JP4318407B2 - 受信装置及びそのフロー制御方法、送信装置及びそのフロー制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、バッファ内のデータを読み出す受信装置と、再生したデータをネットワークへ送信する送信装置とそれらのフロー制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤー等の再生装置で再生されたディジタルの音声データや映像データをIEEE1394規格のシリアルバス(IEEE Std.1394-1995 IEEE Standard for a High Performance Serial Bus)の伝送路などを用いたネットワークに送信し、アンプ等の受信装置で音声データを受信する高音質再生が可能なディジタルオーディオビデオシステムが実現されつつある。
【0003】
従来のアンプ等の受信装置は、受信装置側のPLLによって送信装置側のクロック情報を再現し、音声を再生するものである。
しかし、上記のディジタルオーディオビデオシステムに対し、このような従来のアンプ等の受信装置を用いると、PLLのジッタによって、音質が劣化してしまう問題点がある。
【0004】
上記の音質が劣化してしまうという問題点を解消するため、従来のフロー制御方法を受信装置に適用する方法が考えられる。
この従来のフロー制御方法は、受信装置側のバッファにデーターを蓄積し、オーバーフローやアンダーフローを起こさないように、例えば、送信側の再生速度を±1%以内の速度となるように制御信号を送信して送信装置を制御する方法である。
【0005】
このような従来のフロー制御方法を受信装置に適用した場合、受信装置側において受信したデータをバッファに蓄積し、水晶精度のクロックを使用してバッファから読み出して音声を再生することによって、高品位な音声の再生ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のフロー制御方法を適用した受信装置は、伝送中に送信データのFS(サンプリング周波数)が変化した場合には、変化後のFSに対応したクロックに受信装置側を切換えなければならない。このとき、バッファ内部に、変化前のFSによるデータが残っているため、再生処理ができなくなり、音声の再生が途切れる等の不具合が生ずる。
【0007】
本発明は、前述した問題点や不具合に鑑みてなされたものであり、その目的はサンプリング周波数が変化した場合に、音声の再生が途切れる等の不具合が生じない高品位な音声の再生ができる受信装置及びそのフロー制御方法と送信装置及びそのフロー制御方法とを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る受信装置は、請求項1に記載したように、ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、当該受信装置は、前記データのサンプリング周波数の変化を検出する検出手段と、前記検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御する第1の制御手段と、前記検出手段の出力に応答して、前記バッファ内のデータをクリアするクリア手段と、前記検出手段の出力に応答して、前記基準クロックの周波数を切り換えるクロック切換手段と、前記検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する第2の制御手段と、を有することを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数が変化したとき、バッファ内のデータをクリアして、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換えるように制御する。
【0009】
本発明に係る受信装置は、請求項2に記載したように、ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、当該受信装置は、前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みを停止制御する第1の制御手段と、前記バッファ内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御する第2の制御手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記基準クロックの周波数を切り換えるクロック切換手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する第3の制御手段と、を有することを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数が変化したとき、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換えるように制御する。
【0010】
本発明に係る送信装置は、請求項3に記載したように、再生したデータをネットワークへ送信するように構成された送信装置であって、当該送信装置は、再生トラックの変更を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段の出力に応答して、データ再生をポーズ状態にする第1の制御手段と、ポーズ解除信号の受信を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記ポーズ状態を解除する第2の制御手段と、を有することを特徴とする。
これにより、トラック変更するごとにデータ再生をポーズ状態にし、ポーズ解除信号を受信したとき、ポーズ状態を解除し、データ再生を再開する。
【0011】
本発明に係る受信装置は、請求項4に記載したように、ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、当該受信装置は、送信側のポーズ状態を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段の出力に応答して、前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みを停止制御する制御手段と、前記バッファ内のデータが空になったことを検出する第3の検出手段と、前記第3の検出手段の出力に応答して、前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御する制御手段と、前記第3の検出手段の出力に応答して、前記基準クロックの周波数を切り換えるクロック切換手段と、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する制御手段と、前記送信側へポーズ解除信号を送信する制御信号送信手段と、を有することを特徴とする。
これにより、送信側のポーズ状態を検出し、サンプリング周波数が変化したとき、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換え、送信側の動作を再開させるポーズ解除信号を送信する。
【0012】
本発明に係る受信装置は、請求項5に記載したように、ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、当該受信装置は、前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みを停止制御する第1の制御手段と、送信側へポーズ信号を送信する第1の制御信号送信手段と、前記バッファ内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御する第2の制御手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記基準クロックの周波数を切り換えるクロック切換手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する第3の制御手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記送信側へポーズ解除信号を送信する第2の制御信号送信手段と、を有することを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数の変化したときに、送信側にデータ再生をポーズ状態にする信号を送信し、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換え、送信側の動作を再開させるポーズ解除信号を送信する。
【0013】
本発明に係る送信装置は、請求項6に記載したように、再生したデータをネットワークへ送信するように構成された送信装置であって、当該送信装置は、前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段の出力に応答して、データ再生をポーズ状態にする第1の制御手段と、ポーズ解除信号の受信を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記ポーズ状態を解除する第2の制御手段と、を有することを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数が変化したときに、データ再生をポーズ状態にし、ポーズ解除信号を受信したときに、ポーズ状態を解除し、データ再生を再開する。
【0014】
本発明に係る受信装置は、請求項7に記載したように、ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、当該受信装置は、前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みを停止制御する第1の制御手段と、前記バッファ内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御する第2の制御手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記基準クロックの周波数を切り換えるクロック切換手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する第3の制御手段と、前記送信側へポーズ解除信号を送信する制御信号送信手段と、を有することを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数の変化を検出したときに、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換え、送信側の動作を再開させるポーズ解除信号を送信する。
【0015】
本発明に係る受信装置は、請求項8に記載したように、ネットワークから受信したデータを複数のバッファに蓄積し、複数の基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、当該受信装置は、前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段の出力に応答して、一方のバッファへの前記データの書き込みを停止制御する第1の制御手段と、前記第1の検出手段の出力に応答して、第1の基準クロックの周波数を切り換える第1のクロック切換手段と、前記第1の検出手段の出力に応答して、他方のバッファへのデータの書き込みを開始制御する第2の制御手段と、前記一方のバッファ内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記一方のバッファからの前記データの読み出しを停止制御する第3の制御手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、第2の基準クロックの周波数を切り換える第2のクロック切換手段と、前記第2の検出手段の出力に応答して、前記他方のバッファからのデータの読み出しを開始制御する第2の制御手段と、を有することを特徴とする。これにより、サンプリング周波数が変化したとき、一方のバッファから行っている変化前のデータの読み出しはそのまま続け、変化後のデータは、書き込み側の基準クロックを切り換えて、他方のバッファに書き込み、一方のバッファのデータが無くなり次第、読み出し側の基準クロックを切り換えて、読み出すバッファを他方のバッファに切り換える。
【0016】
本発明に係る受信装置のフロー制御方法は、請求項9に記載したように、ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御するステップと、前記バッファ内のデータをクリアするステップと、前記基準クロックの周波数を切り換えるステップと、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開するステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数が変化したとき、バッファ内のデータをクリアして、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換えるように制御する。
【0017】
本発明に係る受信装置のフロー制御方法は、請求項10に記載したように、ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、前記バッファへの前記データの書き込みを停止するステップと、前記バッファ内のデータが空になったことを検出するステップと、前記バッファ内のデータが空になったことが検出された場合、前記バッファからの前記データの読み出しを停止するステップと、前記基準クロックの周波数を切り換えるステップと、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開するステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数が変化したとき、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換えるように制御する。
【0018】
本発明に係る送信装置のフロー制御方法は、請求項11に記載したように、再生したデータをネットワークへ送信するように構成された送信装置のフロー制御方法であって、再生トラックの変更を検出するステップと、前記再生トラックの変更が検出された場合、データ再生をポーズ状態にするステップと、ポーズ解除信号の受信を検出するステップと、前記ポーズ解除信号の受信が検出された場合、前記ポーズ状態を解除するステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、トラック変更するごとにデータ再生をポーズ状態にし、ポーズ解除信号を受信したとき、ポーズ状態を解除し、データ再生を再開する。
【0019】
本発明に係る受信装置のフロー制御方法は、請求項12に記載したように、ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、送信側のポーズ状態を検出するステップと、前記送信側のポーズ状態が検出された場合、前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、前記バッファへの前記データの書き込みを停止するステップと、前記バッファ内のデータが空になったことを検出するステップと、バッファ内のデータが空になったことが検出された場合、前記バッファからの前記データの読み出しを停止するステップと、前記基準クロックの周波数を切り換えるステップと、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御するステップと、前記送信側へポーズ解除信号を送信するステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、送信側のポーズ状態を検出し、サンプリング周波数が変化したとき、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換え、送信側の動作を再開させるポーズ解除信号を送信する。
【0020】
本発明に係る受信装置のフロー制御方法は、請求項13に記載したように、ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、前記バッファへの前記データの書き込みを停止制御するステップと、送信側へポーズ信号を送信するステップと、前記バッファ内のデータが空になったことを検出するステップと、前記バッファ内のデータが空になったことが検出された場合、前記バッファからの前記データの読み出しを停止するステップと、前記基準クロックの周波数を切り換えるステップと、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開するステップと、前記送信側へポーズ解除信号を送信するステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数の変化したときに、送信側にデータ再生をポーズ状態にする信号を送信し、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換え、送信側の動作を再開させるポーズ解除信号を送信する。
【0021】
本発明に係る送信装置のフロー制御方法は、請求項14に記載したように、再生したデータをネットワークへ送信するように構成された送信装置のフロー制御方法であって、前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、データ再生をポーズ状態にするステップと、ポーズ解除信号の受信を検出するステップと、前記ポーズ解除信号の受信が検出された場合、前記ポーズ状態を解除するステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数が変化したときに、データ再生をポーズ状態にし、ポーズ解除信号を受信したときに、ポーズ状態を解除し、データ再生を再開する。
【0022】
本発明に係る受信装置のフロー制御方法は、請求項15に記載したように、ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、 前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、前記バッファへの前記データの書き込みを停止するステップと、前記バッファ内のデータが空になったことを検出するステップと、前記バッファ内のデータが空になったことが検出された場合、前記バッファからの前記データの読み出しを停止するステップと、前記基準クロックの周波数を切り換えるステップと、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開するステップと、前記送信側へポーズ解除信号を送信するステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数の変化を検出したときに、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換え、送信側の動作を再開させるポーズ解除信号を送信する。
【0023】
本発明に係る受信装置のフロー制御方法は、請求項16に記載したように、ネットワークから受信したデータを複数のバッファに蓄積し、複数の基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、、一方のバッファへの前記データの書き込みを停止するステップと、第1の基準クロックの周波数を切り換えるステップと、他方のバッファへのデータの書き込みを開始するステップと、前記一方のバッファ内のデータが空になったことを検出するステップと、前記一方のバッファ内のデータが空になったことが検出された場合、前記一方のバッファからの前記データの読み出しを停止制御するステップと、第2の基準クロックの周波数を切り換えるステップと、前記他方のバッファからのデータの読み出しを開始するステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、サンプリング周波数が変化したとき、一方のバッファから行っている変化前のデータの読み出しはそのまま続け、変化後のデータは、書き込み側の基準クロックを切り換えて、他方のバッファに書き込み、一方のバッファのデータが無くなり次第、読み出し側の基準クロックを切り換えて、読み出すバッファを他方のバッファに切り換える。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明に係る第1の実施の形態を以下説明する。
図1は、第1〜第5の実施の形態に係る受信装置(アンプ)の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る受信装置(アンプ)10は、I/F部11と、バッファ12と、音声処理部13と、DAコンバータ14と、基準クロック発生部15a,15bと、基準クロック切換スイッチ16と、CPU17と、操作部18と、表示部19とを備えている。
【0025】
次に、以下、各ブロックの接続および構成を説明する。
図1に示すように、I/F部11は、ネットワーク接続されたIEEE1394規格のシリアルバスに接続されている。また、I/F部11は、制御信号の入出力ができるようにCPU17と接続され、さらに、音声データD1をバッファ12へ出力するように接続されている。
【0026】
バッファ12は、音声データD2を音声処理部13へ出力するように接続され、また、CPU17へバッファ情報を出力し、CPU17からバッファ制御信号が入力されるように接続されている。
【0027】
音声処理部13は、DAコンバータ14へ音声データD3を出力するように接続され、また、制御信号の入出力できるようにCPU17と接続されている。
【0028】
DAコンバータ14は、DA変換された音声信号を外部機器(例えば、スピーカー)等へ接続可能に構成されている。
【0029】
基準クロック発生部15a,15bはそれぞれ異なるFS(サンプリング周波数)の基準クロックCKa,CKbを発生するように構成されている。
【0030】
基準クロック切換スイッチ16は、基準クロック発生部15aから供給された基準クロックCKaと基準クロック発生部15bから供給された基準クロックCKbとCPU17から出力された基準クロック切換制御信号とを入力し、受信装置(アンプ)10内の各ブロック(I/F部11、バッファ12、DAコンバータ14)へ切り換えた基準クロックCKを供給するように構成されている。
【0031】
CPU17は、受信装置(アンプ)10を外部から操作するための操作部18からの操作情報が入力され、外部へ内部の情報を表示する表示部19へ表示情報を出力されるようにそれぞれ接続されている。
また、受信装置(アンプ)10内の各ブロックを制御するように構成され、I/F部11への制御信号の入出力と、バッファ12からのバッファ情報の入力と、バッファ12への制御信号の出力と、基準クロック切換スイッチ16への切換制御信号の出力と、音声処理部13への制御信号の出力とをするように構成されている。
【0032】
次に、送信装置(DVDプレーヤー)の構成について説明する。
図2は、送信装置(DVDプレーヤー)の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、送信装置(DVDプレーヤー)20は、DVD再生部21と、IEEE1394規格のI/F部22と、CPU23と、操作部24と、表示部25とを備えている。
【0033】
次に、以下、送信装置(DVDプレーヤー)20の各ブロックの接続および構成を説明する。
図2に示すように、DVD再生部21は、再生された音声データD4をI/F部22へ出力するように接続され、制御信号が入出力できるようにCPU23と接続されている。
【0034】
I/F部22は、ネットワーク接続されたIEEE1394規格のシリアルバスに接続されている。このI/F部22は、制御信号の入出力ができるようにCPU23と接続され、また、音声データD4が入力されるように接続されている。
【0035】
CPU23は、送信装置(DVDプレーヤー)20を外部から操作するための操作部24からの操作情報が入力され、外部へ内部の情報を表示する表示部25へ表示情報を出力されるようにそれぞれ接続されている。
また、送信装置(DVDプレーヤー)20内の各ブロックを制御するように構成され、DVD再生部21とI/F部22とに対する制御信号の入出力をするように構成されている。
【0036】
本実施の形態は、ネットワークから受信した音声データをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、バッファ12内の音声データを読み出すように構成された受信装置(アンプ)10である。音声データは、例えば、送信装置(DVDプレーヤー)20から送信されたものである。
本実施の形態に係る受信装置(アンプ)10の特徴は、CPU17から制御信号を送信して、フロー制御する複数の手段を備えており、これらの手段は以下の通りである。
(1)音声データD1のサンプリング周波数の変化を検出する検出手段。
(2)検出手段の出力に応答して、バッファ12への音声データD1の書き込みおよびバッファ12からの音声データD2の読み出しを停止制御する第1の制御手段。
(3)検出手段の出力に応答して、バッファ12内のデータをクリアするクリア手段。
(4)検出手段の出力に応答して、基準クロックCKの周波数を切り換える基準クロック切換手段。
(5)検出手段の出力に応答して、バッファ12への音声データD1の書き込みおよびバッファ12からの音声データD2の読み出しを再開制御する第2の制御手段。
【0037】
以下、第1の実施の形態に係る受信装置のフロー制御方法を、図3を用いて説明する。
まず、図3に示すように、受信装置(アンプ)10は、フロー制御受信処理を行う(ステップS101)。
【0038】
次に、FSが変化したか否かの検出処理を行い、FSの変化が検出された場合(Y)はステップS103の処理を行い、FSの変化が検出されない場合(N)は、ステップS101のフロー制御受信処理に戻る(ステップS102)。
【0039】
次に、CPU17からバッファ12へバッファ停止制御信号を送り、バッファ12への音声データD1の書き込みおよびバッファ12からの音声データD2の読み出しを停止させる(ステップS103)。
【0040】
次に、CPU17からバッファ12へクリア制御信号を送り、バッファ12内に蓄積されたデータをクリアする(ステップS104)。
【0041】
次に、CPU17から基準クロック切換スイッチ16へ切換制御信号を送り、基準クロックを切り換える(ステップS105)
【0042】
次に、CPU17から音声処理部13へ音声制御信号を送り、外部へ出力する音声信号の処理を切り換える(ステップS106)。
【0043】
次に、CPU17からバッファ12へ再開制御信号を送り、バッファアクセス(書き込み,読み出し)を再開させ、S101のフロー制御受信処理に戻る(ステップS107)。
【0044】
(第2の実施の形態)
本発明に係る第2の実施の形態を以下説明する。
第2の実施の形態に係る受信装置(アンプ)10の構成は、第1の実施の形態と同様の構成であり、また、送信装置(DVDプレーヤー)20の構成も同様である。
【0045】
本実施の形態は、ネットワークから受信した音声データD1をバッファ12に蓄積し、基準クロックCKに基づき、バッファ12内のデータを読み出すように構成された受信装置(アンプ)10である。音声データD1は、例えば、送信装置(DVDプレーヤー)20から送信されたものである。
本実施の形態に係る受信装置(アンプ)10の特徴は、CPU17から制御信号を送信して、フロー制御する複数の手段を備えており、これらの手段は以下の通りである。
(1)音声データD1のサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段。
(2)第1の検出手段の出力に応答して、バッファ12への音声データD1の書き込みを停止制御する第1の制御手段。
(3)バッファ12内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段。
(4)第2の検出手段の出力に応答して、バッファ12からの音声データD2の読み出しを停止制御する第2の制御手段。
(5)第2の検出手段の出力に応答して、基準クロックCKの周波数を切り換える基準クロック切換手段。
(6)第2の検出手段の出力に応答して、バッファ12への音声データD1の書き込みおよびバッファ12からの音声データD2の読み出しを再開制御する第3の制御手段。
【0046】
以下、第2の実施の形態に係る受信装置のフロー制御方法を、図4を用いて説明する。
まず、図4に示すように、受信装置(アンプ)10は、フロー制御受信処理を行う(ステップS201)。
【0047】
次に、FSが変化したか否かの検出処理を行い、FSの変化が検出された場合(Y)はステップS203の処理を行い、FSの変化が検出されない場合(N)は、ステップS201のフロー制御受信処理に戻る(ステップS202)。
【0048】
次に、CPU17からバッファ12へ書き込み停止制御信号を送り、バッファ12への音声データD1の書き込みを停止させる(ステップS203)。
【0049】
次に、バッファ12が空か否かを検出し、バッファ12が空であることが検出された場合(Y)はステップS205の処理を行い、バッファが空であることが検出されない場合(N)は、このバッファが空か否かの検出を繰り返す(ステップS204)。
【0050】
次に、CPU17からバッファ12へ読み出し停止制御信号を送り、バッファ12からの音声データD2の読み出しを停止させる(ステップS205)。
【0051】
次に、CPU17から基準クロック切換スイッチ16へ基準クロック切換制御信号を送り、基準クロックを切り換える(ステップS206)
【0052】
次に、CPU17から音声処理部13へ制御信号を送り、外部へ出力する音声信号の処理を切り換える(ステップS207)。
【0053】
次に、CPU17からバッファ12へ再開制御信号を送り、バッファアクセス(書き込み,読み出し)を再開させ、S201のフロー制御受信処理に戻る(ステップS208)。
【0054】
(第3の実施の形態)
本発明に係る第3の実施の形態を以下説明する。
第3の実施の形態に係る受信装置(アンプ)10の構成は、第1の実施の形態と同様の構成であり、また、送信装置(DVDプレーヤー)20も同様である。
【0055】
以下、送信装置および受信装置の制御信号とデータとのタイミングを図5を参照しながら説明する。
【0056】
図5に示すように、トラックnからトラックn+1へトラック変更する際に、送信装置(DVDプレーヤー)20から送出されたFS=48kHzのA&M(IEEE1394音声伝送規格)データがポーズモードを経て、FS=32kHzに変化している。
【0057】
まず、トラックnにおけるFS=48kHzのA&Mデータは、125μsecの長さを有するシリアルバス上の同期単位であるアイソクロナスサイクルに格納されている。
【0058】
送信装置(DVDプレーヤー)20は、A&Mデータ中にあるサンプリング周波数(FS)等の音声データに関連する関連情報FDF(Format Dependent Field)の値を2(FS:48kHzを示す)から0(FS:32kHzを示す)に変更した後、ポーズモードに入る。受信装置(アンプ)10は、一致の間隔で送信装置に対して状態取得要求コマンドをアンシンクロナスサイクルに格納して送出する。状態取得要求コマンドを受信した送信装置は、ポーズ状態である事を送出し、これを受信した受信装置(アンプ)10は、受信しているオーディオデータ中の関連情報FDFの値を調べることにより、FSが変化したことを確認すると、送信装置(DVDプレーヤー)20にポーズ解除コマンドを送出する。
【0059】
そして、ポーズ解除コマンドを受信した送信装置(DVDプレーヤー)20は、ポーズを解除してトラックn+1におけるFS=32kHzのA&Mデータを送出する。
【0060】
本実施の形態は、再生した音声データをネットワークへ送信するように構成された送信装置(DVDプレーヤー)20と、ネットワークから受信した音声データをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置(アンプ)10とである。
【0061】
本実施の形態に係る送信装置(DVDプレーヤー)20の特徴は、CPU23から制御信号を送信して、フロー制御する複数の手段を備えており、これらの手段は以下の通りである。
(1)再生トラックの変更を検出する第1の検出手段。
(2)第1の検出手段の出力に応答して、データ再生をポーズ状態にする第1の制御手段。
(3)ポーズ解除信号の受信を検出する第2の検出手段。
(4)第2の検出手段の出力に応答して、前記ポーズ状態を解除する第2の制御手段。
【0062】
本実施の形態に係る受信装置(アンプ)10の特徴は、CPU17から制御信号を送信して、フロー制御する複数の手段を備えており、これらの手段は以下の通りである。
(1)送信側のポーズ状態を検出する第1の検出手段。
(2)第1の検出手段の出力に応答して、音声データD1のサンプリング周波数の変化を検出する第2の検出手段。
(3)第2の検出手段の出力に応答して、バッファ12への音声データD1の書き込みを停止制御する制御手段。
(4)バッファ12内のデータが空になったことを検出する第3の検出手段と、第3の検出手段の出力に応答して、バッファ12からの音声データD2の読み出しを停止制御する制御手段。
(5)第3の検出手段の出力に応答して、基準クロックCKの周波数を切り換える基準クロック切換手段。
(6)前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する制御手段。
(7)送信側へポーズ解除信号を送信する制御信号送信手段。
【0063】
以下、第3の実施の形態に係る送信装置および受信装置のフロー制御方法を、図6を用いて説明する。
図6において、ステップS301〜S307は、送信装置側のフロー制御方法であり、ステップS308〜S316は、受信装置側のフロー制御方法である。
【0064】
以下、送信装置(DVDプレーヤー)側のフロー制御を説明する。
送信装置(DVDプレーヤー)20は、フロー制御再生を行っている(ステップS201)。
【0065】
次に、トラックが変更したか否かの検出処理を行い、トラック変更が検出された場合(Y)はステップS304の処理を行い、トラック変更が検出されない場合(N)は、ステップS301のフロー制御再生処理に戻る(ステップS302)。
【0066】
次に、送信する関連情報FDF等を必要に応じて変更する(ステップS303)。
【0067】
次に、DVD再生部21をポーズモードにする(ステップS304)。
【0068】
次に、ポーズ解除コマンドを受信したか否かの検出処理を行い、ポーズ解除コマンドを受信した場合(Y)はステップS306の処理を行い、ポーズ解除コマンドを受信していない場合(N)は、ステップS304のポーズモードを維持する(ステップS305)。
【0069】
次に、DVD再生部21のポーズモードを解除し、ステップS201のフロー制御再生に戻る(ステップS306)。
【0070】
以下、受信装置(アンプ)側のフロー制御方法を説明する。
まず、送信装置(DVDプレーヤー)20のステータスを取得する(ステップS307)。
【0071】
次に、送信装置(DVDプレーヤー)20がポーズモードか否かの検出処理を行い、ポーズモードの場合(Y)はステップS306の処理を行い、ポーズモードでない場合(N)は、ステップS307に戻る(ステップS308)。
【0072】
次に、FSが変化したか否かの検出処理を行い、FSの変化が検出された場合(Y)はステップS310の処理を行い、FSの変化が検出されない場合(N)は、ステップS316の処理(ポーズ解除コマンドの送信)を行う(ステップS309)。
【0073】
次に、CPU17からバッファ12へ書き込み停止制御信号を送り、バッファ12への音声データD1の書き込みを停止させる(ステップS310)。
【0074】
次に、バッファ12が空か否かを検出し、バッファ12が空であることが検出された場合(Y)はステップS312の処理を行い、バッファが空であることが検出されない場合(N)は、このバッファが空か否かの検出を繰り返す(ステップS311)。
【0075】
次に、CPU17からバッファ12へ読み出し停止制御信号を送り、バッファ12から音声データD2の読み出しを停止させる(ステップS312)。
【0076】
次に、CPU17から基準クロック切換スイッチ16へ基準クロック切換制御信号を送り、基準クロックを切り換える(ステップS313)
【0077】
次に、CPU17から音声処理部13へ音声制御信号を送り、外部へ出力する音声信号の処理を切り換える(ステップS314)。
【0078】
次に、CPU17からバッファ12へ再開制御信号を送り、バッファアクセス(書き込み,読み出し)を再開させる(ステップS315)。
【0079】
次に、送信装置(DVDプレーヤー)20に対して、ポーズ解除コマンドを送信し、ステップS307に戻る(ステップS316)。
【0080】
(第4の実施の形態)
本発明に係る第4の実施の形態を以下説明する。
第4の実施の形態に係る受信装置(アンプ)10の構成は、第1の実施の形態と同様の構成であり、また、送信装置(DVDプレーヤー)20も同様である。
【0081】
本実施の形態は、ネットワークから受信した音声データをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置(アンプ)10である。音声データは、例えば、送信装置(DVDプレーヤー)20から送信されたものである。
本実施の形態に係る受信装置(アンプ)10の特徴は、CPU17から制御信号を送信して、フロー制御する複数の手段を備えており、これらの手段は以下の通りである。
(1)音声データD1のサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段。
(2)第1の検出手段の出力に応答して、バッファ12への音声データD1の書き込みを停止制御する第1の制御手段。
(3)送信側へポーズ信号を送信する第1の制御信号送信手段。
(4)バッファ12内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段と、第2の検出手段の出力に応答して、バッファ12からの音声データD2の読み出しを停止制御する第2の制御手段。
(5)第2の検出手段の出力に応答して、基準クロックCKの周波数を切り換える基準クロック切換手段。
(6)第2の検出手段の出力に応答して、バッファ12への音声データD1の書き込みおよびバッファ12からの音声データD2の読み出しを再開制御する第3の制御手段。
(7)第2の検出手段の出力に応答して、送信側へポーズ解除信号を送信する第2の制御信号送信手段。
【0082】
以下、第4の実施の形態に係る受信装置のフロー制御を図7により説明する。
まず、図7に示すように、受信装置(アンプ)10は、フロー制御受信処理を行う(ステップS401)。
【0083】
次に、FSが変化したか否かの検出処理を行い、FSの変化が検出された場合(Y)はステップS403の処理を行い、FSの変化が検出されない場合(N)は、ステップS401のフロー制御受信処理に戻る(ステップS402)。
【0084】
次に、CPU17からバッファ12へ書き込み停止制御信号を送り、バッファ12への音声データD1の書き込みを停止させる(ステップS403)。
【0085】
次に、送信装置(DVDプレーヤー)20に対して、ポーズコマンドを送信し、送信装置(DVDプレーヤー)20をポーズモードにさせる(ステップS404)。
【0086】
次に、バッファ12が空か否かを検出し、バッファ12が空であることが検出された場合(Y)はステップS406の処理を行い、バッファが空であることが検出されない場合(N)は、このバッファが空か否かの検出を繰り返す(ステップS405)。
【0087】
次に、CPU17からバッファ12へ読み出し停止制御信号を送り、バッファ12から音声データD2の読み出しを停止させる(ステップS406)。
【0088】
次に、CPU17から基準クロック切換スイッチ16へ基準クロック切換制御信号を送り、基準クロックを切り換える(ステップS407)
【0089】
次に、CPU17から音声処理部13へ音声制御信号を送り、外部へ出力する音声信号の処理を切り換える(ステップS408)。
【0090】
次に、CPU17からバッファ12へ再開制御信号を送り、バッファアクセス(書き込み,読み出し)を再開させる(ステップS409)。
【0091】
次に、送信装置(DVDプレーヤー)20に対して、ポーズ解除コマンドを送信し、ステップS401に戻る(ステップS410)。
【0092】
(第5の実施の形態)
本発明に係る第5の実施の形態を以下説明する。
第5の実施の形態に係る受信装置(アンプ)10の構成は、第1の実施の形態と同様の構成であり、また、送信装置(DVDプレーヤー)20も同様である。
【0093】
本実施の形態は、再生したデータをネットワークへ送信するように構成された送信装置(DVDプレーヤー)20と、ネットワークから受信した音声データをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置(アンプ)10とである。
【0094】
本実施の形態に係る送信装置(DVDプレーヤー)20の特徴は、CPU23から制御信号を送信して、フロー制御する複数の手段を備えており、これらの手段は以下の通りである。
(1)音声データD4のサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段。
(2)第1の検出手段の出力に応答して、音声データ再生をポーズ状態にする第1の制御手段。
(3)ポーズ解除信号の受信を検出する第2の検出手段。
(4)第2の検出手段の出力に応答して、ポーズ状態を解除する第2の制御手段。
【0095】
本実施の形態に係る受信装置(アンプ)10の特徴は、CPU17から制御信号を送信して、フロー制御する複数の手段を備えており、これらの手段は以下の通りである。
(1)音声データD1のサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段。
(2)第1の検出手段の出力に応答して、バッファへ12の音声データD1の書き込みを停止制御する第1の制御手段。
(3)バッファ12内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段。
(4)第2の検出手段の出力に応答して、バッファ12からの音声データD2の読み出しを停止制御する第2の制御手段。
(5)第2の検出手段の出力に応答して、基準クロックCKの周波数を切り換える基準クロック切換手段。
(6)第2の検出手段の出力に応答して、バッファへ12の音声データD1の書き込みおよびバッファ12からの音声データD2の読み出しを再開制御する第3の制御手段。
(7)送信側へポーズ解除信号を送信する制御信号送信手段。
【0096】
以下、第5の実施の形態に係る送信装置および受信装置のフロー制御方法を、図8を用いて説明する。
図8において、ステップS501〜S506は、送信装置(DVDプレーヤー)側のフロー制御方法であり、ステップS507〜S515は、受信装置(アンプ)側のフロー制御方法である。
【0097】
以下、送信装置(DVDプレーヤー)20側のフロー制御方法を説明する。
送信装置(DVDプレーヤー)20は、フロー制御再生を行っている(ステップS501)。
【0098】
次に、FSが変化したか否かの検出処理を行い、FS変化が検出された場合(Y)はステップS503の処理を行い、FS変化が検出されない場合(N)は、ステップS501フロー制御再生処理に戻る(ステップS502)。
【0099】
次に、送信する音声データの関連情報FDF等を必要に応じて変更する(ステップS503)。
【0100】
次に、DVD再生部21をポーズモードにする(ステップS504)。
【0101】
次に、ポーズ解除コマンドを受信したか否かの検出処理を行い、ポーズ解除コマンドを受信した場合(Y)はステップS506の処理を行い、ポーズ解除コマンドを受信していない場合(N)は、ステップS504のポーズモードを維持する(ステップS505)。
【0102】
次に、DVD再生部21のポーズモードを解除し、ステップS501のフロー制御再生に戻る(ステップS506)。
【0103】
以下、受信装置(アンプ)側のフロー制御方法を説明する。
図8に示すように、受信装置(アンプ)10は、フロー制御受信処理を行う(ステップS507)。
【0104】
次に、FSが変化したか否かの検出処理を行い、FSの変化が検出された場合(Y)はステップS509の処理を行い、FSの変化が検出されない場合(N)は、ステップS507に戻る(ステップS508)。
【0105】
次に、CPU17からバッファ12へ書き込み停止制御信号を送り、バッファ12への音声データD1の書き込みを停止させる(ステップS509)。
【0106】
次に、バッファ12が空か否かを検出し、バッファ12が空であることが検出された場合(Y)はステップS511の処理を行い、バッファが空であることが検出されない場合(N)は、このバッファが空か否かの検出を繰り返す(ステップS510)。
【0107】
次に、CPU17からバッファ12へ読み出し停止制御信号を送り、バッファ12から音声データD2の読み出しを停止させる(ステップS511)。
【0108】
次に、CPU17から基準クロック切換スイッチ16へ基準クロック切換制御信号を送り、基準クロックを切り換える(ステップS512)
【0109】
次に、CPU17から音声処理部13へ制御信号を送り、外部へ出力する音声信号の処理を切り換える(ステップS513)。
【0110】
次に、CPU17からバッファ12へ再開制御信号を送り、バッファアクセス(書き込み,読み出し)を再開させる(ステップS514)。
【0111】
次に、送信装置(DVDプレーヤー)20に対して、ポーズ解除コマンドを送信し、ステップS507に戻る(ステップS515)。
【0112】
(第6の実施の形態)
本発明に係る第6の実施の形態を以下説明する。
図9は、第6の実施の形態に係る受信装置(アンプ)の構成を示すブロック図である。
図9に示した第6の実施の形態に係る受信装置(アンプ)60の構成が、第1の実施の形態と異なる箇所は、バッファ12および基準クロック切り換えスイッチ16であり、本実施の形態では、バッファ12は2つのバッファ12a,12bから構成され、基準クロック切換スイッチ16は2つの基準クロック切換スイッチ16a,16bから構成されている。
【0113】
これに伴って基準クロック供給の構成が異なり、基準クロック切換スイッチ16aは、基準クロック発生部15aから供給された基準クロックCKaと基準クロック発生部15bから供給された基準クロックCKbとCPU17から出力された基準クロック切換制御信号とを入力し、I/F部11とバッファ12とへ切り換えた基準クロックCK1を供給するように構成されている。
また、基準クロック切換スイッチ16bは、基準クロック発生部15aから供給された基準クロックCKaと基準クロック発生部15bから供給された基準クロックCKbとCPU17から出力された基準クロック切換制御信号とを入力し、バッファ12とDAコンバータ14とへ切り換えた基準クロックCK2を供給するように構成されている。
【0114】
以上の構成以外は、第1の実施の形態と同様の構成であり、また、送信装置(DVDプレーヤー)20も同様である。
【0115】
本実施の形態は、ネットワークから受信した音声データをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置(アンプ)10である。音声データは、例えば、送信装置(DVDプレーヤー)20から送信されたものである。
本実施の形態に係る受信装置(アンプ)60の特徴は、CPU17から制御信号を送信して、フロー制御する複数の手段を備えており、これらの手段は以下の通りである。
(1)音声データD1のサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段。
(2)第1の検出手段の出力に応答して、一方のバッファへの音声データD1の書き込みを停止制御する第1の制御手段。
(3)第1の検出手段の出力に応答して、第1の基準クロックCK1の周波数を切り換える第1の基準クロック切換手段。
(4)第1の検出手段の出力に応答して、他方のバッファへの音声データD1の書き込みを開始制御する第2の制御手段。
(5)一方のバッファ内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段。
(6)第2の検出手段の出力に応答して、一方のバッファからの音声データD2の読み出しを停止制御する第3の制御手段。
(7)第2の検出手段の出力に応答して、第2の基準クロックCK2の周波数を切り換える第2の基準クロック切換手段。
(8)第2の検出手段の出力に応答して、他方のバッファからの音声データD2の読み出しを開始制御する第2の制御手段。
【0116】
以下、第6の実施の形態に係る受信装置のフロー制御方法を、図10を用いて説明する。
【0117】
まず、図10に示すように、受信装置(アンプ)60は、フロー制御受信処理を行う(ステップS601)。
【0118】
次に、FSが変化したか否かの検出処理を行い、FSの変化が検出された場合(Y)はステップS603の処理を行い、FSの変化が検出されない場合(N)は、ステップS601に戻る(ステップS602)。
【0119】
次に、CPU17からバッファ12へ書き込み停止制御信号を送り、書き込みバッファ(バッファ12aまたはバッファ12b)への音声データD1の書き込みを停止させる(ステップS603)。
【0120】
次に、CPU17からバッファ12と基準クロック切り換えスイッチ16aに制御信号を送り、書き込み側の基準クロックCK1を切り換えて、書き込みバッファを切り換える(バッファ12aからバッファ12b、あるいは、バッファ12bからバッファ12aへ切り換える)(ステップS604)。
【0121】
次に、CPU17からバッファ12へ書き込み再開制御信号を送り、書き込みバッファ(バッファ12aまたはバッファ12b)への書き込みを再開する(ステップS605)。
【0122】
次に、読み出しバッファが空か否かを検出し、読み出しバッファが空であることが検出された場合(Y)はステップS607の処理を行い、読み出しバッファが空であることが検出されない場合(N)は、この読み出しバッファが空か否かの検出を繰り返す(ステップS606)。
【0123】
次に、CPU17からバッファ12へ読み出し停止制御信号を送り、読み出しバッファ(バッファ12aまたはバッファ12b)から音声データD2の読み出しを停止させる(ステップS607)。
【0124】
次に、CPU17からバッファ12と基準クロック切り換えスイッチ16bに制御信号を送り、読み出し側の基準クロックCK2を切り換えて、読み出しバッファを切り換える(バッファ12aからバッファ12b、あるいは、バッファ12bからバッファ12aへ切り換える)(ステップS608)。
【0125】
次に、CPU17から音声処理部13へ制御信号を送り、外部へ出力する音声信号の処理を切り換える(ステップS609)。
【0126】
次に、CPU17からバッファ12へ読み出し再開制御信号を送り、読み出しバッファ(バッファ12aまたはバッファ12b)からの音声データの読み出しを再開させ、ステップS601へ戻る(ステップS610)。
【0127】
上記第1〜第6の実施の形態で示したネットワークにおけるIEEE1394規格シリアルバス上の同期単位であるアイソクロナスサイクルについて、図11を用いて以下説明する。
図11は、アイソクロナスサイクル内のデータ構造を説明する図である。
【0128】
図11に示すように、アイソクロナスサイクルICは、全てのノードの基準時刻を合わせるためにアイソクロナスサイクルICの先頭に常に挿入されるサイクルスタートパケットCSPと、複数チャンネル分のアイソクロナスパケットIPにより構成され、各チャンネルに対応するデータが各々のアイソクロナスパケットIPに含まれることにより構成されているアイソクロナス伝送領域ICTと、非同期のデータである制御信号等が含まれているアシンクロナス伝送領域ACTと、により構成されている。
【0129】
また、各アイソクロナス伝送領域ICTの最後尾およびアシンクロナス伝送領域ACTの最後尾には、アイソクロナス伝送領域ICTの終了またはサブアクションSAの終了を示す時間的間隙であるサブアクションギャップSGが挿入されている。
さらに、各アイソクロナスパケットIPの間及びサイクルスタートパケットCSPと先頭のアイソクロナスパケットIPの間には、各パケットの終了を示す時間的間隙であるアイソクロナスギャップIGが挿入されている。
このとき、上記サブアクションギャップSGの長さはアイソクロナスギャップIGの長さよりも長く設定されている。
【0130】
アイソクロナスパケットIPは、各アイソクロナスパケットIP内のデータ量を示す情報や各アイソクロナスパケットIP内の情報を伝送するチャンネルを示す情報等を含むIP(Isochronous Packet)ヘッダIPHと、CIP(Common Isochronous Packet)ヘッダCIPHと、A&Mデータを含むデータ領域DFと、により構成されている。
【0131】
一方、アシンクロナス伝送領域ACTは、複数のアシンクロナスサブアクションSAから構成され、各アシンクロナスサブアクションSAは、非同期に伝送される制御情報等のデータが含まれるデータパケットDPと、送信先のノードからの返信に用いられるデータが含まれるアクノリッジパケットACPとにより構成されている。
ここで、データパケットDPとアクノリッジパケットACPとの間には、データパケットDPの終了を示す時間的間隙であるアクノリッジギャップAGが挿入されている。
【0132】
データパケットDPは、各データパケットDPの宛先を示す情報などを含むAP(Asynchronous Packet)ヘッダAPHと、制御信号等を含むデータ領域ADFと、により構成されている。
【0133】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1に記載の受信装置および請求項9に記載した受信装置のフロー制御方法によれば、サンプリング周波数が変化したとき、バッファ内のデータをクリアして、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換えるように制御する。
これにより、サンプリング周波数が変化した場合でも、高品位な音声再生ができる受信装置および受信装置のフロー制御方法を提供できる。
【0134】
請求項2に記載の受信装置および請求項10に記載した受信装置のフロー制御方法によれば、サンプリング周波数が変化したとき、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換えるように制御する。
これにより、バッファへの書き込みを停止するので、サンプリング周波数が変化する前のデータがバッファに書き込まれることを防ぎ、より高品位な音声再生ができる受信装置および受信装置のフロー制御方法を提供できる。
【0135】
請求項3に記載の送信装置および請求項11に記載した送信装置のフロー制御方法によれば、トラック変更するごとにデータ再生をポーズ状態にし、ポーズ解除信号を受信したとき、ポーズ状態を解除し、データ再生を再開する。
また、請求項4に記載の受信装置および請求項12に記載した受信装置のフロー制御方法によれば、送信側のポーズ状態を検出し、サンプリング周波数が変化したとき、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換え、送信側の動作を再開させるポーズ解除信号を送信する。
これにより、送信装置のデータ再生が停止した状態でサンプリング周波数が変化するので、変化後に再生されたデータの最初の部分が捨てられてしまうことを防ぐことができ、高品位な音声再生ができる受信装置及びそのフロー制御方法と送信装置及びそのフロー制御方法とを提供できる。
【0136】
請求項5に記載の受信装置および請求項13に記載した受信装置のフロー制御方法によれば、サンプリング周波数が変化したときに、送信側にデータ再生をポーズ状態にする信号を送信し、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換え、送信側の動作を再開させるポーズ解除信号を送信する。
これにより、サンプリング周波数が変化したとき、送信装置のデータ再生を停止させることができるので、サンプリング周波数の変化後に再生されたデータの最初の部分が捨てられてしまうことを防ぐことができ、高品位な音声再生ができる受信装置及びそのフロー制御方法を提供できる。
【0137】
請求項6に記載の送信装置および請求項14に記載した送信装置のフロー制御方法によれば、サンプリング周波数が変化したときに、データ再生をポーズ状態にし、ポーズ解除信号を受信したときに、ポーズ状態を解除し、データ再生を再開する。
また、請求項7に記載の受信装置および請求項15に記載した受信装置のフロー制御方法によれば、サンプリング周波数の変化を検出したときに、バッファへの書き込みを停止して、バッファが空になった後、変化後のサンプリング周波数に対応した基準クロックに切り換え、送信側の動作を再開させるポーズ解除信号を送信する。
これにより、サンプリング周波数の変化時に、予めデータ再生をポーズ状態にしておくことができ、より高品位な音声再生ができる受信装置及びそのフロー制御方法と送信装置及びそのフロー制御方法とを提供できる。
【0138】
請求項8に記載の送信装置および請求項16に記載した受信装置のフロー制御方法によれば、サンプリング周波数が変化したとき、一方のバッファから行っている変化前のデータの読み出しはそのまま続け、変化後のデータは、書き込み側の基準クロックを切り換えて、他方のバッファに書き込み、一方のバッファのデータが無くなり次第、読み出し側の基準クロックを切り換えて、読み出すバッファを他方のバッファに切り換える。
これにより、2つのバッファを交互に使用するので、バッファをクリアするする際の音切れが生じず、連続して高品位な音声再生ができる受信装置及びそのフロー制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1〜第5の実施の形態に係る受信装置(アンプ)の構成を示すブロック図である。
【図2】 第1〜第6の実施の形態に係る送信装置(DVDプレーヤー)の構成を示すブロック図である。
【図3】 第1の実施の形態に係る受信装置のフロー制御方法を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態に係る受信装置のフロー制御方法を示すフローチャートである。
【図5】第3の実施の形態に係る送信装置および受信装置の制御信号とデータとのタイミングを示す図である。
【図6】第3の実施の形態に係る送信装置および受信装置のフロー制御方法を示すフローチャートである。
【図7】第4の実施の形態に係る受信装置のフロー制御方法を示すフローチャートである。
【図8】第5の実施の形態に係る送信装置および受信装置のフロー制御方法を示すフローチャートである。
【図9】第6の実施の形態に係る受信装置(アンプ)の構成を示すブロック図である。
【図10】第6の実施の形態に係る受信装置のフロー制御方法を示すフローチャートである。
【図11】アイソクロナスサイクル内のデータ構造を説明する図である。
【符号の説明】
10,60 受信装置(アンプ)
11 I/F部
12 バッファ
12a,12b バッファ
13 音声処理部
14 DAコンバータ
15a,15b 基準クロック発生部
16 基準クロック切換スイッチ
16a,16b 基準クロック切換スイッチ
17 CPU
18 操作部
19 表示部
20 送信装置(DVDプレーヤー)
21 再生部
22 I/F部
23 CPU
24 操作部
25 表示部
CK 基準クロック
CK1,CK2 基準クロック
CKa,CKb 基準クロック
D1,D2,D3,D4 音声データ
S101〜S107 第1の実施の形態のフロー制御ステップ
S201〜S208 第2の実施の形態のフロー制御ステップ
S301〜S307 第3の実施の形態のフロー制御ステップ(送信側)
S308〜S316 第3の実施の形態のフロー制御ステップ(受信側)
S401〜S410 第4の実施の形態のフロー制御ステップ
S501〜S506 第5の実施の形態のフロー制御ステップ(送信側)
S507〜S515 第5の実施の形態のフロー制御ステップ(受信側)
S601〜S610 第6の実施の形態のフロー制御ステップ
Claims (16)
- ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、
当該受信装置は、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出する検出手段と、
前記検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御する第1の制御手段と、
前記検出手段の出力に応答して、前記バッファ内のデータをクリアするクリア手段と、
前記検出手段の出力に応答して、前記基準クロックの周波数を切り換えるクロック切換手段と、
前記検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する第2の制御手段と、
を有することを特徴とする受信装置。 - ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、
当該受信装置は、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段と、
前記第1の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みを停止制御する第1の制御手段と、
前記バッファ内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御する第2の制御手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記基準クロックの周波数を切り換えるクロック切換手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する第3の制御手段と、
を有することを特徴とする受信装置。 - 再生したデータをネットワークへ送信するように構成された送信装置であって、
当該送信装置は、
再生トラックの変更を検出する第1の検出手段と、
前記第1の検出手段の出力に応答して、データ再生をポーズ状態にする第1の制御手段と、
ポーズ解除信号の受信を検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記ポーズ状態を解除する第2の制御手段と、
を有することを特徴とする送信装置。 - ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、
当該受信装置は、
送信側のポーズ状態を検出する第1の検出手段と、
前記第1の検出手段の出力に応答して、前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みを停止制御する制御手段と、
前記バッファ内のデータが空になったことを検出する第3の検出手段と、
前記第3の検出手段の出力に応答して、前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御する制御手段と、
前記第3の検出手段の出力に応答して、前記基準クロックの周波数を切り換えるクロック切換手段と、
前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する制御手段と、
前記送信側へポーズ解除信号を送信する制御信号送信手段と、
を有することを特徴とする受信装置。 - ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、
当該受信装置は、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段と、
前記第1の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みを停止制御する第1の制御手段と、
送信側へポーズ信号を送信する第1の制御信号送信手段と、
前記バッファ内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御する第2の制御手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記基準クロックの周波数を切り換えるクロック切換手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する第3の制御手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記送信側へポーズ解除信号を送信する第2の制御信号送信手段と、
を有することを特徴とする受信装置。 - 再生したデータをネットワークへ送信するように構成された送信装置であって、
当該送信装置は、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段と、
前記第1の検出手段の出力に応答して、データ再生をポーズ状態にする第1の制御手段と、
ポーズ解除信号の受信を検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記ポーズ状態を解除する第2の制御手段と、
を有することを特徴とする送信装置。 - ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、
当該受信装置は、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段と、
前記第1の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みを停止制御する第1の制御手段と、
前記バッファ内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御する第2の制御手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記基準クロックの周波数を切り換えるクロック切換手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御する第3の制御手段と、
前記送信側へポーズ解除信号を送信する制御信号送信手段と、
を有することを特徴とする受信装置。 - ネットワークから受信したデータを複数のバッファに蓄積し、複数の基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置であって、
当該受信装置は、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出する第1の検出手段と、
前記第1の検出手段の出力に応答して、一方のバッファへの前記データの書き込みを停止制御する第1の制御手段と、
前記第1の検出手段の出力に応答して、第1の基準クロックの周波数を切り換える第1のクロック切換手段と、
前記第1の検出手段の出力に応答して、他方のバッファへのデータの書き込みを開始制御する第2の制御手段と、
前記一方のバッファ内のデータが空になったことを検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記一方のバッファからの前記データの読み出しを停止制御する第3の制御手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、第2の基準クロックの周波数を切り換える第2のクロック切換手段と、
前記第2の検出手段の出力に応答して、前記他方のバッファからのデータの読み出しを開始制御する第2の制御手段と、
を有することを特徴とする受信装置。 - ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、
前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを停止制御するステップと、
前記バッファ内のデータをクリアするステップと、
前記基準クロックの周波数を切り換えるステップと、
前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開するステップと、
を含むことを特徴とする受信装置のフロー制御方法。 - ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、
前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、前記バッファへの前記データの書き込みを停止するステップと、
前記バッファ内のデータが空になったことを検出するステップと、
前記バッファ内のデータが空になったことが検出された場合、前記バッファからの前記データの読み出しを停止するステップと、
前記基準クロックの周波数を切り換えるステップと、
前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開するステップと、
を含むことを特徴とする受信装置のフロー制御方法。 - 再生したデータをネットワークへ送信するように構成された送信装置のフロー制御方法であって、
再生トラックの変更を検出するステップと、
前記再生トラックの変更が検出された場合、データ再生をポーズ状態にするステップと、
ポーズ解除信号の受信を検出するステップと、
前記ポーズ解除信号の受信が検出された場合、前記ポーズ状態を解除するステップと、
を含むことを特徴とする送信装置のフロー制御方法。 - ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、
送信側のポーズ状態を検出するステップと、
前記送信側のポーズ状態が検出された場合、前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、
前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、前記バッファへの前記データの書き込みを停止するステップと、
前記バッファ内のデータが空になったことを検出するステップと、
バッファ内のデータが空になったことが検出された場合、前記バッファからの前記データの読み出しを停止するステップと、
前記基準クロックの周波数を切り換えるステップと、
前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開制御するステップと、
前記送信側へポーズ解除信号を送信するステップと、
を含むことを特徴とする受信装置のフロー制御方法。 - ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、
前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、前記バッファへの前記データの書き込みを停止制御するステップと、
送信側へポーズ信号を送信するステップと、
前記バッファ内のデータが空になったことを検出するステップと、
前記バッファ内のデータが空になったことが検出された場合、前記バッファからの前記データの読み出しを停止するステップと、
前記基準クロックの周波数を切り換えるステップと、
前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開するステップと、
前記送信側へポーズ解除信号を送信するステップと、
を含むことを特徴とする受信装置のフロー制御方法。 - 再生したデータをネットワークへ送信するように構成された送信装置のフロー制御方法であって、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、
前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、データ再生をポーズ状態にするステップと、
ポーズ解除信号の受信を検出するステップと、
前記ポーズ解除信号の受信が検出された場合、前記ポーズ状態を解除するステップと、
を含むことを特徴とする送信装置のフロー制御方法。 - ネットワークから受信したデータをバッファに蓄積し、基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置フロー制御方法であって、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、
前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、前記バッファへの前記データの書き込みを停止するステップと、
前記バッファ内のデータが空になったことを検出するステップと、
前記バッファ内のデータが空になったことが検出された場合、前記バッファからの前記データの読み出しを停止するステップと、
前記基準クロックの周波数を切り換えるステップと、
前記バッファへの前記データの書き込みおよび前記バッファからの前記データの読み出しを再開するステップと、
前記送信側へポーズ解除信号を送信するステップと、
を含むことを特徴とする受信装置のフロー制御方法。 - ネットワークから受信したデータを複数のバッファに蓄積し、複数の基準クロックに基づき、前記バッファ内のデータを読み出すように構成された受信装置のフロー制御方法であって、
前記データのサンプリング周波数の変化を検出するステップと、
前記データのサンプリング周波数の変化が検出された場合、、一方のバッファへの前記データの書き込みを停止するステップと、
第1の基準クロックの周波数を切り換えるステップと、
他方のバッファへのデータの書き込みを開始するステップと、
前記一方のバッファ内のデータが空になったことを検出するステップと、
前記一方のバッファ内のデータが空になったことが検出された場合、前記一方のバッファからの前記データの読み出しを停止制御するステップと、
第2の基準クロックの周波数を切り換えるステップと、
前記他方のバッファからのデータの読み出しを開始するステップと、
を含むことを特徴とする受信装置のフロー制御方法。
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