JP4315187B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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    • H05K7/20427Outer radiating structures on heat dissipating housings, e.g. fins integrated with the housing having radiation enhancing surface treatment, e.g. black coating

Description

本発明は、携帯電子機器に関する。
近年、モバイルPCに代表される携帯電子機器では、CPUの高速化などに伴い消費電力が増大している。また、携帯電話においても、送受信における情報量の増大や多機能化に伴い、消費電力が増大する傾向がある。又、デジタルカメラも、撮影画素の増大、長時間の動画撮影などにより消費電力が増大する傾向がある。そのために、これら電子部品からの発熱量も増大の傾向にある。
携帯電子機器の発熱量が増大することにより、機器の温度が上昇することを防ぐために、幾つかの冷却手段が提案されている。例えば、特許文献1には、ノートPCを冷却するために、ファンモーターの吸気口付近での乱流による損失を減少させ吸気効率を高める提案がなされている。
また、特許文献2には、熱伝導率の高い軽金属を利用し、ファンによる強制冷却を行うことなく、自然対流を利用して電子装置の十分な冷却を行うことが記載されている。更に特許文献3には、熱伝導率の高いマグネシウム合金を筐体へ利用し、筐体を介して外界に放熱することが提案されている。
特開2001−75677号公報 特開2000−31676号公報 特開2000−253115号公報
しかしながら、ファンによる冷却は、強制冷却を行う場合に必要なファンに関連する雑音、電力消費、メンテナンスなどを回避するために設置場所の問題がある。また、携帯電話やデジタルカメラなど、余分な空間の少ない携帯機器には、不向きである。
また、熱伝導率の高い金属を筐体に利用しても、放熱が不十分であるために、ユーザが携帯情報機器の筐体をさわったときに不快感を覚えることが多い。
本発明の課題は、携帯電子機器の筐体からの放熱を高めることである。
請求項に記載の発明は、電力の生産、蓄電または消費に伴い熱を発生する熱源と、
内部に前記熱源を収容する筐体基材と、前記筐体基材の外表面に設けられ、前記筐体基材よりも輻射率が高い輻射膜と、前記筐体基材のうち一の外表面に設けられた表示部と、前記筐体基材のうち前記一の外表面とは反対側に設けられ、前記熱源としての電池が収納される凹部を塞ぐ電池蓋と、を備え、前記筐体基材のうち前記一の外表面とは反対側の外表面のうち前記電池蓋上に前記輻射膜が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、電力の生産、蓄電または消費に伴い熱を発生する熱源と、内部に前記熱源を収容する筐体基材と、前記筐体基材の外表面に設けられ、前記筐体基材よりも輻射率が高い輻射膜と、前記筐体基材のうち一の外表面に設けられた表示部と、前記筐体基材のうち前記一の外表面とは反対側に設けられたレンズと、前記レンズを駆動する前記熱源としてのレンズ駆動機構と、を備え、前記筐体基材のうち前記一の外表面とは反対側の外表面のうち前記レンズの周囲に前記輻射膜が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯電子機器であって、前記筐体基材は金属からなることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の携帯電子機器であって、前記筐体基材は、Al,Mg,Tiのいずれかを主成分として含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯電子機器であって、前記輻射膜は、波長10μm以上の赤外線領域での輻射率が0.9以上であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯電子機器であって、前記輻射膜は多孔質体状のAlであることを特徴とする。
本発明によれば、携帯電子機器の筐体からの放熱を高め、ユーザが放熱による不快感を覚えることを抑制することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1実施形態〕
図1は本発明を適用した携帯電子機器1を示す要部断面図である。図1に示すように、携帯電子機器1は、電子部品等の熱源10と、筐体20とを備える。ここで、熱源10としては、電力の生産、蓄電または消費に伴い熱を発生する電子部品が挙げられ、例えばCPU等の回路基板上の素子や、電池等の内部電源などの電子部品が挙げられる。
筐体20は、筐体基材21と、筐体基材21の外表面に設けられた輻射膜22とからなる。
筐体基材21は電子機器1を制御する回路基板や電源等の熱源10を収容するものであり、内部の熱源10から効率よく熱伝導させるために、内部の熱源10と接触させることが好ましい。筐体基材21には熱伝導性の高い金属を用いることが好ましく、Al,Mg,Tiのいずれかを主成分として含む金属材料、例えばAl合金、Mg合金、Ti合金等を用いることが好ましい。このような金属材料を用いることで、内部の熱源10からの熱を効率よく熱伝導させることができる。
このような熱伝導性が高い金属は、反射率が高いため、輻射率(=1−反射率)が低くなる。このため、熱伝導性が高い金属を用いた筐体基材21の外表面からの輻射が妨げられる。
以下、筐体基材21について検討する。
図2は黒体(輻射率=1)の温度を0℃、20℃、40℃、60℃、80℃とした場合の、黒体輻射の波長(μm)と輻射密度(J/m3)との関係を示すグラフである。図2に示すように、0℃〜80℃においては、輻射波長領域は、およそ5μm〜100μmに広がっており、輻射密度のピークは、およそ10μm〜25μmの波長領域にある。もし筐体基材21が黒体であるとすると、表面温度が0℃〜80℃の筐体基材21からほぼ同じ波長領域の赤外線が発生していると考えることができる。
図3は室温を23℃としたときの、黒体の表面温度(℃)と、黒体の表面10cm2からの放熱量(W)との関係を示すグラフである。例えば、黒体の温度が50℃であれば、黒体の表面10cm2からの放熱量は2W弱となる。もし筐体基材21が黒体であるとすると、表面温度が0℃〜80℃の筐体基材21からほぼ同じ量の放熱がされていると考えられる。
しかし、筐体基材21は黒体ではないため、実際の輻射率は1よりも低い。
一般に、物質の長波長側の輻射率はHagen-Rubensの式より、輻射率は以下の式(1)で表される。
Figure 0004315187
ここで、εは誘電率、ωは角周波数(ω=2πν)、σは光学伝導度(ただし、ω=0)である。
(1)式より、輻射率は、周波数ωが少なくなるほど、すなわち波長λ(=c/ν)が長くなるほど小さくなる。したがって、長波長領域ほど輻射率が低い。
また、(1)式より、輻射率は、光学伝導度σが大きいほど小さくなる。したがって、光学伝導度が高い全ての金属及び導体の輻射率は小さい。
光学伝導度の長波長極限は電気伝導度と等しい、したがって、電気伝導性を有する全ての導体は、長波長領域において輻射率が低いことになる。故に、長波長領域の輻射材料は、絶縁体であることが望ましい。
そこで、本実施の形態では、筐体基材21の外表面に輻射膜22を設けている。輻射膜22は、筐体基材21の外表面に形成される。輻射膜22には、高輻射率(波長10μm以上の赤外線領域での輻射率が0.9以上)の輻射材料を用いることができる。
高輻射率の輻射材料は、基本的に絶縁体であればよく、作成方法が簡便である材料を選択することができ、SiO2やアルミナ(Al23)に代表される各種酸化物や、カオリン等の粘土鉱物などを用いることができる。例えばSiO2、Al23、カオリンやRFeO3(Rは希土類)等を用いることができる。
SiO2、Al23、カオリンを用いた輻射膜22は、例えば高輻射材料を含有するエマルジョン液体を基板等に塗布し、乾燥させることでシート状に形成することができる。
また、RFeO3(Rは希土類)を、硝酸塩熱分解法を使用したディップ法により筐体基材21上に形成することで輻射膜22とすることができる。
一方、電気伝導性を有するもの、例えば通常の金属や可視光領域で黒色に見えるグラファイトは、長波長領域において輻射率が低くなるため、輻射材料として用いることはできない。
また、輻射膜22は、金属材料からなる筐体基材21の輻射に対する影響を避けるために、不透明であることが好ましい。例えばAl23を陽極酸化等の手法により、筐体基材21の外表面に多孔質体状に形成することで、不透明な輻射膜22を形成することができる。あるいは、細いグラスファイバーを用いた布を輻射膜22として用いることもできる。
なお、輻射材料が透明である場合には、筐体基材21からの輻射に対する影響を避けるために、輻射膜22の厚さを100μm以上とすることが好ましい。
以下、輻射膜22について実施例を用いた検討結果を示す。
1.筐体基材
厚さ1.5mmのAl板またはSUS板により87mm×54mm×9mmの筐体基材21を作成し、その内部に、熱源10として48mm×33mm×4.5mmのヒータを内蔵する発熱体を収容した。
2.輻射膜
高輻射材料(輻射率0.9以上)としてSiO2、Al23とカオリンを含有するエマルジョン液体を塗布、乾燥してシート状の輻射膜22を形成した。
3.筐体表面温度の測定
ヒータへの投入電力(W)を変化させたときの、筐体表面温度(℃)を計測した。
4.結果
図4は筐体基材21にAl板を用いた場合、図5は筐体基材21にSUS板を用いた場合の、輻射膜22の有無によるヒータの発熱量(W)と筐体表面温度(℃)との関係を示すグラフである。ここで、ヒータの発熱量は投入電力である。
筐体基材21にAl板を用いた場合では、例えば投入電力が2Wでは、輻射膜22がない場合は表面の温度が47℃であったのに対し、輻射膜22がある場合は表面の温度が39℃まで低下した。
一方、筐体基材21にSUS板を用いた場合では、例えば投入電力が2Wでは、輻射膜22がない場合は表面の温度が52℃であり、輻射膜22がある場合でも表面の温度は47℃までの低下にとどまった。
したがって、筐体基材21に熱伝導率が高い材料を用い、筐体基材21の外表面に高輻射率(波長10μm以上の赤外線領域での輻射率が0.9以上)の輻射材料からなる輻射膜22を用いることで、熱源10からの熱を筐体基材21により伝導させ、輻射膜22からの輻射により効率的に放出させることができる。
なお、上記携帯電子機器1の内部電源として、電池を用いる代わりに、燃料電池装置を用いてもよい。燃料電池装置の発電時には、従来の電池よりも発熱量が増大するが、筐体基材21の外表面に輻射膜22が設けられているため、筐体20の温度上昇を抑えることができる。
また、筐体基材21として、金属のほかに、例えばプラスチック等の樹脂を用いてもよく、プラスチック等の樹脂を用いた筐体基材21の外表面に輻射膜22を設けてもよい。
〔第2実施形態〕
図6は本発明を適用した携帯電子機器の第2の実施形態として携帯電話機30を示す三面図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。携帯電話機30は、第一の筐体40及び第二の筐体50を備え、第一の筐体40と第二の筐体50とはヒンジ部60を介して互いに折り畳み自在に連結されている。
第一の筐体40の表側の面(折り畳み時に第二の筐体50と対向する面)には、操作キー41が設けられている。第一の筐体40の内部には、図示しないメイン基板やキーパッド等が収納されている。
また、第一の筐体40の裏面には、携帯電話機30の内部電源となる電池パック(図示せず)が収納される凹部が設けられ、電池パックが収納された状態でこの凹部を蓋する電池蓋42が設けられる。
第二の筐体50には、液晶表示部51,52や内蔵カメラのレンズ部53が設けられており、内部に図示しない液晶表示装置やレンズ駆動部が収納されている。
第一の筐体40及び第二の筐体50は、全部もしくは一部が、熱伝導性が高い薄肉の金属からなる筐体基材と、筐体基材の外表面に設けられた輻射膜とからなる。なお、輻射膜は、第一の筐体40の操作キー41、第二の筐体50の液晶表示部51,52や内蔵カメラのレンズ部53が設けられた部分を除き、外側全面に設けられている。
筐体基材には、第1の実施形態における筐体基材21と同様の材料を用いることができる。輻射膜は、第1の実施形態における輻射膜22と同様にして筐体基材の外表面に形成することができる。
このように、筐体基材の外表面に輻射膜を形成した第一の筐体40及び第二の筐体50を用いることで、メイン基板や液晶表示装置、電池パック等からの放熱を効率的に行うことができる。
なお、筐体基材の外表面の一部のみに輻射膜を設けてもよい。例えば、図7に示すように、電池蓋42のみに輻射膜40aを設けてもよい。電池蓋42のみに輻射膜40aを設けることで、もっとも発熱量が多い電池パックからの放熱を効率的に行うことができる。また、輻射膜40aを必要最低限量とし、輻射膜40aの材料を節約することができる。
〔第3実施形態〕
図8は本発明を適用した携帯電子機器の第3の実施形態としてデジタルカメラ60を示す斜視図であり、(a)は前側部、(b)は後側部である。デジタルカメラ60の筐体70の前部にはレンズ71が突出しており、上部にはシャッターキー72やファインダー73、後面には操作キー74、液晶表示部75等が設けられている。筐体70の内部には、レンズ71の収納部(図示せず)や、熱源となる図示しないレンズ駆動機構、撮像装置、制御回路、内部電源等が収納されている。なお、レンズ駆動機構は、レンズ71の近傍に収納されている。
筐体70は、全部もしくは一部が熱伝導性が高い薄肉の金属からなる筐体基材と、筐体基材の外表面に設けられた輻射膜とからなる。なお、輻射膜は、レンズ71、シャッターキー72、ファインダー73、操作キー74、液晶表示部75等が設けられた部分を除き、外側全面に設けられている。
筐体基材には、第1の実施形態における筐体基材21と同様の材料を用いることができる。輻射膜は、第1の実施形態における輻射膜22と同様にして筐体基材の外表面に形成することができる。
このように、筐体基材の外表面に輻射膜を形成した第一の筐体40及び第二の筐体50を用いることで、レンズ駆動機構、撮像装置、制御回路、内部電源等からの放熱を効率的に行うことができる。
なお、図9に示すように、筐体となる筐体基材のレンズ71の周辺部分にのみ、すなわちレンズ駆動機構が内蔵される部分の近傍にのみ、輻射膜70aを設けてもよい。レンズ駆動機構が内蔵される部分の近傍にのみ輻射膜70aを設けることで、発熱量が多いレンズ駆動機構からの放熱を効率的に行うことができる。また、輻射膜70aを必要最低限量とし、輻射膜70aの材料を節約することができる。
〔第4実施形態〕
図10は本発明を適用した携帯電子機器の第4の実施形態としてノート型のパーソナルコンピュータ80を示す斜視図である。
パーソナルコンピュータ80は、下筐体81と、上筐体82と、下筐体81と上筐体82とを結合するヒンジ83と、電源部90とを備える。下筐体81と上筐体82とはヒンジ83により重ねて折り畳むことができるように構成されている。
下筐体81には、CPU、RAM、ROM、その他の電子部品から構成された演算処理回路が内蔵されるとともに、上筐体82との対向面にキーボード(図示せず)が設けられている。上筐体82には、下筐体81との対向面に液晶ディスプレイ(図示せず)が設けられている。
下筐体81のヒンジ83よりも後部には、電源部90を着脱自在とする装着部84が設けられている。
図11は電源部90を示す平面図である。電源部90は、本体部91と、本体部91に着脱自在な燃料カートリッジ92,92とを備える。本体91の下筐体81との対向面には、下筐体81と接続されることで下筐体81に電力を供給するインターフェース93が設けられている。また、本体91の燃料カートリッジ92の装着部94には、燃料カートリッジ92と接続されるインターフェース95が設けられている。
本体部91の筐体内には、燃料電池装置が設けられている。燃料電池装置は、燃料と空気との反応エネルギーを電力エネルギーに変換する装置であり、例えば、燃料カートリッジ92内から燃料や水を供給するポンプ、燃料を気化させる蒸発器、燃料の改質反応により水素を含むガス(改質ガス)を生成する改質器、改質反応の副生成物である一酸化炭素を除去する一酸化炭素除去器、改質ガス中の水素と空気中の酸素の反応エネルギーを電力エネルギーに変換する発電セル、等を備える。
本体部91の筐体は、全部もしくは一部が熱伝導性が高い薄肉の金属からなる筐体基材筐体基材の外表面に輻射膜91aが形成されてなる。筐体基材には、第1の実施形態における筐体基材21と同様の材料を用いることができる。輻射膜91aは、第1の実施形態における輻射膜22と同様にして筐体基材の外表面に形成することができる。
このように、筐体基材の外表面に輻射膜91aを形成した筐体を用いることで、燃料電池装置からの放熱を効率的に行うことができる。
以上の実施形態においては、携帯電子機器として携帯電話機30やデジタルカメラ60について説明したが、本発明はこれらに限られず、例えばPDA、電子手帳、腕時計、レジスタ及びプロジェクタ等といったその他の携帯電子機器に適用することができる。
なお、上記携帯電話機30やデジタルカメラ60の内部電源として、燃料電池装置を用いてもよい。燃料電池装置の発電時には、従来の電池よりも発熱量が増大するが、筐体基材21の外表面に輻射膜22が設けられているため、筐体20の温度上昇を抑えることができる。
本発明を適用した携帯電子機器1を示す断面図である。 黒体輻射の波長と輻射密度との関係を示すグラフである。 室温を23℃としたときの、黒体の温度(℃)と、黒体の表面10cm2からの放熱量(W)との関係を示すグラフである。 筐体基材21にAl板を用いた場合の、輻射膜22の有無によるヒータの発熱量(W)と筐体表面温度(℃)との関係を示すグラフである。 筐体基材21にSUS板を用いた場合の、輻射膜22の有無によるヒータの発熱量(W)と筐体表面温度(℃)との関係を示すグラフである。 本発明の携帯電子機器の第2の実施形態を示す三面図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 本発明の携帯電子機器の第2の実施形態を示す三面図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 本発明の携帯電子機器の第3の実施形態を示す斜視図であり、(a)は前側部、(b)は後側部である。 本発明の携帯電子機器の第3の実施形態を示す斜視図であり、(a)は前側部、(b)は後側部である。 本発明の携帯電子機器の第4の実施形態を示す斜視図である。 電源部90を示す平面図である。
符号の説明
1 携帯電子機器
10 熱源
20,40,50,70 筐体
21 筐体基材
22 輻射膜
30 携帯電話機
42 電池蓋
60 デジタルカメラ

Claims (6)

  1. 電力の生産、蓄電または消費に伴い熱を発生する熱源と、
    内部に前記熱源を収容する筐体基材と、
    前記筐体基材の外表面に設けられ、前記筐体基材よりも輻射率が高い輻射膜と、
    前記筐体基材のうち一の外表面に設けられた表示部と、
    前記筐体基材のうち前記一の外表面とは反対側に設けられ、前記熱源としての電池が収納される凹部を塞ぐ電池蓋と、を備え、
    前記筐体基材のうち前記一の外表面とは反対側の外表面のうち前記電池蓋上に前記輻射膜が設けられていることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 電力の生産、蓄電または消費に伴い熱を発生する熱源と、
    内部に前記熱源を収容する筐体基材と、
    前記筐体基材の外表面に設けられ、前記筐体基材よりも輻射率が高い輻射膜と、
    前記筐体基材のうち一の外表面に設けられた表示部と、
    前記筐体基材のうち前記一の外表面とは反対側に設けられたレンズと、
    前記レンズを駆動する前記熱源としてのレンズ駆動機構と、を備え、
    前記筐体基材のうち前記一の外表面とは反対側の外表面のうち前記レンズの周囲に前記輻射膜が設けられていることを特徴とする携帯電子機器。
  3. 前記筐体基材は金属からなることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記筐体基材は、Al,Mg,Tiのいずれかを主成分として含むことを特徴とする請求項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記輻射膜は、波長10μm以上の赤外線領域での輻射率が0.9以上であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記輻射膜は多孔質体状のAlであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
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