JP4310492B2 - 合成電車線用イヤー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トロリ線により線が添えられている合成電車線をちょう架線に取り付けたハンガーに支持させるために用いる、合成電車線用イヤー装置に関する。
合成電車線用イヤー装置としては、例えば、図5、6に示すようにトロリ線Tとより線tを挟着する部材の片方のイヤー金具1を共用して、これにトロリ線Tとより線tの各各に対し他方の個別イヤー金具2,3をボルト4a,4bを用いて各別に締着できるようにした構造のものが従来より用いられている。そして、共用のイヤー金具1に個別イヤー金具2,3を接合させるときの位置決めとして、共用のイヤー金具1側に突起5が、他方の個別イヤー金具2、3側には上記突起5の嵌る凹み6,7がそれぞれ設けられている。
このイヤー装置において、共用のイヤー金具1側のボルト4a,4bの挿通孔はバカ孔であるが、他方の個別イヤー金具2,3側のボルト4a,4bの挿通孔は雌ねじとして機能している。図中、8はイヤー装置をちょう架線に吊設するハンガー(いずれも図示省略)へ取り付ける際に用いるナットである。
上記従来のイヤー装置は、共用のイヤー金具に2個の個別イヤー金具を離してボルトによりそれぞれ締着し、トロリ線とより線を挟着状態に支持できるように構成されているため、トロリ線とより線の支持状態は安定性の面等では満足できるが、装置の大型化は避けられず、重量が大であって取り扱いに不便である。また、重量が大きいと、パンタグラフ通過時に振動が大きくなって、トロリ線の摩耗にも影響する。その上、作業性も悪くて改善策が要望されていた。
本発明はかかる問題を解決したものであって、その目的は装置の大幅な軽量化(上記従来のイヤー装置と比較してほぼ半減程度)を達成できることは勿論、左右一対のイヤー金具間にクサビを介在させることでトロリ線とより線をボルト1個の使用で同時にかつ強固に挟着することができて、該両線を安定した支持状態に保持できることは勿論、作業員の労力も軽減できて、作業性の向上を得るように改良した合成電車線用イヤー装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴とする合成電車線のイヤー装置は、左右一対のイヤー金具と、この両イヤー金具間に挾着状態として設けられるクサビと、これらの3部材を互いに接合締着するボルトを備え、ボルトの螺合する雌ねじは上記両イヤー金具のうちの一方のイヤー金具にのみ設けられており、クサビの頭部両側に形成されている下り勾配の肩部には該肩部に対応した勾配であって両イヤー金具の内面上部側に形成されている押圧面部を当接可能に対向させる一方、両イヤー金具の下端部の相対向した内面はトロリ線の挟着面部に、この挟着面部の上方へ連続する両イヤー金具の内面部分とクサビの下端面とはより線の挟着面部にそれぞれ形成されていて、トロリ線とより線を1個のボルトによって同時に挟着できるように構成されている。
上記構成において、クサビの頭部の両イヤー金具に面した両面部は中間部分が円弧面部に形成されている一方、この円弧面部に対向する両イヤー金具側の接合面部は勾配状に形成され、接合面部が円弧面部と接合するボルト締め進行時にはイヤー金具の下端部側が互いに接近する方向へ付勢されて、トロリ線が更に締め付けられるように実施するのが好ましい。
また、両イヤー金具とクサビの相対向面部には、これら3部材を接合させる位置決めが安定して容易にできる手段を講じておくのが好ましく、この位置決め手段は、ボルト挿通部の上下に位置するようにして、クサビの両面には突起を、両イヤー金具には該突起の嵌る凹みをそれぞれ設けるものである。この位置決め手段によりクサビと両イヤー金具の回動は防止される。なお、当然のことではあるが、両イヤー金具下端部のトロリ線の挟着面部と、クサビの下端面(より線の挟着面部)には歯形等の滑り止めが設けられている。
本発明は上記の如くであって、トロリ線とより線はクサビの介在によって強い挟着力で同時に支持することができる。また、イヤー装置はコンパクトに構成できて大幅に軽量化されるし、支持作業は1個のボルルトにより容易にできて、作業性の向上を図る上に極めて有効である。
以下に、本発明の実施の形態を図1〜図4を参照して説明する。11,12は後述するようにボルト挿通孔を除いて同一構成である左右一対のイヤー金具であり、この両イヤー金具11,12間には挟着状態とされたクサビ21が設けられている。両イヤー金具11,12とクサビ21はアルミ青銅合金等の鋳物製であって、ボルト31によって互いに接合締着される。ボルト31の螺合する雌ねじ11aは、該ボルト31を挿通する両イヤー金具11,12のうちの先方側のイヤー金具11(図示の場合、手前側のイヤー金具12とクサビ21のボルト挿通孔12aと21aはいずれもバカ孔である)側に設けられている。
クサビ21の頭部22の両肩部23,23は下り勾配に形成され、この両肩部23に対向した両イヤー金具11,12の内面部分は、ボルト31による締め付け操作でクサビ21を押し下げることができるように、上記肩部に対応した勾配の押圧面部3,13に形成されている。また、クサビ21の頭部22は両イヤー金具11,12との対向面部の中間部分が円弧面部24,24に形成されている一方、この両円弧面部24に対向した両イヤー金具11,12側の部分は勾配状の接合面部14,14に形成され、ボルト31の締め付け操作でトロリ線Tの挟着力が増すように構成されている。
即ち、両イヤー金具11,12の下端部11b,12bの相対向した内面はトロリ線Tの挟着面部15,15に形成されており、接合面部14が円弧面部24と接合する両イヤー金具11,12のボルト31による締め付け時には、接合面部14と円弧面部24との接触点が見掛け上の支軸となって、イヤー金具11,12の下端部11b,12b側は両挟着面部15が互いに接近する方向へ付勢され、トロリ線Tがしつかりと締め付けられる仕組になっている。
また、両挟着面部15の上方へ連続する両イヤー金具11,12の内面の部分とクサビ21の下端面とはより線tの挟着面部16,16、25にそれぞれ形成されており、挟着面部25と上記両挟着面部15は滑り止めのために歯形等の刻み面とされている。また、両イヤー金具11,12とクサビ21の相対向面部には、これら3部材を接合させる際の位置決め手段として、ボルト31の挿通部の上下位置にはクサビ21の両面に突起26,26が、また両イヤー金具11,12にはこれら突起26の嵌る凹み17,17がそれぞれ設けられており、前述したようにクサビ21と一方のイヤー金具12のボルト挿通孔12a,21aがバカ穴に形成されていることで、クサビ21はボルト31の締着の度合いに応じて上下方向へ摺動できる。
なお、両イヤー金具11,12とクサビ21の頭部22の相対向面部は、両イヤー金具11、12側では垂直面14a、接合面部14(勾配面)、垂直面14bと連続し、クサビ21側では垂直面24a、円弧面部24、勾配面24bと連続している(特に、図4を参照)。図中、32はボルト31に螺合したナット、33はワッシャーであって、この両部材は図2の仮想線で示すように本イヤー装置をちょう架線Hに吊り下げたハンガーhにボルト31を介して取り付ける際に用いられる。
本発明に係るイヤー装置の実施の形態を示すもので、構成部材を分離した斜視図である。 図1のイヤー装置の使用状態を示す正面図である。 ハンガー側の部材を除いて示す図2の縦断正面図である 図3の要部を離間して示す部分拡大断面図である。 従来のイヤー装置を示す側面図である。 図5のA−A線断面図である。
符号の説明
11はイヤー金具
11aは雌ねじ
11bは下端部
12はイヤー金具
12aは挿通孔
12bは下端部
13は押圧面部
14は接合面部
15,16は挟着面部
17は凹み
21はクサビ
21aは挿通孔
22は頭部
23は肩部
24は円弧面部
25は挟着面部
26は突起
31はボルト

Claims (3)

  1. 左右一対のイヤー金具と、この両イヤー金具間に挟着状態として設けられるクサビと、これらの3部材を互いに接合締着するボルトを備え、ボルトの螺合する雌ねじは上記両イヤー金具のうちの一方のイヤー金具にのみ設けられており、クサビの頭部両側に形成されている下り勾配の肩部には該肩部に対応した勾配であって両イヤー金具の内面上部側に形成されている押圧面部をそれぞれ当接可能に対向させる一方、両イヤー金具の下端部の相対向した内面はトロリ線の挟着面部に、この挟着面部の上方へ連続する両イヤー金具の内面部分とクサビの下端面とはより線の挟着面部にそれぞれ形成されていることを特徴とする合成電車線用イヤー装置。
  2. クサビの頭部の両イヤー金具に面した両面部は中間部分が円弧面部に形成されている一方、この円弧面部に対向した両イヤー金具側の部分は該円弧面部を押圧できる勾配状の接合面部に形成されている請求項1記載の合成電車線用イヤー装置。
  3. 両イヤー金具とクサビの相対向面部にはボルトの挿通部の上下に位置させてクサビの両面に突起が、両イヤー金具側にこれら突起の嵌る凹みがそれぞれ設けられている請求項1又は2記載の合成電車線用イヤー装置。
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