JP4334103B2 - 来場者管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の展示ブースを備えた展示会場において来場者に関する状況を管理する来場者管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、新商品等について販売促進のために複数の会社が集って展示会を開催することが盛んに行われている。このような展示会の催しでは、来場者数や各展示ブースへの立ち寄り状況等を把握するために、例えば立ち寄りの展示ブースにおいて記帳や名刺交換等を行っている。従って、特に展示ブースへの立ち寄り状況を簡易かつ正確性をもって把握し、管理できることが望まれている。
【0003】
従来、複数の展示ブースを備えた展示会においては、まず来場者に対して入場手続として記帳や名刺の提示が行われることで来場者数が把握される。来場者は、展示会場のそれぞれ企業毎に設けられた展示ブースのうち、所望の展示ブースに立ち寄り、当該展示ブースにおいて記帳や名刺交換等を行う。これにより、当該展示ブースでは当日の立寄者の人数や所属会社等を把握することができる。
【0004】
展示主催者は、受付手続による当日の来場者の人数等を把握すると共に、当日終了後にそれまでの立寄者の人数等を各展示ブースより提出される磁気記憶媒体等によるデータに基づいて把握し、場合によっては前日、又は前日までの統計をプリントアウトして各展示ブースに配布することも行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各展示ブースでは、立寄者によっては記帳等を行わない場合があって立寄人数を正確に把握することができないと共に、当日の立寄人数のとりまとめに要する事務処理が煩雑であるという問題がある。また、展示主催者側においても、各展示ブースより提出される磁気記憶媒体等によりそれぞれをとりまとめ、統計を取らなければならず、事務処理が煩雑であるという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、各展示ブースへの立寄状況を簡易かつ正確性をもって把握し、管理可能とする来場者管理システムを提供することを目的とする。
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、会場を複数に区分けし、それぞれの区画で催しを行うものに適用されるものであ、少なくとも、来場者の所定の区画への立寄状況を把握し、管理する来場者管理システムであって、前記来場者又は予め把握される来場予定者に関する情報が格納される顧客データベースと、前記来場者が来場の際に所持するもので、少なくとも当該来場者を特定する識別符号が付される識別票と、前記識別票の識別符号を読み取るものであって、前記会場の所定箇所に携帯自在に配置され、前記読み取った識別符号のデータと共に、予め記憶させておいた当該箇所の配置位置のデータを無線により送出する所定数の符号読取手段と、前記符号読取手段からの識別符号データ及び位置データを受信し、少なくとも、当該識別符号データで特定される来場者に関する情報を前記顧客データベースより抽出し、位置データと共に履歴データベースを作成する無線制御手段と、を有する構成とする。
【0007】
請求項2〜6の発明では、「前記所定数の符号読取手段が前記会場の各区画毎に配置される」構成であり、
「前記顧客データベースを備え、少なくとも、前記無線制御手段からの要求に応じた来場者の情報を当該顧客データベースより抽出して送出する処理を行うと共に所定時期に前記履歴データベースより履歴データを読み取って前記所定区画への立寄状況又は各区画への立寄状況に関する統計処理を行って統計ファイルを作成する管理手段を有する」構成であり、
「少なくとも、前記管理手段による処理に関する内容を印刷する印刷手段を有する」構成であり、
「少なくとも前記管理手段に対して所定条件に従ってアクセス自在な所定数の端末を有する」構成であり、
「少なくとも、前記無線制御手段、管理手段、所定数の端末がコンピュータネットワークに接続される」構成である。
【0008】
このように、来場者が保持する識別票の識別符号を、適宜各区画毎に配置した携帯自在な符号読取手段により読み取って識別符号データと予め記憶させておいた当該箇所の位置データとを無線で無線制御手段に送出させ、識別符号データで特定される来場者に関する情報を顧客データベースより抽出して位置データと共に履歴データベースを作成させる。すなわち、各区画への立寄者を、識別符号を容易に読み取ることで正確性をもって把握することが可能となり、また作成した履歴データベースに基づいて各区画毎の立寄人数の把握、管理を可能とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図により説明する。
図1に、本発明の来場者管理システムの概念構成図を示す。図1に示す来場者管理システム11は、例えば展示会を行う会場を複数に区分けしたそれぞれの区画の展示ブースで展示の催しを行うものに適用されるものであって、例えば構内LAN(Local Aera Network)等のコンピュータネットワーク12に、管理手段である管理サーバ13が接続されると共に、無線制御手段である無線制御サーバ14が接続される。このコンピュータネットワーク12を使用することにより、来場者管理、立寄者管理を容易に行うことができるものである。
【0010】
管理サーバ13は、来場者又は予め把握される来場予定者に関する情報が格納される顧客データベース(DB)15を備え、少なくとも、無線制御サーバ14からの要求に応じた来場者の情報を当該顧客データベース15より抽出して送出し、後述の履歴DBより履歴データを読み取って各展示ブースへの立寄状況に関する処理を行う。
【0011】
無線制御サーバ14は、履歴DB16を作成するもので、トランスミッタ等の無線中継手段17を備え、各展示ブース毎に配置された符号読取手段である無線式バーコードリーダ(BCR)18A〜18Nから送信される後述の識別符号データ、位置データを受信する。すなわち、無線式バーコードリーダ(BCR)18A〜18Nからの識別符号データ及び位置データを受信し、少なくとも、当該識別符号データで特定される来場者に関する情報を顧客DB15より抽出し、位置データと共に履歴DB16を作成する。
【0012】
ここで、来場者が展示会に来場するに際し、当該来場者固有の識別符号(例えばバーコード)が付された識別票を所持するもので(後述する)、この識別票に付されたバーコードを上記無線式BCR18A〜18Nで読み取るものである。すなわち、当該無線式BCR18A〜18Nは、読み取ったバーコードデータと、予め記憶させておいた各展示ブースの位置データとを微弱電波に乗せて上記無線中継手段17に送信するものである。なお、上記無線式BCR18A〜18Nは、必ずしも各展示ブース毎に配置させるものでなくともよく、後に統計を行うパラメータに応じた箇所に配置させてもよい。
【0013】
図1において、上記コンピュータネットワーク12には、受付時の来場者データを上記管理サーバ13に送出する受付用端末19及び各展示ブースに応じた端末20A〜20Nがそれぞれ接続される。すなわち、各端末19,20A〜20Nは、必要に応じ、所定条件(例えばID番号、パスワードの要求)に従って管理サーバ13や無線制御サーバ14、後述の印刷手段21にアクセス自在とされる。
【0014】
また、コンピュータネットワーク12には、印刷手段21が接続され、少なくとも、上記管理サーバ13による処理に関する内容を印刷する。なお、印刷手段21は、必ずしもコンピュータネットワーク12に接続させる必要はなく、適宜各管理サーバ13、無線制御サーバ14及び各端末19,20A〜20Nにそれぞれ接続させてもよい。
【0015】
次に、図2に、図1の管理サーバの概略ブロック構成図を示す。図2に示す管理サーバ13は、少なくとも、受付データ入力手段31、来場者リスト作成手段32、データ出力手段33、統計ファイル作成手段34、ファイル出力手段35及び照会手段36を備える。受付データ入力手段31は、受付用端末19より受付データが入力されるもので、受付手続き(後述の受付用入場券に付されたバーコードの読み取り)を行った総ての来場者のデータが寄せられる。
【0016】
来場者リスト作成手段32は、受付データ入力手段31で入力した来場者データに基づき顧客DB15より来場者対応の顧客データを抽出して、各来場者全員の顧客データに基づく来場者リストを作成する。なお、顧客DB15に格納されていない来場者(来場予定者以外の来場者)に対しては、受付票に所定事項を記入してもらい、これら事項を顧客DB15に格納すると共に、新たに後述のバーコードが付された入場券を発行すればよい。
【0017】
データ出力手段33は、無線制御サーバ14より顧客データの要求があったときに上記来場者リスト(又は顧客DB15)より要求顧客対応のデータを抽出して当該無線制御サーバ14に送出する。統計ファイル作成手段34は、来場者に対しては上記来場者リストに基づいて統計処理を行い、各展示ブースの立寄者に対しては履歴DB16より各展示ブースについての履歴データを取得して統計処理を行う(後述する)。統計処理は、後述のように表形式で行ったり、また棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ等のグラフ形式でも行われる。
【0018】
ファイル出力手段35は、上記統計処理のデータフィルを要求のあった端末に送信し、又は自己の管理サーバ13上で処理し、又は印刷手段21で印刷を行う。照会手段36は、所定の端末より上記統計ファイルの照会があったときに、所定の条件下(後述のID、パスワードの入力)で当該端末に統計ファイルを送信し、又は印刷手段21で印刷を行うものである。
【0019】
また、図3に、図1の無線制御サーバの概略ブロック構成図を示す。図3に示す無線制御サーバ14は、少なくとも、受信手段41及び履歴DB管理手段42を備える。受信手段41は、上記無線式BCR18A〜18Nからのバーコードデータ及び位置データを、無線中継手段17を介して受信する。また、履歴DB管理手段42は、受信手段41で受信したバーコードデータ及び位置データと日時とを含めて履歴DB16に格納すると共に、管理サーバ13からの履歴データ要求に対して当該履歴データを送出するものである。
【0020】
続いて、図4に来場者管理に用いられる入場券の説明図を示すと共に、図5に管理サーバによる来場者管理のフローチャートを示す。図4において、まず、予め各展示ブースからの招待者リストに基づいて、展示会などのご案内状が郵送されたり、広告などで来場を促し、それによってFAXや電子メールなどで来場希望者として顧客DB15に登録してもらうようにしており、この登録情報に基づいて、図4(A)に示すような、来場予定者として発送はがき51が郵送される。また、顧客DB15に来場希望者として登録しておくことにより、各展示ブースは、コンピュータネットワーク12を通じて当該顧客DB15にIDとパスワードを使用してアクセスし、予め招待者としてご案内状を発送した顧客の来場予定を確認することも可能となる。
【0021】
上記発送はがき51は、例えば三葉より成り、第1葉52Aと第2葉52B間に折り線53Aが形成され、第2葉52Bと第3葉52C間に切取線53Bが形成されると共に、第3葉52Cが二つに分離自在な切取線53Cが形成される。第1葉52Aの表面には住所、氏名が印字され、第3葉52Cの一方面に受付用入場券54と入場券55が切取線53Cを挟んで印字される。この受付用入場券54の部分と、入場券55の部分とには発送した顧客名が印字されると共に、当該顧客固有の識別符号であるバーコード(例えばID番号)56がそれぞれに印字される。なお、発送はがき51の他の部分には適宜展示会に関する内容が印刷され、折り線53Aと切取線53Bとを折り込んで三つ折り(各当接面には剥離自在な接着材が塗布されている)として郵送される。
【0022】
上記発送はがき51を受け取り、展示会場に入場希望するときには、当該発送はがき51を展示会場の受付に提示すると、切取線53B及び切取線53Cで切り取られ、受付用入場券54は受付で保持され、入場券55が図4(B)に示すような透明ホルダ57に収納されて当該来場者が会場内で所持する。そして、受付では上記受付用入場券54のバーコード56を読み取り、そのバーコードデータを受付用端末19からコンピュータネットワーク12を介して管理サーバ13に送出する。なお、受付時に来場者が上記発送はがき51を忘れて名刺での入場手続きを行ったり、当該発送はがき51と共に名刺などが提示された場合、この名刺に基づいて上記顧客DB15に登録されている顧客の所属、役職など属性データに変更がある場合は、更新データが入力されるようにしている。
【0023】
そこで、管理サーバ13では、図5(A)に示すように、まず受付用端末19からの来場者データ(バーコードデータ)を受付データ入力手段31で入力し(ステップ(S)1)、この来場者固有のデータに基づく顧客データを来場者リスト作成手段32が顧客DB15より抽出する(S2)。そして、来場者リスト作成手段32が受付より寄せられるそれぞれのバーコードデータに基づいて顧客DB15より総ての来場者データを抽出して来場者リストを作成するものである(S3)。
【0024】
また、来場者が所定の展示ブースに立ち寄ると、当該展示ブースにおいて無線式BCR18A〜18Nでホルダ57に収納された入場券55のバーコード56が読み取られることで、読み込んだバーコードデータと位置データ(展示ブースの位置データ)とが無線制御サーバ14(無線中継手段17)に無線で送信される。無線制御サーバ14では、図5(B)に示すように、上記無線データ(バーコードデータ及び位置データ)を受信手段41で受信すると(S11)、当該受信データ(バーコードデータのID番号)で特定された顧客データ(来場者データ)を、管理サーバ13に要求する(S12)。
【0025】
管理サーバ13は、無線制御サーバ14に要求の顧客データを来場者リスト(顧客DB15より直接でもよい)から抽出して出力する(S13)。無線制御サーバ14では、管理サーバ13より送られて取得した顧客データと上記受信データ発信地の位置データと、及び立寄日時とを履歴DB16に格納する(S14)。そして、上記のようにそれぞれの展示ブース(位置データ)について立ち寄った立寄者のそれぞれの顧客データと日時とが履歴DB16に格納されることで、どこの展示ブースに何人の立寄者がいたか、誰が立ち寄ったかの履歴データが保存されることになる。
【0026】
すなわち、無線式BCR18A〜18Nを各展示ブースで用いることで、立寄者が立ち寄った展示ブースで面倒な記帳等をする必要がなく、簡易かつ正確性をもって立寄者の人数等を容易に把握することができるようになるものである。
【0027】
次に、図6に展示ブース立寄者数の統計処理のフローチャートを示すと共に、図7に管理サーバによる管理状況の一例の説明図を示す。図6において、管理サーバ13は、まず例えば3日間の会期の場合として、図7(A)に示すような来場者統計を作成する(図6S21)。この来場者統計は、3日間における各日の例えば1時間毎の来場者数の統計を示したものであるが、各日付毎に1時間毎の来場者数の統計を作成することも行われる。
【0028】
また、図6において、管理サーバ13が各展示ブースの立寄者数の統計を取る場合、無線制御サーバ14に履歴データを要求する(S22)。無線制御サーバ14は、これに応えて履歴DB16に格納されている履歴データを抽出して管理サーバ13に送出する(S23)。この場合、管理サーバ13による履歴データの要求は、所定の展示ブースに立ち寄った立寄者のデータ及びその日時データとなる。そして、これらのデータに基づいて統計処理を行い、統計ファイルを作成する(S24)。
【0029】
上記統計ファイルは、図7(B)に示すように、例えばAブースにおいて、1日ごとの1時間毎に立ち寄った人数の統計の処理が当日の終了後にそれぞれなされて例えば表形式のファイルが作成される。なお、会期終了後にもこれらのまとまった統計の処理がなされてファイルが作成される。例えば1日の終了後に上記立寄者数の統計ファイルは、印刷要求により(S25)、印刷手段21で印刷されて適宜各展示ブース担当の会社等に配布される(S26)。
【0030】
一方、各展示ブースの端末20A〜20Nより要求があればコンピュータネットワーク12を介して当該端末20A〜20Nにファイルを出力する(S27)。また、各展示ブースより要求があれば、図7(B)に示すような立ち寄った顧客の立寄リストを作成して印刷配布、又はファイル出力することも可能である。なお、上述のように統計ファイルは図7に示すような表形式のファイルのみならず、棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ等のようなグラフ形式のファイルであっても容易に作成することができる。
【0031】
このように、来場者が保持する入場券55のバーコード56を、適宜各展示ブース毎に配置した無線式BCR18A〜18Nにより読み取ってバーコードデータと位置データとを無線で無線制御サーバ14に送出させ、受信した位置データと共にバーコードデータで特定される来場者に関する情報を顧客DB15より抽出して履歴DB16を作成させることで、各各展示ブースへの立寄者を、入場券55のバーコード56を容易に読み取ることで正確性をもって把握することができ、また作成した履歴DB16に基づいて各展示ブース毎の立寄人数の把握し、管理することができるものである。
【0032】
続いて、図8に端末による状況照会の一例を示したフローチャートを示すと共に、図9に端末からの状況照会のための説明図を示す。ところで、図6及び図7に示す統計処理は、例えば管理サーバ自体(展示会主催者側)が行うもので、各端末20A〜20Nから立寄者状況の照会を行う場合として図8及び図9で説明する。
【0033】
図8において、所定の端末(20A〜20N)からコンピュータネットワーク12を介して管理サーバ13に対して照会要求する(S31)。照会要求が受付状況であれば図9(A)に示すような受付状況照会画面となり、立寄状況であれば図9(B)に示すような立寄状況照会画面となって、ID番号の入力とパスワードの入力を要求される。そこで、当該端末(20A〜20N)では所望の照会要求画面において、ID番号を入力すると共に、パスワードを入力する(S32)。
【0034】
管理サーバ13では、ID番号とパスワードの認証を行い(S33)、一致しなければ終了する。一致すれば、上記統計ファイルより要求に応じたファイル(受付状況の統計ファイル又は該当展示ブースに関する立寄状況の統計ファイル)を抽出し(S34)、ファイル出力する(S35)。また、照会要求に対して該当のファイルについて印刷要求があれば(S36)、当該ファイルを印刷手段21により印刷して送付するものである(S37)。このように、各端末20A〜20Nから管理サーバ13に対し、安全性を確保しつつ状況照会を可能として利便性の向上を図ることができるものである。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、請求項1及び2の発明によれば、来場者が保持する識別票の識別符号を、適宜各区画毎に配置した携帯自在な符号読取手段により読み取って識別符号データと予め記憶させておいた当該箇所の位置データとを無線で無線制御手段に送出させ、識別符号データで特定される来場者に関する情報を顧客データベースより抽出して受信した位置データと共に履歴データベースを作成させることにより、来場者、各区画毎の立寄者を簡易かつ正確性をもって把握し、管理することができるものである。
【0036】
請求項3及び4の発明によれば、無線制御手段で履歴データベースを作成するに際し、管理手段が来場者の情報を顧客データベースより抽出して送出し、所定時期に履歴データベースから履歴データを読み取って各区画毎の立寄状況又は各区画への立寄状況に関する統計処理を行って統計ファイルを作成し、適宜処理に関する内容を印刷手段で印刷させることにより、上記同様に、来場者、各区画毎の立寄者を簡易かつ正確性をもって把握し、管理することができる。
【0037】
請求項5及び6の発明によれば、少なくとも管理手段に対して所定条件でアクセス自在な所定数の端末を有し、適宜無線制御手段、管理手段、当該所定数の端末をコンピュータネットワークに接続させることにより、来場者管理、立寄者管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の来場者管理システムの概念構成図である。
【図2】図1の管理サーバの概略ブロック構成図である。
【図3】図1の無線制御サーバの概略ブロック構成図である。
【図4】来場者管理に用いられる入場券の説明図である。
【図5】管理サーバによる来場者管理のフローチャートである。
【図6】展示ブース立寄者数の統計処理のフローチャートである。
【図7】管理サーバによる管理状況の一例の説明図である。
【図8】端末による状況照会の一例を示したフローチャートである。
【図9】端末からの状況照会のための説明図である。
【符号の説明】
11 来場者管理システム
12 コンピュータネットワーク
13 管理サーバ
14 無線制御サーバ
15 顧客データベース(DB)
16 履歴データベース(DB)
17 無線中継手段
18A〜18N 無線式バーコードリーダ(BCR)
19 受付用端末
20A〜20N ブース用端末
21 印刷手段
32 来場者リスト作成手段
34 統計ファイル作成手段
36 照会手段
42 履歴DB管理手段
51 発送はがき
54 受付用入場券
55 入場券
56 バーコード

Claims (6)

  1. 会場を複数に区分けし、それぞれの区画で催しを行うものに適用されるものであ、少なくとも、来場者の所定の区画への立寄状況を把握し、管理する来場者管理システムであって、
    前記来場者又は予め把握される来場予定者に関する情報が格納される顧客データベースと、
    前記来場者が来場の際に所持するもので、少なくとも当該来場者を特定する識別符号が付される識別票と、
    前記識別票の識別符号を読み取るものであって、前記会場の所定箇所に携帯自在に配置され、前記読み取った識別符号のデータと共に、予め記憶させておいた当該箇所の配置位置のデータを無線により送出する所定数の符号読取手段と、
    前記符号読取手段からの識別符号データ及び位置データを受信し、少なくとも、当該識別符号データで特定される来場者に関する情報を前記顧客データベースより抽出し、位置データと共に履歴データベースを作成する無線制御手段と、
    を有することを特徴とする来場者管理システム。
  2. 請求項1記載の来場者管理システムであって、前記所定数の符号読取手段が前記会場の各区画毎に配置されることを特徴とする来場者管理システム。
  3. 請求項1又は2記載の来場者管理システムであって、前記顧客データベースを備え、少なくとも、前記無線制御手段からの要求に応じた来場者の情報を当該顧客データベースより抽出して送出する処理を行うと共に所定時期に前記履歴データベースより履歴データを読み取って前記所定区画への立寄状況又は各区画への立寄状況に関する統計処理を行って統計ファイルを作成する管理手段を有することを特徴とする来場者管理システム。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の来場者管理システムであって、少なくとも、前記管理手段による処理に関する内容を印刷する印刷手段を有することを特徴とする来場者管理システム。
  5. 請求項1〜4の少なくとも1項に記載の来場者管理システムであって、少なくとも前記管理手段に対して所定条件に従ってアクセス自在な所定数の端末を有することを特徴とする来場者管理システム。
  6. 請求項1〜5の少なくとも1項に記載の来場者管理システムであって、少なくとも、前記無線制御手段、管理手段、所定数の端末がコンピュータネットワークに接続されることを特徴とする来場者管理システム。
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