JP3060818B2 - オーディオ装置 - Google Patents

オーディオ装置

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JP3060818B2
JP3060818B2 JP6029577A JP2957794A JP3060818B2 JP 3060818 B2 JP3060818 B2 JP 3060818B2 JP 6029577 A JP6029577 A JP 6029577A JP 2957794 A JP2957794 A JP 2957794A JP 3060818 B2 JP3060818 B2 JP 3060818B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送受信手段機能とデ
ジタル信号記録再生機能を有するオーディオ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ラジオ付きカセットテープレコー
ダやステレオ装置などのオーディオ装置の技術進展はめ
ざましいものがあり、マイクロコンピュータの普及はも
ちろんDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)と呼ば
れるディジタル信号処理集積回路やDAT、DCC、M
Dと呼ばれるディジタル式音楽信号記録再生機などのデ
ィジタル信号記録再生装置の普及に伴い、高精度で多彩
な音声信号加工処理や高忠実度の録音再生が可能なもの
が開発されてきている。
【0003】従来、受信機能とデジタル信号記録再生機
能を持つオーディオ装置は、その機能動作の為の制御用
マイコンのシステムクロックとデジタル信号処理用のク
ロックが必要でそのクロックの発振周波数やその高調波
が妨害電波となり、オーディオ装置の受信周波数の範囲
内やその近傍に発振周波数やその高調波があれば受信妨
害となる。このために、制御用マイコン周辺部分やデジ
タル信号処理部分またはデジタル信号記録再生ブロック
全部を金属板などのシールド板で囲んで妨害電波が洩れ
ないようにシールドし、さらに入出力回路にEMI対策
部品を挿入して外部に妨害電波が洩れないように対策し
ていた。また制御用マイコンのクロックはその発振周波
数をわずかに変化させることで、妨害を低減するという
方法が取られているが、信号処理用のクロックはその発
振周波数を変化させてしまうと、デジタル信号の記録再
生が忠実に出来なくなり再生音が変化してしまう為、シ
ールド板とEMI対策部品等だけで妨害電波の洩れを対
策していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のオーディオ装置を構成する場合に、デジタル
記録再生手段用クロックは10MHz以上の高い周波数
で動作するため、特にデジタル信号記録再生手段、A/
D変換手段、D/A変換手段等からのノイズが多く、放
送受信手段との距離を大きく取り、かつシールド板やE
MIノイズフィルタを多く設けるなどして徹底的な妨害
電波に対する対策を施すので、オーディオ装置全体の大
型化、部品点数増加、複雑な組立性等によりさらに高価
となってしまっていた。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ディ
ジタル信号記録再生手段の為の信号処理用クロック発振
によって発生する妨害電波に対し簡便な方法で対策が可
能なオーディオ装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1のオーディオ装置は、放送受信手段
とその受信周波数を制御する第1制御手段と第1制御手
段によって制御されるデジタル信号記録再生手段と第1
制御手段に接続された操作手段を備えたオーディオ装置
であって、デジタル信号記録再生手段は、A/Dまたは
D/A変換時の第1のサンプリング周波数の基本クロッ
ク波を作る第1発振手段と、第2のサンプリング周波数
の基本クロック波を作る第2発振手段と、第1発振手段
と第2発振手段とをA/DまたはD/A変換時のサンプ
リング周波数に対応して切り替えて動作する記録再生信
号処理手段と、記録再生信号処理手段を制御する第2制
御手段を有し、第1制御手段は、放送受信状態検出手段
と、その受信状態に応じてサンプリング周波数切り替え
出力を行うサンプリング周波数切り替え手段を有し、放
送受信状態の時、受信周波数が第1発振手段又は第1の
サンプリング周波数によってデジタルノイズ妨害が発生
する場合は、第2発振手段の第2のサンプリング周波数
に切り替え、逆に、第2発振手段又は第2のサンプリン
グ周波数によってデジタルノイズ妨害が発生する場合
は、第1発振手段の第1のサンプリング周波数に切り替
えるように構成したものである。
【0007】また請求項2のオーデイオ装置は、放送受
信手段は少なくともFM放送帯及びMW放送帯を受信可
能とすると共に、周波数計算手段と比較手段とを有し、
周波数計算手段により、FM放送帯受信時であれば、第
1発振手段の発振周波数の16分の1以上の周波数を基
本波とする高調波の周波数を計算し、また、MW放送帯
受信時であれば第1のサンプリング周波数を基本波とす
る高調波の周波数を計算し、その計算された高調波の周
波数と第1制御手段によって選択された受信周波数とを
比較手段により比較し、設定規定値以内に近づいた場合
にサンプリング周波数切り替え手段の出力を行って、自
動的に第2のサンプリング周波数に切り替えるように構
成したものである。
【0008】また請求項3のオーディオ装置は、放送受
信手段とその受信周波数を制御する第1制御手段と第1
制御手段によって制御されるデジタル信号記録再生手段
と第1制御手段に接続された操作手段を備えた受信装置
であって、デジタル信号記録再生手段は、A/Dまたは
D/A変換時の第1のサンプリング周波数の基本クロッ
ク波を作る第1発振手段と、第2のサンプリング周波数
の基本クロック波を作る第2発振手段と、第1発振手段
と第2発振手段とをA/DまたはD/A変換時のサンプ
リング周波数に対応して切り替えて動作する記録再生信
号処理手段と、記録再生信号処理手段を制御する第2制
御手段を有し、第1制御手段は、放送受信状態検出手段
と、その受信状態に応じてサンプリング周波数切り替え
出力を行うサンプリング周波数切り替え手段と、あらか
じめ各受信周波数に対するサンプリング周波数の値をプ
リセット又はメモリーさせたメモりー手段を有し、この
メモリーされた周波数を元に受信周波数に対応してサン
プリング周波数を切り替えるように構成したものであ
る。
【0009】また請求項4のオーディオ装置は、第1制
御手段を制御可能な操作手段を備え、自動的にサンプリ
ング周波数が決められた後でも、操作手段の設定によっ
て第1のサンプリング周波数または第2のサンプリング
周波数に選択することも可能に構成したものである。
【0010】また請求項5のオーディオ装置は、第1制
御手段に、記録状態を検出する検出手段と、その検出出
力に対応して動作指令を出力する動作切り替え手段を備
え、放送受信状態にあっても、放送を記録していない時
は、動作切り替え手段の出力により、A/D変換手段と
D/A変換手段のどちらか一方もしくは両方の動作を止
めるように構成したものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、A/D変換,
D/A変換のサンプリング周波数が第1発振手段による
第1のサンプリング周波数もしくは第2発振手段による
第2のサンプリング周波数やその高調波が、放送受信手
段の受信周波数に妨害を与えるべく近接した周波数とな
らないように、放送受信手段の受信周波数に応じて、自
動的にサンプリング周波数を切り替えて、妨害電波を低
減させるので妨害電波対策が比較的簡単に行え、安価で
性能の良好なオーディオ装置を提供できるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例のオーディオ装
置について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明す
る。
【0013】図1は本発明の第1の実施例におけるオー
ディオ装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は放送受信手段であり、その詳細は図2において
説明する。2はデジタル信号記録再生手段であり、図3
において詳細に説明する。4は信号選択手段であり、放
送受信手段1,デジタル信号記録再生手段2の各手段の
出力オーディオ信号を選択するものである。5は信号選
択手段4の出力を増幅する出力調整増幅手段、6はその
出力調整増幅手段5の信号出力を音波に変換するスピー
カーである。7は操作手段であり、放送受信手段1,デ
ジタル信号記録再生手段2,信号選択手段4,出力調整
増幅手段5の各手段の動作を選択するためスイッチ等か
ら構成されたものである。8は表示手段であり、放送受
信手段1,デジタル信号記録再生手段2,信号選択手段
4,出力調整増幅手段5の各手段の機能動作内容を表示
するためのものである。3は第1制御手段であり、操作
手段7からの操作入力を受け付け、放送受信手段1とデ
ジタル信号記録再生手段2と信号選択手段4と出力調整
増幅手段5および表示手段8を制御するためのものであ
る。
【0014】図2は、放送受信手段1の内部詳細ブロッ
ク図で、1aはアンテナ、1bはフロントエンド回路
部、1cはIF検波回路部、1dはPLL周波数制御部
で、1eは第1制御手段3から選局したい受信周波数の
PLL制御データの入力信号で、1fは検波された低周
波信号で、信号選択手段4に出力される。
【0015】図3は、デジタル信号記録再生手段2の内
部詳細ブロック図で、2aはデジタル記録再生ヘッドブ
ロックである。2cは第1発振手段であり、A/D,D
/A変換時のサンプリング用として第1のサンプリング
周波数の基となる基本クロック波を作るものである。2
dは第2発振手段であり、A/D,D/A変換時のサン
プリング用として第2のサンプリング周波数の基本クロ
ック波を作るものである。2bはサンプリング周波数に
対応して第1発振手段2cと第2発振手段2dの各基本
クロック波を切り替えて動作する記録再生信号処理手
段、2eはデジタルオーディオインターフェース手段、
2fはD/A変換手段、2gはA/D変換手段であり、
2hは第2制御手段であり、第1制御手段3の制御によ
ってデジタル記録再生ヘッドブロック2aと記録再生信
号処理手段2bおよびデジタルオーディオインターフェ
ース手段2eとを制御するものである。2iからはD/
A変換手段2fによってオーディオ信号が出力され、2
jは信号選択手段4によって選択されたオーディオ信号
であり、2kは、第1制御手段から入力される記録/再
生の切り替えまたはサンプリング周波数の切り替え等の
制御データで、かつこの第2制御手段から出力される状
態データである。
【0016】図4は、本発明のオーディオ装置の第1の
実施例の第1制御手段3の内部詳細ブロック図で、3g
は放送受信手段1に受信周波数の設定を行う受信周波数
設定手段であり、3jは放送の受信状態検出を行う放送
受信状態検出手段であり、3eはデジタル信号記録再生
手段2のサンプリング周波数を変更するサンプリング周
波数切り替え手段である。3iは制御手段で、操作手段
7からの操作入力を受け付け、受信周波数設定手段3g
と放送受信状態検出手段3jとデジタル信号記録再生手
段2と信号選択手段4と出力調整増幅手段5および表示
手段8を制御するためものである。1eは受信周波数設
定手段3gより放送受信手段1に出力されたPLL制御
データであり、2kは、制御手段3iからの記録/再生
の切り替え等の制御データと,サンプリング周波数切り
替え手段3eからのサンプリング周波数切り替えの制御
データとがデジタル信号記録再生手段2に出力され、か
つ第2制御手段2hからの状態データが入力される。3
bは操作手段7から入力された操作信号であり、3cは
表示手段8への表示データであり、3dは出力調整増幅
手段5への制御信号である。
【0017】図5は、本発明のオーディオ装置の第1の
実施例の第1制御手段3の機能をマイクロコンピュータ
として構成した場合の処理動作の要部を示すフローチャ
ートであり、これらに基づいて、以下本発明の動作を説
明する。
【0018】まず、オーディオ装置の電源は投入されて
おり、デジタル信号記録再生手段2のサンプリング周波
数は、第1発振手段2cの基本クロック波を分周した第
1のサンプリング周波数に、第1制御手段3によって初
期化されているものとする。9と15は結合子であり、
第1制御手段3内のメインプログラムの中に組み込まれ
ている。まず、ステップ10では第1制御手段3はPL
L周波数制御部1dに受信周波数のPLL制御データを
送り、放送受信手段1を受信動作状態とし、信号選択手
段4を放送受信手段1のオーディオ信号出力1f側に切
り替え、オーディオ装置を放送受信状態とする。ステッ
プ11ではオーディオ装置が放送受信状態であることを
確認し、ステップ12では現在受信している受信周波数
Fを表示手段8に表示する。次に、ステップ13では操
作手段7からのサンプリング周波数変更指令を確認し、
サンプリング周波数変更指令があればステップ14に、
なければ結合子15に抜ける。ステップ14では現在の
サンプリング周波数が第1のサンプリング周波数であれ
ば第2のサンプリング周波数に、現在のサンプリング周
波数が第2のサンプリング周波数であれば第1のサンプ
リング周波数に変更する制御信号をデジタル信号記録再
生手段2の第2制御手段2hに送る。
【0019】第2制御手段2hでは、第2のサンプリン
グ周波数へ変更する制御信号であれば記録再生信号処理
手段2bにサンプリング周波数を第2のサンプリング周
波数に切り替える制御信号を出し、第1制御手段3に第
2のサンプリング周波数に切り替わった情報2kを返
す。記録再生信号処理手段2bではクロックを第2発振
手段に切り替え、デジタル信号記録再生手段2のデジタ
ル記録再生ヘッドブロック2aとデジタルオーディオイ
ンターフェース手段とD/A変換手段2fとA/D変換
手段2gのサンプリング周波数を第2のサンプリング周
波数に切り替える。また第1のサンプリング周波数への
変更する制御信号であれば記録再生信号処理手段2bに
サンプリング周波数を第1のサンプリング周波数に切り
替える制御信号を出し、第1制御手段3に第1のサンプ
リング周波数に切り替わった情報2kを返す。記録再生
信号処理手段2bではクロックを第1発振手段に切り替
え、デジタル信号記録再生手段2のデジタル記録再生ヘ
ッドブロック2aとデジタルオーディオインターフェー
ス手段とD/A変換手段2fとA/D変換手段2gをサ
ンプリング周波数を第1のサンプリング周波数に切り替
える。以上の動作は放送受信状態であれば継続する。
【0020】具体的に数値をあげて説明すると、例えば
第1のサンプリング周波数を44.1KHz、第2のサ
ンプリング周波数を48KHzとし、各サンプリング周
波数を作るためにデジタル信号記録再生手段2の基本ク
ロック波を256分周させるシステムとすると、サンプ
リング周波数が44.1KHz用の第1発振手段の発信
周波数は、22.5792MHz、サンプリング周波数
が48KHz用の第2発振手段の発信周波数は24.5
76MHzとなる。この為、第1発振手段の基本クロッ
ク波の8分周波(2.8224MHz)を基本波とする
高調波fは27次高調波の76.2048MHz、28
次の79.0272MHz、29次の81.8496M
Hz、30次の84.672MHz、31次の87.4
944MHzの5ポイントでFM放送帯(日本国内では
76〜90MHz)に入り、また第2発振手段の基本ク
ロック波の8分周波(3.072MHz)を基本波とす
る高調波fは25次の76.8MHz、26次の79.
872MHz、27次の82.944MHz、28次の
86.016MHz、29次の89.088MHzの5
ポイントでFM放送帯に入るため、受信周波数に妨害を
与える。しかし、この高調波を比較すると全ての妨害を
出す周波数が、第1のサンプリング周波数、第2のサン
プリング周波数の各場合を比較すると0.5MHz以上
離れているため、この2つの44.1KHzと48KH
zのサンプリング周波数を切り替えることによって確実
にFM放送帯への妨害電波を無くすことが出来る。ここ
で、高調波fの計算時において第1発振手段や第2発振
手段の発信周波数を8分の1にしたのは、デジタル信号
記録再生手段2はシステムとして基本クロック波を何分
周かしたクロックで動作していることと、256分周シ
ステムの16分の1の高調波がFM放送帯に入るには5
0次以上の高調波となりレベル的に妨害電波になるレベ
ルとならないためである。また、ここで、ステップ10
は受信周波数設定手段3gと制御手段3iの機能を実現
したもので、ステップ11は放送受信状態検出手段3j
の機能を、ステップ14はサンプリング周波数切り替え
手段3eの機能を実現したものである。
【0021】以上のように、第1の実施例によれば、放
送受信手段と、第1発振手段と、第2発振手段と、複数
のサンプリング周波数から1つを選択して動作しうるデ
ジタル信号記録再生手段と、放送受信状態検出手段とサ
ンプリング周波数切り替え手段とを有する第1制御手段
とを設けるという構成を備えることによって、デジタル
信号記録再生手段からの電波妨害を受ける受信周波数に
なった場合でも、サンプリング周波数を変えることによ
って、電波妨害を受けないオーディオ装置を構成するこ
とができる。
【0022】以下、本発明の第2の実施例について、図
1、図6、図7を参照しながら詳細に説明する。
【0023】図6は、本発明の受信装置の第2の実施例
における第1制御手段3の内部詳細ブロック図で、3
g,3j,3i,3eの各手段と、1e,2k,3a,
3b,3c,3dの各入出力の説明は図4の説明と同一
であるため省略する。3hは計算手段であり、放送受信
状態検出手段3jによって放送受信状態が検出されると
受信周波数設定手段3gによって設定された受信周波数
に最も近い、第1発振手段又は第2発振手段の16分の
1以上の周波数の高調波を算出するものである。3fは
比較手段であり、計算手段3hによって計算された値と
受信周波数設定手段3gからの受信周波数とを比較し、
第1発振手段による高調波が近ければサンプリング周波
数を第2のサンプリング周波数モードに、第2発振手段
による高調波が近ければサンプリング周波数を第1のサ
ンプリング周波数モードに変更する指令を、サンプリン
グ周波数切り替え手段3eに出力するものである。
【0024】図7は、本発明の受信装置の第2の実施例
の第1制御手段3の機能をマイクロコンピュータとして
構成した場合の処理動作の要部を示すフローチャートで
あり、これらに基づいて、本発明の動作を説明する。第
2の実施例でも第1の実施例と同様、オーディオ装置の
電源は投入されており、デジタル信号記録再生手段2の
サンプリング周波数は第1のサンプリング周波数に第1
制御手段3によって初期化されているものとする。ま
た、16と25は結合子であり、第1制御手段3内のメ
インプログラムの中に組み込まれているものとする。
【0025】まず、ステップ17ではPLL周波数制御
部1dにPLL制御データを送り、放送受信手段1を受
信動作状態とし、信号選択手段4を放送受信手段1のオ
ーディオ信号出力1f側に切り替え、オーディオ装置を
放送受信状態とする。ステップ18ではオーディオ装置
が放送受信状態であることを確認する。ステップ19で
は現在受信している受信周波数Fを表示手段8に表示す
る。ここまでの動作は、第1の実施例と同様なものであ
る。次に、ステップ20では現在受信している受信周波
数Fのデータを計算エリア上に入力し、ステップ21で
は、現在のサンプリング周波数が第1のサンプリング周
波数であれば第1発振手段2cの発振周波数を元に、逆
に現在のサンプリング周波数が第2のサンプリング周波
数であれば第2発振手段2dの発振周波数を元に、現在
の受信周波数Fに最も近くなる、各発振周波数の8分の
1又は16分の1の周波数を基本波とする高調波fを計
算する。ステップ22では受信周波数Fと発信周波数の
高調波fとの差の絶対値が0.5MHz以下か否かを判
定し、0.5MHz以下の場合はステップ23へと進
み、0.5MHz以上であれば結合子25へと進む。ス
テップ23では第1の実施例のステップ14と同様の動
作をし、現在のサンプリング周波数が第1のサンプリン
グ周波数であれば第2のサンプリング周波数に、現在の
サンプリング周波数が第2のサンプリング周波数であれ
ば第1のサンプリング周波数に変更する制御信号をデジ
タル信号記録再生手段2の第2制御手段2hに送る。第
2制御手段2hでは第2のサンプリング周波数への変更
する制御信号であれば記録再生信号処理手段2bにサン
プリング周波数を第2のサンプリング周波数に切り替え
る制御信号を出し、第1制御手段3に第2のサンプリン
グ周波数に切り替わった情報2kを返す。記録再生信号
処理手段2bではクロックを第2発振手段に切り替え、
デジタル信号記録再生手段2のデジタル記録再生ヘッド
ブロック2aとデジタルオーディオインターフェース手
段2eとD/A変換手段2fとA/D変換手段2gのサ
ンプリング周波数を第2のサンプリング周波数に切り替
える。また第1のサンプリング周波数への変更をする制
御信号であれば記録再生信号処理手段2bにサンプリン
グ周波数を第1のサンプリング周波数に切り替える制御
信号を出し、第1制御手段3に第1のサンプリング周波
数に切り替わった情報を返す。記録再生信号処理手段2
bではクロックを第1発振手段に切り替え、デジタル信
号記録再生手段2のデジタル記録再生ヘッドブロック2
aとデジタルオーディオインターフェース手段2eとD
/A変換手段2fとA/D変換手段2gをサンプリング
周波数を第1のサンプリング周波数に切り替える。以上
の動作は放送受信状態であれば継続する。
【0026】ここでステップ22において、0.5MH
z以下としているのは、本発明では受信周波数Fに対し
発振周波数の高調波fが受信妨害を与える限界周波数偏
差を0.5MHzと設定しているためである。これは、
デジタル信号記録再生手段2のシステムが第1の実施例
の図5の説明で説明したサンプリング周波数が基本クロ
ック波の256分周で動作している場合にも確実に受信
周波数から妨害電波をはなすことが出来る。また、ここ
で、ステップ17は受信周波数設定手段3gと制御手段
3iの機能を、ステップ18は放送受信状態検出手段3
jの機能を、ステップ20,21,22は計算手段3h
と比較手段3fの機能を、ステップ23はサンプリング
周波数切り替え手段3eの機能を各々実現したものであ
る。
【0027】以上のように、第2の実施例によれば、受
信周波数設定手段と、放送受信状態検出手段と、受信周
波数にもっとも近い、第1発振手段又は第2発振手段の
16分の1以上の周波数を基本波とする高調波を算出す
る計算手段と、計算手段によって計算された値と受信周
波数設定手段からの受信周波数とを比較し、第1発振手
段の場合が近ければサンプリング周波数を第2のサンプ
リング周波数に、第2発振手段の場合が近ければサンプ
リング周波数を第1のサンプリング周波数に変更する指
令をサンプリング周波数切り替え手段に出力する比較手
段と、サンプリング周波数切り替え手段とを備えること
によって、使用者がサンプリング周波数を変化させるた
めの切り替えスイッチを設けることなく、自動的にサン
プリング周波数が切り替わり、デジタル信号記録再生手
段からの電波妨害を受けないオーディオ装置を構成する
ことができる。
【0028】なお本発明の実施例ではFM放送帯受信時
の場合で説明したが、MW放送帯(540〜1620k
Hz)受信時の場合は、ステップ21で現在のサンプリ
ング周波数が第1のサンプリング周波数であれば第1の
サンプリング周波数を基本波として、逆に現在のサンプ
リング周波数が第2のサンプリング周波数であれば第2
のサンプリング周波数を基本波として、現在の受信周波
数Fに最も近くなる高調波f(例えば第1のサンプリン
グ周波数44.1kHzの場合、15次高調波573.
3kHzから37次1631.7kHzまでがMW放送
帯に入る)を計算し、ステップ22で受信周波数Fと発
信周波数の高調波fとの差の絶対値が10KHz以下か
否かを判定することによって対応できる。
【0029】以下、本発明の第3の実施例について、図
8、図9を参照しながら詳細に説明する。
【0030】図8は、本発明のオーディオ装置の第3の
実施例における第1制御手段3の内部詳細ブロック図
で、3g,3j,3i,3eの各手段と、1e,2k,
3a,3b,3c,3dの各入出力の説明は図4の説明
と同一であるため省略する。3kはメモリー手段であ
り、第1発振手段又は第2発振手段の発振周波数の16
分の1以上の周波数を基本波とする高調波を算出し、各
放送受信周波数に電波妨害を与えないサンプリング周波
数をメモリー又はプリセット可能なものである。3lは
判断手段であり、放送受信状態検出手段3jによって放
送受信状態が検出されると受信周波数設定手段3gによ
って設定された受信周波数とメモリー手段3kのデータ
で判断し、サンプリング周波数を決定するものである。
【0031】図9は、本発明の受信装置の第3の実施例
における第1制御手段3の機能をマイクロコンピュータ
として構成した場合の処理動作の要部を示すフローチャ
ートであり、これらに基づいて、本発明の動作を説明す
る。第1、第2の実施例と同様、オーディオ装置の電源
は投入されており、デジタル信号記録再生手段2のサン
プリング周波数は第1のサンプリング周波数に第1制御
手段3によって初期化されているものとする。26と3
5は結合子であり、メインプログラムの中に組み込まれ
ているものとする。
【0032】まず、ステップ27〜29の各動作は、第
1、第2の実施例と同様なものである。次に、ステップ
30では現在受信している受信周波数Fのデータをステ
ップ31に送る。ステップ31では、各放送受信周波数
に対する電波妨害を与えないサンプリング周波数のデー
タを持たせたメモリー手段3kから受信周波数Fに対応
したサンプリング周波数をステップ32に送る。ステッ
プ32では送られてきたサンプリング周波数が第1のサ
ンプリング周波数であればステップ33に、送られてき
たサンプリング周波数が第2のサンプリング周波数であ
ればステップ34に送り、ステップ33ではサンプリン
グ周波数を第1のサンプリング周波数に変更する制御信
号をデジタル信号記録再生手段2の第2制御手段2hに
送る。ステップ34では、サンプリング周波数を第2の
サンプリング周波数に変更する制御信号をデジタル信号
記録再生手段2の第2制御手段2hに送る。第2制御手
段2hでは、第2のサンプリング周波数への変更する制
御信号であれば記録再生信号処理手段2bにサンプリン
グ周波数を第2のサンプリング周波数に切り替える制御
信号を出し、第1制御手段3に第2のサンプリング周波
数に切り替わった情報を返す。記録再生信号処理手段2
bではクロックを第2発振手段に切り替え、デジタル信
号記録再生手段2のデジタル記録再生ヘッドブロック2
aとデジタルオーディオインターフェース手段2eとD
/A変換手段2fとA/D変換手段2gをサンプリング
周波数を第2のサンプリング周波数に切り替える。ま
た、第1のサンプリング周波数へ変更する制御信号であ
れば記録再生信号処理手段2bにサンプリング周波数を
第1のサンプリング周波数に切り替える制御信号を出
し、第1制御手段3に第1のサンプリング周波数に切り
替わった情報を返す。記録再生信号処理手段2bではク
ロックを第1発振手段に切り替え、デジタル信号記録再
生手段2のデジタル記録再生ヘッドブロック2aとデジ
タルオーディオインターフェース手段2eとD/A変換
手段2fとA/D変換手段2gのサンプリング周波数を
第1のサンプリング周波数に切り替える。以上の動作は
放送受信状態であれば継続する。ここで、ステップ27
は受信周波数設定手段3gと制御手段3iの機能を、ス
テップ28は放送受信状態検出手段3jの機能を、ステ
ップ30〜34はメモリー手段3kと判断手段3lとサ
ンプリング周波数切り替え手段3eの機能を実現したも
のである。
【0033】以上のように、第3の実施例によれば、受
信周波数設定手段と、放送受信状態検出手段と、各放送
受信周波数に対する電波妨害を与えないサンプリング周
波数のデータを持たせたメモリー手段と、受信周波数F
に対応したサンプリング周波数をメモリー手段から取り
出す判断手段とサンプリング周波数切り替え手段とを備
えることによって、使用者がサンプリング周波数を変化
させるための切り替えスイッチを設けることなく、自動
的にサンプリング周波数が切り替わり、デジタル信号記
録再生手段からの電波妨害を受けないオーディオ装置を
構成することができる。
【0034】以下、本発明の第4の実施例について、図
10〜図13を参照しながら詳細に説明する。
【0035】図10は本発明の受信装置の第4の実施例
の構成を示すブロック図で、1〜8の各手段は図1の説
明と同一機能であるため説明は省略し、図1から追加に
なった第1制御手段3からデジタル信号記録再生手段2
への信号2lについては次の図11で説明する。
【0036】図11は本発明の受信装置の第4の実施例
におけるデジタル信号記録再生手段2の内部詳細ブロッ
ク図で、2a〜2kの各手段と信号の入出力は図3と同
一機能であるため省略する。2lはD/A変換手段2f
と、A/D変換手段2gのパワーダウン端子に接続さ
れ、D/A変換手段2fとA/D変換手段2gとを動作
モードとパワーダウンモードに切り替える入力である。
【0037】図12は本発明の受信装置の第4の実施例
における第一制御手段3の内部詳細ブロック図で、3
g,3j,3i,3eの各手段と、1e,2k,3a,
3b,3c,3dの各入出力の説明は図4の説明と同一
機能であるため省略する。3mは動作切り替え手段であ
り、後記記録状態検出手段3nの制御によってD/A変
換手段2fとA/D変換手段2gとを動作モードとパワ
ーダウンモードに切り替えるものである。3nは記録状
態検出手段であり、放送受信状態検出手段3jによって
受信状態が検出されるとパワーダウンモードに切り替え
る制御出力を動作切り替え手段3mに出力し、放送記録
時は動作モードに切り替える制御信号を動作切り替え手
段3mに出力するものである。
【0038】図13は、本発明の受信装置の第4の実施
例における第1制御手段3の機能をマイクロコンピュー
タとして構成した場合の処理動作の要部を示すフローチ
ャートであり、これらに基づいて、本発明の動作を説明
する。
【0039】まず、オーディオ装置の電源は投入されて
おり、デジタル信号記録再生手段2のサンプリング周波
数は第1のサンプリング周波数に第1制御手段3によっ
て初期化されているものとする。9と15は結合子であ
り、メインプログラムの中に組み込まれているものとす
る。ステップ37〜39の各動作は、第1〜3の実施例
と同様である。ステップ40では現在の動作モードが記
録モードか再生モードかを判断し、記録モードであれば
ステップ41に、再生モードであればステップ42に分
岐する。ステップ41ではD/A変換手段2fとA/D
変換手段2gとを動作モードに変更する制御信号を動作
切り替え手段3mに出力する。ステップ42ではD/A
変換手段2fとA/D変換手段2gとをパワーダウンモ
ードに変更する制御信号を動作切り替え手段3mに出力
する。ステップ43からの動きは図5の第1の実施例の
ステップ13からの動きと同様なものである。ここで、
ステップ10は受信周波数設定手段3gと制御手段3i
の機能を、ステップ11は放送受信状態検出手段3jの
機能を、ステップ14はサンプリング周波数切り替え手
段3eの機能を実現したものである。
【0040】以上のように、第4の実施例によれば、パ
ワーダウンモード付きA/D変換手段と、パワーダウン
モード付きD/A変換手段と、放送受信状態検出手段
と、サンプリング周波数切り替え手段と、記録状態検出
手段と、記録状態検出手段の制御によってD/A変換手
段とA/D変換手段を動作モードとパワーダウンモード
に切り替える動作切り替え手段と、操作手段の中にサン
プリング周波数切り替えスイッチを備えることによっ
て、記録時以外の時、デジタル信号記録再生手段の中で
特に電波妨害の多いA/D変換手段とD/A変換手段の
動作を止めることによって電波妨害を低減し、記録時に
電波妨害を受ける受信周波数になった場合でもサンプリ
ング周波数を変えることによって、電波妨害を受けない
オーディオ装置を構成することができる。
【0041】なお、ここでは、FM放送帯の例として日
本国内の76から90MHzをあげたが、これに限定さ
れず、例えば北米の88〜108MHzのFM放送帯
や、TV放送チャンネルの音声搬送波の放送帯でも同様
の効果を得ることが出来ることはいうまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、受信機能とデジ
タル信号記録再生機能を有するオーディオ装置に適用し
た場合、受信周波数に応じて、第1のサンプリング周波
数又は第1発振手段、および第2のサンプリング周波数
又は第2発振手段の高調波が放送受信手段の受信周波数
に妨害を与える周波数になった場合に、サンプリング周
波数を切り替えて、妨害信号の周波数を変化させ、妨害
を低減させことができるため、オーディオ装置を小型に
してもシールド板と入出力端子へのEMIノイズフィル
ター等を多く設けるなどの厳重な妨害電波に対する対策
が比較的簡単に行え、安価で性能の良好なオーディオ装
置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるオーディオ装置
の構成を示すブロック図
【図2】同放送受信手段1の内部詳細ブロック図
【図3】同デジタル信号記録再生手段2の内部詳細ブロ
ック図
【図4】同第1制御手段3の内部詳細ブロック図
【図5】同第1制御手段3の機能の処理動作の要部を示
すフローチャート
【図6】本発明のオーディオ装置の第2の実施例におけ
る第1制御手段3の内部詳細ブロック図
【図7】同第1制御手段3の機能の処理動作の要部を示
すフローチャート
【図8】本発明のオーディオ装置の第3の実施例におけ
る第1制御手段3の内部詳細ブロック図
【図9】同第1制御手段3の機能の処理動作の要部を示
すフローチャート
【図10】本発明のオーディオ装置の第4の実施例の構
成を示すブロック図
【図11】同デジタル信号記録再生手段2の内部詳細ブ
ロック図
【図12】同第1制御手段3の内部詳細ブロック図
【図13】同第1制御手段3の機能の処理動作の要部を
示すフローチャート
【符号の説明】
1 放送受信手段 1a アンテナ 1b フロントエンド回路部 1c IF検波回路部 1d PLL周波数制御部 2 デジタル信号記録再生手段 2a デジタル記録再生ヘッドブロック 2b 記録再生信号処理手段 2c 第1発振手段 2d 第2発振手段 2e デジタルオーディオインターフェース手段 2f D/A変換手段 2g A/D変換手段 2h 第2制御手段 3 第1制御手段 3e サンプリング周波数切り替え手段 3f 比較手段 3g 受信周波数設定手段 3h 計算手段 3i 制御手段 3j 放送受信状態検出手段 3k メモリー手段 3l 判断手段 3m 動作切り替え手段 3n 記録状態検出手段 4 信号選択手段 5 出力調整増幅手段 6 スピーカー 7 操作手段 8 表示手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−198150(JP,A) 特開 平5−259998(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 31/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送受信手段とその受信周波数を制御す
    る第1制御手段と前記第1制御手段によって制御される
    デジタル信号記録再生手段と前記第1制御手段に接続さ
    れた操作手段を備えたオーディオ装置であって、 前記デジタル信号記録再生手段は、A/DまたはD/A
    変換時の第1のサンプリング周波数の基本クロック波を
    作る第1発振手段と、第2のサンプリング周波数の基本
    クロック波を作る第2発振手段と、前記第1発振手段と
    前記第2発振手段とをA/DまたはD/A変換時のサン
    プリング周波数に対応して切り替えて動作する記録再生
    信号処理手段と、前記記録再生信号処理手段を制御する
    第2制御手段を有し、 前記第1制御手段は、放送受信状態検出手段と、その受
    信状態に応じてサンプリング周波数切り替え出力を行う
    サンプリング周波数切り替え手段を有し、 放送受信状態の時、受信周波数が前記第1発振手段又は
    前記第1のサンプリング周波数によってデジタルノイズ
    妨害が発生する場合は、前記第2発振手段の第2のサン
    プリング周波数に切り替え、逆に、前記第2発振手段又
    は前記第2のサンプリング周波数によってデジタルノイ
    ズ妨害が発生する場合は、前記第1発振手段の第1のサ
    ンプリング周波数に切り替えるように構成したことを特
    徴とするオーディオ装置。
  2. 【請求項2】 放送受信手段は少なくともFM放送帯及
    びMW放送帯を受信可能とすると共に、周波数計算手段
    と比較手段とを有し、前記計算手段により、FM放送帯
    受信時であれば、第1発振手段の発振周波数の16分の
    1以上の周波数を基本波とする高調波の周波数を計算
    し、また、MW放送帯受信時であれば第1のサンプリン
    グ周波数を基本波とする高調波の周波数を計算し、その
    計算された高調波の周波数と第1制御手段によって選択
    された受信周波数とを比較手段により比較し、設定規定
    値以内に近づいた場合にサンプリング周波数切り替え手
    段の出力を行って、自動的に第2のサンプリング周波数
    に切り替えるように構成したことを特徴とする請求項1
    記載のオーディオ装置。
  3. 【請求項3】 放送受信手段とその受信周波数を制御す
    る第1制御手段と前記第1制御手段によって制御される
    デジタル信号記録再生手段と前記第1制御手段に接続さ
    れた操作手段を備えたオーディオ装置であって、 前記デジタル信号記録再生手段は、A/DまたはD/A
    変換時の第1のサンプリング周波数の基本クロック波を
    作る第1発振手段と、第2のサンプリング周波数の基本
    クロック波を作る第2発振手段と、前記第1発振手段と
    前記第2発振手段とをA/DまたはD/A変換時のサン
    プリング周波数に対応して切り替えて動作する記録再生
    信号処理手段と、前記記録再生信号処理手段を制御する
    第2制御手段を有し、 前記第1制御手段は、放送受信状態検出手段と、その受
    信状態に応じてサンプリング周波数切り替え出力を行う
    サンプリング周波数切り替え手段と、あらかじめ各受信
    周波数に対するサンプリング周波数の値をプリセット又
    はメモリーさせたメモりー手段を有し、このメモリーさ
    れた周波数を元に受信周波数に対応してサンプリング周
    波数を切り替えるように構成したことを特徴とするオー
    ディオ装置。
  4. 【請求項4】 第1制御手段を制御可能な操作手段を備
    え、自動的にサンプリング周波数が決められた後でも、
    前記操作手段の設定によって第1のサンプリング周波数
    または第2のサンプリング周波数に選択することも可能
    に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2ま
    たは請求項3記載のオーディオ装置。
  5. 【請求項5】 第1制御手段に、記録状態を検出する検
    出手段と、その検出出力に対応して動作指令を出力する
    動作切り替え手段を備え、放送受信状態にあっても、放
    送を記録していない時は、前記動作切り替え手段の出力
    により、A/D変換手段とD/A変換手段のどちらか一
    方もしくは両方の動作を止めるように構成したことを特
    徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の
    オーディオ装置。
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