JP4319090B2 - 表面漏光光導波路及び光触媒モジュール - Google Patents

表面漏光光導波路及び光触媒モジュール Download PDF

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Description

本発明は、入射した光を所望部分のみから均一に漏光させる機能を持つ表面漏光光導波路とそれを用いた光触媒モジュールに関する。
近年、光触媒反応による有機物、汚染物の分解に関する研究・応用が積極的に行われている。従来の光触媒を使用した光触媒モジュールは、担持体の表面に光触媒を担持し、外部の光源からの励起光の直接照射により光触媒反応を生じさせている。しかし、このような従来の光触媒モジュールは、光触媒の表面が、埃、その他の有機物・無機物などの汚染物に覆われると、光源からの光が光触媒層の表面に十分に到達することができなくなり、光触媒反応を起こすことができず、あるいは反応力不足を生じるなど、実用上問題がある。さらに、外部からの光照射の場合、光源から光触媒層の間に距離があって、出射した光量は乱射、散乱及び吸収などにより損失し、全部の出射光量を光触媒反応に利用することができず、効率が悪い問題がある。
この問題を解決するため、漏光機能を持つ光ファイバなどの導波路に光触媒を担持した構造により、光を直接光触媒に照射することができる光触媒フィルタやモジュールが提案されている。例えば、光ファイバのコア部とクラッド部の界面に、クラッド部の材料の屈折率と異なる屈折率を持つ粒子を添加することによって、従来の光導波路の全反射伝搬条件を一部し、コア部の光を伝搬しながら、前記の添加物(以下「散乱体」と記す。)によって散乱や放射することとなり、光を徐々に導波路表面に散乱させることが可能な光導波路が提案されている。(特願2004−13676)
図1は、クラッド部内の散乱体の濃度による光ファイバの長手方向の漏れ特性を示すグラフである。図1において、横軸は導波路(本例では光ファイバ)の長さ、縦軸は一定の入射光に対する漏光の割合である。図1に示したように、光ファイバの長手方向に、散乱体の濃度に従って必要長さで所望光量を漏らすように設計することができる。
図4は、光導波路の屈折率分布を示すグラフであり、この例示では屈折率の高いコア部1を囲んで屈折率の低いクラッド部2が設けられ、ステップ型の屈折率分布を有するコア部1内を光が伝搬するようになっている。
図5は、クラッド部2に一様な密度で散乱体3を添加した表面漏光光導波路の構造を示す図である。この従来の表面漏光光導波路は、コア部1と、それより屈折率の低い材料からなり、コア部1を囲むように設けられたクラッド部2と、クラッド部2に一様な濃度で添加された散乱体3とからなっている。コア部1に入射された光は、コア部1とクラッド部2との境界部にある散乱体3によってコア部1から散乱又は放射され、クラッド部2表面から漏光するようになっている。
しかし、前述した光触媒モジュールを使用する場合、前記光導波路は、光源から光触媒反応を起こしたい場所まで距離があるときには、例えば水処理の場合では、光源が直接に水処理容器内、すなわち水の流路上に取り付けられないため、光源から容器までに導入部分(以下「リード部分」と記す。)が必要となり、その部分の漏光が無駄となり、効率が悪い。
光触媒モジュールが短尺で大光量の漏光が要求される場合には、図1より散乱体の濃度を高くすれば、この要求を満たすことができるが、リード部分が必要な場合には、高濃度の散乱体を添加した光導波路は、最初の部分(リード部分)にて入射光の殆どを漏光させてしまい(以下「無駄漏れ」と記す。)、光触媒機能を果たすことができなくなる。また、リード部分の漏れを少なくするためには、散乱体濃度を低くすれば良いが、短尺モジュールの場合には、漏光が少なく殆ど透過することになり、入射光を十分に利用することができない。すなわち、従来の光触媒モジュールは、光導波路のクラッド部分の散乱体濃度が一様な分布であるため、リード部分からの無駄漏れを減少することと、短尺・大光量漏光の要求を同時に満たすことが困難である。
また、図1から分かるように、前記散乱体を一様に分布した構造の光導波路の漏れ特性は、近似的に指数関数となっているため、図2に示すように、単位長さあたりの減衰率が均一であるが、漏光量においては、図3に示すように導波路の長手方向に従って徐々に減少している。図3において、縦軸は光導波路(本例では光ファイバ)の単位長あたりの、一定入射光に対する漏光の割合であって、本明細書中ではそれを「漏光線密度」と定義する。図3に示したように、光触媒を担持した導波路の前部は大量漏光しているのに対して、後部の漏光が少なく、全長に渡って反応能力が不均一である。
本発明は前記事情に鑑みてなされ、リード部分からの無駄漏れを減少することと、短尺・大光量漏光の要求を同時に満たすことができる表面漏光光導波路とそれを用いた光触媒モジュールの提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、コア部と、該コア部よりも屈折率の低い材料からなり、該コア部を囲むように設けられたクラッド部とを備え、且つ少なくとも前記コア部とクラッド部との境界部に、コア部内を伝搬する光を散乱又は放射させてクラッド部の表面から漏光させる欠陥を備えてなるファイバ状の表面漏光光導波路であり、前記欠陥は、前記コア部とクラッド部との界面のクラッド部側に添加された、クラッド部をなす材料の屈折率と異なる屈折率を持つ粒子状の散乱体であり、ファイバ状の表面漏光光導波路の入射側から近い長さ方向の第1の領域と、第1の領域の出射側に連続する長さ方向の第2の領域とを備え、第1の領域は、コア部とクラッド部との界面に、a質量%の散乱体が添加された第1の散乱層を有し、第2の領域は、前記第1の散乱層のコア部側界面にさらにb質量%(a<b)の散乱体が添加された第2の散乱層を有し、光触媒モジュール用であることを特徴とする表面漏光光導波路を提供する。
本発明の表面漏光光導波路において、前記散乱体は、クラッド部となる材料中に散乱体を分散させた被覆材料でコア部表面を被覆し、クラッド部の形成と同時に該クラッド部に添加されることが好ましい。
また本発明は、かかる表面漏光光導波路のクラッド部外側の全面又は一部に光触媒が担持されてなる光触媒担持導波路と、該光触媒担持導波路のコア部に励起光を入射する光源と、被処理流体を前記光触媒担持導波路と接触させる処理部を有する装置本体とを備えたことを特徴とする光触媒モジュールを提供する
また本発明は、紫外透過型のフッ素系樹脂が溶解され、紫外透過型のアクリル系散乱体を濃度a質量%で添加した第1の有機溶媒と、紫外透過型のフッ素系樹脂が溶解され、紫外透過型のアクリル系散乱体を濃度b(a<b)質量%で添加した第2の有機溶媒と、を作製するステップと、コアとなるアクリルロッドを前記作製した第2の有機溶媒にディップコート法でアクリルロッドの一端面から第1の長さmだけ塗布する第1の塗布ステップと、前記第1の塗布ステップに引き続き、前記アクリルロッドを前記作製した第1の有機溶媒にディップコート法でアクリルロッドの一端面から第2の長さn(n>m)だけ塗布する第2の塗布ステップと、を含む、光触媒モジュール用表面漏光光導波路の製造方法を提供する。
また本発明は、前述した本発明に係る表面漏光光導波路のクラッド部外側の全面又は一部に光触媒が担持されてなる光触媒担持導波路と、該光触媒担持導波路のコア部に励起光を入射する光源と、被処理流体を前記光触媒担持導波路と接触させる処理部を有する装置本体とを備えたことを特徴とする光触媒モジュールを提供する。
本発明の表面漏光光導波路は、コア部内を伝搬する光を散乱又は放射させてクラッド部の表面から漏光させる欠陥の密度を長手方向に沿って変化させた構成としたので、前記欠陥の密度を光導波路の長手方向に従って、段階的に増大させることにより、無駄漏れがなるなり、コア部に入射した光を導波しながら徐々に、且つ均一にクラッド表面から漏光させることができる。
また本発明の光触媒モジュールは、前述した本発明に係る表面漏光光導波路のクラッド部外側の全面又は一部に光触媒が担持されてなる光触媒担持導波路を用いたものなので、無駄漏れがなく、光源からコア部に入射した光を損失なく直接光触媒層に照射でき、有機物など汚染物を効率よく分解できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図6及び図7は、本発明の表面漏光光導波路の一実施形態を示す図である。これらの図中、符号1はコア部、2はクラッド部、3は欠陥となる粒子である散乱体、4は表面漏光光導波路である。
本実施形態の表面漏光光導波路4は、コア部1と、コア部1よりも屈折率の低い材料からなり、コア部1を囲むように設けられたクラッド部2とを備え、且つ少なくともコア部1とクラッド部2との境界部に、コア部1内を伝搬する光を散乱又は放射させてクラッド部2の表面から漏光させる欠陥となる粒子状の散乱体3を備えてなり、前記散乱体3の密度が長手方向に沿って異なっていることを特徴としている。
前記散乱体3は、表面漏光光導波路4の入射側から漏光させたい場所までのリード部分のクラッド部2には添加せず、このリード部分(散乱体濃度0質量%の部分)は漏光機能を持たない通常の光導波路と同様な構造である。そして、リード部分より後方側の光触媒反応させたい部分にだけ、クラッド部2となる材料中に散乱体3となる粒子を添加・分散し、コア部1を囲むようにしてクラッド部2を形成することにより、コア部1とクラッド部2との界面のクラッド部2側に散乱体3を添加する。
本実施形態の表面漏光光導波路4は、散乱体3の密度(クラッド部中の散乱体の濃度)を長手方向に沿って変化させ、リード部分では漏光させず、リード部分の後方側の光触媒を反応させたい部分において、比較的均一に漏光させるため、光導波路の長手方向に散乱体3の濃度を段階的に増大させている。図6及び図7の例示では、リード部分(散乱体濃度0質量%)のすぐ後方側では、散乱体3を比較的低い濃度でクラッド部2に添加した領域(散乱体濃度a質量%)とし、その後方側にaよりも高い濃度bなる濃度で散乱体3をクラッド部2に添加した領域(散乱体濃度a質量%;ただし、a<b)を形成している。なお、本発明は、係る例示に限定されず、導波路の長手方向に沿って散乱体3の濃度を3段階以上で変化させることもできる。
本実施形態の表面漏光光導波路4の形状は限定されず、ファイバ形状はもちろん、リボン状、シート状でも同様な漏光特性を持たせることができる。
次に、本実施形態の表面漏光光導波路4の特徴について詳細を説明する。
(1)前述したように、長手方向に散乱体3が一様に分布した光導波路を用いた光触媒モジュールは、リード部分が必要な時には、無駄漏れ問題が生じる。しかし、本発明で用いる表面漏光光導波路4は、光導波路の入射側から反応させたい場所までのクラッド部には散乱体の添加がなく、従来の導波路と同様な構造である。すなわち、リード部分はコア部1と、該コア部1よりも屈折率の低い材料からなり、該コア部1を囲むようにしてクラッド部2を備えた光導波路である。従って、本光導波路4を用いる光触媒モジュールは、入射光源から、光触媒反応をさせたい場所までの部分は、光漏れることがなく、入射光のほぼ100%を伝搬させることができ、無駄漏れを避けることができる。
前記コア部1をなす材料としては、コア部内を伝搬する光の波長域に吸収を持たない材料が望ましく、例えば、石英ガラスや、ポリメチルメタクリレート、フッ素系樹脂などの合成樹脂などが用いられる。
上記クラッド部をなす材料としては、上記のコア部をなす材料の屈折率より低く、且つ漏れ光の波長域に吸収を持たない材料が望ましく、例えば、ポリメチルメタクリレート、フッ素系樹脂などの合成樹脂などが用いられる。また、クラッド部をなす材料は溶液状態であれば、コア部の外側にコートすることだけで簡単に導波路を作製できるため、前記の材料の中でも、有機溶媒に溶解できる合成フッ素系樹脂がより望ましい。
(2)リード部分より後方側の、光触媒反応させたい部分では、前記光導波路のコア部1とクラッド部2との界面に散乱体3を添加することにより、光を導波しながら徐々に、且つ均一に外側に漏光させる。
まず、散乱体3による漏光のメカニズムを以下に説明する。
通常の光導波路、例えば屈折率の高いコア部1と屈折率の低いクラッド部2からなる光ファイバの場合には、図4に示したように、光はコア部1内に閉じ込められ、全反射しながら伝搬(導波)され、光導波路の前方に進む。しかし、光導波路のコア部1とクラッド部2の界面に散乱体3を添加することにより、光導波路の全反射条件が一部破壊され、そのため光を伝搬しながら、散乱や放射させることにより、光を徐々にクラッド表面から漏光させることができる(図5、図6参照。)。
前記光導波路を光触媒モジュールとして使用する場合、前記散乱体3としては、励起光として用いる紫外帯域の光を吸収しないもの(たとえばSiO、シリコン樹脂、アクリル樹脂)はもちろん、場合によって、実際の漏光させたい波長帯すなわち光触媒反応発生波長帯にて吸収がないものであれば良い。例えば、可視光型光触媒を使用すれば、紫外領域に吸収があっても、可視光を透過できれば良い。
前記散乱体3の添加方法としては、コア部1の屈折率より低い屈折率を持ったクラッド部2となる樹脂材料を用意し、この樹脂材料を有機溶媒に溶解した後、欠陥となる散乱体3を所定濃度でその溶液中に添加し、分散する。その後、コア部1の外側に溶液を被覆・コートすれば良い。
(3)前記の散乱体3の濃度を一様に分布させた表面漏光光導波路における長手方向の漏光量が不均一となる問題を解消するため、本発明は、漏光させたい部分において、光導波路の長手方向に、クラッド部2中に添加する散乱体3の濃度を段階的に増大させている。これにより、前記表面漏光光導波路4の長手方向に従って漏光率が増大し、漏光量が長手方向に沿って比較的均一になる。図7は本発明の表面漏光光導波路4の構造を示し、一例として、図8中のCに本発明の表面漏光光導波路4の導波路の漏れ特性を示す。図8中のCのグラフに一例を示す通り、本発明の表面漏光光導波路4では、リード部分における漏光は殆ど無く、リード部分より後方側では比較的均一な漏光が得られる。
図8中のCの光導波路はファイバ形状である。そのファイバの製造方法の一例を以下に述べる。
まず、紫外透過型のフッ素系樹脂(屈折率1.37)を有機溶媒(アセトン)で溶解した後、その溶液を3等分した。その後、これらの樹脂溶液の2つに対し、紫外透過型のアクリル系散乱体(平均粒径3μm、屈折率約1.46)を所定濃度(a、b質量%、a<b)で添加し、撹拌して分散させた。その後、市販のアクリルロッド(φ2mm、長さ1.5m)をコアとし、ディップコート法でb質量%(片側から0〜50cm)、a質量%(前記片側から0〜100cm)、0質量%(全長0〜150cm)の溶液を順番に塗布し、乾燥させてクラッド部を形成した。
得られたファイバのリード部分(散乱体0質量%)を入射側として、紫外光源(水銀−キセノンランプ)から励起光をコア部に入射し、長手方向の伝送損失をカットバック法で測定した。前記ファイバの入射側から0〜50cmの部分は散乱体を添加していないリード部分であるため、通常の漏光機能を持たないファイバと同様に、入射光が殆ど損失無く伝搬されている。
一方、入射側から50〜100cmのリード部分より後方側は、コア部1とクラッド部2の界面に、a質量%の散乱体3を添加しているため、光が伝搬されながら散乱体3による欠陥で一部の光が散乱または放射され、クラッド部2表面に漏れてくる。その時、前記a質量%の散乱体3を含有するクラッド部2の外側にさらに1層の散乱体を含まない(散乱体0質量%)クラッド部を設けているが、前記散乱体による漏光のメカニズムで説明した通り、この表面漏光光導波路4はコア部1とクラッド部2の界面の散乱体3によってのみ漏光機能を有し、前記の外側の散乱体0質量%のクラッド部は実質的に機能しない。
同様に、入射側から100〜150cmの部分は、コア部1とクラッド部1の界面には、b質量%(a<b)の散乱体を添加したクラッド部が形成されており、その外側にはさらに散乱体a質量%のクラッド部と散乱体を含まないクラッド部があるが、これら2層のクラッド部は光導波路の漏光特性には影響しない。
図8において、横軸は導波路(本例では光ファイバ)の長さ、縦軸は一定の入射光に対する漏光の割合である。本例示(図8中のC)の表面漏光光導波路は、最初のリード部分には散乱体が添加されていないため漏れがなく、光が伝搬されている。その後、漏光させたい場所での漏光特性は近似直線的となり、比較的均一に漏光されていることが分かる。
(4)前記表面漏光光導波路をファイバ形状、リボン状又はシート状とすることにより、光触媒を担持して反応させたい場所や、形状に応じて、光導波路の大きさ及び形状を変えることができる。
前記表面漏光光導波路をファイバ形状とし、コア部1を石英ガラスで作製する場合には、通常VAD法で得られた石英ガラス母材を用い、通常の紡糸装置、通常の紡糸工程を用いて作製できる。まず、石英ガラス母材を焼結炉で溶融状態とし、下端から線引きして紡糸のパスラインを通して、ボビンまで巻き取る。その間に、被覆装置があり、従来、そこで保護用樹脂を被覆するが、この漏光ファイバを作製するために、被覆装置内に、有機溶媒に溶解した紫外透過型のフッ素系樹脂(屈折率約1.37)を入れ、線引きしながらコア部の外周にクラッド部を被覆する。その後、架橋筒を通し、加熱、乾燥させれば、従来の導波路と同じ構造を持つ漏光しない光ファイバが得られる。そのファイバに漏光機能を寄与するためには、以下の処理を行う。
前記ファイバを一定の長さで切断し、漏光させたい部分だけ有機溶媒に浸漬して紡糸時コートされたクラッド部を再度溶解し、裸線化にする。その後、裸線化された部分を所望漏光量に応じて、前記紡糸時に使用したフッ素系樹脂溶液中に一定濃度で散乱体を分散した溶液中に入れ、ディップコート法によって再度散乱体が添加されているクラッド部を形成(リコート)すれば良い。
また、コア部をアクリルリボンとし、リボン状またはシート状の表面漏光光導波路を製造する場合には、市販の紫外透過型のアクリルリボンを用意し、また、所定濃度で散乱体を分散させたフッ素系樹脂溶液中で、前記のアクリルロッドと同様に、ディップコート法でクラッド部を形成すれば良い。
また、シート状の表面漏光光導波路を製造する場合にも、リボンと同様方法で製造できる。
本実施形態の表面漏光光導波路4は、コア部1内を伝搬する光を散乱又は放射させてクラッド部2の表面から漏光させる散乱体3の密度を長手方向に沿って変化させた構成としたので、前記散乱体3の密度を光導波路の長手方向に従って、段階的に増大させることにより、コア部1に入射した光を導波しながら徐々に、且つ均一にクラッド表面2から漏光させることができる。
次に、本発明に係る光触媒モジュールの実施形態を説明する。
図12は、本発明の光触媒モジュールの一実施形態を示す図であり、図12(a)は光触媒モジュールの側面断面図、(b)は処理部であるパイプ部分の断面図である。図12中、符号10は光触媒モジュール、11は光触媒担持ファイバ、12はUV光源、13はファイババンドル、14は可撓性外管、15はメッシュ、16は電源、17は入口側キャップ、18は入口、19はパイプ、20は出口側キャップ、21は出口、22は被処理液である。
この光触媒モジュール10は、前述した表面漏光光導波路のクラッド部外側の全面又は一部に光触媒が担持されてなる光触媒担持ファイバ11と、該光触媒担持ファイバ11のコア部に励起光を入射するUV光源12と、被処理流体22を光触媒担持ファイバ11と接触させる処理部となるパイプ19を有する装置本体とを備えた構成になっている。
この光触媒担持ファイバ11に担持する光触媒としては、酸化チタン(TiO)、酸化タンタル、酸化スズ、酸化ジルコニウム、酸化ニオブ、酸化バナジウム、チタン酸バリウム(BaTi)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、チタン酸ナトリウム(NaTi13)、二酸化ジルコニウム、硫化カドミウム、α−Fe、酸化亜鉛(ZnO)などが挙げられ、この中でも酸化チタンが好ましい。酸化チタンからなる光触媒を塗布する場合、酸化チタン微粒子を含む市販の光触媒コーティング液を用いることができ、膜厚やコーティング回数などは所定の条件にしたがって形成すればよい。
前記UV光源12としては、前記光触媒を励起可能な光を出力できればよく、特に限定されない。光触媒が紫外線(UV)励起の場合には、水銀−キセノンランプなどのUV光源が用いられる。このUV光源12には電源16が接続されている。
多数本の光触媒担持ファイバ11のリード部分は、束ねてファイババンドル13とし、可撓性外管14内に収容してある。
多数本の光触媒担持ファイバ11のリード部分よりも後方側は、一定間隔毎にメッシュ15に固定し、該メッシュ15を巻回し、処理部となるパイプ19内に収容されている。メッシュ15の一端側には、巻回を容易にするための芯材を設けることが好ましい。
前記装置本体は、多数本の光触媒担持ファイバ11を一定間隔毎にメッシュ15に固定し、該メッシュ15を巻回した処理部を収納するパイプ19と、その一端に取り付けられた被処理流体22の入口18を有する入口側キャップ17と、パイプ19の他端に取り付けられた流体の出口21を有する出口側キャップ20とを備えている。また装置本体には、図示しないが、被処理流体22を入口18からパイプ19内に導入し、出口21から排出するポンプ等の流体搬送手段を設けることもできる。
この光触媒モジュール10は、UV光源12から出力した光を多数本の光触媒担持ファイバ11に入射し、入口18から液体や気体の被処理流体22をパイプ19内に導入することによって、被処理流体22が入口28から出口21に向けて流れる間に、光触媒担持ファイバ11表面に担持された光触媒と接触し、被処理流体22に含まれる汚染物などが分解される。
本実施形態の光触媒モジュール10は、前述した表面漏光光導波路4のクラッド部2外側の全面又は一部に光触媒が担持されてなる光触媒担持ファイバ11を用いたものなので、UV光源12からコア部1に入射した光を損失なく直接光触媒層に照射でき、有機物など汚染物を効率よく分解できる。
[実施例1]
本実施例の光導波路は、ファイバ形状であって、リード部分は50cm、漏光させたい部分1m、入射光の約70%を漏光させるように設計した。
純粋石英ガラスをコア材とし、紡糸線引き装置を用い、コア石英母材を焼結炉で溶融状態とし、下端から線引きして紡糸のパスラインを通して、ボビンで巻き取った。焼結炉とパスラインの間に設けられた被覆装置内に、紫外透過型のフッ素系樹脂(屈折率約1.37)を有機溶媒に溶かしたフッ素系樹脂溶液を入れ、線引きしながらコア部の外周にクラッド部を被覆した。その後、架橋筒を通して、加熱、乾燥させ、コア径200μm、クラッド径250μmのファイバを得た。
得られたファイバから1.5mの条長で2本を切断し、下記の作製方法でサンプルAとサンプルBを作製した。
(サンプルA):1.5mのファイバの片側1mをアセトン中に30分浸漬し、紡糸時被覆されたフッ素系樹脂を溶解させ、その部分を裸にした。次に、裸線の先端から50cmまでを、前記フッ素系樹脂溶液に散乱体を均一に分散させた溶液(散乱体はフッ素系樹脂に対し5質量%)に浸漬し、ディップコート法でクラッドをリコートした。次に、最初に裸線にした全長1mの部分を、前記フッ素系樹脂溶液に散乱体を均一に分散させた溶液(散乱体はフッ素系樹脂に対し2質量%)に浸漬し、ディップコート法でクラッドをリコートした。散乱体としては、平均粒径3μm、屈折率1.46のアクリル樹脂粒子であり、以下の実施例も同じものを用いた。
(サンプルB):1.5mのファイバ全長をアセトン中に30分浸漬し、紡糸時被覆されたフッ素系樹脂を溶解させ、全長を裸にした。次に、前記フッ素系樹脂溶液に(散乱体はフッ素系樹脂に対し5質量%)浸漬し、ディップコート法で、全長にクラッドをリコートした。
得られたサンプルA,Bにそれぞれ紫外光源(水銀−キセノンランプ)から紫外光を入射し、伝送損失をカットバック法で測定した。測定結果を図8に示す(図8中、A,Bのグラフ参照)。同様に1.5mの長さで、50cmをリード部分として使用し、残りの1mを漏光部分とした時、入射側に散乱体が無く、且つ長手方向に段階的に散乱体の濃度を増大したサンプルは、リード部に無駄漏れがなく、漏光させたい部分で入射光の約70%を漏光することができ、しかも漏光の殆どが利用され、効率的であった。それに対して、散乱体が一様に分布しているサンプルは、1.5mの全長で入射光の約90%を漏光できるが、最初の50cmで入射光の約50%以上を漏光させてしまい、結果的に入射光量の約半分しか利用されていないことが分かる。
また、図8に示したように、サンプルA,Bの漏光部分の漏光は、散乱体を一様に分布させたサンプルBよりも長手方向に散乱体濃度を変えたAの方が直線性が良くなり、長手方向の漏光線密度の差が小さく、長手方向に沿って比較的均一であることがわかる。前記光導波路A,Bの長手方向の漏光線密度(=単位長さで、一定入射光量に対する漏光の割合)の比較を図9に示す。
[実施例2]
本実施例の光導波路は、プラスチックファイバであって、リード部分は50cm、漏光させたい部分1mとなるように設計した。
市販の紫外透過型のアクリルロッド(φ2mm、長さ1.5m、屈折率1.49)を2本用意し、下記の作製方法でサンプルCとサンプルDを作製した。
(サンプルC):長さ1.5mアクリルロッドの片側の50cmを、前記フッ素系樹脂溶液に散乱体を均一に分散させた溶液(散乱体はフッ素系樹脂に対し5質量%)に浸漬し、ディップコート法でクラッドを形成した。さらに、その上の50cm部分もあわせて全長1mを、前記フッ素系樹脂溶液に散乱体を均一に分散させた溶液(散乱体はフッ素系樹脂に対し2質量%)に浸漬し、ディップコート法でクラッドを形成した。その後、全長1.5mを散乱体を添加していない前記フッ素系樹脂溶液に浸漬し、ディップコート法でクラッドを形成した。
(サンプルD):アクリルロッドの1.5m全長を、前記フッ素系樹脂溶液に散乱体を均一に分散させた溶液(散乱体はフッ素系樹脂に対し5質量%)に浸漬し、ディップコート法でクラッドを形成した。
得られたサンプルC,Dにそれぞれ紫外光源(水銀−キセノンランプ)から紫外光を入射し、伝送損失をカットバック法で測定した。測定結果を図8及び図9に示す(図中、C,Dのグラフ参照)。実施例1と同様に、入射側に散乱体を設けず、且つ長手方向に段階的に散乱体の濃度を増大したサンプルは、散乱体が一様に分布しているサンプルよりも漏光を効率的に利用できることが分かる。
[実施例3]
本実施例の光導波路は、プラスチックシートであって、リード部分は20cm、漏光させたい部分30cmとなるように設計した。
市販の紫外透過型のアクリルシート(厚み2mm、横幅10mm、長さ50cm、屈折率1.49)を2枚用意し、下記の作製方法でサンプルEとサンプルFを作製した。
(サンプルE):全長50cmのシートの片側15cmを、前記フッ素系樹脂溶液に散乱体を均一に分散させた溶液(散乱体はフッ素系樹脂に対し15質量%)に浸漬し、ディップコート法でクラッドを形成した。次に、その上の15cmもあわせた30cm部分を、前記フッ素系樹脂溶液に散乱体を均一に分散させた溶液(散乱体はフッ素系樹脂に対し10質量%)に浸漬し、ディップコート法でクラッドを形成した。その後、全長50cmを、散乱体を添加していない前記フッ素系樹脂溶液に浸漬し、ディップコート法でクラッドを形成した。
(サンプルF):50cmのシート全長を、前記フッ素系樹脂溶液に散乱体を均一に分散させた溶液(散乱体はフッ素系樹脂に対し15質量%)に浸漬し、ディップコート法でクラッドを形成した。
得られたサンプルE,Fを端面研磨し、それぞれ紫外光源(水銀−キセノンランプ)から紫外光を入射し、紫外照度計でシートの側面(平らの面)に当てて伝送損失を測定した。測定結果を図10及び図11に示す。実施例1,2と同様に、入射側に散乱体を設けず、且つ長手方向に段階的に散乱体の濃度を増大したサンプルは、散乱体が一様に分布しているサンプルよりも漏光を効率的に利用できることが分かる。
[実施例4]
(分解効果)
実施例1で作製したサンプルAとB(それぞれ全長1.5m)を100本ずつ準備した。前記サンプルAとBのそれぞれの入射側から50cm〜150cmの表面に、市販の光触媒アンダーコート材(保護層)を塗布し、さらにその上に光触媒機能を有する酸化チタンコーティング溶液を塗布、乾燥し、ファイバ外周面が光触媒活性を有する酸化チタン膜で被覆された光触媒担持ファイバを作製した。得られた酸化チタン膜の厚みは約1μmであった。
得られたサンプルAとBを100本ずつ片側(Aは散乱体添加されていない側)を収束し、この部分を接着剤で接着した後、端面研磨してバンドル化した。その後、得られたバンドルを用い、図12に示すパイプ型の光触媒モジュールを作製した(L=1m)。
この2つのモジュールを用いて、図12に示すように密閉且つ完全遮光の状態とし、メチレンブルー分解実験を行った。
メチレンブルーの初期濃度は10μmol/L程度に調整した。このメチレンブルー溶液1Lをパイプ内に注入した。紫外光源としては、水銀キセノンランプ(照度2000mw/cm)を用いた。一定時間経過毎にパイプ内のメチレンブルー溶液を分光透光度で測定した。この方法では分光透過率が高いほど溶液中のメチレンブルー濃度が低く、分解が進行していることがわかる。実験結果を図13に示す。
図13に示すように、サンプルAはサンプルBに比べて分解の進行速度がより速いことが確認された。
散乱体濃度と漏光量の関係を表すグラフである。 散乱体濃度と漏光量の関係を表すグラフである。 散乱体濃度と長手方向の漏光線密度の関係を表すグラフである。 光ファイバの屈折率分布を示すグラフである。 表面漏光光導波路の参考例を表す側面断面図である。 本発明の表面漏光光導波路の一実施形態を示す模式図である。 本発明の表面漏光光導波路の一実施形態を示す側面断面図である。 リコートと一様分布の漏光特性を比較するグラフである。 リコートと一様分布の漏光特性を比較するグラフである。 リコートと一様分布の漏光特性を比較するグラフである。 リコートと一様分布の漏光特性を比較するグラフである。 本発明の光触媒モジュールの一実施形態を示す断面図である。 実施例で作製した光触媒モジュールの分解実験の結果を示すグラフである。
符号の説明
1…コア部、2…クラッド部、3…散乱体、4…表面漏光光導波路、10…光触媒モジュール、11…光触媒担持ファイバ(光触媒担持導波路)、12…UV光源、13…ファイババンドル、14…可撓性外管、15…メッシュ、16…電源、17…入口側キャップ、18…入口、19…パイプ(処理部)、20…出口側キャップ、21…出口、22…被処理液。

Claims (4)

  1. コア部と、該コア部よりも屈折率の低い材料からなり、該コア部を囲むように設けられたクラッド部とを備え、且つ少なくとも前記コア部とクラッド部との境界部に、コア部内を伝搬する光を散乱又は放射させてクラッド部の表面から漏光させる欠陥を備えてなるファイバ状の表面漏光光導波路であり、
    前記欠陥は、前記コア部とクラッド部との界面のクラッド部側に添加された、クラッド部をなす材料の屈折率と異なる屈折率を持つ粒子状の散乱体であり、
    ファイバ状の表面漏光光導波路の入射側から近い長さ方向の第1の領域と、第1の領域の出射側に連続する長さ方向の第2の領域とを備え、
    第1の領域は、コア部とクラッド部との界面に、a質量%の散乱体が添加された第1の散乱層を有し、第2の領域は、前記第1の散乱層のコア部側界面にさらにb質量%(a<b)の散乱体が添加された第2の散乱層を有し、
    光触媒モジュール用であることを特徴とする表面漏光光導波路。
  2. 前記散乱体は、クラッド部となる材料中に散乱体を分散させた被覆材料でコア部表面を被覆し、クラッド部の形成と同時に該クラッド部に添加されることを特徴とする請求項1に記載の表面漏光光導波路。
  3. 請求項1又は2に記載の表面漏光光導波路のクラッド部外側の全面又は一部に光触媒が担持されてなる光触媒担持導波路と、該光触媒担持導波路のコア部に励起光を入射する光源と、被処理流体を前記光触媒担持導波路と接触させる処理部を有する装置本体とを備えたことを特徴とする光触媒モジュール。
  4. 紫外透過型のフッ素系樹脂が溶解され、紫外透過型のアクリル系散乱体を濃度a質量%で添加した第1の有機溶媒と、紫外透過型のフッ素系樹脂が溶解され、紫外透過型のアクリル系散乱体を濃度b(a<b)質量%で添加した第2の有機溶媒と、を作製するステップと、
    コアとなるアクリルロッドを前記作製した第2の有機溶媒にディップコート法でアクリルロッドの一端面から第1の長さmだけ塗布する第1の塗布ステップと、
    前記第1の塗布ステップに引き続き、前記アクリルロッドを前記作製した第1の有機溶媒にディップコート法でアクリルロッドの一端面から第2の長さn(n>m)だけ塗布する第2の塗布ステップと、
    を含む、光触媒モジュール用表面漏光光導波路の製造方法。
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