JP4325902B2 - ウエハ加熱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にウエハを加熱するのに用いるウエハ加熱装置に関するものであり、例えば、半導体ウエハや液晶装置あるいは回路基盤等のウエハ上に薄膜を形成したり、前記ウエハ上に塗布されたレジスト液を乾燥焼き付けしてレジスト膜を形成するのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、半導体製造装置の製造工程における、半導体薄膜の成膜装置、エッチング処理、レジスト膜の焼き付け処理等においては、半導体ウエハ(以下、ウエハと略す)を加熱するためにウエハ加熱装置が用いられている。
【0003】
従来の半導体製造装置は、まとめて複数のウエハを成膜処理するバッチ式のものが使用されていたが、ウエハの大きさが200mmから300mmと大型化するにつれ、処理精度を高めるために、1枚づつ処理する枚葉式と呼ばれる手法が近年実施されている。しかしながら、枚葉式にすると1回あたりの処理数が減少するため、ウエハの処理時間の短縮が必要とされている。このため、ウエハ支持部材に対して、ウエハの加熱時間の短縮や温度精度の向上が要求されていた。
【0004】
このうち、半導体ウエハ上へのレジスト膜の形成にあたっては、図1に示すような、炭化珪素、窒化アルミニウムやアルミナ等のセラミックスからなる均熱板2の一方の主面を、ウエハWを載せる載置面とし、他方の主面には絶縁層4を介して発熱抵抗体5が設置され、さらに前記発熱抵抗体5に導通端子7が弾性体8により固定された構造のウエハ加熱装置1が用いられていた(特開2001−189276号公報参照)。そして、前記均熱板2は、支持体11にボルト17で固定され、さらに均熱板2の内部には熱電対10が挿入され、これにより均熱板2の温度を所定に保つように、導通端子7から発熱抵抗体5に供給される電力を調整するシステムとなっていた。また、導入端子7は、板状構造部3に絶縁層9を介して固定されていた。
【0005】
そして、ウエハ加熱装置1の載置面3に、レジスト液が塗布されたウエハWを載せたあと、発熱抵抗体5を発熱させることにより、均熱板2を介して載置面3上のウエハWを加熱し、レジスト液を乾燥焼き付けしてウエハW上にレジスト膜を形成するようになっていた。
【0006】
発熱抵抗体5としては、特開1999−40330号特許に示されているように、金、銀、白金、パラジウム、鉛、タングステン、ニッケル等の金属を用いて厚み10〜20μmとすることが紹介されているが、実際に検討されているのは、銀−鉛系の発熱抵抗体5である。
【0007】
このようなウエハ加熱装置1において、ウエハWの表面全体に均質な膜を形成したり、レジスト膜の加熱反応状態を均質にするためには、ウエハWの温度分布を均一にすることが重要である。ウエハWの温度分布を小さくするため、加熱用のヒータを内蔵したウエハ加熱装置1において、発熱抵抗体5の抵抗分布を調整したり、発熱抵抗体5の温度を分割制御したり、熱引きを発生したりするような構造部を接続する場合、その接続部の発熱量を増大させる等の提案がされていた。
【0008】
また、半導体の設計ルールは年々微細化の方向に進んでおり、配線パターンの微細化のために感光性樹脂をさらに均一な温度分布で加熱できるようなウエハ加熱装置1が求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のウエハ加熱装置では載置面に反りが発生し、載置面上に設置したウエハWを所定の温度に加熱することができないという問題があった。
【0010】
原因を調査したところ、発熱抵抗体の形成が反りに影響していることが判った。従来は、均熱板表面の温度分布を一定にするためには、発熱抵抗体を形成する面積を均熱板の主面に対して60%程度と大きくすることにより、発熱面積を大きくすることが、均熱板表面の温度分布を小さくするのに有効であると考えていたが、均熱板の基材である窒化アルミニウム板を焼成したのち、その一方の主面に発熱抵抗体を形成すると、発熱抵抗体と均熱板の熱膨張率の差により反りが発生し、好ましくないことが判った。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のウエハ加熱装置は、上記のような課題を解決するために考案したものであり、窒化アルミニウム質セラミックスからなる均熱板の一方の主面をウエハの載置面とし、他方の主面に発熱抵抗体を有するとともに、該発熱抵抗体と電気的に接続される給電部を前記他方の主面に具備してなるウエハ加熱装置において、前記均熱板の一方の主面の面積に対する発熱抵抗体の面積比率をS(%)としたとき、15≦S≦50とすることにより、前記載置面が前記均熱板の前記載置面側への反りによって35〜60μmの凸となるように調整することを特徴とする。
【0012】
また、前記均熱板の外周側に形成される少なくともひとつの発熱抵抗体の線幅が内周側に形成される発熱抵抗体の線幅よりも狭いことを特徴とする。
【0013】
そして、前記発熱抵抗体の線幅w1とそれに近接する線間距離g1の比w1:g1が0.2:1〜0.8:1であり、且つ線幅w1が4mm以下であることを特徴とする。
【0014】
さらに、前記発熱抵抗体が中央部と外周部に分割され、これらのうち外周部に形成されている発熱抵抗体が周方向に4つ以上に分割されており、上記外周部の発熱抵抗体の電力密度が中心部の電力密度に対して100〜200%であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0016】
図1は本発明に係わるウエハ加熱装置1の1例を示す断面図であり、窒化アルミニウムを主成分とするセラミックスからなる均熱板2の一方の主面を、ウエハWを載せる載置面3とすると共に、他方の主面に発熱抵抗体5を形成したものである。
【0017】
また、発熱抵抗体5には、金や銀、パラジウム、白金等の材質からなる給電部6が形成され、該給電部6に導通端子7を押圧して接触させることにより、導通が確保されている。
【0018】
さらに、均熱板2と支持体11の外周にボルト17を貫通させ、均熱板2側より弾性体、座金を介在させてナットを螺着することにより弾性的に固定している。これにより、均熱板2の温度を変更したり載置面3にウエハを載せ、均熱板2の温度が変動した場合に支持体11変形が発生しても、上記弾性体8によってこれを吸収し、これにより均熱板2の反りを防止し、ウエハ加熱におけるウエハW表面に温度分布が発生することを防止できる。
【0019】
ウエハWは、載置面3上に設置された支持ピン17により、載置面3から100μm程度持ち上げられた状態で保持するようになっており、均熱板2との接触不良による温度分布の発生を防止し、均熱板2からの熱輻射により加熱される構造となっていた。
【0020】
また、支持体11は板状構造体と側壁部とからなり、該板状構造体には発熱抵抗体5に電力を供給するための導通端子7が絶縁材を介して設置され、空気噴射口12や熱電対固定部が形成されている。そして、前記導通端子7は、給電部6にロウ材等の導電性の接合材により固定される構造となっている。
【0021】
本発明のウエハ加熱装置1は、前記均熱板2の載置面3の面積に対する発熱抵抗体5の面積比率をS(%)としたとき、15≦S≦50であることを特徴とする。ここで、発熱抵抗体5の面積とは、導体成分が形成されているパターン部分のみを意味し、パターン間のギャップは含まない。
【0022】
発熱抵抗体5は、通常、均熱板2と同時焼成せず均熱板2を焼成後、均熱板2の両主面を表面研削加工したのち、発熱抵抗体5をプリント、転写等の手法を用いて形成し、800〜1200℃の温度で焼付処理して形成する。発熱抵抗体5の厚みは、通常10〜20μmに調整されている。
【0023】
発熱抵抗体5としては、通常ガラスフリットを添加したAgペーストが使用される。このAgペーストの見掛けの熱膨張率は、ガラスフリットとAgの体積比率により決まり、熱膨張率は、15〜16×10-6/℃程度になる。これに対し、均熱板2の熱膨張率は、4.5×10-6/℃であり、両者の間には、12×10-6/℃の熱膨張差がある。
【0024】
この熱膨張率差により、均熱板2には均熱板2の載置面3側が凸になるような反りが発生していた。これまで、均熱板2の表面に発生する温度分布を小さくするために、均熱板2の載置面3の面積に対する発熱抵抗体5の面積比率Sについては60%程度としていたが、この面積比率を大きくすると反りが大きくなり過ぎて好ましくないことが判った。
【0025】
均熱板2の反りを低減するためには均熱板2の厚みを厚くすれば良いが、均熱板2の厚みを厚くし過ぎると、均熱板2の冷却性能が悪くなってしまう。そこで、均熱板2の厚みは4mm以下に調整する。また、上記反りを防止するためには均熱板2の厚みは2mm以上にすることが好ましい。より好ましくは、均熱板2の厚みは3mm±0.5mm程度とする。
【0026】
最近は、1枚1枚のウエハWを個別に処理する枚葉式の処理時間を短縮することが要求されており、載置面3側に設置されるウエハWの温度の昇温過渡時の均熱性を向上させることが要求されており、処理後のウエハWを取り除き新しいウエハWを設置した後、ウエハWが150±0.3℃に保持されるまでの時間を50秒以下にすることが要求されている。このためには、載置面3側が35〜60μm程度凸になるように反りを調整することが好ましい事が判っている。中心部に較べ外周部の温度は上がり難いため、中心部の発熱は外周に較べて小さくなるように調整されている。このため、ウエハWを載せ替えた際のウエハ中心部の温度は上がり難くなっている。そこで、載置面3の中心部を外周に較べて凸になるように調整する。このためには、均熱板2の載置面3の面積に対する発熱抵抗体5の面積比率Sを15〜50%とすることが好ましいことが判った。
【0027】
この面積比率Sを15%未満にすると、均熱板2の均熱性が損なわれ、載置面3に載置したウエハWの温度分布が、150±0.3℃になるまでの時間が長くなってしまうので、好ましくない。
【0028】
また、この面積比率Sを、50%を越える値にすると、均熱板2の反りが60μmを越えてしまい、中心部の昇温が早くなり過ぎてしまうため好ましくない。さらに、面積比率Sを15〜40%とすることが好ましい。
【0029】
この面積比率は、載置面の面積と発熱抵抗体の面積の設計値から算出することができる。また、実際の均熱板2から直接測定する場合は、画像解析により算出することができる。
【0030】
また、図3に示すように、前記発熱抵抗体が複数の線状の発熱抵抗体からなり、前記均熱板2の外周側に形成される少なくともひとつの発熱抵抗体5の線幅w1が内周側に形成される発熱抵抗体5の線幅w2よりも狭くなるように形成することが好ましい。このように外周部の発熱抵抗体5の線幅w1を均熱板2の内周部に形成する発熱抵抗体5の線幅w2よりも狭く形成することにより、発熱抵抗体5の線熱膨張率の差による熱応力を分割することにより、反りの応力が緩和され、反りを小さくすることが可能となる。好ましくは、w1/w2が0.9より小さくなるように調整することが好ましい。外周部の線幅w1を内周部の線幅w2より小さくすることは、熱放散が大きい外周部の温度を有効に上昇させるためにも有効である。もし、発熱抵抗体5が径方向に3つのブロックに分割されている場合は、w1は最外周のブロックの線幅、w2は中央部のブロックの線幅を意味する。また、線幅w1、w2は、それぞれのブロックの線幅の平均である。
【0031】
そして、前記均熱板の外周部の発熱抵抗体5の線幅w1と、該発熱抵抗体と該抵抗発熱体に近接する発熱抵抗体との線間距離g1との比w1:g1を0.2:1〜0.8:1とし、且つ線幅w1を4mm以下とすることが好ましい。前記線幅w1を4mmより大きくすると、屈曲部において電流が内側を集中的に流れるようになり、屈曲部の外周部の温度が上がり難くなるため、均熱板2の温度を、±0.3℃に保持することが難しくなる。特に、発熱抵抗体5を複数のブロックに分割した際に、ブロック間の境界付近の温度分布を調整し難くなる。さらに好ましくは、線幅w1を1.0〜2.5mmとすることが好ましい。
【0032】
また、線幅w1とギャップg1の関係w1/g1は、温度分布からすれば、w1/g1を1より大きくする方が発熱面積を大きくして温度分布を小さくするのに有利であるが、発熱抵抗体5の面積を大きくすると均熱板2の反りが大きくなるので、w1:g1を0.2:1〜0.8:1に調整する。さらに好ましくは、w1:g1を0.3:1〜0.6:1にすると良い。
【0033】
この線幅w1と線間距離g1の関係は、内周部分の線幅w2とギャップg2についても同様であるが、特に外周部分の比率が反りに対して重要である。
【0034】
内周部の発熱抵抗体5の線幅w2と線間距離g2の関係についても同様とすることが好ましい。
【0035】
さらに、前記発熱抵抗体5が少なくとも中央部と外周部に分割されており、その外周部に形成されている発熱抵抗体5が周方向に4つ以上に分割されており、該外周部の発熱抵抗体5の電力密度が中心部の電力密度に対して100〜200%であることが好ましい。電力密度とは、発熱抵抗体5を加熱した際に発熱抵抗体5の導体部の単位面積当りの発熱量を意味する。周方向の温度分布を±0.3℃以内に調整するためには、外周部の発熱抵抗体5を少なくとも4つ以上に分割することが必要である。また、外周部の電力密度を内周部の電力密度に対して、100〜200%、さらに好ましくは130〜160%に調整すると良い。
【0036】
均熱板2の放熱特性を考慮すると、中心部は外周部からの熱伝導によりさほど大きく加熱しなくても加熱しやすいが、外周部は中心部に較べて放熱量が多いので中心部に較べて、発熱量を多くしないと均熱性が保てない。均熱板2の厚みが2〜4mmと薄い本発明の均熱板2については、均熱板2の熱容量が小さいため、温度分布が発生しやすくなる。このように厚みの薄い均熱板2を用いる場合、温度分布により均熱板2に反りが発生すると、さらに載置面2上に載せたウエハWの温度分布が大きくなる。
【0037】
そこで、ウエハWを交換した時の昇温過渡時の温度分布についても小さくする必要がある。そこで、発熱抵抗体5の抵抗分布について、中心部から外周部に向けて徐々に抵抗値が大きくなるようにし、昇温過渡時から温度分布が小さくなるようにすることが好ましい。
【0038】
また、発熱抵抗体5の厚みは、10〜50μmにすることが好ましい。該厚みが10μm未満であれば、発熱抵抗体5と均熱板2の間には熱膨張差があるため、昇温降温時の熱サイクルにより、発熱抵抗体5の抵抗値が上昇し、引いては断線に繋がるので好ましくない。また、発熱抵抗体5の厚みが50μmを越えると、発熱抵抗体5と均熱板2の熱膨張差による応力が大きくなり、均熱板2の反りが大きくなるので好ましくない。さらに好ましくは、20〜40μmとすると良い。
【0039】
さらに、本発明のウエハ加熱装置1の構造について、図を用いて説明する。
【0040】
また、本発明のウエハ加熱装置1は、図2に示すように載置面3には複数の凹部21が形成されており、該凹部21の中にウエハWを支えるための支持ピン17を配置している。そして、前記支持ピン17の載置面3からの突出高さは、0.05〜0.5mmであり、該支持ピン17はウエハ中心部1点と、さらに少なくとも3点のウエハ径×0.6以上の同心円外周上に配列され、外周上の該支持ピン17高さのバラツキは15μm以下であり、かつ該中央部の支持ピン17高さは外周上の支持ピン17高さより低くなるように調整されている。
【0041】
前記突出高さが0.05mm未満となると、均熱板2の温度を拾いやすくなり昇温過渡時の温度バラツキが大きくなりすぎるので好ましくない。また、前記突出高さが0.5mmを越えるとウエハW交換後のウエハW温度の昇温応答性が悪くなり、ウエハWの温度が安定するまでの時間が長くなるので好ましくない。これに対し、前記突出高さを0.05〜0.5mmとすると、昇温過渡時の温度バラツキを小さくすることができ、かつウエハWの温度を速やかに安定させることができる。より好ましくは0.05〜0.3mmの範囲とする方がよい。
【0042】
また、前記支持ピン17の先端は曲面形状をなすとともに、該曲面部分の表面粗さはRa≦0.8μmでなければならない。なぜならば、ウエハWに対するパーティクル付着を低減させるためには、ウエハWを支持する部材はウエハWを傷つけるものであってはならないことは勿論のこと、ウエハWに接触する面積は少ない方が良いためである。ウエハWに接触する面積を極小とするには、前記支持ピン17の先端は鋭利形状とすべきであるが、逆にウエハWを削り取りパーティクルを発生させる虞がある。よって、前記支持ピン17の先端は曲面形状とするとともに、該曲面部分の表面粗さはRa≦0.8μmとして、ウエハWと摺動してもウエハWや前記支持ピン17自身を傷つけないような滑らかな仕上げとしなければならない。
【0043】
なお、支持ピン17は凹部21に接合せずに単に載置しておくだけでよい。その場合、脱落を防止するために、図2に示すように固定治具24を凹部21の上部に設置する。この固定治具24は、支持ピン17とは接触しても接触しなくても特に支障はなく、固定治具24は市販のスナップリングを用いても何ら問題ない。ただし、固定治具24の材質としては、Ni、SUS316、SUS631、42アロイ、インコネル、インコロイ等、耐熱金属のものを使用すべきである。
【0044】
また、均熱板2を弾性的に支持体11に保持することにより、支持体11内の温度分布によって発生する反りを、この弾性的構造で緩和することができるので、均熱板2の平坦度を維持することが可能となる。
【0045】
ところで、金属製の支持体11は、側壁部と板状構造体13を有し、該板状構造体13には、その面積の5〜50%にあたる開口部が形成されている。また、該板状構造体13には、必要に応じて他に、均熱板2の発熱抵抗体5に給電するための給電部6と導通するための導通端子7、均熱板2を冷却するためのガス噴出口、均熱板2の温度を測定するための熱電対10を設置する。
【0046】
また、不図示のリフトピンは支持体11内に昇降自在に設置され、ウエハWを載置面3上に載せたり、載置面3より持ち上げるために使用される。そして、このウエハ加熱装置1により半導体ウエハWを加熱するには、不図示の搬送アームにて載置面3の上方まで運ばれたウエハWをリフトピンにより支持したあと、リフトピンを降下させてウエハWを載置面3上に載せる。次に、給電部6に通電して発熱抵抗体5を発熱させ、絶縁層4及び均熱板2を介して載置面3上のウエハWを加熱する。
【0047】
このとき、本発明によれば、均熱板2を窒化アルミニウム質焼結体により形成してあることから、熱を加えても変形が小さく、板厚を薄くできるため、所定の処理温度に加熱するまでの昇温時間及び所定の処理温度から室温付近に冷却するまでの冷却時間を短くすることができ、生産性を高めることができるとともに、180W/(m・K)と高い熱伝導率を有することから、薄い板厚でも発熱抵抗体5のジュール熱を素早く伝達し、載置面3の温度バラツキを極めて小さくすることができる。
【0048】
また、窒化アルミニウム質焼結体としては、主成分の窒化アルミニウムに対し、焼結助剤としてY2O3やYb2O3等の希土類元素酸化物と必要に応じてCaO等のアルカリ土類金属酸化物を添加して十分混合し、平板状に加工した後、窒素ガス中1900〜2100℃で焼成することにより得られる。
【0049】
さらに、均熱板2の載置面3とは反対側の主面は、平面度20μm以下、面粗さを中心線平均粗さ(Ra)で0.1μm〜0.5μmに研磨しておくことが好ましい。
【0050】
ただし、発熱抵抗体5に銀を用いる場合、マイグレーションが発生する虞があるため、このような場合には、発熱抵抗体5を覆うようにマイグレーションを防止するための緻密な被覆を形成すれば良い。
【0051】
【実施例】
実施例 1
窒化アルミニウム原料に3重量%の酸化イットリウムを適量のバインダーおよび溶剤を用いて混合し、造粒した後成形圧100MPaで成形し、1900〜2100℃で焼成して、熱伝導率が180W/(m・K)であり外径が200mmの円盤状の窒化アルミニウム質焼結体を得た。
【0052】
この焼結体の両主面に研削加工を施し、板厚4mm、外径200mmの円盤状をした均熱板2とし、さらに大気中で1200℃×1時間の熱処理を施し前記焼結体の表面に酸化膜24を形成した。次いで酸化皮膜24上に発熱抵抗体5を被着するため、導電材としてAu粉末とPt粉末を混合したガラスペーストを、スクリーン印刷法にて所定のパターン形状に印刷したあと、80℃に加熱して有機溶剤を乾燥させ、さらに450℃で30分間脱脂処理を施したあと、700〜900℃の温度で焼き付けを行うことにより、厚みが30μmの発熱抵抗体5を形成した。また、均熱板2の載置面3の面積に対する発熱抵抗体5の面積比率Sを10%、15%、25%、30%、40%、50%、60%と変化させたものを準備した。
【0053】
発熱抵抗体5は図3に示すような中心部と外周部を径方向に3等分し、さらに外周部を周方向に4等分した6パターン構成とした。しかるのち発熱抵抗体5に給電部6を導電性接着剤にて固着させることにより、均熱板2を製作した。
【0054】
また、支持体11は、主面の40%に開口部を形成した厚み2.5mmのSUS304からなる2枚の板状構造体13を準備し、この内の1枚に、熱電対10、10本の導通端子7を所定の位置に形成し、同じくSUS304からなる側壁部とネジ締めにて固定して支持体11を準備した。
【0055】
その後、前記支持体11の上に、均熱板2を重ね、その外周部を弾性体8を介してネジ締めすることにより図1に示した本発明のウエハ加熱装置1とした。
【0056】
さらに、転写法により金ペーストからなる給電部6を形成し、900℃で焼き付け処理した。その後、バネを有する導通端子7を装着した支持体11にその外周部を弾性体8を介してネジ締めすることにより図1に示した本発明のウエハ加熱装置1とした。
【0057】
また、支持ピン17の載置面3からの突出高さは、100μmとした。
【0058】
そして、このようにして得られたウエハ加熱装置1の導電端子7に通電して200℃で保持し、載置面3の上に載せたウエハ表面の温度分布を、均熱板2の同心円で半径40mm、60mm、90mmの円周上の3等分点9点の合計10点の温度バラツキが±0.3℃以内となることを確認した後、さらに、150℃に30分保持し、その後、ウエハWを載せてウエハWが150℃に保持されるまでのウエハ面内の温度バラツキの過渡特性を評価した。
【0059】
評価基準としては、ウエハ面の温度上昇時における温度のオーバーシュートが9.0℃以内であるものをOKとし、それ以上となるものはNGとした。ここでいうオーバーシュート量とは、均熱板2の温度を制御してウエハWの温度を所定の温度に制御する際に、勢い余ってその設定温度より高めになってしまった温度差のことである。
【0060】
また、ウエハを入れ替えた際の温度が±0.3℃に安定するまでの時間を同時に測定した。これについては、50秒以内に安定したものを良好とし、これ以上の時間を要するものは、不良として判定した。
【0061】
結果を表1に示した。
【0062】
【表1】
【0063】
表1から判るように、発熱抵抗体5の面積比率が10%であるNo.1は、発熱抵抗体5の発熱時に発生する温度分布がなかなか一定にならず、±0.3℃以内にウエハの温度分布が安定するまでの時間が目標の50秒を越えてしまった。また、発熱抵抗体5の面積を60%にしたNo.6は、均熱板2の反りが80μmと大きくなり、同じく±0.3℃以内にウエハの温度分布が安定するまでの時間が目標の50秒を越えてしまった。
【0064】
これに対し、発熱抵抗体5の面積比率が15〜50%のNo.2〜5は、前記安定時間が50秒以内となり良好な昇温特性を示した。
【0065】
実施例 2
ここでは、発熱抵抗体5の外周部の線幅w1と内周部の線幅w2と均熱板2の反りとの関係について調査した。外径が320mmφ、厚みが3mmの窒化アルミニウム板を両面研磨機を用いて平面研磨し、2つの主面の平行度を10μm以下となるようにした後、表面に導体成分としてAgを結合剤としてガラスを含有する発熱抵抗体5を20μmプリント形成し、800℃で焼付処理したのち、均熱板の反りを評価した。w1:w2を1:1、0.8:1、0.6:1、0.4:1と変更して、均熱板2の反りを確認した。ここで、線幅w1、w2は、最外周のブロックと中央のブロック各々の任意の10点の線幅の平均値を取った。
【0066】
結果を表2に示した。
【0067】
【表2】
【0068】
表2から判るように、発熱抵抗体5の幅の比率w1:w2を1:1としたNo.1は、均熱板2の反りが58μm発生したが、前記比率w1:w2を1:1より小さくしたNo.2〜4は、前記比率を小さくするにつれ反りが低減する傾向を示した。温度安定時間も、発熱抵抗体5の線幅比率w1:w2を小さくするに従い改善する傾向を示した。
【0069】
発熱抵抗体5の外周部の線幅w1を内周部の線幅w2に較べて狭くすることにより、均熱板2の反りを低減できることが判った。
【0070】
実施例 3
ここでは、発熱抵抗体5の外周部の線幅w1とそれに近接する線間距離g1との比率w1:g1と、均熱板2の反りとの関係を調査した。w1:g1を1:1、0.8:1、0.6:1、0.5:1、0.4:1、0.3:1、0.2:1、0.1:1と変更して、均熱板2の反りを確認した。また、この均熱板2を支持体11に組み込んで、実施例1と同様に、ウエハWを載せ替えた際のウエハWの温度が均一になるまでの温度安定時間を測定した。発熱抵抗体5としては、Ag78重量%に低融点ガラスである亜鉛−ホウ珪酸ガラス22重量%を混合したペーストを40μmプリントしたものを用いた。
【0071】
なお、発熱抵抗体5の配置は、中心部と外周部に分割し、さらに外周の発熱抵抗体5を円周方向に4分割したパターンを用いた。
【0072】
結果を、表3に示した。
【0073】
【表3】
【0074】
表3から判るように、発熱抵抗体5の幅の比率w1:g1を1:1としたNo.1は、均熱板2の反りが58μm発生したが、前記比率w1:g1を1:1より小さくしたNo.2〜7は、前記比率を小さくするにつれ反りが低減する傾向を示した。温度安定時間も、発熱抵抗体5の比率w1:g1を小さくするに従い改善する傾向を示した。しかしながら、比率w1:g1を0.1:1は、線間距離g1に対して線幅w1が狭過ぎるためか、温度安定時間が増加する傾向を示した。そこで、好ましくは比率w1:g1を0.2:1〜0.8:1とするのが良いと判断した。
【0075】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、窒化アルミニウム質セラミックスからなる均熱板の一方の主面をウエハの載置面とし、他方の主面に発熱抵抗体を有するとともに、該発熱抵抗体と電気的に接続される給電部を前記他方の主面に具備してなるウエハ加熱装置において、前記均熱板の一方の主面の面積に対する発熱抵抗体の面積比率をS(%)としたとき、15≦S≦50とすることにより、前記載置面を前記均熱板の前記載置面側への反りによって35〜60μmの凸となるように調整することにより、ウエハを交換した際のウエハ温度の昇温過渡時のオーバーシュートを9℃以下に小さくし、オーバーシュート量を小さくするとともに、所定温度±0.3℃に50秒以下という短時間でウエハ温度を安定させることが可能なウエハ加熱装置を提供できるようになった。
【0076】
また、発熱抵抗体の線幅を内周部より外周部の方が狭くなるようにすることにより、均熱板の反りを低減することが可能となり、ウエハ交換時の温度回復時間を低減できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエハ加熱装置を示す断面図である。
【図2】本発明のウエハ加熱装置の支持ピン設置部の拡大断面図である。
【図3】本発明のウエハ加熱装置の発熱抵抗体の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1:ウエハ加熱装置
2:均熱板
3:載置面
4:絶縁層
5:発熱抵抗体
6:給電部
7:導通端子
8:弾性体
10:熱電対
11:支持体
20:支持ピン
21:凹部
24:固定治具
W:ウエハ
Claims (4)
- 窒化アルミニウム質セラミックスからなる均熱板の一方の主面をウエハの載置面とし、他方の主面に発熱抵抗体を有するとともに、該発熱抵抗体と電気的に接続される給電部を前記他方の主面に具備してなるウエハ加熱装置において、前記均熱板の一方の主面の面積に対する発熱抵抗体の面積比率をS(%)としたとき、15≦S≦50とすることにより、前記載置面が前記均熱板の前記載置面側への反りによって35〜60μmの凸となるように調整することを特徴とするウエハ加熱装置。
- 前記発熱抵抗体が複数の線状の発熱抵抗体からなり、前記均熱板の外周側に形成される少なくともひとつの前記発熱抵抗体の線幅が内周側に形成される前記発熱抵抗体の線幅よりも狭いことを特徴とする請求項1記載のウエハ加熱装置。
- 前記均熱板の外周部に形成される前記発熱抵抗体の線幅w1と、該発熱抵抗体と該抵抗発熱体に近接する発熱抵抗体との線間距離g1との比1:g1が0.2:1〜0.8:1であり、且つ前記線幅w1が4mm以下であることを特徴とする請求項1記載のウエハ加熱装置。
- 前記発熱抵抗体が前記均熱板の中央部と外周部に分割され、これらのうち外周部に形成されている前記発熱抵抗体が周方向に4つ以上に分割されており、前記外周部の前記発熱抵抗体の電力密度が中心部の電力密度に対して100〜200%であることを特徴とする請求項1記載のウエハ加熱装置。
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