JP2002042069A - チケット発行方法およびチケット発行システム - Google Patents

チケット発行方法およびチケット発行システム

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JP2002042069A
JP2002042069A JP2000223120A JP2000223120A JP2002042069A JP 2002042069 A JP2002042069 A JP 2002042069A JP 2000223120 A JP2000223120 A JP 2000223120A JP 2000223120 A JP2000223120 A JP 2000223120A JP 2002042069 A JP2002042069 A JP 2002042069A
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Masaharu Saito
正治 齊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チケット申込者がチケット売り場の窓口に出向
かなくてもチケットを発行することができると共に、デ
ータ分析などを容易にする。 【解決手段】チケット申込者がパソコン(クライアント
端末)12において、ブラウザ12aを使ってチケット
申込みを行うと、センターに設けられているデータベー
スサーバ10が、チケット情報を入手して所定のデータ
ベースに登録する。また、郵便ハガキ自動作成装置11
が、そのチケット情報に基づいて非接触ICカードが取
り付けられている郵便ハガキの宛名にチケット申込者の
住所・氏名を印刷して郵便物として送付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触ICカード
を使用してチケットを発行する方法およびチケット発行
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンサートや演劇等のチケットを発行す
る従来の方法は、チケットの申込者がコンサート会場や
チケット売り場の窓口に出向き、申込書に必要な事項を
書き込んだ後、料金を支払ってチケットを取得する。ま
た、電話で予約して、後日チケット売り場に出向いて料
金支払の上チケットを取得する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のチケット発行方
法は、上述のように、チケット申込者がチケット売場に
出向き、その場でチケットと交換に料金を支払い、ま
た、チケットを販売する興行会社は、申込書の集計や料
金集計などの後方作業を別途手作業で行なうようにして
いる。このため、従来のチケット発行方法では以下の問
題があった。
【0004】(1) チケット申込者は、チケットの申
込の度にチケット売場に行く必要があるために、非常に
面倒である。特に、ある特定の期間にはチケットの申込
みが集中することがあるために、売場窓口が混雑し、各
チケット申込者は長時間待たされる場合がある。また、
電話で予約可能であったとしても、チケット売り場にチ
ケットを取りにいかなけらばならず、チケット売り場が
遠方であると非常に煩わしさを感じることになる。
【0005】(2) 興行会社の上記後方作業は手作業
により行なわれるために、間違いが発生し易く、且つ即
時集計することができない。
【0006】(3) 申込者からの情報は紙情報である
ために、データの分析が容易でない。したがって、統計
的な予測情報などを経営指標を求めることが極めて困難
である。
【0007】本発明の目的は、チケット申込者がチケッ
ト売り場等の窓口に出向かなくてもチケットを発行する
ことができると共に、データ分析などを容易にするチケ
ット発行方法およびチケット発行システムを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、以下のように構成される。
【0009】(1) 紙葉類上に任意のカード形状の切
り込みを入れ、この形状内にチケット申込者情報を含む
チケット情報を記憶したICチップと印刷したループア
ンテナとによる非接触ICカードを構成し、前記チケッ
ト情報に基づくチケット申込者宛先を前記紙葉類の郵送
宛先欄に自動印刷し、これを郵送することで前記非接触
ICカードをチケットとして発行することを特徴とす
る。
【0010】本発明では、チケット申込者に対して、チ
ケット情報を記憶した非接触ICカードを郵送すること
によってチケットを発行する。非接触ICカードは、紙
葉類に任意のカード形状の切り込みを入れ、この形状内
にチケット申込者情報を含むチケット情報を記憶したI
Cチップを配置すると共にループアンテナを配置するこ
とによって構成する。したがって、紙葉類から切り込み
に沿ってカード形状の非接触ICカードを切り取ると、
これがチケットとして利用できるようになる。紙葉類
は、郵便ハガキに限らずあらゆる紙を含むものである
が、郵送宛先欄に対しては、チケット申込者宛先が自動
的に印刷される。最も典型的な紙葉類は郵便ハガキであ
り、この他、封書類、チラシ、新聞紙の折込広告、パン
フレットなども使用可能である。これらの紙葉類が用い
られる時には、紙葉類自身の郵送宛先欄または、封書内
に封入する場合には、その封書の郵送宛先欄にチケット
申込者宛先が自動印刷される。非接触ICカードは、ル
ープアンテナを印刷形成し、さらにこのループアンテナ
にICチップを接続することで構成できるが、ICチッ
プを非常に小さなものにすることによって非接触ICカ
ードを通常の紙よりも薄いものにできる。そこで、切り
込みを入れた形状内にこの非接触ICカードを構成する
ことによって、同ICカードを紙葉類から取り去ること
で、単独のチケットとして使用することが可能になる。
【0011】本発明では、この非接触ICカードを含む
紙葉類をチケット申込者に郵送するために、チケット申
込者はチケット購入のためにチケット売り場やコンサー
ト会場等の窓口に出向く必要がない。また、チケット情
報は非接触ICカードに記憶されているために、この非
接触ICカードをチケットとして使用する時にデータの
やりとりが可能になる。したがって、データの収集や分
析がコンピュータを利用することによって容易に且つ正
確に行なうことができる。
【0012】(2) 紙葉類は郵便ハガキであって、非
接触ICカードは該郵便ハガキの略中央部に形成され、
且つ、この非接触ICカードの表面に前記チケット情報
に基づいてチケット申込者宛先が自動印刷され、裏面に
ICチップと印刷形成したループアンテナとが形成され
て、該紙葉類がチケット申込者宛に郵送されることを特
徴とする。
【0013】本発明では、前記紙葉類を郵便ハガキと
し、非接触ICカードを郵便ハガキの略中央部に形成
し、この非接触ICカードの表面にチケット申込者宛先
を自動的に印刷する。これにより、この非接触ICカー
ドを切り込みに沿って切り取った時には、その非接触I
Cカードの所有者がカード表面に印刷されたままとなっ
ている。このため、その非接触ICカード、すなわちチ
ケットの申込者の氏名や住所を容易に視認できる。
【0014】(3) インターネットのチケット申し込
みサイトにおいてチケット申込者情報を含むチケット購
入申し込みがあると、前記紙葉類をチケット申込者宛に
郵送することを特徴とする。
【0015】本発明では、チケットの購入申込みをコン
ピュータを用いて行なうものである。チケット申込者
が、コンピュータ(パソコン)からインターネットを介
してチケット申込サイトに申込み手続きをを行なうと、
そのサイトにおいて、申込みのあったチケット申込者の
情報がデータベースに登録されると共に、その情報の中
からチケット申込者の住所および氏名が抽出されて郵送
宛先欄に自動印刷され、これがチケット申込者宛てに郵
送される。これにより、申込みは自宅や職場のパソコン
上で簡単に行なうことができ、また、非接触カードは郵
送によって送られてくるために誤って他人に渡ってしま
うことがない。このため、簡単で確実で、且つ安全にチ
ケット申込者にチケットを発行することができる。
【0016】(4) 上記(1)〜(3)のいずれかに
記載のチケット発行方法が適用されるシステムであっ
て、下記の(A)と(B)を備えるチケット発行システ
ム。
【0017】(A)チケット申込者からのチケット購入
申し込みに基づいて、前記非接触ICカードを仮チケッ
トとする前記紙葉類を該申込者に郵送する仮チケット郵
送部 (B)前記仮チケットを受け入れて本人照合と精算が行
われると、該仮チケットを正規チケットにして再発行す
る正規チケット発行部 本発明のチケット発行システムでは、インターネットな
どを介してチケット申込者からチケット発行申込みがあ
ると、そのチケット申込者に対してチケット情報の記憶
されている非接触ICカードを仮チケットとして郵送す
る。郵送された仮チケットはそのままではチケットとし
て使用することができない。チケット申込者は、この仮
チケットをカードリーダおよび料金の決済部を備える正
規チケット発行部にセットして所定の操作を行なうこと
で、この仮チケットを正規チケットにすることができ
る。
【0018】すなわち、正規チケット発行部は、仮チケ
ットを受け入れて本人照合を行なうと共に、料金の精算
を行なう機能を持っている。本人照合は、簡単には暗証
番号によって行なうことができる。仮チケットを挿入し
たチケット申込者が暗証番号を入力し、この入力された
暗証番号と非接触ICカードに記憶されている暗証番号
との一致をみることよって本人照合を行なうことができ
る。また、精算は、非接触ICカードに記憶されている
チケット代の入金を受け付ける機能(例えば紙幣や硬貨
入金部および釣銭放出部)を持っている。こうして、本
人照合と精算が行なわれると、仮チケットにそれが仮の
チケットであることを示すものとして記憶されている情
報を消すことにより、正規チケットとして再発行する。
【0019】したがって、郵送によって仮チケットを受
け入れたチケット申込者は、この仮チケットを正規チケ
ット発行部のある箇所、例えば、近くのコンビニエンス
ストア内に設置されているATMなどの端末でチケット
代を支払って正規チケットとする。
【0020】なお、上記の正規チケット発行部は、仮チ
ケットを郵送した仮チケット郵送部に対して、精算情報
などを電送できるようにしておく。これにより、チケッ
ト申込者の管理、チケット精算データの管理、チケット
申込者の分析などを一元的に行なうことが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
るチケット発行システムの概要図である。
【0022】チケット販売会社が運用するセンター1
は、インターネット上にチケット申込サイトを置く。こ
のサイトに対し、チケット申込者2は、インターネット
に接続されたパソコン上のブラウザを使ってチケットの
発行申込みを行なう()。なお、電話で申し込みを行
うことも可能である。この時、チケット申込者の氏名、
性別、生年月日、座席、日時、コンサート番号、暗証番
号などをブラウザを使って入力し、チケット申込者情報
を含むチケット情報として送信する。センタ1は、この
チケット情報を受けるとチケットの料金を上記ブラウザ
の所定の箇所に表示し、チケット申込者が確認のボタン
を押すことによって、申込みが確定する。電話での申込
の場合は、口頭やプッシュボタンの操作により申し込み
内容の伝達と確認を行う。
【0023】センタ1は、上記チケット情報を記憶した
ICチップとループアンテナとをカード形状の紙の上に
形成して非接触ICカードを構成し、且つこの非接触I
Cカードを郵便ハガキの略中央部に取り付ける。より具
体的には、郵便ハガキのほぼ中央部にカード大の孔を空
け、この部分に上記非接触ICカードを配置してハガキ
両面全体に透明シールを貼り付け、さらに、上記カード
の周囲の透明シール部に切り込みを形成する。このよう
にすると、郵便ハガキの略中央部に非接触ICカードが
取外し可能に保持される。
【0024】センタ1は、さらに、上記非接触ICカー
ドの表面にチケット申込者宛先を自動印刷する。このチ
ケット申込者宛先は上記チケット情報から抽出される。
【0025】センタ1は、上記の処理を終えた後、郵便
ハガキをチケット申込者2に対して郵送する()。
【0026】上記郵便ハガキを受け取ったチケット申込
者2は、郵便ハガキの切り込みから非接触ICカードを
取り外して、カードリーダライタ付きのATMが設置さ
れているコンビニエンスストア3に出向く。なお、カー
ドリーダライタ付きのATMのある場所ならコンビニエ
ンスストアに限らずどこでもよい。チケット申込者2
は、このコンビニエンスストア内のATMに、上記非接
触ICカードを仮チケットとして挿入し、それによって
表示される料金をATMに支払う。この時、チケット申
込者2は、本人照合のために暗証番号を入力する。AT
Mは入力された暗証番号と、非接触ICカード(ここで
は仮チケット)に記憶されている暗証番号との比較を行
い、両者が一致する場合に、入力された非接触ICカー
ドが正しいチケット申込者から入力されたものとみなし
て、入金を確認した後、仮チケットを正規チケットとす
る。仮チケットを正規チケットとする方法は、予め、非
接触ICカードに仮チケットであることを示すフラグを
オンしておき、正規チケットとする時に、このフラグを
オフする。また、予めチケット表面に「仮」の表記をし
ておき、正規チケットとする時にこの「仮」の文字を消
す。このようにして、チケット申込者2が挿入した仮チ
ケットを正規チケットとして、再発行する()。
【0027】正規チケットとして再発行されることによ
り、チケット申込者2はそのチケットを、その後に使う
ことが可能になる。
【0028】なお、上記のおよびの処理は、カード
リーダライタ付きATMがある場所ならどこでも行なう
ことが可能である。例えば、このATMがチケットが使
用されるコンサート会場内に設置されておれば、チケッ
ト申込者2は、コンビニエンスストア3に出向かなくて
も、コンサート当日にコンサート会場のATMで上記の
操作を行なえばよい。
【0029】コンビニエンスストア3に設置されている
カードリーダライタ付きATMは、必要に応じて設置さ
れる料金管理センタ4を介して、センタ1と接続されて
いる。したがって、料金管理センタ4およびセンタ1で
は、各コンビニンスストア3に設置されているカードリ
ーダライタ付きATMで処理されたデータをすべて吸い
上げることができ、データベースに蓄積することができ
る。
【0030】チケット申込者は、以上のようにして入手
した正規チケットでコンサート会場5に出向くが、この
時、チケットは非接触ICカードで構成されているため
に、その使用の時にトランザクションデータが発生す
る。このトランザクションデータは、回線やフロッピデ
ィスクなどの媒体などを通して、センタ1に吸い上げる
ことができる。
【0031】また、興行会社6は、販売会社1から販売
データを得るが()、このときのチケット申込者リス
トを次回の予約案内に利用することが可能である。予約
案内は、ダイレクトメールを使うことが可能であるが、
このときに上記のような仮チケットをダイレクトに郵
送するようにしてもよい。
【0032】図2は、上記センタ1とチケット申込者2
が利用するパソコン(クライアント端末)の構成を示し
ている。
【0033】センタ1は、データベースサーバ10と郵
便ハガキ自動作成装置11とで構成されている。また、
チケット申込者が使用するパソコン12には、汎用のブ
ラウザ12aがインストールされている。チケット申込
者は、インターフェイス12bを使うことによって、ブ
ラウザ12aを操作し、先に述べたようなチケット情報
を入力して、インターネットを介しデータベースサーバ
10に送る。
【0034】データベースサーバ10は、Webサーバ
10a、ユーザデータベース10b、チケットデータベ
ース10c、精算データベース10dを少なくても備え
ている。
【0035】Webサーバ10aは、チケット申込みの
ためのWebページを記憶し、ブラウザ12aがこのペ
ージを開くことによってチケット情報を入力する。
【0036】ユーザデータベース10bは、上記Web
サーバ10aを介して入力されたチケット情報の中から
チケット申込者情報を記憶する。
【0037】チケットデータベース10cは、チケット
申込者に対して発行した仮チケット、およびその仮チケ
ットが正規チケットとなったかどうかを記憶する。
【0038】精算データベース10dは、各仮チケット
に対して精算が特定の期間内に行なわれたかどうかを記
憶する。
【0039】郵便ハガキ自動作成装置11は、データベ
ースサーバ10において、チケットの申込みが正式に受
理され、各データベースに必要なデータが記憶された時
に起動する。この装置は、非接触ICカードのICチッ
プ内に、チケット情報を記憶すると共にこのカードが取
り付けられる郵便ハガキの宛先欄に上記チケット申込者
情報から得られるチケット申込者氏名と住所を印刷す
る。このようにして作成された郵便ハガキがポストに投
函され、郵送によってチケット申込者に送付される。
【0040】データベースサーバ10は、さらに専用線
や公衆回線などを介して、カードリーダライタ付きAT
M13と接続されている。このカードリーダライタ付き
ATM13に、上記仮チケットが挿入され、暗証番号が
入力された後所定の料金が入金されると、仮チケットが
正規チケットとして再発行される。また、それらの情報
は回線を通じてデータベースサーバ10に送られ、精算
データベース10dおよびチケットデータベース10c
が更新される。
【0041】また、コンサート会場等には正規チケット
と非接触で通信する受付機14が配置されている。この
受付機14に正規チケットをかざすことで、両者間で通
信が行われ、正規チケットの受付が行われる。受付終了
後は、正規チケットは無効フラグが立てられてるため、
それ以降の使用が出来ない。受付機では、正規チケット
を受け付けることにより、そのチケットおよび申込者の
情報をメモリに記憶して、回線を介してまたはフロッピ
ー(登録商標)ディスク等の媒体を介して販売会社のデ
ータベースサーバ10にこれらの情報が送られ、チケッ
トデータベース10cが更新される。
【0042】以上のように、このシステムでは、チケッ
ト申込者からのチケットの発行の申込みから、仮チケッ
トを発行し、さらに正規チケットを発行するまでに、紙
情報を使用することが全くない。また、チケットの申込
みは、インターネットに接続されるパソコンのブラウザ
上で行なうことができる。このため、チケットの発行が
極めて便利であり、しかも正規チケットは発行すべき人
に確実に渡すことができる。
【0043】また、正規チケットを複数回チケットとし
て発行することが可能である。例えば、毎月1回のコン
サートを5回連続行けるチケットを1枚の正規チケット
で発行することが出来る。この場合、正規チケットを受
付機14にかざして受付をすると、当該コンサートに対
応する無効フラグが立つ。チケット所有者は、5回のコ
ンサートを1枚の正規チケットで入場することが出来る
から、極めて便利である。
【0044】図3は、コンサートのチケットの申込みか
ら正規チケットが発行されるまでの流れを示す図であ
る。
【0045】図3(A)は、チケット申込みの段階であ
り、この段階では、パソコン12の表示画面20にチケ
ット申込みのためのページが表示されている。このペー
ジにおいて、チケット申込者は、氏名、性別、生年月
日、座席、日時、コンサート番号、暗証番号を入力す
る。この後申込ボタン20aを操作すると、これらのチ
ケット情報がセンタ1に送られ、料金が計算されて料金
表示欄20cに表示される。チケット申込者はこの料金
を確認して確認ボタン20bを操作すると、申込みが確
定する。
【0046】図3(B)は、センター1から郵送されて
くる郵便ハガキを示している。この郵便ハガキの略中央
部には、カード形状の切り込み21aが形成され、ここ
に非接触ICカード21bが配置されている。この非接
触ICカード21bは、ここでは仮チケットであって、
内部のICチップには、チケット情報とともに仮チケッ
トを表すフラグがオンされている。また、その表面には
チケット申込者の住所と氏名が表記され、裏面には、チ
ケットのコンサート名や演奏者名、日時、座席番号等と
ともに、仮チケットであることを表す表記がされてい
る。
【0047】図3(C)は、上記仮チケットを郵便ハガ
キ21から取り外した状態を示している。チケット申込
者は、この仮チケット21bをATMに挿入し、暗証番
号を入力するとともにチケット料金を入金する。する
と、ATMは、ICチップ内の仮チケットであることを
表すフラグをオフし、且つ、裏面の仮チケットである旨
の表記を消す。これにより、仮チケット21bは正規チ
ケット21b´となって正規に使用可能となる。チケッ
ト申込者は、このようにして再発行された正規チケット
21b´をコンサート会場の受付機14において使用す
る。
【0048】次に、上記非接触ICカードの構成につい
て図4以下を参照して詳細に説明する。
【0049】図4は、非接触ICカードを備えた郵便ハ
ガキの外観図である。同図(A)は郵便ハガキ21の裏
面、同図(B)は郵便ハガキ21の表面を示している。
郵便ハガキ21の略中央部には、通常のクレジットカー
ドやキャッシュカード大のカード形状の切り込み21a
が形成されている。この切り込み21aは、郵便ハガキ
1が郵送されている途中では切れることがなく、且つ、
手である程度の力を加えて押すことによって切れる程度
の切り込みとなっている。この切り込み21aは、郵便
ハガキ1の略中央部に形成されているために、この表面
には宛先が印刷または書き込まれている。
【0050】一方、切り込み21aの裏面には印刷形成
したループアンテナ30とこれに接続されるICチップ
31とからなる非接触ICカード21bが形成されてい
る。ループアンテナ30は、薄い銅箔をループ状にした
ものであって、この両端にICチップ31が接続されて
いる。ICチップ31はループアンテナ30の両端から
延出したアルミ箔リード線上にマウントしたものであっ
て、このICチップ31自体は極めて小さく且つ薄いも
のである。このICチップ31とループアンテナ30と
で非接触ICカード21bが構成される。非接触ICカ
ード21bの上には、透明フィルムまたは印刷フィルム
がラミネートされる。これによって、郵便ハガキ21と
非接触ICカード32は一体化したものとなり、また、
非接触ICカード21bの厚さは極めて薄いために、同
図(C)に示すようにハガキ裏面上に突出したものとな
らない。
【0051】図5は、郵便ハガキ1から抜き取った非接
触ICカード21bを利用する方法について説明する図
である。郵便ハガキ21が郵送されてくると、そのハガ
キ21から非接触ICカード21bを取り外して、AT
Mに取り付けられているカードリーダライタ40と通信
を行う。非接触ICカード21bとカードリーダライタ
40とは電磁結合することによってデータの送受信を行
うことができる。すなわち、カードリーダライタ40の
アンテナと非接触ICカード21bのアンテナ30とが
結合し、非接触ICカード21bが誘導電圧を得てIC
チップ31の動作電源とする。この時、搬送波がFSK
変調等によって変調されていれば、ICチップ31がそ
の変調波を復調することによってデータを受信すること
ができる。また、そのデータをICチップ内のメモリに
記憶することもできる。さらに、カードリーダライタ4
0側から送られてくる電磁波の搬送波をICチップ31
によって変調することも可能である。このようにする
と、非接触ICカード21b側からICカードリーダラ
イタ40に対してデータを送信することができる。この
ような電磁誘導によって非接触ICカード21bとカー
ドリーダライタ40とのデータ送受信は、カード32を
カードリーダライタ40に数cm程度まで近づけること
によってのみ可能であるため、非接触ICカード21b
を遠方で所持していてもICチップが作動して内部の記
憶データが変わるということがない。
【0052】図6は、カードリーダライタ40の概略の
構成図を示している。CPU48とROM41、RAM
42を備え、さらにインターフェイスを介して、非接触
ICカード21bに対して書き込むデータ等を入力する
入力装置43、書き込みデータを送信する書き込み装置
44、読み取りデータを受信する読み取り装置45、リ
ードライトしたデータを印刷する印刷装置46とを備え
ている。なお、書き込み装置44および読み取り装置4
5はループアンテナ47に接続されており、非接触IC
カード32のループアンテナとの結合による書き込み
(ライト)と読み取り(リード)を行うようにしてい
る。
【0053】図7は、非接触ICカード21bの構成図
である。
【0054】ICチップ31は、CPU50、ROM5
1、RAM52、EEPROM53、およびインターフ
ェイスを介して接続される送受信回路54とで構成され
ている。送受信回路54は、結合時に電源を各部に出力
する。EEPROM53は、宛先の氏名(顧客)のID
コードを記憶したり、その他用途に応じた各種の情報を
記憶する。EEPROMで構成されるために、電源が供
給されなくてもデータの保存が可能である。
【0055】なお、上記実施形態では、インターネット
でチケットの発行を申込むとしているが、電話でチケッ
トの発行を申込むようにしてもよい。また、申込みの受
け付けは24時間コンピュータで行うことが可能であ
る。また、非接触ICカードは受付機やATMとの間で
非接触で通信可能であるが、図3の(D)に示す用に仮
定期券である表記を消したり、受付機14で受付をした
ときにその旨をカード表面に書き込むようにする場合に
は、非接触ICカードに対して印刷を行う印刷部を設け
ることが必要になる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、非接触ICカードを含
む紙葉類をチケット申込者に郵送し、紙葉類から非接触
ICカードを切り離してチケットとして利用することが
できるため、チケット申込者はチケット購入のためにチ
ケット売り場の窓口に出向かなくても、チケットを確実
に入手することが出来る。チケットは郵送されてくるか
ら、他人に渡ってしまうこともない。チケットの申込み
をインターネットを使用して行えるようにすることで、
時間制限なしで申込みを受け付けることが可能になる。
【0057】また、チケット情報は非接触ICカードに
記憶されているために、この非接触ICカードをチケッ
トとして使用する時にデータのやりとりが可能になる。
したがって、データの収集や分析がコンピュータを利用
することによって容易に且つ正確に行なうことができ
る。
【0058】また、非接触ICカードの郵送時には仮チ
ケットを発行し、精算時にその仮チケットを正規チケッ
トとして再発行することで、料金の精算を確実に行うこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるチケット発行システ
ムの概要図。
【図2】センタとチケット申込者が利用するパソコン
(クライアント端末)の構成を示す図。
【図3】チケットの申込みから正規チケットが発行され
るまでの流れを示す図。
【図4】非接触ICカードを備えた郵便ハガキの外観
図。
【図5】郵便ハガキ1から抜き取った非接触ICカード
32を利用する方法について説明する図。
【図6】カードリーダライタ40の概略の構成図。
【図7】非接触ICカード32の構成図。
【符号の説明】
21:郵便ハガキ 21a:切り込み 21b:非接触ICカード 21b´:正規チケット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/07 G06K 19/00 Q 19/077 H G07B 1/00 K

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類上に任意のカード形状の切り込み
    を入れ、この形状内にチケット申込者情報を含むチケッ
    ト情報を記憶したICチップと印刷したループアンテナ
    とによる非接触ICカードを構成し、前記チケット情報
    に基づくチケット申込者宛先を前記紙葉類の郵送宛先欄
    に自動印刷し、これを郵送することで前記非接触ICカ
    ードをチケットとして発行することを特徴とするチケッ
    ト発行方法。
  2. 【請求項2】 紙葉類は郵便ハガキであって、非接触I
    Cカードは該郵便ハガキの略中央部に形成され、且つ、
    この非接触ICカードの表面に前記チケット情報に基づ
    いてチケット申込者宛先が自動印刷され、裏面にICチ
    ップと印刷形成したループアンテナとが形成されて、該
    紙葉類がチケット申込者宛に郵送されることを特徴とす
    る、請求項1記載のチケット発行方法。
  3. 【請求項3】 インターネットのチケット申し込みサイ
    トにおいてチケット申込者情報を含むチケット購入申し
    込みがあると、前記紙葉類をチケット申込者宛に郵送す
    ることを特徴とする、請求項1または2記載のチケット
    発行方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のチケッ
    ト発行方法が適用されるシステムであって、下記の
    (1)と(2)を備えるチケット発行システム。 (1)チケット申込者からのチケット購入申し込みに基
    づいて、前記非接触ICカードを仮チケットとする前記
    紙葉類を該申込者に郵送する仮チケット郵送部 (2)前記仮チケットを受け入れて本人照合と精算が行
    われると、該仮チケットを正規チケットにして再発行す
    る正規チケット発行部
  5. 【請求項5】 前記チケット情報はチケット申込者の本
    人照合のための暗証番号を含み、前記正規チケット発行
    部は、該チケット情報に含まれる暗証番号と入力された
    暗証番号との一致により本人照合を行う、 請求項4記
    載のチケット発行システム。
  6. 【請求項6】 前記正規チケット発行部は、前記仮チケ
    ットを受け入れて、正規チケットにするための情報を前
    記ICチップに書き込んでから正規チケットとして排出
    するカードリーダライタと、且つ、現金またはクレジッ
    トカード等の料金決済を行う決済部と、センターに対し
    て正規チケット発行の情報、精算情報を電送する手段と
    を備える、請求項4または5記載のチケット発行システ
    ム。
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WO2006112140A1 (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Softbank Bb Corp. チケット利用システム及びチケット利用方法
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