JP4329301B2 - 車両用物入れ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用物入れ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両の室内に、特開平11−278514号公報或いは特開2000−296072号公報に示すような、大型の蓋付き物入れを設定する場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両用の大型の蓋付き物入れは、開閉リッドの凹凸などによりティッシュボックスのような箱物を安定して置く場所が設定しにくいと言う問題がある。また、箱物を置いても、ティッシュボックスのようにティッシュを引き出す際に所定の抵抗力を有する箱物は、一方の手で箱物自体を押さえて他方の手でティッシュを引き出さないと、箱物自体がずれてしまうため、両手が塞がってしまうという問題がある。
【0004】
この発明は、このような従来の技術の欠点に着目してなされたものであり、箱物を安定的に支持できると共に片手でも操作できる車両用物入れ構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、上側に開口部が形成されてなるボックス部と、該ボックス部の開口部を覆う位置及び該開口部に対してボックス部側にずれ込むことで開成する位置に移動自在なる蓋体とが形成されてなり、収納部材を収納するための車両用物入れ構造であって、前記蓋体が開成することで露出した前記ボックス部の開口部に臨む前記蓋体による開口の幅寸法が、該開口部に収納される収納部材の幅寸法より若干小さくて、前記収納部材が前記蓋体により側方から押圧支持されてなり、前記蓋体の開成時の先端部に、特定の収納部材の側壁より外側にまで延在されて、該収納部材を開口部の開口に差し入れる際に、前記収納部材にぶつかることで前記蓋体がより開くことのできるガイドとなるテーパー面が形成されてなることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、前記ボックス部の開口部を覆う蓋体を開成すると、蓋体は開口部に対してボックス部側にずれ込むことで開成するが、かかる開成時に、ボックス部に収納した収納部材の側壁を蓋体の先端部で押すことにより蓋体の反発力により収納部材は確実に物入れに保持されることになる。収納部材がテイッシュボックスであれば、該テイッシュボックスを抑えずともテイッシュを抜き取ることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用物入れ構造であって、前記収納部材を下側から保持する前記ボックス部の底部は、前記蓋体の回転中心より上側に位置することを特徴とする。
【0008】
また、前記特定の収納部材を開口部に差し入れる際に、テーパー面に収納部材がぶつかることで、蓋体がより開くことができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用物入れ構造であって、前記特定の収納部材を下側から保持する前記ボックス部の底部は、前記蓋体の回転中心より上側に位置することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加え、蓋体を確実にずらし込むことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。この実施形態では、符号1は、車両用物入れ構造で、該車両用物入れ構造1は、自動車の車体2の床面3に搭載されてなるコンソールボックス4の上側UPに開口部5が形成されてなるボックス部6と、該ボックス部6の開口部5を覆う位置(図1参照)及び該開口部5に対してボックス部6側にそれぞれずれ込むことで開成する位置(図2参照)に移動自在なる蓋体7、7と、該蓋体7,7を開成させるボタン13とが形成されてなる。
【0014】
ボタン13を押すことで、図示しないハートカムなどにより開成することで露出した前記ボックス部6の開口部5に臨む前記蓋体7、7による開口の幅寸法が、図5に示すように、該開口部5に収納可能な「特定の収納部材」であるティッシュボックス8の幅寸法より若干小さいので、前記ティッシュボックス8を開口部5に挿入すると、図5の角度θで示すように蓋体7,7が回動されるので、その反力によりティッシュボックス8の側壁8aを前記蓋体7,7が側方から押圧付勢してなる関係にある。
【0015】
前記蓋体7,7の開成時の先端部7aに、前記ティッシュボックス8の側壁8aより外側にまで延在されてなるテーパー面9が形成されてなる。
【0016】
また、前記ティッシュボックス8を下側LWRから保持する前記ボックス部6の底部10は、前記蓋体7,7の回転中心11より上側UPに位置する。
【0017】
このような車両用物入れ構造1を形成したことにより、前記ボックス部6の開口部5を覆う蓋体7,7をボタン13を押すことで、図示しないハートカムにより開成すると、蓋体7,7は開口部5に対してボックス部6側にずれ込むことで開成するが、かかる開成時に、ボックス部6に収納したティッシュボックス8の側壁8aが蓋体7,7を押すことで、蓋体7,7の反発力によりティッシュボックス8は確実に物入れ1に保持されることになる。従って、ティッシュボックス8を手で抑えずともティッシュ12を抜き取ることができる。蓋体7,7は、開成した状態に保持される。ティッシュボックス8を開口部5から外して、再びボタン13を押せば、ハートカムにより再び蓋体7,7は開口部5を閉じることになる。前記ボタン13は、所謂プッシュ・プッシュ式開閉手段である。
【0018】
また、前記ティッシュボックス8を開口部5に差し入れる際に、テーパー面9にティッシュボックス8がぶつかることで、蓋体7,7がより開くことができる。
【0019】
また、前記ティッシュボックス8を下側LWRから保持する前記ボックス部6の底部10は、前記蓋体7,7の回転中心11より上側UPに位置するので、蓋体7,7を確実にずらし込むことが可能となる。
【0020】
また、前記蓋体7,7は、前記ティッシュボックス8の側壁部8aを押圧付勢してなるので、前記ティッシュボックス8が蓋体7,7により確実にボックス部6に保持されてなる。
【0021】
前記実施形態の説明では、図示しないハートカムなどにより開成する蓋体7、7は、二枚の蓋体7,7よりなり、露出した前記ボックス部6の開口部5に臨む開口は、蓋体7,7の内側間の幅寸法であったが、これに限定されるものではなく、蓋体が開口部5を覆う一枚ものであって、開口部5に臨む開口は、蓋体7と開口部5の縁部との間に形成されるものが、ティッシュボックス8の幅寸法より若干小さいものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る蓋体が閉じた状態の車両用物入れ構造を示す斜視図。
【図2】図1中の蓋体が開いた状態の車両用物入れ構造を示す斜視図。
【図3】図1のSA−SA線に沿う断面図。
【図4】図3の蓋体の作動説明図。
【図5】図3の蓋体と特定の収納部材との関係を示す説明図。
【図6】図2の車両用物入れ構造に特定の収納部材を収納させてなる斜視図。
【符号の説明】
1 車両用物入れ構造
4 コンソールボックス
5 開口部
6 ボックス部
7 蓋体
7a 蓋体の開成時の先端部
8 「特定の収納部材」であるティッシュボックス
8a ティッシュボックスの側壁
9 テーパー面
10 ボックス部の底部
11 蓋体の回転中心
UP 上側
LWR 下側
Claims (2)
- 上側に開口部が形成されてなるボックス部と、該ボックス部の開口部を覆う位置及び該開口部に対してボックス部側にずれ込むことで開成する位置に移動自在なる蓋体とが形成されてなり、収納部材を収納するための車両用物入れ構造であって、
前記蓋体が開成することで露出した前記ボックス部の開口部に臨む前記蓋体による開口の幅寸法が、該開口部に収納される収納部材の幅寸法より若干小さくて、前記収納部材が前記蓋体により側方から押圧支持されてなり、
前記蓋体の開成時の先端部に、特定の収納部材の側壁より外側にまで延在されて、該収納部材を開口部の開口に差し入れる際に、前記収納部材にぶつかることで前記蓋体がより開くことのできるガイドとなるテーパー面が形成されてなることを特徴とする車両用物入れ構造。 - 請求項1に記載の車両用物入れ構造であって、
前記収納部材を下側から保持する前記ボックス部の底部は、前記蓋体の回転中心より上側に位置することを特徴とする車両用物入れ構造。
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