JP2000326672A - チケット及びチケット発行機 - Google Patents

チケット及びチケット発行機

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JP2000326672A
JP2000326672A JP13627999A JP13627999A JP2000326672A JP 2000326672 A JP2000326672 A JP 2000326672A JP 13627999 A JP13627999 A JP 13627999A JP 13627999 A JP13627999 A JP 13627999A JP 2000326672 A JP2000326672 A JP 2000326672A
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ticket
rfid
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medium
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Eiji Imai
栄治 今井
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Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SST(セルフサービスターミナル)から即
時発行される紙状媒体チケットのセキュリティを向上さ
せる。プリントによる紙状媒体の美的価値を保ちつつ、
セキュリティ向上を低コストで実現する。 【解決手段】 紙状媒体2にチケット情報4がプリント
されたチケット1に、チケット1の認識コード(SI
D)を保持するRFID(電波方式認識手段)3を配設
する。このRFID3が有するデータはユーザなどによ
る書き換えが行われ難く、データの保持力に優れている
ことから偽造などを有効に防止することができる。ま
た、チケット発行機6によって、紙状媒体2にチケット
情報4をプリントするとともにこのチケット1に認識コ
ード(SID)を保持するRFID3を貼付してチケッ
ト1を発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チケット及びチケ
ット発行機に関する。さらに詳述すると、本発明は、使
用に際して正しいかどうかの判定を容易かつ簡便にする
チケットと、このチケットを発行するチケット発行機の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】紙状媒体に印刷してつくられたチケット
やクーポンなどの付加価値媒体(本明細書ではこれを単
に「チケット」とも呼ぶ)は、たとえば入場券、割引
券、商品券、サービス券などとして利用されている。こ
のようなチケットは、紙状の媒体にチケット名称、絵
柄、金額、番号、日付、発行会社名、連絡先、注意事項
などが印刷されたものであり、絵柄が共通なので大量に
印刷できることから安く提供可能であることに加え、チ
ケットとしての美的価値を有し、特別な装置がなくても
目視で判定でき、印刷コストが非常に安く、その上、折
り曲げなどに強く扱いやすいなどのメリットを有してい
る。
【0003】このようなチケットは、日付や番号などチ
ケットに固有な部分が、発行時に例えば窓口でスタンプ
を押したり、手書きで記入したりあるいはプリンタで追
加印刷するなどによって印刷・記入されることもある
が、このような窓口での対面販売に代わって、何処でも
購入したいというユーザニーズからセルフサービスター
ミナル(SST)による即時発行販売も利用されてい
る。この即時発行方式の一例としては、白紙に近い専用
用紙に絵柄や文字情報を装置内でプリントして投出する
ものがあり、多種多様のチケットが即時に発行できると
いう利便性を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにSSTなどで発行する場合、発行されるチケットは
上述したように紙状媒体に特有のメリットを有するもの
の、紙への印刷によって絵柄や文字情報が構成されてい
ることからプリント情報の偽造に弱いというデメリット
も有している。特に、SSTからプリントして即時発行
する場合、装置の制約で精緻なプリントが難しくさらに
偽造されやすくなっているということもある。
【0005】これに対しては、例えば特殊インク、特殊
媒体、磁気記録、赤外バーコードなどを付加することに
よりセキュリティを向上させることが可能であるが、コ
ストがアップしてしまい、安価であるという紙状媒体チ
ケットに特有のメリットが失われることになる。
【0006】また、よりセキュリティの高い媒体として
電子チケットとしてのICカードがあり、これによれ
ば、ネットワークなどから購入し、しかも情報を書き換
えれば複数回使用できるなどのメリットがある。しか
し、専用ICカードとするとマーケットや業者が特定さ
れることから汎用的でなくなることに加え、カード表面
に毎回印刷するのが難しく印刷面積も狭いので何のチケ
ットなのか判別し難くなり、通常のチケットが有する美
的価値が失われ、かつ、ICカード専用の読取装置が必
要となるなどの諸般の事情から、このようなICカード
は紙状媒体を利用したチケットにとって代わるまでには
至っていない。
【0007】そこで、本発明は、SSTから即時発行さ
れる紙状媒体チケットのセキュリティを向上させるとと
もにプリントによる紙状媒体の美的価値を保ち、しかも
これらを低コストで実現することのできるチケット及び
チケット発行機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明のチケットは、紙状媒体にチケ
ット情報がプリントされたチケットであって、このチケ
ットにチケットの認識コード(以下、本明細書では「S
ID」とも呼ぶ)を保持する電波方式認識手段を配設し
たものである。
【0009】ここでは、紙状媒体にプリントされたチケ
ット(クーポンなどを含む)に、小型のRFID(Radi
o Frequency ID)からなる電波方式認識手段(以下、単
に「RFID」とも呼ぶ)を貼付するとともに、このR
FIDに保持される固有の数値列、文字列を固有の認識
コードとしている。このRFIDが有するデータはユー
ザなどによる書き換えが行われ難く、データの保持力に
優れていることから偽造などを有効に防止することがで
きる。したがって、このRFIDを紙状媒体に貼付する
ことによってチケットごとに固有のデータを備えさせ、
かつチケットが有する視覚的な美的価値を失うことなく
セキュリティを向上させることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のチ
ケットにおいてチケット情報を文字及び絵としたもので
ある。この場合、チケットはRFIDが貼付されたこと
によりチケット固有のデータを備えるとともに、文字な
ど視覚による認識・判定が容易なチケット情報も備える
ことにより目視による判定も可能である。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載のチ
ケットにチケットの認識コードをプリントしたものであ
る。本来、チケットに貼付されたRFIDのデータは専
用のリーダによって読み取られるが、このようにプリン
トされた認識コードは目視によって認識・判定すること
を可能とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、チケットの半券部分に電波方式認識手段を
貼付し、半券部分を回収可能としたものである。一般的
に、チケット提示の際にチケットの半券部分が切り取ら
れることが多いが、これによればチケット半券部分回収
と同時にRFIDを回収することができる。
【0013】また、請求項5記載の発明のチケット発行
機は、紙状媒体にチケット情報をプリントするととも
に、このチケットにチケットの認識コード(SID)を
保持するRFIDを貼付してチケットを発行するように
したものである。この場合、RFIDの固有数値列をチ
ケットのデータとして付加することができるし、またチ
ケット発行時に認識コードをホストシステムに登録して
チケット使用時にオンラインかオフラインで照合し、確
かに発行したチケットであることを確認するといった管
理をすることができる。さらに、固有の数値列、文字列
を読み出すRFIDは比較的安価であることから、IC
カード程のコストアップなしに認識コードを付与でき
る。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載のチ
ケット発行機においてチケット情報を文字及び絵とした
ものである。このチケット発行機では、チケットにRF
IDを貼付してチケット固有のデータを備えさせるとと
もに、文字など視覚による認識・判定が容易なチケット
情報も備えさせることにより目視による判定も可能なチ
ケットを発行している。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項5記載のチ
ケット発行機において、チケットにチケットの認識コー
ドをプリントするようにしたものである。これによれ
ば、チケットに貼付したRFIDのデータを専用のリー
ダによって読み取ることに加え、認識コードを目視によ
って認識・判定することも可能となる。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項5記載のチ
ケット発行機において、チケットの半券部分に電波方式
認識手段を貼付し、半券部分を回収可能としたチケット
を発行するようにしたものである。この場合、チケット
半券部分を回収をする際にRFIDを回収することがで
きるので、このRFIDを再利用するなどしてコストを
下げることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1〜図7に、本発明のチケット及びチケ
ット発行機の一実施形態を示す。本実施形態のチケット
1は、紙状媒体2にチケット情報4をプリントしたチケ
ット1であって、このチケット1にチケット1の認識コ
ード(SID)を保持する電波方式認識手段(RFI
D)3を配設したものである。チケット1のセキュリテ
ィを高めるようにするには、発行されるチケット1を認
識する唯一の認識コードを付与することが有効であるこ
とから、本実施形態では、この認識コードとして以下の
ようなRFID3を用いるようにしている。
【0019】RFIDシステムは、認識、分類を行うた
めに電波の送信を用いて例えば人間や動物あるいは他の
物体の発見と追尾をすることを可能としたものである。
このRFIDシステムは、リーダと、RFID(タグな
どと呼ばれる)と、コンピュータ(または他のデータ処
理システム)との3つの部分によって構成されている。
【0020】まず、リーダでは電子機器部により信号を
送信し、タグからの信号を受信する。受信されたデータ
はマイクロプロセッサによりチェックとデコードが行わ
れ、さらに必要であれば後に送信するためメモリに保存
される。リーダには信号の送受信用のアンテナが設けら
れていて、このアンテナはリーダの電子機器部と同じケ
ースに入れることあるいは別のケースに入れて電子機器
部から離すことのいずれも可能である。
【0021】また、タグのメインの構成品は既製のIC
またはシリコンのチップで、このチップがリーダとの通
信をコントロールしている。チップには認識コードや他
のデータを保存しているメモリのセクションがあり、こ
のメモリの内容はチップが動作状態になったときにリー
ダに送信される。さらに、タグはチップに付けられたア
ンテナと同調用コンデンサを有している。
【0022】このようなRFIDシステムでは、システ
ムの使用周波数とアンテナのサイズによって決まる領域
に対し、リーダが電波を放射する。タグがこの領域を通
過すると、そのタグはリーダからの信号を検出し、タグ
内にストアされたデータの送信を始めてリーダに返送す
る。このリーダが発信する信号はタグに必要なパワーを
与えると同時に、通常はタイミングの情報が含まれてい
る。タグは、送信するデータとこのタイミング情報との
同期をとることが可能である。
【0023】このように、リーダの発信によりタグが活
動している間は、このタグはメモリ内の記憶場所のアド
レッシングを固定順序の動作で続け、データがストアさ
れたそれぞれのメモリの記憶場所はリーダに発信して返
される。メモリ内の全部の記憶場所のアドレスが終わる
とこのサイクルが繰り返される。リーダはタグからのデ
ータを受信するとこのデータのデコードを行い、さら
に、そのデータが有効であるかどうかの決定をするため
の検査をする。データが有効であれば、コンピュータあ
るいはコントローラに伝達する。
【0024】タグには、読み書き可能な型、1回だけ書
き込み可能な追記型、リードのみ可能なリード専用型の
3種類がある。読み書き可能型は通常の動作の間に書き
換えられるデータをストアするメモリを持っている。ま
た、追記型はユーザによる1回だけのプログラム可能な
タグであり、このタグ内のデータはメーカによるのでは
なく、使用現場で一度書き込みすることが可能である。
さらに、リード専用型は内部に変更不可能な独特のコー
ドがプログラムされていて、これにより、タグ内のデー
タに、さらに高いレベルのセキュリティを加えることが
可能である。
【0025】本実施形態では、以上のようなRFID3
をチケット1に配設するとともに、このRFID3に認
識コード(SID)としての機能を備えさせるようにし
ている。この場合のRFID3は十分に長い固有の数字
列を保持しつつ十分に小形化されたものであり、直接貼
り付けられるか、あるいは組み込まれることによってチ
ケット1に取り付けられている。また、認識コードは、
発行されるチケット1に添付されるRFID3の数値列
をホストシステム17に記録するなどし、チケット1の
使用時における照合を可能とするものである。したがっ
て、この認識コードをチケット1にプリント(暗号化で
も良い)などしておけば専用の読み取り装置5による照
合も可能となる。
【0026】ここで、専用読み取り装置5は、例えば図
2に示すようにRFIDリーダ18や端末装置19など
を利用した装置から構成されたものである。これによれ
ば、端末装置19上に表示された情報をもとに目視で紙
状媒体2と認識コードの照合をすることができる。ま
た、端末装置19と回線で接続されたホストシステム1
7を利用すれば、オンラインにより照合を行うことでさ
らに確実な認識を行うことができるので好ましい。この
場合、例えばホストシステム17に接続されたデータベ
ースとの照合を行うことによってチケット1の照合が行
われる。
【0027】チケット1に配設されるRFID3は棒
状、コイン状、シール状など多様の形状とすることが可
能であり、薄いものを製造することも可能である。した
がって、例えば小形のボタン状に形成すれば、あとは耐
溶剤性などを備えさせることにより再生時のクリーニン
グも容易となる。また、例えば回収したRFID3にシ
ールなどを覆い被せるようにして添付すれば、RFID
3自体の汚れを極力なくすこともできるようになる。こ
こで、上述したRFID3における電磁フィールドは非
金属の物質を透過するので、タグを直接接触させなくて
もよいし、またリーダから直視可能な位置に貼り付けて
いなくてもよい。したがって、紙状媒体2の表面に貼り
付けたRFID3を、さらに別の部材で覆うようにする
ことも可能である。なお、RFID3の読み取りやセキ
ュリティ(暗号化など)はシリーズ固有であり、専用の
読み取り装置を使用するようにしている。
【0028】さらに、上述の紙状媒体2のチケット1に
比較してRFID3は高価であることから、このRFI
D3は再利用することが好ましい。そこで、本実施形態
では、このRFID3をチケット1に配設するにあた
り、図1に示すようにチケット1の半券部分1aに貼付
するようにし、チケット1を回収する場合にこの半券部
分1aごとRFID3を回収することを可能としてい
る。この場合、すべてのRFID3を回収することが困
難であっても、チケット1の発行時に認識コードはホス
トシステム17に記録されるため安全であり、回収され
た分だけ全体のコストを下げることが可能となる。ただ
し、これはRFID3を回収するのに好適な配設形態の
一例であり、これに限らず、チケット1の本体部分に貼
付してもよいし、あるいは半券部分1aを切り取るため
の切取線にまたがるように貼付するようにしても構わな
い。
【0029】なお、本実施形態のチケット1は、上述の
RFID3のほか、例えば図1に示すようにその表面に
チケット情報4としての文字あるいは絵を備えている。
これは、例えばそのチケット1の種類や図柄などを示す
ものである。さらに、このチケット1は、紙状媒体2を
用いたものであることから、その表面に当該チケット1
に固有の認識コードをプリントすることも可能である。
【0030】そして、以上のように認識コードを保持す
るRFID3がチケット1に配設されている場合、当該
チケット1が正規のものであるかどうかを以下のように
判定することができる。すなわち、例えば窓口でチケッ
トを判定する場合、図5に示すように、まず窓口におい
て提示されたチケット1を(ステップ1)、係員が目視
で確認する(ステップ2)。このとき、表面に印刷され
ている文字や絵がチケット情報4として機能しており、
ここで種類の異なるチケットなどが排除され得る。目視
によって問題が見つからなければ図2に示したRFID
リーダ3などの専用読み取り装置によってチケット1の
認識コードを読み取り(ステップ3)、ホストシステム
17にこの認識コードを送信する(ステップ4)。送信
された認識コードとデータベースとを照合することによ
ってチケットが正しいかどうか判定することができるた
め(ステップ5,6)、仮に偽の(あるいは種類の異な
る)チケット1を目視で見つけることができず見逃して
いたとしてもこの段階で確実に見つけだすことが可能で
ある。
【0031】次に、上述のようなチケット1を発行する
チケット発行機(チケット発行ユニット)6について以
下に説明する。本実施形態のチケット発行機6は、紙状
媒体2にチケット情報4をプリントするとともに、この
チケット1にチケット1の認識コード(SID)を保持
するRFID3を貼付してチケット1を発行するもので
あり、例えば図3に示すように用紙供給部7、カッタ部
8、カラープリント部9、RFID付与部10、投出部
11によって構成されている。このチケット発行機6に
よれば、用紙供給部7から供給される紙状媒体2をカッ
タ部8でカットし、これにカラープリントした後にRF
ID3を貼付し、投出部11から発行することができ
る。なお、RFID3を貼付する方法は特に限られるこ
とはなく、これ以外の方法、例えば紙状媒体2を製造す
る段階で組み込んでおくようにする発行方法によること
もできる。
【0032】このようなチケット発行機6は、単独のチ
ケット発行ユニットとして用いるほか、セルフサービス
ターミナル(SST)においてチケット1を発行するた
めの装置としても使用可能である。例えば、図4に示す
ようにチケット発行機6が組み込まれたSSTにおいて
は、端末において指示することによって所定のチケット
1を発行することが可能であり、さらにこのチケット1
に対してホストシステム17によってデータの照合を行
うことが可能である。例えばこのSSTにおいては、カ
ードリーダ12や貨幣投入ユニット13から所定の対価
を投入し、CRT14やキーボード15などの端末から
情報の確認と入力をすることによって人手を借りること
なく所望のチケット1を発行させることができる。
【0033】このようなチケット発行の流れの一例を図
を用いて説明すると、図6に示すように、まず各種チケ
ット1の選択画面がCRT14に表示されているので
(ステップ11)、顧客がキーボード15によって購入
するチケット1を選択し(ステップ12)、CRT14
上の表示で確認する(ステップ13)。ここで、所望の
チケット1が選択されているかどうかの確認を求め(ス
テップ14)、違っていればはじめからやり直す。一
方、所望のチケット1が選択されていれば、読み取った
RFID3の認識コードをホストシステム17に送信し
(ステップ15)、必要なデータを取得するとともに発
行の許可を受ける(ステップ16)。許可を受ければ用
紙をカットした後プリントして文字や絵などのチケット
情報4を印刷し(ステップ17)、これにRFID3を
貼付してから投出部11より発行する(ステップ18,
19)。
【0034】また、このチケット発行機6ではステップ
18においてチケット1の半券部分1aにRFID3を
貼付することとし、これにより、半券部分1aごとRF
ID3を回収することができるようにしている。すなわ
ち、上述の過程により発行され使用されるチケット1
は、最終的に半券部分1aが切り取られて回収されるこ
とが一般的であるため、図1に示すようにこの半券部分
1aにRFID3を貼付することによりRFID3の回
収を可能としている。
【0035】なお、このチケット発行機6ではRFID
3をチケット1に貼付してから発行するようにしている
が(ステップ18)、別々に発行し、例えば顧客自身に
よって好みの部位に貼付してもらうようにすることも可
能である。また、このようにチケット1を発行する際、
ホストシステム17から取得したデータなどをカラープ
リント部9においてチケット1の表面に印刷するように
してもよい。このように認識コードなどのデータを文字
情報として印刷した場合、専用読み取り装置によらなく
ても目視のみによってチケット1が正しいかを確認する
ことが可能となる。
【0036】以上説明したように、本発明のチケット1
及びチケット発行機6によれば、紙状媒体2にプリント
したチケット1にRFID3を認識コードとして添付す
ることによりセキュリティを向上させることができる。
この場合、RFID3の数値列はチケット1の認識コー
ドとして適したものであり、認識コードでホストシステ
ム17から発行管理できるようになる。また、紙状媒体
2自体のメリットがそのまま残るため美的価値を保持し
ながら情報を目視できるし、形状が自由で扱いやすい。
しかも、RFID3を回収すれば容易に繰り返し使用で
きるし、発行時に認識コードをホストシステム17に登
録するので、単にRFID3が盗難されても問題がな
い。加えて、紙状媒体2にあらかじめ埋設するなどによ
り、SSTでの貼付機構が不要となるなどのメリットも
ある。また、ICカードなどに比べると単に固有の数値
列を保持するだけなので、非常に安価である。また形状
も棒状、コイン状、シール状など非常に薄いものが製造
可能である。
【0037】そして、本発明のチケット1は、特に精緻
なプリントができず印刷より劣ることのあるSSTから
即時発行する場合に有用である。またチケット1の半券
部分1aにRFID3を添付すれば、無理なく容易にR
FID3の回収ができ、再利用でコストを下げることが
できるので、例えば回収してもリフレッシュ(クリーニ
ング)が大変であるICカード式の場合と比べて簡便で
ある。
【0038】図7に、以上のようにRFID3の回収を
可能としたチケット1の発行後の流れの一例を示す。チ
ケット発行企業によって製造された紙状媒体2とRFI
D3は、SSTのチケット発行機6に設置される。この
SSTにおいてチケット1を購入した顧客は、イベント
会場などでこのチケット1を提示し、半券部分1aと引
き換えに入場が認められる。ここで回収された半券部分
1aにはRFID3が貼付されているので、この半券部
分1aを回収することによってRFID3を回収し、再
利用に供することができる。
【0039】以上のようなRFID3付きチケット1の
具体的使用例としては、例えば雑誌の綴じ込みクーポン
やサービス券として用いたり、菓子箱や招待状などに貼
付したり、ビール券や金券などに用いたりするなど、各
種用途に応じて適宜使用可能である。
【0040】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば上述の実施形態では、チケット発行機6を
特にSSTに組み込んだ場合について説明したが、セル
フサービス型以外のターミナルなどに組み込んだ場合に
あっても使用可能であることはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、チケットに認識コード(SI
D)を保持する電波方式認識手段(RFID)を配設し
たことにより、SSTから即時発行される紙状媒体チケ
ットのセキュリティを向上させることができる。よっ
て、プリントによる紙状媒体の美的価値を保ちつつ、高
セキュリティを低コストで実現することができる。
【0042】また、請求項2記載の発明のチケットによ
れば、チケット情報を文字及び絵としているため、文字
など視覚による認識・判定が容易である。
【0043】さらに請求項3記載の発明のチケットによ
れば、認識コードを表面にプリントしているため、貼付
されたRFIDのデータを利用してチケットを判定する
ことに加え、このプリントされた認識コードを目視する
ことによる認識・判定も可能である。したがって、仮に
RFIDリーダなどが使用不可となってもチケットの認
識・判定を行い得る。
【0044】また請求項4記載の発明のチケットによれ
ば、チケットの半券部分に電波方式認識手段を貼付し、
半券部分を回収可能としたことにより、チケット半券部
分回収と同時にRFIDを回収し、再利用するなどして
コストを低くすることができる。
【0045】請求項5記載の発明のチケット発行機で
は、紙状媒体にチケット情報をプリントするとともに、
このチケットにチケットの認識コード(SID)を保持
するRFIDを貼付してチケットを発行するようにして
いる。したがって、RFIDの固有数値列をチケットの
データとして付加することができるし、チケット発行時
に認識コードをホストシステムに登録して管理をするこ
とができる。さらに、固有の数値列、文字列を読み出す
RFIDは比較的安価であることから、ICカード程の
コストアップなしに認識コードを付与することができ
る。
【0046】また請求項6記載の発明のチケット発行機
によれば、チケット情報を文字及び絵とすることによ
り、視覚による認識・判定が容易な文字などのチケット
情報を備えさせたチケットを発行することができる。
【0047】さらに請求項7記載の発明のチケット発行
機によれば、チケットにチケットの認識コードをプリン
トするようにしているので、貼付されたRFIDのデー
タを利用したチケット判定に加え、プリントされた認識
コードを目視することによる認識・判定も可能である。
【0048】また請求項8記載の発明のチケット発行機
によれば、チケットの半券部分に電波方式認識手段を貼
付し、半券部分を回収可能としたチケットを発行するよ
うにしているため、チケット半券部分を回収をする際に
RFIDを回収することができる。よって、RFIDを
再利用するなどしてコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面にチケット情報がプリントされ、かつ半券
部分にRFIDが貼付された本発明のチケットの(A)
表面、(B)裏面、(C)側面の一例を示す図である。
【図2】RFIDリーダや端末装置などで構成された認
識コードの専用読み取り装置を示す概略図である。
【図3】チケット発行機の構成を示す概略図である。
【図4】チケット発行機が組み込まれたセルフサービス
ターミナル(SST)の構成をを示す概略図である。
【図5】本発明のチケットを認識・判定する流れの一例
を示すフローである。
【図6】本発明のチケット発行機によりチケットを発行
する際の流れを一例を示すフローである。
【図7】本発明の一実施形態を示す図であり、RFID
の回収を可能としたチケットの発行後の流れの一例を表
す。
【符号の説明】
1 チケット 1a 半券部分 2 紙状媒体 3 RFID(電波方式認識手段) 4 チケット情報 6 チケット発行機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙状媒体にチケット情報がプリントされ
    たチケットであって、このチケットにチケットの認識コ
    ードを保持する電波方式認識手段を配設したことを特徴
    とするチケット。
  2. 【請求項2】 上記チケット情報は文字及び絵であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のチケット。
  3. 【請求項3】 上記チケットにチケットの認識コードを
    プリントしたことを特徴とする請求項1記載のチケッ
    ト。
  4. 【請求項4】 上記チケットの半券部分に上記電波方式
    認識手段を貼付し、半券部分を回収可能としたことを特
    徴とする請求項1記載のチケット。
  5. 【請求項5】 紙状媒体にチケット情報をプリントする
    とともに、このチケットにチケットの認識コードを保持
    する電波方式認識手段を貼付してチケットを発行するこ
    とを特徴とするチケット発行機。
  6. 【請求項6】 上記チケット情報は文字及び絵であるこ
    とを特徴とする請求項5記載のチケット発行機。
  7. 【請求項7】 上記チケットにチケットの認識コードを
    プリントすることを特徴とする請求項5記載のチケット
    発行機。
  8. 【請求項8】 上記チケットの半券部分に電波方式認識
    手段を貼付し、半券部分を回収可能としたチケットを発
    行することを特徴とする請求項5記載のチケット発行
    機。
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