JP2000092587A - 音響再生装置 - Google Patents
音響再生装置Info
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- JP2000092587A JP2000092587A JP10254086A JP25408698A JP2000092587A JP 2000092587 A JP2000092587 A JP 2000092587A JP 10254086 A JP10254086 A JP 10254086A JP 25408698 A JP25408698 A JP 25408698A JP 2000092587 A JP2000092587 A JP 2000092587A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノイズ成分の影響を抑えて音声信号に処理を
施して音声を再生する音響再生装置において、特にチュ
ーナから出力される音声信号に、サラウンド等の音響効
果を与えるDSP処理回路を有する音響再生装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 音声信号源(SSn)から入力される第
1の音声信号(Sn)に音響効果を付加して第2の音声
信号(Sdp)を生成する音響効果付加器(9)を有す
る音響再生装置(SRP)は、第1の音声信号(Sn)
の音声成分が雑音成分を抑圧する抑圧レベル(Th)に
達しているかどうかを判定する抑圧状態判定器(17)
と、同抑圧状態判定器(17)の判定結果に基づいて、
音響効果付加器(9)を制御するコントローラ(11)
を有する。
施して音声を再生する音響再生装置において、特にチュ
ーナから出力される音声信号に、サラウンド等の音響効
果を与えるDSP処理回路を有する音響再生装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 音声信号源(SSn)から入力される第
1の音声信号(Sn)に音響効果を付加して第2の音声
信号(Sdp)を生成する音響効果付加器(9)を有す
る音響再生装置(SRP)は、第1の音声信号(Sn)
の音声成分が雑音成分を抑圧する抑圧レベル(Th)に
達しているかどうかを判定する抑圧状態判定器(17)
と、同抑圧状態判定器(17)の判定結果に基づいて、
音響効果付加器(9)を制御するコントローラ(11)
を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズ成分の影響
を抑えて音声信号に処理を施して音声を再生する音響再
生装置であり、さらに詳述すると、チューナから出力さ
れる音声信号に、サラウンド等の音響効果を与えるDS
P処理回路を有する音響再生装置に関する。
を抑えて音声信号に処理を施して音声を再生する音響再
生装置であり、さらに詳述すると、チューナから出力さ
れる音声信号に、サラウンド等の音響効果を与えるDS
P処理回路を有する音響再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル技術の浸透により、D
SP(ディジタル・シグナル・プロセッシング)回路に
よって作り出したサラウンド等の音響効果を、各種音源
からの音声信号に付加して再生する音響装置が増加して
いる。しかしながら、音声信号がチューナからの出力で
ある場合には、DSP回路のクロックパルス信号が該音
声信号に干渉する。DSP回路による処理の結果、再生
信号の感度劣化と呼ばれる問題が生じる。このような障
害は、アンテナで受信された放送波に対して、チューナ
によってその放送波の特定の波長帯に同調してDSP回
路に出力される受信信号と、DSP回路のクロックパル
ス信号のそれぞれの周波数が所定の関係にある場合に発
生する。つまり、クロックパルス信号の音声信号に対す
る干渉の結果、DSP回路で処理された信号はビート妨
害や抑圧を受けて、処理された音声データが著しく劣化
してしまう。その結果、DSP回路により処理した信号
を再生しても、元の音声に所望の音響効果を付加出来な
いばかりか、再生された音声は元の音声に比べて著しく
劣化している。
SP(ディジタル・シグナル・プロセッシング)回路に
よって作り出したサラウンド等の音響効果を、各種音源
からの音声信号に付加して再生する音響装置が増加して
いる。しかしながら、音声信号がチューナからの出力で
ある場合には、DSP回路のクロックパルス信号が該音
声信号に干渉する。DSP回路による処理の結果、再生
信号の感度劣化と呼ばれる問題が生じる。このような障
害は、アンテナで受信された放送波に対して、チューナ
によってその放送波の特定の波長帯に同調してDSP回
路に出力される受信信号と、DSP回路のクロックパル
ス信号のそれぞれの周波数が所定の関係にある場合に発
生する。つまり、クロックパルス信号の音声信号に対す
る干渉の結果、DSP回路で処理された信号はビート妨
害や抑圧を受けて、処理された音声データが著しく劣化
してしまう。その結果、DSP回路により処理した信号
を再生しても、元の音声に所望の音響効果を付加出来な
いばかりか、再生された音声は元の音声に比べて著しく
劣化している。
【0003】このような、チューナ受信波とDSP回路
のクロック信号の干渉による再生音声の感度劣化を避け
る為に、従来、大きく分けて二通りの方法が採られてい
る。第1の方法は、音源信号がチューナ受信波の場合に
は、DSP回路による処理を行わないことである。そし
て、第2の方法は、チューナ受信波の周波数に応じて、
DSP回路のクロック信号の周波数を随時変化させて、
両者の周波数が前記所定の関係にならないようにするこ
とである。
のクロック信号の干渉による再生音声の感度劣化を避け
る為に、従来、大きく分けて二通りの方法が採られてい
る。第1の方法は、音源信号がチューナ受信波の場合に
は、DSP回路による処理を行わないことである。そし
て、第2の方法は、チューナ受信波の周波数に応じて、
DSP回路のクロック信号の周波数を随時変化させて、
両者の周波数が前記所定の関係にならないようにするこ
とである。
【0004】図6に、第1の方法に基づく、音響再生装
置を示す。本例における音響再生装置SRC1は、複数
の音声信号源を含む音声信号源部1、音声信号源部1に
含まれる複数の音声信号源の一つからの出力を選択する
音声信号選択部3、音声信号選択部3を経由して入力さ
れた音声信号をディジタル信号に変換するA/D変換器
5、A/D変換器5から出力されるディジタル信号を外
部出力ポートPOeとDSP(ディジタル・シグナル・
プロセッサ)9のいずれか一方に出力する出力先選択部
7、コントローラ11、ユーザからの要求を受け付ける
ユーザ要求入力器13より構成されている。なお、外部
出力ポートPOeはDSP9の出力にも接続されてい
る。
置を示す。本例における音響再生装置SRC1は、複数
の音声信号源を含む音声信号源部1、音声信号源部1に
含まれる複数の音声信号源の一つからの出力を選択する
音声信号選択部3、音声信号選択部3を経由して入力さ
れた音声信号をディジタル信号に変換するA/D変換器
5、A/D変換器5から出力されるディジタル信号を外
部出力ポートPOeとDSP(ディジタル・シグナル・
プロセッサ)9のいずれか一方に出力する出力先選択部
7、コントローラ11、ユーザからの要求を受け付ける
ユーザ要求入力器13より構成されている。なお、外部
出力ポートPOeはDSP9の出力にも接続されてい
る。
【0005】ユーザ要求入力器13はキーボタン等の入
力手段によりユーザの要求を受けてユーザ要求信号Sr
qを生成する。コントローラ11はユーザ要求入力器1
3に接続されて、ユーザ要求信号Srqに基づいて音響
再生装置SRC1の全体の動作を決定すると共に、構成
要素である音声信号源部1、音声信号選択部3、A/D
変換器5、出力先選択部7、DSP9のそれぞれを制御
する制御信号Sc1、Sc3、Sc5、Sc7、および
Sc9を生成して、対応する構成要素にそれぞれ供給す
る。
力手段によりユーザの要求を受けてユーザ要求信号Sr
qを生成する。コントローラ11はユーザ要求入力器1
3に接続されて、ユーザ要求信号Srqに基づいて音響
再生装置SRC1の全体の動作を決定すると共に、構成
要素である音声信号源部1、音声信号選択部3、A/D
変換器5、出力先選択部7、DSP9のそれぞれを制御
する制御信号Sc1、Sc3、Sc5、Sc7、および
Sc9を生成して、対応する構成要素にそれぞれ供給す
る。
【0006】音声信号源部1は、チューナSS1、CD
プレーヤSS2、・・・、音声信号源SSnのn個(n
は整数)の音声信号源を有している。音声信号源には、
例えばチューナSS1のように、外部から有線或いは無
線で供給される音声信号を受信してその受信信号を音響
再生装置で利用できる形態にして出力するものがある。
このように外部から音声信号を受信中継するものとして
は、無線放送、有線放送、サウンドプレーヤや楽器等か
らの出力を受けるものがある。音声信号源には、さらに
CDプレーヤSS3のように、内部にセットされた音声
データの記録媒体から音声データを読み出して音声信号
を出力するものがある。このように内部の媒体から音声
信号を再生するものとしては、MDプレーヤ、テープデ
ッキ、ビデオレコーダ等がある。音声信号源SS1〜S
Snは、受信或いは再生した音声信号を出力するための
出力ポートPOs1〜POsnを有する。
プレーヤSS2、・・・、音声信号源SSnのn個(n
は整数)の音声信号源を有している。音声信号源には、
例えばチューナSS1のように、外部から有線或いは無
線で供給される音声信号を受信してその受信信号を音響
再生装置で利用できる形態にして出力するものがある。
このように外部から音声信号を受信中継するものとして
は、無線放送、有線放送、サウンドプレーヤや楽器等か
らの出力を受けるものがある。音声信号源には、さらに
CDプレーヤSS3のように、内部にセットされた音声
データの記録媒体から音声データを読み出して音声信号
を出力するものがある。このように内部の媒体から音声
信号を再生するものとしては、MDプレーヤ、テープデ
ッキ、ビデオレコーダ等がある。音声信号源SS1〜S
Snは、受信或いは再生した音声信号を出力するための
出力ポートPOs1〜POsnを有する。
【0007】本例において、チューナSS1は外部に設
けられたアンテナANに接続されて、アンテナANで受
信した放送波の特定の周波数に同調して音声信号S1を
出力する。同様に、CDプレーヤSS2〜音声信号源S
Snのそれぞれは、音声信号S2〜Snを生成して、対
応する出力ポートPOs2〜POsnに出力する。な
お、音声信号源部1は、コントローラ11からの制御信
号Sc1に基づいて、複数の音声信号源SS1〜SSn
のうち少なくとも一つを作動させて音声信号S1〜Sn
のそれぞれを対応する出力ポートPOs1〜POsnに
出力する。
けられたアンテナANに接続されて、アンテナANで受
信した放送波の特定の周波数に同調して音声信号S1を
出力する。同様に、CDプレーヤSS2〜音声信号源S
Snのそれぞれは、音声信号S2〜Snを生成して、対
応する出力ポートPOs2〜POsnに出力する。な
お、音声信号源部1は、コントローラ11からの制御信
号Sc1に基づいて、複数の音声信号源SS1〜SSn
のうち少なくとも一つを作動させて音声信号S1〜Sn
のそれぞれを対応する出力ポートPOs1〜POsnに
出力する。
【0008】音声信号選択部3は、音声信号源部1の複
数の音声信号源の出力ポートPOs1〜POsnと、A
/D変換器5の入力ポートPI5と、選択スイッチSW
1より構成されている。選択スイッチSW1の一端は入
力ポートPI5に接続されて、コントローラ11からの
制御信号Sc3に基づいて、選択スイッチSw1のもう
一端を出力ポートPOs1〜POsnのうち一つを選択
して接続する。なお、音声信号選択部3は、このような
選択スイッチSW1を有する構造に限定されるものでは
なく、制御信号Sc3にもとづいて、音声信号源部1の
音声信号源SS1〜SSnの出力を選択的に出力できる
構造であれば良い。
数の音声信号源の出力ポートPOs1〜POsnと、A
/D変換器5の入力ポートPI5と、選択スイッチSW
1より構成されている。選択スイッチSW1の一端は入
力ポートPI5に接続されて、コントローラ11からの
制御信号Sc3に基づいて、選択スイッチSw1のもう
一端を出力ポートPOs1〜POsnのうち一つを選択
して接続する。なお、音声信号選択部3は、このような
選択スイッチSW1を有する構造に限定されるものでは
なく、制御信号Sc3にもとづいて、音声信号源部1の
音声信号源SS1〜SSnの出力を選択的に出力できる
構造であれば良い。
【0009】A/D変換器5は、音声信号選択部3から
入力された音声信号S1〜Snのいずれかを、コントロ
ーラ11からの制御信号Sc5に基づいて第1のディジ
タル音声信号Sdに変換して出力ポートPO5に出力す
る。なお、音声信号源部1から出力される音声信号がデ
ィジタル信号の場合には、A/D変換器5を省いて音声
信号選択部3からの出力を出力先選択部7に直接入力さ
せても良いことは言うまでもない。
入力された音声信号S1〜Snのいずれかを、コントロ
ーラ11からの制御信号Sc5に基づいて第1のディジ
タル音声信号Sdに変換して出力ポートPO5に出力す
る。なお、音声信号源部1から出力される音声信号がデ
ィジタル信号の場合には、A/D変換器5を省いて音声
信号選択部3からの出力を出力先選択部7に直接入力さ
せても良いことは言うまでもない。
【0010】出力先選択部7は、A/D変換器5の出力
ポートPO5と、選択スイッチSW2と、DSP9の入
力ポートPI9および外部出力ポートPOeに接続され
た入力ポートPIeより構成されている。選択スイッチ
SW2の一端は出力ポートPO5に接続されて、コント
ローラ11からの制御信号Sc7に基づいて、選択スイ
ッチSW2のもう一端を入力ポートPIeおよびPI9
の何れか一つを選択して接続する。尚、出力先選択部7
は、このような選択スイッチSW2を有する構造に限定
されるものではなく、制御信号Sc5にもとづいて、A
/D変換器5からの出力SdをDSP9および外部出力
ポートPOeの何れかに選択的に出力できる構造であれ
ば良い。
ポートPO5と、選択スイッチSW2と、DSP9の入
力ポートPI9および外部出力ポートPOeに接続され
た入力ポートPIeより構成されている。選択スイッチ
SW2の一端は出力ポートPO5に接続されて、コント
ローラ11からの制御信号Sc7に基づいて、選択スイ
ッチSW2のもう一端を入力ポートPIeおよびPI9
の何れか一つを選択して接続する。尚、出力先選択部7
は、このような選択スイッチSW2を有する構造に限定
されるものではなく、制御信号Sc5にもとづいて、A
/D変換器5からの出力SdをDSP9および外部出力
ポートPOeの何れかに選択的に出力できる構造であれ
ば良い。
【0011】出力先選択部7が入力ポートPI9を選択
した場合には、DSP9はコントローラ11からの制御
信号Sc9に基づいて、出力先選択部7より入力される
第1のディジタル音声信号Sdにサラウンド等の音響効
果を付して第2のディジタル音声信号Sdpを生成して
外部出力ポートPOeに出力する。なお、出力先選択部
7が、入力ポートPIeを選択した場合には、第1のデ
ィジタル音声信号SdはDSP9で処理されることなく
外部出力ポートPOeに出力される。
した場合には、DSP9はコントローラ11からの制御
信号Sc9に基づいて、出力先選択部7より入力される
第1のディジタル音声信号Sdにサラウンド等の音響効
果を付して第2のディジタル音声信号Sdpを生成して
外部出力ポートPOeに出力する。なお、出力先選択部
7が、入力ポートPIeを選択した場合には、第1のデ
ィジタル音声信号SdはDSP9で処理されることなく
外部出力ポートPOeに出力される。
【0012】以下に音響再生装置SRC1における動作
について述べる。ユーザが外部から有線或いは無線で供
給される音声信号の聴取を希望する場合には、ユーザは
ユーザ要求入力器13を用いて、ユーザ要求信号Srq
を生成してコントローラ11に指示する。コントローラ
11は、ユーザ要求信号Srqに基づいて、制御信号S
c1、Sc3、Sc5、Sc7、及びSc9を生成す
る。音声信号源部1では、制御信号Sc1に基づいて、
チューナSS1を作動させてアンテナANで受信された
放送波に同調して音声信号S1を生成する。
について述べる。ユーザが外部から有線或いは無線で供
給される音声信号の聴取を希望する場合には、ユーザは
ユーザ要求入力器13を用いて、ユーザ要求信号Srq
を生成してコントローラ11に指示する。コントローラ
11は、ユーザ要求信号Srqに基づいて、制御信号S
c1、Sc3、Sc5、Sc7、及びSc9を生成す
る。音声信号源部1では、制御信号Sc1に基づいて、
チューナSS1を作動させてアンテナANで受信された
放送波に同調して音声信号S1を生成する。
【0013】音声信号選択部3は、制御信号Sc3に基
づいて、選択スイッチSW1を駆動して出力ポートPO
s1に入力ポートPI5を接続して、チューナから出力
された音声信号S1をA/D変換器5に供給する。
づいて、選択スイッチSW1を駆動して出力ポートPO
s1に入力ポートPI5を接続して、チューナから出力
された音声信号S1をA/D変換器5に供給する。
【0014】A/D変換器5は、制御信号Sc5に基づ
いて、入力された音声信号をディジタル信号Sdに変換
して出力ポートPO5に出力する。
いて、入力された音声信号をディジタル信号Sdに変換
して出力ポートPO5に出力する。
【0015】出力先選択部7は、制御信号Sc7に基づ
いて、選択スイッチSW2を駆動して出力ポートPO5
を入力ポートPIeに接続して、ディジタル音声信号S
dをDSP9を通さずに外部出力ポートPOeに出力す
る。
いて、選択スイッチSW2を駆動して出力ポートPO5
を入力ポートPIeに接続して、ディジタル音声信号S
dをDSP9を通さずに外部出力ポートPOeに出力す
る。
【0016】次にユーザがCDプレーヤSS2のような
チューナを通さずに生成される音声信号の聴取を希望す
る場合の動作について説明する。基本的な動作は、上述
のチューナSS1を利用する場合と同様であるので、相
違点についてのみ説明する。ユーザの意志を反映したユ
ーザ要求信号Srqに基づいて、制御信号Sc1、Sc
3、Sc5、及びSc7が生成される。但し、音声信号
源部1においては、チューナSS1ではなくCDプレー
ヤSS2が選択されて、音声信号S2が出力ポートPO
s2に出力される。音声信号選択部3では、選択スイッ
チSW1が出力ポートPOs2を選択して、音声信号S
2をA/D変換器5に供給する。
チューナを通さずに生成される音声信号の聴取を希望す
る場合の動作について説明する。基本的な動作は、上述
のチューナSS1を利用する場合と同様であるので、相
違点についてのみ説明する。ユーザの意志を反映したユ
ーザ要求信号Srqに基づいて、制御信号Sc1、Sc
3、Sc5、及びSc7が生成される。但し、音声信号
源部1においては、チューナSS1ではなくCDプレー
ヤSS2が選択されて、音声信号S2が出力ポートPO
s2に出力される。音声信号選択部3では、選択スイッ
チSW1が出力ポートPOs2を選択して、音声信号S
2をA/D変換器5に供給する。
【0017】出力先選択部7では、選択スイッチSW2
は入力ポートPI9を選択してディジタル音声信号Sd
をDSP9に供給する。DSP9は、制御信号Sc9に
基づいて、入力された第1のディジタル音声信号Sdに
音響効果を付加して第2のディジタル信号Sdpを生成
して外部出力ポートPOeに出力する。このように、感
度劣化のおそれのない音声信号源が選択された場合にの
み、コントローラ11は出力先選択部7を駆動して、そ
の選択された音声信号源からのディジタル音声信号Sd
をDSP9に供給する。つまり、上述の方法では、音声
信号源としてチューナSS1が選択された場合には、折
角設けられているDSP9の使用を一切断念するもので
ある。
は入力ポートPI9を選択してディジタル音声信号Sd
をDSP9に供給する。DSP9は、制御信号Sc9に
基づいて、入力された第1のディジタル音声信号Sdに
音響効果を付加して第2のディジタル信号Sdpを生成
して外部出力ポートPOeに出力する。このように、感
度劣化のおそれのない音声信号源が選択された場合にの
み、コントローラ11は出力先選択部7を駆動して、そ
の選択された音声信号源からのディジタル音声信号Sd
をDSP9に供給する。つまり、上述の方法では、音声
信号源としてチューナSS1が選択された場合には、折
角設けられているDSP9の使用を一切断念するもので
ある。
【0018】図7に、第2の方法に基づく、音響再生装
置を示す。本例における音響再生装置SRC2は、図6
に示した音響再生装置SRC1から出力先選択部7を取
り除き、DSP9の入力ポートをA/D変換器5の出力
ポートに直結させると共に、クロック変更器15が新た
にDSP9とコントローラ11の間に接続されている。
置を示す。本例における音響再生装置SRC2は、図6
に示した音響再生装置SRC1から出力先選択部7を取
り除き、DSP9の入力ポートをA/D変換器5の出力
ポートに直結させると共に、クロック変更器15が新た
にDSP9とコントローラ11の間に接続されている。
【0019】以下に音響再生装置SRC2における動作
について述べる。ユーザが外部から有線或いは無線で供
給される音声信号の聴取の希望を、ユーザ要求入力器1
3を用いてコントローラ11に指示する。コントローラ
11は、ユーザ要求信号Srqに基づいて、音響再生装
置SRC1の場合と同様に制御信号Sc1、Sc3、S
c5、およびSc9を生成する。さらに、コントローラ
11は、DSP9のクロック周波数をチューナSS1の
同調周波数に対して、DSP9がビート妨害や抑圧等の
障害を起こさないように、そのDSP9のクロック周波
数を決定すると共に、制御信号Sc15を生成する。
について述べる。ユーザが外部から有線或いは無線で供
給される音声信号の聴取の希望を、ユーザ要求入力器1
3を用いてコントローラ11に指示する。コントローラ
11は、ユーザ要求信号Srqに基づいて、音響再生装
置SRC1の場合と同様に制御信号Sc1、Sc3、S
c5、およびSc9を生成する。さらに、コントローラ
11は、DSP9のクロック周波数をチューナSS1の
同調周波数に対して、DSP9がビート妨害や抑圧等の
障害を起こさないように、そのDSP9のクロック周波
数を決定すると共に、制御信号Sc15を生成する。
【0020】音声信号源部1では、制御信号Sc1に基
づいて、チューナSS1を作動させてアンテナANで受
信された放送波に同調して音声信号S1を生成する。音
声信号選択部3は、制御信号Sc3に基づいて、選択ス
イッチSW1を駆動して入力ポートPI5を出力ポート
POs1に接続して、チューナSS1から出力された音
声信号S1をA/D変換器5に供給する。
づいて、チューナSS1を作動させてアンテナANで受
信された放送波に同調して音声信号S1を生成する。音
声信号選択部3は、制御信号Sc3に基づいて、選択ス
イッチSW1を駆動して入力ポートPI5を出力ポート
POs1に接続して、チューナSS1から出力された音
声信号S1をA/D変換器5に供給する。
【0021】クロック変更器15は、制御信号Sc15
に指示された周波数を有するクロック信号Sccを9に
出力する。つまり、制御信号Sc15は、予めチューナ
SS1の同調帯域の各同調周波数に対して、感度劣化を
起こさないクロック周波数のデータをROMテーブルに
格納しておき、制御信号Sc15の指示に応じて所定の
周波数のクロック信号を発生する。DSP9は、クロッ
ク変更器15からのクロック信号Sccと、コントロー
ラ11からの制御信号Sc9に応じて、A/D変換器5
から入力されたディジタル音声信号Sdに音響効果を付
加してディジタル音声信号SdPを生成する。
に指示された周波数を有するクロック信号Sccを9に
出力する。つまり、制御信号Sc15は、予めチューナ
SS1の同調帯域の各同調周波数に対して、感度劣化を
起こさないクロック周波数のデータをROMテーブルに
格納しておき、制御信号Sc15の指示に応じて所定の
周波数のクロック信号を発生する。DSP9は、クロッ
ク変更器15からのクロック信号Sccと、コントロー
ラ11からの制御信号Sc9に応じて、A/D変換器5
から入力されたディジタル音声信号Sdに音響効果を付
加してディジタル音声信号SdPを生成する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成の場合、図6に示した第1の方法によれ
ば、再生音声信号に様々な音響効果を付加できるDSP
という装置を設けておきながら、音声信号源としてチュ
ーナが選択される場合には、そのDSPの使用を断念す
る。そのため、再生音声信号に音響効果を付加するとい
う機能が一切利用できない。一方、図7に示した第2の
方法においては、音声信号源としてチューナが選択され
た場合にも、第1の方法のように、DSPの使用を断念
することなく、再生音声信号に音響効果の付加を可能と
している。しかしながら、同調周波数に応じてDSPの
クロック周波数を変化させるという複雑なソフト処理が
必要であり。コントローラ11内のマイコンのROM容
量アップ、さらにクロック変更器という可変クロック発
信器を必要とするために、製造コストの増大を招く。本
発明は上記の課題を解決するために成されたもので、チ
ューナを音声信号源として選択した場合にも、低コスト
でDSPを利用して再生音声信号に種々な音響効果を付
加できる音響再生装置を提供することを目的とする。
うな従来の構成の場合、図6に示した第1の方法によれ
ば、再生音声信号に様々な音響効果を付加できるDSP
という装置を設けておきながら、音声信号源としてチュ
ーナが選択される場合には、そのDSPの使用を断念す
る。そのため、再生音声信号に音響効果を付加するとい
う機能が一切利用できない。一方、図7に示した第2の
方法においては、音声信号源としてチューナが選択され
た場合にも、第1の方法のように、DSPの使用を断念
することなく、再生音声信号に音響効果の付加を可能と
している。しかしながら、同調周波数に応じてDSPの
クロック周波数を変化させるという複雑なソフト処理が
必要であり。コントローラ11内のマイコンのROM容
量アップ、さらにクロック変更器という可変クロック発
信器を必要とするために、製造コストの増大を招く。本
発明は上記の課題を解決するために成されたもので、チ
ューナを音声信号源として選択した場合にも、低コスト
でDSPを利用して再生音声信号に種々な音響効果を付
加できる音響再生装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、音声信号源から入力される第1の音声信号に音
響効果を付加して第2の音声信号を生成する音響効果付
加器を有する音響再生装置であって、第1の音声信号の
音声成分が雑音成分を抑圧する抑圧レベルに達している
かどうかを判定する抑圧状態判定器と、抑圧状態判定器
の判定結果に基づいて、音響効果付加器の動作を制御す
る音響効果付加制御器とを備え、第1の音声信号の音声
成分が抑圧レベルに到達していると判定される場合に
は、音響効果付加制御器は音響効果付加器を作動させる
ことを特徴とする音響再生装置。
発明は、音声信号源から入力される第1の音声信号に音
響効果を付加して第2の音声信号を生成する音響効果付
加器を有する音響再生装置であって、第1の音声信号の
音声成分が雑音成分を抑圧する抑圧レベルに達している
かどうかを判定する抑圧状態判定器と、抑圧状態判定器
の判定結果に基づいて、音響効果付加器の動作を制御す
る音響効果付加制御器とを備え、第1の音声信号の音声
成分が抑圧レベルに到達していると判定される場合に
は、音響効果付加制御器は音響効果付加器を作動させる
ことを特徴とする音響再生装置。
【0024】上述のように、第1の発明は、音声信号の
音声成分が他のノイズ成分を押さえて正常に音声を再生
できる抑圧レベルに達している時に、音声信号に音響付
加器により音響効果付加を実施するので、音声成分に対
する音響付加器のクロックに干渉による感度劣化を防ぐ
ことができる。
音声成分が他のノイズ成分を押さえて正常に音声を再生
できる抑圧レベルに達している時に、音声信号に音響付
加器により音響効果付加を実施するので、音声成分に対
する音響付加器のクロックに干渉による感度劣化を防ぐ
ことができる。
【0025】第2の発明は、第1の発明において、第1
の音声信号の音声成分が抑圧レベルに到達していないと
判定される場合には、音響効果制御器は音響効果付加器
を停止させることを特徴とする請求項1に記載の音響再
生装置。
の音声信号の音声成分が抑圧レベルに到達していないと
判定される場合には、音響効果制御器は音響効果付加器
を停止させることを特徴とする請求項1に記載の音響再
生装置。
【0026】上述のように、第2の発明においては、ノ
イズ成分のために音声信号を正しく再生できない時に、
音響効果の付加を停止するので、効果的に音響効果付加
できる。
イズ成分のために音声信号を正しく再生できない時に、
音響効果の付加を停止するので、効果的に音響効果付加
できる。
【0027】第3の発明は、第1の発明において、さら
に、音声信号源と音響効果付加器の間に設けられて、第
1の音声信号を音響効果付加器を迂回させるバイパス器
を備え、第1の音声信号の音声成分が抑圧レベルに到達
していないと判定される場合は、制御器はバイパス器を
駆動して第1の音声信号を音響効果付加器を迂回して出
力することを特徴とする請求項1に記載の音響再生装
置。
に、音声信号源と音響効果付加器の間に設けられて、第
1の音声信号を音響効果付加器を迂回させるバイパス器
を備え、第1の音声信号の音声成分が抑圧レベルに到達
していないと判定される場合は、制御器はバイパス器を
駆動して第1の音声信号を音響効果付加器を迂回して出
力することを特徴とする請求項1に記載の音響再生装
置。
【0028】第4の発明は、第1の発明において、抑圧
状態判定器は、第1の音声信号の音声成分が抑圧レベル
に到達しているかどうかを示す抑圧レベル表示信号を生
成する抑圧レベル表示信号生成器を含み、音響効果制御
器は、抑圧レベル表示信号に基づいて、音声効果付加器
を制御する音響効果付加制御信号を生成する音響効果付
加制御信号生成器を含む請求項1に記載の音響再生装
置。
状態判定器は、第1の音声信号の音声成分が抑圧レベル
に到達しているかどうかを示す抑圧レベル表示信号を生
成する抑圧レベル表示信号生成器を含み、音響効果制御
器は、抑圧レベル表示信号に基づいて、音声効果付加器
を制御する音響効果付加制御信号を生成する音響効果付
加制御信号生成器を含む請求項1に記載の音響再生装
置。
【0029】第5の発明は、第1の発明において、音響
効果付加制御器は、抑圧状態判定器の判定結果に基づい
て、音響効果付加器を制御する音響効果付加制御信号を
生成する音声効果付加制御信号生成器を含み、第1の音
声信号の音声成分が抑圧レベルに到達していると判定さ
れる場合は、音響効果付加制御信号に基づいて音響効果
付加器は第1の音声信号に、音響効果を付加することを
特徴とする請求項1に記載の音響再生装置。
効果付加制御器は、抑圧状態判定器の判定結果に基づい
て、音響効果付加器を制御する音響効果付加制御信号を
生成する音声効果付加制御信号生成器を含み、第1の音
声信号の音声成分が抑圧レベルに到達していると判定さ
れる場合は、音響効果付加制御信号に基づいて音響効果
付加器は第1の音声信号に、音響効果を付加することを
特徴とする請求項1に記載の音響再生装置。
【0030】第6の発明は、第5の発明において、第1
の音声信号の音声成分が抑圧レベルに到達していないと
判定される場合は、音響効果付加制御信号に基づいて音
響効果付加器は音響効果付加動作を停止することを特徴
とする請求項5に記載の音響再生装置。
の音声信号の音声成分が抑圧レベルに到達していないと
判定される場合は、音響効果付加制御信号に基づいて音
響効果付加器は音響効果付加動作を停止することを特徴
とする請求項5に記載の音響再生装置。
【0031】第7の発明は、第5の発明において、さら
に、音声信号源と音響効果付加器の間に設けられて、第
1の音声信号を音響効果付加器を迂回させるバイパス器
を備え、第1の音声信号の音声成分が抑圧レベルに到達
していないと判定される場合は、音響効果付加制御信号
に基づいてバイパス器は第1の音声信号を音響効果付加
器を迂回して出力することを特徴とする請求項5に記載
の音響再生装置。
に、音声信号源と音響効果付加器の間に設けられて、第
1の音声信号を音響効果付加器を迂回させるバイパス器
を備え、第1の音声信号の音声成分が抑圧レベルに到達
していないと判定される場合は、音響効果付加制御信号
に基づいてバイパス器は第1の音声信号を音響効果付加
器を迂回して出力することを特徴とする請求項5に記載
の音響再生装置。
【0032】第8の発明は、第1の発明において、抑圧
状態判定器は第1の音声信号の音声成分が同調表示レベ
ルである場合に、抑圧レベルに達していると判定するこ
とを特徴とする請求項1に記載の音響再生装置。
状態判定器は第1の音声信号の音声成分が同調表示レベ
ルである場合に、抑圧レベルに達していると判定するこ
とを特徴とする請求項1に記載の音響再生装置。
【0033】上述のように、第8の発明においては、抑
圧レベルの検出に、音響再生装置に一般的に用いられて
いる同調表示レベルを採用することにより、低コストで
制作できる。
圧レベルの検出に、音響再生装置に一般的に用いられて
いる同調表示レベルを採用することにより、低コストで
制作できる。
【0034】第9の発明は、第8の発明において、第1
の音声信号はAM波であることを特徴とする。
の音声信号はAM波であることを特徴とする。
【0035】第10の発明は、第9の発明において、同
調表示レベルに対応するS/Nが10dBであることを
特徴とする。
調表示レベルに対応するS/Nが10dBであることを
特徴とする。
【0036】第11の発明は、第1の発明において、抑
圧状態判定器は第1の音声信号の音声成分がステレオ同
調レベルである場合に、抑圧レベルに達していると判定
することを特徴とする。
圧状態判定器は第1の音声信号の音声成分がステレオ同
調レベルである場合に、抑圧レベルに達していると判定
することを特徴とする。
【0037】上述のように、第11の発明においては、
抑圧レベルの検出に、音響再生装置に一般的に用いられ
ている同調表示レベルを採用することにより、低コスト
で制作できる。
抑圧レベルの検出に、音響再生装置に一般的に用いられ
ている同調表示レベルを採用することにより、低コスト
で制作できる。
【0038】第12の発明は、第8の発明において、第
1の音声信号はFM波であることを特徴とする。
1の音声信号はFM波であることを特徴とする。
【0039】第13の発明は、第12の発明において、
同調表示レベルに対応するS/Nが20dBであること
を特徴とする。
同調表示レベルに対応するS/Nが20dBであること
を特徴とする。
【0040】第14の発明は、第1の発明において、第
1の音声信号はFM波であり、かつ抑圧レベルはキャプ
チュア効果が有効となるレベルであることを特徴とす
る。
1の音声信号はFM波であり、かつ抑圧レベルはキャプ
チュア効果が有効となるレベルであることを特徴とす
る。
【0041】第15の発明は、音声信号源から入力され
る第1の音声信号に処理を加えて第2の音声信号を生成
する音響再生方法であって、第1の音声信号に音響効果
を付加する音響効果付加ステップと、第1の音声信号の
音声成分が雑音成分を抑圧する抑圧レベルに達している
かどうかを判定する抑圧状態判定ステップと、抑圧状態
判定ステップの判定結果に基づいて、音響効果付加ステ
ップの動作を制御する音響効果付加制御ステップとを備
え、第1の音声信号の音声成分が抑圧レベルに到達して
いると判定される場合には、音響効果付加制御ステップ
は音響効果付加ステップを作動させることを特徴とする
音響再生方法。
る第1の音声信号に処理を加えて第2の音声信号を生成
する音響再生方法であって、第1の音声信号に音響効果
を付加する音響効果付加ステップと、第1の音声信号の
音声成分が雑音成分を抑圧する抑圧レベルに達している
かどうかを判定する抑圧状態判定ステップと、抑圧状態
判定ステップの判定結果に基づいて、音響効果付加ステ
ップの動作を制御する音響効果付加制御ステップとを備
え、第1の音声信号の音声成分が抑圧レベルに到達して
いると判定される場合には、音響効果付加制御ステップ
は音響効果付加ステップを作動させることを特徴とする
音響再生方法。
【0042】上述のように、第15の発明は、音声信号
の音声成分が他のノイズ成分を押さえて正常に音声を再
生できる抑圧レベルに達している時に、音声信号に音響
付加器により音響効果付加を実施するので、音声成分に
対する音響付加器のクロックに干渉による感度劣化を防
ぐことができる。
の音声成分が他のノイズ成分を押さえて正常に音声を再
生できる抑圧レベルに達している時に、音声信号に音響
付加器により音響効果付加を実施するので、音声成分に
対する音響付加器のクロックに干渉による感度劣化を防
ぐことができる。
【0043】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)先ず、図1お
よび図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る音
響再生装置について説明する。その後、図2を参照し
て、図1に示した音響再生装置の変形例について述べ
る。図1に示すように、本発明の実施形態にかかる音響
再生装置SRP1は、複数の音声信号源を含む音声信号
源部1、音声信号源部1に含まれる複数の音声信号源の
一つからの出力を選択する音声信号選択部3、音声信号
選択部3を経由して入力された音声信号をディジタル信
号に変換するA/D変換器5、音声信号に種々の音響効
果を付加するDSP(ディジタル・シグナル・プロセッ
サ)9、受信信号のレベルを判別する受信状態判別器1
7、音響再生装置SRP1全体の動作を制御するコント
ローラ11、およびユーザからの要求を受け付けるユー
ザ要求入力器13より構成されている。
よび図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る音
響再生装置について説明する。その後、図2を参照し
て、図1に示した音響再生装置の変形例について述べ
る。図1に示すように、本発明の実施形態にかかる音響
再生装置SRP1は、複数の音声信号源を含む音声信号
源部1、音声信号源部1に含まれる複数の音声信号源の
一つからの出力を選択する音声信号選択部3、音声信号
選択部3を経由して入力された音声信号をディジタル信
号に変換するA/D変換器5、音声信号に種々の音響効
果を付加するDSP(ディジタル・シグナル・プロセッ
サ)9、受信信号のレベルを判別する受信状態判別器1
7、音響再生装置SRP1全体の動作を制御するコント
ローラ11、およびユーザからの要求を受け付けるユー
ザ要求入力器13より構成されている。
【0044】ユーザ要求入力器13はキーボタン等の入
力手段によりユーザの要求を受けてユーザ要求信号Sr
qを生成する。コントローラ11はユーザ要求入力器1
3に接続されて、ユーザ要求信号Srqに基づいて音響
再生装置SRP1の全体の動作を決定すると共に、構成
要素である音声信号源部1、音声信号選択部3、A/D
変換器5、DSP9、および受信状態判別器17のそれ
ぞれを制御する制御信号Sc1、Sc3、Sc5、Sc
9、およびSc17を生成して、対応する構成要素にそ
れぞれ供給する。
力手段によりユーザの要求を受けてユーザ要求信号Sr
qを生成する。コントローラ11はユーザ要求入力器1
3に接続されて、ユーザ要求信号Srqに基づいて音響
再生装置SRP1の全体の動作を決定すると共に、構成
要素である音声信号源部1、音声信号選択部3、A/D
変換器5、DSP9、および受信状態判別器17のそれ
ぞれを制御する制御信号Sc1、Sc3、Sc5、Sc
9、およびSc17を生成して、対応する構成要素にそ
れぞれ供給する。
【0045】音声信号源部1は、チューナSS1、CD
プレーヤSS2、・・・、音声信号源SSnのn個(n
は整数)の音声信号源を有している。音声信号源には、
例えばチューナSS1のように、外部から有線或いは無
線で供給される音声信号を受信してその受信データを音
響再生装置で利用できる形態にして出力するものがあ
る。このように外部から音声信号を受信中継するものと
しては、無線放送、有線放送、サウンドプレーヤや楽器
等からの出力を受けるものがある。音声信号源には、さ
らにCDプレーヤSS3のように、内部にセットされた
音声媒体から音声データを再生して出力するものがあ
る。このように内部の媒体から音声データを再生するも
のとしては、MDプレーヤ、テープデッキ、ビデオレコ
ーダ等がある。音声信号源SS1〜SSnは、受信或い
は再生した音声信号を出力するための出力ポートPOs
1〜POsnを有する。
プレーヤSS2、・・・、音声信号源SSnのn個(n
は整数)の音声信号源を有している。音声信号源には、
例えばチューナSS1のように、外部から有線或いは無
線で供給される音声信号を受信してその受信データを音
響再生装置で利用できる形態にして出力するものがあ
る。このように外部から音声信号を受信中継するものと
しては、無線放送、有線放送、サウンドプレーヤや楽器
等からの出力を受けるものがある。音声信号源には、さ
らにCDプレーヤSS3のように、内部にセットされた
音声媒体から音声データを再生して出力するものがあ
る。このように内部の媒体から音声データを再生するも
のとしては、MDプレーヤ、テープデッキ、ビデオレコ
ーダ等がある。音声信号源SS1〜SSnは、受信或い
は再生した音声信号を出力するための出力ポートPOs
1〜POsnを有する。
【0046】本例においては、チューナSS1は外部に
設けられたアンテナANに接続されて、アンテナANで
受信した放送波の特定の周波数に同調して音声信号S1
を出力する。同様に、CDプレーヤSS2〜音声信号源
SSnのそれぞれは、音声信号S2〜Snを生成して、
対応する出力ポートPOs2〜POsnに出力する。な
お、音声信号源部1は、コントローラ11からの制御信
号Sc1に基づいて、複数の音声信号源SS1〜SSn
のうち少なくとも一つが作動させられて音声信号S1〜
Snをそれぞれ対応する出力ポートPOs1〜POsn
に出力する。
設けられたアンテナANに接続されて、アンテナANで
受信した放送波の特定の周波数に同調して音声信号S1
を出力する。同様に、CDプレーヤSS2〜音声信号源
SSnのそれぞれは、音声信号S2〜Snを生成して、
対応する出力ポートPOs2〜POsnに出力する。な
お、音声信号源部1は、コントローラ11からの制御信
号Sc1に基づいて、複数の音声信号源SS1〜SSn
のうち少なくとも一つが作動させられて音声信号S1〜
Snをそれぞれ対応する出力ポートPOs1〜POsn
に出力する。
【0047】音声信号選択部3は、音声信号源部1の複
数の音声信号源の出力ポートPOs1〜POsnと、A
/D変換器5の入力ポートPI5と、選択スイッチSW
1より構成されている。選択スイッチSW1の一端は入
力ポートPI5に接続されている。選択スイッチSW1
のもう一端は、コントローラ11からの制御信号Sc3
に基づいて、出力ポートPOs1〜POsnのうち一つ
を選択して接続する。なお、音声信号選択部3は、この
ような選択スイッチSW1を有する構造に限定されるも
のではなく、制御信号Sc3にもとづいて、音声信号源
部1の音声信号源SS1〜SSnの出力を選択的に出力
できる構造であれば良い。
数の音声信号源の出力ポートPOs1〜POsnと、A
/D変換器5の入力ポートPI5と、選択スイッチSW
1より構成されている。選択スイッチSW1の一端は入
力ポートPI5に接続されている。選択スイッチSW1
のもう一端は、コントローラ11からの制御信号Sc3
に基づいて、出力ポートPOs1〜POsnのうち一つ
を選択して接続する。なお、音声信号選択部3は、この
ような選択スイッチSW1を有する構造に限定されるも
のではなく、制御信号Sc3にもとづいて、音声信号源
部1の音声信号源SS1〜SSnの出力を選択的に出力
できる構造であれば良い。
【0048】A/D変換器5は、音声信号選択部3から
入力された音声信号S1〜Snのいずれかを、コントロ
ーラ11からの制御信号Sc5に基づいて第1のディジ
タル音声信号Sdに変換して出力ポートPO5に出力す
る。なお、音声信号源部1から出力される音声信号がデ
ィジタル信号の場合には、A/D変換器5を省いて音声
信号選択部3からの出力を出力先選択部7に直接入力さ
せても良いことは言うまでもない。
入力された音声信号S1〜Snのいずれかを、コントロ
ーラ11からの制御信号Sc5に基づいて第1のディジ
タル音声信号Sdに変換して出力ポートPO5に出力す
る。なお、音声信号源部1から出力される音声信号がデ
ィジタル信号の場合には、A/D変換器5を省いて音声
信号選択部3からの出力を出力先選択部7に直接入力さ
せても良いことは言うまでもない。
【0049】受信状態判別器17は、音声信号選択部3
に接続されて、音声信号選択部3で選択された音声信号
源S1〜Snの何れかからの音声信号を入力ポートPI
を経由して受ける。受信状態判別器17は、入力されて
くる音声信号のレベルLsを測定して、入力音声信号レ
ベルLsが所定の閾値Thと比較して比較結果を表す判
定信号Sjを生成してコントローラ11に出力する。判
定信号Sjは、通常、入力音声信号レベルLsが閾値T
hより大きい時はハイ、小さいときはローになる二値信
号である。
に接続されて、音声信号選択部3で選択された音声信号
源S1〜Snの何れかからの音声信号を入力ポートPI
を経由して受ける。受信状態判別器17は、入力されて
くる音声信号のレベルLsを測定して、入力音声信号レ
ベルLsが所定の閾値Thと比較して比較結果を表す判
定信号Sjを生成してコントローラ11に出力する。判
定信号Sjは、通常、入力音声信号レベルLsが閾値T
hより大きい時はハイ、小さいときはローになる二値信
号である。
【0050】コントローラ11は、受信状態判別器17
から入力される判定信号Sjがハイの場合は、ディジタ
ル音声信号SdにDSP9による音響処理を施すように
制御信号Sc7とSc9を生成する。一方、判定信号S
jがローの場合には、ディジタル音声信号SdにDSP
9の処理をしないように制御信号Sc7とSc9を生成
する。この処理の判定信号Sjに基づく、コントローラ
11の処理について、以下に図5に示す同調音声信号の
S/N比−感度特性図を参照して詳しく説明する。
から入力される判定信号Sjがハイの場合は、ディジタ
ル音声信号SdにDSP9による音響処理を施すように
制御信号Sc7とSc9を生成する。一方、判定信号S
jがローの場合には、ディジタル音声信号SdにDSP
9の処理をしないように制御信号Sc7とSc9を生成
する。この処理の判定信号Sjに基づく、コントローラ
11の処理について、以下に図5に示す同調音声信号の
S/N比−感度特性図を参照して詳しく説明する。
【0051】図5において、縦軸は音声信号のS/N比
を、横軸は音声信号の感度(dB)を示している。チュ
ーナSS1からの出力される音声信号S1は、実線Lで
示されるように、同調の度合いが良いほど感度が上がり
音声成分とノイズ成分の比であるS/N比も大きくな
る。このような受信同調信号において、S/N比が所定
の強度(dB)以下であれば雑音の成分が放送成分を圧
迫してしまい、その音声信号を再生しても雑音しか聞こ
えない。一方、その所定の強度以上であれば、今度は放
送成分が雑音成分を抑圧して、その音声信号を再生した
場合、雑音は放送音声によってかき消されて聞こえない
という現象がある。このような、入力信号の中で最も大
きい信号が出力信号を制御して、再生時に他の小さな信
号が抑圧されて無視できるようになる現象を抑圧効果と
いう。
を、横軸は音声信号の感度(dB)を示している。チュ
ーナSS1からの出力される音声信号S1は、実線Lで
示されるように、同調の度合いが良いほど感度が上がり
音声成分とノイズ成分の比であるS/N比も大きくな
る。このような受信同調信号において、S/N比が所定
の強度(dB)以下であれば雑音の成分が放送成分を圧
迫してしまい、その音声信号を再生しても雑音しか聞こ
えない。一方、その所定の強度以上であれば、今度は放
送成分が雑音成分を抑圧して、その音声信号を再生した
場合、雑音は放送音声によってかき消されて聞こえない
という現象がある。このような、入力信号の中で最も大
きい信号が出力信号を制御して、再生時に他の小さな信
号が抑圧されて無視できるようになる現象を抑圧効果と
いう。
【0052】さらに、チューナにおいて、受信同調音声
信号の放送成分が抑圧効果によりノイズ成分を抑圧し
て、再生音声信号から放送成分のみを聴取できるレベル
を同調表示レベルという。図5において、矢印Rcで示
すように、受信同調波がこの同調教示レベル以上のレベ
ルにあれば、たとえその同調周波数とDSP9のクロッ
ク周波数が所定の関係にあっても、上述の抑圧効果によ
り、クロック周波数によるビート妨害、感度劣化の問題
が生じないことが、実験の結果確認された。なお、入力
信号の中で最も大きい信号が出力信号を制御して、他の
小さな信号が抑圧されて無視できるようになる上述の抑
圧効果は、チューナSS1の出力である受信同調音声信
号に限定されるものではない。つまり、音声信号成分と
ノイズ成分が混合されている全ての信号について成り立
つ。
信号の放送成分が抑圧効果によりノイズ成分を抑圧し
て、再生音声信号から放送成分のみを聴取できるレベル
を同調表示レベルという。図5において、矢印Rcで示
すように、受信同調波がこの同調教示レベル以上のレベ
ルにあれば、たとえその同調周波数とDSP9のクロッ
ク周波数が所定の関係にあっても、上述の抑圧効果によ
り、クロック周波数によるビート妨害、感度劣化の問題
が生じないことが、実験の結果確認された。なお、入力
信号の中で最も大きい信号が出力信号を制御して、他の
小さな信号が抑圧されて無視できるようになる上述の抑
圧効果は、チューナSS1の出力である受信同調音声信
号に限定されるものではない。つまり、音声信号成分と
ノイズ成分が混合されている全ての信号について成り立
つ。
【0053】図1に戻って、本実施例においては、上述
の同調表示レベルを受信状態判別器17の閾値Thとし
て設定する。つまり、閾値Thは、音声信号において音
声成分がノイズ成分を抑圧する抑圧効果の有効/無効の
境目である。以降、本明細書において、この閾値Thを
抑圧レベルと呼ぶ。なお、抑圧効果は、特にFM波にお
いて、キャプチュア効果と呼ばれている。
の同調表示レベルを受信状態判別器17の閾値Thとし
て設定する。つまり、閾値Thは、音声信号において音
声成分がノイズ成分を抑圧する抑圧効果の有効/無効の
境目である。以降、本明細書において、この閾値Thを
抑圧レベルと呼ぶ。なお、抑圧効果は、特にFM波にお
いて、キャプチュア効果と呼ばれている。
【0054】同調表示レベルは、一般的にFM放送波の
場合は20dB、AM放送波の場合は10dBであり、
その他の放送波或いは受信装置の復調器系によって適切
なレベルに任意に設定される。なお、DSP9のクロッ
ク信号は、同調表示レベルより小さいので、受信状態判
別器17の閾値Thを同調表示レベルより小さな値にす
ることも考えられる。しかしながら、クロック信号によ
るビート妨害は防止できるが、受信同調波に含まれるノ
イズ成分によって放送成分が抑圧されてしまうので、閾
値Thを同調表示レベルに設定するのが好ましい。な
お、音声信号がステレオ信号の場合には、同調表示レベ
ルの代わりにステレオ同調レベルを閾値Thに設定して
も良い。
場合は20dB、AM放送波の場合は10dBであり、
その他の放送波或いは受信装置の復調器系によって適切
なレベルに任意に設定される。なお、DSP9のクロッ
ク信号は、同調表示レベルより小さいので、受信状態判
別器17の閾値Thを同調表示レベルより小さな値にす
ることも考えられる。しかしながら、クロック信号によ
るビート妨害は防止できるが、受信同調波に含まれるノ
イズ成分によって放送成分が抑圧されてしまうので、閾
値Thを同調表示レベルに設定するのが好ましい。な
お、音声信号がステレオ信号の場合には、同調表示レベ
ルの代わりにステレオ同調レベルを閾値Thに設定して
も良い。
【0055】受信状態判別器17から入力される判定信
号Sjがハイの場合には、音声成分が、DSP9のクロ
ック成分より大きなレベルのノイズ成分を抑圧できる。
それ故に、上述のように受信同調波S1の放送成分がD
SP9によりビート妨害を受ける畏れがない。それ故
に、コントローラ11は、制御信号Sc9によってDS
P9を制御して、ディジタル音声信号Sdに音響効果を
付加してディジタル音声信号SdPを生成させて外部出
力ポートPOeから外部に出力させる。
号Sjがハイの場合には、音声成分が、DSP9のクロ
ック成分より大きなレベルのノイズ成分を抑圧できる。
それ故に、上述のように受信同調波S1の放送成分がD
SP9によりビート妨害を受ける畏れがない。それ故
に、コントローラ11は、制御信号Sc9によってDS
P9を制御して、ディジタル音声信号Sdに音響効果を
付加してディジタル音声信号SdPを生成させて外部出
力ポートPOeから外部に出力させる。
【0056】一方、判定信号Sjがローの場合には、上
述のように受信同調波S1が同調レベルに達していない
ので、受信同調波のノイズ成分が音声成分を抑圧してし
まい再生しても、ユーザは再生音声を聴取できない。そ
れ故に、コントローラ11は、制御信号Sc9によりD
SP9の動作を止めて入力されたディジタル音声信号S
dを外部出力ポートPOeに出力させない。このよう
に、本例においては、受信同調信号が同調表示レベルに
達していない場合には、DSP9を停止させてディジタ
ル音声信号Sdを外部に出力しないように構成してい
る。
述のように受信同調波S1が同調レベルに達していない
ので、受信同調波のノイズ成分が音声成分を抑圧してし
まい再生しても、ユーザは再生音声を聴取できない。そ
れ故に、コントローラ11は、制御信号Sc9によりD
SP9の動作を止めて入力されたディジタル音声信号S
dを外部出力ポートPOeに出力させない。このよう
に、本例においては、受信同調信号が同調表示レベルに
達していない場合には、DSP9を停止させてディジタ
ル音声信号Sdを外部に出力しないように構成してい
る。
【0057】しかし、図2に示すように、音響再生装置
SRP1Rのように、図6で示した出力先選択部7をA
/D変換器5とDSP9の間に設けることに、受信同調
波が同調表示レベルに達していない場合には、入力され
るディジタル音声信号SdをDSP9を迂回して外部出
力ポートPOeに出力するようにしても良い。この場
合、コントローラ11は、受信状態判別器17から入力
される判定信号Sjに基づいて、以下の如く出力先選択
部7及びDSP9を制御する。なお、音声信号源部1、
音声信号選択部3、A/D変換器5、受信状態判別器1
7の動作は、上述の音響再生装置SRP1における動作
と同一であるので説明を省く。
SRP1Rのように、図6で示した出力先選択部7をA
/D変換器5とDSP9の間に設けることに、受信同調
波が同調表示レベルに達していない場合には、入力され
るディジタル音声信号SdをDSP9を迂回して外部出
力ポートPOeに出力するようにしても良い。この場
合、コントローラ11は、受信状態判別器17から入力
される判定信号Sjに基づいて、以下の如く出力先選択
部7及びDSP9を制御する。なお、音声信号源部1、
音声信号選択部3、A/D変換器5、受信状態判別器1
7の動作は、上述の音響再生装置SRP1における動作
と同一であるので説明を省く。
【0058】判定信号Sjがハイ、つまり受信同調信号
が同調表示レベル以上の場合は、コントローラ11は制
御信号Sc7によって、A/D変換器5の出力であるデ
ィジタル音声信号SdをDSP9に接続するように出力
先選択部7を制御する。さらに、コントローラ11は、
制御信号Sc9によってDSP9を制御して、入力され
るディジタル音声信号Sdに音響効果を付加させてディ
ジタル音声信号SdPを外部出力ポートPOeに出力さ
せる。
が同調表示レベル以上の場合は、コントローラ11は制
御信号Sc7によって、A/D変換器5の出力であるデ
ィジタル音声信号SdをDSP9に接続するように出力
先選択部7を制御する。さらに、コントローラ11は、
制御信号Sc9によってDSP9を制御して、入力され
るディジタル音声信号Sdに音響効果を付加させてディ
ジタル音声信号SdPを外部出力ポートPOeに出力さ
せる。
【0059】一方、判定信号Sjがロー、つまり受信同
調信号が同調表示レベルよりも小さい場合には、コント
ローラ11は制御信号Sc7によって、出力先選択部7
の選択スイッチSW2を入力ポートPIeに接続させ
て、ディジタル音声信号SdをDSP9を通さずに直接
外部出力ポートPOeに出力させる。さらに、コントロ
ーラ11は制御信号Sc9にて、DSP9の動作を停止
させる。このように、同調表示レベルより小さな受信同
調信号を、そのまま音響再生装置SRP1Rの外部に出
力して、後続の処理に供するようにしたものである。
調信号が同調表示レベルよりも小さい場合には、コント
ローラ11は制御信号Sc7によって、出力先選択部7
の選択スイッチSW2を入力ポートPIeに接続させ
て、ディジタル音声信号SdをDSP9を通さずに直接
外部出力ポートPOeに出力させる。さらに、コントロ
ーラ11は制御信号Sc9にて、DSP9の動作を停止
させる。このように、同調表示レベルより小さな受信同
調信号を、そのまま音響再生装置SRP1Rの外部に出
力して、後続の処理に供するようにしたものである。
【0060】なお、上述の音響再生装置SRP1および
音響再生装置SRP1Rに示される実施形態において、
受信状態判別器17が音声信号選択部3の出力に接続さ
れている例が示されている。しかしながら、受信状態判
別器17は音声信号選択部3を経由することなく、音声
信号源部1に含まれる音声信号源に含まれる、チューナ
や、無線放送、有線放送、サウンドプレーヤや楽器等か
らの出力を受ける音声信号源のそれぞれに直接接続し
て、コントローラ11による制御信号Sc1とSc17
によって、選択されて音声信号を出力している音声信号
源に対して受信状態、或いは抑圧レベルに達しているか
を判別するようにしても良い。
音響再生装置SRP1Rに示される実施形態において、
受信状態判別器17が音声信号選択部3の出力に接続さ
れている例が示されている。しかしながら、受信状態判
別器17は音声信号選択部3を経由することなく、音声
信号源部1に含まれる音声信号源に含まれる、チューナ
や、無線放送、有線放送、サウンドプレーヤや楽器等か
らの出力を受ける音声信号源のそれぞれに直接接続し
て、コントローラ11による制御信号Sc1とSc17
によって、選択されて音声信号を出力している音声信号
源に対して受信状態、或いは抑圧レベルに達しているか
を判別するようにしても良い。
【0061】さらに、入力信号の中で最も大きい信号が
出力信号を制御して、他の小さな信号が抑圧されて無視
できるようになる上述の抑圧効果は、チューナSS1の
出力である受信同調音声信号に限定されるものではな
い。つまり、音声信号成分とノイズ成分が混合されてい
る全ての信号について成り立つ。それ故に、チューナや
無線放送、有線放送、サウンドプレーヤや楽器等の受信
同調信号を生成する音声信号源以外にも、抑圧効果を検
出するようにしても良い。このような音声信号源として
は、上述のCDプレーヤSS2等のメディア内蔵型音声
信号源がある。
出力信号を制御して、他の小さな信号が抑圧されて無視
できるようになる上述の抑圧効果は、チューナSS1の
出力である受信同調音声信号に限定されるものではな
い。つまり、音声信号成分とノイズ成分が混合されてい
る全ての信号について成り立つ。それ故に、チューナや
無線放送、有線放送、サウンドプレーヤや楽器等の受信
同調信号を生成する音声信号源以外にも、抑圧効果を検
出するようにしても良い。このような音声信号源として
は、上述のCDプレーヤSS2等のメディア内蔵型音声
信号源がある。
【0062】(第2の実施形態)先ず、図3を参照し
て、本発明の第2実施形態に係る音響再生装置について
説明する。その後、図4を参照して、図3に示した音響
再生装置の変形例について述べる。図3に示すように、
本発明の実施形態にかかる音響再生装置SRP2は、図
1に示した音響再生装置SRP1と同様に、音声信号源
部1、音声信号選択部3、A/D変換器5、DSP9、
コントローラ11、ユーザ要求入力器13、及び17よ
り構成されている。しかしながら、受信状態判別器17
による受信状態の判定結果はコントローラ11に出力さ
れる代わりにDSP9に出力される。さらに、コントロ
ーラ11はDSP9に対する制御信号Sc9を生成する
ことなく、制御信号Sc17によって受信状態判別器1
7を制御して、その受信状態判別器17の出力を制御す
ることによって、DSP9の動作を間接的に制御してい
る。
て、本発明の第2実施形態に係る音響再生装置について
説明する。その後、図4を参照して、図3に示した音響
再生装置の変形例について述べる。図3に示すように、
本発明の実施形態にかかる音響再生装置SRP2は、図
1に示した音響再生装置SRP1と同様に、音声信号源
部1、音声信号選択部3、A/D変換器5、DSP9、
コントローラ11、ユーザ要求入力器13、及び17よ
り構成されている。しかしながら、受信状態判別器17
による受信状態の判定結果はコントローラ11に出力さ
れる代わりにDSP9に出力される。さらに、コントロ
ーラ11はDSP9に対する制御信号Sc9を生成する
ことなく、制御信号Sc17によって受信状態判別器1
7を制御して、その受信状態判別器17の出力を制御す
ることによって、DSP9の動作を間接的に制御してい
る。
【0063】この音響再生装置SRP2の動作を以下に
説明する。なお、音声信号源部1、音声信号選択部3、
A/D変換器5、およびユーザ要求入力器13の動作
は、図1を参照して説明した音響再生装置SRP1にお
ける動作と同じであるので説明を省く。受信状態判別器
17は、音声信号選択部3で選択された音声信号源S1
〜Snの何れかからの音声信号を入力ポートPI5を経
由して受ける。受信状態判別器17は、入力されてくる
音声信号のレベルLsをを前記閾値Thと比較する。さ
らに、受信状態判別器17はそのレベル比較結果とコン
トローラ11からの制御信号Sc17に基づいて、DS
P9の動作を制御する第2の判定信号Sjrを生成して
DSP9に出力する。つまり、判定信号Sjrは、音声
信号S1が同調表示、或いはステレオ同調表示レベル等
の抑圧レベルより大きい時はディジタル音声信号Sdに
音響効果を付加させるようにDSP9を駆動制御し、一
方音声信号S1が抑圧レベルより小さい時にはDSP9
を停止させる。
説明する。なお、音声信号源部1、音声信号選択部3、
A/D変換器5、およびユーザ要求入力器13の動作
は、図1を参照して説明した音響再生装置SRP1にお
ける動作と同じであるので説明を省く。受信状態判別器
17は、音声信号選択部3で選択された音声信号源S1
〜Snの何れかからの音声信号を入力ポートPI5を経
由して受ける。受信状態判別器17は、入力されてくる
音声信号のレベルLsをを前記閾値Thと比較する。さ
らに、受信状態判別器17はそのレベル比較結果とコン
トローラ11からの制御信号Sc17に基づいて、DS
P9の動作を制御する第2の判定信号Sjrを生成して
DSP9に出力する。つまり、判定信号Sjrは、音声
信号S1が同調表示、或いはステレオ同調表示レベル等
の抑圧レベルより大きい時はディジタル音声信号Sdに
音響効果を付加させるようにDSP9を駆動制御し、一
方音声信号S1が抑圧レベルより小さい時にはDSP9
を停止させる。
【0064】つまり、判定信号Sjrは、第1実施形態
における制御信号Sc9に代わるDSP9に対する第2
の制御信号である。このように、音響再生装置SRP1
の場合のように受信状態判別器17の判定結果をコント
ローラ11に入力することなく、制御信号Scと協調し
てDSP9に直接出力することにより、結線およびコン
トローラ11の構造を簡単にすることができる。このよ
うに、本例においては、受信同調信号が同調表示レベル
に達していない場合には、受信状態判別器17からの判
定信号SjrによってDSP9を停止させてディジタル
音声信号Sdを外部に出力しないように構成している。
における制御信号Sc9に代わるDSP9に対する第2
の制御信号である。このように、音響再生装置SRP1
の場合のように受信状態判別器17の判定結果をコント
ローラ11に入力することなく、制御信号Scと協調し
てDSP9に直接出力することにより、結線およびコン
トローラ11の構造を簡単にすることができる。このよ
うに、本例においては、受信同調信号が同調表示レベル
に達していない場合には、受信状態判別器17からの判
定信号SjrによってDSP9を停止させてディジタル
音声信号Sdを外部に出力しないように構成している。
【0065】しかし、図4に示すように、音響再生装置
SRP2Rのように、出力先選択部7をA/D変換器5
とDSP9の間に設けることに、受信同調波が同調表示
レベルに達していない場合には、入力されるディジタル
音声信号SdをDSP9を迂回して外部出力ポートPO
eに出力するようにしても良い。この場合、判定信号S
jrは、出力先選択部7とDSP9の両方に入力されて
いる。その結果、受信同調信号が同調表示レベル以上の
場合には、出力先選択部7の選択スイッチSW2は入力
ポートPI9を選択して、ディジタル音声信号SdがD
SP9に出力される。
SRP2Rのように、出力先選択部7をA/D変換器5
とDSP9の間に設けることに、受信同調波が同調表示
レベルに達していない場合には、入力されるディジタル
音声信号SdをDSP9を迂回して外部出力ポートPO
eに出力するようにしても良い。この場合、判定信号S
jrは、出力先選択部7とDSP9の両方に入力されて
いる。その結果、受信同調信号が同調表示レベル以上の
場合には、出力先選択部7の選択スイッチSW2は入力
ポートPI9を選択して、ディジタル音声信号SdがD
SP9に出力される。
【0066】一方、受信同調信号が同調表示レベルより
も小さい場合には、出力先選択部7の選択スイッチSW
2はPIeを選択して、ディジタル音声信号SdをDS
P9を通さずに直接外部出力ポートPOeに出力させ
る。このように、本音響再生装置SRP2Rは、前述の
音響再生装置SRP1Rのように、同調表示レベルより
小さな受信同調信号を、そのまま音響再生装置SRP1
Rの外部に出力して、後続の処理に供するようにしたも
のである。
も小さい場合には、出力先選択部7の選択スイッチSW
2はPIeを選択して、ディジタル音声信号SdをDS
P9を通さずに直接外部出力ポートPOeに出力させ
る。このように、本音響再生装置SRP2Rは、前述の
音響再生装置SRP1Rのように、同調表示レベルより
小さな受信同調信号を、そのまま音響再生装置SRP1
Rの外部に出力して、後続の処理に供するようにしたも
のである。
【0067】以上のように本実施例によれば、従来より
受信状態を判定して、受信信号の音声成分がノイズ成分
を抑圧して音声成分が正常に再生できる抑圧レベルに達
している場合にのみ所望の処理を付加することによっ
て、その処理に付属する音声成分に対するノイズ成分の
影響を排除する。この抑圧レベルの判定に、受信信号の
レベルが聴取に足ものであるか否かを示す同調表示レベ
ルの判定に用いられる受信状態判別回路を、DSPによ
る音響効果付加の是非の判定に活用する。
受信状態を判定して、受信信号の音声成分がノイズ成分
を抑圧して音声成分が正常に再生できる抑圧レベルに達
している場合にのみ所望の処理を付加することによっ
て、その処理に付属する音声成分に対するノイズ成分の
影響を排除する。この抑圧レベルの判定に、受信信号の
レベルが聴取に足ものであるか否かを示す同調表示レベ
ルの判定に用いられる受信状態判別回路を、DSPによ
る音響効果付加の是非の判定に活用する。
【0068】音声信号が抑圧レベルに達している場合に
は、チューナ受信時においても、音声信号再生をDSP
のクロック周波数とのビート妨害や感度抑圧を受ける事
無く、DSP9による処理を行うことができる。なお、
音声成分が抑圧レベル以下の場合は、その音声信号を正
常に再生できないので、DSP9による信号処理を中止
する以前に、音声信号の再生そのものが行われないの
で、本発明による不利益はない。
は、チューナ受信時においても、音声信号再生をDSP
のクロック周波数とのビート妨害や感度抑圧を受ける事
無く、DSP9による処理を行うことができる。なお、
音声成分が抑圧レベル以下の場合は、その音声信号を正
常に再生できないので、DSP9による信号処理を中止
する以前に、音声信号の再生そのものが行われないの
で、本発明による不利益はない。
【0069】つまり、実用受信状態でのチューナ受信信
号にDSP処理回路によるサラウンド効果等の付加価値
を生み出す。特に、従来のチューナアンプ一体型機器で
は困難とされていた、チューナ受信音声にDSP処理に
よる機能向上を複雑な回路追加によるコストアップ無し
に実現させる事ができる。
号にDSP処理回路によるサラウンド効果等の付加価値
を生み出す。特に、従来のチューナアンプ一体型機器で
は困難とされていた、チューナ受信音声にDSP処理に
よる機能向上を複雑な回路追加によるコストアップ無し
に実現させる事ができる。
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる音響再生装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した音響再生装置の一変形例の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかる音響再生装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した音響再生装置の一変形例の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】受信同調信号の感度−S/N比特性を示す図で
ある。
ある。
【図6】従来の音響再生装置の一例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図7】従来の音響再生装置のさらなる例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
AN アンテナ 1 音声信号源部 SS1 チューナ SS2 CDプレーヤ SSn 音声信号源 3 音声信号選択部 5 A/D変換器 7 出力先選択部 9 DSP 11 コントローラ 13 ユーザ要求入力器 17 受信状態判別器
Claims (15)
- 【請求項1】 音声信号源から入力される第1の音声信
号に音響効果を付加して第2の音声信号を生成する音響
効果付加手段を有する音響再生装置であって、 前記第1の音声信号の音声成分が雑音成分を抑圧する抑
圧レベルに達しているかどうかを判定する抑圧状態判定
手段と、 前記抑圧状態判定手段の判定結果に基づいて、前記音響
効果付加手段の動作を制御する音響効果付加制御手段と
を備え、 前記第1の音声信号の音声成分が前記抑圧レベルに到達
していると判定される場合には、前記音響効果付加制御
手段は前記音響効果付加手段を作動させることを特徴と
する音響再生装置。 - 【請求項2】 前記第1の音声信号の音声成分が前記抑
圧レベルに到達していないと判定される場合には、前記
音響効果制御手段は前記音響効果付加手段を停止させる
ことを特徴とする請求項1に記載の音響再生装置。 - 【請求項3】 さらに、前記音声信号源と前記音響効果
付加手段の間に設けられて、前記第1の音声信号を当該
音響効果付加手段を迂回させるバイパス手段を備え、 前記第1の音声信号の音声成分が前記抑圧レベルに到達
していないと判定される場合は、前記制御手段は前記バ
イパス手段を駆動して当該第1の音声信号を前記音響効
果付加手段を迂回して出力することを特徴とする請求項
1に記載の音響再生装置。 - 【請求項4】 前記抑圧状態判定手段は、 前記第1の音声信号の音声成分が前記抑圧レベルに到達
しているかどうかを示す抑圧レベル表示信号を生成する
抑圧レベル表示信号生成手段を含み、 前記音響効果制御手段は、前記抑圧レベル表示信号に基
づいて、前記音声効果付加手段を制御する音響効果付加
制御信号を生成する音響効果付加制御信号生成手段を含
む請求項1に記載の音響再生装置。 - 【請求項5】 前記音響効果付加制御手段は、 前記抑圧状態判定手段の判定結果に基づいて、前記音響
効果付加手段を制御する音響効果付加制御信号を生成す
る音声効果付加制御信号生成手段を含み、 前記第1の音声信号の音声成分が前記抑圧レベルに到達
していると判定される場合は、前記音響効果付加制御信
号に基づいて前記音響効果付加手段は当該第1の音声信
号に、音響効果を付加することを特徴とする請求項1に
記載の音響再生装置。 - 【請求項6】 前記第1の音声信号の音声成分が前記抑
圧レベルに到達していないと判定される場合は、前記音
響効果付加制御信号に基づいて前記音響効果付加手段は
音響効果付加動作を停止することを特徴とする請求項5
に記載の音響再生装置。 - 【請求項7】 さらに、前記音声信号源と前記音響効果
付加手段の間に設けられて、前記第1の音声信号を当該
音響効果付加手段を迂回させるバイパス手段を備え、 前記第1の音声信号の音声成分が前記抑圧レベルに到達
していないと判定される場合は、前記音響効果付加制御
信号に基づいて前記バイパス手段は当該第1の音声信号
を前記音響効果付加手段を迂回して出力することを特徴
とする請求項5に記載の音響再生装置。 - 【請求項8】 前記抑圧状態判定手段は前記第1の音声
信号の音声成分が同調表示レベルである場合に、前記抑
圧レベルに達していると判定することを特徴とする請求
項1に記載の音響再生装置。 - 【請求項9】 前記第1の音声信号はAM波であること
を特徴とする請求項8に記載の音響再生装置。 - 【請求項10】 前記同調表示レベルに対応するS/N
が10dBであることを特徴とする請求項9に記載の音
響再生装置。 - 【請求項11】 前記抑圧状態判定手段は前記第1の音
声信号の音声成分がステレオ同調レベルである場合に、
前記抑圧レベルに達していると判定することを特徴とす
る請求項1に記載の音響再生装置。 - 【請求項12】 前記第1の音声信号はFM波であるこ
とを特徴とする請求項8に記載の音響再生装置。 - 【請求項13】 前記同調表示レベルに対応するS/N
が20dBであることを特徴とする請求項12に記載の
音響再生装置。 - 【請求項14】 前記第1の音声信号はFM波であり、
かつ前記抑圧レベルはキャプチュア効果が有効となるレ
ベルであることを特徴とする請求項1に記載の音響再生
装置。 - 【請求項15】 音声信号源から入力される第1の音声
信号に処理を加えて第2の音声信号を生成する音響再生
方法であって、 前記第1の音声信号に音響効果を付加する音響効果付加
ステップと、 前記第1の音声信号の音声成分が雑音成分を抑圧する抑
圧レベルに達しているかどうかを判定する抑圧状態判定
ステップと、 前記抑圧状態判定ステップの判定結果に基づいて、前記
音響効果付加ステップの動作を制御する音響効果付加制
御ステップとを備え、 前記第1の音声信号の音声成分が前記抑圧レベルに到達
していると判定される場合には、前記音響効果付加制御
ステップは前記音響効果付加ステップを作動させること
を特徴とする音響再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10254086A JP2000092587A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 音響再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10254086A JP2000092587A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 音響再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000092587A true JP2000092587A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17260040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10254086A Pending JP2000092587A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 音響再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000092587A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006173811A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Alpine Electronics Inc | 車載用オーディオシステム |
JP2008022127A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Sharp Corp | サラウンド装置 |
JP2009159375A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Oki Semiconductor Co Ltd | 音響効果回路及び処理方法 |
-
1998
- 1998-09-08 JP JP10254086A patent/JP2000092587A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006173811A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Alpine Electronics Inc | 車載用オーディオシステム |
JP4522246B2 (ja) * | 2004-12-14 | 2010-08-11 | アルパイン株式会社 | 車載用オーディオシステム |
JP2008022127A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Sharp Corp | サラウンド装置 |
JP2009159375A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Oki Semiconductor Co Ltd | 音響効果回路及び処理方法 |
JP4538494B2 (ja) * | 2007-12-27 | 2010-09-08 | Okiセミコンダクタ株式会社 | 音響効果回路及び処理方法 |
US8300843B2 (en) | 2007-12-27 | 2012-10-30 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Sound effect circuit and processing method |
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