JP3734987B2 - 絶縁トロリの伸縮部 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は搬送台車等の移動体への給電に用いられる絶縁トロリの伸縮部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
絶縁トロリは、搬送台車等の移動体の移動距離に合わせて配設されるが、許容範囲を越えて熱膨張による伸びが生じた場合には、伸縮部により熱膨張による伸びを吸収する必要がある。
【0003】
従来の絶縁トロリA、Bの伸縮部1は、例えば図6乃至8に示すような構造のものが使用される。即ち、例えば断面8の字状の銅、アルミニウム等からなる導体2を絶縁カバー3で覆い、そのカバー両側面に導体2の形状に合わせた凹溝3aを、またカバー下方に集電子(図示せず)が導体2に接触しながら摺動する開口3bをそれぞれ長手方向に有する絶縁トロリA、Bにおいて、その導体端部2aを絶縁トロリの熱膨張による伸びを考慮して所定の間隔をおいて対向して配置する。
【0004】
この導体端部2aは、図8に示すように、絶縁カバー3から一部露出されており、また一方の導体端部2aにおける二つの空洞2bに他方の導体端部2aから突設されたスライドピン4が挿入されて導体相互が位置ずれを起こすことなくスライドできるように構成された導体スライド接続手段5で接続する。
【0005】
また、この絶縁トロリA、Bの端部側にわたって前記導体端部2a及び導体スライド接続手段5を補強するためのスライド金具6を配置する。スライド金具6は、鋼板をコ字状に折り曲げ加工して形成したものである。
【0006】
このスライド金具6に鋼板を断面コ字状に折り曲げ加工したハンガークランプ7を所定の間隔をおいてボルト・ナット締付け手段8で取付けると共に、ハンガークランプ7の両側端を内側に折り曲げた引掛け部7aを絶縁トロリA、Bの端部側の凹溝3aに係合し、ボルト・ナット締付け手段8でハンガークランプ7を締め付けることにより、このスライド金具6に絶縁トロリA、Bの端部側をそれぞれ把持する。
【0007】
この際、スライド金具6の一方側ではボルト・ナット締付け手段8によるハンガークランプ7の締付け力を強くして絶縁トロリAの端部側が移動しないようにスライド金具6にしっかり把持し、またスライド金具6の他方側ではボルト・ナット締付け手段8によるハンガークランプ7の締付け力を少し弱めて絶縁トロリBの端部側がその長手方向に移動可能に把持する。
【0008】
なお、9はスライド金具6を取付け部材10に吊り下げ支持する例えばボルト・ナットからなる吊り下げ治具、11は導体スライド接続手段5を構成するスライドピン4が前記空洞2bから脱着して導体接続不良となるのを防止するため、隣接する絶縁トロリA、Bをフィードイン12により電気的に接続するジャンパー線、12は露出された導体端部2aを覆うジョイントカバーであり、従来の絶縁トロリの伸縮部1は上記のように構成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の絶縁トロリの伸縮部は、前記スライド金具及びハンガークランプが鋼板を折り曲げ加工して形成されたものであるため、機械的強度が弱く、絶縁トロリの自由端側の支持が不安定になって、導体スライド接続手段、ハンガークランプ及び導体自重による重みで、スライド金具の中央が下方に垂れ下がり、導体スライド接続手段及びハンガークランプの形状が変化して、絶縁トロリが温度上昇により熱膨張して伸びようとしても、スライド金具に沿って円滑に移動しなくなり、絶縁トロリの熱膨張による伸びを吸収することができないという問題があった。そして最悪な場合には、絶縁トロリが変形して、給電が不能になる恐れがあった。
【0010】
本発明は上記の問題点を解決し、絶縁トロリの熱膨張による伸びを確実に吸収し得るようにした絶縁トロリの伸縮部を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1記載の発明は、導体を絶縁カバーで覆ってなる絶縁トロリ相互の導体端部を所定の間隔をおいて対向させ、導体スライド接続手段で接続すると共に、両絶縁トロリの端部側にわたってスライド補強部材を配置し、スライド補強部材に両絶縁トロリの端部側を、その少なくとも一方が絶縁トロリの長手方向に移動できるように把持して、絶縁トロリの熱膨張による伸びを吸収するようにした絶縁トロリの伸縮部において、前記導体スライド接続手段は、略Y型の断面形状を有する導体における一方の導体端部の胴部に、導電性の柱状差込み片と導電性のスライドピン又は導電性のスライドピン挿入穴とを平行して設け、他方の導体端部の二股脚部に、中央に前記柱状差込み片が挿入される割溝を有する導電性の柱状ソケットを設けると共に、胴部に前記スライドピンが挿入される導電性のスライドピン挿入穴又は導電性のスライドピンを設け、前記柱状差込み片を前記柱状ソケットの割溝に、前記スライドピンをスライドピン穴にそれぞれ挿入することにより、絶縁トロリの導体相互をスライド接続するように構成されることを特徴とする絶縁トロリの伸縮部を提供するものである。
0012
本発明の請求項2記載の発明は、導体を絶縁カバーで覆ってなる絶縁トロリ相互の導体端部を所定の間隔をおいて対向させ、導体スライド接続手段で接続すると共に、両絶縁トロリの端部側にわたってスライド補強部材を配置し、スライド補強部材に両絶縁トロリの端部側を、その少なくとも一方が絶縁トロリの長手方向に移動できるように把持して、絶縁トロリの熱膨張による伸びを吸収するようにした絶縁トロリの伸縮部において、前記スライド補強部材は、絶縁トロリの長手方向に形成された把持部分の外面形状に適合する内面形状を有する絶縁トロリ把持溝を備え、該絶縁トロリ把持溝に前記絶縁トロリの把持部分を係合して、前記スライド補強部材に絶縁トロリの端部側を把持し、かつ、当該スライド補強部材を取付け部材に取付けて固定するための支持部材を装着する開口溝が該補強部材の長手方向に連続して形成されることを特徴とする絶縁トロリの伸縮部を提供するものである。
0013
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により詳細に説明する。本発明に係る絶縁トロリの伸縮部20は図1、2に示す構成になっている。即ち、 導体22を絶縁カバー24で覆ってなる絶縁トロリA、Bの導体端部を絶縁トロリの熱膨張による伸びを考慮して所定の間隔L(図5(イ)参照)をおいて対向させ、導体スライド接続手段で接続する。
0014
絶縁トロリA、Bは、図2に示すように例えば略Y型の断面形状を有し、銅、アルミニウム、これらの合金等の導電性材料からなる導体を絶縁カバー24で覆い、そのカバー両側面に導体22の形状に合わせた凹溝24aを、またカバー下方に集電子(図示せず)が導体22に接触しながら摺動する開口24bをそれぞれ長手方向に連続して有する。
0015
導体スライド接続手段26は、図3(イ)(ロ)(ハ)に示すように、一方の絶縁トロリAの端部側から絶縁カバーを剥いで露出された導体端部22aの胴部22bを加工して、即ち、二股脚部22cを所定長さ切り落として柱状差込み片28を設け、更に導電性の好ましくは導体22と同材質のスライドピン30を、柱状差込み片28の外側方に且つ該差込み片と平行となるよう位置させて、該差込み片28の先端に螺合等により取付け、次に図4(イ)(ロ)(ハ)に示すように、他方の絶縁トロリBの端部側から絶縁カバーを剥いで露出された導体端部22aの二股脚部22cを加工して、即ち、胴部22bを所定長さ切り落として前記柱状差込み片28が挿入される割溝32aを有する柱状ソケット32を設けると共に、胴部22bの側端側に柱状ソケット32と平行になるようにして、前記スライドピン30が挿入されるスライドピン挿入穴34を穴あけ加工により設け、図5(イ)(ロ)(ハ)に示すように絶縁トロリA側の柱状差込み片28を絶縁トロリB側の柱状ソケット32の割溝32aに、また絶縁トロリA側のスライドピン30を絶縁トロリBのスライドピン挿入穴34にそれぞれ挿入することにより、絶縁トロリA、Bの導体相互をスライド接続するように構成される。
0016
導体スライド接続手段26が上記のような構成になっているので、絶縁トロリA、Bが熱膨張収縮して伸縮を繰り返しても、絶縁トロリの導体部分の横振れをより一層防止するほか、導体の支持がより堅牢となって、絶縁トロリの熱膨張による伸びをより確実に吸収することができる
0017
なお、本発明の実施の形態では、スライドピン30を絶縁トロリA側に、前記スライドピン挿入穴34を絶縁トロリB側に設けたが、反対に、スライドピン30を絶縁トロリB側に、前記スライドピン挿入穴34を絶縁トロリA側に設けてもよい。
0018
また、図3、4、5に示すように、絶縁トロリA側の柱状差込み片28の片側側面には長手方向に絶縁トロリの伸縮量に応じた長さを有する横溝28aを設けると共に、絶縁トロリB側の柱状ソケット32の割溝32aには、前記横溝28aに対向する内側面の一個所に縦溝32bを設け、該縦溝32bと前記横溝28aの奥側の縦口28bとで形成される挿入口からストッパ用の小球36を挿入して、これを前記縦溝32bと前記横溝28a間の隙間に収納して、該小球36が前記横溝28a内を長手方向に移動できるように構成し、絶縁トロリA、Bの導体が温度変化による熱膨張収縮で導体スライド接続手段26から脱着するのを抑制するストッパ部38を備えている。
0019
次に図1、2に示すように、前記絶縁トロリA、Bの端部側にわたって前記導体端部22a及び導体スライド接続手段26を補強するためのスライド補強部材40を配置する。前記スライド補強部材40は絶縁トロリA、Bの長手方向に連続して形成された把持部分である凹溝24aの外面形状に適合する内面形状を長手方向に連続して、又は間隔をおいて有する絶縁トロリ把持溝40aを中心部に有する注成形型材からなり、これに絶縁トロリA、Bの端部側を取付けて把持し易くするために二つ割り構造になっている。
0020
前記注成形型材は、例えばアルミニウム(その合金を含む)鋳造型材、プレス押出加工による成形型材、ポリエチレン、ポリ塩化ビニール、エポキシ樹脂等の樹脂材(これにガラス、ポリエステル繊維等を入れて強化した樹脂材を含む)の射出、押出、注型(モールド)等による種々の型材が用いられる。
0021
注成形型材は従来の鋼板を折り曲げ加工して形成したスライド金具よりも剛性が高いため、伸縮部使用中に下方に垂れ下がりにくい。ここで要求される剛性は鋼鉄のブロック材のように非常に高い剛性を備える必要はなく、導体スライド接続手段及び伸縮部付近の絶縁トロリの自重によっては容易に下方に垂れ下がらない程度の剛性を有していればよく、前記スライド補強部材40を構成する注成形型材はこの要求を満足する。
0022
特にアルミニウム製の注成形型材は、軽量で所望の剛性が得られるほか、鋳造、押出加工温度が銅、鉄材よりも低く製造が容易である。また樹脂製の注成形型材も同様な効果が得られるほか、電気絶縁材料なので、本伸縮部に使用した場合、沿面距離を長く取ることができ電気的に安全で信頼性を高めることができ好ましい。
0023
次に、図1、2に示すように、スライド補強部材40を二分割して該絶縁トロリ把持溝40aを前記前記絶縁トロリA、Bの端部側の両側に形成された凹溝24aに係合し、スライド補強部材40の分割片を合わせて、これにボルト・ナット締付け手段42を通して締め付けることにより、該スライド補強部材40に絶縁トロリA、Bの端部側をそれぞれ把持する。
0024
この際、スライド補強部材40の一方側ではボルト・ナット締付け手段42による締付け力を強くして絶縁トロリAの端部側が移動しないようにスライド補強部材40にしっかり把持し、またスライド補強部材40の他方側ではボルト・ナット締付け手段42による締付け力を少し弱めて絶縁トロリBの端部側がその長手方向に移動できるように把持し、絶縁トロリが温度上昇で熱膨張した場合にはその伸びを吸収できるようになっている。
0025
上記のようにスライド補強部材40を注成形型材で形成すると剛性が大きくなり、スライド補強部材30が導体スライド接続手段、絶縁トロリの自重等による荷重で曲げ変形して下方に垂れ下がることがなく、従って、導体スライド接続手段16及びスライド補強部材の絶縁トロリ把持溝40aも曲げ変形することがなく、絶縁トロリの熱膨張収縮による伸縮移動が円滑になり、絶縁トロリの熱膨張による伸びをより確実に吸収することができる。また、絶縁トロリの前記把持部分(凹溝24a)に適合するように絶縁トロリ把持溝40aの形成も容易である。
0026
なお、スライド補強部材40の絶縁トロリ把持溝40aを絶縁トロリの長手方向に連続して形成すると、該補強部材の絶縁トロリ把持溝40aにほぼ等分布に荷重をかけて絶縁トロリの端部側を把持することになり、絶縁トロリの両端部側をスライド補強部材40でほぼ一体構造となるように強固に補強することになり、絶縁トロリの熱膨張収縮による伸縮動作が円滑になり、伸縮部の信頼性をより向上することができる。
0027
なお、スライド補強部材30は分割型ではなく一体構造で形成してもよく、その場合には、スライド補強部材40の絶縁トロリ把持溝40aに絶縁トロリA、Bの端部側を挿入して該トロリを把持する。また、上記発明の実施の形態では、スライド補強部材40の一方側で絶縁トロリAの端部側を固定把持し、他方側で絶縁トロリBの端部側をこれがその長手方向に移動できるように把持したが、両絶縁トロリA、Bの端部側が移動できるようにスライド補強部材40に把持してもよい。この場合には、両絶縁トロリA、Bの伸縮部20とは反対側の絶縁トロリの端部側を適当な固定部材(図示せず)で固定把持することが好ましい。
0028
スライド補強部材40の頭部には、図2に示すように、スライド補強部材40を取付け部材44に取付けて固定するための支持部材である例えばボルト・ナットからなる吊り下げ治具46を装着する開口溝40bが該補強部材の長手方向に連続して形成される。該開口溝40bの形成もスライド補強部材40が注成形型材で形成される容易である。
0029
このような構成によると、支持部材を前記開口溝にそって任意の位置に自由に移動させて取付け部材44の最適位置にスライド補強部材40を取付けることが可能となり、伸縮部20の取付け作業性が向上すると共に、導体スライド接続手段26の上部位置を支持することができるので、スライド補強部材40の下方への垂れ下がりをより確実に防止できる。
0030
48は本発明に係る伸縮部20を使用中に、導体スライド接続手段26を構成する柱状差込み片28及びスライドピン30が柱状ソケット32及びスライドピン挿入穴34から脱着して導体接続不良となるのを防止するため、隣接する絶縁トロリA、Bをフィードイン50により電気的に接続するジャンパー線である。
0031
なお、ジャンパー線48は図2に示すようにスライド補強部材40の中段に設けられたフランジ40cに締付バンド41で固定しておくと、伸縮部20の取付け又は使用中に邪魔にならず好ましい。
0032
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1記載の絶縁トロリの伸縮部によると、絶縁トロリの熱膨張収縮による伸縮移動が円滑になり、絶縁トロリの熱膨張による伸びを確実に吸収することができる。また、絶縁トロリが熱膨張収縮して伸縮を繰り返しても、絶縁トロリの導体部分の横振れをより一層防止するほか、導体の支持がより堅牢となって、絶縁トロリの熱膨張による伸びをより確実に吸収することができる
0033
さらに、本発明の請求項2記載の絶縁トロリの伸縮部によると、支持部材を前記開口溝にそって任意の位置に自由に移動させて取付け部材の最適位置にスライド補強部材を取付けることが可能となり、伸縮部の取付け作業性が向上すると共に、導体スライド接続手段の上部位置を支持することができるので、スライド補強部材の下方への垂れ下がりをより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る絶縁トロリの伸縮部の正面図である。
【図2】 図1において、X−X線で切断した拡大側断面図である。
【図3】 図3(イ)は本発明の伸縮部において、一方の絶縁トロリの導体端部を示す正面図、図3(ロ)は同平面図、図3(ハ)は同右側面図である。
【図4】 図4(イ)は本発明の伸縮部において、他方の絶縁トロリの導体端部を示す正面図、図3(ロ)は同平面図、図3(ハ)は同左側面図である。
【図5】 図5(イ)は本発明の伸縮部において、導体スライド接続手段の使用時の状態を示す正面図、図5(ロ)は導体スライド接続手段の導体端部が接触した状態を示す正面図、図5(ハ)は図5(ロ)のY−Y線断面図である。
【図6】 従来の絶縁トロリの伸縮部を示す斜視図である。
【図7】 従来の絶縁トロリの伸縮部を吊り下げ支持する状態を示す側面図である。
【図8】 従来の絶縁トロリの伸縮部において、導体スライド接続手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 絶縁トロリ
B 絶縁トロリ
20 伸縮部
22 導体
22a 導体端部
22b 胴部
22c 二股脚部
24 絶縁カバー
24a 凹溝
26 導体スライド接続手段
28 柱状差込み片
28a 横溝
28b 開口部
30 スライドピン
32 柱状ソケット
32a 割溝
32b 縦溝
34 スライドピン挿入穴
36 小ボール
38 ストッパ部
40 スライド補強部材
40a 絶縁トロリ把持溝
40b 開口溝
40c フランジ
41 締付バンド
42 ボルト・ナット締付け手段
44 取付け部材
46 吊り下げ治具
48 ジャンパー線
50 フィードイン

Claims (2)

  1. 導体を絶縁カバーで覆ってなる絶縁トロリ相互の導体端部を所定の間隔をおいて対向させ、導体スライド接続手段で接続すると共に、両絶縁トロリの端部側にわたってスライド補強部材を配置し、スライド補強部材に両絶縁トロリの端部側を、その少なくとも一方が絶縁トロリの長手方向に移動できるように把持して、絶縁トロリの熱膨張による伸びを吸収するようにした絶縁トロリの伸縮部において、前記導体スライド接続手段は、略Y型の断面形状を有する導体における一方の導体端部の胴部に、導電性の柱状差込み片と導電性のスライドピン又は導電性のスライドピン挿入穴とを平行して設け、他方の導体端部の二股脚部に、中央に前記柱状差込み片が挿入される割溝を有する導電性の柱状ソケットを設けると共に、胴部に前記スライドピンが挿入される導電性のスライドピン挿入穴又は導電性のスライドピンを設け、前記柱状差込み片を前記柱状ソケットの割溝に、前記スライドピンをスライドピン穴にそれぞれ挿入することにより、絶縁トロリの導体相互をスライド接続するように構成されることを特徴とする絶縁トロリの伸縮部。
  2. 導体を絶縁カバーで覆ってなる絶縁トロリ相互の導体端部を所定の間隔をおいて対向させ、導体スライド接続手段で接続すると共に、両絶縁トロリの端部側にわたってスライド補強部材を配置し、スライド補強部材に両絶縁トロリの端部側を、その少なくとも一方が絶縁トロリの長手方向に移動できるように把持して、絶縁トロリの熱膨張による伸びを吸収するようにした絶縁トロリの伸縮部において、
    前記スライド補強部材は、絶縁トロリの長手方向に形成された把持部分の外面形状に適合する内面形状を有する絶縁トロリ把持溝を備え、該絶縁トロリ把持溝に前記絶縁トロリの把持部分を係合して、前記スライド補強部材に絶縁トロリの端部側を把持し、
    かつ、
    当該スライド補強部材を取付け部材に取付けて固定するための支持部材を装着する開口溝が該補強部材の長手方向に連続して形成されることを特徴とする絶縁トロリの伸縮部。
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