JP2561283Y2 - 剛体電車線用架台の接続部 - Google Patents

剛体電車線用架台の接続部

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JP2561283Y2
JP2561283Y2 JP1991101006U JP10100691U JP2561283Y2 JP 2561283 Y2 JP2561283 Y2 JP 2561283Y2 JP 1991101006 U JP1991101006 U JP 1991101006U JP 10100691 U JP10100691 U JP 10100691U JP 2561283 Y2 JP2561283 Y2 JP 2561283Y2
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敏明 小野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は剛体電車線用架台の接続
部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地下鉄、モノレール等の車両に電
力を供給する剛体電車線用架台の布設は、長さが5m〜
10mのアルミ又はアルミ合金からなるT型架台を軌道
に沿って順次溶接接続して布設している。而して、アル
ミ又はアルミ合金は高温において瞬時に酸化するため、
その溶接法には溶接部を不活性ガスでシールドするアル
ゴンガスアーク溶接法が一般的に用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
又はアルミ合金からなるT型架台を軌道に沿って順次ア
ルゴンガスアーク溶接法により溶接接続するには、大型
で重量の嵩む溶接機やガスボンベ等の溶接機器を隧道内
等に搬入し、移動させながら順次架台の接続作業を行わ
なければならないために、多くの作業者と熟練した溶接
技術者を要するばかりでなく、作業性が極めて悪い等の
問題点があった。
【0004】本考案は上記問題点に鑑みなされたもの
で、大型で重量の嵩む溶接機やガスボンベ等の溶接機器
を必要とせず、しかも、パンタグラフの離線のおそれの
ない剛体電車線用架台の接続部を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記の課題
するために、架台鍔部に当接する当接面を長手方向中
央部から両端に僅かに傾斜するテーパー状に形成し、架
台の接続面に圧縮方向の力が働くようにした接続金具
で、接続すべき架台相互を接続して剛体電車線用架台の
接続部を構成したものである。
【0006】
【作用】接続すべき架台相互を接続金具にボルトとナッ
ト或いはリベットで締結することで架台相互を接続する
ことができるので、大型で重量の嵩む溶接機やガスボン
ベ等の溶接機器を必要としない。また、架台の鍔部に当
接する接続金具の当接面を長手方向中央部から両端に僅
かに傾斜するテーパー状に形成して、架台の接続面に圧
縮方向の力が働くようにすることにより、架台に自重に
よる撓みが生じても、架台の接続部は沿線方向に対し極
く僅かに凹むか平坦となるので、架台の接続部でパンタ
グラフが跳ねて離線するのを確実に防止し得る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により説明す
る。図1は本考案の一実施例を示す縦断面図、図2は要
部拡大縦断面図、図3は右側面図で、図において1、
1’は長さが5m〜10mのアルミ又はアルミ合金から
なるT型架台、2、2’はT型架台1、1’の鍔部、
3、3’は該鍔部2、2’に所定の間隔で穿設されたボ
ルト或いはリベット挿通孔である。
【0008】4は長さが0.2m〜1.5mのアルミ又
はアルミ合金からなる接続金具で、T型架台1、1’の
鍔部2、2’の上面に当接する当接面4aは図2に示す
ように長手方向中央部の板厚tに対し、両端の板厚t’
が0.1mm〜2mmの極く僅かに厚いテーパー状に形
成されている。5は該接続金具4に穿設されたボルト或
いはリベット挿通孔で、該ボルト或いはリベット挿通孔
5はT型架台1、1’の鍔部2、2’に所定の間隔で穿
設されたボルト或いはリベット挿通孔3、3’と合致す
る位置に穿設されている。6は接続金具4の上面長手方
向中心位置に設けられた補強用のリブで、該リブ6は省
略してもよい。
【0009】7、7は長さが0.2m〜1.5mのアル
ミ又はアルミ合金からなる一対の接続金具で、T型架台
1、1’の鍔部2、2’の下面に当接する当接面7aは
図2に示すように長手方向中央部の板厚tに対し、両端
の板厚t’が0.1mm〜2mmの極く僅かに薄いテー
パー状に形成され、一方の上端縁長手方向にはT型架台
1、1’の鍔部とウエッブ部との角部に形成されたR面
に合致するR面加工が施され、前記接続金具4とペアー
でT型架台1、1’を接続するようになっている。8は
接続金具7、7に穿設されたボルト或いはリベット挿通
孔で、該挿通孔8はT型架台1、1’の鍔部2、2’に
所定の間隔で穿設されたボルト或いはリベット挿通孔
3、3’と合致する位置に穿設されている。
【0010】9はT型架台1、1’相互の電気的性能を
保証するためのジャンパ線又は伸縮性を有する接続金具
(コーペル等)で、該ジャンパ線又は伸縮性を有する接
続金具等は省略してもよい。
【0011】前記のように剛性電車線用架台の接続部を
構成することにより、T型架台1、1’の接続が、該T
型架台1、1’の鍔部2、2’の上面及び下面に夫々接
続金具4と一対の接続金具7、7を配置し、ボルトとナ
ット又はリベットにより挟着固定するだけの簡単な作業
で極めて迅速に且つ確実強固に行える。また、T型架台
1、1’の鍔部2、2’の上面と当接する接続金具4の
当接面4aを長手方向中央部の板厚が薄く両端の板厚が
極く僅かに厚いテーパー状に形成し、T型架台1、1’
の鍔部2、2’の下面に当接する一対の接続金具7、7
の当接面7aを長手方向中央部の板厚に対し両端の板厚
が極く僅かに薄いテーパー状に形成することにより、架
台の接続面が車両に電力を供給する摺動面に近い程圧縮
されるように当接面を傾斜させ、すなわち架台の接続面
に圧縮方向の力が働くように接続金具で接続する。この
ように接続することによりT型架台1、1’の自重によ
る撓みが生じても、T型架台1、1’の接続部は沿線方
向に対し極く僅かに凹むか平坦となるので、T型架台
1、1’の接続部でパンタグラフが跳ね離線するおそれ
がなくなる。さらに、T型架台1、1’の鍔部2、2’
の下面に当接する一対の接続金具7、7の上端縁長手方
向にT型架台の鍔部とウエッブ部との角部に形成された
R面に合致するR面加工を施すことで、接続金具7、7
の位置決めが容易に行える。
【0012】なお、接続金具4と接続金具7のうちいず
れか一方は省略してもよい。また、接続金具7はT型架
台1、1′の側面側にボルト等で取り付けてもよい。こ
の場合接続金具7の架台鍔部2に当接する当接面は、そ
の長手方向中央部から両端に極く僅かに傾斜するテーパ
ー状に形成されている点は前記実施例と同様である。
【0013】図4及び図5はT型架台1、1’相互を接
続する接続金具4の長手方向両側面に鍔部2、2’を嵌
合する袖片4b、4bを設け、鍔部2、2’の上面と当
接する当接面4aを長手方向中央部の板厚tに対し両端
の板厚t’が0.1mm〜2mmの極く僅かに厚いテー
パー状に形成した本考案の他の実施例を示す要部拡大縦
断面図と右側面図で、接続金具4の長手方向両側面に鍔
部2、2’を嵌合する袖片4a、4aを設けることによ
り、T型架台1、1’相互の幅方向の位置決め作業を必
要とせずにT型架台1、1’相互を接続し得る。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば前記のように、T型架台
の接続が、接続すべきT型架台を接続金具にボルトとナ
ット或いはリベットにより締結するだけの極めて簡単な
作業で極めて迅速に、且つ、確実強固に行えるので、従
来のように大型で重量の嵩む溶接機器や熟練技術者を必
要とせず、また、架台の鍔部に当接する接続金具の当接
面を長手方向中央部から両端に僅かに傾斜するテーパー
状に形成して、架台の接続面に圧縮方向の力が働くよう
に接続したことにより、T型架台の接続部は沿線方向に
対し極僅かに凹むか平坦となるので、T型架台の接続部
でパンタグラフが跳ねて離線するようなおそれは全くな
い等の優れた利点がある。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図
【図2】要部拡大縦断面図
【図3】右側面図
【図4】本考案の他の実施例を示す要部拡大縦断面図
【図5】右側面図
【符号の説明】
1、1’T型架台
2、2’ 鍔部 4 接続金具
4a 当接面 7 接続金具
7a 当接面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】架台鍔部に当接する当接面を長手方向中央
    部から両端に極く僅かに傾斜するテーパー状に形成し、
    架台の接続面に圧縮方向の力が働くようにした接続金具
    で、接続すべき架台相互を接続したことを特徴とする剛
    体電車線用架台の接続部。
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