JP2002073889A - 展示会招待カードの発行方法および展示会来場者管理システム - Google Patents

展示会招待カードの発行方法および展示会来場者管理システム

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JP2002073889A
JP2002073889A JP2000267697A JP2000267697A JP2002073889A JP 2002073889 A JP2002073889 A JP 2002073889A JP 2000267697 A JP2000267697 A JP 2000267697A JP 2000267697 A JP2000267697 A JP 2000267697A JP 2002073889 A JP2002073889 A JP 2002073889A
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JP2000267697A
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Masaharu Saito
正治 齊藤
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Omron Corp
Original Assignee
TOWA INSATSU KK
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展示会主催者が展示会に招待する顧客の情報お
よび、展示会に来場した顧客の情報等を管理し、分析す
ることを容易にする。 【解決手段】郵便ハガキの略中央部に任意のカード形状
の切り込みを入れ、この形状内に顧客情報と展示会情報
を記憶したICチップと印刷したループアンテナとによ
る非接触ICカードを構成し、前記顧客情報に基づく前
記顧客宛先を前記紙葉類の郵送宛先欄に自動印刷し、こ
れを郵送することで展示会招待カードを発行すると共
に、展示会場に備えたカードデータ読み取り装置40で
読み取られた前記顧客情報と新たに発生したトランザク
ションデータ14を管理センターの来場者データベース
10bに送信することで、情報を一元管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触ICカード
を使用して展示会に来場する顧客の情報管理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、展示会を開催する場合、来場者に
関する情報管理は、紙による記録が主たるものであっ
た。例えば、主催者が受け付けで来場者の名刺を受け付
けて、これから得られる顧客情報を一覧リストにし、さ
らにどこのブースが良かったか等の来場者の意識を、あ
らかじめ準備されたアンケート用紙に記入させることに
より、来場者の意識調査等を行っていた。また、展示会
の案内も、主催者が顧客データベースから任意に抽出し
た招待客にハガキ等で案内状を送付する方法であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような名刺やアンケートを主体とした展示会来場者を対
象とした顧客管理方法では、以下の問題があった。
【0004】(1) 展示会来場者は、ハガキ大の案内
状を持参し、受け付けで名刺を出したりアンケート記入
等をしなければならないため極めて煩雑である。
【0005】(2) 主催者側は、招待客もしくは来場
者の情報をリアルタイムで取得することができない。す
べて紙に記録された情報を手作業で集計することになる
ため、集計に手間がかかり、間違いも起こりやすい。
【0006】(3) 来場者の情報は紙情報もしくは主
催者の記憶によるために、データの分析が容易でなく、
正確性に劣る。
【0007】本発明の目的は、紙葉類上に顧客情報を含
むICチップを印刷した任意のカーードを発行すること
ができると共に、来場者のデータ分析などを容易にする
展示会招待カードの発行方法および展示会招待カード発
行システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、以下のように構成される。
【0009】(1) 紙葉類上に任意のカード形状の切
り込みを入れ、この形状内に顧客情報と展示会情報を記
憶したICチップと印刷したループアンテナとによる非
接触ICカードを構成し、前記顧客情報に基づく前記顧
客宛先を前記紙葉類の郵送宛先欄に自動印刷し、これを
郵送することで展示会招待券を発行することを特徴とす
る。
【0010】本発明では、顧客に対して、展示会情報を
記憶した非接触ICカードを郵送することによって招待
カードを発行する。非接触ICカードは、紙葉類に任意
のカード形状の切り込みを入れ、この形状内に顧客情報
を含む展示会情報を記憶したICチップを配置すると共
にループアンテナを配置することによって構成する。し
たがって、紙葉類から切り込みに沿ってカード形状の非
接触ICカードを切り取ると、これが展示会招待カード
として利用できるようになる。紙葉類は、郵便ハガキに
限らずあらゆる紙を含むものであるが、郵送宛先欄に対
しては、顧客宛先を自動的に印刷される。最も典型的な
紙葉類は郵便ハガキであり、この他、封書類、チラシ、
新聞紙の折込広告、パンフレットなども使用可能であ
る。これらの紙葉類が用いられる時には、紙葉類自身の
郵送宛先欄または、封書内に封入する場合には、その封
書の郵送宛先欄に顧客宛先が自動印刷される。非接触I
Cカードは、ループアンテナを印刷形成し、さらにこの
ループアンテナにICチップを接続することで構成でき
るが、ICチップを非常に小さなものにすることによっ
て非接触ICカードを通常の紙よりも薄いものにでき
る。そこで、切り込みを入れた形状内にこの非接触IC
カードを構成することによって、同ICカードを紙葉類
から取り去ることで、展示会招待カードとして使用する
ことが可能になる。
【0011】本発明では、この非接触ICカードを含む
紙葉類を展示会招待客に郵送するために、顧客は、この
ICカードをハガキから切り取り、保管する。また、顧
客情報は非接触ICカードに記憶されているために、こ
の非接触ICカードを展示会招待カードとして使用する
時にデータのやりとりが可能になる。したがって、デー
タの収集や分析がコンピュータを利用することによって
容易に且つ正確に行なうことができる。
【0012】(2) 紙葉類は郵便ハガキであって、非
接触ICカードは該郵便ハガキの略中央部に形成され、
且つ、この非接触ICカードの表面に前記展示会情報に
基づいて顧客宛先が自動印刷され、裏面にICチップと
印刷形成したループアンテナとが形成されて、該紙葉類
が招待客宛に郵送されることを特徴とする。
【0013】本発明では、前記紙葉類を郵便ハガキと
し、非接触ICカードを郵便ハガキの略中央部に形成
し、この非接触ICカードの表面に顧客宛先を自動的に
印刷する。これにより、この非接触ICカードを切り込
みに沿って切り取った時には、その非接触ICカードの
所有者がカード表面に印刷されたままとなっている。こ
のため、その非接触ICカード、すなわち展示会招待客
の氏名や住所を容易に視認できる。
【0014】(3) 前記展示会招待カードに記録され
た顧客情報に基づき、展示会来場者の情報管理を行う。
【0015】本発明では、顧客情報を蓄積したデータベ
ースを基に、データベースの更新、削除、追加等が容易
に行え、次回の展示会の招待客を選定したり、展示会場
でのブースの配置等を決定するための参考データを作成
することが可能になる。
【0016】(4) 展示会場の各ブースに設けられ、
各々がネットワーク接続された端末装置およびこれに接
続され前記非接触ICカードとの間で非接触通信を行う
カードデータ読み取り装置を備え、前記端末装置の中の
代表端末装置により、前記顧客情報が、リアルタイムで
管理センターに送信される。
【0017】本発明では、主催者は、展示会場での来場
者の情報をリアルタイムで取得でき、容易に顧客情報を
分析、統計処理することができる。特に、来場者がブー
スに来た時に、来場事実、来場日時を少なくともカード
読み取り装置に入力することになるため、ブース毎の来
場者意識分析やブース別時間分析等をリアルタイムで管
理センタで行うことができる。
【0018】(5)前記非接触ICカードは前記カード
データ読み取り装置との通信毎に予め設定したポイント
数をカテゴリー別に累積記憶し、前記カードデータ読み
取り装置は、前記非接触ICカードに累積して記憶され
たポイント数をカテゴリー別に表示する表示器を有する
ことを特徴とする。
【0019】本発明でカテゴリーとは、展示商品のカテ
ゴリーをいう。したがって、一つのブースに複数のカテ
ゴリーが設定される場合もある。本発明では、出展者も
しくは主催者は、来場者の興味傾向をカード読み取り装
置に接続した表示器で即座に判断できる。これにより、
出展者もしくは主催者は、ブースに立ち寄る来場者へ的
確な対応をすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
る汎用来場者管理システムの概要図である。展示会主催
者2は、データベースサーバ10と郵便ハガキ自動作成
装置11とを有している。 データベースサーバ10
は、顧客データベース10aと来場者データベース10
bと展示会場データベース10cとを少なくとも備えて
いる。展示会場データベース10cは、展示会場のレイ
アウト、ブースの配置のデータが記録されている。ユー
ザデータベース10dは、上記顧客データベースサーバ
10aを介して選定された招待客の中から招待客情報を
記憶する。
【0021】展示会主催者2は、ICチップとループア
ンテナとをカード形状の紙の上に形成して非接触ICカ
ードを構成し、且つこの非接触ICカードを郵便ハガキ
の略中央部に取り付ける。より具体的には、郵便ハガキ
のほぼ中央部にカード大の孔を空け、この部分に上記非
接触ICカードを配置してハガキ両面全体に透明シール
を貼り付け、さらに、上記カードの周囲の透明シール部
に切り込みを形成する。このようにすると、郵便ハガキ
の略中央部に非接触ICカードが取外し可能に保持され
る。なお、ここでは上記非接触ICカードを備えた郵便
ハガキをDC(デジタルカード)メール1と称する。
【0022】展示会主催者2は、さらに、上記非接触I
Cカードの表面に招待客宛先を自動印刷する。この招待
客宛先は上記招待客情報から抽出される。
【0023】郵便ハガキ自動作成装置11は、データベ
ースサーバ10において、招待客が選定され、各データ
ベースに必要なデータが記憶された時に起動する。この
装置は、非接触ICカードのICチップ内に、招待客情
報と展示会情報と、さらに必要に応じて選択される情報
を記憶すると共にこのカードが取り付けられるDCメー
ル1の宛先欄に上記展示会招待客情報から得られる展示
会招待客氏名と住所を印刷する。
【0024】展示会主催者2は、上記の処理を終えた
後、DCメール1を招待客3に対して郵送する。
【0025】上記DCメール1を受け取った招待客3
は、DCメール1の切り込みから非接触ICカードを取
り外して、展示会招待カード4として保管する。
【0026】招待客は、以上のようにして入手した展示
会招待カード4を使って展示会会場6に入場し、その後
会場6内のブースを見学する。会場の入り口には受け付
け5があり、ここには、カードデータ読み取り装置40
とこれに接続された端末装置8が配置される。また、各
端末装置8はネットワーク接続されている。また、特定
の端末装置8aは、代表端末8aとして外部に配置され
ている管理センター9のサーバに接続されている。各ブ
ースのカードデータ読み取り装置40は、上記招待カー
ド4と非接触でデータ通信を行うことができ、データ通
信は、同装置40上に招待カード4をかざすだけで実行
される。すなわち、顧客が招待カード4を上記カードデ
ータ読み取り装置40上にかざすと、ICチップに書き
込まれた顧客情報、展示会情報13が自動的に読み取ら
れる。この時、招待カード4は非接触ICカードで構成
されているために、招待カード4をカードデータ読み取
り装置40上にかざす度にトランザクションデータ14
が発生する。この随時発生するトランザクションデータ
14は、例えば、受け付け5では、受付日時データ、各
ブースでは、ブース整理番号データ、ブース受付時刻デ
ータを含むブースデータ等である。このトランザクショ
ンデータ14は、顧客情報、展示会情報13と共にネッ
トワーク接続された代表端末装置8aに送られ、そこか
ら管理センター9のデータベースサーバ10に送信され
る。この送られてきたデータを基に、来場者データベー
ス10bが更新される。
【0027】以上のように、このシステムでは、招待客
の選定から、招待カード4を発行するまでに、紙情報を
使用することが全くない。このため、招待カード4の発
行が極めて便利であり、しかも前記招待カード4は発行
すべき人に確実に渡すことができる。また、顧客情報、
展示会情報13が一元的に管理されているので、統計処
理や傾向分析を行うことや必要な情報を任意に抽出する
ことが容易にできる。図2は、展示会場における来場者
3の情報の流れを示すフローチャートである。図に示す
ように、来場者3の情報は、トランザクションデータ1
4が顧客情報、展示会情報13に付加されて、代表端末
装置8aから管理センター9の来場者データベース10
bに送信される。
【0028】次に各処理をステップ毎に説明する。
【0029】ステップ1は、受け付け5に来た来場者3
が、招待客であるかどうかを判定する。招待カード4の
提示があれば、受け付け5のカードデータ読み取り装置
40に招待カード4をかざす。この時、来場者3の保有
する招待カード4に書き込まれた顧客情報、展示会情報
13を読み取ると共に、トランザクションデータ14と
して受け付け日時データが付加される(ステップ2)。
なお、招待カード4の提示がなければ、一般来場者とし
て非電子的な処理をする。例えば、氏名、性別、年齢等
の記入欄を設けたアンケート用紙に記入してもらう。ま
た、顧客情報、展示会情報13は、カードデータ読み取
り装置40に招待カード4をかざすだけで主催者2に送
信されるので、主催者2は、来場者3の区別を秘密裏に
知ることができる。受け付けを終えた来場者3は、ステ
ップ3に示すように展示会場6に入場し、各ブースを見
学する。来場者3は、任意に興味のあるブースを選択
し、見学する(ステップ4)。来場者3は、各ブース6
に立ち寄ったときに、各ブースに配置されているカード
データ読み取り装置40に招待カード4をかざす。この
時、ブース整理番号、ブース来場記録データ、立ち寄り
時刻等がトランザクションデータ14として発生し、読
み取った顧客情報、展示会情報13とともにネットワー
ク接続された代表端末装置8aに送られる(ステップ
5)。また、現在のブースへの立ち寄り時刻と、直前の
ブースへの立ち寄り時刻に基づいて直前のブースへの滞
留時間データも記録される。代表端末装置8aに送られ
たデータは、リアルタイムで管理センター9の来場者デ
ータベース10bに送信され、前記データベースを更新
する(ステップ6)。
【0030】管理センター9のディスプレイ12には、
図1に示すような顧客情報、展示会情報13内の顧客情
報とトランザクションデータ14が表示される。管理セ
ンター9内の主催者は、ディスプレイ12に表示された
情報を基に、展示会場の主催者2もしくは出展者7に状
況を報告することも、何等かの指示をすることも可能で
ある。なお、ステップ4とステップ5とは、1人の来場
者3につき、該来場者3が退場するまで随時くりかえさ
れる(ステップ7)。また、新たに、来場者3が来た時
は、ステップ1からステップ7までの処理が同様に並行
して行われる。さらに、展示会全体としては、上記の処
理が展示会の開催期間が終了するまで行われる(ステッ
プ8)。開催期間が長期 (1ヶ月〜)にわたる場合は、
曜日別、天気別などのトランザクションデータ14を受
け付け5で発生するようにしておき、管理センター9に
おいて統計処理をして来場者3の傾向分析、来場予測を
行うこともできる。展示会が終了すると、来場者データ
ベース10bの更新が終了し、展示場情報とともに、保
存される(ステップ9)。更新された来場者データベー
ス10bは、次の展示会開催の重要なデータとして活用
される。例えば、前記更新された来場者データベース1
0bを基に、立ち寄りブース、ブースの見学時間等の情
報から顧客の興味等を分析し、次回の招待客リストを作
成して次回の招待客を選定することができる。これを基
に、次回の来場者3を確保する資料および出展者7を確
保する資料を作成することができる。また、随時更新さ
れていく来場者データベース10bの分析結果を基に展
示会場データベース10cの会場のレイアウトおよびブ
ースの配置等を変更することもできる。前記更新された
展示会場データベース10cは、展示会開催終了後、次
回の展示会の参考資料とすることができる。さらに、該
システムはリアルタイムで稼動するので、展示会開催中
においても、前記分析結果を基に会場のレイアウトおよ
びブースの配置等を随時変更することも可能である。ブ
ースで発生したトランザクションデータ14のブース整
理番号、滞留時間、来場記録などのデータをビジュアル
にディスプレイに表示すると、来場者3の会場内での移
動を示す線を描くことも可能であり、主催者2は、来場
者3の群としての行動を把握できる。
【0031】他に、出展者7においては、今後の商品開
発の参考データとして、また出展後の営業フォローのデ
ータとして利用できる。このデータを基に、費用対効果
が容易に算出できるので出展者7の企業戦略に生かすこ
とができる。
【0032】本発明の他の実施形態として、非接触IC
カードに商品または商品情報提供のカテゴリー別ポイン
ト数の記憶部を設け、且つカードデータ読み取り装置4
0に、非接触ICカードとの通信を行ったときに、該カ
ードに記憶されているカテゴリー別ポイント数を表示す
る表示器を備えるようにすることもできる。ここでいう
カテゴリーは、商品毎のカテゴリーである。
【0033】すなわち、展示されている商品のカテゴリ
ーとは、例えば、パソコン、液晶テレビ、携帯電話な
ど、メーカが異なるものでも同一商品群に属するグルー
プを言う。来場者3は、或るブースに展示されたカテゴ
リーAに属する商品に興味を示すとする。カードデータ
読み取り装置40に非接触ICカードをかざして相互で
通信が行われると、前記非接触ICカードのカテゴリー
Aにポイント1が記憶される。さらに、別のブースで同
一のカテゴリーに属する商品Bに興味を示すと、同様に
カテゴリーAにポイント1が累積して記憶される。その
結果、来場者3の招待カードには、カテゴリーAに2ポ
イント、Bに0ポイント、Cに0ポイントとカテゴリー
別のポイント数が記憶され、このカテゴリー別ポイント
数が表示器に表示される。これにより、主催者2もしく
は出展者7は、 来場者3の興味をその場で把握し、的
確な対応をすることができる。
【0034】また、展示商品の情報提供方法のカテゴリ
ーを参照させることも可能である。この場合、商品カテ
ゴリー毎のポイント数を考慮しても考慮しなくても良
い。例えば、来場者3がブースに立ち寄って興味を示し
た商品に対して、主催者2もしくは出展者7が、言葉に
よる説明を行ったり、関連資料の提供を行ったりすると
きにポイント数を加算する。
【0035】例えば、見学だけなら3ポイント、説明だ
けをした場合は5ポイント、資料を渡した場合は10ポ
イントというように決めておく。このようにしておく
と、商品カテゴリー毎のポイント数を考慮しない場合に
は、来場者3が、或るブースで商品Aを見学し、別のブ
ースでは、商品Aと同一の商品カテゴリーに属する商品
の説明を受けたとすると、非接触ICカードには、商品
Aに対応するポイント数が8ポイントと累積して記憶さ
れる。次のブースに立ち寄ると、表示器には、商品Aに
対応するポイント数8が表示される。商品カテゴリー毎
のポイント数を考慮する場合には、上記のポイント数8
に、その商品のカテゴリー別ポイント数が加算される。
主催者2もしくは出展者7は、即座に、来場者3がどの
商品に興味を示しているかを把握でき、的確な対応をと
ることができる。
【0036】このように、この実施形態では、来場者の
興味を簡単に知ることが出来る。なお、これらの情報を
管理センターの送信しても良い。
【0037】次に、上記非接触ICカードの構成につい
て図3以下を参照して詳細に説明する。
【0038】図3は、非接触ICカードを備えた郵便ハ
ガキの外観図である。同図(A)は郵便ハガキ21の裏
面、同図(B)は郵便ハガキ21の表面を示している。
郵便ハガキ21の略中央部には、通常のクレジットカー
ドやキャッシュカード大のカード形状の切り込み21a
が形成されている。この切り込み21aは、郵便ハガキ
1が郵送されている途中では切れることがなく、且つ、
手である程度の力を加えて押すことによって切れる程度
の切り込みとなっている。この切り込み21aは、郵便
ハガキ1の略中央部に形成されているために、この表面
には宛先が印刷または書き込まれている。
【0039】一方、切り込み21aの裏面には印刷形成
したループアンテナ30とこれに接続されるICチップ
31とからなる非接触ICカード21bが形成されてい
る。ループアンテナ30は、薄い銅箔をループ状にした
ものであって、この両端にICチップ31が接続されて
いる。ICチップ31はループアンテナ30の両端から
延出したアルミ箔リード線上にマウントしたものであっ
て、このICチップ31自体は極めて小さく且つ薄いも
のである。このICチップ31とループアンテナ30と
で非接触ICカード21bが構成される。非接触ICカ
ード21bの上には、透明フィルムまたは印刷フィルム
がラミネートされる。これによって、郵便ハガキ21と
非接触ICカード32は一体化したものとなり、また、
非接触ICカード21bの厚さは極めて薄いために、同
図(C)に示すようにハガキ裏面上に突出したものとな
らない。
【0040】図4は、郵便ハガキ1から抜き取った非接
触ICカード21bを利用する方法について説明する図
である。郵便ハガキ21が郵送されてくると、そのハガ
キ21から非接触ICカード21bを取り外して、展示
会招待カード4として使用する。非接触ICカード21
bとカードデータ読み取り装置40とは電磁結合するこ
とによってデータの送受信を行うことができる。すなわ
ち、カードデータ読み取り装置40のアンテナと非接触
ICカード21bのアンテナ30とが結合し、非接触I
Cカード21bが誘導電圧を得てICチップ31の動作
電源とする。この時、搬送波がFSK変調等によって変
調されていれば、ICチップ31がその変調波を復調す
ることによってデータを受信することができる。また、
そのデータをICチップ内のメモリに記憶することもで
きる。さらに、カードデータ読み取り装置40側から送
られてくる電磁波の搬送波をICチップ31によって変
調することも可能である。このようにすると、非接触I
Cカード21b側からICカードデータ読み取り装置4
0に対してデータを送信することができる。このような
電磁誘導によって非接触ICカード21bとカードデー
タ読み取り装置40とのデータ送受信は、カード32を
カードデータ読み取り装置40に数cm程度まで近づけ
ることによってのみ可能であるため、非接触ICカード
21bを遠方で所持していてもICチップが作動して内
部の記憶データが変わるということがない。
【0041】図5は、カードデータ読み取り装置40の
概略の構成図を示している。CPU48とROM41、
RAM42を備え、さらにインターフェイスを介して、
非接触ICカード21bに対して書き込むデータ等を入
力する入力装置43、書き込みデータを送信する書き込
み装置44、読み取りデータを受信する読み取り装置4
5、リードライトしたデータを印刷する印刷装置46と
を備えている。なお、書き込み装置44および読み取り
装置45はループアンテナ47に接続されており、非接
触ICカード32のループアンテナとの結合による書き
込み(ライト)と読み取り(リード)を行うようにして
いる。
【0042】図6は、非接触ICカード21bの構成図
である。
【0043】ICチップ31は、CPU50、ROM5
1、RAM52、EEPROM53、およびインターフ
ェイスを介して接続される送受信回路54とで構成され
ている。送受信回路54は、結合時に電源を各部に出力
する。EEPROM53は、宛先の氏名(顧客)のID
コードを記憶したり、その他用途に応じた各種の情報を
記憶する。EEPROMで構成されるために、電源が供
給されなくてもデータの保存が可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、非接触ICカードを含
む紙葉類を展示会招待客に郵送し、紙葉類から非接触I
Cカードを切り離して展示会招待カードとして利用する
ことができる。このため、展示会会場では、受付業務が
簡素化され、また、リアルタイムで来場者の人数や、傾
向を把握することが可能である。
【0045】また、招待客情報は非接触ICカードに記
憶されているために、この非接触ICカードを招待カー
ドとして使用する時にデータのやりとりが可能になる。
したがって、来場者のデータの収集や分析がコンピュー
タを利用することによって容易に且つ正確に行なうこと
ができる。
【0046】また、来場者は、非接触ICカードででき
た招待カードを携行するだけでよく、受け付け業務が簡
素化、電子化され、名刺の受け渡しなどのわずらわしさ
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である展示会来場者管理シ
ステムの概要図。
【図2】展示会場における来場者の情報の流れを示すフ
ローチャート図。
【図3】非接触ICカードを備えた郵便ハガキの外観
図。
【図4】郵便ハガキ1から抜き取った非接触ICカード
32を利用する方法について説明する図。
【図5】カードデータ読み取り装置40の概略の構成
図。
【図6】非接触ICカード32の構成図。
【符号の説明】
11:郵便ハガキ自動作成装置 21b:非接触ICカード 30:ループアンテナ 31:ICチップ 32:非接触ICカード 40:カードデータ読み取り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/07 G06K 19/00 H 19/00 Q (72)発明者 齊藤 正治 大阪府大阪市北区長柄西1丁目4番9号 Fターム(参考) 2C005 MB01 MB10 NA09 RA03 TA22 5B035 BA01 BA03 BB09 CA01 CA23 5B049 AA06 BB00 CC00 EE02 GG09 5B058 CA15 CA17 KA06 YA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類上に任意のカード形状の切り込み
    を入れ、この形状内に顧客情報と展示会情報を記憶した
    ICチップと印刷したループアンテナとによる非接触I
    Cカードを構成し、前記顧客情報に基づく前記顧客宛先
    を前記紙葉類の郵送宛先欄に自動印刷し、これを郵送す
    ることで展示会招待券を発行することを特徴とする展示
    会招待カードの発行方法。
  2. 【請求項2】 紙葉類は郵便ハガキであって、非接触I
    Cカードは該郵便ハガキの略中央部に形成され、且つ、
    この非接触ICカードの表面に前記顧客情報に基づいて
    顧客宛先が自動印刷され、裏面にICチップと印刷形成
    したループアンテナとが形成されて、該紙葉類が招待客
    宛に郵送されることを特徴とする、請求項1記載の展示
    会招待カードの発行方法。
  3. 【請求項3】 前記展示会招待カードに記録された顧客
    情報に基づき、展示会来場者の情報管理を行う展示会来
    場者管理システム。
  4. 【請求項4】 展示会場の各ブースに設けられ、各々が
    ネットワーク接続された端末装置およびこれに接続され
    前記非接触ICカードとの間で非接触通信を行うカード
    データ読み取り装置を備え、前記端末装置の中の代表端
    末装置により、前記顧客情報が、リアルタイムで管理セ
    ンターに送信される請求項3記載の展示会来場者管理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記非接触ICカードは前記カードデー
    タ読み取り装置との通信毎に予め設定したポイント数を
    カテゴリー別に累積記憶し、前記カードデータ読み取り
    装置は、前記非接触ICカードに累積して記憶されたポ
    イント数をカテゴリー別に表示する表示器を有すること
    を特徴とする請求項3または4に記載の展示会来場者管
    理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004362230A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Nec Fielding Ltd イベント会場における印刷物自動発注システム、会場システム、管理システム、コンピュータシステム

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