JP4333539B2 - 三相電力測定方法および三相電力測定装置 - Google Patents

三相電力測定方法および三相電力測定装置 Download PDF

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Description

本発明は三相電力測定方法および三相電力測定装置に関するものであり、詳しくは、三相3線式結線の電力測定における誤差の軽減に関するものである。
特許文献1は、複数個の電力測定部を備えたデジタル電力計に関するものであり、単相電力だけではなく、三相3線式の三相電力も測定できることが開示されている。
具体的には、各電力測定部の電力レンジの設定状態がどのような組み合わせであっても正しい加算結果が得られるようにするための構成が開示されているが、本発明が目的とする三相負荷のインピーダンスが等しくない場合の測定誤差を小さくすることについての記載はない。
特開平6−51002
図3は従来の三相電力測定装置の接続関係の一例を示す説明図である。図3において、3相の電力源R,S,Tは、それぞれ電圧U,U,Uを発生して各相に対応する負荷L1〜L3に電流IR,IS,ITを供給する。これら電力源R,S,Tの一端はそれぞれ電力線を介して対応する負荷L1〜L3の一端に接続され、各他端は接続中点として共通に接続されている。各負荷L1〜L3の他端も接続中点として共通に接続されている。
R相の電力線には電力源Rから負荷L1に流れる相電流Iを測定する電流測定部I1が直列接続され、S相の電力線には電力源Sから負荷L2に流れる相電流Iを測定する電流測定部I2が直列接続されている。R相の電力線とT相の電力線間には線間の電圧を測定する電圧測定部U1が接続され、S相の電力線とT相の電力線間には線間の電圧を測定する電圧測定部U2が接続されている。そして、電流測定部I1と電圧測定部U1は第1の電力測定部P1を構成し、電流測定部I2と電圧測定部U2は第2の電力測定部P2を構成している。
ここで、第1の電力測定部P1で測定する電力をP1、第2の電力測定部P2で測定する電力をP2とすると、三相3線式結線の電力P2WATTSは、ブロンデルの定理により、(1)式で求めることができる。
2WATTS=P1+P2 (1)
図4は図3の構成例を示す機能的なブロック図である。DSP(デジタルシグナルプロセッサ)1は、電圧測定部U1,U2からの電圧瞬時値u1(n),u2(n)と電流測定部I1,I2からの電流瞬時値i1(n),i2(n)に基づいて次の(2)(3)式の演算を行うことにより電力P1とP2を求め、前述の(1)式により三相3線式結線の電力P2WATTSを算出する。
Figure 0004333539
Figure 0004333539
このようにして(1)式により算出された三相3線式結線の電力P2WATTSは、CPU2を介して表示器3に表示される。
ところで、ブロンデルの定理が成り立つ条件は、(4)式である。
Figure 0004333539
しかし、電力源R,S,Tの接続中点と接地間には浮遊容量C1が存在し、負荷L1〜L3の接続中点と接地間には浮遊容量C2が存在することから、負荷L1〜L3のインピーダンスL1,L2,L3の間にL1=L2=L3が成り立たない場合、(4)式は成り立たなくなって測定誤差を生じる。
この(4)式が成り立たないことによる測定誤差をベクトルで表すと(5)式のようになる。図3の結線における電力測定値をP2WATTSとすると、
Figure 0004333539
一方、図3の三相電力の真値をPTRUEとすると、PTRUEは(6)式により表される。
Figure 0004333539
よって、(4)式が成り立たない場合の測定誤差PERRORは(7)式となる。
Figure 0004333539
このような測定誤差をなくす方法としては、例えば電圧測定部と電流測定部をそれぞれ3つ用い、電圧測定部の結線を三相中点と電力源S,R,Tに結線することが考えられるが、中点が機器の内部にあって取り出せない場合には使用できない。
本発明は、これらの従来の問題点を解決するものであって、その目的は、三相3線式結線の電力を測定するのにあたり、三相負荷のインピーダンスが等しくない場合の測定誤差を小さくできて高精度の電力測定が行える三相電力測定方法および三相電力測定装置を実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
三相3線式結線の電力を測定する三相電力測定方法であって、
三相の相電流を測定するステップと、
第1相と第2相間の電圧および第1相と第3相間の電圧を測定するステップと、
2つの電圧測定出力と第2相と第3相の電流測定出力に基づき三相3線式結線の電力を演算するステップと、
2つの電圧測定出力と3つの電流測定出力に基づき電力誤差補正分を演算するステップを含むことを特徴とする。
本発明のうち請求項2記載の発明は、
三相3線式結線の電力を測定する三相電力測定装置であって、
三相の相電流をそれぞれ測定する3つの電流測定手段と、
第1相と第2相間の電圧および第1相と第3相間の電圧をそれぞれ測定する2つの電圧測定手段と、
2つの電圧測定手段の測定出力と第2相と第3相の電流測定手段の測定出力に基づき三相3線式結線の電力を演算し、2つの電圧測定手段の測定出力と3つの電流測定手段の測定出力に基づき電力誤差補正分を演算する演算手段を設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の三相電力測定装置において、
前記演算手段はデジタル演算器であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の三相電力測定装置において、
前記演算手段はアナログ演算器であることを特徴とする。
本発明によれば、三相3線式結線の電力を測定するのにあたり、三相負荷のインピーダンスが等しくない場合の測定誤差を小さくできて高精度の電力測定が行える三相電力測定方法および三相電力測定装置を実現することができる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に基づく三相電力測定装置の接続関係の一例を示す説明図であって、図3と共通する部分には同一の符号を付けている。図1が図3と異なる点は、T相の電力線にも電力源Tから負荷L3に流れる相電流Iを測定する電流測定部I3が直列接続されていることである。すなわち、図1では、各相の電力線のそれぞれに、相電流を測定するための電流測定部が直列接続されている。
図2は図1の構成例を示す機能的なブロック図である。DSP4は、電圧測定部U1,U2から入力される電圧瞬時値u1(n),u2(n)と、電流測定部I1,I2,I3から入力される電流瞬時値i1(n),i2(n),i3(n)に基づいて、図3のDSP1と同様に(1)(2)(3)式の演算を行って電力P1とP2を求め、三相3線式結線の電力P2WATTSを算出するとともに、次に示す(8)式の演算を行って誤差補正分P’を算出する。
Figure 0004333539
そして、(1)式で求めた電力P2WATTSと(8)式で求めた誤差補正分P’に基づき、(9)式の演算を行って三相3線式結線の電力P’2WATTSを算出する。
P’2WATTS=P2WATTS+P’ (9)
このようにして(9)式により算出された三相3線式結線の電力P’2WATTSは、CPU5を介して表示器6に表示される。
(8)式をベクトルで表すと(10)式のようになる。
Figure 0004333539
Figure 0004333539
これら(5)式と(11)式から、本発明による測定誤差P'ERRORは(12)式となる。
Figure 0004333539
これらから、(7)式の測定誤差PERRORと(12)式の測定誤差P'ERRORを比較すると
P'ERROR<PERRORとなる。すなわち、本発明のような構成にすることにより測定誤差が小さくなり、高精度での電力測定が行える。
なお、実施例ではDSP4を用いて電力の演算を行っているが、DSP4の代わりにアナログ演算器を用いてもよい。
また、実施例では、R,T間の電圧とS,T間の電圧を測定しているが、R,S間の電圧とT,S間の電圧を測定してもよいし、S,R間の電圧とT,R間の電圧を測定してもよい。これの場合、電力の演算を測定箇所に合わせて変更すればよい。
本発明に基づく三相電力測定装置の接続関係の一例を示す説明図である。 図1の構成例を示す機能的なブロック図である。 従来の三相電力測定装置の接続関係の一例を示す説明図である 図3の構成例を示す機能的なブロック図である。
符号の説明
4 演算手段(DSP)
5 CPU
6 表示器

Claims (4)

  1. 三相3線式結線の電力を測定する三相電力測定方法であって、
    三相の相電流を測定するステップと、
    第1相と第2相間の電圧および第1相と第3相間の電圧を測定するステップと、
    2つの電圧測定出力と第2相と第3相の電流測定出力に基づき三相3線式結線の電力を演算するステップと、
    2つの電圧測定出力と3つの電流測定出力に基づき電力誤差補正分を演算するステップを含むことを特徴とする三相電力測定方法。
  2. 三相3線式結線の電力を測定する三相電力測定装置であって、
    三相の相電流をそれぞれ測定する3つの電流測定手段と、
    第1相と第2相間の電圧および第1相と第3相間の電圧をそれぞれ測定する2つの電圧測定手段と、
    2つの電圧測定手段の測定出力と第2相と第3相の電流測定手段の測定出力に基づき三相3線式結線の電力を演算し、2つの電圧測定手段の測定出力と3つの電流測定手段の測定出力に基づき電力誤差補正分を演算する演算手段を設けたことを特徴とする三相電力測定装置。
  3. 前記演算手段はデジタル演算器であることを特徴とする請求項2記載の三相電力測定装置。
  4. 前記演算手段はアナログ演算器であることを特徴とする請求項2記載の三相電力測定装置。
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