ
る骨格蛋白等の分解が起きて細胞死に致ると考えられて
いる。従ってカルパイン阻害剤は、劇症肝炎の治療とし
て用いることができる。カテプシンB,カテプシンL等
のカテプシン類は、破骨細胞内での骨コラーゲンの分解
に関与している。副甲状腺ホルモンを投与して骨破壊を
亢進されたラットに、カテプシン類の阻害剤であるE−
64、あるいはエスタチンAを投与すると、血中カルシ
ウム濃度及びヒドロキシプロリン濃度が低下することが
報告されている(Biochemical and B
iophysical Research Commu
nication,125巻,441ページ,1984
年;特開平2−218610号公報)。従って、カテプ
シン類の阻害剤は、骨粗鬆症、高カルシウム血症等の治
療薬になると考えられる。
【0012】カルパインの基質として、エストロゲン受
容体やアンドロゲン受容体等の性ホルモン受容体があ
り、カルパインはこれらの受容体を活性化させることが
知られている。従って、カルパインの異常亢進は性ホル
モン受容体の異常活性化によると考えられる疾患、例え
ば乳癌、前立腺癌、前立腺肥大をひきおこすと言われて
おり、カルパインの阻害剤は上記の疾患の治療薬になる
と考えられる。
【0013】細胞の癌化に伴い、表皮増殖因子(EG
F)受容体が活性化すると言われており、カルパインは
EGF受容体を基質としてこれを活性化することが知ら
れている。また、成人T細胞性ヒト白血病ウィルス(A
TLV/HTLV−1)に感染した細胞において、カル
パインが活性化されていたとの報告がある(生化学,5
7巻,1202ページ,1985年)。一方、カテプシ
ンBが癌の転位の重要な段階であるコラーゲン分解を促
進したり、あるいは直接コラーゲンを分解することや、
新生物細胞の原形質膜と関係が深いことなどから、癌の
転位プロセスに大きく関与していると言われている(T
umor Progression and Mark
ers,47ページ,1982年,Journal o
f Biological Chemistry,25
6巻,8536ページ,1981年)。これらのことか
ら、チオールプロテアーゼ阻害剤は、癌の増殖抑制、転
位予防に効果があると考えられる。
【0014】血小板が活性化されると凝集を起こし、血
栓の原因となる。カルパインの阻害剤であるE−64−
dが、トロンビンで惹起される血小板凝集を抑制したと
の報告がある(Thrombosis Researc
h,57巻,847ページ,1990年)。したがっ
て、カルパインの阻害剤は、血小板凝集抑制剤として用
いることができる。
【0015】以上述べてきたように、チオールプロテア
ーゼの異常亢進は種々の疾患の原因となり、またいくつ
かのチオールプロテアーゼ阻害剤は動物モデルなどで有
効だと報告されている。しかしながら、既知の阻害剤
は、E−64(Agricaltural and B
iological Chemistry,42巻,5
29ページ,1978年)、E−64−d(Journ
al of Biochemistry,93巻,13
05ページ,1983年)、NCO−700(特開昭5
8−126879号公報)、エスタチンA,B(The
Journalof Antibiotics,42
巻,1362ページ,1989年)等のエポキシコハク
酸誘導体あるいはペプチドのクロルメチルケトン(Jo
urnal of Biochemistry,99
巻,173ページ,1986年)やアシルオキシメチル
ケトン(Biochemistry,30巻,4678
ページ,1991年)に代表されるペプチドのα−置換
ケトンなど、不可逆阻害剤がほとんどである。一般に不
可逆阻害剤は、標的酵素以外の生体構成成分と非特異的
に反応しやすいために、毒性が強いと言われており、臨
床で用いられた化合物は少ない。また、可逆阻害剤とし
てはロイペプチン(The Journalof An
tibiotics,22巻,183ページ,1969
年)、カルペプチン(Journal of Enzy
me Inhibition,3巻,195ページ,1
990年)等のペプチジルアルデヒドが知られている
が、化学的な安定性、生体内での安定性、細胞膜透過性
などに問題があると言われている。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、経
口吸収性、組織移行性、細胞膜透過性にすぐれたチオー
ルプロテアーゼの可逆阻害剤について研究を進めた結
果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の要
旨は、下記一般式(I)
【0017】
【化7】
【0018】〔上記一般式(I)中、R1 は水素原子、
【化8】 (R5 は置換基を有していてもよいC6 〜C14のアリー
ル基、フルオレニル基、置換基を有していてもよい複素
環残基、C3 〜C15のシクロアルキル基、C3 〜C15
シクロアルキルオキシ基、置換基を有していてもよいC
6 〜C14のアリールオキシ基、置換基を有していてもよ
いC7 〜C20のアラルキルオキシ基、置換基を有してい
てもよいC6 〜C14のアリールチオ基、ヒドロキシル基
およびC2〜C10のアシルオキシ基なる群から選ばれる
1以上の置換基を有していてもよいC1 〜C20のアルキ
ル基;置換基を有していてもよいC6 〜C14のアリール
基もしくは置換基を有していてもよい複素環残基で置換
されていてもよいC2 〜C10のアルケニル基;置換基を
有していてもよいC6 〜C14のアリール基または置換基
を有していてもよい複素環残基を表す。)を表し、R2
およびR4 はそれぞれ独立して水素原子またはC1 〜C
5 のアルキル基を表し、R3 は水素原子、置換基を有し
ていてもよいC1 〜C20のアルキル基または置換基を有
していてもよいC6 〜C14のアリール基を表すか、ある
いはR3 とR4 が一緒になってC1 〜C 10のアルキレン
基を表し、−A−は酸素原子、硫黄原子または
【0019】
【化9】 (R6 は水素原子またはC1 〜C5 のアルキル基を表
す。)を表し、nは1〜10の整数を表し、Xは置換基
を有していてもよい複素環残基を表す。〕で表されるア
ミノケトン誘導体または薬学的に許容されるその塩に存
する。
【0020】以下、本発明を詳細に説明するに、本発明
の化合物は下記一般式(I)
【化10】
【0021】{上記一般式(I)中、R1 は水素原子、
【化11】
【0022】〔R5 は置換基(ハロゲン原子(フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、C1 〜C5
のアルキル基(メチル基、プロピル基、ペンチル基
等)、トリフルオロメチル基、C1 〜C5 のアルコキシ
基(メトキシ基、プロポキシ基、ペンチルオキシ基
等)、C1 〜C5 の環状アセタール残基(メチレンジオ
キシ基、プロピレンジオキシ基、アミレンジオキシ基
等)、ヒドロキシル基、C2 〜C6のアシルオキシ基
(アセトキシ基、ブチリルオキシ基、バレリルオキシ基
等)、カルボキシル基、C2 〜C6 のアルコキシカルボ
ニル基(メトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル
基、ペンチルオキシカルボニル基等)、オキソ基、C2
〜C6 のアシル基(アセチル基、ブチリル基、バレリル
基等)、アミノ基、C1〜C5 のモノアルキルアミノ基
(メチルアミノ基、プロピルアミノ基、ペンチルアミノ
基等)、C2 〜C10のジアルキルアミノ基(ジメチルア
ミノ基、メチルプロピルアミノ基、ジイソプロピルアミ
ノ基等)、C2 〜C6 のアシルアミノ基(アセチルアミ
ノ基、バレリルアミノ基等)、カルバモイル基、C2
6 のアルキルカルバモイル基(メチルカルバモイル
基、プロピルカルバモイル基、ペンチルカルバモイル基
等)、C6 〜C14のアリール基(フェニル基、ナフチル
基、アントリル基等)、C6 〜C14のアリールオキシ基
(フェノキシ基、ナフトキシ基等)およびC6 〜C14
アリールアミノ基(フェニルアミノ基、ナフチルアミノ
基等)なる群(以下「群1」という。)から選ばれる1
以上の置換基)を有していてもよいC6 〜C14のアリー
ル基(フェニル基、ナフチル基、アントリル基等)、フ
ルオレニル基、置換基(群1から選ばれる1以上の置換
基)を有していてもよい複素環残基(フラン環、ジヒド
ロフラン環、テトラヒドロフラン環、ピラン環、ジヒド
ロピラン環、テトラヒドロピラン環、ベンゾフラン環、
ジヒドロベンゾフラン環、イソベンゾフラン環、クロメ
ン環、クロマン環、イソクロマン環、チオフェン環、ベ
ンゾチオフェン環、ピロール環、ピロリン環、ピロリジ
ン環、イミダゾール環、イミダゾリン環、イミダゾリジ
ン環、ピラゾール環、ピラゾリン環、ピラゾリジン環、
トリアゾール環、テトラゾール環、ピリジン環、ピリジ
ンオキシド環、ピペリジン環、ピラジン環、ピリラジン
環、ピリミジン環、ピリダジン環、インドリジン環、イ
ンドール環、インドリン環、イソインドール環、イソイ
ンドリン環、インダゾール環、ベンズイミダゾール環、
プリン環、キノリジン環、キノリン環、フタラジン環、
ナフチリジン環、キノキサリン環、キナゾリン環、シン
ノリン環、プテリジン環、オキサゾール環、オキサゾリ
ジン環、イソオキソザール環、イソキサゾリジン環、チ
アゾール環、チアゾリジン環、イソチアゾール環、イソ
チアゾリジン環、ジオキサン環、ジチアン環、モルホリ
ン環、チオモルホリン環等の酸素原子、硫黄原子、窒素
原子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個有し、環を構成
する総原子数が5〜10の複素環残基(以下「群2」と
いう。))、C3 〜C15のシクロアルキル基(シクロプ
ロピル基、シクロノニル基、シクロペンタデシル基
等)、C3 〜C15のシクロアルキルオキシ基(シクロプ
ロピルオキシ基、シクロノニルオキシ基、ペンタデシル
オキシ基等)、置換基(群1から選ばれる1以上の置換
基)を有していてもよいC6 〜C14のアリールオキシ基
(フェノキシ基、ナフチルオキシ基、アントリルオキシ
基等)、置換基(群1から選ばれる1以上の置換基)を
有していてもよいC7 〜C20のアラルキルオキシ基(ベ
ンジルオキシ基、フェニルペンチルオキシ基、ナフチル
メトキシ基、ナフチルエトキシ基、アントリルメトキシ
基等)、置換基(群1から選ばれる1以上の置換基)を
有していてもよいC6 〜C14のアリールチオ基(フェニ
ルチオ基、ナフチルチオ基、アントリルチオ基等)、ヒ
ドロキシル基およびC 2 〜C10のアシルオキシ基(アセ
チルアミノ基、バレリルオキシ基、ベンゾイルオキシ基
等)なる群から選ばれる1以上の置換基を有していても
よいC1 〜C20のアルキル基(メチル基、デシル基、イ
コシル基等);置換基(群1から選ばれる1以上の置換
基)を有していてもよいC6 〜C14のアリール基(フェ
ニル基、ナフチル基、アントリル基等)もしくは置換基
(群1から選ばれる1以上の置換基)を有していてもよ
い複素環残基(群2)で置換されていてもよいC2 〜C
10のアルケニル基(ビニル基、ヘキセニル基、デセニル
基等);置換基(群1から選ばれる1以上の置換基)を
有していてもよいC6 〜C14のアリール基(フェニル
基、ナフチル基、アントリル基等)または置換基(群1
から選ばれる1以上の置換基)を有していてもよい複素
環残基(群2)を表す。〕を表し、R2 およびR4 はそ
れぞれ独立して水素原子またはC1 〜C5 のアルキル基
(メチル基、プロピル基、ペンチル基等)を表し、R3
は水素原子、置換基(ハロゲン原子(フッソ原子、塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、C3 〜C15のシクロ
アルキル基(シクロプロピル基、シクロノニル基、シク
ロペンタデシル基等)、ヒドロキシル基、複素環残基
(群2)で置換されていてもよいC1 〜C5 のアルコキ
シ基(メトキシ基、プロポキシ基、ペンチルオキシ基
等)、C6 〜C14のアリールオキシ基(フェノキシ基、
ナフチルオキシ基、アントリルオキシ基等)、C7 〜C
20のアラルキルオキシ基(ベンジルオキシ基、フェニル
ペンチルオキシ基、ナフチルメトキシ基、ナフチルエト
キシ基、アントリルメトキシ基等)、メルカプト基、複
素環残基(群2)で置換されていてもよいC1 〜C5
アルキルチオ基(メチルチオ基、プロピルチオ基、ペン
チルチオ基等)、C6 〜C14のアリールチオ基(フェニ
ルチオ基、ナフチルチオ基、アントリルチオ基等)、C
7 〜C20のアラルキルチオ基(ベンジルチオ基、フェニ
ルエチルチオ基、ナフチルメチルチオ基、ナフチルエチ
ルチオ基等)、カルボキシル基、カルバモイル基、C2
〜C 6 のアルコキシカルボニル基(メトキシカルボニル
基、プロポキシカルボニル基、ペンチルオキシカルボニ
ル基等)、複素環残基(群2)、アミノ基、C1 〜C 5
のモノアルキルアミノ基(メチルアミノ基、プロピルア
ミノ基、ペンチルアミノ基等)、C2 〜C10のジアルキ
ルアミノ基(ジメチルアミノ基、エチルメチルアミノ
基、ジペンチルアミノ基等)、C2 〜C6 のアルコキシ
カルボニルアミノ基(メトキシカルボニルアミノ基、プ
ロポキシカルボニルアミノ基、ペンチルオキシカルボニ
ル基等)、C2 〜C6 のアシルアミノ基(アセチルアミ
ノ基、バレリルアミノ基等)グアニジル基、オキソ基お
よびC6 〜C14アリール基(フェニル基、ナフチル基、
アントリル基等)なる群から選ばれる1以上の置換基)
を有していてもよいC1 〜C20のアルキル基(メチル
基、デシル基、イコシル基等)または置換基(群1から
選ばれる1以上の置換基)を有していてもよいC6 〜C
14のアリール基(フェニル基、ナフチル基、アントリル
基等)を表すか、あるいはR3 とR4 が一緒になってC
1 〜C10のアルキレン基(メチレン基、ペンチレン基、
オクチレン基等)を表し、−A−は酸素原子、硫黄原
子、または
【化12】 〔R6 は水素原子またはC1 〜C5のアルキル基(メチ
ル基、プロピル基、ペンチル基等)を表す。〕を表し、
nは1〜10の整数を表し、Xは置換基(群1から選ば
れる1以上の置換基)を有していてもよい複素環残基
(郡2)を表す。}で表されるアミノケトン誘導体また
は薬学的に許容されるその塩である。
【0023】前記一般式(I)で表される本発明のアミ
ノケトン誘導体は、塩を形成することができる。かかる
塩の具体例としては、酸性基が存在する場合には、リチ
ウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、
カルシウム塩等の金属塩、またはアンモニウム塩、メチ
ルアンモニウム塩、ジメチルアンモニウム塩、トリメチ
ルアンモニウム塩、ジシクロヘキシルアンモニウム塩等
のアンモニウム塩を形成することができ、塩基性基が存
在する場合には塩酸塩、臭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン
酸塩等の鉱酸塩、あるいはメタンスルホン酸塩、ベンゼ
ンスルホン酸塩、パラトルエンスルホン酸塩、酢酸塩、
プロピオン酸塩、酒石酸塩、フマール酸塩、マレイン酸
塩、リンゴ酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、クエン酸
塩、安息香酸塩、マンデル酸塩、ケイ皮酸塩、乳酸塩等
の有機酸塩を形成することができる。
【0024】上記一般式(I)で示されるアミノケトン
誘導体の二重結合部位の立体化学については、(E)
体、(Z)体、あるいは(EZ)体をとることができ
る。また、不斉炭素の立体化学については、それぞれ独
立して(R)体、(S)体、あるいは(RS)体をとる
ことができる。上記一般式(I)で表されるアミノケト
ン誘導体の具体的な例としては、下記表−1に示す化合
物が挙げられる。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】
【表6】
【0031】
【表7】
【0032】
【表8】
【0033】
【表9】
【0034】
【表10】
【0035】
【表11】
【0036】
【表12】
【0037】
【表13】
【0038】
【表14】
【0039】
【表15】
【0040】
【表16】
【0041】
【表17】
【0042】
【表18】
【0043】
【表19】
【0044】
【表20】
【0045】
【表21】
【0046】
【表22】
【0047】
【表23】
【0048】
【表24】
【0049】
【表25】
【0050】
【表26】
【0051】
【表27】
【0052】
【表28】
【0053】
【表29】
【0054】
【表30】
【0055】
【表31】
【0056】
【表32】
【0057】
【表33】
【0058】
【表34】
【0059】
【表35】
【0060】
【表36】
【0061】
【表37】
【0062】
【表38】
【0063】
【表39】
【0064】
【表40】
【0065】
【表41】
【0066】
【表42】
【0067】
【表43】
【0068】
【表44】
【0069】
【表45】
【0070】
【表46】
【0071】
【表47】
【0072】
【表48】
【0073】
【表49】
【0074】
【表50】
【0075】
【表51】
【0076】
【表52】
【0077】
【表53】
【0078】
【表54】
【0079】
【表55】
【0080】
【表56】
【0081】
【表57】
【0082】
【表58】
【0083】
【表59】
【0084】
【表60】
【0085】
【表61】
【0086】
【表62】
【0087】次に本発明の化合物の製造法について説明
する。上記一般式(I)で表されるアミノケトン誘導体
は、例えば次の様な方法で製造することができる。
【0088】[製造法1]
【0089】
【化13】
【0090】(上記一般式において、R2 、R3
4 、nおよびXは既に定義したとおりであり、またB
ocはtert−ブトキシカルボニル基を表す。) 文献既知の方法(Chemical and Phar
maceuticalBulletin,37巻,31
08ページ,1989年)を利用して容易に合成できる
上記一般式(II)で表されるクロロメチルケトン誘導体
を、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、酢酸エチル、塩化メチレン、クロロホルム等に溶解
し、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリ
ウム、トリエチルアミン、ピリジン等の塩基の存在下、
HS−(CH2 n −Xで表されるメルカプタンを反応
させると、上記一般式(III)で表されるチオメチルケト
ン誘導体が得られる。
【0091】[製造法2]
【0092】
【化14】
【0093】(上記一般式において、Boc,R2 ,R
3 ,R4 ,R6 ,nおよびXは既に定義したとおりであ
る。) 上記一般式(II)で表されるクロロメチルケトン誘導体
をジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、酢酸エチル、クロロホルム、塩化メチレン等に溶解
し、
【0094】
【化15】
【0095】で表されるアミンを反応させると、上記一
般式(IV)で表されるジアミノケトン誘導体が得られ
る。
【0096】[製造法3]
【0097】
【化16】
【0098】(上記一般式において、Boc,R2 ,R
3 ,R4 ,nおよびXは既に定義したとおりである。) 文献既知の方法(Methods in Enzymo
logy,80巻,820ページ,1981年)を利用
して容易に製造できる上記一般式(V)で表されるジア
ゾメチルケトンをクロロホルム、塩化メチレン等の溶媒
に溶解し、CuO,Rh2 (OAc)4 等の遷移金属触
媒の存在下で、HO−(CH2 n −Xで表されるアル
コールを反応させることにより、上記一般式(VI)で表
されるオキシメチルケトン誘導体が得られる。この場
合、クロロホルム、塩化メチレン等の溶媒を用いずに式
(V)の化合物をアルコールHO−(CH2 n −Xに
直接溶かして反応を行うこともできる。
【0099】[製造法4]
【0100】
【化17】
【0101】(上記一般式において、Boc,R2 ,R
3 ,R4 ,R5 ,A,nおよびXは既に定義したとおり
である。) 製造法1,製造法2,あるいは製造法3により製造され
る上記一般式(VII)で表される化合物のBoc基を、通
常用いられる様な反応条件、例えば塩酸水、塩酸−エタ
ノール、塩化水素−酢酸エチル、塩化水素−ジオキサ
ン、臭化水素酸、臭化水素−酢酸等により脱保護する
と、上記一般式(VIII)で表されるアミン、またはアミ
ンの塩が得られる。次に化合物(VIII)をクロロホル
ム、塩化メチレン、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド
等、通常の有機溶媒に溶かし、トリエチルアミン、ピリ
ジン等のアミンの存在下、
【0102】
【化18】
【0103】で表されるアシルクロリドを反応させる
と、上記一般式(IX)で表わされる化合物が得られる。
同様にして、上記一般式(VIII)で表わされる化合物
に、
【0104】
【化19】
【0105】で表されるクロロギ酸誘導体を反応させる
と上記一般式(X)で表される化合物が得られる。以上
述べてきた製造法1、製造法2、製造法3、および製造
法4の一連の操作において、各化合物内に存在する官能
基の保護あるいは脱保護が必要になる場合もあるが、こ
れらの操作は、有機合成反応で通常用いられる一般的な
方法を適用することにより、容易に反応を行うことがで
きる。
【0106】かかる本発明化合物を臨床に応用するに際
し、治療上有効な成分の担体成分に対する割合は、1重
量%から90重量%の間で変動させうる。例えば本発明
化合物は顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、硬カプセル剤、
軟カプセル剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤又は液剤等の
剤形にして経口投与してもよいし、注射剤として静脈内
投与、筋肉内投与又は皮下投与してもよい。また、坐剤
として用いることもできる。また、注射用の粉末にして
用時調製して使用してもよい。経口、経腸、非経口に適
した医薬用の有機又は無機の、固体又は液体の担体若し
くは希釈剤を本発明薬剤を調製するために用いることが
できる。固形製剤を製造する際に用いられる賦形剤とし
ては、例えば乳糖、蔗糖、デンプン、タルク、セルロー
ス、デキストリン、カオリン、炭酸カルシウム等が用い
られる。経口投与のための液体製剤、即ち、乳剤、シロ
ップ剤、懸濁剤、液剤等は、一般的に用いられる不活性
な希釈剤、例えば水又は植物油等を含む。この製剤は、
不活性な希釈剤以外に補助剤、例えば湿潤剤、懸濁補助
剤、甘味剤、芳香剤、着色剤又は保存剤等を含むことが
できる。液体製剤にしてゼラチンのような吸収されうる
物質のカプセル中に含ませてもよい。非経口投与の製
剤、即ち、注射剤、坐剤等の製造に用いられる溶剤又は
懸濁化剤としては、例えば水、プロピレングリコール、
ポリエチレングリコール、ベンジルアルコール、オレイ
ン酸エチル、レシチン等が挙げられる。坐剤に用いられ
る基剤としては、例えばカカオ脂、乳化カカオ脂、ラウ
リン脂、ウィテップゾール等が挙げられる。製剤の調製
方法は常法によればよい。
【0107】臨床投与量は、経口投与により用いられる
場合には、成人に対し本発明の化合物として、一般に
は、1日量0.01〜1000mgあるが、年令、病
態、症状により適宜増減することが更に好ましい。前記
1日量の本発明薬剤は、1日に1回、又は適当な間隔を
おいて1日に2若しくは3回に分けて投与してもよい
し、間欠投与してもよい。
【0108】また、注射剤として用いる場合には、成人
に対し本発明の化合物として、1回量0.001〜10
0mgを連続投与又は間欠投与することが好ましい。本
発明のアミノケトン誘導体は、カルパイン、パパイン、
カテプシンB,H,L等のチオールプロテアーゼに対し
て強い阻害活性を示し、また経口吸収性、組織移行性、
細胞膜透過性にもすぐれていることから、筋ジストロフ
ィー、白内障、心筋梗塞、脳卒中、アルツハイマー病、
筋萎縮症、骨粗鬆症、高カルシウム血症等の治療薬とし
て、あるいは癌の転位予防薬として用いることができる
が、また、特願平4−165094号に記載されている
チオールプロテアーゼ阻害活性を有するケトン誘導体の
製造中間体として用いることもできる。
【0109】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、これらの
実施例により何ら制限を受けるものではない。
【0110】実施例1 (S)−3−tert−ブトキ
シカルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−2−ヘプタ
ノン(表−1の化合物番号58)の製造 (S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−1
−クロル−2−ヘプタノン6.54g及びフルフリルメ
ルカプタン3.11gをテトラヒドロフラン200ml
に溶かし、2N水酸化ナトリウム水溶液13mlを加
え、室温で17時間攪拌後、重曹水を加え、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシ
ウムで乾燥後濾過、濃縮し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒 10%酢酸エチル含有ヘキサ
ン)にて精製し、目的物7.82gを得た。
【0111】収率 92% IR(neat,cm-1)3353,1705 NMR(CDCl3 ,δ):0.89(t,J=6.6
Hz,3H),1.20〜1.95(m,6H),1.
44(s,9H),3.28(d,J=15Hz,1
H),3.39(d,J=15Hz,1H),3.74
(s,2H),4.52(m,1H),5.09(m,
1H),6.22(d,J=2.9Hz,1H),6.
31(m,1H),7.36(m,1H)
【0112】実施例2 (S)−3−アミノ−1−フル
フリルチオ−2−ヘプタノン 塩酸塩(表−1の化合物
番号61)の製造 実施例1で得られた(S)−3−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−2−ヘプタノン
7.8gを酢酸エチル80mlに溶かし、4Nの塩化水
素含有酢酸エチル溶液80mlを加え、室温で1時間攪
拌した後、ヘキサン100mlを加えた。生成した結晶
を濾過し、ヘキサンで洗浄し、目的物5.93gを得
た。
【0113】収率 93% IR(KBr,cm-1)3350,1730,1590 NMR(DMSO−d6 ,δ):0.87(t,J=
6.8Hz,3H),1.16〜1.40(m,4
H),1.63〜1.95(m,2H),3.55
(d,J=16Hz,1H),3.70(d,J=16
Hz,1H),3.81(s,2H),4.27(m,
1H),6.30(m,1H),6.41(m,1
H),7.61(m,1H),8.29(m,3H)
【0114】実施例3 (S)−1−フルフリルチオ−
3−フェノキシアセチルアミノ−2−ヘプタノン(表−
1の化合物番号66)の製造 実施例2で得られた(S)−3−アミノ−1−フルフリ
ルチオ−2−ヘプタノン塩酸塩112mg及び塩化フェ
ノキシアセチル82mgを塩化メチレン2mlに溶か
し、トリエチルアミン89mgを加え、室温で3時間攪
拌した後、1N塩酸水を加えた。塩化メチレンで抽出
し、抽出液を水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗った
後、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濃縮し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒20%酢酸エチ
ル含有ヘキサン)にて精製し、目的物149mgを得
た。
【0115】収率 98% IR(KBr,cm-1)3450,1715,1670 NMR(CDCl3 ,δ):0.86(t,J=7.2
Hz,3H),1.05〜1.40(m,2H),1.
43〜1.75(m,1H),1.80〜2.07
(m,1H),3.27(d,J=15Hz,1H),
3.34(d,J=15Hz,1H),3.72(s,
2H),4.52(s,2H),4.90(m,1
H),6.21(d,J=2.5Hz,1H),6.2
8(m,1H),6.90〜7.58(m,7H) 実施例1,実施例2,及び実施例3と同様の操作によ
り、次の化合物を製造した。以下、その物性値のみを記
す。
【0116】実施例4 1−tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ−3−フルフリルチオアセトン(表−1の化
合物番号1)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.45(s,9H),
3.23(s,2H),3.73(s,2H),4.1
4(d,J=4.5Hz,2H),5.14(m,1
H),6.23(m,1H),6.29(m,1H),
7.39(m,1H)
【0117】実施例5 3−tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ−1−フルフリルチオ−3−メチル−2−ブ
タノン(表−1の化合物番号28)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.37〜1.57(m,
15H),3.49(s,2H),3.81(s,2
H),5.05(br.s,1H),6.23(d,J
=2.9Hz,1H),6.29(m,1H),7.3
5(m,1H)
【0118】実施例6 3−アミノ−1−フルフリルチ
オ−3−メチル−2−ブタノン 塩酸塩(表−1の化合
物番号30)の製造 IR(KBr,cm-1)3356,1730,1610 NMR(CD3 OD,δ):1.59(s,6H),
3.59(s,2H),3.83(s,2H),6.2
7(d,J=2.9Hz,1H),6.34(m,1
H),7.44(m,1H)
【0119】実施例7 (S)−3−tert−ブトキ
シカルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−4−メチル
−2−ペンタノン(表−1の化合物番号40)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):0.81(d,J=6.8
Hz,3H),1.00(d,J=6.8Hz,3
H),1.44(s,9H),2.21(m,1H),
3.28(d,J=15Hz,1H),3.35(d,
J=15Hz,1H),3.75(s,2H),4.4
8(m,1H),5.06(d,J=8.5Hz,1
H),6.22(d,J=2.9Hz,1H),6.3
0(m,1H),7.37(m,1H)
【0120】実施例8 (S)−3−アミノ−1−フル
フリルチオ−4−メチル−2−ペンタノン 塩酸塩(表
−1の化合物番号42)の製造 IR(KBr,cm-1)2966,1730,1589 NMR(CD3 OD,δ):0.96(d,J=7.0
Hz,3H),1.18(d,J=7.0Hz,3
H),2.51(m,1H),3.39(d,J=15
Hz,1H),3.62(d,J=15Hz,1H),
3.83(s,2H),4.38(m,1H),6.3
2(m,1H),6.40(m,1H),7.49
(m,1H)
【0121】実施例9 (S)−3−tert−ブトキ
シカルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−2−ヘキサ
ノン(表−1の化合物番号46)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):0.89(t,J=7.1
Hz,3H),1.18〜1.59(m,3H),1.
41(s,9H),1.76(m,1H),3.25
(d,J=15Hz,1H),3.30(d,J=15
Hz,1H),3.70(s,2H),4.45(m,
1H),5.03(d,J=7.6Hz,1H),6.
19(d,J=2.6Hz,1H),6.26(m,1
H),7.32(m,1H)
【0122】実施例10 (S)−3−アミノ−1−フ
ルフリルチオ−2−ヘキサノン 塩酸塩(表−1の化合
物番号48)の製造 IR(KBr,cm-1)2959,1730,1587 NMR(CDCl3 ,δ):0.98(t,J=7.2
Hz,3H),1.42〜1.77(m,2H),1.
82〜2.13(m,2H),3.37(d,J=14
Hz,1H),3.43(d,J=14Hz,1H),
3.77(s,2H),4.59(dd,J=6.2H
z,5.2Hz,1H),6.25〜6.38(m,2
H),7.36(m,1H),8.69(s,3H)
【0123】実施例11 (S)−3−〔3−(2−ア
セチルアミノ−4−チアゾリル)−2−プロペノイルア
ミノ〕−1−フルフリルチオ−2−ヘプタノン(表−1
の化合物番号71)の製造 IR(neat,cm-1)3280,1720,169
5,1660,1625 NMR(CDCl3 ,δ):0.83(t,J=6.8
Hz,3H),1.17〜1.42(m,4H),1.
59(m,1H),1.89(m,1H),2.22
(s,3H),3.35(d,J=15Hz,1H),
3.43(d,J=15Hz,1H),3.74(s,
2H),4.94(m,1H),6.20(d,J=
3.2Hz,1H),6.28(m,1H),6.66
(d,J=15Hz,1H),6.76(d,J=7.
8Hz,1H),7.02(s,1H),7.34
(m,1H),7.49(d,J=15Hz,1H),
10.3(s,1H)
【0124】実施例12 (S)−1−フルフリルチオ
−3−〔(2−フェニルアミノ−4−チアゾリル)アセ
チルアミノ〕−2−ヘプタノン(表−1の化合物番号7
5)の製造 IR(neat,cm-1)3300,1720,170
5,1660,1600 NMR(CDCl3 ,δ):0.82(t,J=6.9
Hz,3H),1.12〜1.38(m,4H),1.
58(m,1H),1.85(m,1H),3.24
(d,J=15Hz,1H),3.34(d,J=15
Hz,1H),3.59(s,2H),3.69(s,
2H),4.75(m,1H),6.19(d,J=
2.8Hz,1H),6.27(m,1H),6.39
(s,1H),7.06(m,1H),7.21〜7.
41(m,6H),7.52(d,J=7.7Hz,1
H)
【0125】実施例13 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−(3−フリルメチルチオ)
−2−ヘプタノン(表−1の化合物番号76)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):0.90(d,J=6.2
Hz,3H),1.13〜1.60(m,5H),1.
47(s,9H),1.81(m,1H),3.20
(d,J=15Hz,1H),3.29(d,J=15
Hz,1H),3.55(s,2H),4.49(m,
1H),5.05(d,J=5.8Hz,1H),6.
39(d,J=1.2Hz,1H),7.35〜7.4
2(m,2H)
【0126】実施例14 (S)−3−ベンジロキシカ
ルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−5−メチル−2
−ヘキサノン(表−1の化合物番号53)の製造 IR(neat,cm-1)3350,1720,170
0,1620 NMR(CDCl3 ,δ):0.88〜1.02(m,
6H),1.42(m,1H),1.55〜1.80
(m,2H),3.29(d,J=8.5Hz,1
H),3.35(d,J=8.5Hz,1H),3.7
3(s,2H),4.61(m,1H),5.11
(s,2H),5.20(d,J=8.2Hz,1
H),6.21(m,1H),6.28(m,1H),
7.26〜7.40(m,6H)
【0127】実施例15 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−(3−チエニルメチルチ
オ)−2−ヘプタノン(表−1の化合物番号82)の製
造 融点 43−45℃ IR(KBr,cm-1)3383,1705,168
6,1510 NMR(CDCl3 ,δ):0.89(t,J=6.7
Hz,3H),1.18〜1.40(m,4H),1.
45(s,9H),1.52(m,1H),1.80
(m,1H),3.17(d,J=14.8Hz,1
H),3.27(d,J=14.8Hz,1H),3.
73(s,2H),4.49(m,1H),5.05
(br.d,J=7.6Hz,1H),7.06(d,
J=5.0Hz,1H),7.16(br.s,1
H),7.29(m,1H)
【0128】実施例16 (S)−3−アミノ−1−
(3−チエニルメチルチオ)−2−ヘプタノン 塩酸塩
(表−1の化合物番号84)の製造 融点 91−94℃ IR(KBr,cm-1)1730,1588,1505 NMR(CD3 OD,δ):0.95(t,J=6.8
Hz,3H),1.20〜1.44(m,4H),1.
78(m,1H),1.96(m,1H),3.30
(d,J=14.9Hz,1H),3.49(d,J=
14.9Hz,1H),3.79(s,2H),4.3
4(dd,J=7.8Hz,4.3Hz,1H),7.
09(dd,J=5.0Hz,1.3Hz,1H),
7.26(dd,J=2.1Hz,1.3Hz,1
H),7.39(dd,J=5.0Hz,3.0Hz,
1H)
【0129】実施例17 (S)−3−フェノキシアセ
チルアミノ−1−(3−チエニルメチルチオ)−2−ヘ
プタノン(表−1の化合物番号86)の製造 IR(neat,cm-1)3406,1678,152
2 NMR(CDCl3 ,δ):0.87(t,J=6.7
Hz,3H),1.10〜1.40(m,4H),1.
52(m,1H),1.90(m,1H),3.16
(d,J=14.6Hz,1H),3.25(d,J=
14.6Hz,1H),3.72(s,2H),4.5
3(s,2H),4.93(m,1H),6.96
(d,J=8.5Hz,2H),7.01(m,1
H),7.05(d,J=6.5Hz,1H),7.1
6(br.s,1H),7.30(m,1H),7.3
7(m,2H)
【0130】実施例18 (S)−3−(3−メトキシ
フェノキシアセチルアミノ)−1−(3−チエニルメチ
ルチオ)−2−ヘプタノン(表−1の化合物番号87)
の製造 IR(neat,cm-1)3407,1678,160
3,1522 NMR(CDCl3 ,δ):0.86(t,J=6.8
Hz,3H),1.10〜1.40(m,4H),1.
60(m,1H),1.90(m,1H),3.16
(d,J=14.7Hz,1H),3.25(d,J=
14.7Hz,1H),3.72(s,2H),3.8
1(s,3H),4.51(d,J=1.2Hz,2
H),4.92(m,1H),6.52(d,J=1.
4Hz,1H),6.53〜6.61(m,2H),
7.05(dd,J=5.0Hz,1.3Hz,1
H),7.11(br.d,J=7.9Hz,1H),
7.15(d,J=1.1Hz,1H),7.22(d
dd,J=8.4Hz,8.4Hz,1.0Hz,1
H),7.28(dd,5.0Hz,3.0Hz,1
H)
【0131】実施例19 (S)−3−アセトキシアセ
チルアミノ−1−(3−チエニルメチルチオ)−2−ヘ
プタノン(表−1の化合物番号89)の製造 IR(neat,cm-1)3310,1752,167
4,1530 NMR(CDCl3 ,δ):0.89(t,J=6.7
Hz,3H),1.15〜1.40(m,4H),1.
60(m,1H),1.90(m,1H),2.21
(s,3H),3.17(d,J=14.7Hz,1
H),3.26(d,J=14.7Hz,1H),3.
73(s,2H),4.59(s,2H),4.91
(m,1H),6.72(br.d,J=6.7Hz,
1H),7.06(d,J=4.9Hz,1H),7.
16(br.s,1H),7.29(dd,J=4.9
Hz,3.1Hz,1H)
【0132】実施例20 (S)−3−(3−フェノキ
シベンゾイルアミノ)−1−(3−チエニルメチルチ
オ)−2−ヘプタノン(表−1の化合物番号93)の製
造 IR(neat,cm-1)3320,1711,164
5,1579,1531 NMR(CDCl3 ,δ):0.88(t,J=6.8
Hz,3H),1.15〜1.40(m,4H),1.
64(m,1H),2.00(m,1H),3.22
(d,J=14.7Hz,1H),3.31(d,J=
14.7Hz,1H),3.74(s,2H),5.0
3(m,1H),6.71(br.d,J=7Hz,1
H),7.02〜7.06(m,3H),7.13〜
7.16(m,3H),7.30〜7.42(m,4
H),7.47〜7.51(m,3H)
【0133】実施例21 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−4−シクロヘキシル−1−フル
フリルチオ−2−ブタノン(表−1の化合物番号10
9)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):0.80〜1.08(m,
2H),1.12〜1.53(m,6H),1.45
(s,9H),1.55〜1.78(m,4H),1.
80〜1.95(m,1H),3.30(d,J=11
Hz,1H),3.38(d,J=11Hz,1H),
3.74(s,2H),4.54(m,1H),5.9
2(d,J=7.1Hz,1H),6.23(m,1
H),6.30(m,1H),7.36(m,1H)
【0134】実施例22 (S)−4−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−6−フルフリルチオ−5−オキ
ソヘキサン酸 メチルエステル(表−1の化合物番号1
15)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.40(s,9H),
1.63〜1.85(m,2H),2.05〜2.42
(m,2H),3.27(d,J=15Hz,1H),
3.35(d,J=15Hz,1H),3.64(s,
3H),3.69(s,2H),4.52(m,1
H),5.19(d,J=5.7Hz,1H),6.1
9(d,J=3.2Hz,1H),6.27(m,1
H),7.35(m,1H)
【0135】実施例23 1−tert−ブトキシカル
ボニルアミノ−1−(3−ピリジルメチルチオアセチ
ル)シクロヘキサン(表−1の化合物番号130)の製
造 NMR(CDCl3 ,δ):1.31〜1.58(m,
10H),1.58〜1.73(m,7H),1.83
〜2.11(m,2H),3.41(s,2H),3.
79(s,2H),5.52(s,1H),7.24
(m,1H),7.73(ddd,J=8.1Hz,
1.8Hz,1.8Hz,1H),8.48(m,1
H),8.57(s,1H)
【0136】実施例24 1−アミノ−1−(3−ピリ
ジルメチルチオアセチル)シクロヘキサン 塩酸塩(表
−1の化合物番号132)の製造 NMR(CD3 OD,δ):1.37〜1.72(m,
4H),1.72〜1.92(m,4H),2.04〜
2.22(m,2H),3.75(s,2H),4.0
8(s,2H),8.11(dd,J=8.1Hz,
5.9Hz,1H),8.73(d,J=8.1Hz,
1H),8.81(d,J=5.9Hz,1H),8.
96(s,1H)
【0137】実施例25 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−4−フェ
ニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号151)の製
造 NMR(CDCl3 ,δ):1.41(s,9H),
2.90〜3.15(m,2H),3.17(d,J=
14Hz,1H),3.26(d,J=14Hz,1
H),3.65(s,2H),4.73(dt,J=
6.8Hz,6.6Hz,1H),5.06(d,J=
6.8Hz,1H),6.18(d,J=3.2Hz,
1H),6.29(dd,J=3.2Hz,1.9H
z,1H),7.10〜7.22(m,2H),7.2
2〜7.38(m,4H)
【0138】実施例26 (S)−3−アミノ−1−フ
ルフリルチオ−4−フェニル−2−ブタノン 塩酸塩
(表−1の化合物番号161)の製造 NMR(DMSO−d6 ,δ):3.02〜3.23
(m,2H),3.36(d,J=16Hz,1H),
3.59(d,J=16Hz,1H),3.69(d,
J=14Hz,1H),3.87(d,J=14Hz,
1H),4.54(m,1H),6.24(d,J=
3.1Hz,1H),6.38(dd,J=3.1H
z,1.9Hz,1H),7.20〜7.40(m,5
H),7.57(d,J=1.9Hz,1H),8.4
7(s,3H)
【0139】実施例27 (S)−3−(N−tert
−ブトキシカルボニル−N−メチルアミノ)−1−フル
フリルチオ−4−フェニル−2−ブタノン(表−1の化
合物番号152)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.35(s,5.4
H),1.40(s,3.6H),2.57(s,1.
2H),2.62(s,1.8H),2.80〜3.0
5(m,1H),3.12〜3.43(m,3H),
3.66(s,0.8H),3.67(s,1.2
H),4.60〜4.82(m,1H),6.20
(d,J=2.8Hz,1H),6.31(m,1
H),7.10〜7.43(m,6H)
【0140】実施例28 (S)−1−フルフリルチオ
−3−イソブトキシカルボニルアミノ−4−フェニル−
2−ブタノン(表−1の化合物番号153)の製造 融点 58−59℃ IR(KBr,cm-1)3330,1725,1683 NMR(CDCl3 ,δ):0.90(d,J=6.7
Hz,6H),1.88(m,1H),2.95〜3.
15(m,2H),3.18(s,2H),3.64
(s,2H),3.83(d,J=6.7Hz,2
H),4.78(m,1H),5.21(d,J=7.
2Hz,1H),6.18(d,J=3.3Hz,1
H),6.29(dd,J=3.3Hz,1.9Hz,
1H),7.10〜7.18(m,2H),7.18〜
7.38(m,4H)
【0141】実施例29 (S)−3−ベンジロキシカ
ルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−4−フェニル−
2−ブタノン(表−1の化合物番号155)の製造 融点 64−66℃ IR(KBr,cm-1)3320,1730,1640 NMR(CDCl3 ,δ):2.95〜3.25(m,
2H),3.17(s,2H),3.63(s,2
H),4.84(d,J=7.5Hz,1H),5.0
8(s,2H),5.33(d,J=7.5Hz,1
H),6.17(m,1H),6.27(m,1H),
7.10〜7.45(m,11H)
【0142】実施例30 (S)−3−フルオレニルメ
トキシカルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−4−フ
ェニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号159)の
製造 NMR(CDCl3 ,δ):2.95〜3.10(m,
2H),3.15(s,2H),3.64(s,2
H),4.19(t,J=6.7Hz,1H),4.3
0〜4.50(m,2H),4.84(q,J=7.5
Hz,1H),5.31(d,J=7.5Hz,1
H),6.17(m,1H),6.27(m,1H),
7.10〜7.16(m,2H),7.20〜7.45
(m,8H),7.50〜7.60(m,2H),7.
75〜7.79(m,2H)
【0143】実施例31 (S)−3−(2,5−ジオ
キソ−1−ピロリジルオキシカルボニルアミノ)−1−
フルフリルチオ−4−フェニル−2−ブタノン(表−1
の化合物番号160)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):3.04(m,2H),
3.17(s,2H),3.65(s,4H),3.6
8(s,2H),4.83(q,J=7.3Hz,1
H),5.21(d,J=7.3Hz,1H),6.1
8(m,1H),6.29(m,1H),7.14〜
7.35(m,6H)
【0144】実施例32 (S)−1−フルフリルチオ
−3−イソバレリルアミノ−4−フェニル−2−ブタノ
ン(表−1の化合物番号163)の製造 融点 94−95℃ IR(KBr,cm-1)3320,1712,1643 NMR(CDCl3 ,δ):0.87(d,J=6.2
Hz,3H),0.89(d,J=5.6Hz,3
H),1.53(m,1H),2.03(m,2H),
2.95〜3.20(m,2H),3.19(s,2
H),3.65(s,2H),5.07(dt,J=
7.2Hz,6.5Hz,1H),5.91(d,J=
7.2Hz,1H),6.18(d,J=3.1Hz,
1H),6.29(dd,J=3.1Hz,2.0H
z,1H),7.05〜7.38(m,6H)
【0145】実施例33 (S)−1−フルフリルチオ
−3−イソヘキサノイルアミノ−4−フェニル−2−ブ
タノン(表−1の化合物番号164)の製造 融点 68−71℃ IR(KBr,cm-1)3320,1710,1640 NMR(CDCl3 ,δ):0.87(d,J=4.5
Hz,6H),1.40〜1.60(m,3H),2.
17(t,J=7.8Hz,2H),2.95〜3.2
0(m,2H),3.20(s,2H),3.66
(s,2H),5.05(q,J=7.2Hz,1
H),5.93(d,J=7.2Hz,1H),6.1
9(m,1H),6.29(m,1H),7.12〜
7.40(m,6H)
【0146】実施例34 (S)−1−フルフリルチオ
−4−フェニル−3−(3−フェニルプロピオニルアミ
ノ)−2−ブタノン(表−1の化合物番号166)の製
造 NMR(CDCl3 ,δ):2.48(m,2H),
2.92(t,J=7.6Hz,2H),3.01
(m,2H),3.12(s,2H),3.61(s,
2H),5.03(q,J=7.2Hz,1H),5.
89(d,J=7.2Hz,1H),6.16(m,1
H),6.28(m,1H),7.01〜7.06
(m,2H),7.15〜7.35(m,9H)
【0147】実施例35 (S)−1−フルフリルチオ
−3−(1−ナフチルアセチルアミノ)−4−フェニル
−2−ブタノン(表−1の化合物番号168)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):2.75〜2.95(m,
2H),3.07(s,2H),3.51(s,2
H),3.99(s,2H),4.90(q,J=7.
5Hz,1H),5.79(d,J=7.5Hz,1
H),6.11(m,1H),6.26(m,1H),
6.65〜6.72(m,2H),6.96〜7.10
(m,3H),7.20〜7.35(m,3H),7.
40〜7.55(m,2H),7.80〜7.92
(m,2H)
【0148】実施例36 (S)−1−フルフリルチオ
−3−(2−ナフチルアセチルアミノ)−4−フェニル
−2−ブタノン(表−1の化合物番号169)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):2.87(dd,J=14
Hz,7.1Hz,1H),3.01(dd,J=14
Hz,7.1Hz,1H),3.18(s,2H),
3.61(s,2H),3.69(s,2H),4.9
6(q,J=7.0Hz,1H),5.88(d,J=
7.0Hz,1H),6.15(m,1H),6.27
(m,1H),6.84〜6.89(m,2H),7.
0〜7.12(m,3H),7.23(m,1H),
7.32(m,1H),7.49〜7.53(m,2
H),7.62(s,1H),7.76〜7.87
(m,3H)
【0149】実施例37 (S)−3−シクロヘキシル
オキシアセチルアミノ−1−フルフリルチオ−4−フェ
ニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号170)の製
造 IR(neat,cm-1)3410,1710,167
0 NMR(CDCl3 ,δ):1.16〜1.40(m,
5H),1.45〜1.85(m,5H),3.10
(m,2H),3.19(s,2H),3.21(m,
1H),3.64(s,2H),3.92(s,2
H),5.04(q,J=7.0Hz,1H),6.1
9(m,1H),6.29(m,1H),7.12〜
7.36(m,7H)
【0150】実施例38 (S)−1−フルフリルチオ
−3−フェノキシアセチルアミノ−4−フェニル−2−
ブタノン(表−1の化合物番号171)の製造 IR(KBr,cm-1)3350,1700,1655 NMR(CDCl3 ,δ):3.0〜3.16(m,2
H),3.16(s,2H),3.63(s,2H),
4.47(s,2H),5.14(q,J=7.2H
z,1H),6.17(m,1H),6.28(m,1
H),6.85〜6.90(m,2H),7.03
(t,J=7.0Hz,1H),7.10〜7.16
(m,2H),7.20〜7.38(m,6H)
【0151】実施例39 (S)−3−(2−クロロフ
ェノキシアセチルアミノ)−1−フルフリルチオ−4−
フェニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号172)
の製造 NMR(CDCl3 ,δ):3.11(m,2H),
3.20(s,2H),3.66(s,2H),4.4
6(d,J=14Hz,1H),4.54(d,J=1
4Hz,1H),5.13(q,J=7.2Hz,1
H),6.19(m,1H),6.28(m,1H),
6.84(d,J=8.1Hz,1H),6.99
(m,1H),7.16〜7.42(m,9H)
【0152】実施例40 (S)−3−(4−クロロフ
ェノキシアセチルアミノ)−1−フルフリルチオ−4−
フェニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号174)
の製造 融点 95〜98℃ IR(KBr,cm-1)3280,1730,1670 NMR(CDCl3 ,δ):3.08(m,2H),
3.17(s,2H),3.63(s,2H),4.4
4(s,2H),5.14(q,J=7.0Hz,1
H),6.18(m,1H),6.29(m,1H),
6.75〜6.82(m,2H),7.02〜7.36
(m,9H)
【0153】実施例41 (S)−1−フルフリルチオ
−3−(3−メチルフェノキシアセチルアミノ)−4−
フェニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号176)
の製造 融点 76〜78℃ IR(KBr,cm-1)3279,1730,166
9,1609 NMR(CDCl3 ,δ):2.34(s,3H),
3.0〜3.17(m,2H),3.15(s,2
H),3.62(s,2H),4.46(s,2H),
5.13(dt,J=7.6Hz,6.9Hz,1
H),6.18(d,J=3.1Hz,1H),6.2
8(dd,J=3.1Hz,1.9Hz,1H),6.
60〜6.73(m,2H),6.85(d,J=7.
9Hz,1H),7.05〜7.37(m,8H)
【0154】実施例42 (S)−1−フルフリルチオ
−4−フェニル−3−(3−トリフルオロメチルフェノ
キシアセチルアミノ)−2−ブタノン(表−1の化合物
番号179)の製造 融点 72〜80℃ IR(KBr,cm-1)3414,1711,1684 NMR(CDCl3 ,δ):3.02〜3.23(m,
2H),3.17(s,2H),3.64(s,2
H),4.47(d,J=15Hz,1H),4.54
(d,J=15Hz,1H),5.15(dt,J=
7.5Hz,6.8Hz,1H),6.19(d,J=
3.1Hz,1H),6.29(dd,J=3.1H
z,1.9Hz,1H),6.98〜7.53(m,1
1H)
【0155】実施例43 (S)−1−フルフリルチオ
−3−(3−メトキシフェノキシアセチルアミノ)−4
−フェニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号18
2)の製造 IR(KBr,cm-1)3281,1730,167
1,1603 NMR(CDCl3 ,δ):3.0〜3.23(m,2
H),3.15(s,2H),3.62(s,2H),
3.80(s,3H),4.46(s,2H),5.1
3(dt,J=7.7Hz,6.8Hz,1H),6.
17(d,J=3.2Hz,1H),6.28(dd,
J=3.2Hz,2.0Hz,1H),6.35〜6.
52(m,2H),6.50〜6.63(m,1H),
7.0〜7.40(m,8H)
【0156】実施例44 (S)−1−フルフリルチオ
−3−(2−メトキシフェノキシアセチルアミノ)−4
−フェニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号18
1)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):2.96〜3.20(m,
2H),3.15(s,2H),3.61(s,2
H),3.84(s,3H),4.53(s,2H),
5.12(q,J=7.5Hz,1H),6.16
(m,1H),6.27(m,1H),6.83〜7.
36(m,10H),7.65(d,J=7.5Hz,
1H)
【0157】実施例45 (S)−1−フルフリルチオ
−3−(2−フェノキシプロピオニルアミノ)−4−フ
ェニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号184)の
製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.43(d,J=6.3
Hz,1.5H),1.54(d,J=6.3Hz,
1.5H),2.95〜3.20(m,4H),3.5
0(s,1H),3.65(s,1H),4.64
(m,1H),5.02(m,1H),6.12(m,
0.5H),6.20(m,0.5H),6.25
(m,0.5H),6.29(m,0.5H),6.7
9〜7.04(m,5H),7.08〜7.40(m,
7H)
【0158】実施例46 (S)−1−フルフリルチオ
−3−(2−フェノキシブチリルアミノ)−4−フェニ
ル−2−ブタノン(表−1の化合物番号185)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):0.89(t,J=7.3
Hz,1.5H),1.01(t,J=7.3Hz,
1.5H),1.50〜2.0(m,2H),2.99
(s,1H),3.19(s,1H),2.92〜3.
20(m,2H),3.48(s,1H),3.64
(s,1H),4.47(m,1H),5.04(q,
J=7.3Hz,1H),6.10(m,0.5H),
6.19(m,0.5H),6.26(m,0.5
H),6.30(m,0.5H),6.78〜7.04
(m,5H),7.10〜7.36(m,7H)
【0159】実施例47 (S)−3−ベンジロキシア
セチルアミノ−1−フルフリルチオ−4−フェニル−2
−ブタノン(表−1の化合物番号186)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):2.95〜3.20(m,
2H),3.18(s,2H),3.64(s,2
H),3.90(d,J=15Hz,1H),3.99
(d,J=15Hz,1H),4.46(d,J=14
Hz,1H),4.55(d,J=14Hz,1H),
5.06(q,J=7.3Hz,1H),6.18
(d,J=2.9Hz,1H),6.28(m,1
H),7.0〜7.45(m,12H)
【0160】実施例48 (S)−1−フルフリルチオ
−3−(1−ナフトキシアセチルアミノ)−4−フェニ
ル−2−ブタノン(表−1の化合物番号188)の製造 融点 104〜106℃ IR(KBr,cm-1)3310,1710,1665 NMR(CDCl3 ,δ):3.12(m,2H),
3.22(s,2H),3.65(s,2H),4.6
2(d,J=13Hz,1H),4.71(d,J=1
3Hz,1H),5.18(q,J=7.5Hz,1
H),6.18(m,1H),6.28(m,1H),
6.74(d,J=7.3Hz,1H),7.05〜
7.36(m,8H),7.48〜7.60(m,3
H),7.84(m,1H),8.05(m,1H)
【0161】実施例49 (S)−1−フルフリルチオ
−3−(2−ナフトキシアセチルアミノ)−4−フェニ
ル−2−ブタノン(表−1の化合物番号189)の製造 融点 115〜118℃ IR(KBr,cm-1)3300,1730,1670 NMR(CDCl3 ,δ):3.05〜3.18(m,
2H),3.16(s,2H),3.60(s,2
H),4.60(s,2H),5.15(q,J=7.
5Hz,1H),6.16(m,1H),6.27
(m,1H),7.05〜7.20(m,10H),
7.35〜7.50(m,2H),7.70〜7.82
(m,1H)
【0162】実施例50 (S)−1−フルフリルチオ
−4−フェニル−3−フェニルチオアセチルアミノ−2
−ブタノン(表−1の化合物番号190)の製造 IR(KBr,cm-1)3460,3300,173
0,1670 NMR(CDCl3 ,δ):2.99(m,2H),
3.05(s,2H),3.57(s,2H),3.6
0(s,2H),4.99(q,J=7.0Hz,1
H),6.15(m,1H),6.28(m,1H),
7.03〜7.09(m,2H),7.16〜7.35
(m,10H)
【0163】実施例51 (S)−3−(2−ベンゾフ
ラニルカルボニルアミノ)−1−フルフリルチオ−4−
フェニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号198)
の製造 NMR(CDCl3 ,δ):3.20(s,2H),
3.21(d,J=5.7Hz,2H),3.66
(s,2H),5.31(q,J=7.7Hz,1
H),6.19(m,1H),6.25(m,1H),
7.18〜7.35(m,8H),7.40〜7.53
(m,3H),7.68(d,J=7.7Hz,1H)
【0164】実施例52 (S)−3−(2−クロマニ
ルカルボニルアミノ)−1−フルフリルチオ−4−フェ
ニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号202)の製
造 IR(KBr,cm-1)3300,1710,1650 NMR(CDCl3 ,δ):1.85〜2.08(m,
1H),2.20〜2.45(m,1H),2.52〜
2.88(m,2H),2.95(dd,J=14H
z,7.5Hz,0.5H),3.05〜3.31
(m,3.5H),3.58(s,1H),3.67
(s,1H),4.51(m,1H),5.02(q,
J=7.5Hz,0.5H),5.11(m,0.5
H),6.25(d,J=2.0Hz,0.5H),
6.26(d,J=1.9Hz,0.5H),6.29
(m,0.5H),6.30(m,0.5H),6.8
0〜6.95(m,2H),6.99〜7.39(m,
9H)
【0165】実施例53 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−(3−フリルメチルチオ)
−4−フェニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号2
04)の製造 IR(KBr,cm-1)3370,1705,1680 NMR(CDCl3 ,δ):1.41(s,9H),
2.88〜3.22(m,4H),3.45(s,2
H),4.76(dt,J=7.2Hz,6.8Hz,
1H),5.04(d,J=7.2Hz,1H),6.
36(d,J=0.7Hz,1H),7.10〜7.4
2(m,7H)
【0166】実施例54 (S)−1−フルフリルチオ
−3−(4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−イ
ルカルボニルアミノ)−4−フェニル−2−ブタノン
(表−1の化合物番号203)の製造 IR(KBr,cm-1)3520,1720,1650 NMR(CDCl3 ,δ):3.20(s,2H),
3.21(d,J=7.9Hz,2H),3.67
(s,2H),5.30(q,J=7.2Hz,1
H),6.19(m,1H),6.28(m,1H),
7.19〜7.37(m,6H),7.43〜7.53
(m,3H),7.75(m,1H),8.22(d
d,J=17Hz,8Hz,1H)
【0167】実施例55 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−4−フェニル−1−(3−チエ
ニルメチルチオ)−2−ブタノン(表−1の化合物番号
210)の製造 IR(KBr,cm-1)3378,1711,1682 NMR(CDCl3 ,δ):1.41(s,9H),
2.85〜3.20(m,4H),3.63(s,2
H),4.74(m,1H),5.05(d,J=7.
6Hz,1H),7.01(dd,J=4.9Hz,
1.1Hz,1H),7.05〜7.55(m,7H)
【0168】実施例56 (S)−3−アミノ−4−フ
ェニル−1−(3−チエニルメチルチオ)−2−ブタノ
ン 塩酸塩(表−1の化合物番号213)の製造 IR(KBr,cm-1)3072,1723,1599 NMR(CD3 OD,δ):3.01(dd,J=14
Hz,8.4Hz,1H),3.13〜3.42(m,
3H),3.75(s,2H),4.63(t,J=
6.2Hz,1H),7.07(dd,J=5.0H
z,1.3Hz,1H),7.18〜7.47(m,7
H)
【0169】実施例57 (S)−3−フェノキシアセ
チルアミノ−4−フェニル−1−(3−チエニルメチル
チオ)−2−ブタノン(表−1の化合物番号214)の
製造 融点 80〜81℃ IR(KBr,cm-1)3281,1732,166
9,1601 NMR(CDCl3 ,δ):2.95〜3.20(m,
4H),3.61(s,2H),4.44(d,J=1
5Hz,1H),4.51(d,J=15Hz,1
H),5.15(dt,J=7.7Hz,6.9Hz,
1H),6.88(d,J=8.2Hz,2H),6.
95〜7.40(m,12H)
【0170】実施例58 (S)−3−(3−メトキシ
フェノキシアセチルアミノ)−4−フェニル−1−(3
−チエニルメチルチオ)−2−ブタノン(表−1の化合
物番号216)の製造 IR(neat,cm-1)3407,1715,167
8,1603 NMR(CDCl3 ,δ):2.97〜3.15(m,
4H),3.61(s,2H),3.80(s,3
H),4.46(s,2H),5.14(dt,J=
7.8Hz,6.8Hz,1H),6.40〜6.50
(m,2H),6.53〜6.63(m,1H),7.
01(dd,J=5.0Hz,1.3Hz,1H),
7.05〜7.35(m,9H)
【0171】実施例59 (S)−3−(4−メトキシ
フェノキシアセチルアミノ)−4−フェニル−1−(3
−チエニルメチルチオ)−2−ブタノン(表−1の化合
物番号217)の製造 融点 80〜81℃ IR(KBr,cm-1)3281,1726,1663 NMR(CDCl3 ,δ):2.95〜3.17(m,
4H),3.62(s,2H),3.78(s,3
H),4.39(d,J=15Hz,1H),4.45
(d,J=15Hz,1H),5.14(dt,J=
7.7Hz,7.0Hz,1H),6.73〜6.88
(m,4H),7.01(dd,J=4.9Hz,1.
0Hz,1H),7.05〜7.38(m,8H)
【0172】実施例60 (S)−3−(2,4−ジメ
トキシシンナモイルアミノ)−4−フェニル−1−(3
−チエニルメチルチオ)−2−ブタノン(表−1の化合
物番号219)の製造 融点 142〜143℃ IR(KBr,cm-1)3331,1719,164
7,1607 NMR(CDCl3 ,δ):3.04〜3.22(m,
4H),3.65(s,2H),3.84(s,3
H),3.87(s,3H),5.19(dd,J=
7.0Hz,6.4Hz,1H),6.08(d,J=
7.0Hz,1H),6.35〜6.55(m,3
H),7.02(d,J=4.9Hz,1H),7.0
7〜7.38(m,7H),7.39(d,J=8.4
Hz,1H),7.89(d,J=16Hz,1H)
【0173】実施例61 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−4−フェニル−1−(2−ピリ
ジルメチルチオ)−2−ブタノン(表−1の化合物番号
226)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.40(s,9H),
2.90〜3.15(m,2H),3.19(d,J=
10Hz,1H),3.30(d,J=10Hz,1
H),3.75(s,2H),4.72(dt,J=
7.2Hz,6.5Hz,1H),5.13(d,J=
7.2Hz,1H),7.08〜7.35(m,7
H),7.63(td,J=7.6Hz,1.9Hz,
1H),8.54(m,1H)
【0174】実施例62 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ)−1−(2−オキサゾリジノン
−4−イルメチルチオ)−4−フェニル−2−ブタノン
(表−1の化合物番号223)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.41(s,9H),
2.45〜2.70(m,2H),2.93〜3.05
(m,2H),3.05〜3.42(m,2H),3.
90(m,1H),4.06(m,1H),4.45
(m,1H),4.73(m,1H),5.11(m,
1H),5.85〜6.10(m,1H),7.17
(d,J=7.9Hz,2H),7.24〜7.38
(m,3H)
【0175】実施例63 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−4−(4−フルオロフェニル)
−1−フルフリルチオ−2−ブタノン(表−1の化合物
番号241)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.41(s,9H),
2.87〜3.14(m,2H),3.17(d,J=
15Hz,1H),3.25(d,J=15Hz,1
H),3.65(s,2H),4.69(m,1H),
5.02(d,J=6.2Hz,1H),6.19
(d,J=3.3Hz,1H),6.29(m,1
H),6.98(dd,J=7.5Hz,6.4Hz,
2H),7.09(dd,J=23Hz,6.4Hz,
2H),7.35(m,1H)
【0176】実施例64 (S)−3−アミノ−4−
(4−フルオロフェニル)−1−フルフリルチオ−2−
ブタノン 塩酸塩(表−1の化合物番号243)の製造 IR(KBr,cm-1)2959,1718,1591 NMR(CD3 OD,δ):3.0(dd,J=15H
z,8.5Hz,1H),3.35(dd,J=15H
z,8.5Hz,1H),3.36(d,J=15H
z,1H),3.52(d,J=15Hz,1H),
3.77(s,2H),4.62(dd,J=8.3H
z,5.7Hz,1H),6.26(d,J=3.2H
z,1H),6.34(m,1H),7.12(dd,
J=8.8Hz,7.5Hz,2H),7.33(d
d,7.5Hz,5.3Hz,2H),7.44(m,
1H)
【0177】実施例65 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−4−(2−クロルフェニル)−
1−フルフリルチオ−2−ブタノン(表−1の化合物番
号247)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.39(s,9H),
2.98(dd,J=15Hz,8.5Hz,1H),
3.30(dd,J=15Hz,8.5Hz,1H),
3.31(s,2H),3.69(s,2H),4.8
2(m,1H),5.08(d,J=5.8Hz,1
H),6.21(d,J=3.1Hz,1H),6.2
9(m,1H),7.17〜7.23(m,3H),
7.32〜7.42(m,2H)
【0178】実施例66 (S)−3−アミノ−4−
(2−クロルフェニル)−1−フルフリルチオ−2−ブ
タノン 塩酸塩(表−1の化合物番号249)の製造 IR(KBr,cm-1)2835,1724,1587 NMR(CD3 OD,δ):3.12(dd,J=15
Hz,8.9Hz,1H),3.33(d,J=15H
z,1H),3.42(d,J=15Hz,1H),
3.52(dd,J=15Hz,8.9Hz,1H),
3.71(d,J=7.5Hz,1H),3.76
(d,J=7.5Hz,1H),4.73(dd,J=
8.9Hz,6.0Hz,1H),6.25(d,J=
2.8Hz,1H),6.37(m,1H),7.30
〜7.41(m,3H),7.43(m,1H),7.
51(m,1H)
【0179】実施例67 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−4−(4−クロルフェニル)−
1−フルフリルチオ−2−ブタノン(表−1の化合物番
号253)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.41(s,9H),
2.92(dd,J=14Hz,7.2Hz,1H),
3.09(dd,J=14Hz,7.2Hz,1H),
3.23(s,2H),3.65(s,2H),4.7
1(q,J=7.1Hz,1H),5.02(d,J=
7.1Hz,1H),6.19(m,1H),6.29
(m,1H),7.07〜7.11(m,2H),7.
23〜7.29(m,2H),7.39(m,1H)
【0180】実施例68 (S)−4−(4−クロルフ
ェニル)−1−フルフリルチオ−3−フェノキシアセチ
ルアミノ−2−ブタノン(表−1の化合物番号256)
の製造 NMR(CDCl3 ,δ):3.0(dd,J=14H
z,6.5Hz,1H),3.12(dd,J=14H
z,6.5Hz,1H),3.19(s,2H),3.
63(s,2H),4.48(s,2H),5.12
(q,J=7.9Hz,1H),6.19(m,1
H),6.29(m,1H),6.84〜6.89
(m,2H),7.02〜7.10(m,4H),7.
18〜7.35(m,5H)
【0181】実施例69 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−5−フェ
ニル−2−ペンタノン(表−1の化合物番号273)の
製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.46(s,9H),
1.86(m,1H),2.19(m,1H),2.8
6(t,J=7.7Hz,2H),3.25(d,J=
15Hz,1H),3.33(d,J=15Hz,1
H),3.73(s,2H),4.52(m,1H),
5.14(d,J=7.8Hz,1H),6.20
(d,J=2.6Hz,1H),6.28(m,1
H),7.13〜7.38(m,6H)
【0182】実施例70 (S)−1−フルフリルチオ
−3−フェノキシアセチルアミノ−5−フェニル−2−
ペンタノン(表−1の化合物番号277)の製造 IR(neat,cm-1)3420,3320,171
0,1670 NMR(CDCl3 ,δ):1.94(m,1H),
2.29(m,1H),2.60(m,2H),3.2
7(s,2H),3.71(s,2H),4.52
(s,2H),4.96(m,1H),6.19(m,
1H),6.28(m,1H),6.93〜7.38
(m,12H)
【0183】実施例71 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−4−(1
−ナフチル)−2−ブタノン(表−1の化合物番号28
2)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.40(s,9H),
2.99(s,2H),3.49(d,J=7.5H
z,2H),3.59(s,2H),4.87(q,J
=7.5Hz,1H),5.11(d,J=7.5H
z,1H),6.13(m,1H),6.26(m,1
H),7.26〜7.42(m,4H),7.49〜
7.62(m,2H),7.77(d,J=7.9H
z,1H),7.87(d,J=7.5Hz,1H),
8.15(d,J=7.2Hz,1H)
【0184】実施例72 (S)−1−フルフリルチオ
−4−(1−ナフチル)−3−フェノキシアセチルアミ
ノ−2−ブタノン(表−1の化合物番号286)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):2.89(d,J=15H
z,1H)3.01(d,J=15Hz,1H),3.
54(m,2H),3.57(s,2H),4.39
(d,J=15Hz,1H),4.47(d,J=15
Hz,1H),5.25(q,J=7.4Hz,1
H),6.11(m,1H),6.24(m,1H),
6.83(d,J=7.5Hz,2H),7.02
(t,J=7.5Hz,1H),7.18〜7.39
(m,6H),7.50〜7.62(m,2H),7.
77(d,J=8.2Hz,1H),7.87(d,J
=7.5Hz,1H),8.23(d,J=8.2H
z,1H)
【0185】実施例73 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−4−(2
−ナフチル)−2−ブタノン(表−1の化合物番号29
0)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.39(s,9H),
3.05〜3.35(m,4H),3.63(s,2
H),4.82(m,1H),5.09(d,J=6.
8Hz,1H),6.13(d,J=2.9Hz,1
H),6.26(m,1H),7.28〜7.35
(m,2H),7.42〜7.52(m,2H),7.
61(s,1H),7.70〜7.85(m,3H) J=8.2Hz,1H)
【0186】実施例74 (S)−1−フルフリルチオ
−3−イソブトキシカルボニルアミノ−4−(2−ナフ
チル)−2−ブタノン(表−1の化合物番号291)の
製造 融点 84〜87℃ IR(KBr,cm-1)3330,1735,1685 NMR(CDCl3 ,δ):0.88(d,J=6.7
Hz,6H),1.86(m,1H),3.16〜3.
35(m,2H),3.19(s,2H),3.62
(s,2H),3.82(d,J=6.7Hz,2
H),4.91(q,J=7.5Hz,1H),5.2
5(d,J=7.5Hz,1H),6.13(m,1
H),6.25(m,1H),7.24〜7.34
(m,2H),7.42〜7.50(m,2H),7.
61(s,1H),7.75〜7.85(m,3H)
【0187】実施例75 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−フルフリルオキシ−2−ヘ
プタノン(表−1の化合物番号298)の製造 IR(KBr,cm-1)3349,1709 NMR(CDCl3 ,δ):0.87(t,J=6.8
Hz,3H),1.13〜1.37(m,4H),1.
43(s,9H),1.45(m,1H),1.79
(m,1H),4.17(d,J=18Hz,1H),
4.25(d,J=18Hz,1H),4.46(m,
1H),4.52(d,J=13Hz,1H),4.5
8(d,J=13Hz,1H),5.10(d,J=
7.9Hz,1H),6.30〜6.39(m,2
H),7.42(m,1H)
【0188】実施例76 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−(3−チエニルメトキシ)
−2−ヘプタノン(表−1の化合物番号304)の製造 IR(KBr,cm-1)3349,1709 NMR(CDCl3 ,δ):0.88(t,J=6.9
Hz,3H),1.12〜1.39(m,4H),1.
43(s,9H),1.47(m,1H),1.79
(m,1H),4.15(d,J=15Hz,1H),
4.23(d,J=15Hz,1H),4.49(m,
1H),4.57(d,J=12Hz,1H),4.6
4(d,J=12Hz,1H),5.11(d,J=
7.8Hz,1H),7.09(m,1H),7.25
(m,1H),7.31(m,1H)
【0189】実施例77 (S)−3−アミノ−1−
(3−チエニルメトキシ)−2−ヘプタノン 塩酸塩
(表−1の化合物番号306)の製造 IR(KBr,cm-1)3441,1732,1587 NMR(CD3 OD,δ):0.93(t,J=6.9
Hz,3H),1.17〜1.59(m,4H),1.
77(m,1H),1.98(m,1H),4.27
(d,J=15Hz,1H),4.34(d,J=15
Hz,1H),4.35(m,1H),4.60(d,
J=15Hz,1H),4.66(d,J=15Hz,
1H),7.12(m,1H),7.37〜7.51
(m,2H)
【0190】実施例78 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−フルフリルオキシ−4−フ
ェニル−2−ブタノン(表−1の化合物番号316)の
製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.39(s,9H),
2.83〜3.14(m,2H),3.94(d,J=
16Hz,1H),4.18(d,J=16Hz,1
H),4.38〜4.73(m,3H),5.11
(m,1H),6.27((d,J=2.7Hz,1
H),6.32(m,1H),7.05〜7.40
(m,6H)
【0191】実施例79 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−(N−フルフリル−N−メ
チルアミノ)−4−フェニル−2−ブタノン(表−1の
化合物番号377)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.40(s,9H),
2.27(s,3H),2.85〜3.08(m,2
H),3.07(d,J=18Hz,1H),3.36
(d,J=18Hz,1H),3.55(d,J=14
Hz,1H),3.65(d,J=14Hz,1H),
4.67(q,J=7.2Hz,1H),5.13
(d,J=7.2Hz,1H),6.17(d,J=
3.0Hz,1H),6.31(m,1H),7.07
〜7.40(m,6H)
【0192】実施例80 (S)−3−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−1−フルフリルチオ−4−(2
−チエニル)−2−ブタノン(表−1の化合物番号43
6)の製造 NMR(CDCl3 ,δ):1.44(s,9H),
3.15〜3.42(m,4H),3.68(s,2
H),4.71(dt,J=7.1Hz,6.5Hz,
1H),5.11(d,J=7.1Hz,1H),6.
19(d,J=2.9Hz,1H),6.29(m,1
H),6.82(d,J=3.1Hz,1H),6.9
3(m,1H),7.18(d,J=5.8Hz,1
H),7.36(m,1H)
【0193】試験例 チオールプロテアーゼ阻害活性の
測定 文献記載の方法(Journal of Biolog
ical Chemistry,259巻,3210ペ
ージ,1984年)によりラットの脳からm−カルパイ
ンを精製し、その阻害活性を文献記載の方法(Jour
nal ofBiological Chemistr
y,259巻,12489ページ,1984年)に準じ
て測定した。その結果を表−2に示す。表−2より本願
化合物は、チオールプロテアーゼに対し、強い阻害活性
を示すことがわかる。
【0194】
【表63】
【0195】
【発明の効果】本発明のアミノケトン誘導体は、カルパ
イン、パパイン、カテプシンB,H,L等のチオールプ
ロテアーゼに対して強い阻害活性を示し、また経口吸収
性、組織移行性、細胞膜透過性にもすぐれていることか
ら、筋ジストロフィー、白内障、心筋梗塞、脳卒中、ア
ルツハイマー病、筋萎縮症、骨粗鬆症、高カルシウム血
症等の治療薬として、あるいは癌の転位予防薬として用
いることができ、また、チオールプロテアーゼに対して
さらに強い阻害活性を示すケトン誘導体の製造中間体と
して用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/44 AAB ACB ADN ADU 7431−4C C07D 263/32 277/36 307/38 333/18 407/12 307 7602−4C 409/12 307 7602−4C 417/12 9051−4C 307 9051−4C (72)発明者 榊 敏朗 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 盛中 泰洋 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 高橋 千寿子 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 玉尾 嘉邦 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 戸部 昭広 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 三 菱化成株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 〔上記一般式(I)中、R1 は水素原子、 【化2】 (R5 は置換基を有していてもよいC6 〜C14のアリー
    ル基、フルオレニル基、置換基を有していてもよい複素
    環残基、C3 〜C15のシクロアルキル基、C3 〜C15
    シクロアルキルオキシ基、置換基を有していてもよいC
    6 〜C14のアリールオキシ基、置換基を有していてもよ
    いC7 〜C20のアラルキルオキシ基、置換基を有してい
    てもよいC6 〜C14のアリールチオ基、ヒドロキシル基
    およびC2〜C10のアシルオキシ基なる群から選ばれる
    1以上の置換基を有していてもよいC1 〜C20のアルキ
    ル基;置換基を有していてもよいC6 〜C14のアリール
    基もしくは置換基を有していてもよい複素環残基で置換
    されていてもよいC2 〜C10のアルケニル基;置換基を
    有していてもよいC6 〜C14のアリール基または置換基
    を有していてもよい複素環残基を表す。)を表し、R2
    およびR4 はそれぞれ独立して水素原子またはC1 〜C
    5 のアルキル基を表し、R3 は水素原子、置換基を有し
    ていてもよいC1 〜C20のアルキル基または置換基を有
    していてもよいC6 〜C14のアリール基を表すか、ある
    いはR3 とR4 が一緒になってC1 〜C 10のアルキレン
    基を表し、−A−は酸素原子、硫黄原子または 【化3】 (R6 は水素原子またはC1 〜C5 のアルキル基を表
    す。)を表し、nは1〜10の整数を表し、Xは置換基
    を有していてもよい複素環残基を表す。〕で表されるア
    ミノケトン誘導体または薬学的に許容されるその塩。
  2. 【請求項2】 アリール環および複素環に置換していて
    もよい置換基がハロゲン原子、C1 〜C5 のアルキル
    基、トリフルオロメチル基、C1 〜C5 のアルコキシ
    基、C1 〜C5 の環状アセタール残基、ヒドロキシル
    基、C2 〜C6 のアシルオキシ基、カルボキシル基、C
    2 〜C6 のアルコキシカルボニル基、オキソ基、C2
    6 のアシル基、アミノ基、C1 〜C5 のモノアルキル
    アミノ基、C 2 〜C10のジアルキルアミノ基、C2 〜C
    6 のアシルアミノ基、カルバモイル基、C2 〜C6 のア
    ルキルカルバモイル基、C6 〜C14のアリール基、C6
    〜C14のアリールオキシ基およびC6 〜C14のアリール
    アミノ基の中から選ばれる1以上の置換基であり、R3
    の表すC1 〜C20のアルキル基に置換していてもよい置
    換基がハロゲン原子、C3 〜C15のシクロアルキル基、
    ヒドロキシル基、複素環残基で置換されていてもよいC
    1 〜C5 のアルコキシ基、C6 〜C14のアリールオキシ
    基、C7 〜C20のアラルキルオキシ基、メルカプト基、
    複素環残基で置換されていてもよいC1 〜C5 のアルキ
    ルチオ基、C6 〜C14のアリールチオ基、C7 〜C20
    アラルキルチオ基、カルボキシル基、カルバモイル基、
    2 〜C6のアルコキシカルボニル基、複素環残基、ア
    ミノ基、C1 〜C5 のモノアルキルアミノ基、C2 〜C
    10のジアルキルアミノ基、C2 〜C6 のアルコキシカル
    ボニルアミノ基、C2 〜C6 のアシルアミノ基、グアニ
    ジル基、オキソ基およびC6〜C14のアリール基の中か
    ら選ばれる1以上の置換基であることを特徴とする請求
    項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R1 が水素原子、 【化4】 (R5 はC6 〜C14のアリール基、フルオレニル基、置
    換基(C6 〜C10のアリールアミノ基およびオキソ基の
    中から選ばれる1以上の置換基)を有していてもよく、
    窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1以上
    の異種原子を含んでいるC3 〜C9 の複素環残基、C3
    〜C10のシクロアルキルオキシ基、置換基(C1 〜C3
    のアルコキシ基、ハロゲン原子、C1 〜C3 のアルキル
    基およびトリフルオロメチル基の中から選ばれる1以上
    の置換基)を有していてもよいC6〜C14のアリールオ
    キシ基、C7 〜C15のアラルキルオキシ基、C6 〜C10
    のアリールチオ基およびC2 〜C6 のアシルオキシ基な
    る群から選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC
    1 〜C10のアルキル基;置換基(C1 〜C3 のアルコキ
    シ基から選ばれる1以上の置換基)を有していてもよい
    6 〜C10のアリール基もしくは置換基(C2 〜C5
    アシルアミノ基から選ばれる1以上の置換基)を有して
    いてもよいチアゾール基で置換されていてもよいC2
    6 のアルケニル基;置換基(C6 〜C10のアリールオ
    キシ基から選ばれる1以上の置換基)を有していてもよ
    いC6 〜C10のアリール基またはオキソ基で置換されて
    いてもよいピロリジニル基を表す)を表し、R2 および
    4 がそれぞれ独立して水素原子またはC1 〜C3 のア
    ルキル基を表し、R3 が水素原子または置換基(C2
    4 のアルコキシカルボニル基、C3 〜C10のシクロア
    ルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC6
    14のアリール基およびチエニル基の中から選ばれる1
    以上の置換基)を有していてもよいC1 〜C10のアルキ
    ル基を表すか、あるいはR3 とR4 が一緒になってC1
    〜C10のアルキレン基を表し、nが1〜3の整数を表
    し、Xがオキソ基で置換されていてもよく、窒素原子、
    硫黄原子および酸素原子から選ばれる1以上の異種原子
    を含んでいるC2 〜C6 の複素環残基を表すことを特徴
    とする請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R1 が水素原子、 【化5】 (R5 はC6 〜C14のアリール基、フルオレニル基、フ
    ェニルアミノ基で置換されていてもよいチアゾール基、
    ベンゾフラニル基、クロマニル基、4−オキソクロメニ
    ル基、C3 〜C10のシクロアルキルオキシ基、置換基
    (C1 〜C3 のアルコキシ基、ハロゲン原子、C1 〜C
    3 のアルキル基およびトリフルオロメチル基の中から選
    ばれる1以上の置換基)を有していてもよいC6 〜C14
    のアリールオキシ基、C7 〜C15のアラルキルオキシ
    基、C6 〜C10のアリールチオ基ならびにC2 〜C6
    アシルオキシ基なる群から選ばれる1以上の置換基を有
    していてもよいC1 〜C10のアルキル基;置換基(C1
    〜C3 のアルコキシ基から選ばれる1以上の置換基)を
    有していてもよいC6 〜C10のアリール基もしくは置換
    基(C2 〜C5 のアシルアミノ基から選ばれる1以上の
    置換基)を有していてもよいチアゾール基で置換されて
    いてもよいC2 〜C6 のアルケニル基;C6 〜C10のア
    リールオキシ基で置換されていてもよいC6 〜C10のア
    リール基またはオキソ基で置換されていてもよいピロリ
    ジニル基を表す。)を表し、Xがフリル基、チエニル
    基、オキソ基で置換されていてもよいオキサゾリジニル
    基またはピリジニル基を表すことを特徴とする請求項3
    記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R1 が 【化6】 (R5 は置換基(C1 〜C3 のアルコキシ基から選ばれ
    る1以上の置換基)を有していてもよいC6 〜C10のア
    リールオキシ基で置換されていてもよいC1 〜C 5 のア
    ルキル基または置換基(C1 〜C3 のアルコキシ基から
    選ばれる1以上の置換基)を有していてもよいC6 〜C
    10のアリール基で置換されていてもよいC 2 〜C5 のア
    ルケニル基を表す。)を表し、R2 およびR4 が水素原
    子を表し、R3 がC6 〜C10のアリール基で置換されて
    いてもよいC1 〜C10のアルキル基を表し、−A−が硫
    黄原子を表し、nが1〜3の整数を表し、Xがフリル基
    またはチエニル基を表すことを特徴とする請求項1記載
    の化合物。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の化合物および薬学的に許
    容される担体を含有してなることを特徴とする医薬組成
    物。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の化合物および薬学的に許
    容される担体を含有してなることを特徴とするチオール
    プロテアーゼの異常亢進に起因する疾患のための医薬組
    成物。
JP32846293A 1992-12-25 1993-12-24 アミノケトン誘導体 Pending JPH06239835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32846293A JPH06239835A (ja) 1992-12-25 1993-12-24 アミノケトン誘導体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34692892 1992-12-25
JP4-346928 1992-12-25
JP32846293A JPH06239835A (ja) 1992-12-25 1993-12-24 アミノケトン誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06239835A true JPH06239835A (ja) 1994-08-30

Family

ID=26572883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32846293A Pending JPH06239835A (ja) 1992-12-25 1993-12-24 アミノケトン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06239835A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1342720A2 (en) 1997-09-04 2003-09-10 Nippon Chemiphar Co., Ltd. Epoxysuccinamide derivatives

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1342720A2 (en) 1997-09-04 2003-09-10 Nippon Chemiphar Co., Ltd. Epoxysuccinamide derivatives

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3190431B2 (ja) ケトン誘導体
EP0603873B1 (en) Aminoketone derivatives
JPH0770058A (ja) α−アミノケトン誘導体
JP3599287B2 (ja) スルホンアミド誘導体
KR102435676B1 (ko) 독성 알데히드 관련된 질병 및 치료
JP3507494B2 (ja) タキキニン拮抗薬
DE60308996T2 (de) Melanocortinrezeptoragonisten
DE60120881T2 (de) Sulfonamide als matrix-metalloproteinase inhibitoren
FR2767826A1 (fr) Derives d'amines cycliques, compositions pharmaceutiques les contenant, procedes pour les preparer, et leur utilisation en tant que principe pharmaceutique agissant contre les maladies respiratoires
JP2001513767A (ja) メタロプロテアーゼ阻害剤としての逆ヒドロキサメート誘導体
JP5410278B2 (ja) βセクレターゼ阻害活性を有する新規化合物
JPH06192199A (ja) ケトン誘導体
JP3410476B2 (ja) 新規なエポキシコハク酸アミド誘導体又はその塩
JP3228347B2 (ja) シクロプロペノン誘導体
JPH02207070A (ja) アミノ酸イミド誘導体、それを含有する医薬及び該化合物の製造中間体
JPH049367A (ja) アリールアルカノイル誘導体,該化合物の製造中間体及びそれらを含有する医薬
US5178877A (en) Encapsulated renin inhibitor composition
WO1997009066A1 (fr) INHIBITEUR DE SOLUBILISATION DE LIGAND Fas
JPH06239835A (ja) アミノケトン誘導体
EP0053017A1 (en) Amide derivatives
JPS63275575A (ja) ピペラジン誘導体
JPS58148871A (ja) チアザスピラン誘導体類、それらの製造法、および薬物
JP4758641B2 (ja) α−ケトアミド誘導体、その製造方法、及びその用途
US5523289A (en) Pharmaceutical composition
JP2002538147A (ja) 多環2−アミノジヒドロチアゾール系、その製造方法および医薬としての使用