JPH07267937A - ベンゾトリアゾール系化合物およびその用途 - Google Patents

ベンゾトリアゾール系化合物およびその用途

Info

Publication number
JPH07267937A
JPH07267937A JP6288494A JP6288494A JPH07267937A JP H07267937 A JPH07267937 A JP H07267937A JP 6288494 A JP6288494 A JP 6288494A JP 6288494 A JP6288494 A JP 6288494A JP H07267937 A JPH07267937 A JP H07267937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
benzotriazole
ultraviolet
polymer
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6288494A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Miura
勤 三浦
Toshiro Taniguchi
俊郎 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP6288494A priority Critical patent/JPH07267937A/ja
Publication of JPH07267937A publication Critical patent/JPH07267937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線吸収性能に優れ、しかもポリマーとの
化学結合形成性が高く、ポリマー用の紫外線吸収剤とし
て好適な化合物を提供する。 【構成】 一般式(I) 【化1】 (R1およびR2は水素原子、有機基またはハロゲン原
子;R3およびR4はアルキレン基)で示されるベンゾト
リアゾール系化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なベンゾトリアゾ
ール系化合物およびその用途に関する。本発明のベンゾ
トリアゾール系化合物は優れた紫外線吸収性能を有する
ことから、紫外線吸収剤として有用である。本発明のベ
ンゾトリアゾール系化合物はポリマーおよびプレポリマ
ーと容易に化学結合を形成することができ、該ベンゾト
リアゾール系化合物が化学結合したポリマーは、紫外線
吸収性成分が抽出されることがないことから、長期間に
わたって優れた紫外線吸収性能を発揮することができ
る。したがって、本発明のベンゾトリアゾール系化合物
はポリマー用の紫外線吸収剤として特に有用である。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル、ポリオレフィンをはじめ
とする合成高分子(ポリマー)の多くは、紫外線、例え
ば太陽光に長時間さらされると光劣化し、ポリマーの重
合度低下、ゲル化などによる物理的性質の低下、着色な
どの好ましくない現象が起こることが知られている。こ
れらポリマーの多くは、例えば繊維、フィルムなどの形
で、紫外線にさらされる過酷な条件下において長期にわ
たって使用される。さらに近年、飲食品、化粧品、医薬
品などがポリエチレンテレフタレートをはじめとする透
明なプラスチック容器に包装されているが、これらプラ
スチック容器は約250〜400nmの波長を有する紫
外線をかなりの割合で透過するので、内容物が紫外線に
より変質、変色、分解などの悪影響を受けることがあ
る。
【0003】そこで紫外線による上記のポリマーの劣化
を防いだり、透明プラスチック容器の内容物を保護する
目的で、ポリマーに対して紫外線吸収剤を添加すること
が知られており、商品化されている紫外線吸収剤もあ
る。これらの紫外線吸収剤には、高い紫外線吸収性能が
必要であることは勿論のこと、成形品の色調の濁りや物
性低下を抑制するために、ポリマーとの相溶性が高いこ
とが必要である。さらにこれらの紫外線吸収剤には、容
器に成形した場合における内容物汚染の防止、紫外線吸
収性能の長期維持などの目的で、抽出されにくいことが
必要である。
【0004】上記のポリマーに対する高い相溶性および
低い抽出性の要求性能を満足させるべく、ポリマーの分
子中に組込むことが可能となるように反応性を有する官
能基を導入した紫外線吸収剤が提案されており、例えば
ポリエステルに対してはシアノアクリレート系のもの
(特表昭62−501856号公報および特表昭62−
501857号公報参照)、ベンゾフェノン系のもの
(特開平3−31235号公報参照)およびベンゾトリ
アゾール系のもの(特開昭50−159484号公報参
照)が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らが、これら
の紫外線吸収剤のポリエステルとの化学結合形成性、熱
安定性、紫外線吸収性能について検討を行ったところ、
上記特表昭62−501856号公報および特表昭62
−501857号公報に提案されているシアノアクリレ
ート系紫外線吸収剤および特開平3−31235号公報
に記載されているベンゾフェノン系紫外線吸収剤は、紫
外線吸収性能および熱安定性が不十分であった。一方、
上記特開昭50−159484号公報に記載されている
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤は、熱安定性および
紫外線吸収性能には優れていたが、ポリエステルと化学
結合しにくく、ポリエステル合成反応時に添加しても、
実質上、得られたポリエステル中に分散している状態で
あった。したがって、該紫外線吸収剤を添加して得られ
たポリマーを繊維その他の成形品として使用する際に
は、紫外線吸収性成分の脱落により紫外線吸収性能が低
下する傾向があり、また上記ポリマーを容器として使用
する際には、紫外線吸収性成分のブリードアウトによる
内容物の汚染が危惧される。しかして本発明の目的の一
つは、高い紫外線吸収性能と熱安定性を有するベンゾト
リアゾール系化合物であって、かつポリエステル等のポ
リマーまたはそのプレポリマーとの高い反応性を有し、
加工時および使用時にポリマーから抽出されない化合物
を提供することにある。本発明のほかの目的の一つは、
高い紫外線吸収性能と熱安定性を有し、かつポリエステ
ル等のポリマーまたはそのプレポリマーとの高い反応性
を有し、加工時および使用時にポリマーから抽出されな
い紫外線吸収剤を提供することにある。本発明のほかの
目的の一つは、加工時および使用時においても高い紫外
線吸収性能を保持しうるポリエステル組成物を提供する
ことにある。また本発明のさらにほかの目的は、加工時
および使用時においても高い紫外線吸収性能を保持しう
るポリエステルを製造する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、高い紫外線吸収性
能と熱安定性を有する特定のカルボキシル基含有ベンゾ
トリアゾール系化合物のカルボキシル基をグリコールエ
ステル化することにより、ポリエステルおよびそのプレ
ポリマーとの高い反応性が発現することを見出し、さら
に検討を行うことによって本発明を完成するに至った。
【0007】本発明の目的の一つは、一般式(I)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1およびR2はそれぞれ水素原
子、有機基またはハロゲン原子を表し、R3およびR4
それぞれアルキレン基を表す。)
【0010】で示されるベンゾトリアゾール系化合物を
提供することによって達成される。本発明のほかの目的
の一つは、該ベンゾトリアゾール系化合物を有効成分と
して含有する紫外線吸収剤を提供することにより達成さ
れる。本発明のほかの目的の一つは、ポリエステルと該
ポリエステルに対して0.001〜10重量%の上記ベ
ンゾトリアゾール系化合物とからなるポリエステル組成
物を提供することによって達成される。また本発明のさ
らにほかの目的は、重縮合反応法によりポリエステルを
製造するに際し、重縮合反応終了前に、反応系中に上記
ベンゾトリアゾール系化合物を添加することからなるポ
リエステルの製造方法を提供することによって達成され
る。
【0011】上記一般式(I)において、R1およびR2
がそれぞれ表すハロゲン原子としては、例えば塩素原
子、臭素原子などが挙げられ、有機基としては、メチル
基、エチル基、t−ブチル基等のアルキル基;メトキシ
基、エトキシ基等のアルコキシル基;フェニル基、トリ
ル基等のアリール基;フェノキシ基等のアリールオキシ
基;ベンジル基等のアリールアルキル基などが挙げられ
る。R3が表すアルキレン基としては、例えば、メチレ
ン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン
基、3−メチルペンタメチレン基、ノナメチレン基、デ
カメチレン基などの炭素数1〜10のアルキレン基が好
ましい。またR4が表すアルキレン基としては、例えば
エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、3−
メチルペンタメチレン基、ノナメチレン基、デカメチレ
ン基などの炭素数2〜10のアルキレン基が好ましい。
なお、R1はベンゾトリアゾール環の4位または5位に
結合し、R2はフェノール環において、ヒドロキシル基
に対するオルト位またはパラ位に結合する。
【0012】上記一般式(I)で示されるベンゾトリア
ゾール系化合物は、例えば特開昭50−159484
号公報に記載の方法に準じてカルボキシル基を有するベ
ンゾトリアゾール系化合物を製造し、次いでこれをグリ
コールでエステル化反応させる方法、(ヒドロキシフ
ェニル)アルカン酸類またはそのエステル(低級アルキ
ルエステル、アリールエステル等)とグリコールとのエ
ステル化反応またはエステル交換反応を行い、得られた
(ヒドロキシフェニル)アルカン酸ヒドロキシアルキル
エステル類をo−ニトロベンゼンジアゾニウム塩類とカ
ップリング反応させ、次いで生成したニトロアゾ化合物
を還元する方法、カルボキシル基を有するベンゾトリ
アゾール系化合物とアルコール類またはフェノール類と
のエステルをグリコールとエステル交換反応させる方法
等の、種々の方法により製造することができる。合成例
を以下に示す。
【0013】<合成例>
【0014】
【化3】
【0015】(式中、R1、R2、R3およびR4は前記定
義のとおりである。)
【0016】一般式(I)で示されるベンゾトリアゾー
ル系化合物は、紫外線吸収性能に優れることから、紫外
線吸収剤として有用である。該ベンゾトリアゾール系化
合物は、さらに熱安定性が良好であり、しかもポリマー
およびプレポリマーとの化学結合形成性が高いことか
ら、ポリマー用の紫外線吸収剤として特に有用である。
一般式(I)で示されるベンゾトリアゾール系化合物
は、紫外線吸収剤として種々のポリマーに対して用いる
ことができるが、該ベンゾトリアゾール系化合物の化学
結合形成性が効果的に発揮されることから、縮合系ポリ
マー、とりわけポリエステルに対して用いることが好ま
しい。
【0017】本発明のベンゾトリアゾール系化合物をポ
リマー用の紫外線吸収剤として使用する場合、ポリマー
に対して0.001〜10重量%の範囲内でポリマーに
含有させることが好ましい。その含有量は0.01〜5
重量%の範囲内にあることがより好ましく、0.05〜
2重量%の範囲内にあることが特に好ましい。含有量が
0.001重量%未満の場合には、ポリマーの紫外線吸
収性能が不十分になる場合があり、また10重量%を越
える場合には、機械的性能、色調をはじめとするポリマ
ー本来の優れた性質を損なうおそれがある。なお、一般
式(I)で示されるベンゾトリアゾール系化合物を含有
させたポリマーを他のポリマーと混合して使用すること
も可能であるが、その場合も、該ベンゾトリアゾール系
化合物の含有量が、混合後の全ポリマー量を基準として
0.001〜10重量%の範囲内となるように混合割合
を調節することが好ましい。また、一般式(I)で示さ
れるベンゾトリアゾール系化合物は、必要に応じて、他
の添加剤、例えば着色剤、帯電防止剤、難燃剤、充填
剤、可塑剤などと併用して用いることもできる。
【0018】本発明の一般式(I)で示されるベンゾト
リアゾール系化合物をポリマーに含有させる方法として
は、該ポリマーの製造工程の任意の段階で反応系に添加
する方法、ポリマーの成形前または成形中に該ポリマー
に混合する方法等が採用される。本発明のベンゾトリア
ゾール系化合物は、ポリマー中に混和された状態で含有
させることができるが、ポリマーと化学結合させた状態
で含有させることが、ポリマーが紫外線吸収性能を長期
にわたって発揮できることから好ましい。
【0019】本発明のベンゾトリアゾール系化合物が好
ましく使用されるポリエステルとしては、芳香族ジカル
ボン酸成分と芳香族ジオール成分からなる全芳香族ポリ
エステル、芳香族ジカルボン酸成分と脂肪族ジオール成
分からなる半芳香族ポリエステル、脂肪族ジカルボン酸
成分と脂肪族ジオール成分からなる脂肪族ポリエステル
などの、ジカルボン酸成分とジオール成分からなるポリ
エステル;ポリラクトンなどが挙げられる。繊維、フィ
ルム、シート、ボトル等の成形品として使用する目的に
おいては、これらの中でも、ジカルボン酸成分の50モ
ル%以上が芳香族カルボン酸成分からなり、かつジオー
ル成分の80モル%以上が炭素数2〜10の脂肪族また
は脂環式のジオール成分からなるポリエステルが好まし
い。芳香族ジカルボン酸成分としては例えばテレフタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸な
どが挙げられ、脂肪族ジカルボン酸成分としては例えば
アジピン酸、アゼライン酸などが挙げられる。炭素数2
〜10の脂肪族または脂環式のジオール成分としては、
例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、テ
トラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、
デカメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノー
ル、ジエチレングリコールなどが挙げられる。これらの
ジカルボン酸成分およびジオール成分は、それぞれ単独
でまたは2種以上の組み合わせで用いられる。またポリ
エステルは、例えばグリセリン、トリメチロールプロパ
ンなどのトリオール;ペンタエリスリトールなどのテト
ラオール;トリメリット酸、トリメシン酸などのトリカ
ルボン酸;ピロメリット酸などのテトラカルボン酸など
の3価以上の多官能性化合物を共重合成分として含んで
いてもよい。ポリエステルは、例えば、ジカルボン酸の
エステル(メチルアルコールとのエステル等)とジオー
ルとのエステル交換反応およびこれに続く重縮合反応を
行う方法、ジカルボン酸とジオールとの脱水エステル化
反応およびこれに続く重縮合反応を行う方法などの、通
常のポリエステルの製造に用いられるような重縮合反応
法によって製造される。ポリエステルとしては、フェノ
ールとテトラクロロエタンの等重量混合溶媒中、30℃
で測定した極限粘度[η]が0.3〜1.5dl/gの
範囲、特に0.4〜1.2dl/gの範囲内にあるもの
が好ましい。
【0020】ポリエステルと一般式(I)で示されるベ
ンゾトリアゾール系化合物とからなるポリエステル組成
物は、優れた紫外線吸収性能を有する。該ポリエステル
組成物は、上記のように、該ベンゾトリアゾール系化合
物を、ポリエステルの合成反応中の任意の段階で反応系
に添加する方法または合成を終了したポリエステルに混
合する方法により製造される。一般式(I)で示される
ベンゾトリアゾール系化合物はポリエステルとの反応性
および耐熱性が高いので、合成を終了したポリエステル
と混合して得たポリエステル組成物においても、その後
の成形のための溶融工程等の加熱工程で、ベンゾトリア
ゾール系化合物がポリエステルとエステル結合を形成
し、紫外線吸収性能を長期にわたって発揮する。
【0021】一般式(I)で示されるベンゾトリアゾー
ル系化合物をポリエステルの合成反応中の任意の段階で
反応系に配合して得たポリエステル組成物は、該ベンゾ
トリアゾール系化合物がより確実にポリエステル分子中
に組み込まれ、遊離のベンゾトリアゾール系化合物を全
くまたはほとんど含まないので、繊維や成形品への成形
の際におけるベンゾトリアゾール系化合物の熱分解およ
び繊維や成形品からのベンゾトリアゾール系化合物の脱
落やブリードアウトを、より完全に防止することがで
き、結果的に、優れた紫外線吸収性能をより長期にわた
って発揮することができ、かつ色調においても一層良好
な繊維および成形品を与えるという点で、より好ましい
ものである。一般式(I)で示されるベンゾトリアゾー
ル系化合物の反応系への添加方法は特に制限されること
なく、重縮合反応を終了するまでのポリエステル合成反
応中の任意の段階で添加することができるが、エステル
化反応またはエステル交換反応の後の段階(重縮合反応
を開始する段階または重縮合反応途中の段階)であるこ
とが、ポリエステル本来の優れた性能を保持したポリエ
ステルを製造しやすいことから好ましい。
【0022】本発明のベンゾトリアゾール系化合物は、
重縮合条件や成形条件などの高温条件下にさらされたの
ちにおいてもその優れた紫外線吸収性能を保持すること
ができるので、該ベンゾトリアゾール系化合物が配合さ
れたポリエステル組成物から成形された繊維および成形
品は、優れた紫外線吸収性能を有しており、しかも紫外
線吸収性成分が実質的にまたはほとんど抽出されない。
このため、該ポリエステル組成物では通常のポリエステ
ルと同様に、溶融成形法が任意に採用され、繊維、フィ
ルム、シート、ボトルなどの任意の形状の成形品に成形
することができる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。ま
た、実施例中の各物性値は次の方法にしたがって測定し
て得られた値である。
【0024】(1)紫外線吸収性能 ポリエステルチップを常法にしたがって280℃で熱プ
レスし、その直後に水冷式の冷却プレスで急冷して、厚
さ350μmのシートを成形した。次いで得られた透明
なシートの波長390μmにおける紫外線透過率(%)
を島津製作所製UV−2100型分光光度計により測定
し、これを紫外線吸収性能の評価基準とした。紫外線透
過率が低いほど紫外線吸収性能に優れると判定できる。
【0025】(2)抽出性 ポリマー1gを約200mlのフェノールとテトラクロ
ロエタンの等重量混合溶媒に溶解し、得られた溶液を約
2リットルのメタノール中に注いで再沈殿させ、析出し
たポリマーを濾別した。この抽出操作前後のポリマーを
それぞれ10g/lのフェノールとテトラクロロエタン
の等重量混合溶媒溶液として、島津製作所製UV−21
00型分光光度計により紫外スペクトルを測定し、抽出
前後でのスペクトルを比較した。抽出前後でのスペクト
ルの相違が少ないものほど、紫外線吸収性成分が抽出さ
れにくいと判定できる。
【0026】(3)容器としての紫外線遮蔽性能の評価 得られた透明なボトルに市販の食用油を充填し、密栓し
た状態で直射日光の当たる屋外に2か月間放置した後、
食用油の色調の変化を評価した。色調変化が少ないもの
ほど、紫外線遮蔽性能に優れた容器であると判定するこ
とができる。
【0027】実施例1(ベンゾトリアゾール系化合物の
合成) o−ニトロアニリン27.6g(200mmol)を、
濃塩酸60g(600mmol)と亜硝酸ナトリウム1
3.8g(200mmol)を用いて通常の方法にした
がってジアゾ化し、ジアゾニウム塩溶液を調製した。β
−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オン酸β−ヒドロキシエチルエステル53.3g(20
0mmol)を含む10重量%の水酸化ナトリウム水溶
液200mlを調製し、この水溶液の温度を0〜5℃の
範囲内に保ちながら上記のジアゾニウム塩溶液を徐々に
添加し、2時間撹拌した後、析出したニトロアゾ化合物
を濾別した。収率は64%であった。得られたニトロア
ゾ化合物41.5g(100mmol)を2Nの水酸化
ナトリウム水溶液100mlに溶解し、この溶液を亜鉛
粉末30g(460mmol)を含む25%の水酸化ナ
トリウム水溶液50mlに、40℃以下の温度に保ちな
がら徐々に添加した。得られた反応混合物を30℃以下
の温度に冷却し、濃塩酸で酸性(pH=1〜2)にし、
その後2時間撹拌した。次いで、反応混合物を水酸化ナ
トリウムを用いてアルカリ性(pH=13〜14)にし
た後、グラスフィルターで濾過し、得られた濾液を再び
濃塩酸で酸性(pH=1〜2)にし、析出した沈殿物を
濾別した。この沈殿物を冷水で洗浄し、メタノール−ク
ロロホルム混合溶媒から再結晶することにより、淡黄色
の結晶として、3−[3−(2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル]プロピオン酸β−ヒドロキシエチルエステルを2
0.7g得た。収率は54%であった。生成物の物性値
を次に示す。 1)MASS 383(M+) 2)元素分析値 C%測定値:66.12(計算値65.78) H%測定値: 6.68(計算値 6.57) N%測定値:11.08(計算値10.96) 3)1H−NMR(CDCl3,δ) 7.2〜8.2(m,芳香環−H) 4.2〜4.4(m,−COO−C 2 2 −OH) 3.0 (m,φ−C 2 −CH2−COO−) 2.6 (m,φ−CH2−C 2 −COO−) 1.5 (m,−CH3
【0028】実施例2(ベンゾトリアゾール系化合物の
合成) 実施例1において、o−ニトロアニリン27.6gの代
わりに4−メチル−2−ニトロアニリン30.4gを、
β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオン酸β−ヒドロキシエチルエステル53.3gの代
わりにγ−(4−ヒドロキシフェニル)酪酸β−ヒドロ
キシエチルエステル44.9gを使用した以外は同様に
して、4−[3−(5−メチル−2H−ベンゾトリアゾ
ール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]酪酸β−
ヒドロキシエチルエステルを17.8g得た。生成物の
物性値を次に示す。 1)MASS 341(M+) 2)元素分析値 C%測定値:62.94(計算値63.33) H%測定値: 5.54(計算値 5.61) N%測定値:12.12(計算値12.31)
【0029】実施例3(ベンゾトリアゾール系化合物の
合成) 実施例1において、o−ニトロアニリン27.6gの代
わり3−クロロ−2−ニトロアニリン34.5gを、β
−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オン酸β−ヒドロキシエチルエステル53.3gの代わ
りにδ−(3−エトキシ−4−ヒドロキシフェニル)吉
草酸γ−ヒドロキシプロピルエステル59.3gを使用
した以外は同様にして、5−[3−(4−クロロ−2H
−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−エトキシ−4
−ヒドロキシフェニル]吉草酸γ−ヒドロキシプロピル
エステルを20.2g得た。生成物の物性値を次に示
す。 1)MASS 447(M+) 2)元素分析値 C%測定値:58.72(計算値58.99) H%測定値: 5.66(計算値 5.85) N%測定値: 9.05(計算値 9.38)
【0030】実施例4〜6(ポリエステルの製造、繊維
・成形品の評価) テレフタル酸864.5gおよびエチレングリコール3
87.6gをエステル化反応器に仕込み、250℃、
2.5kg/cm2の圧力下で2時間エステル化反応を
行った。次いで得られた反応生成物をあらかじめ250
℃に加熱してある重縮合器に移し、三酸化アンチモン
0.35g、亜リン酸0.11gおよび紫外線吸収性成
分として実施例1で合成したベンゾトリアゾール系化合
物(3−[3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロ
ピオン酸β−ヒドロキシエチルエステル)を表1に示さ
れる量だけ添加することにより、重縮合反応系を調製し
た。重縮合反応系の温度を250℃から280℃に45
分かけて昇温しながら、徐々に0.1mmHgにまで減
圧にし、以後280℃で、極限粘度0.75dl/g
(フェノールとテトラクロロエタンの等重量混合溶媒
中、30℃での測定値)のポリエチレンテレフタレート
の280℃での溶融粘度にほぼ一致する溶融粘度に到達
する時点まで重縮合反応を継続することにより、それぞ
れ対応するポリエステルを得た。重縮合反応後、ポリエ
ステルをストランド状に押し出し、切断して長さ3.2
mm、直径2.8mmの円柱状チップを得た。このポリ
エステルの抽出性試験を行い、抽出前後の各試料につい
て紫外線吸収挙動を比較した結果、両者の挙動はまった
く同じであった。得られたポリエステルの紫外線吸収性
能評価結果を表2に示す。
【0031】得られたポリエステルを、常法にしたがっ
て、紡糸温度285℃で溶融紡糸して未延伸繊維を得
た。この未延伸繊維を75℃の温水中で3.5倍に延伸
して延伸繊維とし、これにリン酸エステルのエチレンオ
キサイド付加物を主成分とする繊維油剤を付与し、機械
捲縮を掛けた後、熱固定処理と乾燥を行った。このよう
にして得られた繊度2デニールのポリエステル繊維を繊
維長51mmに切断してステープルにした。このステー
プルを紡績糸とし、次いで、常法にしたがって製織して
平織布を作製した。この平織布について、耐光性をJI
S L 0842にしたがって評価した。評価結果を表
2に示す。また得られたポリエステルを、常法にしたが
って、シリンダー温度290℃でプリフォームに射出成
形し、得られたプリフォームをその表面温度が100℃
になるように加熱したのち延伸ブローすることによっ
て、内容量約1リットルの透明な二軸延伸ブローボトル
を得た。得られたボトルについての紫外線遮蔽性能評価
結果を表2に示す。なおボトルの紫外線遮蔽性能評価試
験後、回収された食用油を分析したが、食用油への紫外
線吸収性成分の溶出は認められなかった。
【0032】実施例7(ポリエステルの製造、繊維・成
形品の評価) 実施例4において、テレフタル酸864.5gの代わり
にテレフタル酸821.3gとイソフタル酸43.2g
の混合物を用いた以外は同様にして、対応するポリエス
テル、繊維および透明なボトルを得た。このポリエステ
ルの抽出性試験を行い、抽出前後の各試料について紫外
線吸収挙動を比較した結果、両者の挙動はまったく同じ
であった。得られたポリエステルの紫外線吸収性能評価
結果ならびに繊維およびボトルの評価結果を表2に示
す。なおボトルの紫外線遮蔽性能評価試験において、食
用油への紫外線吸収性成分の溶出は認められなかった。
【0033】実施例8(ポリエステルの製造、繊維・成
形品の評価) 実施例4において、エチレングリコール387.6gの
代わりにエチレングリコール371.4gと1,4−シ
クロヘキサンジメタノール37.5gの混合物を用いた
以外は同様にして、対応するポリエステル、繊維および
透明なボトルを得た。このポリエステルの抽出性試験を
行い、抽出前後の各試料について紫外線吸収挙動を比較
した結果、両者の挙動はまったく同じであった。得られ
たポリエステルの紫外線吸収性能評価結果ならびに繊維
およびボトルの評価結果を表2に示す。なおボトルの紫
外線遮蔽性能評価試験において、食用油への紫外線吸収
性成分の溶出は認められなかった。
【0034】実施例9(ポリエステルの製造、繊維・成
形品の評価) 実施例4において、紫外線吸収性成分として実施例2で
合成したベンゾトリアゾール系化合物(4−[3−(5
−メチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4
−ヒドロキシフェニル]酪酸β−ヒドロキシエチルエス
テル)を用いた以外は同様にして、対応するポリエステ
ル、繊維および透明なボトルを得た。このポリエステル
の抽出性試験を行い、抽出前後の各試料について紫外線
吸収挙動を比較した結果、両者の挙動はまったく同じで
あった。得られたポリエステルの紫外線吸収性能評価結
果ならびに繊維およびボトルの評価結果を表2に示す。
なおボトルの紫外線遮蔽性能評価試験において、食用油
への紫外線吸収性成分の溶出は認められなかった。
【0035】実施例10(ポリエステルの製造、繊維・
成形品の評価) 実施例4において、紫外線吸収性成分として実施例3で
合成したベンゾトリアゾール系化合物(5−[3−(4
−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5
−エトキシ−4−ヒドロキシフェニル]吉草酸γ−ヒド
ロキシプロピルエステル)を用いた以外は同様にして、
対応するポリエステル、繊維および透明なボトルを得
た。このポリエステルの抽出性試験を行い、抽出前後の
各試料について紫外線吸収挙動を比較した結果、両者の
挙動はまったく同じであった。得られたポリエステルの
紫外線吸収性能評価結果ならびに繊維およびボトルの評
価結果を表2に示す。なおボトルの紫外線遮蔽性能評価
試験において、食用油への紫外線吸収性成分の溶出は認
められなかった。
【0036】比較例1(ポリエステルの製造、繊維・成
形品の評価) 実施例4において、紫外線吸収性成分(ベンゾトリアゾ
ール系化合物)を用いない以外は同様にしてポリエステ
ル、繊維および透明なボトルを得た。得られたポリエス
テル、繊維およびボトルの評価結果を表2に示す。
【0037】比較例2(ポリエステルの製造、繊維・成
形品の評価) 実施例4において、紫外線吸収性成分として3−[3−
(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸を表1に
示される量だけ用いた以外は同様にして、対応するポリ
エステル、繊維および透明なボトルを得た。このポリエ
ステルの抽出性試験を行い、抽出前後の各試料について
紫外線吸収挙動を比較した結果、抽出処理により紫外線
吸収性成分の大部分が抽出されていることがわかった。
得られたポリエステル、繊維およびボトルの評価結果を
表2に示す。なおボトルの紫外線遮蔽性能評価試験にお
いて、紫外線吸収剤が食用油中に溶出していることがわ
かった。
【0038】比較例3(ポリエステルの製造、繊維・成
形品の評価) 実施例4において、紫外線吸収性成分として3−[3−
(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸メチルエ
ステルを表1に示される量だけ用いた以外は同様にし
て、対応するポリエステル、繊維および透明なボトルを
得た。このポリエステルの抽出性試験を行い、抽出前後
の各試料について紫外線吸収挙動を比較した結果、抽出
処理により紫外線吸収性成分の大部分が抽出されている
ことがわかった。得られたポリエステル、繊維およびボ
トルの評価結果を表2に示す。なおボトルの紫外線遮蔽
性能評価試験において、紫外線吸収剤が食用油中に溶出
していることがわかった。
【0039】比較例4(ポリエステルの製造、繊維・成
形品の評価) 実施例4において、紫外線吸収性成分として、ベンゾト
リアゾール系紫外線吸収剤として知られている2−[2
−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール(チバ・ガ
イギー社製チヌビン234)を表1に示される量だけ用
いた以外は同様にして、対応するポリエステル、繊維お
よび透明なボトルを得た。このポリエステルの抽出性試
験を行い、抽出前後の各試料について紫外線吸収挙動を
比較した結果、抽出処理により紫外線吸収性成分のほぼ
全量が抽出されていることがわかった。得られたポリエ
ステル、繊維およびボトルの評価結果を表2に示す。な
おボトルの紫外線遮蔽性能評価試験において、紫外線吸
収剤が食用油中に溶出していることがわかった。
【0040】
【表1】
【0041】なお、上記表1中の「紫外線吸収性成分の
添加量」は、添加した紫外線吸収性成分の、仕込みモノ
マー量に基づくポリマーの理論生成量に対する重量百分
率で示す。また、「得られたポリマー中の紫外線吸収性
成分の含有量」は、得られたポリマーの有機元素分析を
行い、その窒素原子含有率から求めた。
【0042】
【表2】
【0043】なお、上記表2中の「ボトルの紫外線遮蔽
性能評価」において、「○」は紫外線遮蔽性能評価試験
において食用油の色調変化が認められなかったことを表
し、また、「×」は同試験において食用油の色調変化が
認められたことを表す。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、上記の実施例から明ら
かなとおり、ポリマーおよびプレポリマーとの高い反応
性を有し、ポリマーに優れた紫外線吸収性能を長期にわ
たって付与することが可能なベンゾトリアゾール系化合
物が提供される。本発明により提供されるベンゾトリア
ゾール系化合物をポリエステルに配合した場合、とりわ
けポリエステル合成反応中に配合した場合においては、
該化合物に由来する優れた紫外線吸収性能が特に有効に
発揮される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 1/10 6/62 306 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれ水素原子、有機基また
    はハロゲン原子を表し、R3およびR4はそれぞれアルキ
    レン基を表す。)で示されるベンゾトリアゾール系化合
    物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のベンゾトリアゾール系化
    合物を有効成分として含有する紫外線吸収剤。
  3. 【請求項3】 ポリエステルと該ポリエステルに対して
    0.001〜10重量%の請求項1記載のベンゾトリア
    ゾール系化合物とからなるポリエステル組成物。
  4. 【請求項4】 重縮合反応法によりポリエステルを製造
    するに際し、重縮合反応終了前に、反応系中に請求項1
    記載のベンゾトリアゾール系化合物を添加することから
    なるポリエステルの製造方法。
JP6288494A 1994-03-31 1994-03-31 ベンゾトリアゾール系化合物およびその用途 Pending JPH07267937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6288494A JPH07267937A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 ベンゾトリアゾール系化合物およびその用途

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6288494A JPH07267937A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 ベンゾトリアゾール系化合物およびその用途

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07267937A true JPH07267937A (ja) 1995-10-17

Family

ID=13213141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6288494A Pending JPH07267937A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 ベンゾトリアゾール系化合物およびその用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07267937A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000109766A (ja) * 1998-10-01 2000-04-18 Arakawa Chem Ind Co Ltd 表面保護シート
JP2002539314A (ja) * 1999-03-18 2002-11-19 帝人株式会社 エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートポリマーを素材とする中空成形体およびその製造法
JP2015017274A (ja) * 2009-11-02 2015-01-29 イノレックス インベストメント コーポレイション Uv吸収複合ポリエステルポリマー、uv吸収複合ポリエステルポリマーを含有する組成物、および関連方法
JP2015042698A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 三菱樹脂株式会社 二軸配向ポリエステルフィルム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000109766A (ja) * 1998-10-01 2000-04-18 Arakawa Chem Ind Co Ltd 表面保護シート
JP2002539314A (ja) * 1999-03-18 2002-11-19 帝人株式会社 エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートポリマーを素材とする中空成形体およびその製造法
JP2015017274A (ja) * 2009-11-02 2015-01-29 イノレックス インベストメント コーポレイション Uv吸収複合ポリエステルポリマー、uv吸収複合ポリエステルポリマーを含有する組成物、および関連方法
JP2018066004A (ja) * 2009-11-02 2018-04-26 イノレックス インベストメント コーポレイション Uv吸収複合ポリエステルポリマー、uv吸収複合ポリエステルポリマーを含有する組成物、および関連方法
JP2015042698A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 三菱樹脂株式会社 二軸配向ポリエステルフィルム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2966086B2 (ja) 濃厚顔料及び着色半結晶質粉末
US4745174A (en) Polyesters having improved whiteness
TW200825127A (en) Polyester polymer and copolymer compositions containing titanium and yellow colorants
KR101430264B1 (ko) 색상이 우수한 고투명성 1,4-사이클로헥산디메탄올 공중합폴리에스테르 수지 및 그 제조방법
JP2006176628A (ja) カチオン可染性ポリエステル及び高強力カチオン可染性ポリエステル繊維
JPH07267937A (ja) ベンゾトリアゾール系化合物およびその用途
JP4233568B2 (ja) 整色されたポリエステル樹脂組成物及びその成形加工製品
US5071995A (en) 2-hydroxyphenylbenzotriazol compounds and the use thereof
US4803241A (en) Condensation polymers containing styrylbenzazole ultraviolet radiation-absorbing residues and shaped articles produced therefrom
JP2002539314A (ja) エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートポリマーを素材とする中空成形体およびその製造法
EP0288400B1 (en) Substituted isoquinolines
JPH08120065A (ja) 末端変性ポリエステル及びその製造法
JPH07118378A (ja) ポリエステルおよびその用途
JP2001220434A (ja) 射出成形用共重合ポリエステル樹脂
JP2000044662A (ja) ポリエステル重合体およびその成形体
JPH1121338A (ja) 結晶化抑制型ポリエステル
JPH02188581A (ja) 2―ヒドロキシフエニルベンゾトリアゾール系化合物およびその用途
JPH06157734A (ja) 光学用ポリエステル共重合体およびその製造方法
JP2006182858A (ja) 回収ポリエステル成形品の製造方法
US6258921B1 (en) Easily dyeable polyester film and preparation thereof
JPH03200788A (ja) ベンゾトリアゾール系化合物およびその用途
JPH03231961A (ja) ポリエステル組成物
JPH045291A (ja) ベンゾトリアゾール系化合物およびその用途
KR20220113597A (ko) 폴리에스테르 수지 펠릿, 폴리에스테르 필름, 및 이의 제조 방법
JPS59232142A (ja) 着色ポリエステル樹脂組成物