JP4310823B2 - 表面保護シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、耐磨耗性、耐薬品性及び耐候性に優れた成形品を低コストで得ることができ、かつ成形品曲面部においてクラックを発生させない紫外線吸収性表面保護シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、成形品表面に表面保護シートを形成し、成形品、(且つ)成形品に描かれた絵柄に耐磨耗性、耐薬品性及び耐候性を付与する方法が知られている。また成形体表面に表面保護シートを形成する方法としては、基体シートの片面に少なくとも保護層が設けられ、反対面に少なくとも接着層が設けられた表面保護シートを成形品表面に貼着する貼着法、上記表面保護シートを成形金型内に挟み込み、キャビテイ内に樹脂を射出充満させのち、冷却して樹脂成形品を得ると同時にその面に表面保護シートを接着させるインサート成形法が知られている。
【0003】
表面保護シートの保護層を構成する樹脂としては、一般に、熱硬化性樹脂や活性エネルギー線硬化性樹脂、さらにはその両方の機能を持つ樹脂が使用されており、樹脂の架橋密度を高めて表面保護シート及び貼着した成形品に優れた耐磨耗性、耐薬品性を付与することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、優れた耐磨耗性及び耐薬品性に加えて、満足する紫外線吸収能を有する保護層を提供する方法は未だ確立されておらず、成形体、成形体に描かれた絵柄、表面保護シートの基体シート、表面保護シートの絵柄層、及び表面保護シートの接着層等に十分な長期耐候性を付与することが難しい。したがって長期間紫外線に晒されると、成形体や表面保護シートの色、絵柄が変退色したり、表面保護シートが劣化して剥がれ落ちたりすることが知られている。
【0005】
表面保護シートの保護層に紫外線吸収能能を導入する方法としてベンゾトリアゾール系もしくはベンゾフェノン系の紫外線吸収剤を添加する方法が知られている。しかしながら従来の紫外線吸収剤のほとんどは低分子量の添加型であるため様々な問題を抱えている。例えば従来の紫外線吸収剤は、分子量が低く、また蒸気圧が高いため、熱硬化時の蒸散したり、保護シート表面から経時的にブリードアウトするため、下層に十分な長期耐候性を付与することが困難である。また薄膜で紫外線を遮蔽する場合、多量の紫外線吸収剤の添加を必要とするが、一般的に従来の紫外線吸収剤は結晶性が高く、樹脂との相溶性も低いため、保護層の耐磨耗性、耐薬品性、さらには透明性を損なうことが知られている。さらに付加重合反応型紫外線吸収剤を添加した活性エネルギー線硬化樹脂を用いて、紫外線照射して架橋硬化する際、保護層のベース樹脂に紫外線吸収性基を反応させる方法も知られているが、反応型紫外線吸収剤が十分に反応しないために架橋密度を上げることが困難であり、逆に保護層の耐磨耗性、耐薬品性を損なう場合が多い。
【0006】
本発明は、以上のような問題点を取り除き、耐磨耗性、耐薬品性だけでなく長期耐候性に優れた成形品を低コストで得ることができ、かつ成形品表面への接着時に成形品曲面部においてクラックを発生させない表面保護シート及びマーキングフィルムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、(メタ)アクリル当量100〜300g/eq、水酸基価20〜500、重量平均分子量5000〜50000のポリマー、多官能イソシアネート、及び特定の紫外線吸収剤とを有効成分として含有する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の熱架橋反応生成物からなる保護層が基体シートの少なくとも片面に設けられ、反対面に少なくとも接着層が設けられた表面保護シートもしくはマーキングフィルムが、それらが貼着された成形品の少なくとも最外層に優れた紫外線吸収性、耐磨耗性、及び耐薬品性を有する保護層を形成し、下層全てを物理的及び/または化学的劣化から保護することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち本発明の硬化性樹脂は、グリシジル(メタ)アクリレートの単独重合体、またはグリシジル(メタ)アクリレートとカルボキシル基を含有しないα,β−不飽和単量体からなる共重合体であるグリシジル(メタ)アクリレート系重合体にα,β−不飽和モノカルボン酸を付加反応させてなる重合体と多官能イソシアネート、及び一般式
【0009】
【化2】
Figure 0004310823
【0010】
〔式中R1 及びR2 はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示す。n、n’は4〜8の整数、m、m’は1〜20の整数を示す。〕
で表されるビスベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を有効成分とする活性エネルギー線硬化樹脂組成物を保護層に有する表面保護シート及びマーキングフィルム、及びそれを貼着してなる成形体に係わる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の表面保護シート及びマーキングフィルムについて詳細に説明する。図1は本発明に係る表面保護シートの一実施例を示す模式断面図、図2は本発明に係る表面保護シートの他の実施例及びマーキングフィルムの一実施例を示す模式断面図である。図中、1は基体シート、2は保護層、3は絵柄層、4は接着層、5は表面保護シートをそれぞれ示す。
【0012】
図1に示した表面保護シート5について、詳しく説明する。
基体シート1に使用する樹脂シートとしては特に限定されるものではないが、具体的にはPET、PBT、PENに代表されるポリエステル系フィルム、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、フッ化ビニルに代表されるポリハロゲン化ビニル系フィルム、ポリエチレン、ポリプロピレンに代表されるポリオレフィン系フィルム、トリアセチルセルロース等のセルロースエステルフィルム、(メタ)アクリル酸エステルフィルム等を使用することができる。
【0013】
基材シート1は、必要に応じて高分子添加剤、例えば光安定剤、酸化防止剤、可塑剤、難燃剤、帯電防止剤、フィラー、顔料、染料、着色剤等を適宜添加して使用することができ、また使用用途に応じて有色、無色及び透明のフィルムを適宜選択することができる。
【0014】
保護層2は、薬品、摩擦から成形品6や絵柄層3を保護するための層である。その材質としては、(メタ)アクリル当量100〜300g/eq、水酸基価20〜500、重量平均分子量5000〜50000のポリマー、多官能イソシアネート、及び上記一般式(1)のビスベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を有効成分として含有する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の熱架橋反応生成物を用いる。
【0015】
保護層に添加して使用する上記一般式(1)で表される紫外線吸収剤は、一方のベンゾトリアゾールフェノールがもう一方のベンゾトリアゾールフェノールの水酸基の嵩高い置換基となるため、架橋剤等との反応により紫外線吸収性に重要な役割を果たしているフェノール系水酸基を消失することがなく、また分子量が大きいため保護層表面からブリードアウトして濃度が低下したり、接着層との界面に局在化して接着性を阻害したりすることがない。また長鎖ポリエステル基が置換しているため、水に不溶であり、且つ各種有機溶媒への溶解性、汎用樹脂との相溶性に非常に優れており、ベース樹脂の機械特性、透明性を損なうことがほとんどない。さらに本発明の紫外線吸収剤は、長鎖ポリエステル基の末端に反応性の高い水酸基を有しており、有効成分の一つである多官能イソシアネートを介してポリマーと結合するため、水や有機溶媒によって抽出されたり、保護層表面からブリードアウトすることが全くない。
【0016】
上記一般式(1)で示されるビスベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤は、具体的には2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(グリコロイルオキシエチル)フェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(3−ヒドロキシプロパノイルオキシエチル)フェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(4−ヒドロキシブタノイルオキシエチル)フェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(5−ヒドロキシヘプタノイルオキシエチル)フェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(6−ヒドロキシヘキサノイルオキシエチル)フェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(16−ヒドロキシ−4,11−ジオキソ−3,10−ジオキサヘキサデシル)フェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(23−ヒドロキシ−4,11,18−トリオキソ−3,10,17−トリオキサトリコシル)フェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(30−ヒドロキシ−4,11,18,25−テトラオキソ−3,10,17,24−テトラオキサヘキサデシル)フェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(37−ヒドロキシ−4,11,18,25,32−ヘプタオキソ−3,10,24,31−ヘプタオキサヘプタトリアコンチル)フェノール]等が挙げられ、これらは単独で使用しても二つ以上併用しても、または市販の汎用紫外線吸収剤と併用してもよいし、また保護層以外の層に添加して表面保護シートの他の部位に耐候性を付与することもできる。
【0017】
保護層2のポリマーは、活性エネルギー線照射前後の保護層2の物理化学的要求性能を考慮して、特定の配合量とされる。すなわち、活性エネルギー線照射時の硬化性の点から、(メタ)アクリル当量100〜300g/eqとされる。(メタ)アクリル当量が300g/eqよりも大きい場合は、活性エネルギー線照射後の耐磨耗性が不十分であり、また100g/eq未満のものは得ることが難しい。また、併用する多官能イソシアネートとの反応性の点から、ポリマーの水酸基価は20〜500、好ましくは100〜300とされる。水酸基価が20未満の場合には、多官能イソシアネートとの反応が不十分であり、活性エネルギー線照射前の保護層2の架橋度が低い。そのため粘着性が残存したり、耐溶剤性が不足したりすることにより、表面保護シート5を巻き取ることが難しくなり、鮮明な絵柄が得られないなどの不利がある。また、水酸基価が500を越えるのものは得ることが難しい。ポリマーの重量平均分子量は、5000未満では活性エネルギー線照射前の保護層2の粘着性が残存したり、耐溶剤性が不足するため、やはり表面保護シート5を巻き取ることが難しくなるなどの不利がある。また、50000を越える場合には樹脂粘度が高くなり過ぎ、インキの塗布作業性が低下する。
【0018】
ポリマーの製造方法としては、特に限定はなく、従来公知の方法を採用できる。例えば、(1)水酸基を含有する重合体の側鎖の一部に(メタ)アクリロイル基を導入する方法、(2)カルボキシル基を含有する共重合体に水酸基を含有するα,β−不飽和単量体を縮合反応させる方法、(3)カルボキシル基を含有する共重合体にエポキシ基を含有するα,β−不飽和単量体を付加反応させる方法、(4)エポキシ基含有重合体にα,β−不飽和カルボン酸を反応させる方法などがある。
【0019】
方法(4)を例にとり、ポリマーの製造方法をより具体的に説明する。グリシジル(メタ)アクリレートの単独重合体または共重合体にアクリル酸などのα,β−不飽和カルボン酸を反応させる方法によりポリマーを容易に得ることができる。なお、グリシジル(メタ)アクリレートの共重合体としては、例えばグリシジル(メタ)アクリレートとカルボキシル基を含有しないα,β−不飽和単量体との共重合体が挙げられ、このカルボキシル基を含有しないα,β−不飽和単量体としては、各種の(メタ)アクリル酸エステル、スチレン、酢酸ビニル、アクリロニトリルなどが例示できる。カルボキシル基を含有するα,β−不飽和単量体の場合は、グリシジル(メタ)アクリレートとの共重合反応時に架橋が生じ、高粘度化やゲル化するため、好ましくない。
【0020】
いずれにしろ、前記(1)〜(4)の各方法を採用する際、ポリマーに関わる前記数値限定範囲を満足するよう、使用単量体や重合体の種類、これらの使用量などの条件設定を適宜に行う必要がある。
【0021】
本発明においてポリマーと併用する多官能イソシアネートとしては、格別の限定はなく、公知の各種を使用できる。たとえば、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニールメタンジイソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート、上記の3量体、多価アルコールと上記ジイソシアネートを反応させたプレポリマーなどを用いることができる。本発明で、多官能イソシアネートをポリマーと併用する理由は、活性エネルギー線照射前の保護層2の粘着性を低く保つことにある。すなわち、ポリマーに含有される水酸基及び紫外線吸収剤のポリセステル鎖末端の水酸基と、多官能イソシアネートのイソシアネート基とを反応させ、軽度の熱架橋物を形成させて、上記性能を付与せんとするものである。
【0022】
ポリマーと多官能イソシアネートの使用割合は、ポリマー及び紫外線吸収剤のポリセステル鎖末端の水酸基と多官能イソシアネートの官能基数などを考慮して決定されるが、通常はポリマー100重量部に対して多官能イソシアネート1〜30重量部程度である。
【0023】
また、保護層2は、ポリマー、紫外線吸収剤及び多官能イソシアネート以外に、必要に応じて以下のような成分を含有することができる。すなわち、反応性希釈モノマー、溶剤、着色剤などである。また、活性エネルギー線照射に際して電子線を用いる場合には、光重合開始剤を用いることなく充分硬化を発揮することができるが、紫外線を用いる場合には、公知各種の光重合開始剤を添加する必要がある。また、保護層2は、着色したものでも、未着色のものでもよい。
【0024】
保護層2の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
【0025】
保護層2を構成する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、熱処理することにより熱架橋反応生成物となっており、保護層2はタックフリーの状態となる。この場合、活性エネルギー線照射に比して硬化程度の調節が容易である。なお、熱処理条件は、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に応じて定められる。
【0026】
絵柄層3は、基体シート1の保護層2が設けられる面と反対面に、通常は印刷層として形成する。印刷層の材質としては、ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用いるとよい。印刷層の形成方法としては、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現を行うには、オフセット印刷法やグラビア印刷法が適している。また、単色の場合には、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法を採用することもできる。印刷層は、表現したい絵柄に応じて、全面的に設ける場合や部分的に設ける場合もある。また、絵柄層3は、金属薄膜層からなるもの、あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからなるものでもよい。
【0027】
接着層4は、成形品6表面に上記の各層を接着するものである。接着層4は、接着させたい部分に形成する。すなわち、接着させたい部分が全面的なら、接着層4を全面的に形成する。また、接着させたい部分が部分的なら、接着層4を部分的に形成する。接着層4としては、成形品6の素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用する。たとえば、成形品6の材質がポリアクリル系樹脂の場合はポリアクリル系樹脂を用いるとよい。また、成形品6の材質がポリフェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重合体系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のあるポリアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよい。さらに、成形品6の材質がポリプロピレン樹脂の場合は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂が使用可能である。接着層4の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
【0028】
なお、表面保護シート5の構成は、上記した態様に限定されるものではなく、たとえば、成形品6の地模様や透明性を生かし、表面保護処理だけを目的とした表面保護シート5を用いる場合、もしくは有色の基材シートを用いる場合には、絵柄層3を省略することができる(図2参照)。
【0029】
また、各層間に、アンカー層を設けてもよい。アンカー層は、各層間の密着性を高めたり、薬品から成形品6や絵柄層3を保護するための樹脂層であり、たとえば、二液硬化性ウレタン樹脂、メラミン系やエポキシ系などの熱硬化性樹脂、塩化ビニル共重合体樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。アンカー層の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法やスクリーン印刷法などの印刷法がある。
【0030】
以上の構成の表面保護シートは、インサート成形法を利用して成形品の表面に接着した後、紫外線を照射することにより、耐磨耗性、耐薬品性さらには長期耐侯性能に優れた成形品を低コストで得ることができ、かつ成形品曲面部においてクラックを発生させない。
【0031】
【実施例】
以下に実施例、合成例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。尚、部及び%は重量基準である。
【0032】
合成例1
冷却管、窒素導入管、温度計及び撹拌装置を備えた四頭フラスコに2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール](商品名:RUVA−100、大塚化学(株)製)129.3g、ε−カプロラクトン170.3g(ダイセル化学工業(株)製)、モノ−n−ブチルスズ脂肪酸塩(商品名:SCAT−24、三共有機合成(株)製)50ppmを加えた。反応温度を150℃に保ちながら6時間反応すると酸価(mgKOH/g)1.8、粘度2645cp(60℃)、数平均分子量1391、重量平均分子量1688、Mw/Mn=1.213の目的物である2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(23−ヒドロキシ−4,11,18−トリオキソ−3,10,17−トリオキサトリコシル)フェノール]が粘稠オイルとして得られた(収率98%)。
【0033】
合成例2
冷却管、窒素導入管、温度計及び撹拌装置を備えた四頭フラスコに2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール](RUVA−100)93.7g、ε−カプロラクトン206.3g(ダイセル化学工業(株)製)、モノ−n−ブチルスズ脂肪酸塩(SCAT−24)50ppmを加えた。反応温度を150℃に保ちながら6時間反応すると酸価(mgKOH/g)2.5、粘度987cp(60℃)、数平均分子量2017、重量平均分子量2465、Mw/Mn=1.222の目的物である2,2’−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(37−ヒドロキシ−4,11,18,25,32−ヘプタオキソ−3,10,24,31−ヘプタオキサヘプタトリアコンチル)フェノール]がワックス状固体として得られた(収率98%)。
【0034】
合成例3
撹拌装置、冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を備えた反応装置に、グリシジルメタアクリレート(以下、GMAという)175部、メチルメタクリレート(以下、MMAという)75部、ラウリルメルカプタン1.3部、酢酸ブチル1000部及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(以下、AIBNという)7.5部を仕込んだ後、窒素気流下に約1時間かけて系内温度が約90℃になるまで昇温し、1時間保温した。次いで、あらかじめGMA525部、MMA225部、ラウリルメルカプタン3.7部及びAIBN22.5部からなる混合液を仕込んだ滴下ロートより、窒素気流下に混合液を約2時間を要して系内に滴下し、3時間同温度に保温後、AIBN10部を仕込み、1時間保温した。その後、120℃に昇温し、2時間保温した。60℃まで冷却後、窒素導入管を空気導入管につけ替え、アクリル酸(以下、AAという)355部、メトキノン2.0部及びトリフェニルフォスフィン5.4部を仕込み混合した後、空気バブリング下にて、110℃まで昇温した。同温度にて8時間保温後、メトキノン1.4部を仕込み、冷却して、不揮発分が50%となるよう酢酸エチルを加え、ポリマー溶液を得た(ワニスA)。溶液に含まれるポリマーは、アクリル当量270g/eq、水酸基価204、重量平均分子量18000(GPCによるスチレン換算による)であった。
【0035】
合成例4
撹拌装置、冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を備えた反応装置に、グリシジルメタアクリレート(以下、GMAという)250部、メチルメタクリレート(以下、MMAという)75部、ラウリルメルカプタン1.3部、酢酸ブチル1000部及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(以下、AIBNという)7.5部を仕込んだ後、窒素気流下に約1時間かけて系内温度が約90℃になるまで昇温し、1時間保温した。次いで、あらかじめGMA750部、MMA225部、ラウリルメルカプタン3.7部及びAIBN22.5部からなる混合液を仕込んだ滴下ロートより、窒素気流下に混合液を約2時間を要して系内に滴下し、3時間同温度に保温後、AIBN10部を仕込み、1時間保温した。その後、120℃に昇温し、2時間保温した。60℃まで冷却後、窒素導入管を空気導入管につけ替え、アクリル酸(以下、AAという)507部、メトキノン2.0部及びトリフェニルフォスフィン5.4部を仕込み混合した後、空気バブリング下にて、110℃まで昇温した。同温度にて8時間保温後、メトキノン1.4部を仕込み、冷却して、不揮発分が50%となるよう酢酸エチルを加え、ポリマー溶液を得た(ワニスB)。溶液に含まれるポリマーは、アクリル当量214g/eq、水酸基価262、重量平均分子量20000(GPCによるスチレン換算による)であった。
【0036】
実施例1
基体シートとして使用した厚さ125μmのアクリル樹脂フィルムの片面に接着層としてアクリル系樹脂(商品名:LR−1065、三菱レーヨン(株)製)、及びアクリル樹脂系インキ(昭和インキ工業(株)製)を用いた絵柄層を、順次グラビア印刷法にて印刷形成し、また反対面に合成例3の「ワニスA」200重量部(固形分100部)、合成例1の紫外線吸収剤10部、1,6−ヘキサンジイソシアネート3量体(商品名:コロネートHX、日本ポリウレタン工業株式会社製)5部及び光重合開始剤(商品名:イルガキュアー184、チバスペシャリティー・ケミカルズ社製)5部を配合した活性エネルギー線硬化樹脂組成物を、保護層として厚さは5μmとなるように印刷形成したのち、150℃で30秒間加熱して保護層を半ば架橋硬化させ、表面保護シートを作成した。次に成形品としてを用いた縦95mm、横65mm、厚さ3mmのアクリル樹脂シート(商品名:アクリペットVH白、三菱レーヨン(株)製)に上記表面保護シートを150℃で30秒間加熱して貼着し、さらに紫外線照射を行い、紫外線遮蔽性硬化樹脂組成物が保護層として被覆された表面保護シートが貼着した成形体を調製した。紫外線照射条件は、120w/cm、6灯、ランプ高さ10cm、ベルトスピード15m/minとした。
【0037】
実施例2
基体シートとして使用した厚さ125μmのアクリル樹脂フィルムの片面に接着層としてアクリル系樹脂(LR−1065)、及びアクリル樹脂系インキ(昭和インキ工業(株)製)を用いた絵柄層を、順次グラビア印刷法にて印刷形成し、また反対面に合成例3の「ワニスA」200部(固形分100部)、合成例2の紫外線吸収剤10部、1,6−ヘキサンジイソシアネート3量体(コロネートHX)5部及び光重合開始剤(イルガキュアー184)5部を配合した活性エネルギー線硬化樹脂組成物を、保護層として厚さは5μmとなるように印刷形成したのち、150℃で30秒間加熱して保護層を半ば架橋硬化させ、表面保護シートを作成した。次に成形品としてを用いた縦95mm、横65mm、厚さ3mmのアクリル樹脂シート(アクリペットVH白)に上記表面保護シートを150℃で30秒間加熱して貼着し、さらに紫外線照射を行い、紫外線遮蔽性硬化樹脂組成物が保護層として被覆された表面保護シートが貼着した成形体を調製した。紫外線照射条件は、120w/cm、6灯、ランプ高さ10cm、ベルトスピード15m/minとした。
【0038】
実施例3
基体シートとして使用した厚さ125μmのアクリル樹脂フィルムの片面に接着層としてアクリル系樹脂(LR−1065)、及びアクリル樹脂系インキ(昭和インキ工業(株)製)を用いた絵柄層を、順次グラビア印刷法にて印刷形成し、また反対面に合成例4の「ワニスB」200部(固形分100部)、合成例1の紫外線吸収剤10部、1,6−ヘキサンジイソシアネート3量体(コロネートHX)5部及び光重合開始剤(イルガキュアー184)5部を配合した活性エネルギー線硬化樹脂組成物を、保護層として厚さは5μmとなるように印刷形成したのち、150℃で30秒間加熱して保護層を半ば架橋硬化させ、表面保護シートを作成した。次に成形品としてを用いた縦95mm、横65mm、厚さ3mmのアクリル樹脂シート(アクリペットVH白)に上記表面保護シートを150℃で30秒間加熱して貼着し、さらに紫外線照射を行い、紫外線遮蔽性硬化樹脂組成物が保護層として被覆された表面保護シートが貼着した成形体を調製した。紫外線照射条件は、120w/cm、6灯、ランプ高さ10cm、ベルトスピード15m/minとした。
【0039】
比較例1
基体シートとして使用した厚さ125μmのアクリル樹脂フィルムの片面に接着層としてアクリル系樹脂(LR−1065)、及びアクリル樹脂系インキ(昭和インキ工業(株)製)を用いた絵柄層を、順次グラビア印刷法にて印刷形成し、また反対面に合成例3の「ワニスA」200部(固形分100部)、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商品名:TINUVIN−326、チバスペシャリティー・ケミカルズ社製)10部、1,6−ヘキサンジイソシアネート3量体(コロネートHX)5部及び光重合開始剤(イルガキュアー184)5部を配合した活性エネルギー線硬化樹脂組成物を、保護層として厚さは5μmとなるように印刷形成したのち、150℃で30秒間加熱して保護層を半ば架橋硬化させ、表面保護シートを作成した。次に成形品としてを用いた縦95mm、横65mm、厚さ3mmのアクリル樹脂シート(アクリペットVH白)に上記表面保護シートを150℃で30秒間加熱して貼着し、さらに紫外線照射を行い、紫外線遮蔽性硬化樹脂組成物が保護層として被覆された表面保護シートが貼着した成形体を調製した。紫外線照射条件は、120w/cm、6灯、ランプ高さ10cm、ベルトスピード15m/minとした。
【0040】
比較例2
基体シートとして使用した厚さ125μmのアクリル樹脂フィルムの片面に接着層としてアクリル系樹脂(LR−1065)、及びアクリル樹脂系インキ(昭和インキ工業(株)製)を用いた絵柄層を、順次グラビア印刷法にて印刷形成し、また反対面に合成例3の「ワニスA」200部(固形分100部)、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(商品名:スミソーブ130、住友化学工業(株)製)10部、1,6−ヘキサンジイソシアネート3量体(コロネートHX)5部及び光重合開始剤(イルガキュアー184)5部を配合した活性エネルギー線硬化樹脂組成物を、保護層として厚さは5μmとなるように印刷形成したのち、150℃で30秒間加熱して保護層を半ば架橋硬化させ、表面保護シートを作成した。次に成形品としてを用いた縦95mm、横65mm、厚さ3mmのアクリル樹脂シート(アクリペットVH白)に上記表面保護シートを150℃で30秒間加熱して貼着し、さらに紫外線照射を行い、紫外線遮蔽性硬化樹脂組成物が保護層として被覆された表面保護シートが貼着した成形体を調製した。紫外線照射条件は120w/cm、6灯、ランプ高さ10cm、ベルトスピード15m/minとした。
【0041】
【表1】
Figure 0004310823
【0042】
表1の実施例の結果から分かるように活性エネルギー線硬化樹脂を用いることにより、表面硬度が高く、耐擦傷性に優れた成形体を得ることができた。しかし耐候性の場合は、本発明の紫外線吸収剤を含有したもの(実施例1、2、3)は、全て優れた耐候性を有していたのに対し、市販の紫外線吸収剤を用いた比較例1、2の方は、メタルハライドランプを50時間暴露後、黄変したりクラックが発生したりしており、転写層の外観を著しく損なっていることが確認できた。従って、機械的強度だけでなく耐候性に優れた成形製品を得るには、本発明の硬化樹脂組成物が非常に有効であることが明白となった。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、表面保護シートの保護層が、(メタ)アクリル当量100〜300g/eq、水酸基価20〜500、重量平均分子量5000〜50000のポリマー、多官能イソシアネート及び特定の紫外線吸収剤を有効成分として含有する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の架橋反応生成物からなり、成形品の表面に貼着されたこの保護層が後工程において活性エネルギー線照射により硬化されるので、耐磨耗性、耐薬品性さらには長期耐侯性能に優れた成形品を容易に得ることができ、かつ成形品曲面部においてクラックを発生させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面保護シートの一実施例を示す模式断面図である。
【図2】本発明に係る表面保護シートの他の実施例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1…基体シート
2…保護層
3…絵柄層
4…接着層
5…表面保護シート

Claims (5)

  1. 基体シートの片面に少なくとも保護層が設けられ、反対面に少なくとも接着層が設けられた表面保護シートにおいて、保護層が、(メタ)アクリル当量100〜300g/eq、水酸基価20〜500、重量平均分子量5000〜50000のポリマー、多官能イソシアネート及び紫外線吸収剤を有効成分として含有する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の熱架橋反応生成物からなる表面保護シートであり、紫外線吸収剤が、一般式
    Figure 0004310823
    〔式中R1 及びR2 はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を示す。n、n’は4〜8の整数、m、m’は1〜20の整数を示す。〕
    で表されるビスベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤であることを特徴とする表面保護シート。
  2. ポリマーが、グリシジル(メタ)アクリレート系重合体にα,β−不飽和モノカルボン酸を付加反応させてなる反応生成物である請求項1記載の表面保護シート。
  3. グリシジル(メタ)アクリレート系重合体が、グリシジル(メタ)アクリレートの単独重合体、またはグリシジル(メタ)アクリレートとカルボキシル基を含有しないα,β−不飽和単量体からなる共重合体である請求項2記載の表面保護シート。
  4. 基体シートと接着層との間に絵柄層が設けられた請求項1〜3のいずれかに記載の表面保護シート。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の表面保護シートを貼着してなる成形体。
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